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ノオト・ブク子
鋭いですね。そこがまさに翻訳が必要になってくる部分なんですよ。
ノオト・ブク太郎
翻訳ですか。
ノオト・ブク子
対策としては、まず初心者向けですよっていうのをもっと明確に打ち出すことかなと。IT活用カフェみたいな誰でもウェルカムだよっていう場作りは基本ですよね。
さらに重要なのは、防災とか買い物支援、子育て支援みたいに地域が具体的に抱えている困り事とITを結びつけて、これは自分の問題だって捉えてもらうこと。
ノオト・ブク太郎
なるほど。自分事か。
ノオト・ブク子
そうです。参加手続きも、例えば見学は自由ですよとか、登録なしで多く系ですよとか、ハードルをぐっと下げる工夫が求められますね。
ノオト・ブク太郎
言葉の翻訳もやっぱり鍵になりそうですよね。スラック導入しました、じゃなくて。
そうそう。
これで隣町の仲間とも3分で意見交換できるようになりました、みたいに具体的な変化を伝える。
ノオト・ブク子
まさにそれです。人の声と写真を添えて情報を届けると、ぐっと人間味も増えますしね。
それで、ITと地域の両方をちゃんと理解して、双方の言葉をつなげる、そういう翻訳者みたいな存在がいると、コミュニケーションは格段にスムーズになると思います。
ノオト・ブク太郎
なるほどな。じゃあ、特に参加に消極的というか、すごく忙しくてちょっと会議的な地域のリーダー層、この方たちはどうでしょう?
資料にも彼らを巻き込むための具体的なアプローチがいくつかありましたけど、これはかなり手昔そうだなと。
ノオト・ブク子
ええ、ここはもう理屈より体感が勝負ですね、きっと。
体感?
資料にあった面白いやり方としては、例えば1時間クイックプロトタイピング。
ノオト・ブク太郎
ほう。リーダーが日々使っている、例えば回覧板みたいなアナログな業務を、その場で簡単なデジタルツールで再現して、効率化を体験してもらうんです。
ノオト・ブク子
おお、それは具体的。その場で効果が目に見えたら、確かに意識が変わりそうですね。
ノオト・ブク太郎
ええ。他にもピアストーリー上映っていって、似たような立場のリーダーがITで成功した事例動画を見せたりとか。
あとはデジタル体験ツアーで実際にITが活用されている現場を見に行ったり、あるいは数字で見る前後比較ワークショップなんていうのもあって、
紙ベースの業務とデジタル化後のコストとか時間を自分で測ってもらうとか。
ノオト・ブク子
なるほど。自分で測る。
ノオト・ブク太郎
そうです。で、小さな成果でも地域SNSなんかで本人のお名前も出して、こんな成果が出ましたってちゃんと広めることも結構本人のやる気につながったりします。
見て、触って、自分の課題で試してみる。このサイクルを短い時間で提供するのがミソですね。
ノオト・ブク子
そういう活動をじゃあ効果的に伝えて続けていくための工夫も必要ですよね。
事例を集める訪問を要したり、現場訪問の様子を短い動画で紹介するヒアリングキャラ版なんていうアイディアもありましたね。
ノオト・ブク太郎
ありましたね。YouTubeショートみたいな短めの縦動画とか、SNSでのハッシュタグ活用なんかも有効でしょうね。
あと、月1回くらいのオンラインLT会。短いプレゼンでアイデア共有する会ですね。
それと相談会を組み合わせるのも、参加の敷居を下げつつ継続していくには良い方法だと思います。
それから、成果指標、KPIも単なる投稿件数だけじゃなくて、集まった情報が、例えばブログ記事とか他の活動にどれだけにじりをされたかを追うっていう視点が結構重要になってきますね。