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さあ始まりました、タダの箱庭ラジヲ。前回は1000万円を集めたクラファンの裏話についてお話ししましたが、今回はですね、そんな集めたお金で制作することになった
招待状、プロジェクトの招待状となるこの本について、その制作秘話なんかを話していきたいなというふうに思っています。
この本がですね、クラファンをしたときには、2022年の7月、そのぐらいだったんですけど、
支援していただいた人たちにね、できた本を、招待状となる本を送るよっていう、その約束をですね、その年の12月末とかにしていたと思うんですよ。
なので、4ヶ月ぐらいあったらなんか招待状となる本ができるのかなーなんていうね、超甘い見積もりをしていました。
実際どうだったかっていうと、えーとですね、その後、
まあじゃあどんな本を作るのかっていうね、最初ある程度はその編集長のね、山岡雅也とですね、和歌って呼んでるんですけど、
あの和歌と話をして、どういう本を作ろうって言ってね、じゃあこういう本にしようって言ってたにもかかわらずですね、
僕が常にこの僕のプロジェクトっていうか、その進め方がですね、前延びに転がっていきながらプロジェクトを進めていくようなタイプというか、ちゃんと計画立ててっていうタイプではなくてですね、
いろんな人との関わり合いの中から、こういうのがいいんじゃないか、いやでもみたいなのをやりながらですね、転がっていくっていうスタイルだったので、
まあ2点3点しましてですね、和歌ももうどうすんのこれみたいなぐらいな状況でね、和歌の東京の自宅兼オフィスに転がり込んで、どういうのがいいんだってもうすごいポストイットを壁中に貼りまくって、
本の中身を決めていったんですけど、結果ですね、僕が言ったらこのプロジェクトについて語っていくような本を考えていたんですけど、より多くの人、より多様な考えだったりとか、環境の人にも届くような本がいいよねということで、結果ですね、インタビュー本になったわけですよ。
大きな章というか、この本の目的が言ったら、僕らは全然違うこの2つの世界に生きているんだっていうことを誰でもわかってもらえるような、そういう本としての役割を持っていたので、とにかくいろんな人にインタビューをして、
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それで章ごとにあったエピソードとして載せていって、そしてそれを読んだ人がまた次の人へ渡していくみたいな、そういう本のイメージをしまして、実際に制作に取り掛かったのが約束していた12月あたりだったわけですよ。
今月送るって言ってたのに、やっとどんな本を作るかが決まっている状態というね、本当に申し訳なかったんですけど、支援していただいた皆さんにも連絡して、ちょっと本当に妥協なく本を作っていこうと思っているので、もうちょっとお時間くださいということで、頼んでですね。
結果、そこからまる1年かかりまして、とにかく大変なわけですよ。自分で本を書くのだったらまだ自分と向き合っていればいいんですけど、これ100人ぐらいインタビューしたんで、日本中ですよ、しかも。
例えばだからいろんな人にインタビューしなきゃって言っちゃうんで、俺こそサラリーマンだったり、それこそヒッピーだとか、あとは災害支援をしていた人だったり占い師とか、あとはプロギャンブラーだったり現役の大学生、実は不倫をしていますみたいな女性から、
とにかくいろんなタイプの人にインタビューをして、これインタビューするのを想像してもらうとわかると思うんですけど、めちゃくちゃ大変なわけですよ、料費もかかるし、
で、この制作チームも言ったらボランティアで募って、なんだったらクラウドファンディングを支援してくれた人の中でインタビュー手伝ってくれないかとか文字起こしちょっと手伝ってとか、とにかくみんなを本当に巻き込みながら制作していったんですけど、これどれぐらい工程としてあるかっていうと、まずインタビューをしますね。
インタビューをして、これ文字起こしするのが必要なんですよ。なんでまずはボイスレコーダーでインタビューして、多い人で本当に1時間とか1時間半とかインタビューするので、文字起こしするともう2万文字とかになるわけですよ。
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それを今だったらチャットGPTとかで一瞬である程度文字起こして要約までしてくれるみたいな、すごい便利な時代になってますけど、そのサービスが1年早かったらよかったんですけど、その前はそれがあんまりなかったので、とにかく人海戦術でインタビューする人がいて、
それをデータ送って実際に聞きながら文字起こしする人がいまして、そしてその文字起こししたら2万文字とか1万何千文字ってなるんで、それをもうちょっといらないのを添削してちょっと整える、1万文字ぐらいにしてくれるっていうこのパートの人もボランティアでみんなに協力してもらって。
そこである程度まとまったのを最後、編集チームのライターをずっと仕事として何百冊と手掛けてきたようなプロのライターのまみすけとかっていうメンバーがいたんですけど、彼女にまとめてもらってインタビューをね。
で、それを最後にまた編集長の若と僕の方で整えて、そしてデザイナーとすり合わせながら本を作っていくっていうような、しかもそれみんなにちゃんとしたカメラマン、プロのカメラマンをインタビューの時に同行してもらったりとか後日カメラマンだけ撮影に行ってもらうみたいな形で。
写真もね、みんな綺麗なかっこいい写真を撮って撮り直しとかも全然あっても、それ時点でも大変なんですけど。
そうやってあらゆる人にですね、手伝ってもらいながら原稿が揃っていくわけです。
ただですね、この最後まとめるっていう段階、一番編集長としての腕の見せ所っていう時にですね、若がちょっと怪我というか転んで頭を打って、もう3ヶ月も一切頭を使わないでくださいみたいなね。
手術までもする形になって、すごい大変なことになってしまってですね、編集長が離脱するっていうね、そんなトラブルもありながら、
結果、自分でいろいろまとめなきゃって言った時に、章ごとに合うようにみんなのしてきたインタビューを整えないといけないわけですよ。
単純にいろんな人がいるよねっていうインタビューだと、よくわかんない本になってしまうので、
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それをまた僕は2万文字ぐらいの文字データに戻ってですね、使えそうなエピソードに変えながら、もう一度これも文字起こししてみたいな、
そういうのもほんとね、みんなに言いながらね、しかもお金払ってないわけですよ、僕は、その制作チームにね。
もちろん僕ももらってないんですけど、みんな手出しで取材行ってくれたりとか時間取ってくれてやってる中にね、申し訳ないみたいな思いあるじゃないですか。
だからなんかこうちょっと妥協しようかなみたいな。僕の場合ね、全く逆で、これもう仕事じゃないんだからと。
すごい時間もね、エネルギーももちろんなんか手出しで手伝ってくれたプロのね、いっぱい本作ってくれてきたライターのまみすけとかにね、
結構ね、まみすけ、違うんだよまみすけ、これこんな本、こんなエピソードを載せたいわけじゃないんだって。
もう一回こういうことで取り直してくれっていうか、こういうストーリーを引き出してきてくれみたいな。
もう向こうもお金、ボランティアなのになんでここまで下手したら怒られて、そうやんなきゃいけないんだみたいなね、もちろんあったと思うんですよ。
本当もうね、まみすけ、こっちとしてはもうこれ仕事じゃないんだと。もう仕事みたいな感じでやってくれるなと。
本気でこっちは遊んでるんだから、本気でやってくれみたいなね、意味不明なロジックを持ち込みでですね、あらゆる人に本当にお手伝ってもらって。
でも本当そのおかげでね、妥協なくぶつかり合いながらもしっかり思いはぶらさずね、最高の本が1年かけて作ることができました。
そしてこれ、今やっとね、今年の2023年1月末に完成して、これが今世に配られ始めているという中で、もう2ヶ月でですね、もう10カ国以上の国にこの本はギフトという形で届けられ、
今現在7500冊ぐらいはクラウン支援してくれた人たちも含めて配ってます。
まだちょっと僕の手元に2000冊ぐらいあって、今毎月いろんなところにトークイベントという形で行きながらですね、トークしながら本を手渡していくっていう活動なんかもしているんで、
よかったら僕のSNSかなんかをね、ただの箱庭だったり、さかいゆうきで検索してもらえると、まだ本持ってない、面白そうと思ってくれているリスナーの方たちはですね、探し出して会いに来るなり、持っている人からこの本を受け取ってほしいなと思ってます。
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あっという間にまたね、ちょっと時間が来てしまったので、今日はこの辺にして、またちょっとその続きなんかも話していきたいなと思っています。
今日も聞いてくれてありがとうございました。