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たべものの世界を探求する、たべものラジオ
たべものの世界を探求する、たべものラジオの掛茶料理むとう、
ムトータクローと、そして
ムトータローです。
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が、
食べ物の知られざる世界をちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
はい、今回は雑談会。
そうですね。
ということで、
はい。
何話すの?
あの、ツイッターなどで少し質問をいただいているので、
それに回答してみようかなと。
お、質問を。
はい。
質問とは?
食べ物ラジオがどうやって始まったんですか?
始めたきっかけなんですか?と。
はいはいはい。
一回なんかちょっと話をしたことがある?
どこで話したかな?
どこでちょろっと話はしてる?
ですね。
厨房で話してる内容が面白くてという話をしたのかしら。
そんな感じだった。
多分元々話をしてたとしたら、もう忘れちゃったんですけど、
僕が厨房でまったくと話をしてるのを横で聞いていた家族が面白がっていて、
それなんかコンテンツにならないのかなと。
初めYouTubeチャレンジしたんだけど、上手いこといかなくて。
結局ラジオで僕がこう普段喋ってるのはそのままだらだらやるのが良かろうという話になったんだけど、
やりだしたら凝っちゃって。
そうだね。こんなに凝るとは思わなかったけどね。
そうなんですよね。
今回はそこに行き着く前の話。
行き着く前ね。
元々厨房で話を始めたきっかけが、
お茶って別に無料で提供するのが昔からの伝統じゃなかったんだよ、実はね、みたいな話だったりとか。
みりんって元々お酒なんだよねとか、そういった話をしていたはずなんですけど、
その知識を得るためには前段階があるわけですよ。
疑問が浮かんでこないといかないわけだよね。
なんでそんなになったっていうところですけどね。
僕らが2014年にそれぞれ東京や高知から地元に戻ってきて、
いちいちの店を継ごうということで帰ってきました。
経営をすることになりました。
その時点でまず疑問しかないわけですよ。
会社の経営はいいですよ。
僕も営業やってましたし、職人に関してもある程度のリデラシーはそこそこありましたし。
なんですけど、そもそも飲食店の存在意義ってなんぞや。
僕ほらそもそも論好きじゃないですか。
一回行くんですね。
考えるとききりないんですよ。
考えていくとルーツをまず一回見ようかなっていう発想になるわけですね。
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なりますよね普通。
飲食店ってそういう経緯で生まれてきたんだっていうのをずっと見ていくうちに、
昔お客様からお茶なんか普通は無料だろうと。
うちなんかもよく決まったメニューがあまりないので、
メニューがずらっと並んでるのが普通だろうとか言われて、
それ本当に普通なのって。
っていうのを考えたらそれも調べるわけですよ。
分かったことがいっぱいあって、
それこそお茶は無料じゃないのがデフォルトだったとかね。
そもそもメニューができるようになったのって江戸時代後期以降の話であって、
ないのがデフォルトだったっていう話だったというか、
そういうわけですよ。
これ疑問が疑問よんでね。
僕がさっきこの収録の前に当時考えていた疑問の部分ですね。
問いだけ書き出してみました。
結構いっぱいありましたよ。
まず現在語られている料理屋のあるべき姿。
それぞれに対して全部疑問がありますね。
それが正解のように語られるんですけど、
そもそもその正解は本当に正解であってるの?
思い込みじゃないの?
つーか正解なんかあんのかい。
そうだね。そういうことは多いよね。
でしょ。
例えばさっきの決まったメニューから選ぶっていうことをさ、
例えば自宅にお客様がいらっしゃいますと。
今日は晩御飯を作っておもてなししましょうとなったときにどうするか。
注文取らないですよね。
注文取らないね。
だいたい知ってる人だったら、あの人ここから来るなとか、
今日こんなことがあったなとか、
あの人はこういうのが好きだったなとかそういうことを考えて、
想像をしながらこんだて考えるわけですよ。
確かに。
で、食べる方も、今日はこんなの用意してくれたんだ、
気使ってくれてありがとうねっていう言葉に現れない、
好意で気持ちを伝えてくれることの嬉しさみたいなのがあるわけじゃない。
食べ物って、食事ってそうだよねってなると、
普通の飲食店にメニューがあることの方が、
なんだろうこれ、どっちもいいけどどうなのこれっていう気持ちになるわけだよね。
なんかね、これ買ってみても良くね?
そうね、確かにメニューがあることは不思議ではあるよね、考えていくと。
便利なんですけどね、もちろん。
便利だし、お客様の方も分かりやすくて非常に嬉しいことではあるんだけど、
これ一方で料理の知識が、
例えば僕らとお客様との間には差があるわけじゃないですか。
僕らしか知らない、僕らって言ったらちょっと語弊あるな。
料理を専門にやってる人たちが知ってるレシピの数と、
そこまで料理をしたことのないお客様のレシピの数と一緒なわけなくって。
むしろ僕らの方が少なかったらダメなんですけど。
仕事にならないね。
例えばうなぎ食いたいなって言ったら、
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普段はかば焼きとかしか食べたことない白焼きとかね、
うまきとかぐらいだとしても、こういう蒸し物にしたら美味しいんですよとか、
鍋にしたらこうなるんですよっていう提案ができるとかね。
そういうのが楽しみだったり面白みだったりするんじゃなかろうかっていうのが、
初期の頃の疑問ですよね。
これが初期。
初期か。
これで初期。
これで何年かうんうん言ってたわけですよ。
そのうちにいやそもそも料理人って何ぞやって。
料理人って何ぞや?
料理人って何ぞや?
何?
そうだね。
何ぞやって言われるとね。
まあ普通に答えると料理作る人でしょ?
まあそりゃそうなんですよ。
そりゃそうだね。
技術者なんですよ。
例えば工場で何か物を作ってる人なんですけど、
例えば工場に例えると設計する人と実際に作業する人って別じゃないですか。
同時にやってません?
そうだね。
開発、設計、製造まで全部一人でやるのが料理人。
栄養なんかを考えるので、
効果、効率みたいなのも考えるわけですよね。
一方でアーティストっぽい側面持ってません?
季節感演出するとかさ、器の盛り付けとかさ、
こういうのを踏まえて料理人って何ですか?
何ですか?
全部やっちゃうからね。
まとめて料理人っていう総称なんじゃないの?
そうなんですよ。
しかもジャンルが幅広いですよね。
洋の東西を含めいろんな料理があるわけで。
何ですか?
何ですか?
食べ物を加工する人。
食べ物を加工するという行為を通して何かを表現している。
何かを生み出している人ですよね。
僕が料理を勉強していて、
よく話に出るのが基本ができてないとかね。
若い時なんか言われるわけですよ。
基本って何?
それ言っちゃうと困っちゃうよね。
だしの取り方とかね。
いろいろあるわけですよ。
昆布は沸かしちゃいけないよとか。
かつぶしは熱湯に入れちゃいけないよとか。
いろいろあるわけですよね。
でもそれってさ、
基本ってことはつまり正解があるってことじゃない?
1たす1はブレないでしょ?
でもブレるよね。
アレンジできるじゃん。
そうだね。
アートの世界と考えると、
基本は構図とか、
道具の使い方。
一番オーソドックスでみんながやる使い方っていうのが
基本になっていく感覚なのかな。
これは多分茶道だったりとか。
なので茶器はここに置きなさい。
もういいからここに置きなさい。
何年かやってみると、
確かにここに置くのが最も美しく感じるな。
なぜだろう不思議だなみたいなことがあったりするんだけど、
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たくさんの人たちがやってきた結果、
最もこれが効率的で、
最も良さそうだなというものの集大成。
1の集大成をまとめてくれたものっていう
捉え方を僕はしてるんですよね。
確かに。
なので別に変えちゃいけない。
1足す1を1.5にしちゃいけないわけですけど、
料理の基本は自分なりに解釈を変えて、
手法を変えていってもまあよしというところがありますよね。
基本って何?って。
戻んない。
グルグルしません?
それでいくと、
今だったら機械がいっぱい発達してるわけなので、
今更カツラ剥きを一生懸命練習する意味あんの?って。
前もタク言ってたじゃん。
カツラ剥き器があってさ、
包丁がめっちゃ切れてさ、
シャカシャカやってくれたらなんかいる?って。
まあね。
めっちゃ切れる機械があれば、
その方が効率的だしね。
そしたらやる必要性はないよねっていう。
だけど、やれって言われるわけじゃん。
やってできるようになって、
カツラ剥きが何の疑問も持たないレベルになってから、
数年経ってみると他のところで、
あの時カツラ剥きやっといてよかったなってことが出てくるわけだよね。
そういう意味で基本なんだねっていうのとかさ。
なんかあれじゃないの。
翻訳機。
翻訳機がもっと今進化してきて、
そしたら英語を喋れなくてもいいんじゃないかっていう。
けど多分喋れた方がいいんだよ結局。
そうですね。
っていう違いなんじゃないかな。
分かりやすい。
英語を自分が話せるようにある程度なっていくことで、
英語を母語としている人たちの思考が理解できるとかね。
文化の背景が見えてくるとか。
そう、使ってるうちに相手を理解できる、直接。
翻訳機を通してしまうと結局日本語の中でしか理解ができないっていう。
確かに。
多分そういう感覚なんじゃないかなと最近思ってる。
そうですね。
やって体になじませておくということですよね。
それでいくとね、何年か前にネット上でも話題になりましたけど、
修行は必要なのかと。
調理師学校、料理学校に行って、そこでマスターして海外に出てって、
寿司の店を開けばいいじゃないかと。
満点くれるレベルまで行ければ十分だよと。
あったね。
あれってどっちも正論に聞こえるんだよね。
そうだね。そうだけどっていうところなんじゃない?
僕なりの会で行くと、ゴールをどこに設定するか。
例えばどこでもいいんですけど、メキシコあたりに行って、
寿司屋を開いて繁盛店になります。
もう別に追求とかいいです。繁盛店になることがゴールです。
あれば別にいいんですよ。寿司アカデミーさんに行ってみっちり勉強したら。
ただ世界のレストランランキングとかまで目指そうと思ったら、
多分逆に足枷になる。
正解を知ってしまっているので、
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自分で正解を作り出したりとか、自分で問いを立てたりという力が弱くなるリスクを背負っている。
まあ人によるんですけどね。
思ったのは例えば僕らも親父なんかだったら何十年料理やってるわけでしょ?
けど未だに修行中の感覚なわけじゃない。
無限に止まらないよねこれね。
そうだね。なんか目指してるとかではないんだけどねきっと。
もう脊髄反射で愚道者とかしてるよね。
そうだね。生きてれば状況も変わるし、それこそ歴史みたいに流れはあるしさ。
その中でその時の美味しいものを作ろうと思ったらずっと勉強し続けないといけないし、
色々チャレンジしないと。止まったら負けなんだよね多分この業界って。
そもそも食材自体がね、僕は昭和生まれですけど、昭和平成令和の間に人参の味全然違うわけですから。
言ってたね。
今も全然違うし。何もかもが食材変わってるので。
そうだね。野菜なんかも甘いければいいみたいな話もあったけど、それもある意味正解だし、
けど昔の野菜が間違ってるかといえば全部が全部間違ってるわけではないし、
その辺は使う側の問題、食べる側の感覚の違い、時代におけるっていうのが大きくなってくるから、
その正解を常に探して進化し続けてる感じだよね今。
そういうことなんですよ。つまりずっと修行中になっちゃうわけですよ。
甲斐がないこの問いには。
アートに甲斐があるかって言われると多分ないんだよね。
そうなんだよ。ほらさっきの話戻りますよ。工業生産をしているように見えて、
手工業をやっているように見えてアーティストなんですよ。
そうだね。
もう無限ループ。
正解を教えることがせいなのかってちょっと教育論っぽくなっちゃうんだけど、
逆に余白を残したほうが、残した分だけその人独自の解釈が生まれる。
僕らの世界で言えば背中見て覚えろ、勘違いするわけですよ。
超有名なギタリストの方で、世界的に有名な方ですよ。
右利きなのに逆手でギター演奏するんですよ、その人。
なんでか、基本を知らないからなんですよ。
兄ちゃんがギター弾いててね、見よ見まで練習するんですよ、向かい合わせで。
向かい合わせだからね、鏡写しで覚えちゃうの。
そんなことある?
そしたらね、とんでもないギタリストになって伝説になったんですよ。
ジミヘンドレックスってんですよ。
知ってるわ。左利きな理由はそれだったんだね。
そういう人いるんです、世の中には。
例えば、世界的名著の一つになっているキリスト教の聖書。
解釈の余地ありすぎるでしょ、あれ。
あるだろうね。
余白すごいもん。
ざっくりだよね、結構。
ブッダの残した釈迦の言葉もさ、やっぱり余白があって。
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その余白を埋めていく後に続く人たちがどんどん解釈を埋めていって、
新しい概念が生まれていくみたいなのがあるわけですよね。
そんなことも同じく、全然違いますけどね、規模は。
料理でも起こり得るのかな。
余白を残したっていうよりかは、
削って余分な部分を削ぎ落としていったら、そこしか残らなかった。
残りは自分で考えろよっていうスタンスですよね。
余白の部分は常に変わる部分だよっていうのが消えて、
余白になっていっただけで。
これも初期から次のステップですよ、この辺の思考が。
そうなんだ。
ここから先に行くと、掛川氏には大日本法徳者という
二宮尊徳の教えの法徳論を学ぶ場所があるじゃないですか。
あるね。
日本の双方山が。
当然僕らも影響を受けるわけですよ。
改めて40なる前くらいの時に、二宮尊徳の文章を読んだんですね。
おお。
過微な草食、微食は控えよと。
そこで自分の材を余分な部分、今不入と箇所分所得を作って、
これを文土という、自分の分をあきまえた必要な分だけ使って、
そうじゃないところちょっと余白を残して、この余剰を次に回して恩送りをしなさいと。
水上しなさいという教えがあるんですね。
その中にね、微食は断固としてダメだみたいな書き方をしてるんですよ。
そうなんだ。
いや、尊徳先生ちょっと待ってくださいよと。
確かに二宮金次郎が生きていた幕末の頃、時代が違うので、贅沢は良くないですよね。
その部分を街づくりに使いなさいとか、人のために分かります。
けど現在におけるこのグルメとか微食、美味しいっていう感覚ですよね。
経済的なとか、そういう道徳的なものを超えた何かの存在価値があるんじゃなかろうかという疑問に戻ってくるわけですよね。
これが一番最初の飲食店とはなんだ。
これダメってなったら僕らの存在価値ゼロになりますからね。
でもここまでずっとやって残ってきたっていうのは存在価値を認められてきてるから、何かしらの価値はあるんだよね。
そうなんですよ。ただただ贅沢をするなのか、見栄なのか、
それとも何かしら体を作ること、命を作ること以外の心に働きかけるアートのような価値があるのか。
その辺をちょっと考えなきゃいけないなというところに行きます。
願いとしては自分たちの心に働きかけるプラスの要素があるといいなーなんて思ってはいるんですけど。
となるとですよ、食べ物っていうか食事という行為そのものは何ぞやって話になるわけですよ。
そう来るね。
そう来ますよ。今、固食とか問題になってるじゃない。固食も二つあってさ、一人っきりで食べる孤独の食事の固食とさ、
例えば家族4人揃ってるのに4人ともバラバラに違うものを食べる個人個人の固食とさ。
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そっちもあるんだ。
あるんですよ。特に食事の昔からのルーツを考えると、課題になってるのは校舎の個人個人食なんですよ。
そうなんだ。
人類の文明の成り立ちを考えると、獲物を取ってきてもしくは収穫をして安心して貴重な食料を分け合える最小単位が家族なんですよね。
絆を深めるためではなくて逆にこれを分かち合って信頼できるのはそこだよっていう印でもあったわけじゃない。
これがだんだんと豊かになっていって近世近代あたりになってくるとある程度みんな食べられるようになってくるので意味と目的が逆転するんですよ。
これが食べること食事を一緒にするという行為が絆を確かめ合うことにひっくり返ってるわけですね。
絆があるから一緒に食べてたのにそういう状態に今ひっくり返ってきている。
この社会背景の中で食事を家でするもしくは友達と集まって外で食事をするとはどういうことだと。
絆を深めるから飲みに行くわけではないっていうことになっちゃうんだよね。
実際は目的と手段の逆転現象で行くと今度一杯飲みに行こうかとか飯でもみたいな話するんじゃない。
実際行ったりするけどあれ飯を食いたいわけじゃないよね。
コミュニケーション取りたいからその方便として一緒に飯行こうかって。
なんかちょっと遊びに行こうよのすげえライト版。
時間が大体2時間3時間ぐらいの間隔じゃんねみんなね。
その時間遊ぼうよってアンに言ってるだけなんだよね。
そうですそうです。
同じ時間同じ空間を共有して楽しく過ごしましょうと。
であればよ同じもん食った方がよくね。
まあそうだね。
同じ空間共有するのであれば。
だから明々定食食ってちゃダメなんですよ飲みに行った時は。
そういうことになるね。
だから大皿なのかなとか。
ああ大皿ね。
まあ楽に作って食べるとかっていう感覚もあったのかもしれんけど。
多分それだけじゃないんだよね。
そういうのがあったからこそ昔から江戸時代ぐらいですけどね昔だって。
領邸では基本的には一グループが同じもの同じこんだてで出てくるわけですよね。
もうね領邸は基本的に開席料理なんで宴会を前提にしてますから。
そういうルーツを考えると食事ってなんぞやって考えることになって。
えっってことは何か食べ物っていうのはコミュニケーションのための1個のツールでしかないんだねって。
まあそうなっちゃうね。
そうなっちゃうんですよ。
そうなっちゃうと食べ物と例えば部屋のあつらいとか空間とか音楽とか並列なっちゃうんだよね。
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それと一緒だよね。
ちょっと前の料理業界の先輩なんかだとさ料理を作っている人もしくは料理そのものが一番偉いのであって中井さんはそれを補佐する人添え物もしくは器ぐらいの勢いじゃない。
言うんですよそうやって。
なんですけどコミュニケーションツールの一端であるっていう考え方にすると中井さんも料理も料理人もみんなフラットの全員ただのツールになるんですよね。
そうだねそういうことだね。
主役はそこにいるお客様が2人なら2人その2人の関係性そのものが主役であってそれ以外のものは全部演出のためのツールでしかないみたいな。
ディズニーに行ってキャストさんがサブかって言われるとありきだよね。
ミッキーマウスがいてドナルドがいてスプラッシュマウンテンがあって全部揃ってディズニーランドなわけなんでミッキーが主役でそれだけで成立するかって言ったらディズニーランドは成立しないですもんね。
ミッキーだけだったら多分あんなに人気になってない単体だったら。
ちゃんとみんながフラットな関係でいるから演出できてるわけですよね。
こういうことを考え始めちゃったんですよ。
次行きますよ。
コミュニケーションツールとしての料理を考えたときに自分の外側のものを会話にするんでそれが共有物として料理があってそれがおいしいとお互いにおいしいねって感情を共有してコミュニケーションが円滑になりますよと。
こんなロジックだと仮にしましょうか。
じゃあおいしさってなんなんってなるんだよ。
おいしさって?
だってさ命を維持するだけって考えたとするじゃないですか。
味いらないんですよ。
それはそうだね。
カロリーメイトじゃないけどもっと究極の栄養食があったらそれをずっと摂取していればいいわけですよ。
そうだね。野菜なんか加熱せずにそのままかじっていればいい。
そういうことになっちゃうんですよ。
もうなんだったら全部加熱してドロドロにして一個の固形にまとめてそれ水に溶かして飲んでくださいで生きていけるわけですよ。
生きていこうと思えばね。
その究極が天敵だったりするわけでしょ。
そうだね。
一生天敵で生きていこうと思えば生きていけるわけですよ。
じゃないわけですよね。
お寿司食べたいけど喉がもうダメになっちゃっててとか歯が噛めなくてっていう人に
それをトロントロンにした今の流動食の進化系みたいなのがあるわけですよね。
それでもそれ食べたいんですよ。
その美味しさへの探求心とかね。
執着って何?ってならない。
そうだね。生きるために食べるっていう区切りと遊びに行くっていう区切りはまた別の話なんだと思う。
そうなんですよね。
現代によっては多分そうなるんだけどこれをずっと遡っていきます。
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ビールのシリーズって言ったけどさ1万年前とかまで行くじゃない。
その時代からすでに美味しさの探求始まってるんだよね。
食うや食わずの時代から。
濃厚始まる前から美味しさの探求してるわけじゃん。
なんだろうね。
そうだね。どうせ食べるならよりよく食べたいっていうのはそれだけなんだろうけど。
原初の頃、サルがサバンナに降りてきましたぐらいの頃は
より栄養価の高いものを効率よく摂取できるためのセンサーとしての味覚だったかもしれない。
けれどもかなり早い段階なのかな。
でも1万年前じゃそんなに早くはないのか。
サルが地上に降りてから何十万年かした頃には
もう美味しいものが食べたいよっていう風になってってるわけだよね。
そこからもう1万年2万年経ってます。
そもそも美味しさってどんな効果があってどういうものを美味しく感じてるの?
わかんないじゃん。
同じものを食べてもどこで誰と食べるかによって全然違ったりしない?
それはそうだね。
外で食べるご飯は美味いねって。
いやそれ昨日食ったやつの残りだけどとか。
リアガーデンとかね。
はい。
ピクニックとかね。
はい。
物はいつも一緒だけど外か中でだいぶ違うしね。
そうなんですよ。
その辺の屋台で買ってきた焼き鳥をね。
家でテレビ見ながらかじるのと
友達同士でホームパーティーやってる時に食べる焼き鳥の味は全然違うわけですよ。
うん。
なんかもうわかんない美味しさって。
そうだね。
だいぶ感覚とかその時の感情に左右される感覚だもんでね。
うん。
これ追及していったらさ全然わからないんでいろいろ事例を集め始めたんですよ。
事例集めたの?
科学的な検証も今されてるので
味覚未来下の味覚を察知する細胞ですよね未来。
うん。
あれもちょっと読んでみたりとかね。
うん。
こないだも話しましたけど息値。
うん。
温度によってとか何%だったら砂糖を感じて何%ぐらいで酸っぱさを感じてみたいなの。
ああいうのもちょっと調べたりなんかして。
うん。
ますますわかんないわけですよ。
うん。
事例を調べるにあたってはもう現代集めきれないんで過去に過去に遡っていくしかないから。
人類は一体全体どうやって美味しさを追及してきたのだろうっていうのをずっと遡っていったら
いろいろ面白いことがわかるわけですよね。
これが食べ物ラジオの原点なんですよ。
そうなんだ。
実は。
それを調べていったらそんだけ知識がついて面白いことがわかってきた。
わかってきた。
結構我々がこれが当たり前と思った食べ物。
よくあるのは料理が苦手な人がいうのがうまくできない理由を見るとレシピ通りにうまく作れないとかレシピの言ってることが意味がわからないとか言うんですけど
そのレシピを正解と思ってる時点でもう料理じゃないっていうことになってくるわけじゃないですか。
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だいたいひからして前回のイギリス寿司寿司じゃねえからこのぐらいの定義から言ったらそうなんですよ。
そうだね。
すげえ自由だなって。
そうだね。レシピって何?って言われるとその通りに作ったことあるかな?
あるレシピ通りに分量作ったっていう。
ぴったりはないかもしれない。
ぴったりってないじゃん。
お菓子ぐらいじゃない?めったにはないけど。
お菓子はかなり正確にやらないと膨らまなかったりとかね。
特にイースト菌は繊細なので。
あれはレシピとはまた別のジャンルになるのかなと思うけど。
でも炒め物でレシピ通りのタレってだいたいだよね。
だいたいですよ。
大さじ1とか小さじ1って何ccとか決まってるけどそんな表面張力考えてやってないでしょ。
何ccとか大さじ1杯もあるけどグラムもあったりするじゃん。
湿度によってグラム変わるからね。
そうなんだよグラムはね一番変わるからね。
最終的に何を基準に決めますかあったら自分の舌以外ないわけでさ。
そうだねメーカーによっても塩分濃度とかさ。
砂糖の甘さとかも若干違うはずだよ。
ピッタリ一緒の砂糖なんてないだろうし。
そうだそうだそれでいくとね。
一緒ではないんだけどコブの使い方。
みんな前の晩から水に入れてさ。
で次の日の朝に火にかけてプクプク言い始めたら取り出してっていう基本を守るわけじゃない。
だけどねもっと浅くとる方法もあるわけさ。
北雄寺ロサンジンだっけ。
あのくぐらせ。
あーくぐらせってあるね。
あれを知った時にはひっくり返ったよね。
くぐらせってすごかったよね。
もうほんと博多ラーメンの粉落としかっていうぐらいだからね。
ねー。
表面のアミノ酸を溶かしてるだけだから。
そうだね。
なんなんなんだけど親父に聞くとさ。
そこまでじゃないけどわざとコブをたくさん入れてコブのダシをしっかり取らない。
でも量がたくさん入ってるからそれなりにちゃんとダシは取れるんだけど。
それじゃあコブにダシがいっぱい残っちゃうじゃん旨味が。
いやいやこれ全部ダシ切っちゃったらこのコブ使い物になんねえじゃんゴミになっちゃうじゃんっていう発想ね。
あーすごいすごいそれは目から鱗っていう感じもしたし。
逆に少量のコブでしっかり味取るんだったらこれは科学的に実験データ出てるんではっきりしてるんだけど
60度のお湯に60分間がマックスで旨味だけが抽出される温度。
ちょっと濁るけどね。
それはもう科学的に実験データが出てるんで。
はいはい。
いろいろとこのグラデーションがあって別に良かろうと。
そうだね。
だからね僕はねこれをずっとなんだなんだってどういうことどういうことっていうのをずっとやってったら
いろいろとネタとして面白いことも知ったんだけど
今まで僕が勝手に思っていた世界観、料理に対する固定概念
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片っ端から崩壊していくわけですよ。
気持ちよくてすさまじく自由だなっていう感じがする。
そうだね。
料理結局解析とかはさ未だに残ってるけど
食料として最後まで全てを使い切る。
うまいこと使おうと考えた結果が今のレシピだったりすることって結構あるじゃない。
大根のかつら巻きの最初の表面の大根の皮をあえて厚く剥くとかさ
あんなのばっかりじゃん。
あれ薄く剥いたらさ美味しくないでしょその表面の皮。
そう。
っていう話とかも結局うまいこと全部食べ切ろうと思ったのが料理。
加熱しないと固くて食えないとか多分そういうとこからだんだん発展してきるのかなっていう。
多分ねそうですね。
食べられないものを食べれるようにするというのが原点だし
日持ちしないものを保存させるようにするというのがやっぱり一つのルーツだったりするかなっていうことが
だんだん勉強していくとわかるんですよね。
でねこれ最終的にどこにたどり着いていくかというと社会を見ることになるんですよ。
まあ食べてるのは人だからね。
歴史を知らなきゃいけないしその時代背景とか現代の社会を知らなきゃいけないし
歴史を知って平々面白いねでももちろんいいんですけど
そうするとじゃあ食べ物を通して今の社会がどう見えてくるんだろうっていうところまでいっちゃうわけですよね。
ついこの間もフグのシリーズで少し触れましたけど
フグの漁獲高がどんどん下がってきてますよ。
なんなら今年に関してはかなり北の方の海流に乗っていってしまったので
沿岸で取れなくなっちゃいましたよね。
普段取れない北海道で取れちゃったりとか。
ってことはですよこれ海水温の問題ですよね。
海流も変わっちゃってます。
海温が変わってきてるので湖部の生息域も変わってきてるんだそうですよ。
まあそうなるよね。
北上しちゃってるんですよ。
最南端が。
そうなんだ。
だから北海道の南側で良質な湖部が取れなくなりつつあるんですよ。
どんどん北に行く。
それは問題だね。
大問題ですよ。
このまま行くとカムチャカ半島まで上がっちゃうと日本領じゃないですから。
そうだね。
湖部をこんなに活用する民族って日本人しかいませんから。
ってことは湖部を加工する技術者が日本人しかいないのに
ロシアに行かないと湖部が取れないということになるとこれ大問題ですよ。
質の低下にしかならないですから。
ならないね。
下手するとそのうち駿河湾とか東京湾あたりで南国の魚がおいでるかもしれませんしね。
カラフルなやつね。
ガラッと変わっちゃいますよ。
これ大変なことですよ。
環境問題。
環境問題ね。
フグと湖部考えてたら環境問題になっちゃった。
そうすると今度漁業の人たちどう生きてるのとか農業の人たちどうやって生きてるの。
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今は生活苦しくなって保護が必要な国が支援してたりとかするわけですよね。
これどこの仕組みが悪いのって。
どっか仕組みがいびつになってるんじゃないのかしらっていう疑問が浮かんでくるよね。
そこも見なきゃいけないですよね。
過去と現在比較してどうなんだとか。
じゃあフードロス問題とかどうすんだ。
また次回やりますけど。
冷蔵庫を冷やすをやるので。
次のシーズンやろうと思ってるんですけど。
最終的に僕が行き着いて。
これ本編でまた話しますけど。
冷蔵庫って温室効果ガスの減強の一つに数えられてるんですよね。
地球温暖化に一因勝って。
じゃあ世界中の冷蔵庫を止めたらどうなるか。
戦争が起きるんですよ。
独単ですけど。
確かに食料奪い合いになるね。
その時取れない地域とかやばいもんね。
そうなんですよ。
食の濃淡をフラットに平準化させてくれてる技術でもあるわけですから。
このバランスどうするの。
じゃあ電力はとかいう話になってくるんですよね。
大変ですよこれ。
大変なことになるね。
食べ物を通すと何がいいかっていうと。
めちゃくちゃ身近に感じるんですよ。
そうだね。
これらの疑問をひっくるめて。
面白おかしく食べ物のルーツを感じていくと。
なんとなく見えてくるものがあるんじゃないかなっていう僕の実験です。
なんかあれと似てるね。
お金の価値って時代ごとに違うって言うじゃない。
あれは時代背景を知らないと
なぜこのお金の価値がこんなに高かったのかとかさ。
わからんわけじゃん。
それは海外を見てとかさ。
当時のアメリカとの関係性とかさ。
きっとあっただろうし。
食べ物も一緒なんだよね。
そうなんだよね。
例えばすごく値段の高くなった日本酒があった時があるじゃない。
時代々によってあるけどさ。
幻の名酒一本何万円みたいな。
あるね。
めっちゃ売れるぜって大量生産した瞬間に
すげえグレード下がったりとかさ。
世の中の価値が。
物は一緒なんだけど周りから見られる価値下がってみられたりとかね。
確かに。
ああいうのも世の中でたくさん起きてるよね。
起きてるね。
これが重い側の食べ物ラジオの一つの側面です。
一方は例えばさっきのコミュニケーションでいくと
相手と仲良くなりたい。
人と仲良くなりたいのであれば
その人のことをより深く知ろうとする行為が
相手を好きになるきっかけだったりするじゃない。
共通点見つけて
ああそうなんだって俺も俺もみたいなで仲良くなったりするじゃない。
プロフィールを知る背景を知ると嬉しくなって好きになるみたいなのを
対人じゃなくて対食べ物でやっていく。
そうするともう少し毎日食べてる食べ物に愛着を感じて
一回一回の食事が楽しくなるかなっていうのもあるんですよね。
何年生きるか人によってそれぞれですけど
1日2食の人も1食の人も3食の人もいますけど
生涯で食べられる食べ物の量って大体変わんないんですよ。
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そもりはそうだろうね。
それを毎回毎回淡々とね
さっきの完全飲食じゃないけど
ああいうのでただこなしていくのか
一回一回ちょっとした楽しみになっていくのかで
生活のサイクル楽しみって変わらないかなと僕はそう思ってるので
その一助になるんだったらこういう食べ物のルーツとか
ルーツというかプロフィールだね。
プロフィールの紹介をしていくことで
一つ一つに愛着を持っていくようになると
より食事が楽しくなるんじゃなかろうかっていう
この2つの側面です。
これを考えてたんです一人でずっと黙々と。
それをちょこちょこと自分のブログに書いてたんですよ。
初めの頃のブログは書いてるんです。
食べ物ラジオをやろうってなった瞬間から
ブログに書けなくなっちゃったんです。
ネタだからね。
そこで公開しちゃダメだよね。
なんなら僕のエッセイ読むと
ブログ読むとですね
味噌汁の回の原稿全部上がってますから。
確かに上がってるって言ったもんね。
初回はエッセイの方から持ってきてるんで
ラジオ用の原稿書いたわけじゃないですからね。
そのまんま持ってきただけなんで。
うまいこと噛み合わせあったよね。
歴史好きなのとさ。
そうですね。
多分歴史の知識なかったら
多分食べ物のルーツなんか調べてもさ
もっと浅く終わってたと思うよ。
始めるタイミングではどっちも浅かった。
そうなんだ。
歴史も時代の側で結構前後して覚えてたりとか
こんなのあったっけなっていうのは結構あるね。
改めて勉強し直してるだけ。
俺がやっても多分いかないんだよ。
そうか。
歴史の苦手意識があるからさ。
まあいいかで終わりそうだし。
僕は好きですからね。
年号嫌いなんですけど。
事件も別にどっちでもいいんですけど
そこに関わった人が何を持ってどう動いたっていうのを見て
おもろこの人こんな行動するのっていうのを見るのが好きなんで。
人間観察好きなんですよ。
今でも喫茶店に行って
外眺めながらずっと人間の行動観察してますよ。
そうなんだよ。
人間観察って面白いんだよね。
たまに下手すると心の中でアテレコしてますからね。
やるからな。
似てるところはあるんだよね。
それを歴史上の人物でやってるだけ。
いやあ家康さんこんなことしてこの家臣どう思ってんのかなとか
この家臣のさらに配下うわとんだ迷惑だわとか思ってるんだよね。
そういうのを想像するのが好きなんで。
そうか。文章の読解力が高いよね。
そうなのかな。
俺本全然読まないからさ。もともと。
本は好きです。小説も好きです。
なんかそのSFとかねそういう長いのが読めないってわけじゃないんだけどさ
偏りがすごいからさ。
兄ちゃん割と小学校の頃にはもうめっちゃ読んでるじゃん。
そうですね。小学校の図書室にあった本は
小学校4年生が終わる頃には全部読み終わってましたね。
そんなのあんま聞かないからさ。
39:01
死ぬほど家にも本あったしさ。
最後つらかったですよ。
図書室の本ずっとぐるっと一周回ったら楽しそうな小説系から入ってくるんですよ。
電気とかね。エジソンとか読んでおーってやるわけじゃないですか。
ぐらーってやって最後の最後に残ったのがギネス。
千何百年とかって十何冊とか二十冊並んでるんですよ。
ギネスってギネスブックの本?
ギネスブックみたいなあれの小学生版が並んでるんですよ。
あれを全部片っ端から読もうと思うと連続はマジできつい。
ただの辞書だからね。
もうどうでもいいですよ。
前の号で見たわこれみたいな。
そうか。俺は唯一読み終わってるのは図鑑全部とかさ。
ああいうのは読んでるんだよ。
見ましたよ。
それぐらいなんだよね。
なんだこの学術名のやたらと法則が面白かったりとかね。
それを最近になって、ああそうかカールフォン・リンネかっていうね。
とこに行っちゃうんですけど。
言ってたね。
二名法ねとかね。
わかんね。
知らないですか?
知らない。
我々人類は学術名何ですか?
どういうこと?
人間は学術名、名前。
ホモサピエンス。
ホモサピエンスですよね。
ホモ族のサピエンスという種ですよね。
そうなんだ。
それを二名法って言うんですよ。族とその個体名で。
ああそういう名前なんだね。
そうですそうです。
その名前の法則を一番最初に考案したのが、
カールフォン・リンデ、リンデちゃんもね。
干渉するんだよなリンデとリンネ。
いるんですよ。
カールフォン・リンネ。
有名な方ですね。
生物学で分類学の父と呼ばれてるスウェーデンの人かな。
この人がカールフォン・リンネさん。
で僕が今間違ったカールフォン・リンデさんは
ドイツで1800年代にアンモニア式レトーキを発明した人ですね。
ビールの代で出てきてます。
リンデとリンネで違います。
本当にややこしいよ。
大丈夫日本人もずいぶんややこしいから。
そうですね。
海外からすればね。
そうですね。
みんな太郎美しさとかさ。
そんなに多いか。
多いです多いです。
日本に慣れるくらいだから多いよ。
多いですね。
みんな長男太郎なんだから大体。
確かに。
一郎太郎のどっちかなんだから昔は。
次男で太郎とか言われても困りますからね。
今いますけど。
そんな感じなんじゃない海外から見たら一緒でしょっていう。
多分あれなんですよ。
カタカナに直すとそうなっちゃうんですよ。
きっとね。
現地の発音であったら全く別なんだと思うんですけどね。
スペルも違うからねきっとね。
スウェーデンとドイツですから。
絶対違うじゃん。
絶対違うはずですよ。
音が似てるだけだね。
僕らから見るとマジややこしい。
カタカナ表記したら名前というか英単語ってだいぶフラットになるからね。
一応それを分別するために頭の中で整理するために当時の写真を並べて
42:02
ちゃんと見比べてインプットしたんですよ。
だけどいざ口から出てくる言葉が時々間違える。
あるよね。
過去回もあるから。
そうですね。
全然違うことを同じことと言っているみたいな。
うっかりフランス革命フランス革命ってずっといろいろ言ってたら
宗教革命って言ってしまうこの大間違い。
そうね。あったね。
頭の中で宗教改革って書いてあるんですよ脳内には。
出てくる言葉が間違ってる。
そうね。
あれもね気づかなかったもんね。
改めて聞いてみてあれって言って。
だいぶ経ってからあれってなりましたからね。
なったね。
ありますあります。
まあそういうことはよくある。
もう何の話やこれ。
でこんな会話してたんだよね結局。
兄者が調べてきてその話を聞いて面白いねって言って
で厨房でその話を交えながら仕事の話をしながら
系の話とかで俺が動画の話したりとか
VRやりたいとかアホのこと言っていたりとか。
そうだね。
あとバンドが好きってのもあって音で何かできないかってのもあったんだよね。
もう書くのもしんどいしね。
映像しんどかったじゃんね。
俺が映像やりたかったからさ。
だけどそんな時間もないしコンテンツ作るにも
自分一人で作るっていうのは編集しかできない。
ってなると何かねえかなって言ってたら厨房で流してたポッドキャスト。
当時バイリンガルニュースか昔の。
そこをずっと聞いてて
ラジオって片手間で聞けるからいいよねみたいな。
我々がよくラジオ聞いてますからね。
で俺がミキサー持っててパソコンにつなげて
これ撮れるわって言って。
で俺がニコ生配信とかさ。
配信ばっかりやってたんだよね。
昔学生の時に。
でそれの経験があって
音だけだったら編集楽じゃねっていうのから
じゃあ撮ってみようみたいな。
そうなんだよ。
食べ物ラジオは編集なしでやる前提だったんだよね。
そうそうそうそう。
今がっつり編集してるじゃん。
がっつり編集してるけど動画に比べればはっかり楽。
確かに僕の言い間違いとかね。
無駄なフィラーが入ってたりしますから。
すみません。
おかげさまでコンプレッサーとかね
音響関係は詳しくなったよね。
なるほど。
調べたから。
そうだね。
バンドの話で思い出したけど
この兄弟の決定的な違いが明らかになったね。
決定的な違い?
同じようにバンドやってたじゃない。
学生時代。
楽はどちらかというとSEとか
マイクのセッティングがとかミキシングがとか。
ライトとかね、舞台設定とか
本当は舞台周りだよね。
自分が演奏することにあまり興味がなくて。
そこが違うんだもん。
もうやってだもんそれ俺。
そうか。
俺気持ちよく演奏したいからやってって。
45:00
なんかステージに立ってる人たちが
より飲み込めるようなセッティングをしたかったから。
それを見て観客が盛り上がるっていう姿が面白くて
それを動画に収めたりとか
ミキサーやたらといろんな知識が増えていって
今に至るみたいな。
僕はドラムやってましたけど
バスドラとかスネア叩いて帰ってくる音が気持ち悪いと
もうちょっとなんとかならないっていうだけで
あとは気持ちよく演奏したいだけですからね。
もう全然違うんですよポジションが。
そうだね。
ミキサーを買って部屋でいじってたずっと。
コネクターとかつなぎ合わせとか
もちろん電気関係とか
あんだけ電気の使うものアンプとか繋ぐと
どうしてもノイズが乗ったりとか
あれをどうにかしたいとか思って
いろいろ配線したりとかして
シールドはこんな感じがいいかなとか
そんなばっかやってたよ。
すげーな俺はもう自分の太鼓にしか興味がなかったからな。
そうかパソコンばらすのも好きだしね。
昔からばらすの好きなんだよね。
ばらして組み替えるというか
また別物を作るみたいなそのパーツを使って。
なになにばらして組み替えるの?
船のプラモデルをばらして飛行機作るみたいな話?
飛行機から船は作った。
やんのかよマジか今。
突っ込まれる前提で話してるのにやったんだ。
プラモデルのヨットがあって
飛行機のラジコンがあって
飛行機のラジコンが空きましたと。
でプロペラ2個ついてるから
左右独立してこっから
これ船でも動くんじゃねえかっていう。
風力でボート走んじゃねえかってなって
作ってた。
おかしいよ。
そうか中学の時のロボコンとかも
物を掴んで積み上げるようなロボットなんだけどね。
スポンジみたいな四角いやつを。
あれの原理はなんかねえかなと思って調べたのが
エレベーター。
上下に動くやつ?
そうそう。プーリーとバランスとってね。
レールがあってて基本構造とかを見て
あー確かにこれ使えるわみたいな感じで
ロボットを作ったりとか。
モーター制限とか個数制限ももちろんあるから
その中で何ができるかなみたいなのを
いろんな構造を見て
これ真似してみたいっていう
ウォーキングマシーンみたいなやつ。
四角八角のロボットってどうやって四足動かしてんだみたいな。
そんなのばっかりだったよ小学校の頃。
あれ新しい番組やりますか?
俺聞くんで工学ラジオみたいなの。
工学ラジオやる?
構造解明とかはすげえ好きだからね。
飛行機のエンジンとか高度上がると
酸素がないのになんでエンジン燃えるの?みたいな。
燃料燃やすために空気圧縮してとかやってるんだけど。
っていうのとかジェットエンジンとかの仕組みとかさ。
構造解析?構造理解が好きなのは
その単語自体は一緒なんですよ。
構造理解の対象が全然違うのこれ。
48:00
タクは機械系とかさ。
機械か制御できる何かなんだよね。
多分。
そうでもないな。
制御できないものが好きだからな。
俺どっちかというと社会構造とか。
人の心理構造とか。
心理構造は興味あるけど
機械系よりはのめり込んだことない。
断然心理学の方が楽しいもんね。
そうなんだ。
途中で自分は自分で生きちゃったんだよね。
自分の世界が好きだったから。
なるほどね。
邪魔するなっていうので
人から多分距離を置いた時期があって。
パソコンでホームページ作りだしたのは小4とかだからね。
そうか。
初めて作ったホームページは小4かな。
ジェネレーションギャップだわ。
そうか。
ないもん。
私小学校4年生の時は一応パーソナルコンピューター
もしくはマイコンと呼ばれる存在でありましたけど
プログラムの本も出てましたよ。
全然違いますからね。
そうなんだ。
だいたいパソコン1台50万前後してましたから当時。
まだマイコンとか言ってたもんね。
マイコンです。
テープだったもんね。
プログラムが。
途中から市太郎出てきてワッとなってましたから。
全然違うところでびっくりしちゃって。
兄弟で知ってるはずより12年違うとこんなに違うのか。
ちょうどこの間がかなりハードウェアがすごい進化したからね。
これリスナーさんびっくりするかもしれないですけど
僕ら絵と一緒なんですよ。
そうか言ってないわ。
言ってないですからね。
言ってないね。
僕とタクの間は丸ごと12年違うので。
そうなんだよね。
僕が小学校6年生の時に大ギャーですから。
兄ちゃん78年生まれたもんね。
78年生まれた。
90年だからね。
そうですね。
全然違うんだよね。
もう見てる世界が違いすぎておもろい。
そうだね。
俺が小4だともう2000年近いもんね。
99年か2000年頃にお下がりのWindows95だからお下がりだからね当時。
Windows95。
なんなら俺98の販売現場にいましたもんね。
それはそうでしょ。
もう20歳だからね。
そうですよ。
普通に店頭見てましたよ。
それぐらい差があるんだよね。
そうだね。
僕らがいじる工作系で電気使うものったらまずミニ四駆の第一世代ですね。
でもミニ四駆も散々やったからな。
僕は当時思い出してびっくりしたのがタクが持ってたミニ四駆のキットあるじゃないですか。
透明の工具箱みたいなのに入ってパーツもいろいろ売っててつけてましたよね。
四隅にリングつけたりとか。
シャシーの中くり抜いて軽くしてあるやつとか。
あれは僕らの第一世代の時にみんなが情報を持ち寄ってカッターで切ってハンダゴテで溶かして加工したものが雑誌にアップされてた時代があるんですよ。
前段階で。
なんかあったねカスタムの写真が上がってるコロコロコミックみたいなやつ。
51:03
そうです。
シャシーの部分も薄く軽くするためにみんなでヤスリかけてやりすぎて穴開けたりしてたわけですよ。
それをメーカーさんが作ってくれるようになったらこれ売ってんだと思って。
でも俺結局それね自分で作ったのよ。
売ってるものを作るのは嫌なの。
カスタムとかで過去の写真とか見てこれめっちゃおもろいと思ったらキリで穴開けたりとかしてもう散々それもやった。
やったんだよ。
僕ら一番笑ったのがモーター。
おもちゃのモーターですよね。
あれノーマルモーターからハイパーモーターとかいろいろ出てましたよね。
あった。
高いわけですよ小学生にとっては。
高い。
僕ら中ばらしてノーマルモーター2つを1個にしてコイル倍増で増やしてましたからね。
俺コイル巻いた派だから。
やったんだ。
なんかハイパーモーターを自分の自作で自作が勝ちたくて。
買ってきたもので強いのは当たり前なんで。
売ってんだもんね。
それが気に食わなくて。
やってること一緒なのにルートが違うんだ。
違うかも。
あるのをやるのが嫌で自分でやったわけでしょ。
既製品を使うのが嫌で。
既製品も嫌だし。
既製品ない世代だから。
そうだねまだないね。
それだ料理の世界もきっとそれだよ。
親父らの世代スチコンないし。
ないね。
グリルも全然違うしIHも当然ないし。
だから工夫をするんじゃないいろいろと。
そりゃそうだね。
工夫の結果が今だからね。
そういうことですよ。
より便利にした結果ですよ。
これでいくとまた料理は次の世界にどんどん変わっていくんだろうね。
そういうことだね。
まだここからスチコンでできることとか燻製とか
いろんなまだアウトドアでまだ流行ってるやつっていうのは
店でやってないじゃんねあんまり。
そこの部分はまだ進化しがいもあるし。
やっぱ環境も変われば
多分それこそ日本の食器がこんだけ変わってしまうと
食べるものとか味付けもだんだん変わっていくんだろうね。
農業も漁業ももうみんな変わってきてるので
またここから先変わっていき続けるんだけど
変わっていくものを良しとするものと
かといって逆にね
昔が良かったよねっていう
ただの開古主義でも良くないなって思うんだよね。
せっかく時代は変わってきてるので。
過去の良かったものと
今見つかってる新しいものとの
バランスをとって
その中から自分が何をチョイスしていくかってなると
その判断基準がないわけじゃん。
その判断基準をそれぞれが自分の中に持つためには
やっぱり食のルーツみたいなのを知っておく必要があるかなと。
積み上げるならそうなるよね。
ほら食べ物ラジオのEが出てきた。
出てきたね。
帰ってきたよ。
帰ってきたね。
まあどこかで使えるよね。
間違いなく使えると思いますよ。
54:00
食べ物だけではなくて見方が変わるからね。
他のものの。
そうなんですよ。
僕ね、食べ物ラジオをやり始めてから
気がついたことがあって。
僕が好きだった歴史と嫌いだった歴史。
学校で習うやつね。
どっちもね、政治なんですよ。
政治。
基本的に
織田信長が出てきました。
豊臣秀吉で徳川家康で江戸幕府を作りました。
全部国の政治じゃないですか。
夫婦戦争をしましたプロイセントフランスでみたいな。
あー確かにね。
全部戦争も国の政治の歴史がほとんどなんですよね。
その中で宗教改革だったりとかは文化面に寄ってたり
ルネサンスとかもそうですけど
そういう部分がちょろちょろと出てくる。
どっちかって言うとね、僕ね
人の観察が好きなので政治ばっかりだと飽きちゃうんですよ。
庶民の文化とか経済とかも結構面白いなと思ってて。
食べ物ラジオをやってると
文化中心になりがちなんですよね。
政治と文化と経済がどう絡み合っていって
結果庶民がどう変わったから食べ物がこう変遷した
みたいなことが多いわけですよね。
これはお寿司の会話も諸でしたし
その前のビールもやっぱりそうだったし
この目線が面白いなっていうことに気づいて
文化目線で見る歴史ってすげー楽しい。
楽しいね。
今年表作ってるじゃないですか。
作ってるね。
歴史出来事って書いてあるんですけど
文化の部分と経済の部分と
あと出版書籍、有名の書籍の欄を作って
それぞれに書いてるんですけどね。
やばい。
教科書に載ってないけど
その世界では有名人の人たちが
文化と経済のとこにいっぱい出てくる。
そうなんだ。
そうなんですよ。
そもそもカールフォン・リーンでレトッキーを発明したドイツの人ね。
歴史の教科書絶対出てこないから。
出てこないね。
出てこないんですよ。
そうだね。
興業家狙ってると結構変な人ばっか出てくるけどね。
ロバート・ボイルね。
ボイルの法則のボイルさん。
あれもたぶん熱力学か物理学では出てくるだろうけど
社会の教科書には絶対出てこないからね。
出てこないよね。
その背景ってパラバンの教科になっちゃってるんで。
食べ物ラジオやってると両方知らなきゃいけないから両方横断するじゃね。
面白いなと思って単純に。
そうだね。
どっちも出てくるからね。
別に歴史ラジオじゃないんだけどね。
歴史ばっかりでこの間レシピがないって言われてて。
そうですね。
次回以降レシピの話をなるべく入れていこうと思うんですけど
次回マジでごめんなさいそれは。
冷やす歴史なんで。
タイトルまだ決めかねてるんだけど冷やす歴史でもないんだよな。
違うんだ。
冷やすってなんだっていう話をするので
冷やす革命冷蔵庫革命みたいなタイトルにしようと思ってるんですけど
これでいくとレシピ出てこん。
それ出てこないな。
食材がない。
食材がないからね。
一応古代のシャーベットのやつは出そうかと思うんですけど
57:02
そのくらいここにちっちゃくなっちゃった。
もう最後の最後に冷やすコツぐらいだよね。
言ったとしても。
そうですね。
氷に塩をやると冷えるのはあるよとかそういう話ですよね。
雑談会で先出して言っちゃってる。
次回のネタなくなるんで冷やすはこの辺にしとこうかな。
もう野菜の保管方法っていう道股に言われてるやつとかちょっと調べて。
そこはもうお願いしますよそっちは。
それであれやりましょうようんちく系を。
うんちく系。
僕は料理自体とかコツとか。
さっき言ったうなぎも別に鍋とかあるんだよみたいなそっちのちょっと変わり種とか。
歴史上の語源はここにあるんだよっていうちょっとうんちく系あるんで。
逆に俺の知らないほらタクの方が農業とか詳しいじゃん。
そっちの面でのうんちくとか使える知恵をただ並べるだけの回があってもよくない。
そうか。
うちの食べ物ラジオ重いんだよ。
重いね。
俺が言うのもなんですけど。
重いね。
5話で納めるとか言いながら7話まで行ったりとか。
10話近いのもあるしね。
次回ほんと4話で納めるつもりでいるんですけど油断すると6話7話行くんで。
間にねもう少しライトな。
ちょっとジャブじゃないけどとっかかりのいいやつね。
うんちくか使えるネタ。
使えるネタ。
飲み会で話しておーってなるネタか実生活に役に立つネタ。
意外と見つけるの難しいけどね。
ちょっと探しましょうよそれやりましょう。
やるか。
それ系の回をちょっと一度挟みたいと思います。
いいのか今日こんなだらだらと。
1時間喋ってるよ。
うまく編集してください。
そうだね。
前後編になりそうだけど。
何しても困るんだよねこれ。
このネタだと全部繋がっちゃってるから。
うまいことやってもらえればいいんじゃないですか。
なんとか編集します。
最悪ダメだったら全部だらだらと流しましょう。
雑談会なんで許してくださいということで。
じゃあ今回この辺で終わりたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。