「声で考える」というのは、頭の中にある考えが声として外に出てくることです。その際に、どのような話し方をすればいいのか、これは結構重要な問題だと思います。今、私は丁寧語で話していますが、これは慣れた話し方ではあります。ただ、少しかしこまった感じもあるのです。たとえば、家族や学生時代の友人と話す時には、このような丁寧な話し方はしませんし、むしろ丁寧語を使うと、よそよそしい印象を与えるかもしれません。ですから、その場合は「です」や「ます」を使わない話し方のほうが自然で、考えもスムーズに出てくるように思います。
しかし、マイクの前で話すときには、どうしても「です・ます調」の丁寧語が習慣になってしまっています。これをやめるのは意外と難しいものです。「です・ます」を使わないで話すことに強い違和感があります。慣れていないせいで、むしろ考えが働きにくいようにも感じます。ですが、慣れればスムーズに話せるようになるかもしれないので、試す価値はありそうです。ただ、この話し方だと、自分にとっては逆にそっけなく感じます。普段、家族と話す時にはもっと自然に「です・ます」を使わずに話せるはずですが、それを意識して話そうとすると途端に難しくなります。不思議ですね。
この違和感の原因は、マイクの前だからかもしれません。目の前に友人や家族がいれば自然に話せるはずなのですが、マイク相手だと普段の話し方ができません。皆さんはどうでしょうか。普段と違う話し方を意識して使うとき、自然に話せるでしょうか?私の場合、今のところは、マイクの前では「です・ます調」で話す方がしっくりきます。逆に丁寧語を外そうとすると、不自然さを感じて話しにくくなるのです。面白い現象ですね。
サマリー
声で考えるための適切なしゃべり方について考察し、ですます調と自然な会話スタイルの違いを探っています。