オープンタウンの楽屋裏の楠孝司町長会まとめ
サマリー
このエピソードでは、地域コミュニティ活動における楠孝司さんの取り組みが深掘りされています。男の料理クラブや地域のコンサート制作を通じて、インクルーシブな町作りの重要性についても考察されています。
地域コミュニティ活動の紹介
さて、えーと、今回はですね、地域コミュニティ活動についてちょっと深掘りしていきたいなと思ってます。
はい。
中心になるのは楠孝司さんという方。
はい。
広告デザイナーをされている方なんですけど。
ええ。
彼が関わっている男の料理クラブとか、あと地域のコンサート制作、それからインクルーシブな町創りっていうテーマ。
あー、なるほど。楠孝司さんの活動いくつか資料拝見しましたけど、非常に興味深いですよね。
ええ。
これを追っていくと、なんだかこう、地域との繋がり方みたいなものを考えるヒントになるかなと。
そうですね。特にあの、定年後の男性の社会参加とか、あるいは障害のある人もない人も、こう、一緒に何かを楽しむっていう。
その辺りの実践例として、楠孝司さんのこの9年間の活動っていうのは、いろいろ考えさせられますね。
うーん。楠孝司さんご自身は、もともと広告代理店にいらっしゃったデザイナーさんで、
はい。
ちょっと引っ込み試案なところもあった、なんて話も。
へー。
それが、9年ほど前に奥様がケアマネージャーさんで、その繋がりで地域活動に入られたと。
ああ、奥様の紹介がきっかけなんですね。
そうみたいです。で、今ではイベントのチラシ作ったりとか、そういうデザインのスキルを地域で活かしてらっしゃる。
なるほど。もともとの専門が活かされているわけですね。
まずはその、男の料理クラブ。これ面白い名前ですよね。
ええ。なんと30年以上も続いている活動だそうです。
30年。それはすごい歴史ですね。
もともとは市の地域活動支援事業だったらしいんですけど、今はもう完全に自分たちでやってるっていう。
自主運営ですか。そりゃまたすごいですね。で、参加されてる方は?
それがですね、やっぱり定年退職されたりとかで、地域との接点がちょっと少なくなった男性が中心で、
ふむふむ。
奥様のオススメで来たんだよっていう方が結構多いらしいんですよ。
ああ、なるほど。やっぱり男性が地域に最初の一歩を踏み出すのって、ちょっとハードルがあったりしますもんね。
そうなんですよね。そこに料理っていう具体的な目的と、奥さんっていう信頼できる人の紹介があると、参加しやすいのかもしれないですね。
うーん、確かに。受け皿としての役割も大きいんでしょうね。
今はメンバー20人弱くらいだそうです。屈さん自身はまあ9年目とはいえ、まだ新参者というか。
あ、そうなんですか。
もっと古くからいらっしゃる先輩方がたくさんいると、女性は入れないっていうちょっと面白いルールもあるみたいで。
え、そうなんですか。
でも料理を教える先生は女性の方もいるっていう、そこは柔軟なんですね。
なるほど。その辺のバランス感覚も面白いですね。
活動の後は反省会と称して、まあ皆さんで飲んだりして交流を深めるそうです。
ああ、そういう場も大事ですよね。
ええ。で、屈さんがデザインされたチラシ。黄色い背景にシェフの帽子が白抜きになってるやつ。
あ、見ました見ました。印象的ですよね。
あれを見て、今でも年に数人は新しい人が入ってくるって言うんですから。
へえ、それはすごい。やっぱりデザインの力ってありますね。
昔の肩書とか関係なく、フラットに集まれる場所っていうのが長く続く秘訣なのかもしれないですね。
男の料理クラブの活動
そうですね。そういう場の価値ってのは大きいと思います。
で、この料理クラブが、まあこの居場所だとしたら、次に見る元気作りコンサート。
はい。
このプロジェクトは、もっとたくさんの人を巻き込んだ一緒に作る活動の例かなと。
え?地域の小中高校生が出演するコンサートですね。
ただ記録するだけじゃなくて、屈さん、面白いこと考えたそうですね。
そうなんですよ。屈さんの発案で、メイキング映像、つまり制作過程のドキュメンタリーを作ろうってことになったんです。
へー、メイキングですか。
ええ。ただコンサートを撮るだけじゃなくて、その裏側でこういろんな人が関わって一つのものを作り上げていく、そのプロセス自体とか、参加している子たちの表情とか、そういうのを伝えたいっていう。
あー、それは面白い。デザイナーさんらしい視点というか。
そうかもしれませんね。
実際にスタッフも10人近く関わって、屈さんさんは絵コンテ描いたり、ディレクションもされたとか。
かなり本格的ですよね。
コンサート自体も地域の子どもたちの演奏が聴けるすごく良いイベントだと思うんですけど、その裏側まで形に残そうっていうのは熱意を感じますね。
ええ。ここですごく大事なのが、このプロジェクトのスタッフには、凛とさんとかアッピーさんとか、障害のある若い方たちもごく自然に参加してたってことなんです。
あー、なるほど。
映像編集とか、それぞれの役割をちゃんと果たしていた。これが屈さんさんたちが大事にしている次のテーマにつながってくるんですね。
インクルーシブな街づくりですね。
インクルーシブな街づくり
はい。障害のある人もない人も同じ街で楽しく暮らそうっていう考え方。
うーん、理念としてはよく聞きますけど、じゃあ実際にどうするのってなると。
そうなんですよね。屈さんさんご自身も正直最初はやっぱり戸惑いがあったって言ってるんです。
あ、そうなんですか。
なんかどうせしていいかわからないみたいな。知らないから怖いとか、特別視しちゃうとか。
あーわかりますその感覚。
でも実際に活動を一緒にしたり関わったりする中で、彼らのことを知っていくうちに、あ、これは特別なことじゃなくて単なる個性とか違いなんだなって。
そういうふうに踏み落ちていったと。この実感として変わっていったっていうのが大きいですよね。
なるほど。違いがあるから面白いとか、誰にでも居場所や役割があるのが大事なんだっていう言葉には、その実感があるから重みがありますね。
ええ。
そうクスさん自身も子どろの頃きっこみ試案だったのを先生が係に任命してくれたことで、自信がついたみたいな経験があるそうで。
ああ、現体験として。
そういうのが今の考え方につながってるのかもしれないですね。
そういう経験に加えて、やっぱり障害の特性についてある程度学ぶことも大事だっていう話もされてましたね。
あ、知識として。
ええ。相手の特性を知ることで、まあよりスムーズに関係が作れることもあるだろうと。
なるほど。理念だけじゃなくて、実際の関わりとそういう知識と両方なんですね。
そういうことだと思います。両輪でこう考え方が深まっていってる感じがしますね。
いやあ、今回の資料を見ていくと、クスさんっていう一人の人が地域っていう場でいろんな人と出会って、影響しあってご自身も変わっていく、そのプロセスがすごくよく見えました。
ほんとですね。
男の料理クラブもコンサートのメイキングも単なる活動じゃなくて、なんかこう人と人の繋がりとか、誰もが役割を持てるコミュニティを実際に作ってるっていう。
ええ、まさに実践例ですよね。インクルーシブって言葉だけじゃなくて、それを地域でどう形にするかの具体的なヒントがたくさんあったように思います。
特に肩書きとか障害があるとかないとか、そういうラベルを取っ払って、一人一人の違いをむしろ面白がって認め合って、一緒に何かを楽しむっていう姿勢。これが印象的でした。
そうですね。さて、皆さんの周りにはどんな違いを持つ人がいるでしょうか。
その違いを私たちはどう捉えて、どんなふうに関わっていけるのか、ちょっとそんなことを考えてみるのもいいかもしれないですね。
それでは、ご視聴ありがとうございました。
07:19
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