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2025-05-31 06:51

SBCast. #149 特定非営利活動法人 まちなか研究所わくわく事前調査メモ

SBCast. 149予定の特定非営利活動法人 まちなか研究所わくわく調査メモを元にした音声概要

関連の情報もまとめて音声概要のソースに使ったためややまちなか研究所わくわくの活動から紹介がずれている

サマリー

沖縄の那覇市中心商店街では、特定非営利活動法人まちなか研究所わくわくが地域の力を活かした様々な取り組みを行っています。情報発信や体験イベント、防災に関する活動を通じて、地域住民の参加を促し、地域の活力を引き出そうとしています。

地域の力をつなぐ取り組み
スピーカー 1
さて、えーっと、今回はですね、沖縄の那覇市中心商店街、あの町側についてです。
スピーカー 2
はい、町側。
スピーカー 1
あるNPOの活動報告書がありまして、特定非営利活動法人まちなか研究所わくわくの、地域の力をつなぐまちづくり事業報告書。
これをもとに、町側が持つ人とか、歴史、情報、あと課題なんかも含めた力をどうやってつないで地域を元気にしようとしたのか、ちょっと深く見ていきたいなと。
スピーカー 2
なるほど。この取り組み、単に経済を盛り上げるってだけじゃないんですよね。情報共有とか、世代間の交流、それから防災まで、かなり多角的なアプローチで。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
まさに地域の力をつなぐっていう、そのタイトル通りだなと感じますね。
スピーカー 1
ですよね。じゃあ具体的にどんなことをやったのか、早速ですが。
スピーカー 2
見ていきましょうか。
スピーカー 1
まずやっぱり情報発信ですかね。町側には14の通りがあるそうですが、その情報を集めたテクテク通信っていうポータルサイト、これ立ち上げてますね。
スピーカー 2
これは結構当時としては楽器的だったんじゃないかと。ただ情報があるだけじゃなくて、市民がフォトレポーターとして、町側の魅力とか課題なんかを写真で投稿できる。
スピーカー 1
あー参加できるんですね。
スピーカー 2
そうなんです。二方向の仕組み、これを目指した点が大きいですよね。2011年の3月時点で、もう488枚もレポートがあったそうですから。
スピーカー 1
へー、488枚、それはすごい。住民参加をうまく促した感じですね。
スピーカー 2
自分たちの町だっていう意識にもつながったかもしれませんね。
スピーカー 1
デジタルだけじゃなくアナログも。町側情報河原版広報誌ですね。
スピーカー 2
これも大事ですよね。特に最初はモノクロだったのをカラーにしたら、もっと欲しいっていう声がすごく増えたっていう。
スピーカー 1
なんか微笑ましいですね。
スピーカー 2
高齢の方とか、個人でお店をやられている方々にとっては、他の通りの情報ってなかなか入ってこない。
スピーカー 1
あーなるほど。
スピーカー 2
だから手元で読める紙媒体っていうのはすごく重宝されたみたいですね。その地域のニーズに合わせた伝え方っていうのがよくわかります。
スピーカー 1
確かに。情報伝達の方法も工夫が必要だと。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
で、次は情報だけじゃなくて体験、これで魅力を掘り起こそうと。
牧川ガールズコレクション。これ名前だけ聞くと、商店街でファッションショー?って思いますけど。
スピーカー 2
そうなんですよ。かなりユニークですよね。市場かわいいをテーマにして。
スピーカー 1
市場かわいい。
スピーカー 2
街側にある手頃な価格の服とか古着を、参加者がまず自分で探して選んで、で、プロの方にヘアメイクとかウォーキングを教えてもらって、最後に街側の中を練り歩く、沖縄で言う道順営ですね。
スピーカー 1
へー面白い。参加者の反応はどうだったんですか?
スピーカー 2
それがすごく良くて、こんなにオシャレな服があったんだとか、知らなかった、また絶対着ますみたいな声がたくさんあったそうです。
スピーカー 1
あーそれは嬉しいですね。街側ってどうしても食べ物とかそっちのイメージが強いですけど、医療品の魅力も伝えられたと。
スピーカー 2
まさに。新しい発見につながったわけですね。
スピーカー 1
ええ。あと、世代をつなぐっていう取り組みも。
スピーカー 2
あ、ありましたね。中学生の職場体験プログラム。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
これ、ただお店で体験するだけじゃなくて、大学生がまずオリエンテーションをやって、中学生に街側のことを理解してもらうサポートをしたっていう。
スピーカー 1
なるほど。学生同士で。
スピーカー 2
ええ。そこがちょっと新しい連携の形かなと。
スピーカー 1
確かに。楽しい取り組みの一方で、ちゃんと地域の課題にも向き合ってますよね。あの2009年にガーブ川で鉄砲水の事故があった。
スピーカー 2
はい、そうでしたね。かなり大きな事故で。
スピーカー 1
それを受けての活動ですね。
スピーカー 2
ええ。防災と環境を考える街歩きっていうのを実施したんです。
事故が起きた現場も含めて、ガーブ川の流域を行政の人、地域の人、研究者、学生、本当にいろんな立場の人が一緒に歩いて、やっぱり実際に現場を見て課題を共有するっていうのは大事ですよね。
スピーカー 1
そうですね。事情の空論じゃなくて。
スピーカー 2
ええ。で、その後、街側防災部会っていうのも開かれて、災害が起きたときにどうやって情報を伝えるか、特に耳の不自由な方への配慮とか、かなり具体的な議論もされたようです。
スピーカー 1
あの悲しい事故をただ忘れるんじゃなくて、ちゃんと地域の防災力につなげようとしてるんですね。
スピーカー 2
その意思は強く感じられますね。
スピーカー 1
で、こういういろいろな活動を支える拠点もあったと。
多角的な防災と交流
スピーカー 2
そうなんです。街側情報館、にぎわい広場っていう場所に設けられて、ここが情報の収集とか発信だけじゃなくて、地域の人たちがフラッと立ち寄って、おしゃげりしたり交流したりするサロンみたいな場にもなってたみたいですね。
スピーカー 1
ああ、いいですね。そういう場所。
スピーカー 2
ええ、何気ない会話からまた新しいアイディアとか連携が生まれることもありますからね。
スピーカー 1
そして、締めくくりというか年に一回、街側楽会というのを。
スピーカー 2
ああ、楽会。これはいわば活動報告会見、交流会みたいなものですね。研究者とか学生、商店主さん、NPO関係者、いろんな人が集まって。
スピーカー 1
ふんふん。
スピーカー 2
基調講演があったり、テーマ別の文化会があったり、最後は交流もあい、懇親会があったり。
スピーカー 1
へえ、盛りだくさん。まさに知恵と実践が交わるプラットフォームですね。
スピーカー 2
そう言えると思います。
スピーカー 1
いやあ、こうして全体を見てみると、ウェブサイト作って、広報誌出して、イベントやって、教育プログラムもあって、防災にも取り組んで、拠点も作って、本当にいろんな角度から地域の力をつなぐということに挑戦したんですね。
スピーカー 2
そうですね。一つ一つの活動が、なんかバラバラに見えるようで、実は根っこでつなぐっていう共通の目的でつながっていて、それが相乗効果を生むことを期待していた。
スピーカー 1
ふーん。
スピーカー 2
もちろん報告書を読むと、全部が全部成功したわけじゃなくて、継続性とか、まあいろいろな課題も見えてくるんですけど。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
でもこの試行錯誤のプロセス自体が、すごく希少な記録だなと、他の地域にとっても何かヒントになる部分があるんじゃないでしょうか。
スピーカー 1
まさにそうですね。さて、これを聞いてくださっているあなたの地域、そこにはどんな力が眠っているでしょうかね。
それは人の知恵や経験かもしれないし、歴史的な場所かもしれない。あるいは、今直面している課題そのものが実は力なのかもしれない。
スピーカー 2
ふーん、なるほど。
それらをどうつなぎ合わせると、何か新しい景色が見えてくるのか、ちょっとそんなことを考えてみるのも面白いかもしれないですね。
06:51

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