サマリー
母の体調悪化に伴う訪問看護や点滴、家のリフォーム、大学での事務作業など、慌ただしい日常を語る。山本義隆『テクノファシズムと国家総動員——電力国家管理を軸に見て』を読み始め、専門に近い内容ながら世代差による違和感も楽しみにしていると話す。内田樹編『撤退論——歴史のパラダイム転換にむけて』から、人口減少社会を撤退戦として捉える視点や、発展しすぎた社会から適切な規模へ戻る必要性を紹介する。自身にとっては膨大な蔵書を、捨てたり売ったりするだけでなく、よい形で減らすことが最初の撤退戦だと考え、AIとのシステム開発と同じくスモールステップで進めたいと述べる。
母の介護と慌ただしい日常
2026年10月6日火曜日午後4時少し前です。
声日記を収録します。
今日は午前中実家にいまして、
いつも通り家事をやって、
それでその後ですね、
母の介護関係の人たちが何かきまして、
対応しました。
ちょっとですね、
母の体調が先週の土曜あたりから悪くなりまして、
ここ数日、毎日のように訪問看護と訪問診療の人が入ってきていまして、
点滴などもやって、少し体調が良くなってきているのですが、
もうしばらく、おそらく1、2週間は点滴続くんじゃないかと思います。
点滴をするには朝来てセットして午後外すということで、
2回ぐらい来てもらうことになるのですが、
その他、通常のいろいろですね、
ヘルパーさんとかリハビリはやるのかな、
一応リハビリの人も来るかもしれません。
そういうことで、ものすごく実家は出入りが多いんですが、
そんなことで、ほぼお任せなんですけども、
ケアマネージャーの人とは月1回会いますし、
治療方針というんですかね、どうするかということも医師の方に伝えたりしまして、
いろいろとバタバタしていましたね。
それからリフォームですね。
自宅のリフォームの方も少し進んでいるかなという感じで、
この前現地調査やりましたけど、それに基づいて見積もりが出てきたので、
それをちょっと見て検討しているというところですね。
それから授業は淡々と予定通り問題なく進んでいる感じですが、
あとですね、あまり在宅勤務ばかりで大学に行っていないので、
生協に本を注文しても取りに行ったり、
その代金を研究費で生産したりとかいうことがやりにくくなっているというのがありますが、
昨日はですね、それでちょっと大学に行きまして、
そういった事務作業をやりましたけど、
そんなこんなで、あちこち飛び回りながらいろいろ対応しているということで、
ちょっと疲れがたまってきて、先ほど午後、昼寝してですね、居眠りしてしまいました。
天候の方は台風の影響が結構ありましたが、やっとここのところ晴れ間も見えて、
今日などは結構晴れて暑いぐらいですね。
長袖のワイシャツ着てましたけど、ちょっともう暑いっていう感じの日でしたが、
やっと秋らしい10月の天候になってきたかなと思うんですが、
でも天気予報を見ると、また台風が発生して、しかも2つも同時に発生して、
日本列島に向かってくるような様子もあるので、ちょっとまだ安心はできないという感じですね。
山本義隆『テクノファシズムと国家総動員』
で、そんな日常なんですが、
本をですね、何冊か注文して、これから読んでいきたいなと思っているんですけれども、
ちょっと前に読み始めたのは、山本義隆さんの『テクノファシズムと国家総動員
——電力国家管理を軸に見て』というタイトルの本で、
みすず書房から出ている本で、これがものすごく分厚くて、何ページあるんでしょうか。
索引とかですね、文献一覧を除きますと、553ページですね。
553ページ、500ページ以上ある本は最近全然読んでないですが、
こんな分厚い本なのに意外と安くて、本体が3600円。
今本が高くなってますから、5000円ぐらいしても不思議はないんですけれども、
なぜかこんな安いというのは、おそらくみすず書房がこの本は売れるだろうと思ったんじゃないでしょうかね。
著者が山本義隆さんという有名人であって、みすずからかなりたくさんの本を出してまして、
ファンが結構いるだろうということだろうと思います。
ちなみに山本義隆さん、若い人はあまり知らないかもしれませんけど、東大全共闘の委員長(←正しくは「議長」)だった人ですよね。
大学の職には就かずにずっと予備校の先生、物理の先生をやっていらっしゃった方ですけれども、
その傍ら、科学史関係の本をたくさん書いて、みすず書房からこれと同じように分厚い本を何冊も出しているというそういう方です。
山本さんの本はあまり読んでないんですね。科学史家なので買ってはいるんですけれども、あまり読んでないんですけれども。
この本は私の専門に非常に近い内容、どんぴしゃと言ってもいいぐらいの近い内容なので、これはちゃんと読まなきゃいけないなと思って読み始めたところです。
関心も私の関心と非常に近いところがあるだろうと思いますが、ただ世代もだいぶ違いますし、微妙にずれるところがありますね。
その辺が面白いんですけど、私からの違和感というのが結構あるものでもありまして、それが大事かなと。
違和感がない本を読んでも全然面白くないので、そういう意味でもとても楽しみにしている本ですね。
『撤退論』と人口減少社会
あともう一冊同時に手に入れたものがあって、イヴァン・イリイチの、これは藤原書店から出ている、結構これも分厚い本で、ですがちょっとそれは大学に置いてきてしまったので手元にはないんですが、またいずれ紹介する機会があると思います。
今日古本屋から届いた本に、『撤退論』というタイトルの本がありまして、内田樹さんという方が編者になってまとめられたもので、先ほどの山本さんのは本当に出来立てホヤホヤの新刊なんですが、
こちらの『撤退論』の方は2022年初版が出ているということで、もう4年も前の本ですね。コロナの頃に書かれた本ということで、おそらく当時の雰囲気が感じられるものですね。
やはり撤退ということも、コロナでみんなが家にこもっているような、そういう感じ、タイトルからしてそういう感じですが、それだけではなくてですね、少子高齢化の日本、これが典型的なものですけれども、
人口減少する社会、これは戦争で言えば撤退戦であるということですね。どうやって撤退していくかという話で、これとても私の今の関心にぴったりくる内容かなと思っています。
いろんな人が書いていますが、有名人が多いんですけれども、その中に青木真兵さんという、私が最近ハマっている、青木夫妻の方ですけどね、青木さんの文章も入っていますね。
青木さんはまさに都会から田舎に撤退したということで、そのことが多分書いてあると思いますけれども。
私、先ほどイリイチの話をしましたけど、イリイチもある種の撤退論ですね、あれは。
要するに、さまざまな制度、科学や技術、これがどんどんどんどん発展して、あるちょうどいいところを超えてさらに発展していると、そのことを批判しているんですね。
だからその発展しすぎた段階から見れば、ちょうどいいところというのは、撤退なんですよね。
進んだところから進んでないところへ戻るということが必要なわけで、これがとても大事だなというふうに思うわけです。
蔵書整理という自分の撤退戦
どうやって撤退するか。私もですね、いろんなところで撤退しなきゃ、あるいはもう既にしているというところがある。
というか、私のこれまでの人生を振り返っても、かなり撤退の人生だったのかもしれません。
もう既に撤退している。もう撤退しているじゃないかと言われるかもしれませんが。
そういう意味では、こういう言葉を知る前からも無意識にしていたのかもしれないなと思って。
これからは意識的にやっていかなきゃという感じだと思いますね。
ともかく、もう十分だという感じが強いですね。いろんなものが多すぎる。
特に私の場合は、これまで長年積み重ねてきたというか、ちゃんと重ねてきたわけではなくて、
何というか、ただただ集まってきてしまったという感じなんですが。
その膨大な本をですね、どうしたらいいのかというのが本当に悩みで。
この本を減らすというのがまさに私のまず第一の撤退戦じゃないでしょうか。
しかも単に捨ててしまったり売ってしまったり、そういうふうにするのは何となくもったいないので、
いい形で撤退したいなというふうにずっと思っているんですね。
そんなことを考えられればいいなと思って買った本が今日来ましたので、
またちょっとずつ読んでいこうかなというふうに思います。
何となくいろんなことが次々と起こるので落ち着かないんですけれども、
地道にですね、AIと一緒にシステム開発をするときにスモールステップというのを重視していますが、
何事もスモールステップで少しずつやっていけば、
いつかは大きなことができるかもしれないなと思って、毎日コツコツやっていこうかなと思っているところです。
それではまた。
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