SBCオープンマイク 110 「横浜から見た北三陸」地域活性のヒントの音声文字起こしを元にした音声概要
サマリー
横浜から不大村を訪れた経験を通じて、地域の隠れた価値や魅力、課題が浮き彫りになります。特に、都市と地方のギャップが地域活性化のヒントを提供する様子が描かれています。
横浜から見た不大村の魅力
さて今回は、横浜にお姉妹の方が岩手県の不大村を訪れた、その記録をもとにした資料ですね。これを深掘りしていきます。
はい。
都市の視点から、人口およそ2300人の村を見ると、どんな発見があったのか、あなたと一緒に探っていければなと。
ああ、いいですね。大都市の横浜から見ると、不大村の風景とか暮らしって、まあ全く違って見えるでしょうね。
でしょうね。ただそのギャップにこそ、地域が持つ本来の価値とか、あるいはこれからの地域との関わり方のヒントみたいなものが隠されているように思うんですよ。
なるほど。
資料にある具体的な体験から、そのあたりをちょっと紐解いていきましょうか。
お願いします。
まず、資料でやっぱり目を引くのは、横浜では見られないその圧倒的な自然。
ええ。
黒崎岬の雄大な景色とか、これは単に景色が違うっていうだけじゃなくて、
なんていうか都市生活では得られないスケール感っていうか、価値観そのものを突きつけられるような、そういう体験だったみたいですね。
なるほど。食に関してもなんかすごく象徴的な対比が描かれてますよね。
あ、ありましたね。海ラーメンとか。
そうそう。地元の幸はもちろん、あの横浜だと品薄になりがちな卵が、あっちでは普通に手に入るっていう話。
これって単に物があるかないかじゃなくて、食料自給率が100%超えてるっていう、まあ地域の強さ。
それと都市の消費生活が、いかにこう生産の現場と切り離されちゃってるか、その現実をなんか浮き彫りにしてる感じがします。
確かに。あと、移動の大変さも結構リアルに描かれてました。
ああ、やっぱり車社会。
車がないと動けないし、道もその結構険しいみたいな。
ええ。まあこれは地方の現実ですけど、逆に言えばその不便さみたいなものが、地域固有の文化とか、コミュニティのあり方を形作ってる面もあるかもしれないですね。
うーん、なるほど。
ええ。で、そういう中で、見過ごされがちな地域の宝みたいなものに気づくのが、やっぱり外からの視点の面白いところなんですよね。
地域の宝ですか?
例えば、駅前にあるっていう25周年のスナックキャッツアイ。
ああ、ありましたね。壁にアートが。
そうそう。壁のアートとか、そこがコミュニティの拠点になってる様子っていうのは、地元の人にはもう日常でも、訪れた人には強烈な魅力として映るわけですよ。
確かに。そういう情報って、ネット検索だけじゃ絶対に出てこないですよね。
そうなんですよ。
行ってみて、人と話してみて、それで初めてわかる。なんていうか、暗黙地みたいな。
まさにまさに。うとり神社に遠くの墓盾とかからも人が集まるっていう話も。
あれも単なる観光情報じゃなくて、地域に根付いた信仰とか文化っていう、もっと深い文脈があるわけですよね。
デジタル情報だけだと、この場の空気とか人のつながりみたいなところまでは、なかなかつかめない。
そうですよね。一方で、人口約2300人。県内で一番小さい自治体としての、厳しい現実も書かれてましたね。
財政的な制約とか、人手不足とか。
地域活性化の視点
役場の職員さんですら、村の外から通ってる人が多いとか。
そういう課題に対して、地域活性化起業人っていう制度ありますよね。
はい、聞いたことあります。
都市部の人材とかが、地域に入って活動を支援する、国の仕組みですけど、これを活用して外部の知見を取り入れようとしている。
なるほど。
役場の業務改善とか、ITを使った情報発信とか、課題解決に取り組んでいる。
道の駅の人の流れが偏ってるなんていう、かなり具体的な課題分析もありましたね。
ありましたね。
ポケモンGOのポケストップの配置まで見て分析してるのは、ちょっと面白い視点だなと思いましたけど。
ポケモンGOの例って、些細に見えるかもしれないですけど、結構重要かもしれませんよ。
デジタル上の情報配置が、現実の人の動きとか経済にどう影響を与えるかっていう、すごく具体的な例ですからね。
ああ、なるほど。IT活用って言っても、そういう細やかな視点が地域には必要だっていうことなんでしょうね。
確かに。
そして、この視察を通してすごく興味深いなと思ったのが、訪問者自身が、逆に自分たちの横浜を説明するのが難しいと感じたっていう点。
ああ、そこ大きいですよね。
これって単に、隣の芝は青いっていうこと以上に、何か大きな気づきがあったってことですよね。
まさに。そこが今回の資料の一つ確信部分かなと思います。
確信部分。
普段と違う環境に身を置くことで初めて、自分たちが当たり前だと思ってた価値観とか環境が、いかに特殊な斧だったか、相対化して見えてくる。
自分たちの足元を見つめ直すっていう、非常に重要なきっかけになったということですよね。
なるほどな。その上で、地域の魅力を伝える手段として、映像だけじゃなくて音声、ポッドキャストみたいな生の会の可能性が示唆されてましたけど、これはどういう意味合いなんでしょう。
編集された綺麗な映像ももちろん大事なんですけど、それだけでは伝わらない温度感とかリアルな空気感ってありますよね。
ありますね。
特に地域の人々の飾らない言葉、つまり生の声っていうのは、聞く人にすごく直接的な共感とか信頼感を生みやすいと思うんですよ。
なるほど。生の声。
表面的な情報だけじゃなくて、もっと深いレベルでのつながりを作る上で、音声メディアが持っている独自の力がその地域活性化の文脈で有効かもしれないと、そういう定義なのかなと解釈できますね。
なるほど。いや、深いですね。外からの視点が地域の隠れた価値を照らし出して、同時に自分自身を見つめ直させる。
そうですね。
そしてそのリアルを伝える手段としての声の力と。
ええ。都市と地方、内と外、それぞれの視点が行き交うことで、新しい発見が生まれると、今回の資料はそのダイナミズムをすごく見せてくれたように思いますね。
今回は、横浜から不大村を見るという視点から、地域の魅力と課題、そして活性化のヒントを探ってきました。
はい。
最後にあなたに問いかけです。もし、あなたの住む地域を全く知らない人が訪れたとしたら、その人は何に驚いてどこに魅力を感じると思いますか?
うーん。
普段当たり前すぎて見過ごしているかもしれない、あなたの足元の宝物や課題に少しだけ目を向けてみるのはいかがでしょうか?
06:50
コメント
スクロール