だからこの考え方を小中高に広げたらどうなんでしょうか。
もちろん出たいと思う授業には出てもいいけれども、
出たくない授業に無理して出る必要はなくて、
その代わりに何か自分で勉強すればいいということを、小中高も当たり前のこととして受け入れれば、
不登校問題っていうのはかなり解決するというか解消するっていうのかな、
つまり無くなってしまう。問題自身が無くなってしまうのではないかなと思うんですね。
もし問題があるとすれば、大学生は自分で、例えば教科書を買って自分で勉強するとか、
あるいは何らかのその勉強の場を設ける。
例えば友達3人ぐらい集まって勉強会やるとかですね。
自分がわからないところを友達に教えてもらうとか、そういう形で何とか勉強できますけれども、
小中高、高だったら多分大学生と同じようにできると思うんですが、
小中ぐらいだと自分で何か勉強の方法を考えるというのは難しいかもしれないので、
その場合は大人が手助けする、そういう仕組みさえあればですね、
別にどう勉強しても構わないんだっていうことが当たり前になれば、
不登校問題っていうのはなくなっていくんじゃないかなというふうに思ったりするんですけども、
どうなんでしょうか。私の考えなんかおかしいですかね。
それからですね、タイトルで「大学ではなぜ不登校はあまり問題にならないのか」と、
「あまり」っていうのをつけたんですけども、この「あまり」の意味はですね、
全く問題にならないわけじゃないということなんですね。
というのも最近大学では、
不登校の学生はそれなりにケアするっていうことをやろうとしているんですね。
つまり大学に入学はしたけれども全然履修登録もしないし出席している形跡もない、
そういう学生を抽出してですね、
学生には学生アドバイザーという小中高でいう担任の先生みたいなものを一応は決めてるんで、
その学生アドバイザーからちょっと連絡を取ってですね、
どうしているのかっていう様子を確かめるみたいな、そういうようなことはしようとしているようですね。
それから学期末にほとんど単位が取れてないとかですね、
そういう学生も抽出して学生アドバイザーが面接をして、
どうしてそうなっちゃってるのか何か理由があるのかっていうのは確かめて相談に乗るっていうようなこともやってまして、
これは私も結構毎学期1名か2名ぐらい相談をすることがあります。
またそれでちょっと大学には合わないというかですね、
うちの大学のやり方ちょっと合わないので他の、例えば専門学校に転学したいとかですねそういう話とか、
あるいはちょっと休学して何かもうちょっと考えてみるとかですね、
そういう学生もいて、それはそれでいいなというふうに思っているんですね。
そうやって学生をほったらかしにしないで、大学側もちょっとはケアするっていうのはあっていいかなというふうに思うんですけれども。
時にはですね親御さんが来たりもしますね。
私も親御さんに1回か2回ぐらいは対応したことありますね。
まあさすがに三者面談みたいのはないんですけれども。
まあそういうようなことはありまして、
不登校問題を全く問題視していないわけではないんですけども、
基本的にはやっぱり本人の問題だっていう捉え方ですね、
大学は。そんなにきめ細かく一人一人の学生見ることもできませんしね。
学生数がかなり多いのでそんなにできないっていうのもあるんですけれども、
でもそれぐらいのなんていうか大雑把さっていうかそういうのがあっていいんじゃないかなと、
何が何でもですね子どもを学校に来させなければいけない。
学校に通ってない子どもはなんかちょっとおかしいみたいなですね、
そういう見方っていうのはちょっともうやめたほうがいい。
特にこの学校に行かなくてもいくらでも学ぶ機会があるっていうですね、
そういう時代になってなんでわざわざですね、
行きたくない子どもを学校に行かせるのかっていう疑問がずっとあるんですよね。
ですので、ちょっとですね
不登校問題を考えてる方ですね、ちょっと大学生はどういうふうにしてるのかっていうのを、どういうふうにしてるかっていうか
ご自身が大学生だった時代とかですね
あるいは大学生も時代によって変わってきてるので私が大学生だった頃っていうのはもう今から40年も前ですので
またもうちょっと若い方は違うのかもしれませんけれども。
あるいは専門によっても違いますね。
資格を取るようなところの大学はやっぱり小中高みたいなそういう感じで授業出ないとダメみたいなのはありますね。
私も前に教員養成大学にいましたけれども、
やっぱり教員免許を取るためにはそれなりのことをしないといけないので、
みんな真面目に勉強してましたね。
あるいは医療系とかですね
薬学系とか、そういうところはもうきっちりと授業を受けないとダメっていうのはあるでしょうけども、
でもそうでもなければですね、
かなり自由だっていうのが大学生だと思うんですけれども、
そういう自由な大学生の学び方をもうちょっと下まで下ろしてっていいんじゃないかなっていう
そういう感じがするんですよね。
ということで、ちょっとですね
不登校問題をいろいろ考えてるんですけれども、
とりあえず今回、大学生はなぜ不登校が問題にならないのかということで語ってみました。
それではまた。