今から旬なの?
はい。芋は秋に取れますので、粉になっちゃうとね。こんにゃくの粉から作られてるものだと、また旬は関係ないかもわかりませんが、こんにゃく芋の収穫時期は秋なので。
秋に冬を越えるために取るっていうのは、3年目になると同じ時期に取るけど、それが収穫になるんだ。
そういうことです。
そうなんだね。
はい。
なんかその話、多分俺聞き漏らしているのか。でもさっき編集したときになかったから、多分ちゃんとしてないんじゃない?
ちなみに南の方とか少し暖かい地域になると、冬に1回収穫して保存するっていう作業がなくて、普通に植えっぱなしになります。
確かにその話は言ってたね。当たり前なんですけど、芽植物だから。
こんにゃくね、第1話は割とエネルギーにならないから無駄じゃねって話だったけど、第2話になったら急に方向転換したね。
そうか。わかりました。
すいません、なんかすいません。いいのか。
わかんないけど。ということで、本編行きたいと思います。
はい、ということで前回の続きです。
今回はこんにゃくはどこからやってきたか。
こんにゃくはどこからやってきたか。
前回ですね、植物としてのこんにゃくの原産地はインドシナ半島からインドのどこかという話をしました。覚えてますか?
でですね、じゃあその中のどこが原産のピンポイントで、どのように日本の方向に向かって電波をしてきたのか。
そこを探ってみたいと思って一生懸命資料を集めながら推察をしてみました。
推察ね。
前回も最後のところで言いましたけどね、そんなことをちゃんと検証してる資料なんてのが見つからなくてですね。
論文検索サイトを片っ端から見てみたんですけど、まあないんですよ。
ないんだね。
見つからなかっただけだとは思うんですけれども、しょうがないので自分なりにいろいろと周辺情報を集めて考えてみましたというのが今回のお話です。
はい。
で、どこからアプローチをするかと言うとですね、なんて言ったらいいんだろうね、これは植生ゾーンという言い方をするんですが。
植生ゾーン。
はい。皆さん聞いたことありますかね、新葉樹林帯とか。
新葉樹林帯。
はい、落葉紅葉樹林帯、松葉樹林帯。きっとね中学生か高校生かわかりませんけれども、一瞬触れてると思うんですよね。
なんかね理科のテストですごい書いた記憶がある。
はい、これは社会ではなく理科で出てきたと思います。
そうだね。
で、他にも熱帯雨林気候帯とかね。
熱帯雨林ね。
はい、聞いたことあると思いますよね。
他にも熱帯山岳気候帯とか。
熱帯山岳か。
はい、熱帯も2つに分類されることが多いようですね。
で、主にアジア圏を中心に今回の話を進めていきますので、今回は新葉樹林と落葉紅葉樹林と松葉樹林の話をメインでしていきます。
新葉樹林と落葉紅葉ね。
新葉樹林帯に関してはほとんど関係ないので、さらっとね昔の記憶を掘り起こす意味でやっていこうかなと思います。
比較対象ですね。
一番北に分布しているのが新葉樹林帯。
新葉樹林帯。
新葉樹林って今漢字見てるとわかると思いますけど、針の葉っぱって書くんですよね。
葉っぱがツンツンしてるやつ。
じゃん。
モミとかさ。
スギとかそうなのかね。
スギはそうでもないんじゃないかなあれは。
ちょっとよくわかんない。
俺もねはっきり覚えてないんだわ。
はっきり覚えてない。もう中学生くらいの記憶なので。
わかんないですけど。
赤ん帯とか黄山帯に分布する気候ですね。
北の方に行くと新葉樹林帯域になるんですが、少し南下してきても緯度が高いじゃなくて物理的に垂直方向に高度が高いっていうの。
山の上登ったら寒いじゃん。
寒いね。
なので新葉樹林帯の気候区域になりますよと。
そういう意味ね。
これ本当山登るとわかるんですけど、新葉樹林帯のゾーンを抜けてさらに上に登っていくとですね。
背の低い寒木みたいなのばっかりになって、その上に登っていくと何もなくなるっていうね。
これが南北で行くと北極近くってことですよ。
北極の方に行くんだね。
そういう寒いところに行けばいくほど植物が育たなくなって、だんだん南に行くと元気に育ちますよ。
それが新葉樹林だったり紅葉樹林だったりで分類されていきますと。
新葉樹林帯っていうのは最も人工支持力が低い。
人工支持力?
人工支持力っていう言い方をするんですけれども、この気候帯の植物、植物の収穫物だとそんなにたくさんの人工を支えられませんよと。
そういう意味?
澱粉を獲得できる植物資源がほとんどないので、なかなか生きていくのが大変なわけですよ。
コクダカみたいなもん?
コクダカっていうかね、実がならないとか。
実がならない。
例えばどんぐりとかあればそれ食えるじゃないですか。
ならないんですよ、新葉樹林だと。
確かにならないね。
そんなに実をつけてくれないので、そうすると人間が食べることもできないし、動物の方も食べるものが少ないわけですよね。
だから草食動物で葉っぱだけ食べてるやつはいいんですけど、澱粉質が少ないので、超大量に葉っぱを食べて体を維持しなきゃいけないみたいな状況になるんで、動物が少ないじゃないですか。
つまり人間が食べる植物も少なければ、人間が食べる動物も少ないので、なかなか生きていくのが苦しいと。
そういうことね。
なので一部のベリー類をちょっと食べてみたりとか、あとは魚類ですよね。
魚類。
川の魚、湖の魚。
あとは海辺に行くと海洋哺乳類ってやつね。
アザラシとか。
ああいうのを食べて生活してます。
もう俺のイメージ今アラスカが出てきてる。
そこら辺も入るのかな。
あそこの新葉樹林なのかな。
今でいうとロシアの南部とか中国北部とかね、ああいうあたりです。
いわゆるミルクのシリーズで出てきたモンゴルですよ。
モンゴルね。
モンゴルの北の方。寒いでしょ。
寒いね。
だから新葉樹林帯でそこに生えてる植物とか動物から栄養を取ることができないから牧畜文化が盛んになって、
もう全フリでミルクに依存するっていう社会になったわけですよ。
ここで繋がるわけですよね。
これに対して牧畜文化が発展しなかったのが落葉紅葉樹林帯。
落葉紅葉樹林帯。
まあこの辺、ざっくりと。
葉っぱが落ちる葉っぱの広い木。
そう、新葉樹じゃない普通の木ね。
僕ら紅葉よく見るじゃないですか。
見るね。
だいたいそうだな、東海地方から北南側はもう基本的に落葉紅葉樹林帯に入りますよね。
ここがね実は人工支持力が最高なんですよ。
そうなんだ。
一番人間が生きていくのに快適な場所。
まあ結構温かいところのイメージだね。
そうですね。
暑すぎず程よく温かいって言ったらいいのかな。
森はケンカ類。ケンカ類ってわかるかな。
固い果実の類って書くんだけど、栗とかどん栗とか。
ああいうのがいっぱい取れる。
だからこの食べ物ラジオの番組の中でも時々話をしてるんですけれども、
落葉紅葉樹林帯に生活してるとあんまり濃厚しようっていう気が起きないんですよ。
森がすごく豊かなのでいつでも入っていつでも取れますみたいな状態ね。
確かに。
ちゃんと秋になると葉っぱが落ちてくれるから入りやすいんですよね。
その落ちた葉っぱが土壌を豊かにしてまた植生を豊かにしてくれるとかそういうこともあるし、
動物も元気に生きていける。木材の利用にも向いている木が多い。
木材もそうなんだね。
使いやすいんですよね。
ただですね、縄文時代くらいになってくるとですね、
人間が縦穴式住居だったりとか土器作り始めるじゃないですか。
作ってたね。
木切っちゃうんですよね。
まあ木は切るだろうね。使うから。
そうすると自分たちの住んでる周りの森がどんどん遠ざかっていくわけですよ。
当たり前ですけど。
遠くの方から収穫物を運んでこなきゃいけない状況が起きますよね。
そこが実は紅葉樹林帯における農耕の起源って言われてるんですね。
遠くなるから手前で育てる。
遠くなっていくので、遠くなっちゃって木だからね、そう簡単には育たないかもしれないですけど、
例えば栗の木を集めてきて一箇所にまとめて群生させる。
そういう意味か。
栗ってほっといても群生しない植物なんですよね、あれ。
しないね。
ほっとくと一本あってまた次へ飛び散りまた一本あってみたいな感じじゃないですか。
同種では繁殖できないからね。
そうですよね。これが縄文の遺跡、一万何千年前とかねっていうのを見ていくと、
群生してる地域が発掘調査で見つかってるんですよ。
へえ。
ということは完全に人間が選抜をしてきてなのか運んできてなのかして群生させてたと。
そうだね。人工的でなければ群生できないもんね。
あとはあれですね、水芽ですよね。
水芽。
雑穀の元になってるキビとかアワとかが生えてるわけですよ。いわゆる雑草ね当時は。
でもその雑穀の実の部分が食べられるよっていうことが分かってきて土器が使われるようになるんで、
それを炊いたりなんなりして食べるようになってくる。で、どっから運んでくるじゃない。
ポロポロ落ちるじゃない。
落ちる。
生えるじゃない。
生える。
だから住居の近くに雑穀植物の群生体ができて、それが徐々に畑化していくみたいなね。
ああそっか。自分で植えるとかはないのね。
これはですね、一年中葉が鬱蒼とした森っていうイメージね。
だいぶ地からイメージするのと違ったな。
結構元気に育っちゃうので、落葉してくんないんですよ。
落葉してくれない。
ずっとじめじめしてる。なんでじめじめしてるかというと、一年中葉っぱがあって森になったら下のほうまで日の光が届かないですよね。
ということは、地面のあたりはずっとじめっとしてる。
日本人にわかりやすい感覚でいくとですね、春の終わりくらいから秋の始めくらいまでは、その森に一歩でも踏み入れようとすると、一斉に蚊が襲ってくるような感じ。
一番嫌なやつだ。
だからもう人間を拒絶してるんですよ。
拒絶なのね。
拒絶してるわけじゃないんでしょうけども、人間が森の中に入って何かキノコを取りたいとか思ってもですね、入るのがめちゃくちゃ大変。
大変そうだね。
だから人工支持力は若干落ちちゃうんですよ。
逆に落ちるの?
入りづらくなってくるんで。
うっそ落としすぎてね。
これ人工支持力が、落葉公有樹林帯が最高って言ったのは入れるタイミングがあるっていうのが大きいんですね。
はいはいはい。
他の南の方に行った時に現れる商用樹林帯、それからもっと南の熱帯は入ろうにも入れない。
入れないんだ。
もうでかい刀みたいなナタ持って薙ぎ払っていくんだけど、蚊とかヒルとかヘビとかと戦いながら行くみたいな。なので大変じゃないですか。
そういう状態なので人工支持力は南に行くとさらに下がっていくっていう状態です。
南に行けば行くほど上がると思ったんだけどね。
そうでもないんですよね。
違うんだね。
でちょっと脱線していくんですけど、この商用樹林帯から熱帯のあたりで発達した農業方法っていうのがあるんですよ。
農業方法。
これが森を焼き払うっていう方法ですね。
前回も言ってたね少しね。
一般的に社会通念として、例えばビジネスの世界で今の経済活動の中で焼き畑的なやり方だねっていうので悪い意味で使われたりするじゃないですか。
なんですけど本来焼き畑っていうのはこんなにSDGsにのっとったやり方はないって言われるぐらい素晴らしい農法なんですよ。
ただし結構な広大な土地が必要。
広大な土地が必要なの。
そうなんです。
焼くだけだけど。
これはね草木を焼き払うじゃないですか。
そうすると草が増えますよね。
草が増える。
で、種子植物がいっぱい出てくるので種子の生産力が一気に増大する状態ができますよね。
で、燃えかすの灰がミネラルになって土壌をアルカリ性にしてくれることで中和してくれる。
そうすると稲荷作物のような植物が一気に育つんですよ。
確かに。
だから焼き畑農業をやった後に麦を植えるとめちゃくちゃよく育つんですよね。
まあそうだね。山生土壌だとあんまり育たないからね基本的に。
で、この状態をやるともうみんなが一気にたくさん食べられるし焼いちゃってるから入りやすいじゃないですか。
で、これをほっとくとニジリンができる。
要はそのうちに草の次には大体木が生えてくるんですよ勝手に。
自然のサイクルってそうなんですよね。
うちの庭だね。
山火事とかやってもそうだし草伐採してもその後だんだん木になってくるじゃないですか。
なります。
そうするとニジリンは何ができるかっていうとケンカラクヨウジュが生えてくる勝手に。
ケンカラクヨウジュ。
どんぐり的なやつね。
ああどんぐりのほうね。
ああいう木の実ができるやつが出てくる。
で、その次にだんだんこうしげてって再びショウヨウジュリン帯の鬱草とした森に戻っていくわけですね。
で、草木を一回焼き払ったおかげで雑草が一度消えてなくなりますよね。
で、天敵である虫も動物もみんないなくなりますよね。
で、そこの上のほうで命を育んでいたものはみんないなくなる。
それは植物も含めてなんですが、土壌中に子孫を残しておける植物っているわけじゃないですか。
根っこさえ残っていれば俺は生きていけるぜってやつ。
キュウコンとかね。
そう芋類とかね。
芋類ね。
だから東南アジアって芋食文化なの。
それで芋がいっぱい残ってんの?
そういうことなんですよ。
で、もうアルカリ性の肺をまいてくれたら芋なんか超元気になりますから、そっから一気にわわわってなって。
で、また株から再生して種子の発芽もよくなるし。
で、これねすごいのが散歩式なんですよ要は。
散歩式。
焼くじゃないですか。あるエリアAを焼きますよね。
で、しばらくそこで農業やるんですけど、次はBに行くんですよ。
同じぐらいの面積の。そうするとAほったらかしになるんで、今度ケンカラクヨウジが生えてくるじゃないですか。
だいぶほったらかしたね。
そうすると今度Bを使い終わったら今度Cに行くんですよ。
そうするとBがケンカラクヨウジとか寒木が生えてきて、Aはもう徐々に徐々に森に戻ってくっていうね。
だいぶ空いたスパンだね。
三ヶ所とかじゃなくてもっと何個も何個も巡回していく、いわゆる有牧民的な農業をしていくわけですね。
そうするとずっと豊かな森が一定の面積維持し続けられるっていう状況ができるんですよね。
これをやることで商用樹林の南側とか熱帯の人たちは豊かな植生を維持できる。
自分たちもたくさん食べることができるっていうことで人口が増えていった。
そんなサイクルがあったんだ。
もともとがこれなんですよ。
ちなみに現代の悪い意味で言われてる焼畑農耕っていうのは近代とかのやつですね。
近代。
もう後のことなんか知らねえよ、全部いっちまえ。
いろんな植物を植えて自然にいろんな雑木が生えてくるってことをしないで単一植物を植えちゃうじゃないですか。
単一。
いわゆるプランテーションね。
砂糖のシリーズでやった砂糖木もそうだけど東南アジアで横行してるのはゴムの木ですよ。
これは完全に西洋文明ですけどね。
ゴムなんだね植えるの。
ゴムを植えるじゃないですか。そうすると土壌が荒れるんです。
だから焼畑良くないねって言ってるんだけど伝統的な焼畑農耕と近代以降の焼畑農耕を一緒方に考えるとわけわかんなくなっちゃう。
本来の焼畑農耕やってればいいんだけどただ今この現時点ですね2000年代においてそんなに広い面積は用意できるのですよというような状態が今起きてますと。
基本的な循環から外れたことやってるんだね。
ちょっと前回の話に1回戻りましょうか。
前回こんにゃくっていう植物はとってもわがままちゃんでしたよね。
風が吹いて葉っぱが傷つくと傷んじゃうし病気になりやすいし。
で水はけが良くないといけないんだけどあんまり降ってくるとね腐っちゃうから。
かといって日光の力が強すぎるとそれはそれで困るわけですよ。
あんまり日に当たりたくない。
日に当たりたくない。
完全ひきこもりちゃんなのねこの子。
うってつけの環境があるんですよ。
松葉樹林帯の内側。
松葉樹林帯の内側?
人が入れないぐらい鬱蒼としてますよね。
結構森立て広いので内側に行くと風があんまり入ってこないじゃないですか。
まあそれはね。
で日の光も差すけどそんなに強くないですよね。
そういう環境でちょうどいい。
そこでちょうどいいんだね。
それも山のふもとの方じゃなくて中ふくる上の方。
これね松葉樹林帯のゾーンの地図から頭のないとよくわからないと思うんですけど。
松葉樹林帯が平地、海抜0メートルとか10メートルの地域で松葉樹林帯が展開されてるのって
だいたい今の日本の西側ですね九州とかあとは中国の中間ゾーンかな。
上海とかあの辺かなのかな。
になるんですけど実はこの松葉樹林帯ってひまらや山脈のふもとぐらいまで広がるんですよ。
ひまらや山脈のふもとまで?
結構南西方向まで伸びてるんですよゾーンが。
ただ南西に行けば行くほど標高が高くなる。
わかります?
冒頭でお話しした植生ゾーンっていうのは緯度、北か南かっていう軸と高度が低いか高いかっていう二軸で展開されてるわけですね。
山の上の方に行けば当然涼しいわけですから。
涼しいね。
南へ行ったら暑くなって熱帯になりそうなんだけど山登れば松葉樹林帯みたいなゾーンが出てくるわけじゃないですか。
まあそれはね。
それがミャンマーの奥とかラオスの山奥とかあとは中国の山奥とかがちょうどその辺なのね。
確かにあの辺がひまらや山脈だもんね。
見事にグラデーションゾーンなのね。
そういうことね。
気になって調べたんですよ。
調べたんだけど残念ながら古い時代の文献を持っていない集落のところでは遡れないんですけど。
ミャンマーの山岳地帯に住む一部の民族は今でもこんにゃくを食べているんだそうです。
食べてるんだ。
生産もしてるんですって。
近年はそれがわかってきたので産業としてちゃんと作って中国から日本に輸出するってことを始めてるらしいんですけど。
面白いのがね。
例えば同じミャンマーの国民でもメコン川とかが流れてるのは平たいところですよね。
ゴマ育ててます麦育てますみたいなああいうところ行くとこんにゃくって言っても何それって返ってくるらしいんですよ。
そんだけ食べられてないの。
全然文化が違って本当にごくごく一部の集落だけでこんにゃくがみゃくみゃくと作られ続けてる。
中国もそうなのよ。
中国もそう。
今で言うと四川省のあたりかな。
四川省。
左下のほう。
左下か。
だから東南アジアとの境目あたり。
あの辺に行くと今でもこんにゃく文化がちゃんとある。
歴史の流れの中で一旦中国全土ぐらいまで知識は広がるしもっと東側とかのほうまで広がっていくんだよ。
広がっていくんだけど決してマジョリティにはならなかった。
そうなんだ。
今こんにゃくって名前すら捨てちゃったからあの人たちね。
こんにゃくっていう言葉は中国語から由来なんだけど今マイモって言ってるからね。
悪魔の魔の芋って書いてマイモって書くんだけど。
なんでそうなったかはよくわからなかったんだけど。
そのぐらいなんかあんまり知られてなくなっちゃって。
中国料理の中でもあんまりこんにゃくという食材はメジャーじゃなくなっちゃった。
確かに見かけないね。
っていう状態になっちゃってるんですけど。
だいたいイメージするところは中国、ベトナム、ラオスとかミャンマーかあの辺のぐにゃぐにゃっと国境が入り組んでるゾーンあたりがどうやらこんにゃくの生まれ故郷じゃないかなみたいな感じですね。
これ第二陣みたいな感じで。
これがいわゆる歴史区分で言うと
縄文時代の中期にあたるね。
縄文時代の中期。
縄文時代ってなんか極文ぐらいなんだよね確か。
早期、前期、中期、後期、晩期とかって分かれてんだけど。
そんなにある?
1万年ちょっとあるからさ。
縄文時代超長いから。
1万年を逆に極文だったら割と少ない方だね。
極文的には。
マジで日本の歴史の教科書でやめて欲しいなっていつも思うのが
江戸時代の260年と縄文時代を併記しないで欲しいな。
確かに。
なんで1万年と260年を併記すんだよ。
同列じゃねえだろ。
時間間隔バグってるね。
次は弥生時代って500年とかっておいって。
おかしいよみたいな。
確かに。もう少し細分化してもいいんだろうけど
きっと細分化するあれがないんだろうね。
ないので縄文時代中期にあたる時代ですね。
紀元前5000年4000年くらいのところかな。
紀元前5000年前後って言われてますけど
そのくらいの時代にちょうどこのオーストロネシア人と呼ばれる人たちが
中国の南部から台湾経由で日本にやってきました。
この中国南部台湾っていうのがものの見事に商用樹林帯なんだよね。
どうしたっけ。
そして芋ってさ結構持つじゃん。
持つね。
茹でりゃ食べれるじゃん。
茹でればね。
お米ももちろん持つし茹でれば食べられるんだけど
大変なんだよ持ち歩くのに細かいしザラザラしてるし
そんなに優秀な袋とかあるわけじゃなくて
芋は船の上に転がしときゃいいわけさ。
文字通り今頭の中転がったけどね。
ゴロゴロゴロゴロしときゃいいわけじゃない。
痛むけどね。
痛むけどなんとか生きていけるわけ普通に。
何百日も後悔するわけじゃないからさ。
行ってダメなら風に押し込ませて帰ってくればいいわけだし。
カルーズだからね。ヨット。
くり抜き船なんだけど
今でも見ることができる東南アジアの帆船ね。
ヨットみたいな方がついてるやつ。
片側にバランスのあれがついてるやつ?
そうそうそうあれです。
あれに乗って後悔するわけ。
モアナじゃん。
そうそうそうマジでそうだよね。
あのモアナで出てくるような船で
結構古い時代から風上に向かって航行する方法とかも編み出されてるからね。
すごいよね。
そんな前からあるんだね。
海流にも逆らってるからさ。
すごいじゃん。
東南アジアの人たちがなんで東に向かって船を出すかっていうと
海流に乗ると北に上がって大陸沿いに海流が流れてくるから
漂流しても陸地に行きやすいじゃん。
東に向かっていっても風で押し戻されるから
東にも帰ってこれるんだよ。
あーそういうことね。
っていうことは風上に向かう技術をもう既に持っていたってことだよね。
あーそうか確かに。
だからフィリピンにも行けるしインドネシアにも行けるし
最終的にはニュージーランドまで行っちゃうんだよね。
だいぶ行ったね。
イースター島とかも行ってるんだから。
すげーな。
すごいね。ずっと逆らっていったんだね。
これが紀元前4000年頃だから。
紀元前4000年頃。
縄文時代中期から後期にかけての間ぐらいにいっぱい移動してます。
この時に里芋が日本に伝来してるんですよ。
この頃なの。
里芋はね。
でもこんにゃくがわかんないんだよ。
でもわかんないんだ。
でもわかんないんだよ。
なんせ証拠がないから。
証拠はないな。
ただね、里芋家の植物なわけですよこんにゃくだって。
これはね、伝わるタイミングとしてはもうここぐらいしかない。
あーそうなの。
この後にね、中国からの紀元前じゃなくて紀元後に中国から伝来した説もあるんだけど、
それだといくつか整合性が取れないところがあって、
もちろん芋だから化石として残るわけじゃないのでわかんないんだけど、
文化風習考えるとね、完全に中国伝来説を鵜呑みにするのちょっと危ないかなと思ってるんだよね。
そうなんだ。
普通に考えたら植物としては里芋とこんにゃくを一緒に持ってきた方が自然。
ただねカロリーないからねわかんないけどね。
条件は一つ。この時点でこんにゃくを栽培して加工して食べてることが条件ね。
あーそうだな。
ですよね。
加工できてないと無理だね。
っていうことぐらいなんですけど可能性としてはこれが一番高いと言われてます。
だからどこのサイトを見てもどの本を見ても二つ載ってます。
こんにゃくの日本伝来は縄文時代中期とも中国から仏教が伝来したタイミングとも言われていますみたいな書き方されてる。
そうなんだね。
ワンテンポ遅れる感じでしたよ調べたら。
調べたんだ。
面白かったからさオーストロネシア人の移動ずっと読んじゃったよ。
ほんとこの1ヶ月台本進めるじゃなくて台本深掘るでやめてほしい。
そうなんですよ僕ねほんとどうでもいい雑談ですよ。
タクがこういう忙しくなって配信遅れるじゃないですか。
今回みたいに1ヶ月前に撮ったのがやっと出るみたいになってるじゃないですか。
僕ね何を打ち迷ったか締め切り伸びたと思ってたんですよね。
伸びたわけじゃないんだよ。
普通に考えれば全ての原稿終えて今頃こんにゃくの次のこと調べてりゃいいのに今リアルタイムでずっとこんにゃく調べてるのね。
深掘りしてる。
だめだねこれ。
台本次の話書き終わったのはさっき言ってたでしょ。
おかしいもんねタイミングがね。
そうなんですよ。
前回の話とかだともう半分以上終わってるって言ってるからさ9月の頭の時点で。
進んでないじゃん。
調査の方は進んでるんですよ。
着々と進めてるんですよ。
ただ1枚のシートの中をずっとぐるぐるぐるぐる回遊してしまうので。
こういう言い方したらなんなんですけどね変態的に深掘りしててよくわかんないことになってるってよく言われますけどほとんどタクのせい。
いやいやいや収録終わってる時結構あるからね。
どっちかって言ったら100話ぐらいはそっちだからね少なくても。
ほんとどうかしてるよ。
今回はこの辺かな。
お知らせですね。
LINEスタンプができました。
とうとすに来たね。
食べ物ラジオ。
LINEスタンプができましたよーみたいのないの。
いるそれ。
そうかごめんなさい。
別にLINEスタンプできたのは知ってるじゃん。
割と今までそのタイミングで溜めて発表してたけど割と普通の反応だったよね。
そうか。
俺普通に驚いてたよ。
この間ボソッと言われて。
いつの間に?みたいな。
ちなみにこんにゃくのカバーアートもあと2パターンあります。
西村さんがねいろいろひねってひねって考えた結果迷い込んだ何かこうあっただろうね。
またどこかで発表しますけど。
アートワークもタコから聞かされたんじゃなくてツイッターに流れてきたのを見て初めて見たって感じでしたよね。
そうだね。
ウルウルさんがスクショ貼ってくれたんだよね。
だいたい僕いつも知らされないんで。
何にも知らないんですよ。
第1話の収録時点でもうできてたんだけどね。
それも初耳だし。
9月5日の時点で西村さんからもいただいてて発表を俺が忘れただけっていう。
そうなんですね。
今回はなんかちょっと歌舞伎っぽい感じになってますね。
そうですね。
きっと皆さんはカバーアート見れると思うので見てください。
LINEスタンプできましたのでこれも西村さんがご好意で作ってくださりました。
これいいよね。ちょっとさっき初めて見たんだけど超面白い。
種類が32個。
32種類。
2種類できまして。
どうやって買えるのこれ。
これLINEのアプリからも買えるんだけど普通のLINEアプリから。
あっちからだとGoogleとかApple Storeとかの関係でちょっと値上がりして出てるのでマージンが入ってましてね。
Apple Storeとかも。
LINEストアのリンクを概要欄に貼っておきますのでLINEストアの方から買ってもらえると
250円で買えます。
32種類。だいぶこだわってるからね。
これ以上逆に値下げして販売するのもデザイナーさんに失礼というか西村さんに失礼というかかなり気合を入れてね。
うちらの似顔絵を描けるようになるまで手を慣らしてどんなパターンでも描けるっていう練習を数ヶ月ぐらいしてるから。
すごいよねこれちゃんと猫なのに全部表情違うのに俺とタクがわかるもんね。
わかる。
すごいよ。
西村さんイラストレーターさんじゃないんでね漫画家さんでもないし陶芸家さんなんで全然本職じゃないんですけどもう本当にプロの意気で作ってくれたんでね。
どう考えてもですねタクのキャラクターのスタンプの方が使いやすいと思う。
単純に俺反応してるだけだからね。
俺が自ら発信してる側じゃなくてそれを受けての反応スタンプだから割とそっちは使いやすいよね。
あんまり僕自分で言ってないのが使われたりするけどね。
この元気っていうのはさ使えるんだけどちっちゃくエリクサーって書いてある。
そこかー。
ミルク持って。
ギーね。
ギーだね。
これ分かる人にしか分からないね。
分かる人にしか分からないね。
俺はこの全力で申し訳ないをちょっと使ってほしいなってなるかな。
すごい使いやすそう。
確かに。
この辺は西浦さんのねセンスがすごい。
そして俺の忙しいのとゼフ調とか不調系多いっていうね。
まあそうなんだけどさ。
いやこれいいじゃないですか。
じゃあ早速僕も購入しますよ。
そうなんでね公開したらいいけど自分でも買わなきゃいけないっていうね。
あーまあまあ。
なんで俺も後で買います。
ということでLINEスタンプが販売開始されました。
LINEストアで食べ物ラジオと検索してもらえると見つかると思います。
なるほど。
公式アプリからだと300円になりますんで。
普通のLINEのアプリからだとね。
それでもよければ買っていただいても大丈夫です。
ということでお知らせ以上です。
ということで今回はこの辺で終わりたいと思います。
ありがとうございました。
はいありがとうございました。
こんにちは。
食べラジサポーターの福代です。
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もっと食べ物ラジオの話を聞きたいというそこのあなた。
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