1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
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2024-12-23 1:11:24

#246(s27-4) 中国と日本 〜蒟蒻、蒟醤、クジャク、コニヤク、がんもどき〜

サマリー

このエピソードでは、こんにゃくの起源と伝播について、中国と日本の歴史的背景を交えて探求します。特に、三国時代から江戸時代までの期間におけるこんにゃくの利用と発展について詳しく説明されます。 このエピソードでは、中国と日本におけるこんにゃくの起源と利用法について探求されます。特に、こんにゃくが中国の薬用植物として始まり、日本に伝わってからの経緯に焦点が当てられます。 このエピソードでは、蒟蒻の歴史や使用方法が日本や中国での食文化にどのように影響を与えたかが探求されます。また、鎌倉時代から江戸時代にかけての精進料理やこんにゃくの役割についても触れられ、こんにゃくが料理の重要な要素として定着した様子が説明されます。 このエピソードでは、中国と日本の植物文化について語られ、特にこんにゃくの歴史やその名前の由来が詳しく説明されます。また、金馬の利用方法や、その文化的背景についても触れられています。 このエピソードでは、こんにゃくやがんもどきの歴史とその起源について探求され、中国と日本における食文化の交差点が示されています。また、こんにゃくが鶏肉の代替品とされるいきさつや、伝統料理における重要性についても触れられています。 このエピソードでは、日本と中国の食文化が交わる中で、こんにゃくやがんもどきの特性が探求されます。特にこんにゃくの食感重視の特性や、シミこんにゃくの調理法とその歴史的背景について語られています。

こんにゃくの起源
たべものラジオ 〜食べ物の世界を探求する食べ物ラジオの掛茶料理むとう、むとう卓郎です。
むとう太郎です。このラジオは少し変わった経歴の料理人兄弟が食べ物の知られざる世界をちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
あのカバートのね今回のこんにゃくのシリーズの紹介を知ってなかったなっていう 今更だけどね
もう4話だけどね4話だねはいっていうのを先ほど気づきましてはい今こちらに出しました 皆さんはねあのポッドキャストのね
画面からカバード8今言ってるのは第1話に使っている カバードになるんですけどはいこれ何をモチーフにしたんだろうね
こんにゃく シャラクシャラクかな
シャラクだね動きはね でおでお持っている
うんでちゃんとあのお店のカチャロリむとうってちゃんと書いてあるね 本当だうちの親子入ってるねはい
でこの食べ物ラジオの左側まああの襟の部分がね食べ物ラジオで書いてあるんだけど 左上側に何かこう
模様というか家紋みたいな形で入ってるんだけどこれなんだろパッと見群馬県っぽい かなそうだね群馬県ってこんな感じだよね確かね
違ったか 静岡県ぐらいしか形パッと浮かんでこいよ
そうだね大体の人はそういうと思うよ自分の住んでる県はいけるけどみたいな あー群馬県だね
ああそうねさすがねほらこれ群馬県じゃね あほらほんとだほんとだ
一緒だよね群馬県いやーそしても西原さん毎回芸が細かい 群馬出てくるかなぁ
出てくるかなぁ いやこっちに行くかも
兄ちゃんしか知らないけど あの西村さんがね毎回こうカバーとね書いてくださるんですけど
あの書くカバーとあのなんか間違い探してみながらね本人は気づかれる っていうか気づかれたくないようなことをふわって言ってたんだけど
まだそこに気づかないんじゃまだまだだなって俺この間酔っ払いながら言われたから まだね多分ねミルクとかもね結構ある
隠しネタが そうあのUFOでね浮いてるミルクのカバーと猫のマークがね入ってるって
いうのは気づいたけどそれ以外もまだあるらしいんだけど 俺はまだわかってないから多分今気づいた中以外にもあるのではないかと
なるほどね ちなみにあの違うバージョンこれどうやって出していいのかなっていうところがあるんだけど
一つ目ねはい これはね世代ですわ
これ皆さん見えてないから今裏で聞いてくださってるサポートの皆さんにね 見せますね
はい これは
またつまらぬものをてんてんてんてもうねこの一言で大体皆さん想像作るんですけど これネタがわからないとわかんないでください
ネパン三世の語彙もね 斬鉄剣が唯一切れなかったものこれこんにゃくない
そうなんですよね でこれしかも映画版では出てこないんだよね劇場版ではこの話
劇場版出てきますよ 出てくるの はいえっとヘミングウェイかな ヘミングウェイ出てくる ヘミングウェイのシリーズで飛行機を全面こんにゃくで覆って斬鉄剣で
切られないみたいなシーンがあったと記憶してます 今完全に記憶で喋ってるんだけど確かそうだと思う
どうなんだろう ヘミングウェイはあれじゃないのなんか硬くて切れないけど最後カツンって切れるんじゃない
そうそうそうなその中の戦闘シーンのどっかに出てきたような気がするよ そうなのうん確か
まあ調べた感じだと斬鉄剣できなかったのはなんかあの ショートアニメのところで1回だけ出てくるっていう
そうか俺の記憶違いかなぁ セスナーみたいな
えっと単装だけどね あれの飛行機をまるっとこんにゃくで覆って重すぎて飛べなくなるんだけど斬鉄剣に
切られないみたいなシーンがあった気がする それが短編アニメだったのかそれとも劇場版だったのかはちょっと怪しいけれども
僕はなんとなく劇場版だったんじゃないかと思ってますが 一応第61話らしい
空飛ぶ斬鉄剣っていうシリーズで唯一切れなかったらしい これはわかる人は限られるんだろうね
でもう一つあります はい
怒られんちゃうこれそろそろこの2つは怒られるんじゃないでしょうか まああの三島さんもねこれはちょっととは言ってたけどね
あの斬鉄剣バージョンもちょっと微妙だけど それいけって
それいけこんにゃくだからねあの某アニメのところの会社に怒られるんじゃないか っていうそんなことをふわっと
これ出せるのかどうかわかりませんが出せればどこかにホームページでも貼っておくかな 西村さんのコメントそのまま読むとうまく割り乗りできなかったバージョン1
ネタわかるかなっていうのは斬鉄剣 パンのヒーローに怒られそうなで割り乗りできなかったバージョン2
あのこんにゃくはね西村さん今回あの非常に難解だったと まあね地道地味ですからねそう調べても出てこないからネタが
西村さんいつもねこちらのテーマだけを聞いてそこから連想で作ってくださっているので そりゃそうでしょうよ話の内容一切知らないっていう結構無謀なカバーと作って
くださっ だって本編収録終わってないんだもん
終わってないしこの時まだ始まってすらいないからそうね ちなみにあのなんだっけ西村さん群馬のこんにゃくパーク
はいまでわざわざこのために見に行ってくれたという いやー俺も見たいは収録する前に見に行きたかった
まあ群馬ここから来るまで4時間くらいかかるからね ね遠いんですよ結構遠いんだよね
関東からだとね割と近いんだけどね まあ西村さんもっと遠いけどね
はい西村さんはね中国地方なんで遠いですね ということでカバーとの紹介でしたということで本編行きたいと思います
中国におけるこんにゃくの歴史
まだ本編入ってないんだまだ入ってはいでは前回からの続きです で今回は中国と日本です
中国と日本 タイトルが思いつかなかったんだよ
いつになくストレートだね まあこんにゃくの伝播における中国と日本がどのような動きをしてきたのかっていうのを
ザクザクっとやっていきます 今回はですね時代区分でいくと
三国志のちょっと後ぐらいからスタートします 日本はその当時古墳時代ですね
でこの回の最後は江戸に入ります 江戸に入る だから西暦で言うと200年代からスタートして
1600年代ぐらいで終わる 200年から1600年ね だからまあざっと280年頃だから1400年ぐらいは一気にぶっ飛ばす感じですね今日は
1400年ねもうさすがに驚かないよ 驚かないですか シリーズをずっと聞いてくださっている方はだいたい時代背景とか
ぼちぼち頭に入ってきてるんじゃないかなと思いますし まあ一応なくても分かるように話すつもりではいますけどね
ちょっと歴史のことを思い浮かべながら想像して聞いていただけるといいと思います よろしくお願いします
古典ラジオを聞いてくださっている方が割とうちも別角度から面白いってちょうど昨日 コメントいただいたので
そうなんですか しっかりとお願いします うちはあの歴史の番組ではないので
そうなの 職の番組ですから いやまあそうなんだけど 職文化史としてざっくりいきますよ
政治史はちょっと置いときましてね 西暦でいくと220年221年222年ぐらいに
義と語と職という国が出来上がります 義、語、職 確かにちょっと俺もウロウロなんだけど義が成立するのが220年だったかな
語が2年後とかで職がその1年後とかそんなぐらいのタイミングで3つの国ができてこれを通称三国史の時代って言ってるわけですよね
本当は三国時代とか言うんですけど 文献の話をするんですが
日本と中国を合わせてこんにゃくという文字が一番最初に登場するのはそこからおよそ300年ちょっと後なんです
300年ちょっと後 580年頃かな6世紀後半ですね文献という本ができますね
ごめん580年だとそれ随までいっちゃうからもうちょっと前か530年くらいかな
細かいな 義親南北朝と呼ばれる時代区分があるんですけどこれ多分覚えてるかな
三国史が終わって義が秦に変わって秦が中国統一するんだけど北方民族を傭兵に雇ったらその北方民族に北半分持ってかれて
北半分が北方民族の国で南半分が漢民族の国みたいにして南北に分かれちゃうよって言ってぐちゃぐちゃして最終的に590年ぐらいに随ができて
で唐に変わっていくみたいな話をしたと思うんですけど ふんわり覚えてる ふんわり覚えてるこれ東風のシリーズかなんかでもちょっと触れたのかな
そうだね っていう時代区分の中の真ん中辺ね 真ん中辺 領っていう国があるんですけど
領 これ南北条時代の最盛期ですねこの南朝の領という国でそのある王様がね
明文集っていうのを作るんだよ 明文集 そうその550年頃よりも昔の時代の素晴らしい作品文章作品
詩文とかねああいう小説じゃないんだけどいろんな文章の素晴らしいやつを800種類ぐらいを集めてきて
著者の人数130何人とかなんだってそれを集めて門前という文章を選ぶって書いて門前って言うんだけど
その明文集を作るとでこれがこの中に収録されている三都の府というのの中の食都の府っていうところに
史上初の婚約という漢字が出てくるとでこの三都の府っていうのは3つの都のことを書き表した詩文なんですね
これ3つの都は何かっていうと義の国の都 吾の国の都 食の国の都はどのような様子だったのかっていうのが書き記されているんですよ
でこの食っていう国が今回フューチャーされるんですけどこれ書いたのが青春だからそうだね食という国がなくなってまだ100年経つか経たないかぐらいの頃に書かれた本なのね
だから比較的その食の地域のことを知ろうと思えばちゃんと知れる環境にあるから割と真実味があるんじゃないかなというふうに考えられているそうです
でそこに婚約が出てくるって話ね
これ簡単に言っちゃうと食という国には
こんにゃくとかグミとかういとか芋とかが畑に植わってるよっていう文章が出てくるんですよ
つまりですね西暦で言うと食は221年から263年なのでこの時代にこんにゃくを畑で育てているということがもう明確なんですよね
当たり前ですけど畑で育ててるってことは利用されてるってことですから
まあそうね作って捨てる必要はないからね
ないですからねでこんにゃくの利用方法って他にないんですよあの形以外に
まあそうだねえぐみすごいからね
煮ても食えない焼いても食えないまさに煮ても焼いても食えないやつですから
食べてるけどね
これをもう少なからず口に入れるなりなんなりするであれば絶対にあの形にせざるを得ないっていう状況なので
おそらくこの三国史と呼ばれてるようなね一般的にね三国時代には今のこんにゃくの原型があったはずだというふうに考えられています
日本はまだ古墳時代
日本古墳時代なんだ
日本史の教科書に出てくる和の吾王はまだ出てこない
古墳時代そうだねいよいよ終わってるかな古墳時代だねぐらいのタイミングです
でこの食都之父とか門前っていう本がもう古い時代の本なので
なんかわかりづらいよねって言って脚注をつけまくった人がいるんですよ
いわゆる解説書だよねこれを書いたのが600年代
600年代
もう当だよ時代は
遣唐使の時代日本はもうどのぐらいだろう
飛鳥時代終わってるかな奈良時代入るかなぐらいの頃かな
まだ飛鳥かそのぐらいの時代なんですけど
李禅という人が出てきてこの人が一生懸命調べて
この門禅っていう800個の文章の全部に注釈をつけていくと
でその中で当然食都之父の食の畑にはこんにゃくがあってウンカンヌンってやつね
これについて説明売れてるわけですよ
日本のこんにゃくの発展
これがねすげえ困ったことを引き起こしてですね
こんにゃくのこんは金馬である
こんにゃくのにゃくは草である
えってなるじゃん
これね何を言ってるかというと
こんにゃく当時は漢音で苦弱って読むんですけど中国語読みでね
こんにゃくは苦弱
当時の中国語読みでは苦弱と読むんですけど
苦弱の苦は金馬という植物であり
弱は弱という草であると
だから別の植物だよって言ってるんですよ
何をちまよって一つの植物のように言ってるんですかみたいな
これは漢文なのでその漢文の読み方で
中国におけるこんにゃくの起源
一字で一個あらしてるのか二字で一個あらしてるのかっていう解釈が揺れちゃったんですよね
基本的にはこの李禅の言っている
二つの植物である説が今中心で言われてます
苦弱は金馬漢字で書くとね
こんにゃくの根に醤油の醤って書いて金馬って呼んでるんですけど
金馬っていう言葉がこの読みが中国語由来じゃないから余計ややこしいんだよこれ
大語由来だから
大語
よくわかんないでしょ
だいぶ違うね
そう意味わかんないじゃん
意味がわからない
全然違う植物なんだよこの金馬って
マジで葉っぱでこれちょっとね一気に話ぶっ飛んじゃうんだけど
東南アジアに生えている古椒花のつるか植物なんですよ
古椒花のつるかっておかしいな
古椒花のそういう植物があって
乾燥させた葉っぱっていうのは漢方薬になって
健胃剤って言って胃を助けてくれたりとかね
いろいろと体にいいような漢方としても使われてますよと
これ原産がタイとかミャンマーとかそのあたりです
っていう金馬の葉っぱがあります
でこれがまた漢方として使われてるのが
ちょっと紹介しなかったけど食都の風とか
モンゼの説明とかでちょこちょこ出てくるんだけど
こんにゃくの葉っぱの部分は漢方で使えますみたいなことが
ちょろっと書かれてたりするわけ
それとごっちゃになったんじゃねえのって言ってるのね
で弱は草なんだけど
これはそのまんまこんにゃくのこと言ってるんだよ
弱はこんにゃくのこと
弱は草その根をこれ読み方わからない
ジャックトーって読むのかジャックズって読むのかわかんないんだけど
こんにゃくの脈に頭って書いてるんだよね
だから頭ほどでっかい芋ができるよって
でこれを利用していてその根っこを
ジャックズという大きなものは頭のようだ肉質は真っ白であり
薄で煮ると凝固し酢にあえて食べる
視線の人々は沈聴する
これが利禅が書いてる注釈なんだけど
でまんまこんにゃくのこと言ってるんだよね
まあこれはこんにゃくのことだね
だからこんにゃくと
金馬をごっちゃにして書いちゃったんじゃねえのっていう話をしてるわけ
ただねこれ異説が最近出ててさ
これまたややこしいことにこの
ジャクっていう漢字をね漢字辞典で調べてもらうとわかるんだけど
日本語でもこれは音読みジャクなんですよ
そうなんだ
その意味がね
1ガマ
ガマ
ガマの油のガマですよ
ああはいはいはい
稲葉の白草に出てくるあのガマね
1ガマのこと
2ガマで作ったむしろのことって書いてあるんだよね
3こんにゃくの脈の字としても用いられるって書いてある
ええーってなってるじゃん
なってるね
だから漢字の意味としては
ジャクイコールガマとして認識されてるんだよね
なんでガマは食べれないよね
食べれないけど
草のあのもこもこしたやつだよねうまい棒みたいなやつ
でもあれも漢方で使われて医薬品として使われるんだよね
ああそうなんだ
でねこれややこしいのが例えば
本当は植物学的には同じ種じゃないんだけど仲間でもなんでもないんだけど
当時の感覚では仲間だと思われてた植物っていっぱいあるわけじゃない
なんか蕎麦なんかさ麦かでもなんでもないのに
京麦と書いて蕎麦って呼んでたわけじゃん
当時の中国の人たちは蕎麦も麦の仲間だっていう認識をしてるわけ
でカマの仲間にショウブっていう5月人形の時に飾るショウブの葉っぱってあるよね
あれもショウのガマって書くからショウブって読むんだけど
あれガマの仲間だと思われてたのよ
でそのガマという漢字とジャクという漢字がイコールで結ばれちゃってるからもうパニックなわけ
でこれはコンのガマであるっていう解釈もできちゃうわけじゃん
コンの
そう要はキンマに似たガマであるっていう解釈ができちゃうから
もはや別々の植物が途中でごっちゃになっちゃったのか
1個の植物を表していたのかがもうわからない
わからないんだ
パニックになっている
という状態ですね
間400年とか経ってるんでもうわかんないわけですね
これなんでこんなことが起きてるかっていうと
これはいろんな学者さんがいくつかのとこで書いてたんだけど
リゼンとかそれ以降のいろんな植物の中で
まとめた本蔵書とか納書とかが出てくるんだけど
現地に行ってちゃんと調べて百科辞典作ってる人って少ないんだよ
まだこの時代って
基本的には文献を集めて整理するっていう感じでやってるのね
だから現物見てないからこれとこれは整合性とれてるのは
ABCD並べてAとBとCが合ってるから
Dはカットしていいだろうみたいな判断をしたりするわけじゃん
それが何世代か積み重なるともはや原型留めてないみたいなことが
起こっちゃうんだってやっぱり
日本へのこんにゃくの伝来
伝言ゲームだね
そうでしかもこのリゼンという人は
北の方の出身だからさ
南の方に生えてる植物は見てなかったりするわけね
まあそうだろうね
無理でしょだからもう文章上でまとめてる可能性が非常に高くて
わけわかってないんじゃないのっていうようなツッコミもある
まあそういうのはこんにゃくに限らずいろんなところであるからね
でこれがこんにゃくという言葉の始まりというふうに言われてるんだけど
それが徐々に広がっていって900年代くらいになってくると
資産省だけで食べられていた変わった食べ物こんにゃくは
石膏省とか鉱属省とかそっちの方まで広がっていく
だからもう前回の話でも言ったけど
沿岸沿いに右方向東方向に広まっていったよっていう話ね
そういう話ね
植物が勝手に広がっていったんじゃなくて畑が広がってて収穫されてるよって言ってるから
人的に栽培が広がったんでしょう
まあそういうことだね
で徐々にだけど市場で取引がされるようになっていったということが記録に残ってます
じゃあどのように使われていたかというと基本的には薬用
まあ薬用なんだね
そう薬
前々回ぐらいで話が出てきたのかな
健康効果初回か初回だね
初回にちょっと言いましたけど
砂くだしとか言ってね体に良い効果がある要は
体の悪いものを外に排泄してくれるという効果があるので
そういった意味合いで体に良い食べ物
漢方の一家みたいな扱いをされていたそうです
これがざっくり中国ね
これが中国
こっから先の話にするともうわけわからんのですっ飛ばします
長いし
では日本です
日本
前回の話でも出てきましたけれども
日本にこんにゃくが伝わったのは
仏教とともにやってきたのではという説があると
仏教その話あったね
前回しましたよね
これ教科書で習ったと思いますけれども
仏教公伝
くだらからお経と仏像が送られるというのが
550年説と520年代説があるんだけど
だいたい6世紀の中頃
6世紀頃ね
にやってきましたというふうに言われている
このタイミングですね
ただこの頃は文字記録が日本にはほとんどないので
こんにゃくに関しては全くもって皆無だからわかんないです
日本の書物の中で一番最初にこんにゃくという文字が登場するのは
本蔵和名
本蔵和名
918年頃に成立したんじゃないかというふうに言われてますね
平安時代も真ん中通り過ぎだったよね
平安のほとんど 真ん中ぐらいか
794年でしょ 楠葉5位数でしょ
で白紙に戻す検討誌でしょ
894年検討誌最終回
行かなかったんだけど
そっから20年後ぐらいなんで
だいぶ経ってるんですよ平安時代の
随分中国とのギャップあるよね
ギャップがある
中国の最初の記録ってさ
もう6世紀とか3世紀とかまで遡るわけでしょ
日本は10世紀ですよ
そうかもう4桁近いんだね
この10世紀これがもう中国では
高僧正南部とか石膏正北部に畑が広がってた時代なんですよ
このぐらいの時代になってやっと
日本でも文字記録として出てきます
その最初が本蔵和名書いてあることは
こんにゃくの別名はジャクズ
さっき言いましたね
理伝中のとこ出てきたやつね
で和名はこにやく
こにやく
まあ鉛でしょうね
んが入るか入らないかっていうのは
こんにゃくと思っていいでしょう
ここではこにやくってちゃんと出てくるんだな
これ平安画なので全部
一文字一音の漢字ですけど
漢字なんだ
だってひらがな使ってないもんまだ
ああそっか
こにやくだから
こにやくと出てきます
でそこからもうわずか10年経つか経たないかくらい時に
和名類辞書っていう本が余れるんですけど
この本の中でやっぱりこんにゃくが紹介されていて
日本で初めてこんにゃくの加工方法
今のこんにゃくの作り方ですね
でそれをどうやって食べるかが紹介されています
和名類辞書ってどっかで聞いたね
いろんな回で出てくる
ちょいちょい出てくるよね
通称和名称とも言われるけどね
へえ和名称って言うんだ
和名類辞書略して和名称とか呼ばれるけど
その中では加工法と食べ方あとは
こんな植物だよっていう特徴だったりとか
別のこういう植物と間違いやすいから気をつけた方がいいよとか
いうことも書かれています
で苦弱は弱ずともいい
日本名ではこんにゃくと言うというふうに書かれていると
でそこから数十年後くらいに
維新法という医学の心の方向の方って書くんですけど
日本の最初の頃の医学書だと思ってください
医学書なんですか
ここに薬効ね
こんにゃくを用いた薬効とその食用方法とまた食性っていうのが
このと細かに記されている
まあ官邦薬ですよもう扱いが
官邦薬
ここからもわかるように中国でも同じでしたけど
日本も中国もこんにゃくはやっぱり薬だったんですねと
いやわかんないよその東南アジア出た時に
本当に薬だったかどうかわかんないけど
少なくともこの時代の中国日本は
薬ないしは薬効のある健康食品くらいの感覚では
食べていたという感覚だと思います
ちょっとこうなるとそろそろ官邦の話聞きたいよね
そうだよね僕も知りたい
買ったんすよ二冊本を
一覧の図鑑のように使えるものと
もう一つ漫画で学ぶ医学誌っていうのを買ったんですよ
漫画で学ぶっていうライト層に見えて
読んでみたらすさまじいヘビー級っていうね
こんにゃくの薬効と食用法
どうしてくれんのみたいななってますけど
ちょっとなかなか大変ですけどね
ちょっと官邦もいずれはやってみたいとこですね
割とこの薬利用官邦始まりのやつ結構あるじゃん
海外もそうだしヨーロッパとかもそうだったからさ
そもそも薬にこうなる理由は何なんだろうね
確かにねこれは難しいわ
ここまで200回以上やってきてめちゃくちゃ出てきたからね
さすがにもう気になっているというか
何かあるんじゃねえかと思い始めてる
どうなんでしょうちょっといずれやってみます
いずれね
いずれねいつになるかわかりません
じゃあ薬というかそういう薬草のあるものとして広がってきました
こんにゃくの歴史と栄養
で平安時代から鎌倉時代にかけてやっぱり僧侶だとかね
貴族クゲの間で薬であったりとかあとはおやつ
完食として食べられるようになってたと
急におやつ
わかんないんだけど
体にいいものを完食で食べとこうみたいなのあったと思うんですよ
でも当時はお昼ご飯ないので
ないんだ
一日2食ですから
朝と晩でその間に小腹がすくんで完食しますみたいな
確かにその話あったね
ありましたよね
完食自体が今で昼みたいなもんだね
ちょっと松投げで食べるところに
この健康に良いとされているこんにゃくが差し込まれていく
栄養ないのにね
いいんじゃない
藤原道長とかさあの人糖尿病で目が見えなくなったりとかしてるから
貴族だってクゲの上位の人たちはそのぐらい抑えていいと思うよ
確かに糖尿病だもんね
そう糖尿を抑える効果あるとか言ってるしね現代学で
この時代に糖尿病か
すごいよね
すごいね
よっぽど贅沢してたんでしょう
だろうね
肩や気がとか起きてるからね
ほんとだよね
そんな感じで一応薬用効果としても使われていくと
でお寺で使われてくるようになるとお寺向けにこんにゃくを売る人たちが
行ったりとかするわけですよね流通を支えるインフラを支えてくれてる人たちなんですよ
で座が組まれます
こんにゃく座同業釈明ですよ
ああこんにゃくも座ができたんだ
座ができたもう至る所でいろんな座ができるんだけど
その中の一つに鎌倉時代くらいになってくるとぼちぼちこんにゃく座ができてくる
これ何でかっていうとお寺が増えるんですね鎌倉仏教が出てくるし
禅宗が入ってくるじゃないですか
で禅宗が入ってくるってことは隣在宗と相当宗が成立するわけですね日本において
そうすると精進料理的なものはどんどん発展していくわけじゃないですか
そうするとそこに納めるこんにゃくが欲しい豆腐が欲しいみたいなことになってくるので
もちろんお寺の中でも作るんでしょうけどお寺の中で作るための芋を持ってくる農家さんがいて
その間を繋ぐ座が必要になるみたいな感じでなります
なんかこれゴマだっけかゴマもそうだよね
ゴマもそうですよね
ゴマ豆腐とかのくだりね
油座っていうのができましたからね
だから豆腐座はなかったかなでも豆腐座もあったかあったね
そんな感じでお寺で必要なものっていうのは座が組まれやすいんだよね需要が確定してるんで
そうだね
BtoBにしたほうがいいじゃないですか
まあそれだけお寺強かったんだろうね
まあねそうなんですよ一大将員抱えてますからでかいんで
でこれが鎌倉時代が後半になってくるとこの精進料理が出てきたことによって
こんにゃく料理が発展し始めるんですよ
これもう日本料理の編成のシリーズを聞いていただくとよくわかるんですが
平安時代から鎌倉時代くらいにかけての機内ですね
京都を中心としたあのあたりの料理っていうのは基本的に料理自体に味をつけないんですよ
料理に味をつけないああそうだね
手元によぐさものとか言って塩ひしお酢酒を置いておいて
自分で好みで調味して食べるというスタイルでした
あったね
これ包丁師って言ってもう基本的に切るとかつけるとかっていうのが基本の料理人のことですよね
昔料理人って2種類パターン別の職業だったんで
でもう一つ調材っていう人たちが出てきてこの人たちが煮滝とか練るとかすりつぶすとかそういうような
外科と内科みたいな感じなんだけど医者で言うと内科系の料理の仕方っていうのが発展してくる
それが全州が日本に伝来したことによって発展していきます
ここで何が出てくるかというとお寺さんは肉魚生草全部ダメなので味がどうしても淡白になりがちなんですよね
なんとなく物足りない感じになってくるのでしっかり味付けをするっていう方向にこう料理の体系が動いていくわけですよ
そこはちゃんと味付けしてくるのね
これで煮込んでいったりとか漬け込み料理とかっていうのも出てくるし
中国大陸から伝えられてきた油を使った料理っていうのが発展してくるわけですよ
ごま油とかが使われるのはこの辺りからね
ここで一番大きなポイントになってるのは出汁を使った料理っていうのが発展するんですよ
出汁を使った料理
コンニャクとかってさ基本的に味ないじゃん
ないね
風味はあって歯応えもあるけどそのものの味ってのはすごく薄いわけでしょ
まあほぼ水だったしね
これに出汁と味噌で味を含めるっていうことができるのでいわゆる煮物ですよ
これでコンニャクがすげーうまいものに変化するっていうことが起きますね
だからこれもう精進料理の文脈でコンニャク料理っていうのは発展していくことになるわけです
ついにですね記録上ではっきりわかってるのだと定金往来がわかりやすいかな
定金往来
定金往来
二羽二羽群は群れの群で往来は行ったり来たりの往来ね
これは手紙の往復の手をよそった文章なんですよ
原画っていう偉い人が書いた書物なんですけど
こんにゃく料理の発展
これがまた素晴らしい文章でなおかつ当時の一般教養を網羅してくれてるんですよ
1ヶ月に1回こう行ったり来たり往復書館がありますってそれを読むようになってくと
みんなその基礎教養がつけられるというような書館の手を出した教科書なんです
実際これは明治初期まで寺小屋とかで使われる教科書の一部になってきますから
この中になんとこんにゃく料理がちゃんと登場してるんですね
ソウケイという料理なんです
ソウケイ
ソウは日本ではあまり使わないんですけど鮭カスのカスの字です
でケイは鶏ね
鮭カス鶏と書いてソウケイ
でこれが鶏肉の代用品みたいな感じで出てくるんですよね
これこんにゃく料理なんですよ
こんにゃく料理を鶏の代用品として使うと
そう細切りしたこんにゃくを薄いタレ味噌で煮たものっていうのが
このソウケイっていう料理なんでそれが登場してきて
この方向性でずっと行くんですね精進料理の文脈で
例えば奈良幸福寺の多聞印日記なんか見ると
ほうめしとかたぬき汁とかっていうのが記録で残ってるんですけど
ほうめしっていうのはこんにゃくとかキノコとか豆とかを煮るんですよ
それを汁ごとご飯にぶっかけて食べるっていう料理なんだけど
ぶっかけ飯ね当時どんぶりがないのでハチ盛りなんだけど
そういうご飯が振る舞いとして出てきたりとか
あとたぬき汁って言ってたぬき食べてるわけじゃないんですよね
たぬきの肉に見立てたこんにゃくだったりするんだけど
それはもうこんにゃくだね
江戸時代のこんにゃく文化
たぬき汁なんだそれはたぬき汁なの
だってこんにゃく百珍にもそれはたぬき汁って出てくるからちゃんと
見立て料理ねよく精進料理にあるもどき料理ってやつですよ
そらへんが室町時代くらいに出てくる
たぬきもどき汁ね
たぬきもどき汁なんだけどたぬき汁といえばこんにゃくの汁物のことを指してる
そもそもいうことになってきてるのね
馬鹿してるとかではないんじゃない たぬき
たぬき そうね
で室町時代のわりごろになってくるとぼちぼち庶民化してきます
庶民化
たぬき 豆腐が庶民化してったように精進料理もだんだん一般庶民にまで
料理の技法とか味噌とかが普及してくるから
だんだん戦国時代になると一気にこれが広がっていくわけじゃない
武士と農民がごっちゃになってるような時代になってくるんで
この食文化っていうのが社会の仮想まで広がっていくという感じですね
このぐらいの時代になってくると
滋賀で有名な大見八幡の赤こんにゃくが登場してくる
ここで赤こんにゃくなんだ
たぬき そう赤こんにゃく
信長が赤いのが好きだったから説があったりとか
詐欺帳っていうお祭りがあってね
詐欺帳
たぬき 詐欺帳っていうのはあれだ
どんとうば焼きみたいなもんだ
ああどんとうば焼きみたいなもんだ
たぬき 松飾りとかを焼くんだよね
年末にどんときあるとこもあるんだけど
基本的に詐欺帳っていうのはお正月の飛祭りの延長場にあるから
炎をたたえる祭りね
でその正月の松飾りとかあと柿染めしたものとかを焼いて
その灰を庭の周りに巻くと無病息災とかっていうそういうお祭りなんだけど
大見の赤こんにゃくの
安土城下のところの詐欺帳っていうお祭りは
竹竿さんをいっぱいこうだしに立ててね
竹竿
たぬき 竹の竿をねボーンって立てて
そこに赤い短冊をいっぱいこうつけるっていう風習があるんだって
へえ
たぬき でそれに見立てたんじゃないかっていう話ね
ああそういう意味なんだ
たぬき もしくはこの信長説と詐欺帳説の両方あるんじゃないの
なんでかっていうとそういうのにあやかって
商人たちとか農村の人たちが売り上げをあげるために赤いこんにゃくを開発したんじゃないかみたいな説もあると
ああありえるね
たぬき ありえるでしょ
この辺りくらいになってくるともうだいぶこんにゃくが一般市民に広まってきてますよって話ね
まあどちらにせよ食べてるんだねって感じ
たぬき そうだね
まあそこまで珍しくもなくなってきましたよと
で江戸時代に入ります
江戸時代か
たぬき グイグイ飛ばしてくよ
200年代中頃から後半ねもう
松尾馬将という人物がやってきます
松尾馬将
たぬき 元禄時代だわ
元禄
たぬき だいぶ後だよ
だいぶだね
たぬき 三代四代将軍五代目とか
わからないけどもうちょっと忘れちゃったけどだいぶ後ですよ
実はですねこの松尾馬将という人は大のこんにゃく好きなんですね
松尾馬将ってこんにゃく好きなの
たぬき だって自分でこんにゃく好きって言ってるもん
好きらしいよ
こんにゃく好きがこうしたのかどうか知りませんが
こんにゃくを読み込んだ俳句も残してますね
俳句にこんにゃく入ってる
たぬき そうちょっと読みましょうか
こんにゃくの刺身も少し梅の花
もう美味しそうだね
たぬき これはね美味しそうに見えるんだけど
とある知人が亡くなってしまいましたと
とっても寂しいですというのを
弟子に手紙で送るときに書き添えられた
徘徊の報告がこれ
ああそうなんだ
たぬき 亡くなった知人もこんにゃくが好きだったのでね
お仏壇かなんかにこんにゃくの刺身を少し備えられてたと
で外を見られば梅の花が咲いてきてもう春だねっていうそういう句なんですけど
だいぶ切なかったね
たぬき そういう切ない句ですこれは
こんにゃくに今日は売り勝つワカナかな
こんにゃくに今日は
たぬき 売り勝つ
売り勝つ
たぬき ワカナかな
いつもだったらこんにゃくがよく売れるのに今日ばっかりは
七草粥で必要だからワカナの方がよく売れてるよねっていう
日常を謳った句なんですよ
ああそういう意味ね
たぬき これ何を言ってるかって
一番最初にこの句を読んだときはこんにゃくじゃなくて
ハマグリで一回読んだらしいんだけど
なんか違うなと思ってこんにゃくに変えたって書いてあったんだよね
っていうのはそれはどっちでもよくて
ここに普段ならこんにゃくが売れてるはずなのに
今日はなっぱだよって言ってるってことは
普段からこんにゃくが売られてる状況にもうなってるって話なんですよ
ああそういうことね
こんにゃくの歴史と文化
たぬき もう江戸の初期ですよまだ
江戸の初期
たぬき 1600年代中頃から後半にかけてなんで
江戸時代が始まって50年から100年経たないくらいかな
もう明暦の大化の後ぐらいか
にはもうこんにゃくというものが当時もう待つ場所は伊賀ではなくて江戸に移ってますから
江戸の街でこんにゃくが売られるのが当たり前になってきてる
ということがこの句からも読み取れますねというお話でした
そういうことね
たぬき 一気に言ったでしょ
一気に言ったね
たぬき 三国時代から場所まで
そうだねちょっと三国時代から日本に入るまであんまり頭入ってないけどね
たぬき 名前の揺らぎがあってよくわかんないところから出てきましたよ
ポイントは前回の話の続きでやっぱり南部の左下のほうから出てきましたねと
よくわかんない人たちがよくわかんねえもん食ってんなっていう感想から
気がついたら右のほうまで東のほうまで広まっててそこそこ食われるようになって
中国の人たちも薬用で体に良いものをして食べられるようになりましたと
それが日本にも伝わってきていて日本でもやっぱり薬用として広まっていって
そこに新しい食文化として仏教禅宗とともにやってきた精進料理の文脈に乗って
徐々に徐々に社会に広がってきましたよとこういう話ですね
言語と音の変遷
そういう話ね
たぬき とっさに言った悪いのはきれいにまとめたね今俺
そうだねじゃあその数秒でよかったのかな今日ね
たぬき これねこれで今半分なんだ僕が今喋ったのは
こっから読み解きが始まるんだよ
読み解き
たぬき これはね配信が遅れたおかげで間ができたって話を冒頭にしちゃったんですけど
実はこれがね交互相してですね気づいたんです
気づいた
たぬき 食の畑には苦弱があるから始まり和名はこんにゃくであるの
おかしくないだってさこんにゃくという漢字自体は中国からやってきたわけでしょ
中国からやってきたって言ったね
たぬき で仏教公伝でやってきたらさもう漢語なわけですよ
漢語
たぬき 中国語が日本にそのまま日本人に読みやすい音に変えられてるわけですかね漢語っていうのは
なんでわざわざ和名はこんにゃくなのこの発音の違い気持ち悪くない
間ぶっ飛んだよね
たぬき 苦弱とこんにゃく全然違うじゃん
違う
たぬき 実はこれが漢字の音読みのパターンなんですよ
例えば行くという字は行とも行とも読むみたいなのあるじゃないですか
思いという字は重とも読むし超とも読むわけですよね
これは誤音と漢音と言って漢音っていうのは
検討詞の間に体系化されて伝えられた漢字における読み方なんですよ
それよりももっと古い時代に中国から伝えられてきた言葉は誤音って言われてて
誤の方が先なの誤音っていうのは
たぬき これはね諸説あるんですけど誤音っていうのは割と中国南部の方の言葉であろうと言われていて
それは誤から直接伝えられた南部から直接伝えられたっていうのもあるだろうし
実は区ダラから朝鮮半島から経由して入ってきたっていう説もあるんですよ
これは南からとすごい北の方の朝鮮半島でバラバラのように見えるんですけども
もうちょっとシンプルに歴史を考えるとですね
もともとの中国の言葉方言の違いはあるにしてももともとの中国の漢民族の音っていうのは
誤音に近いものだっただろうっていうふうに考えられるんですよ
でこの後の隋とか唐っていうのは全部扇比形北方民族の国なんですよね
上の方の人 そうこれ何のシリーズで話したか忘れちゃったんだけど
唐府かな唐の都長安ってさすさまじい国際都市だったって話したの覚えてます
キリスト教の教会があったりとか宗教もいろんなのが入ってきていろんな思想が入ってきて
で中央アジアの人もペルシャ系の人もみんな生き返してるみたいな
そういう環境なんですよ長安って
つまりいろんな民族といろんな言語がうわーって入り混じってきている上に
一応土台は漢民族ってことになってるんですが支配者は扇比族っていう別民族なんですね
何て言ったらいいんだろう今の日本で例えると難しいけど他の国の人
わからないけどインドの人が日本に来て日本の支配者層は全員インド人ですみたいなことになると
統治するためには日本文化を基調にしながら自分たちの文化が乗っかってくるんで混ざっちゃうじゃないですか
片言の日本語喋ってたりするわけですよみんな
そうやって生まれてきたのが漢音
これが終わって宗の時代になってくると間に弦が挟まるのでモンゴル系の音が入ってきちゃうとか
で民が漢人の国なんだけど支になるとまた今度女神族の国だから
また中国語にまた女神族の音が乗っかってきてどんどん変わっていっちゃうみたいな
方言に方言を重ねていくような形になっていくの
外国語かな
もはや別物
もはや別物だと思うほとんど近いところはあるけど
漢字という文字のベースがあるから
そこに寄せていった
寄せていったのね
女神族は女神族の漢字に似た表記文字を持っていたんだけど
統治の都合上漢字を使うようにしていったみたいな感じ
そういうことね
だから中国の中っていう一つの国家だと思うとややこしいんだけど
例えばドイツとフランスとイギリスぐらいだと思って
一応言語のルーツは近いわけじゃん
近いね
だけど全然別でしょ
であっちの人たちもイギリス人がオランダ行ったり
イギリス人がドイツ行ったり
ドイツ人がイギリス行ったりとかしてるわけじゃん王様が
あれでもうごちゃごちゃになってわけわかんなくなるみたいなことが
もっと激しくこの中国大陸の中で長い歴史の中で起こってた
そうなんだ
そうすると音がどんどん変わってっちゃう
で日本はその外側にいるから
どのタイミングで音を輸入したかによって
輸入した音が全部違うみたいになってるね
でこれが誤音関音等音とかって言われてて
もう名称ずれてっからややこしいんだけど
なんで漢時代の音が誤音でさ
なんで唐時代の音が関音なんだよとか
俺は思うんだけど
まあそう誰かがそう決めたんだ
ずらすなよみたいな感じだよね
でこれ何をなんでこんなね誤音と関音の話をしたかというと
関音は遣唐詩の時代くらいに
体系化した文章のシステムとして
漢文が入ってくるわけ
その時に関音が入ってくるね
でそれって仏教公伝以降の話だから
もう西暦で言うと600年代とか500年代くらいか
聖徳太子の時代だから
に隋詩とか遣唐詩が始まるわけですよね
そこから先はみんな関音なわけですよ基本的に
つまりですね
仏教公伝より前にこんにゃくが日本に伝来してないと
その作り方も含めてですよ
畑から製造方法まで含めて
日本にすでに入っていないと
どうやってもこんにゃくにならないんですよ
苦弱になっちゃうはずなんですよね
つまり少なくとも4世紀とか5世紀
西暦400年代とか500年代よりも前には
こんにゃくが日本に製法も含めて伝わってないと
おかしいってことになっちゃう
伝わってきた言葉的にはこんにゃくの方が
もともとは古いから
古いから
その言われている仏教伝来で合わせてくれば
苦弱になってるはず
だからもっと前に入っていた方が濃厚ではないか
という話
そういうことです
仏教公伝って550何年とか520何年とかっていう話だから
それよりも古い時代じゃないのってなると
古墳時代には少なくとも日本に入ってきたはず
ってことになるわけですよ
交流はあるからね
古墳時代も王朝がちゃんとあって
大和王家があるんで
当時天皇じゃなくて王君とかって言ってる時代だけど
西暦で言うと300年代とか200年代から
都来人来てますしね日本にね
普通に
縄文時代伝来説が正しければ
物はあるわけだから
正法があったかどうかはわかんないけど
そこに中国伝来の正法が重なってきて体系化されたって
考えても不自然じゃないとは思うんですよね
一般的には仏教司伝って言われてて
公伝っていうのは公に伝わるだから
国王レベル同士国家間の政治的なやり取りで伝わったっていうのが
公伝って意味ね
司伝っていうのはプライベートで伝わったってことなんだけど
それはね500年代前半とかとも言われるんだが
でも状況を考えると300年代くらいから
徐々に徐々に伝わってたとしても全然おかしくないわけ
都来人いっぱい来てるし
300年代後半ぐらいになってくると
すげえ大量の中国人と朝鮮半島の人たちがやってくるからね
なんか後来っていう後送りっていう国がね
わーって暴れ出したから
追われて出てきた人とかもいっぱい来るからさ
その時に仏教は伝わってて
古墳なんか調べると400年代に日本の古墳の遺跡から
これは仏教由来のものとして考えられない鏡が出てきたりとかね
してるんでね
四仏四十経とかって言うんだけど
4つの仏の間に4つの獣が描かれてる鏡っていうのが
古墳時代の古墳から出てきてるからね
みたいな感じで伝わってきたんで
少なくとも仏教公伝よりもずっと前
五音の時代には入ってきたんじゃねえかなっていう話ですよ
分かりましたこれ伝わりました
まあそうだね今までの説の中では
この時代の方がちょっと証拠としては
その言葉の表現方法が違うっていうところからいくと
まあこっちの方が濃厚じゃねえかって話ね
これは僕の説ね
誰も書いてくれてねえから
そうなんだ
これがこないだ俺がなんでこれ音読んなのっていう話から
音読みが2つあるのは何とか
みんな重複って呼んでるけどあれは間違いね
重複が正しいよねみたいな話
感音と五音ね
定義出して感音と五音で何っていう話しましたね
が根脈と結びついた結果発見したと
そういうことです
結びつけたね
だいぶね
あとはちょっと金馬の話はいいか
金馬ねちょっと面白いんだけど
金馬の利用と文化
面白い
金馬ってねさっき
根脈の根の字は金馬だよみたいな話で出てきたんですけど
まあなんか醤油のしょうがつくやつね
そうそうそう
これ原産がタイとかミャンマーっていう東南アジアなんだよね
タイ語って言ってたね
これねタバコみたいにして使われてたんだよ東南アジアでは
この金馬が
金馬が
実はその近代においても近現代においても使われてんだけど
今も使われてる
金馬っていうのは巻く方の葉っぱで
真ん中にビンローっていう樹木の種
これをすりつぶした粉みたいなのを入れて
それを巻いて葉っぱごと噛むんだよね
いわゆる噛みタバコ
噛んでくちゃくちゃして丸ごとペッてやる
飲み込むと体に悪いから
つーか発汗性物質だから本当に良くないんだけど本当は
そうなんだ
でもちょっとタバコを吸った時のような
ちょっとフワーっとした感覚があるからっていうので
長いこと噛みタバコとして
習慣付いてたんだって
その噛みタバコの習慣
噛むっていう習慣のことを金マークっていう
日本語読みするとね
金マークっていう呼んでたんだって
そのビンロー寺とか
ビンローっていう植物とか
ビンローを巻く葉っぱ金馬については
大して名前がなかったらしいんだよ
こんにゃくと金馬の歴史
特に巻く方の葉っぱには
金マークを行う用の葉っぱだから
金馬っていうことになって
そのうちにタバコだったら
タバコ入れができるわけじゃん
世界中どこでもそうだけど
シガーケースみたいなおしゃれなのが出てくると
金馬の葉っぱを入れる用の容器っていうのが
だんだん工芸として発達してくるわけ
繊維を編んで
それに漆みたいなのを塗って
模様をつけて
どんどん豪華になっておしゃれになっていくわけ
これがなんと金馬という名前で
また日本に入ってくるわけ
金馬を入れる箱のことなんだけど
その入れ物のことを金馬と呼ぶように変わってて
それが日本にやってくるの
それが室町時代くらいには
日本に金馬として入ってきてて
伝統工芸化していくわけ
なんと今でも作ってる
今も作ってるの
現在は香川県を代表する質芸
香川?
香川の工芸品として
伝統工芸として
じゃあ俺見たことあるんだよな
写真で見たけど超綺麗だよ
こんにゃくと全く関係ないけど
ちょっと面白いなと思ってメモしちゃった
まさかの工芸品まで紐づくと
カタカナで金馬でつく
金馬
香川って言えたら出るかな
金馬について
出てきましたね
俺見たことあるな
あるある
このなんか模様独特な
美しい模様が入ってますけども
これは東南アジア由来ですね
諸町時代の貿易ですよね
中華貿易圏の中で東南アジアとも交易があったので
その中で入ってきたっていうことだそうですね
なかなかおもろい
そうなんだ
まさかこんにゃくやつだら
そのとこにつながるとは思わなかったからさ
確かに字はこの金馬っていうね
こんにゃくの金に醤油の醤だね
なんのややこしい漢字だよほんと
なんかね今日は言語界みたいな
言葉遊びなのかって思うぐらい
でもまあね
食文化史をやってると少なからず
こういうときは出てきますよ
そうなの
その言葉は物を定義するのに必要で
何か考察するときには
これは何ですかこういう定義ですっていうのを定めないと
考察が進まなかったりするんですよね
まあそっか特に食なんか文献ほとんどないもんね
だいたいどの文献見ても
この言葉はこれを意味しますっていうのは
だいたいね冒頭に出てきます
学術系の本であればあるほど
しっかり定義が出てます
まあそうせざるを得ないもんね
そうそうじゃないと話が進まないからね
確かに軸が必要だよね
でこれが一つのチップスでした
であと最後のチップスね
そうけい
そうけい
定金往来の中にそうけいという
鳥の代替品としてのこんにゃくの料理が
出てきましたよって話したじゃないですか
あああったね
これね日本語のサイトで普通に
そうけいをググっても
細切りこんにゃくのタレ味噌煮込み
っていう風にしか出てこないんですよ
基本的には
これ中国料理の方を当たらないと
元が出てこないんだよねあんまり
もっと探せば出てくるのかもしれないけど
原型のそうけいは
もちろんこれ中国料理なんですよ
中国料理では酒かすに
鶏肉を漬け込んでおく
である程度
漬け込んだら取り出して
細切りにして提供する
で野菜とかと一緒に食べると
そういう料理なんですね
ちなみにそうけいに対して酒系
っていうのがあって酒の鶏って書くんだけど
こっちは酒に漬け込む
商工酒とかね
酒に漬け込んだら
酒系で酒かすに
漬け込んだらそう系っていう
料理があってこれが
仏教とともに中国から
仏教かどうか分かんないか
商業ベースかも分かんないけど日本に伝わってきたときに
鶏肉ではなくて
こんにゃくに置き換わっていった
いわゆる代替肉扱いですよね
そうけい自体は
元は
ちゃんと鶏肉だった
正人料理とか仏教文脈だと
思うんですが
肉ではなくこんにゃくが
代替肉として扱われるようになったと
さすがにね
これを豆腐でやるのは
無理だから
歯ごたえ考えたらこんにゃくでしか
やりようがないわけですよ
ここでね
そうけいとその調理法
一つポイントになるのがこんにゃくは
鶏肉の代わりになれるんだってこと
なんです
実際になっちゃったじゃない
ってことは鶏のつみれ
みたいな肉団子
鶏団子はこんにゃくで作ったら
こんにゃく団子も鶏の団子の代わり
になるわけですよ
実はですね
ガンもどきって
豆腐スタートじゃなくて
こんにゃくスタートだったって言うんですけど
知ってました?
おついち 知らない
俺はね長いこと疑問だった
ガンもどきを食べてね
あれはどう考えても
ガンじゃねえだろ
カモアの味は絶対にしないし
カモカモとは思えん
おついち そうだね
もどけてないんだよね
もどけてないじゃん
わかんないけど
おついち 全然もどきっぽくないじゃん
こんにゃくでやると歯ごたえが近づく
がんもどきの起源
っていう話らしくて
油分はどうしてるかっていうと
だいたいこれ後のこんにゃく料理も
全部そうなんですけど油で揚げたり
油で炒めたりするの
もう室町時代くらいになってくると
鶏の肉団子の代わりに使われた
こんにゃく団子は揚げ団子なの
ある?
おついち これね
豆腐薬鎮にも出てくるんだが
こんにゃくを一回アク抜きして
茹でますよねで包丁の背で
叩きますと繊維がつぶれて
柔らかくなるよね
ブチブチになったらそれをすり鉢に入れて
すりつぶしますそうするとペーストになるよね
これにくず粉をちょっと
入れてつなぎに使うんでしょ
ここに具材を入れてくわけで
ひじきとかそういうのを入れてって
こねこねして揚げるんだよね
これをそのまま食べるんじゃなくて
食べてもいいんだけど
これを煮たりとか炒めたりとかして
使っていく
おいしそうだね
たしかに
豆腐になる前の
こんにゃくだった時代のやつだね
たしかにそう言われてみると
おついち これがいつの間にかに豆腐になった
という説
俺はこれ信憑性あると思った
あるね
おついち というのも豆腐薬鎮とこんにゃく薬鎮を
両方並べて読み比べると
よくわかるんだけど
調理方法がかなり重複してたりするの
名前も似たり寄ったり
だったりするわけ
肥料図なんてもう完全に
豆腐の料理として言われてるよね
もうがんもどきの別名みたいな
言われ方されてるけど
こんにゃくにも肥料図あるし
なんとかもどきっていうのはやっぱりどっちがいも
載てたりするんだよ
これ肥料図じゃないんだ
おついち 肥料図っていうか肥料図かな
地域差あるからなんともね
頭で書いたり
中巣の巣で書いたりとかするんだけど
似たような料理が
両方にあるということは
一気にしててもおかしくないので
どっちが最初勝ってるとちょっと困っちゃう
薬鎮シリーズでいくと
豆腐薬鎮の方が先なので
豆腐が先のようにも思われてるけれども
その層形とかを
考えるとどうも
これはこんにゃくが先なんじゃないか
っていうふうな考え方ができるよねと
そうだねこんにゃくの方は
古そうだしね
今の流れでいくとっていう感じだよね
歴史的にも
食糖の負とかを考えると
圧倒的に豆腐よりもこんにゃくの方が早いから
こんな時代まだ豆腐
ないはずだからね
伝説上あることになってんだけど
おついち 豆腐はさ
加工めっちゃ大変だからさ
こんにゃくよりも
こんにゃくは食べるきっかけが難しいだけで
分かっちゃえばさ
簡単なんだけど豆腐ってさ
技術力がさ
いるじゃない
だから時代的には絶対
豆腐の方が後な感じはするよね
するんだけどね一応伝説上はね
リュウアンの
豆腐伝説があるからさ
エナンジのね
そこなると
危険性になっちゃうんだけどさ
分かんないねそれはちょっとどっちがどっちか分かんないんだけど
俺は
ちょっと後の時代なんじゃないかなと思ってるんだけどね
豆腐に関しては
まあその辺ちょっと揺れがあるものの
まあとにかく
ここで言っておきたいのは豆腐も
こんにゃくも精進料理という
そのプラットフォームに
乗っかって大体肉みたいな
扱いでスタートしてきたよねっていうところは
なんか共通点かもしれない
おついち そうだね
ねツイッターからちょっと面白いんで
もう一気に1800年代の
話もしたんだけど
豆腐百珍ね
これついさっき書き出してみたんだけど
豆腐百珍って百珍って言いながら
100種類ないんだけどさ82種類なんだけど
その中にやっぱね
もどき料理がちょろちょろ出てくるわけ
料理名しらうお
もどきすらつけてねえとかね
おついち 魚?白い魚
白い魚しらうおとか
あとふななます
おついち ふななますね
ふなのなますねもどきすらつけねえのかよ
お前みたいな
そうだね
おついち ちなみにしらうおは
こんにゃくを細作りにして
くずこをうってゆでる
そうするとトゥルンってなるじゃん
しらうおのドリグみたいになるじゃん
みたいな感じだったとかね
確かにちょっと似てくるね
おついち あと小鳥もどきね
小鳥もどき
おついち こんにゃくゆでて
ちぎってそれをごま油で揚げると
そうすると水分飛ぶじゃん
そうすると歯ごたえが
歯ごたえが強くなるよね
肉っぽくなるよね
これを肉に混ぜたり肉の代わりとして使うと書いてある
ちょっと唐揚げチックなんだろうね
おついち この状態になった
こんにゃくね
小鳥もどきを味噌汁に入れて
薬味を入れて仕立てると
これをたぬき汁という
そうすると確かに肉っぽいからさ
たぬき食べられなくてもそれっぽいねって
言えるっていう
だったりとか
あとどじょうもどきなどが出てきたりとかね
延長な気がしてきた
おついち だいたいその延長上
動物の代わりだからそこに油分を足してあげないと
物足りなくなっちゃうからね
そうだね
おついち だし精進料理の文脈からしても
ごま油ってのは非常に有効なので
こんにゃく百智を読むと
基本的に揚げ物は
全部ごま油ってちゃんと書いてあるね
うーん
この辺はゴマ王のシリーズで
散々聞かされたからね
こんにゃくの食感の重要性
おついち 繋がってきたでしょ
精進料理の日本料理の変遷
豆腐、ごま
そしてこんにゃく全部繋がったよね
繋がったね
そっか確かにがんもどきの違和感は
こんにゃくが間にあった説
ってちょっと納得したもんね
おついち 俺もそんな感じにしましたよ
でここでね一つ特徴的だったのが
豆腐とかのもどき
っていうのは見た目だったりとか
あとは栄養素的に
タンパク質だからとかあったわけじゃないですか
こんにゃくは
栄養ちょっと置いといて
基本的に食感重視だよね
食感重視
おついち じゃない?
トゥルンってするとかさ
まあまあこんにゃくを食べてきた流れが
もう食感以外ないからね
おついち ないからね
第1話の一番最初に言ったけど
こんだけ食感に特化した食材もないよね
と思ったのはこれを読んだからなんだ
このレシピ読んでたら
うわなんだこれ栄養とか関係ねえんだ
見た目もいいからとにかく食感なんだみたいな
歯ごたえとね
おついち そうそう歯ごたえも含めて全部食感で
一気に突き進んでいく感じが面白いなと
まあそれだけ他には
変えられない
食感だったんだろうね
おついち うん肉っぽさ出すには
こんにゃくの
食感っていうのは一つ
ポイントになりうるのかなとは思いましたよ
勉強してて
で食感という意味で
こんにゃくを変形させた商品で
面白いなと思ったのが
シミこんにゃくね
これも前にちょっとお話ししましたけど
フリーズドライこんにゃくですよ
高野豆腐ね
言ったら
で凍らせて
溶かして凍らせて溶かしてっていうの
20日間くらいやるとスポンジ状になって
スカスカになるんですよ
でこれもちろんそのまま食べるわけじゃなくて
戻して炊いて
だしで味付けして食べるとか
いう感じなんだけどどうもね
昔のシミこんにゃくとか
シミこんにゃくっていうのを見ると
ちぎったりとか細切りにして炒め物とか
煮物とか汁物に入れてるんで
おそらく
大体肉っぽい扱いしてますよ
普通に
でその食感も俺僕食べたことがないんで
わかんないんですけど
結構コリコリした独特の
はみごたえのある食感らしいんですよ
この噛みごたえが
肉っぽさを出してる
という風に言われて
考えられるかなと思いまして
だから今世界中で
大体肉やるとかなんとか
言ってるじゃないですか大豆ミートとか
ここにねこんにゃく要素を入れたら
また変わるんじゃない
変わるね確かに
わかんないけど濃縮した
ご汁豆乳ね
をうまく味付けをしてね
シミこんにゃくに染み込ませて食べる
とかね
味は肉とは全然違うけれども
それっぽさは出せるかもしれない
そうだね
別の料理として発展する
可能性があるのは肉は
肉っぽさを求めすぎない方が
大体肉はね肉っぽさを求め
すぎない方が
50年後100年ぐらいに別のジャンル
として成立していくっていうのはもう
過去の歴史見てよく分かるので
そういうぐらいの遊びを
残しておくとこのシミこんにゃく
シミこんにゃくの歴史
とかこんにゃくそのものとかは
未来があるかもしれないなという
風に思いました
シミこんにゃくを食べたい方は
茨城県の特産品として
売ってるのかな
醍醐町かな
今そこぐらいしか作ってないんだけどね
もうほんと数件しか残ってないんだけど
茨城県の
名産品として残ってるのはそこぐらいしかないんだけど
ルーツは分かんない
少なくとも茨城発祥ではない
それは明確
もっと西の方関西
関西
岡山とか丹波とか
あっちの方
もしかしたら中国かもしれないけど
もうルーツ調べたけど
出てこなかったわからなかった
そうなんだね
フリーズドライだったらあれだよね
こんにゃくの文化的な変遷
そのうちだいたい肉ラーメン
とかだったらこんにゃくで作って
欲しいよねその肉を
まんま乗っけてさ
シミコマスタージオのフリーズドライ
したらこんにゃくをポンって乗っけてくれるらしい
謎肉より
美味しいんじゃない
食感的に
面白い
こんにゃくヌードルを使って
謎肉こんにゃくで
謎肉って何入ってるんだろうね
謎肉って言ってるこれあんま
調べたことないんだけどさ
実はこんにゃく使ってたらしいね
あれは
大豆の絞りカスとかじゃない
まあまあ確かにそんな話だった気がするけど
ちょっと覚えてない
わかんないですけど面白いですね
大豆ヌードルで謎肉
大豆由来とかさ
こんにゃくヌードルで謎肉こんにゃく
由来とかだともはやそれカロリー
あんのみたいな
スープのカロリーしかねえんじゃねえのみたいな
まあでもカロリー的には
スープで十分取れるはずだからね
ラーメンってスープ飲んだら
基本的にはカロリーオーバーだからさ
質がすごく高いので
だからできるんじゃない
可能性あるね
なんちゅう話に転がったか
っていうとねこんななっちゃいました
大豆 あのジャーキーとかも
こんにゃくでジャーキー作ってくれたら
おいしいんだろうね
あるよこの間食べたよ買って
大豆 ああそう
結構おいしかった
大豆 えっとグレさんがね
グンマのこんにゃくパックに行ったときに
タコの唐揚げもどきの
こんにゃく唐揚げを食べました
あるんだ知らなかった
大豆 確かにコリコリしてて
おいしかったです
大豆 タコの唐揚げもどきの
こんにゃく
いろいろあるんだね面白い
大豆 まあもうね
もどきってつけるのめんどくさくなったんだろうね
こっち今はつけるけどさ
あのだってもう
中国にも同じ料理名あるのにさ
もどきつけなかった時点でさもうさ
なんだろうね
こんな感じだよっていうのを
売り出したら多分そのままの名前になったんじゃない
で100年後ぐらいしたら
大豆 もうそれが本物になるかもしれないよ
まあね
大豆 本物が衰退したら
うーん
中華麺とかね
ラーメンだねっていう
だからラーメンとかね
中華麺とかよくわからないことになってますから
まあそんな感じで
いくんだろうね
大豆 まあ大まかな流れで
中国から日本にやってきて
文脈的には
大体肉っぽいような
薬用っぽいような感じで
先に一般認知が広がっていきました
ただ
現代日本ほど
文脈が多かったかというとまだそうではないです
うーん
大豆 この後江戸時代
1700年代以降に
一大革命を起こす人たちが現れます
一大革命
大豆 はいそれがなんと
商用辞令文化を外れた
ちょっと北の北関東ですね
茨城あたりで
そういうことをしていきます
へえ
大豆 予告としては粉ですね
大豆 こんにゃくの粉の発明
ああついに出てくる
大豆 そしてもう一つはあまり派手ではないですけど
次年状という育て方ではなくて
冬に一度
蔵に寝かせるみたいな
農法を編み出した人
この人たちはいずれも北関東の人たちです
ああ北関東なんだね
大豆 ではなぜ
この北関東で
こんにゃくが没航していったのか
という背景を
見ながら次回見ていこうと思います
没航した
理由を見ていくと
ということで
今回はこの辺で終わりたいと思います
ありがとうございました
ミナモン こんにちは
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