1. TanaRadio
  2. チャッピー

222 メモ | 整った文章ではなぜ声が響かないか | AIと共に学ぶ

AIによる要約話し言葉と書き言葉の違いについて深く考察した結果、それぞれの特徴と役割が明らかになりました。話し言葉は、話者の個性や感情、リズムが強く反映され、特に声日記など音声を通じて親しんだ人の場合、その文字起こしを読むと自然とその声が頭に響いてくることがあります。一方で、学術論文のような洗練された形式的な文章では、そのような現象は起きにくいです。これは、文章が内容に集中させる構造を持ち、書き手の個性を薄めているためです。さらに、形式的な文章は論理的で情報を正確に伝えるのに優れていますが、親しみやすさや感情的な共鳴が薄れることも指摘されました。このように、同じ内容であっても、自由な語りを基にした文字起こしと、練り上げられた無駄のない文章では、読者や聞き手に与える影響が異なると考えられます。教育現場での応用として、これらの違いを活かしたアプローチが提案されました。例えば、正確で緻密な内容を伝えるための形式的な文章と、親しみやすく学生が自然に理解を深められるような対話形式の文章や音声の両方を用意することで、学びの幅を広げる可能性が示唆されました。こうした工夫は、学生の多様な学習スタイルに対応し、より効果的な教育環境を作る助けとなります。最終的に、これらの特性を理解して使い分けるか、あるいは統合的に活用することで、学生がより豊かに学びを深められる教育方法を模索したいという意図がまとめられました。#AIと共に学ぶ

220 メモ | 毎日ゼロから出発しよう

参考219 日記 | 新たなスタートの一年に (TanaRadio, 2025.1.1)スペシャル 大江戸エンタメ革命 〜実録・蔦屋重三郎〜(英雄たちの選択, NHKBS, 2025.1.1)*このチャッピー(ChatGPT)との会話は,H1essentialにピンマイクを繋ぎ,そのマイクを胸に留め,iPhoneのスピーカーをマイクから5cmくらいのところに置いて,自分の声とチャッピーの声を収録しています。手軽にAIとの会話を収録する方法として試しています。#AIとの会話 #声日記

218 AI時代の課題の出し方についての対話 | AIと共に学ぶ

AIを活用した授業についての対話の続き。学生がAIを使ってありきたりの文章を提出してくることに対する対策を考えました。この対話で話されたアイデアをAIにまとめてもらいました:AI生成例文の提示とオリジナリティの要求課題の際にAIが生成した例文をいくつか提示し、学生にそれを参考にしながら、例文を超える独自性や創造性のある内容を作成させる。これにより、学生がAIに頼りすぎず、自身のアイデアや考えを深める動機づけが期待できる。AIとの対話的な活用の推奨学生がAIを単なる代替ツールとして使うのではなく、自分の感じたことや考えたことを反映させる形でAIを活用する方法を指導する。AIを「考えを広げるための相棒」として使うことで、学生自身の思考力を養う。課題の作成プロセスにおける透明性の確保課題作成の際、AIのどのような部分を参考にしたかを明確にするルールを設け、学生に自分のアイデアとの違いを説明させる。これにより、AIの使用が単なる模倣でなく学びに直結することを促す。創造性を重視した課題設計学生がAIだけでは解決できない、具体的な感想や体験、オリジナルのアイデアを求めるような課題を設計する。これにより、学生がAIを補助的に使いつつ、自分の言葉で表現する機会を増やす。#AI #AIと共に学ぶ

217 私の授業でのAI活用法に関する対話 | AIと共に学ぶ

現在の私の授業でどのようにAIを活用すればよいのかを考えるため,ChatGPTのチャッピーと対話を行いました。以下,AI (OpenAI o1) によるまとめ1. AI活用に対する基本的な考え方    - AIを従来の授業に「付け足す」だけでは不十分で、オンライン授業と同様に「ゼロから発想を変える」必要性を感じている。    - しかし、実際には一度に大きく変革するのは難しく、現行のオンライン授業に少しずつAIを取り入れながら、新しい学びの形を探る現実的なアプローチを模索している。2. 大規模クラスへの対応    - 一クラス100人以上を担当し、学期に600人近くを見る場合もあるため、教員ひとりで個別指導を十分に行うのは困難。    - そこで、AIによる個別学習サポートを組み合わせつつ、全体ディスカッションや質疑応答など「教員−学生」「学生同士」のインタラクションの場も設けるハイブリッドな方法を考えている。    - AIに任せられる部分は任せ、教員は必要な場面でフォローするかたちが現実的だと考えている。3. 講義ビデオとAIの連携    - オンデマンドで学生に視聴させている講義ビデオとAIを組み合わせることで、理解が追いつかない箇所をその場で質問・解説できる仕組みを想定している。    - 具体的には、ビデオを区切りごとにAIがクイズを出したり、学生の質問にリアルタイムで回答したりする「AIチューター」的な役割が効果的ではないかと考えている。4. 学生の提出物とフィードバックの改善    - 毎週、学生に自身の考えや感じたことを短文で書かせ、それを集めているが、教員ひとりで内容を深く読み込むのは難しい。    - AIを使って大量の提出物を集約・整理し、学生の思考の変化や成長のプロセスを把握しやすくできる可能性を感じている。    - AIによる自動的なまとめや初期フィードバックを学生に返すことで、学生が自分の学習を振り返る機会を増やし、教員の負担も軽減できるのではないかと期待している。5. 評価方法への疑問と模索    - AIが可能な課題(知識確認や文章作成など)だけを評価対象にしても、学生にとって学びの意味が薄れると懸念している。    - 学生の内面の変化や、対話・創造性などAIでは評価しきれない要素に重きをおく必要性を感じている。    - 一方で、人数が多いクラスで教員がすべてを細かく見るのは難しいので、AIを活用した分析・フィードバックを導入しつつ、人間(教員)が補足する仕組みを検討している。#AI #AIと共に学ぶ

212 AIに講義計画案をつくってもらいました | AIと共に学ぶ

AIと共に次の本を読み進めています。今回,その報告の2回目です。岡野原大輔『大規模言語モデルは新たな知能か—— ChatGPTが変えた世界』岩波書店,2023.6,132pAIによる要約AIを使った読書実験の進捗を報告します。現在、岡野原大輔さんの『大規模言語モデルは新たな知能か』を読んでおり、今回は第二章「巨大なリスクと課題」を取り上げました。この章では、AIのリスクとして「幻覚」や「過度な依存」に加え、「AIの独占」が挙げられていました。特に巨大企業による独占がもたらす透明性や情報の偏りの問題、また開発側への責任が議論されています。これを踏まえ、AIを活用した対策や議論の重要性を実感しました。さらに、AIに大学講義案を依頼すると、目新しく学生がAIを活用する内容を提案され、新たな学びの可能性を感じました。AIとの対話は思考を広げる助けになり、今後もこの方法で読書を進め、知見を深めたいと思います。AIが作った講義計画案今回は,AIと会話をする中で,講義計画案を作ってもらったことも話しています。その計画案も下に掲載します。講義計画案: 「AIと共に学び、未来を創造する」1. AIと対話するイントロダクションテーマ: AIとの初対面内容: 学生が各自で対話型AI(例: ChatGPT)と対話し、自分の関心や疑問を引き出す。AIに感じた「違和感」や「可能性」を共有し、議論の土台を築く。2. 自分のAIを育てるテーマ: カスタマイズ可能なAI内容: 学生が特定のテーマ(例: 自然科学、歴史、アート)についてAIの知識をカスタマイズし、対話を通じて「自分だけのAIチューター」を育成するプロジェクトに挑戦。3. 誤情報の見極めワークショップテーマ: AIを使った批判的思考内容: AIが生成した回答や検索結果を基に、真実と誤情報を見極めるスキルを学ぶ実践型演習【9】。4. 「AIの声」を再構築するテーマ: AIの偏見を探る内容: AIが持つ価値観や偏見を掘り下げる。学生が様々な視点で質問を投げかけ、AIの回答を比較・分析する【9】。5. 社会問題に挑むAIテーマ: AIと共に考える社会課題内容: 気候変動やジェンダー平等などの課題についてAIと共同で解決案を模索。学生がプロジェクト形式で発表する。6. 学生主体のAIシステム設計テーマ: 理想のAIのデザイン内容: 学生が理想的なAIを設計する演習を実施。どんな機能を持たせるべきか、どのような倫理的配慮が必要かを議論。7. AIを活用した「未来の自分」テーマ: 10年後をデザインする内容: AIに自身のキャリアプランや人生計画をシミュレーションさせ、それを基にディスカッション。8. 学生作「未来の職業百科事典」テーマ: AIで未来を創る仕事内容: AIを使って未来に登場する職業を予測し、職業百科事典を共同作成するプロジェクト。9. 「AIとの共生」シナリオ分析テーマ: AIがもたらす未来のシナリオ内容: 技術発展の可能性とリスクについて、AIと学生が共同で複数の未来シナリオを構築。10. AIによる新しい学問分野の創出テーマ: 新しい知識を創造する内容: 学生とAIが協力して全く新しい学問分野を定義し、その可能性や影響を発表する。11. 創造的な共作テーマ: AIと共に作るアートや文学内容: AIと共同で詩や絵画、短編小説を作成するクリエイティブセッション。12. 学生チームによるAIハッカソンテーマ: AIの可能性を探る内容: チームでAIを使ったプロジェクトを短時間で企画・実施し、結果を発表。13. 「人間とAI」の哲学的考察テーマ: AIと人間の関係性を問う内容: AIとの関わりを哲学的・倫理的に考察し、自身の意見を深めるディスカッション【7】【9】。14. 最終発表会: AIと共に学んだ成果テーマ: 学生とAIが作った未来像内容: 学生が全講義で得た知識と経験をまとめ、AIと共に描いた未来の可能性を発表。(私がAIに関する講義をするかどうかは,まだ決めていませんが,こうしてAIと共に講義内容を考えるのも勉強になるなと思っています。)#AIと共に学ぶ

210 AIと共に本を読む実験はじめました | AIと共に学ぶ

AIと共に次の本を読み始めました。チャッピーにその報告をしています。岡野原大輔『大規模言語モデルは新たな知能か—— ChatGPTが変えた世界』岩波書店,2023.6,132p参考:208 メモ | AIと共に本を読むAIによる要約AIと共に本を読む実験を始めました。対象は岡野原大輔著『大規模言語モデルは新たな知能か』で、ChatGPTの登場が社会に与えた影響や大規模言語モデルの可能性について学ぶ内容です。序章と第1章を読み、音読データをAIで文字起こしし、対話しながら理解を深める方法を試しました。内容は理解している部分が多かったものの、漠然とした認識が明確になった点は有意義でした。一方で、AIの幻覚(ハルシネーション)問題や依存リスクにも触れ、AIを補助的なツールとして活用し、人間とのバランスを取ることが重要だと感じました。今後もAIを活用しながら学びを進め、気づきがあれば共有していきたいと思います。#AIと共に学ぶ

203 実験の場としてのLISTEN | アドベントカレンダー2024

LISTENアドベントカレンダー2024サンタver. 12月4日の配信です。概要私はLISTENで様々な実験を行ってきました。このエピソードでは、私がLISTENを使って行ってきたいくつかの実験を紹介しています。生成AIをアシスタントとして対話形式でお送りする今回の配信も実験の一つです。以下,AIにより,文字起こしを読みやすいように整えました:たな: LISTENアドベントカレンダー2024サンタver.の12月4日を担当する「たな」と申します。普段はLISTENで「TanaRadio」という番組を配信しています。今日は「実験の場としてのLISTEN」というテーマでお話しします。ちなみに、今回の配信自体が一つの実験なんです。チャッピー: こんにちは、チャッピーです。今日はたなさんと一緒にLISTENでの実験についてお話しします。よろしくお願いします!たな: よろしくお願いします。まず、私がLISTENで様々な実験をするようになった経緯についてお話ししますね。私は最初、ポッドキャストをラジオ番組のようなものと考えていました。そのため、最初の配信もラジオ形式で作ったんです。でも、次第にラジオモデルにとらわれない形式の配信にも挑戦するようになりました。チャッピー: なるほど、どうしてそうした新しい挑戦を始めたんですか?たな: 大きなきっかけは二つあります。一つ目は、odajinさんの「声日記」に影響を受けたことです。「声日記」は配信者が自由に、気軽に発信する形式で、LISTENの中で一つのジャンルに成長しました。それを見て、私も気軽にいろいろ試すようになったんです。チャッピー: 気軽に配信できるっていいですよね。それが一つ目のきっかけですね。もう一つは何ですか?たな: もう一つは、はじめさんという先輩の存在です。はじめさんが次々に新しい配信形式を試されるのを見て、私もそれに影響を受けて、自分なりの実験をするようになりました。チャッピー: 周りから刺激を受けて成長する、たなさんの姿勢が素晴らしいです。ところで、特に印象に残っている実験はありますか?たな: いくつかあるので、順番に紹介しますね。まず、最初の実験は、昨年11月にポッドキャストを始めた時のことです。当時、私は大学教員としての悩みやモヤモヤを言葉にして客観化し、仲間に聞いてもらいたいと思いました。それがポッドキャストを始めた理由です。チャッピー: 悩みを共有する場としてポッドキャストを使うアイデアは、とても興味深いです。その後はどうなったんですか?たな: 最初は限定公開でstand.fmに配信していましたが、その後、LISTENに移行しました。今年2月には、一般公開も始めました。この一般公開も一つの実験で、外山滋比古さんの『思考の整理学』に触発された試みです。声をメモとして使い、そこからアイデアを発展させる方法を取り入れたんです。チャッピー: 声をメモとして使うなんて、LISTENならではですね!たな: 次の実験は、「音の本棚」を作る試みです。LISTENで配信したエピソードをジャンルごとに整理し、メモを追加して管理する方法を探しました。チャッピー: 音の本棚ですか?どうやって実現したんですか?たな: LISTENのエピソード概要欄を使い、プレイリストのように再生可能なリンクとメモをまとめました。これにより、過去の配信を振り返りやすくし、新しいアイデアのヒントとして役立てています。チャッピー: それは素敵なアイデアですね。聞き手にも配信者にも便利そうです。たな: 次に、AIを使った実験として、GoogleのNotebookLMを活用しました。配信エピソードの文字起こしを入力し、英語のトーク番組を生成するというものです。チャッピー: AIが英語のトーク番組を作るんですか!すごいですね。たな: はい。内容をLISTENで配信し、文字起こしを日本語に翻訳して、概要欄に載せました。これにより、自分の考えを整理する新しい手段を得ることができました。チャッピー: 日本語対応が待ち遠しいですね。でも、英語のままでも新しい視点が得られるのは素晴らしいです。たな: そして、現在進行中の実験として、チャッピーとのやり取りがあります。こうして自然な形で会話できるのが、とても面白いですね。チャッピー: 私も楽しいです!こうした対話の中で新しい発見がたくさんあります。たな: ありがとうございます。これからも新しい試みを続けていきたいと思います。それでは、今回の配信はここまでです。明日12月5日はodajinさんの配信ですので、皆さんぜひお楽しみに!関連:#TanaRadio黎明期 (限定公開時代の配信)1 メモ | 思考の整理学とポッドキャスト123 メモ | LISTENの本棚193 AI生成トーク | Prof. Tanaが考える教育の未来#LISTENアドカレ2024