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2025-06-15 06:24

NotebookLM版 ちえラジChat 2025年6月第2週のまとめ

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NotebookLM版今週一週間のまとめ

概要

本ブリーフィングドキュメントは、高見知英氏の音声配信「ちえラジChat」の2025年6月9日から13日までの放送内容に基づき、主要なテーマ、活動内容、およびそこから読み取れる思想や課題をまとめたものです。高見氏は、SIDE BEACH CITY.としての地域コミュニティ活動、IT分野との連携、自身の情報発信活動、そして物語を通じた多様性理解の重要性など、多岐にわたるテーマについて語っています。

主要テーマと活動内容

  1. SIDE BEACH CITY.の活動と地域・IT連携
    • SBC.もくもく&わいわい会: 6月16日にDiscordで開催されるSIDE BEACH CITY.のイベント。参加者を募集している。(2025-06-09)
    • Android Bazaar and Conference (ABC):
      • 年に1,2回開催されるAndroid関連のイベント。高見氏はSIDE BEACH CITY.として、訪問者との交流スペースを設けた。(2025-06-09)
      • NPO法人シャーロックホームズの菊地氏による地域活動におけるIT利活用事例の講演を支援。地域活動とテクノロジーの融合に関心を持つ人が予想以上に多く、手応えを感じた。「正直ね、地域のこととかそういうのってやっぱりテクノロジーの活動についてと割と内容的に相反する内容多かったので、そういうのに興味ある人多くないかなーっていうふうに思ったんですけれども、そんなことなかったですね。」(2025-06-09)
      • 企業向けプロダクトが、サービスを受ける側の企業がその分野に明るくないことを前提としているため、カスタマイズの相談に対応できない事例があることを指摘。IT分野の専門家ではない地域の活動者に、ITコミュニティの現状や課題を伝えることの重要性を強調している。「こういう地域の活動者って言うんですかね。こんな人たちの思いとかそういうのことをこのテクノロジーの現場で仕事をする人たちの耳に届くところに発信できたっていうのは本当に良かったんだろうなって思いますし、今後もなんかこの日本Androidのおかげであったり、それ以外の団体だったりでこういうような情報って発信していきたいなっていうふうに思います。」(2025-06-09)
    • 高齢者向けプログラミング講座:
      • 毎月2回(第1・3水曜日)開催。App Inventorを使用し、ブロックを組み合わせて簡単にアプリを作成する講座。「プログラミングをするシニアって結構目立ってきています。」若宮正子さんの活動に触発されたセンターからの依頼で始まった。(2025-06-10)
      • この講座を通じて、講師としてのスキルが向上していると述べる。特に高齢者は「どこがわからないか」を明確に言語化してくれるため、指導の質の向上に繋がっている。「やっぱり言語化能力ってさすが高齢の方って結構高いので、やっぱりどこがわかんないっていうのはある程度はっきりしていただけます。」(2025-06-10)
      • プログラマーがこのような講座に顔を出すことの意義を提唱している。(2025-06-10)
    • SBCast.とITコミュニティ:
      • SBCast.は地域・コミュニティ活動者の話を聞く番組。偶数月の初回はITコミュニティに特化して配信している。(2025-06-11)
      • 目的は、地域コミュニティにITコミュニティの存在を知ってもらうこと、ITコミュニティに他のIT活動や地域活動を知ってもらうこと。「地域コミュニティの人に、ITってこういうコミュニティがあるんだなっていうのを知ってもらいたいということと、あとはITコミュニティの人たちに、自分たちの知っているこの人たちが出るんだ、ついでに周りのところもちょっと聞いてみて、こういうことをやっている人たちもいるんだっていうのを、なんとなく知ってほしいなっていうところです。」(2025-06-11)
    • 課題: ITコミュニティは組織化されていないことが多く、連絡先が見つけにくい、返信がないなどの問題があり、ゲスト探しに苦労している。「ITコミュニティって結構声かけづらいなっていうところはあって、自分自身が知っているITコミュニティっていうものの存在が少ないっていうのもあるんですが、何よりね、ITコミュニティって結構特にNPOみたいな団体組織を作ってやってらっしゃる方って多くないので、どこに連絡すればいいかわかんないっていうケース結構多いんですよ。」(2025-06-11)
  2. 個人の情報発信活動と課題
    • 声日記(ちえラジChat)の継続: SBCast.での話し方トレーニングとして始めたが、平日毎日配信が習慣化した。ネタが尽きず、話したいことが山ほどあるため継続している。「喋りたいネタというか、喋ったほうがいいかなこれっていうネタっていくらでも上がってくるんですよ。ほんとネタは尽きない。」(2025-06-12)
    • 制作時間と課題: 原稿作成を含め、週に5時間半(個人日記含め6時間)を費やしており、時間が足りないと感じている。「ちょっと記録しすぎなんじゃないの?っていうふうに思ったりはしますね。」(2025-06-12)
    • アドリブ力向上への課題: 声日記は一人喋りのため、SBCast.のようなゲストとの対話におけるアドリブ力は鍛えられないというジレンマを抱えている。このスキルを鍛える場を求めている。「その技術って一人喋りじゃどう頑張っても鍛えられないんですよね。」(2025-06-12)
  3. 物語を通じた多様性理解の重要性
    • フィクションの価値: アニメ、ゲーム、小説などのフィクションに触れることで、現実世界の多様な人々や文化を理解する感覚を養えると主張。突然現れる「こんな人」への対応力を身につける助けとなる。「やっぱりそういうフィクションに触れることによって、ああ、こういうような人が現実にいるかもしれないなとか、そういう感覚を養えたり、いきなり外からこんな人が出てきたって時に、ああ、こういう人もいるよね、こういう人にはどう話せばいいのかなっていうのがなんとなく身についているとか、そういうのってあるんじゃないのかなというふうに思います。」(2025-06-13)
    • 体験のしやすさ: 実体験に比べて得られる経験は少ないかもしれないが、体験のしやすさ(量)ではフィクションが優れていると述べる。「ただ、体験のしやすさも十分の一ぐらい、またはそれ以上なんじゃないかなっていうふうに思ったりするわけなんですよ。だって、アニメだって毎クール何十個も放送されてるわけですから」(2025-06-13)
    • 子ども向けアニメの評価: 特に子ども向けアニメは、メッセージが分かりやすく、受け取りやすく梱包されているため、多様な学びの機会を提供すると評価している。「やっぱり子ども向けに向けては何かメッセージを発信したいっていうふうに思うのが大人だったりしますし、子どもが受け取れるように割と上手く柔らかく吸収しやすくメッセージを梱包しているってことが多いですからね。」(2025-06-13)
    • エンターテイメントと学び: エンターテイメントから得られる学びについて、もっと語られるべきだと提言している。「あまり学びだ学びだとかうるさく言っても鬱陶しくなるだけなので、それはしょうがないところもあるんですが、ただアニメとかそういうものについて語るメディアが例えば100個あったら、そのうちの5,6個ぐらいはそういう話してもいいんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。」(2025-06-13)

最も重要なアイデアや事実

  • 地域活動とITの融合促進の必要性: 高見氏は、地域活動者がITを利活用する上での課題(特に企業向けプロダクトのミスマッチ)を認識し、ITコミュニティがその課題解決に貢献できる可能性を示唆している。IT専門家と地域活動者の間のギャップを埋めるための橋渡し役を担おうとしている点が重要。
  • 「わからない」を言語化する高齢者の能力の再評価: 高齢者向けのプログラミング講座を通じて、彼らが自身の「わからない」点を明確に表現する能力が高いことを発見。これは、教育現場やサービス提供において、顧客や学習者のニーズを正確に把握する上で非常に示唆に富む知見である。
  • 情報発信の動機と時間の制約: 日常的な情報発信(声日記)の動機が「話したいことが尽きない」ことにある一方で、その活動に費やす時間的な制約と、対話スキル向上という本来の目標との乖離に悩んでいる。これは、現代における個人発信者の共通の課題ともいえる。
  • フィクションを通じた多様性理解の提唱: 現代社会において、物語に触れることが他者理解、異文化理解の入り口となり、実体験を補完する重要な役割を果たすという考えは、教育やコミュニケーションの分野において再評価されるべき視点である。特に、子ども向けアニメのメッセージ性の高さに着目している点はユニークである。

結論

高見知英氏の音声配信は、SIDE BEACH CITY.の地域貢献活動を軸に、ITとコミュニティの連携、高齢者教育の実践、そして個人の情報発信における葛藤など、多角的な視点から社会課題と自身の役割を考察している。特に、ITと地域社会の橋渡しや、フィクションを通じた多様性理解の促進といったテーマは、現代社会が直面する重要な課題への示唆に富んでいる。自身の活動を通じて得られた具体的な経験と課題意識は、今後の地域活性化やIT教育のあり方を考える上で貴重な情報を提供する。

サマリー

高見知英さんは声日記や地域活動に注目し、ITと地域コミュニティ、世代間の交流に関する課題を探ります。また、フィクションの価値が異文化理解にどのように寄与するかを考察します。

ITと地域のつながり
ノオト・ブク太郎
さて今回は、高見知英さんという方の、数日間の声日記と活動記録、これをちょっと深く見ていきたいと思います。
地域活動とITの話とか、世代間の交流、あと個人の記録、さらにはフィクションまで、なんか一見するとバラバラに見えるんですけど、その活動全体からこう、異なる世界をつなぐっていうこと。
特にそこにある伝達と理解の難しさ、みたいなものが見えてくる気がするんですよね。
あなた自身の経験なんかとも重ねながら、一緒に探っていけたらなと思います。
ノオト・ブク子
まず地域コミュニティとITをつなごうっていう、そういう試みがありますよね。
ご自身のプロジェクト、SIDE BEACH CITY.として、Android Bazaar and Conference、ABCに参加されて。
ノオト・ブク太郎
ABCですね。
ノオト・ブク子
そこでNPO法人シャーロックホームズの地域でのIT活用事例の発表をサポートされた。
ノオト・ブク太郎
そこで高見さん自身がちょっと驚いたっていうのが、地域活動とテクノロジーに関心を持つ人が思ったより多かったって点らしいんですよ。
なんか本当に正直、地域のことってテクノロジーと反すること多いから、興味持つ人少ないかなと思ったけど、そんなことなかったって。
ノオト・ブク子
なるほどね。潜在的なニーズというか、関心はあったわけですね。
ノオト・ブク太郎
そうみたいですね。
ノオト・ブク子
ただ、課題もやっぱり見えてきてるようで。
ノオト・ブク太郎
課題ですか?
ノオト・ブク子
はい。企業向けのIT製品が、地域団体側のIT知識があまり高くないだろうっていう前提で作られすぎてるというか。
ノオト・ブク太郎
ああ、なるほど。
ノオト・ブク子
なので、現場の具体的なカスタマイズ要求に応えにくいっていうギャップがあるみたいなんですね。
ノオト・ブク太郎
提供する側と使う側の理解のズレみたいな。
ノオト・ブク子
まさにそういうことだと思いますね。
ノオト・ブク太郎
そのギャップを埋めようと、ご自身のポッドキャスト、SBSタストでしたっけ?
ノオト・ブク子
ええ、そうです。
ノオト・ブク太郎
それで、ITコミュニティの特集を企画したけど、今度はゲスト探しが大変だと。
ノオト・ブク子
そうなんですよ。ITコミュニティって結構組織化されてないことが多くて。
ノオト・ブク太郎
うーん。
ノオト・ブク子
どこに連絡すればいいかわからないっていうケースが、まあ少なくないと。
ノオト・ブク太郎
ああ、繋ごうとしても、まず相手の姿を捉えるのが難しいってことですか?
ノオト・ブク子
そうなんです。これも一種のコミュニテーションの壁と言えるかもしれませんね。
ノオト・ブク太郎
地域とITの間にも壁があると。じゃあ、世代間のギャップっていうのはどうでしょう?
工芸者向けのプログラミング講座もやってらっしゃる?
ノオト・ブク子
ええ、やってますね。App Inventorを使ってスマホアプリを作る講座で。
ノオト・ブク太郎
80代でアプリ開発者になった若宮正子さんみたいな、ああいう方も意識されてるんですかね?
ノオト・ブク子
ええ、そういう存在も大きいでしょうね。
ここで非常に興味深い発見があったみたいで。
高見さんによると、高齢の方ってどこが分からないかをすごく明確に言葉にできるって言うんですよ。
ノオト・ブク太郎
へえ、言語化能力が高い?
ノオト・ブク子
そう、言語化能力ってさすがだと。曖昧なまま進むってことが少ないらしいんですね。
ノオト・ブク太郎
なるほどね。若い世代だとつい分かったつもりで先に進んじゃうことありますもんね。
ノオト・ブク子
ええ、そこが違うと。
ノオト・ブク太郎
結果的にそれが教える側のスキルアップにもつながってるっていうのは面白いですね。単なる知識伝達じゃない。
ノオト・ブク子
そうなんですよ。相互作用があるわけですね。これが伝わるっていうことの一つ良い形かもしれないですね。
フィクションの価値
ノオト・ブク太郎
もちろん高齢者の方も、週末はお孫さんの世話とかで忙しくて時間の調整が難しいなんていう現実的な面もあるみたいですけど。
ノオト・ブク子
ええ、それはそうでしょうね。
ノオト・ブク太郎
そして高見さん自身の声日記、通称チエラジチャット。これも面白い。
はい。
もともとは話し方の練習だったのが、平日毎日やる習慣になって。
ノオト・ブク子
毎日ですか?
ノオト・ブク太郎
ええ。で、喋りたいことが山ほどありすぎちゃって。って、週に6時間近く費やしてる。
ノオト・ブク子
週6時間。それはすごいですね。
ノオト・ブク太郎
ちょっと記録しすぎじゃないの?ってご自身でも思ってるみたいですけどね。
ノオト・ブク子
まあでもそれだけ発信したいことがあるっていうその欲求と時間のジレンマみたいな。
ノオト・ブク太郎
そうそう。しかも一人で喋ってるだけだとゲストを呼んで対話するときに必要なアドリブ欲?
ああ、はいはい。
それが鍛えられないっていう課題も感じてる。
これもやっぱり他者とのコミュニケーションの難しさですよね。
ノオト・ブク子
うーん、そう繋がってきますね。
ノオト・ブク太郎
そういう中でフィクションの価値にも触れてるんですよ。アニメとかゲームとか小説とか。
ええ。
そういうのに触れることが多様な他者、まあ言ってみれば異文化への理解を助けるんじゃないか。
ノオト・ブク子
なるほど。物語を通じてですか?
ノオト・ブク太郎
ええ。実体験は難しくても物語を通して、ああこういう人がいるかもしれないなとか、そういう想像力を養えると。
ノオト・ブク子
うんうん。体験のしやすさがフィクションの強みだと。
ノオト・ブク太郎
特に子ども向けのアニメなんかはメッセージがうまく柔らかく吸収しやすく梱包されているって評価してるんです。プリキュアとか戦隊ものとか。
ノオト・ブク子
へー、なるほど。確かにストレートだけど分かりやすい形で伝えてくれますもんね。
ノオト・ブク太郎
そうなんですよ。だからエンタメからの学び、例えばゲームさんぽみたいな、専門家がゲーム世界を解説するような視点?
ノオト・ブク子
ああ、ありましたね。
ノオト・ブク太郎
ああいうのがもっと注目されてもいいんじゃないかとも言ってますね。物語も理解を助けるコミュニケーションの一つの形と。
ノオト・ブク子
うーん、深いですね。
ノオト・ブク太郎
ね。というわけで今回はタタニさんの記録から、ITと地域、世代と個人と社会、現実と物語、なんかいろいろな領域をつなごうとする取り組みと、そこに横たわる伝達と理解っていう課題、これを見てきました。
ノオト・ブク子
ええ、いろいろなつながりと壁が見えましたね。
ノオト・ブク太郎
最後にですね、あなたにもちょっと考えてみてほしい問いがあるんです。
はい。
タカミさんは高齢者の方が分からないことを明確に言語化できる点に価値を見出したわけじゃないですか。
ええ、そうでしたね。
一方でITコミュニティはその姿さえ捉えにくくてつながることが難しいと。
うーん。
この明確に伝えること伝わることの難易度の差って、私たちが異なるコミュニティとか世代とか、あるいはもっと身近な他の人を理解しようとする上で、一体どういう意味を持つんでしょうかね。
ノオト・ブク子
うーん、なるほど。
物語が他者理解のヒントになるみたいに、現実の目の前にいる相手を理解するために、私たちってどんな工夫ができるのか、ちょっと考えてみるきっかけになったら嬉しいです。
06:24

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