ということで今回は、
アメリカを代表するハンバーガーの歴史。
アメリカを代表するハンバーガーの歴史。
はい。
ハンバーガー。
ハンバーガー。お待たせしました。全国のハンバーガーファンの皆様。
ハンバーガーファンの人どのくらいいるんだろうか。
いや、わかんないですけど、いるんじゃないですか。
まあ、いそうだよね。
ほら、最近グルメバーガーっていうね、新たなカテゴリーも確立したことですしね。
はいはいはい。
たまにテレビでやってますよね。グルメフェスみたいなので、ハンバーガーフェスみたいなのね。
ああ、そうなんだ。
はい、何回か見ましたよ。
ああ、そうなんだ。
うん、なんかコンペティション形式のところとかもあるらしいですね。
投票して1位を決めるみたいな。
はいはいはい。
なかなか今までに見られなかった現象かなと思いますね。
そうなんだ。ちょっと本編入る前にね、先に西原さんからカバーアートが届いておりますので。
それは本編の前にやるやつじゃないの?オープニングで。まあいいや。
もう一個ね、もう一個。ちょっとね、ディスコードのチャット欄に入りますんでね。
はい、チャット欄に入るのね。
はい、じゃあ行きまーす。どう?
おお。
どうでしょう?今回のカバーアートは。
なんかすごいアメリカン、しかも西海岸風な感じですね。
西原さんからコメント来てますんでね、ちょっと読み上げますね。
バタバタと大変な時期でありましょうが、次回ハンバーガーだったよね。
ちょうど沖縄出張の際の牧港っていうのかな?
牧の港、牧港A&Wに行ったのが役に立った。
ということで、なんか写真撮ったみたいだね。
ああ、そういうことね。
はい。
漏れなくいつも通り細かいところにいろんなのが隠れておりますので、間違い探しじゃないけど。
タベラ寺のキャラクター探し、あとなんかひねりの効いた場所があるので、皆さんしっかり探してみてください。
これはいろいろ仕込まれてますね。
ねえ。
いや、今回もテイストがまた違って面白い。
これは何でしたっけ、90年代から0年代ぐらいに流行った色彩ですね。
そうだね。結構ビビッドカラーというかアメリカンっぽい雰囲気が出てるね。
そうですね。アメリカ料理といえばみんなハンバーガーってまず言いますからね、今はね。
確かにね。
シンス2021掛川。
それは食べ物ラジオのやつだね。
食べ物ラジオのやつが入ってますね、ちゃんと。
そうですね。そして看板がメインでタクになってるけどね。
本当だね。ビール持ってますよ。
これビールなのかな?
これ蒸気だからビールじゃない?
ああ、そうかもしれない。
はい、ということで本編お願いします。
はい。あ、そうか、もう本編入ってんだった。
そうなんだよ。
あのですね、ハンバーガータク好き?食べる?よく。
ハンバーガー?食べるよ。
食べる?いやね、これ不思議だなと思ってて。
僕個人の感覚もそうだし、友達に聞いてもそうなんですが、
ハンバーガーばっかりだと飽きるというか、
高校生くらいの時になると、さかのぼって考えると、
ちょっと小腹空いたなっていう時にハンバーガー食べるのはいいんですよ。
だけどすげえお腹減った時にハンバーガーだと物足りないから、
定食屋に行くか、どんぶり物屋に行くか、ラーメン屋に行くかみたいな、
そっちの方が優先値上がっちゃうんですよね。
ハンバーガーを4つ食べればいいんじゃないの?
そう、そういう感じになっちゃうんじゃないですか。
1個で満足っていうよりはね。
1個で満足したことは一度もないけどね。
あと例えば海外旅行に行って、日本帰ってきましたって言ったら、
なんかご飯食べたいなとか、
最近だとそば食いたいな、ラーメン食べたいなとか、
みんな言ってるじゃないですか。
そこでハンバーガー食べたいなってあんまりならない人が多い気がするんですよ。
まあ確かに。
でもね、アメリカ人の友達はね、
いやーハンバーガー食いたいなって言うんですよね。
そうなんですよ。
なんかハンバーガーね、お昼ご飯とかで、
作る時間ない時とかに食べるイメージだけど。
そうですね。
ちょうど20年、いや20年前じゃないな、もうちょっと前か。
30年近く前に留学してた時、
短い期間でしたけど、アメリカにいまして。
やっぱね、ハンバーガーの屋台みたいなのがいっぱい出てましたよ。
近所にマクドナルドとかバーガーキング、ジャッキンザボックスとかカールスジュニアとか、
そういうのいっぱいあるんですよ。
当時からもちろんチェーン店とね。
あるんですけど、ショッピングセンターみたいな大きさのスーパーマーケットがあって、
その駐車場の脇と言いますか、
ショッピングセンターって駐車場がだたっぴろいけど、
お店もだたっぴろいので歩道が長かったりするじゃないですか。
そこにね、屋台というかリアカーというか、
なんかそんなのが出てることがよくあったんですよ。
で、近づいてみると兄ちゃんがパテ焼いて、
で、ハンバーガー売ってるよみたいなの、結構ありましたよ。
そうなんだ。
あんまり僕買ったことないですし、
今はね、結構トータされちゃって少ないらしいんですけど。
当時はよくありましたね。
そういう感じなんだね。
もうアメリカの国民食と言ってもいいほど、
普及しているハンバーガーですね。
アメリカだけで年間何億個っていう量が、
何十億個かなの販売があるっていうので、
一人当たりいくつ食べてるの?みたいな感じですよね。
約3億人なんで。
そのハンバーガーのルーツをたどっていくのと、
ハンバーガーって何からできてるの?みたいな話をするんですが、
今回はね、いきなりざっと概要言っちゃいます。
普通の食べ物ラジオ以外の番組だったら、
この1話で終わります。
ざっと今日言っちゃいますね。
今日お話しする内容を一個一個丁寧に、
なぜそうなったっていうところを掘り下げていくっていうのが、
今回のシリーズの構成になります。
まずハンバーガーの誕生までの話をしますね。
ハンバーガーが生まれた国はもちろんアメリカ合衆国ですね。
ということはアメリカ合衆国が成立する以前からある、
その辺りの食文化の背景を知らないといけませんので、
その話を軽くしますね。
アメリカの国が成立する前からある食文化。
これはもちろんですけども、地域料理っていうのがあちこちに生まれます。
アメリカになる前の食文化。
それが本当の伝統的アメリカ料理なんですよ。
日本でも郷土料理ってあるじゃないですか。
ただ日本の郷土料理っていうのはそこにもともと長年ある生活習慣とか、
食以外の文化があり、気候があり、
それも時間がものすごく長いので、千年以上ありますから、
そうするとその時々で気候は変わっていくし社会情勢も変わっていくので、
それらの要素に押されて、今ある郷土料理の形になっていくわけですよね。
ところがアメリカというのは建国してからまだ200年ちょっとぐらいですし、
建国以前から含めたとしてもまだ400年くらいしかないんですよ。
400年くらいなんだ。
すごく短い。国家都市優単位というよりは、
あの辺の土地に根付く食文化っていうのはそのぐらいの長さしかないんですね。
なので地元に根付いているんだけど、
自然環境や長くある伝統的な生活習慣というよりも、
誰と誰が出会ったかの方が大きいという感じなんですね。
誰と誰が出会った。
これはとある書籍でも表現されてたんですけど、
根欠料理というふうに表現されてましたね。
根欠料理。
例えばアメリカ北部、北部といっても東海岸の北の方。
一番最初にイギリスが植民地作ったあたりですね。
ニューヨークの上あたり。
マサチューセッツとか、バージニアとか、あのあたりですね。
あのあたりは基本的にイギリス料理の影響が非常に強い。
ピルグリムファザーズっていうのが、宗教団体がね、ピューリタンがイギリスから逃げてきて、
そこにマサチューセッツのあたりにプリマスっていう名のところがあるんですけど、
そこで植民地を作ると。
ということはイギリスの食文化をなるべく模倣したい。
気候的にも熱帯とかではない、寒い地域なので、イギリスで育てられる植物が育てやすい。
なので割と小麦文化がイギリスから持ち込まれて、イギリスっぽい料理が作られていく。
ただ、地元で手に入らないものもあるので、例えば鶏肉は七面鳥になりますね。
ヨーロッパで鶏肉といえばカモが一般的ですけど。
カモなんだ。
アメリカの北東部あたりではカモが手に入らないので七面鳥に置き換わっていく。
それからリンゴがないのでアップルパイの代わりにパンプキンパイに変わっていく。
時代は少し後になりますけども、ジャック・オー・ランタンが株からパンプキンに変わりますね。
ジャック・オー・ランタンって株だったの?
そうなんですよ。
そうなんだ。
ハロウィンの時のカボチャのお化けですよね。
あれ映画でありますよね。ジャック・オー・ランタンのジャックが主人公になってる。
あとナイトメアクリスマス。
あれ頭白いじゃないですか。株なんですよ。
あれ株なんだ。
もともとアイルランドの伝承の中に出てくるジャック・オー・ランタンが始まりなので。
アイルランドの人たちがお引越しをしていって、アメリカに行ってその伝統文化が引き継がれたんだけど株がないのでカボチャに変わると。
カボチャはアメリカ大陸原産ですからね。みたいな感じだったりしますし。
これ今イギリスの人とセンジュインディアンの融合でしたよね。
あとは南部の方に行くとアフリカ系の人たちがたくさんいますね。
アメリカの中でも別の地域からってことね。
こういうのが北部と南部の大きな違いだし、地図で言うと左側の方、ルイージアナから左側っていうのはフランス領でしたし、
今のフロリダはスペイン領だし。
で、メキシコですね、今の。
昔のメキシコ合衆国は、アメリカがメキシコに戦争仕掛けて勝ってぶんどるまでは、
テキサスとかカリフォルニアとかニューメキシコは、
もともとメキシコという国の中ですから、当然スペイン文化入ってますよね。
ということはテキサスのあたりっていうのは、
同じ中米エリアでも海の上の島ではなくて、今のメキシコのあたりの植物化が伝播してますよね、テキサスのあたりは。
なので、メキシコっぽいけどスペインっぽいけどアメリカ先住インディアンっぽいと黒人っぽいがぐちゃっと混ざってるあたり。
ややこしいな。
ピーアンドライスとかっていうのがあるんですけど聞いたことありますかね。
ピーアンドライス。 豆ごはん。お豆とご飯って意味なんですけど、
ライスっていうのはアフリカ大陸の食文化源なんです。
ヨーロッパでも地中海近辺を除くとほとんどのエリアはお米食べてない。
スペインはお米あるけどフランスより北の方に行っちゃうとお米が取れなくなってくるので、
アネタ植物ですかねあれ。なのでアフリカとかスペインあたりまでの食文化なんですよ。
アメリカ大陸にはもともとない。でもアメリカ大陸には豆がある。
その豆とお米がくっついてピーアンドライスみたいな。
そういうことね。 チリコンカルネみたいなね。
ヨーロッパ チリコン? チリコンカンとかチリコンカルネって聞いたことないですか。
ヨーロッパ なんかありそうでないな。
そういうのはまた本編の方でどっかで紹介しますけど、
チリソース、チリパウダーのスパイスを使っていく。
唐辛子を使い始めるんですよ。で唐辛子ってのは中米原産なので。
それがメキシコあたりからテキサスとかあっちの方に入っていって入り混ざっていく。
だからこのチリコンカルネとかピーアンドライスみたいなのは北部アメリカにはないんです。もともと。
まあ寒いからね。 だからバラバラなんです。
誰と誰が混ざったかで本当マダラ模様のように植物がある。
今代表的なとこ言いましたけどドイツ系移民とか。
宗教的に言えばユダヤ教が入ってくるとか。
でアイルランドのカトリックが入ってくるとか。
で後の時代になると韓国系中国系あと日本系の人たちもやってくる。
なるとそれぞれのとこにまたポツポツポツと街ができていってそこに新しい植物が持ち込まれていく。
日本人外。
例えばねロサンゼルスにもリトル東京ありますけどその中にはもう日本人が経営するお店がたくさんあるんですよね。
今でもヤオファンやってるのかなわからないけど。
キノクニアもあればホテルニューオーダーにとかね。
今でもあるかどうかわからないですけど僕がいる頃には普通にありましたし。
なんなら僕はリトル東京の中の居酒屋でバイトしてましたから。
風雷坊っていう名古屋に本店のある手羽先の居酒屋なんですけど。
それを日本人が日本からアメリカに行って日本のお店で働いてる。
でそこで働く人も半分は日本人。
お客さんも3割4割は少なくとも半分超えてたかな。
ほとんど日本人か日系の人でしたね。
たべたくなるよね向こう行っててもね。
なのでその日本人外に行ったら現地にいる日本人がやってくる。
あとなぜかわざわざ日本からアメリカ旅行に来た人がなんか日本料理食べに行くんですよね。
いやお前昨日まで日本におったやろみたいなね。
で明日帰るんじゃろっていう人が。
ドイツ旅行に行って途中で連れて行かれた友達の日本人の家族なんでね。
今日夕飯に食べたいって言ってあそこ行きたいって言った先がタイ料理のお店でした。
なぜって。
そういう現象も起きるんですよ。
例えばタイ人ばっかりのコミュニティの中にはタイ料理のお店が出てくるし、
タイ由来の食材が持ち込まれてたりとかするわけですよ。
これは世界中あちこちありますね。
チャイナタウンとかコリアンタウンとか。
同じことが起こるんですけど、ここにそうじゃない人たちもやってくる。
リトル東京にある日本の居酒屋に現地の白人のアメリカ人がやってくる。
そういったことはよくありますよね。
そういう現象が起きて何年も何年も経っていくと混ざってくるんですよ。
当然現地に移り住んだ移民、日本系であろうと韓国系であろうとドイツ系であろうと、
だんだんとアメリカ人になってきますから、
友達や配偶者の影響を受けて現地化してきますよね。
そういうのがものすごく細かく多様に散りばめられていったのがアメリカという国なんですよ。
だから今ね、僕ら現代人がアメリカという国の食文化を見ると、
ものすごく禁止化したように見えているんですよ。
よくアンケートとか取ってもそうですし、現地のアメリカ人に聞いても、
アメリカ料理って何?って言ったら真っ先に声が上がるのがハンバーガーとピザなんですよね。
ピザか。確かにピザもあるね。
アメリカンピザっていう記事の分厚いのありますよね。
あるね。
イタリアンピザとは違うピザですよ、あれ。
すっごい油だらけの。
だから次に出てくるのがホットドッグかな。
ホットドッグね、確かにいっぱいあったわ。
それもアメリカ生まれですからね。
どこにでもあるよね、ホットドッグ。
あとなぞにアイスクリームとかね。
アイスクリームね。
もうすでにシリーズやったんで想像つくと思いますけど、ミルクであんだけ没効してるわけじゃないですか。
しかも砂糖天国なわけですよ。
アイスクリームありますよね。
そりゃあるよね。
あとはトマトケチャップとかね。
調味料ではありますけど、そういうのが没効しててビジネスがすごい盛り上がってくると、それに染められていくっていうのが今回の大筋の流れなんですよ。
せっかくなんで、今月料理の代表だけ簡単に紹介しておきましょうかね。
バーベキュー。
バーベキュー。
バーベキューはもともと西インド諸島の食文化由来です。
西インド諸島。
さっきのところ、カリブね。
カリブの先住インディアンの食文化が、一回スペインを経由するんだけど、スペインという国に行くんじゃなくて、スペイン系の文化が入って、それを拾い上げたのが黒人奴隷で、それをアメリカに持ち込むっていう流れですね。
あとチリコンカルネ、これまた後々紹介しますけど、これもアフリカ系、スペイン系、中米ですね。
パンプキンパイも先ほどお話しした通りですね。
今回の主役であるハンバーガー、これも同じように根欠料理です。
そうだよね、この流れだと。
名前の通りなんですけど、ハンバーガーっていうのはハンブルガーっていう意味ですから、都市名、街の名前ですね、ハンブルク。
ドイツか。
ドイツのハンブルクのものという意味の名前なので、ということは当然ドイツ系の血が入ってるよということですね。
そういうことだね。
と一緒に混ざっているのがイギリス。
ここにイギリスなんだ。
はい、という感じで、本当はうっすらアジア。
うっすらアジア?
うっすらアジアっていうのが混ざってハンバーガーっていうのが成立しているという感じなんですよ。
そうなんだ。
ここで僕はね、ひとつ気づいたことがあります。
はい。
だいたい植文化の歴史を見ていくとですね、交易をした後に国を閉じるとオリジナル文化が発展するっていうパターンが多いんですね。
わかります?
日本でいう文化交流した後に鎖国して、その間に内政が良くなるというか、いろいろゴリゴリやるんだよね。
そう、そこで魔界像が起きて独自文化になっていく。国父文化もそうでしたよね。
そうだね。
中国も解禁政策を取るとかね、そういったこともありましたし、ヨーロッパは比較的開かれているように見えるんですが、実際そうなんですけれども交流しているので、やっぱり海を挟んでいるとそこで交流の断絶が起きてどうしても独自文化ができたりとか、
戦争であったりとか、カトリックとイスラームみたいなところの断絶であったりとか、そういったことがあるおかげで独自文化ができるんですが、
ことアメリカに関しては、閉じるとオリジナル文化が消えるっていう謎の国になってるんですね。
そうなの?
分かります。だって外部から来たものが現地化して、エキゾチック料理、エキゾチックフードみたいなのができるから、今のアメリカができてるわけですよね。
誰とはいないですけど、大統領によっては、もう出てけと、俺たちのオリジナルでやるんだっていう方針取りますよね。
それやると、アメリカがアメリカでいられなくなるっていうのが、アメリカ合衆国の持つ宿命なんですよ。
そっか、もともと融合してできたものだから、融合する源流を断っちゃうと、何も変わらなくなって消えていくっていうことに。
それがあの国のアイデンティティなんですよ。
日本とは全く違うね。
全然違うんですよ。
2025年現在、アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ氏。
彼もドイツ系移民ですから。
おじいさんかおばあさんか、確かその辺りの世代かな。
もう一個あったかもしれない。
トランプ家というのはドイツからの移民でアメリカに渡ってきてますね。
へー、すごい。それであんなに作用なしてんだ。
そういう感じですね。
これはさっき言った共同料理の一つでしかないです。
とある地域東海岸のニューヨークやペンシルバニアのあたりここにドイツ人コミュニティができて
でドイツ由来のハンブルクステーキハンバーガーステーキがハンブルクから持ち込まれていって
そのコミュニティの中で自分たちの故郷の料理として食べてただけ。
そこにいろんな国の人が入ってきて知っていくんですけどまあ言っても広いんで伝わらないんだけど
これが大陸横断鉄道ができるとかメディアができるタブレット市ができるあとは万博
フィラデルフィア万国博覧会1876年に行われるんですけど半年間で1000万人がやってくると
めっちゃ来るね。
その中で一番人気だった飲食店がドイツ料理屋さんで
ドイツ産のワインとビールと一番人気の料理はハンバーガーステーキ
ハンバーガーステーキがわーっと全国に広がる
で模倣店がいっぱい出てなぜかフランス料理店でハンバーガーステーキが売られる
国違うやん
これがなぜかサンドイッチになっていく
何だろうね
労働者階級に馬鹿受けする
あーそっちか
サンドイッチがそうだもんね
でわーっと広がっていく
っていうのが全体のざっくりとした流れなんですけど
でもこの時点ですごい人気は出るんだけど国民食レベルではないです
現在アメリカの人たちに聞くとというか僕直接聞いてないですけど
質問箱で問い合わせをした限りではとかYouTubeなんかで見るとなんですけど
アメリカでハンバーグないしハンバーガーステーキは言っても通じませんって言われます
通じないんだ
断言する人が結構多いです
そんなものないよと
ハンバーグステーキ
日本人が思うようなハンバーグですよね
あれはパンに挟むものであって単体で食べるものではないという方々が非常に多く
ジャパニーズミートローフって言わないと通じないよとか
そんな言い方をする人すらも結構いてですね
割とYouTuberとかでバンバン言ってますし
公式のところでもアメリカの食肉輸出連合会の担当者なんかも
普通は言わないですよね多分ハンバーグ通じませんって断言しますね
ありませんって言ってるんですよ
ですが記録によると1980年頃までアメリカを代表するアメリカ料理ハンバーガーステーキです
そうなんですよ
つまり20年プラス25年だから45年間で人々の意識から消え去ったということですね
短
そんなことある
そんなスパンで変わるんだね
80年って俺生まれてんだけど
つまり感覚的には我々の良心世代は要はハンバーグでしょステーキで食べるでしょ
ハンバーグなんだから玉ねぎ混ぜたりするでしょ当たり前よね
なんですけど現在アメリカのハンバーガーは玉ねぎ入ってませんよねパティの中でね
本当のビーフ100%ですよねつなぎゼロですよね
なんでそんなことになってるのか謎なんですよ
そんな最近まで変わってないのにね
これはね僕は非常に興味深くてですね短期間で食文化が一個消失することがあるっていうことですよ
過去にもありますよ数百年単位とか百年で消えたとかありますけど半世紀で消えるっていうのはなかなか珍しいと思いますね
確かに
それを見ることができるのはそれが多分アメリカだからだと思います
20世紀後半以降つまり現代のアメリカはそうだってことだと思いますね
歴史上500年かけて起こることが50年くらいで起きちゃう時代なんですよ
それが特に顕在化しやすい国なんですよあそこ
他に今までの話の中ではそういうのなかったよね
だいたいね細々と残ってて人々の意識の中にはあるんですよ
普段食べないけど確かにあれもそうだよねっていう感じで
例えば握り寿司が当たり前になったからといって船寿司あるあるはいはいはい
普段食べないけどくらいのことはみんなわかってたりするわけですよね
そんなものないとは言わないんだ
押し寿司あるあるあるって
残ってないって断言するいや実際多分残ってると思うんですよ
ただそういうものだなくなったものだもしくはもともとないんだ
という認識をしちゃってる人がこれだけいるっていうことは結構得意点だと思いますね
面白いですね
ハンバーガー自体も何か今何で定義されてるのかも謎だしね
まずミートパティが必要ですよね
パティが入ってますね
人によっては特に今のハンバーガー愛好家の方々とか
ハンバーガーを作ってる職人さんたちは
ハンバーグを挟んだハンバーガーにするなんて邪道だって堂々と言ってますからね
ハンバーグを?
日本のハンバーグステーキありますよね
合挽き肉でさ玉ねぎ入っててさ卵黄でつなぎでパン粉が入ってて焼くもの
これをパンで挟んだからってハンバーガーになるわけじゃねえんだバカ野郎みたいなことを
本で書いてたりとかコメントしてる人いっぱいいるんですよ
そうなんだ
なんですが
本当?
だってルーツ見たらハンバーグステーキをサンドイッチとして作ったのがハンバーガーなわけじゃないですか
ハンバーガーステーキはハンバーガーステーキでハンバーグは日本の言い方
表現が違うだけで日本はERつけたりISTつけたりしないですからもともと
江戸料理って言ってるぐらいでエダー料理とかって言わないでしょ
そういう感じなので普通にフランクフルタソーセージのことをフランクフルトソーセージって呼んじゃってるみたいな
でもなぜかウィンナーだけはウィンナーなんだよな
言いやすいからな
ハンバーガーステーキを挟んで始まったもの
ちょっとこのシリーズではややこしいのでハンバーグに統一しますね
ハンバーガーステーキだとちょっと被るの怒涛
ハンバーグをパンで挟めばハンバーガーって思うんじゃねえぞって言ってる人たちがいるんですが
源流を考えるとハンバーグをパンで挟んだものがハンバーガーなんだっていう話ですよ
じゃあどうなってんのって話だしパンも別にあのバンズっていうあの丸い平べったやつじゃなくてもいいわけじゃん
サンドイッチなんだから
まあそうだね
四角く切った側パンでいいわけでしょ
そうだね
本来は
実際そうだしね
サンドイッチの概念っていうのは2枚のパンで挟まなきゃいけないわけじゃなくて
真ん中を途中まで切って挟んだっていいわけ
だからホットドッグみたいな形でもいいわけだし
そういうことね
であれですよサブウェイ
サブウェイはあれサンドイッチって言ってますよね
確かに
あの形もサンドイッチなんですよ
サンドイッチだね
あそこにハンバーグ挟んだらハンバーガーなんですよ
でもなぜか今世界的な認識としてはもうハンバーガーの形状はあれで決まってますよね
いわゆるマックバーガーマックのハンバーガー
マックとかああいう有名どころのハンバーガーの形に統一されてますねほとんど
バーガー機にとかね
なんで
なんでだろうね
不思議じゃない
不思議だね
で必ずトマトが挟んでってさ
でソースもいろいろあって今は照り焼きソースとかチリソースとかありますし
あるね
オリジナルのハンバーガー用ソースを開発してるお店もいっぱいありますけど
クラシックなソース原型はトマトケチャップとマヨネーズとマスタードっていうのが定番ですよね
そうかホットドッグと違いがよくわかんなくなってきたね
でしょだってホットドッグだって真ん中挟んでるのソーセージですよ
俺原料ほとんど一緒だぜ
一緒だね
蝶に詰めてるか詰めてないかみたいな話ですよ
そうだね
詰めずに焼きゃハンバーグになるわけだから不思議ですよね
どっかに分岐点がある
そしてハンバーガーの定義が日米でちょっと違うんですよね
違うんだ
実はね法律で決まってるんです
定義が法律で決められてるんです
そんなことある
これはねハンバーガーという料理はこうですよというよりは裁判で揉めないようにこういう定義にしときましょうみたいなのがあるわけですよ
食品表示法みたいなのを日本で言うと
そうめんはこの太さですみたいなね
あるわけですようどんはこうですみたいな
ハンバーガーとはこうだっていうのがあって
当然日本にも食品表示法として
例えば冷凍食品とかで売るためにハンバーガーパテはこうですっていうのが定義があります
あるんだね
辞書を調べないと分かんないですけど辞書の方にはハンバーガーってどういうものですかもちろん書いてあるんで
それも日米で比較するとちょっと違うんですよ
違うんだね
その辺でね食文化の違いが非常によく見えます
端的に言うと主食をどう捉えるか
主食
これ他のところでも少しお話をしてるんですけど
僕ら日本人の感覚では主食といえば基本はご飯ですよね
ご飯の圧倒的主役感のヤバさ
あのねおにぎりってお米を食べるための料理じゃないですか
中の種なくても塩さえあればおにぎり成立しますよね
ハンバーガーは肉がないと絶対に成立しないんですよ
このイメージ分かります
パンを美味しく食べるためにジャムを塗りました
まあジャムサンドイッチってありますけど
それはなんか貧しいからみたいな理由なんですよねあれね
なんかちょっと種付けて食べました
パンを食べたいからサンドイッチを作ってるわけじゃないんですあれ
サンドイッチっていうのは中の具材を食べるのに手が汚れるから
食べられる食器で挟んでますっていう概念なんですよ
じゃあ海苔だ
そう
日本のおにぎりの海苔の方だ
扱い
だから真ん中に主役が来て外側に何が来るかだけの違いじゃないですか
肉と野菜が米か
はい
ちょっと意味わかんないけどそういうことだよね
そういうことなんです
だから僕らの感覚で言うと彼らはパンを海苔だと思って食べてるんですよ