はい。ということで、大浮世絵展、葛飾北斎と歌川広重。いい展示だったね。
見ごたえがありました。
すごい見ごたえがあって、いくつか目玉があったんだけど、やっぱり僕がすごい良かったなと思うのが、歌川広重の東海道五十三次。
五十三枚全部揃ってたんだよね。江戸時代のオリジナルプリントっていうのかな。
当時の印刷で全て揃っていて、それがすごい圧巻だったなって思う。
東海道五十三次って、当時の東海道にあった五十三の宿場、街を一枚一枚絵に、いいというか版画にしたものなんだけど、
日本橋、東京の江戸か、当時の江戸の日本橋から始まって、京都の三条大橋まで五十三枚に分けて、その東海道を描くみたいなところで、
だから、順番に並んでるから、一枚一枚追っていくとね、やっぱりちょっと旅した感あったよね。
いや、俺、東海道五十三次、もちろん知ってるけどさ、知ってたけどさ、あえて一枚一枚見ることで、
旅を当時の人に向けて、旅のエンタメとして、あの五十三次っていうのはあったんだなって思ったんだよね。
旅の絵なんだなって。あれを見て、やっぱり憧れもするじゃん。
そうだよね。
東海道を歩いてみたいなって思うし、実際に歩いたことある人は、あれを見ると、振り返れると思うんだよね。
行った場所、歩いた場所を、この景色見たな、みたいな。
で、それを見ながらさ、近所の人とか家族とかにさ、俺が行ったときは、みたいな話をしたりさ、
それでまたさ、憧れてさ、いつか東海道歩きたいな、みたいな。
結構ね、そんな機能があったんじゃないかなって。
なるほど。
その旅のコンテンツの元祖的なものなんじゃないかなって。
先輩じゃん。
先輩だよ、そう。
いや、そうそう、先輩なのよ。
結構ね、そういう感じでしたんで、見ててよかったなって。
なんか、隣で見てた年配の人が、どこの場所だったか忘れたけど、
あ、ここなんとか懐かしい、みたいなこと言ってた。
やっぱ、面影残ってんのかなと思って。
でも分かんない、根源的なノスタルジーみたいな。
まだ、2つぐらい可能性があって、
まずその人が江戸時代から、まだ来てる可能性もまだ。
タイムリープ。
タイムリープ、タイムトラベルしてるかもしれない。
し、あるいはね、やっぱり過去に行ったことある場所、
品川塾とかさ、東京だってあるわけよ。
そういうのを見たときに、懐かしいって反応したのかもしれない。
真相はね、やぶの中なんですけど。
あれね、東海道ブームってのが江戸時代あったみたいで、
それはね、もともと10編写1区の東海道長ひざくり毛、
小説っていうのかな、物語として東海道長ひざくり毛があって、
このひざくり毛ってのは、徒歩での旅行の意味なんだって。
くり毛ってのは馬をさすんだけど、それがひざくり毛ってなると、
歩いてね、旅するみたいなのが東海道長ひざくり毛で、
そっからその差し柄ブームみたいなのが起きて、
で、その多分、最も完成度が高いものとして、
広茂の東海道53次があるみたいな感じでね。
だからね、これ葛飾北斎の53次もあったんだよね。
うん、あったね。
そうそう、だから53枚見た後、もう1回53枚始まるから。
いや、すごいよね。
いや、すごかった。なんか私、結構混んでたじゃない。
混んでた。
だから、結構行ったり来たりして見てたから、
なんか、どっちの53次だっけみたいな、ちょっと途中で混乱しながら見てました。
いや、結構あれすごいよね。東海道53次が終わったらもう1回53次始まるって。
まあ、教科書載ってるわけでしょ、東海道53次って。
まあ、美術の教科書なのか、日本史の教科書か。
意外とやっぱり53枚見ないもんね。
そうだね。
その、日本橋とかさ、あとどこだ。
なんかこう、見たことあるなってのはさ、結構あるけどさ。
それを通しで見るって。
まあ、図録ではあるけどさ。
図録ではあるんだけど、あれ並べて見るってのが、実はやっぱり結構いいなって。
そうだね。
あと、ぼくあの、日本橋に1年間住んでたんだよね、昔。
懐かしいなって。
そう、懐かしいなって。
もう、日本橋は変わってないからね。変わってないってのは日本橋の日本橋ね。
それ、今はもちろん高速道路通っちゃってるけど、あの橋、あ、でも木造だったね。
木造だよ、もちろん。
あ、そっかそっか。だから、変わってんのか。
でもまあ、なんか懐かしさ。
すごいね、見た人に懐かしさを感じさせる。
いや、そうだよ。
日本橋のね。
時代を越えてね。
時代を越えて。
すごい。
いや、すごいよ。そこからやっぱり旅が始まるんだなって。
朝方だったもんね。
あ、そうそう。朝4時に出発するって書いてあった。
旅人っていうかね、東京から京都まで、都まで旅をしなきゃいけない人は移動する人は朝4時ぐらいに出発してっていうのが定番だったみたいで。
大名行列とかでも使われてて、
53次の1枚目の日本橋は大名行列を描写した場面らしいんだけど、
あれ日本橋ってあの郵便局の始まった場所でもあるんだよね。
国道1号線が始まるのも日本橋なんだよね。
あれ結構日本において、こう、なんていうの、旅が始まる場所を来てみたいな日本橋なんだよね。
今でももちろん、東京駅が日本橋の隣というかにあるわけで、
そこにやっぱバスターミナルもさ、あるわけじゃない。
今はどっちかというと新宿の方が大きくなっちゃったけど、
バスも出てるし、新幹線も出てるし、みたいなので、結構ね、やっぱり旅の始まり。
象徴的な場所。
象徴的な場所として日本橋って結構あってね、
そうそう、東海道53次の1枚目、日本橋で始まるんだと思って、
いろいろとね、感じるものがあったかな。
やっぱね、二人とも晩年がいいなと思ったの。
そんな中で俺が良かったなと思うのは、
江戸百景っていう、江戸の名所の絵をね、
宇多川博史家が描写したものがあって、
あれがね、博史家晩年の作品みたいで、
すごく色が綺麗に残ってたんだよ。
当時のオリジナルプリントで展示されているんだけど、
やっぱなんか、それまでの作品がさ、やっぱちょっと色抜けちゃってるなって感じたんだけど、
江戸百景はすごく色が濃く残っていて、
こんな綺麗な色してたんだなみたいな風に感じたなって。
なんかさ、やっぱ明るいよね、作品が。
もう娯楽のために描かれてるっていうのが大きいんだろうけどさ、
やっぱなんかそれがいいのかな、浮世絵って。浮世の絵だからね。
あの名所江戸百景で、猿バカ町夜の景っていうのがあったのね。
俺これさ、こないだ先月コフホテンに行った話をしてるじゃん。
俺これ結構夜のカフェテラスっぽいなと思ったの。
これね。この絵。
っていうのも、江戸のね、町の通りがあって、
その軒先でさ、灯が、明かりがついていてさ、後ろには月があって、
で、夜の帳っていうの、夜のさ深さがあって、
グラデーションみたいな、青のグラデーションがあるみたいなのが、
俺結構なんか夜のカフェテラスっぽいなと思って、
だからさ、結構影響を受けたのかなと思ったのね、ゴフホ。
一応調べたのよ。
そしたら、やっぱね、そう感じる人はいっぱいいるらしい。
この猿バカ町夜の景は夜のカフェテラスに影響を与えたんじゃないかみたいな風に感じる人は結構いるみたいで、
ゴフホの弟の手をって浮世絵400万円ぐらいコレクションしてるんだって。
一応回復万円だって、これが。
そう。だから、こないだゴフポテン見たからさ、そこの関連があるかもしれないって。
なるほど。
だからね、直近には福島市の県立美術館でゴフポテンをやっていたから、
その繋がりでね、北斎とか広茂見ると結構面白いんじゃないかなって。
ゴフホとの繋がりってこと?
やっぱなんかゴフホって苦悩してた人生だと思うんだけど、
だから余計浮世絵に憧れたんじゃないかなって思ったの。
なるほどね。
やっぱその健やかさみたいなのに憧れたんじゃないかなって。
なんかこう、苦悩みたいなのはないじゃん、浮世絵には。
ない。
そういう世界に憧れたんじゃないかなって思った。
なんかね、こう健やかさみたいな感じであるよ、その名刺100形のいろんなさ、
この江戸のさ、街の営みみたいなのの瞬間がさ、切り取られてるわけじゃん。
切り取られてる。
そこになんかこう憂いみたいなのがあんまりなくて、
なんかこうすごい健やかな感じがして、なんかこうすごく胸に迫るものがあった。
なんか人が生きてたんだなっていう感じがすごい伝わってきて。
明るさみたいな感じなの?
うん。あとなんかその対照にそのまま向き合ってる感じがして、
そこになんかこう意味みたいなのを載せない感じが。
内面の投影みたいなの?
ない。
ないね、確かにないね。
それがいいじゃん、カラッとしててさ。
これってすごいよね。