1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
  2. #119(s15-13)【肉食禁忌と豆腐..
2022-08-30 38:44

#119(s15-13)【肉食禁忌と豆腐(後編)】武士と狩猟文化と教養(たべものラジオ)

北条政子はなぜ肉食を禁止したのか。禅と武士の関係から見ていきます。


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00:01
前回からの続き
そういうことだよね
知らんけど
そうか
ちょっと武士の話続きするとね
手順をやめなかったのには理由があって
狩りすること自体が軍事訓練なのよ
演習みたいな
馬乗って獣を追っかけて弓で射るみたいな
で刀使うでしょ
これそのまんま軍事訓練になるんで
彼らからするとプライドがあるわけ逆に
自分たちのアイデンティティのよりどころだから
なんだけどあるときね、やめよって言い出すの
やめんの?
やめんの
なんで?
これね、鎌倉幕府ができた後ですよ
もうすぐに水戸家3代みんな死んじゃうんで
最後次に実験握りの北条家ですよね
北条家
実験北条
その中で一番最初の北条雅子さん
聞いたことあるぞ
誰?
名前だけ
名前だけ?鎌倉の13人でも見てくださいね
出てくるんだ
出てくる、だって頼朝の奥さんだから
頼朝の奥さんな、奥さんなんだ
初代頼朝の奥さんね
北条雅子、いざ鎌倉への演説で有名な北条雅子さんがね
1203年幕府で生きてまだ何十年かぐらいのところですよね
狩猟禁止
狩猟禁止にしたの?
うん
そんな権力あったんだね
そうなんです、もちろん武士に対してですよ
武士に対して
武士に対して狩猟禁止を命じるんです
何をしたかったかっていうと
この鎌倉幕府っていうのは元々軍事政権なんですよ
ああそうなんだ
朝廷があって
朝廷の中にいろんな部門があるわけですよ
言ってみたら
現代でも政府の中にいろんなのあるじゃないですか
外交をやるところとか裁判やるところみたいな
一つの軍の部門があって
それが武士団がやったんだけど
その武士団をまとめるトップが幕府っていう名前なんですね
ああそうなんだ
将軍ってそういう役職なんで
今でいう警察長官みたいな
っていうポジショニングが鎌倉幕府の将軍なんですよ
この人たち初めの頃は住み分けがされてるというか
もうそういう住みっこの位置づけなんで
そんなにじゃしゃばないようにもっていう感じなんですけど
その前に兵権の前例があるんで
頑張れば政権丸ごとゴリッと取ってこれるわけじゃないですか
そこを目指すんですね
例えば最終的にあんまり実現してないんですけど
ちょっとずつ役割分担の役割をどんどん幕府側に持ってっちゃう
そうすると政府中枢が朝廷は飾りでいいじゃねえって
鎌倉じゃねえっていう風になっていくから
鎌倉幕府がどんどん強くなっていく感じなんですね
03:02
ただ最後で多分神事お祈り事と外交課は朝廷側に残り続けるんですけど
ちょっと求めてもらうとどういう話
今の鎌倉幕府は
幕府自身がより力を付けたくて
政府として権力を取るためには
軍事力だけでは国をまとめられなくなってくるんですよ
腕力だけで人を説得するのってコスト高すぎるじゃない
そうすると教養を身につけなければならない
その過程で出てくるのが前半でお話しした
肉食禁忌の概念とかを含んだ都の教養なんですよね
それを取り入れてはと気づいた北条政子は資料やめとけって話をする
野蛮なことちょっとやめとけと
クゲの文化一回吸収しようって
そのためにね
で自分たちが教養を学んで学んで学んで
なんならクゲ呼んできてクゲから教えてもらいますからね
平安の文字の書き方とか詩とかを全部教わって
どんどん武士の側に教養を貯めていく
当然クゲの文化を踏まえて
まあ確かに狩猟やってるとその時間奪われるもんね
野蛮のところから教養人になろうとしていくっていう流れがあるんですよ
それをやったのが北条政子
はいきっかけですね
これ何が言えるかというと
肉食をしないっていう概念が
武士が180度ひっくられましたよね
俺たちは君だからやめよう教養だぜみたいな
話でここで一段階広がりを見せるわけですよ
そうこうしてる時に仏教も変化するんですね
不摂生会を持ってきた一番最初の仏教っていうのは
前々回ぐらいちょっと話しましたけど
国を鎮護するための仏教
お祈りお祈り
疫病が流行ったらお祈りをして奈良の大仏作って
一生懸命お経を読んでそうすれば疫病が治まるとか
そういう世界観ですよ
穢れを払うっていう役割をしてたんですけど
末法思想っつってね
平安時代ぐらいになるといろんな災いが起こるんですよ
そもそも戦乱
政門とかできてわーって戦い始めちゃうし
めっちゃ人死ぬし
感霊化して基金起きるし
疫病起きまくるし
ちょうどお釈迦さん死んでから
今ぐらいの時代になると
お釈迦様のパワーも切れる時期だなみたいなのが
そういう思想が流行っちゃって
もうやだこんな汚れた汚れた現世
早く清らかな浄土に行きたいって
ここ汚れてるからあの世に行って
06:00
幸せに暮らしたいわっていう思想が出てくるのね
これ大流行しちゃう
これをオンリエドゴング浄土って
これ知ってる人はオンリエドとか聞いたことあると思うんだけど
オンリエド?
オンリエドっていうのは汚れた土って書くんで
この世の汚れた状態から早く離れたいよっていう意味ね
ゴング浄土ってのは浄土を求めます
そういうことね
もう戦乱すぎてもう生きてたくない
もううつ状態だよみんな
向こう行ったらお釈迦さんのそばで幸せに暮らせるから
そのために俺たち何すればいいかっていうのが
まとめられた本とかが出回るようになって
婚弱物語とかまさにそれなんだけど
婚弱物語どっかで聞いたな
教科書出てくるんで興味があったら読んでください
今回内容は言いません
言わないんだ
長いから
長いんだ
面倒くさい
そういうのが出てきてみんな大流行して
その浄土に行くために必要なステップとして
不摂生とか肉食わねえとかそういうのが出てくるんですよ
それに合わせて仏教も個人の救済の方にどんどんシフトしていくんですね
国を守るとかそういう国民を守るみたいな役割じゃなくて
前回もその話出てたよね
メンタリストじゃないけど
心を救うための何かに変わっていくっていう
それが鎌倉仏教
前回この話しましたよね
もちろん鎌倉仏教以前の宗教も個人救済に多少行ってるんですよ
それに思いっきりフォーカスしたのが鎌倉仏教なんですね
ああそうなんだ
末法思想による土壌があるからそっちに振らざるを得ない
この鎌倉仏教の中でも禅宗ね
臨済宗とか曹洞宗は
これは武士に大人気
武士に大人気
武士に大人気
なんで
英才とかね
特に臨済宗は英才と法上家の繋がりもあるから武士に大人気
その流れでね
禅宗の考え方自身がどうやら武士の考え方にすごく似てるらしいんで
ちょっとごめんなさいここ深く僕も話し切れる自信がない
勉強中なとこなんで
なんとなく感覚では掴み掛けてるんですけど
これ後々機会があったらサポーターかどっかで喋りましょうかね
勉強し終わったらにしますね
そうね
とりあえず禅宗が武士に人気でそっちに広まったよと
だから精進料理が早まった先っていうのは
クゲじゃなくて武士に行くんですね真っ先に
で教養もつけてきてるじゃないですか
なんでそこで精進料理を中心にした
家道とか茶道とか
あっちの方の文化が武士周りに出てくる
順番的には精進料理ベースというか中心からなんだ
あのあたりですね禅から出てるね
中心は禅宗ですね
禅宗か
お花も禅宗から出てきてる
ああそうなんだ
お茶も禅宗から出てきてるし
精進料理も禅宗から出てきてる
じゃあ日本の文化ほとんど禅宗からできてるじゃん
そうなんですよ
今の日本
だから前回ちょっと濃いめに禅宗の話してたけど
09:01
ああそういうことね
いずれちゃんとまとめてそれだけでやろうかなとは思いますけど
今回注目したのは別の方ね
別の方
浄土宗とか日蓮宗とか浄土新宗とかあるじゃない
これね特に浄土新宗の新蘭さんが思いっきり言うんですけど
新蘭さんの言った言葉ですごく有名なのが
たりき本願と悪忍症気説
たりき本願と悪忍症気説
悪忍症気説
例えば私よく言われるのは
あなたは病院の先生だとします
軽症の軽い怪我の人とちょっと重症気味の患者さん来たら
どっち手当てします
どっち
怪我してちょっと待っててって言えるのってさ
軽症の方にちょっと待ってて
こっちマジ死にそうだからこっち行くよねみたいな
いう感じになるじゃないですか
こういう例えがよく使われるんですけど
善人ですら救ってくださる阿弥陀様が
悪人を救わないということはあり得ない
より重症なんだからちゃんと助けますよね
この悪人が誰かっていう
どういう人を悪人と言ってるのかっていうのが
これちょっとまだ議論がいろいろあるらしいんですけど
公式には善悪の区別すらつかないよね
フワフワ生きてる人たちは分別がないので
これをまとめて悪人です
つまりこの世に生きてる人は全員悪人なので
前提が
前提が
なので悔い改めとかしなくていいんで
もちんそか阿弥陀様にすがりなさい
ありき本願ですこれが
阿弥陀様のご慈悲はそんな浅いもんじゃないと
善行を詰めば助けてくるとか
そんな安いもんじゃないと
そういう苦毒を詰まなければ
作ってくれないような
そんなせこいやつじゃねえんだから
ちゃんとすがりなさいと
自分を見つめ直しなさいみたいなことを
言ってるらしいんですね
プロじゃないんでそういうふうな
雑な解釈をしてるんですけど
この悪人っていうものの中に含まれてるのが
さっき出てきた
摂取をしないと生きていけない人たち
悪人じゃないですか
この人たちこそ救うべきだって言っちゃってるんですよ
まあそうなるか
摂取をしてる庶民っていうのは
庶民の中でも最下層にいっちゃってますよね
この人たち全員救うって言ってるんですよ
すごいね
俺はさ浄土神宗人気出るでしょ
弾圧食らうんだけどね
弾圧は来るんだ
もちろん
もっと前からある仏教から
いやお釈迦さんの話ねじ曲げすぎだろとか
そういうね
天台宗とかさ
前のなんと陸宗とかがいやお前って
まあ宗派によって解釈ちょっとずつ違うもんね
しかも浄土神宗の新蘭さんが
完全なる信仰宗派ですからね
ああそうなんだ
踏まえては減るけど信仰宗派なんで
勝手なこと言うなみたいなことには なっちゃうんですけど
12:03
新蘭さんのセリフで残ってるのは
肉食は本当はねできるならしない方が
仏教的にはいいんだけど
生活に必要なんだからしょうがないでしょ
食べなよそれも含めて神田様は救ってくださるよ
って言ったわけなんですよ
今回何を言いたかっていうと
ここで庶民が肉食っていいよの免罪符もらったようなもんなんですよ
確かに
ということは豆腐広まりにくいのね
まあそうね
少なくとも仮に広まったとしても
大体肉だとは考えないですよね
武士は大体肉でいくんですよ
精進だからね
精進だ
でも庶民は置いてけぼりくんですよ
豆腐の目線から見ると
じゃあいつこれが開花するかっていう話なんですけど
それ江戸時代の話ね
江戸時代に行く前に豆腐がブレイクする土壌が誕生するのが
この鎌倉室町という中世の時期
そうなんだ
何が起こったか順番に行きますね
まず日相貿易
民間の貿易の話しましたよね
この時代にすり鉢
すり鉢
すり鉢出てきてたね
皆さんシリーズで聞いてらっしゃる方
第一シーズンを思い出してください
味噌汁の回でございます
すり鉢が日本にやってきます
これが普及するんですね
味噌がペースト化されますよね
ペーストにできるようになったね
できるようになりました
調味料になりました
だから味噌汁ができるようになりました
と同時に煮物できるじゃん
煮物ね
味噌が溶かせるんで
醤油のない時代ですからすごく重要
そうだっけね
醤油より早かったんだもんね
そうなんです
で味噌焼きができるようになる
味噌焼き
例えばね
今までのさ
例えば金山地味噌を思い出してください
あれで魚の味噌焼きを作ろうと思ったら
ひっくり返せますか
ぼってりなんか
ピーナッツバターでも塗ったんじゃないかみたいな
鮎の上に金山地を乗せて
そのまま串刺しにした魚をですね
火鉢の上か何かに置くわけですよ
絶対落ちるでしょ
まあ落ちるね
ほぼゴミになる
だとしたら
だったら焼いた魚に後から乗っけて
食えやって話になるじゃん
これがねペーストになると落ちなくなる
まあそうだね
鶏肉とかも味噌塗って焼いたりとかさ
魚も味噌塗って焼いたりするわけですよ
だいたい肉の豆腐をね
串刺してね
味噌塗って焼くわけですよ
何この料理
伝学だ
鶏の味噌焼きが
だいたい肉に置き換わったのが
味噌伝学
味噌伝学そうね確かに
めちゃくちゃうまいわけですよ
美味しいね
革命が起きるわけですよね
しかもすり鉢だから
他のもの全部すりつぶせるから
肉もペーストになるし
豆腐もペーストになるわけじゃん
15:01
なんでペーストになったもの固めたら
もう一回ペーストにするのか
俺今でも謎だなと思ってるけど
あれは持ち運び
前提だとか
僕らもやりますけど
白柄が作れるようになったりとかね
するわけですよ
ゴマと合わせるっていう技が出ますよね
ちょうどその頃
精進料理入ってきてるじゃないですか
中国って日本も油使ってたんだけど
揚げるっていうパワーも
調理技法を持ってたんですよね
これが入ってくる
何かっていうとね
動物を食べないおかげで
脂質足りないのよ
旨味もちょっと淡白なりすぎちゃうのよ
だから大豆とか
ゴマみたいな
油分の強いやつ
油って結構重要な栄養になってくる
だから精進料理ってゴマ使った料理が多いですね
揚げ物とかも普通にあるでしょ
あれは
豆腐とか野菜だけだと脂質足りなくなって
不調を浸しちゃうんで
補わなきゃいけないですよね
これでちょっと
豆腐って味淡白なところなのに
味噌とか
油とかでコクが加わって
若干肉に近づくんで
旨味のレベルが
ああそっか油で補われるんだ
そう揚げ出し豆腐みんな大好きでしょ
揚げ出し豆腐に欠かせないのは
だしですよだし
鰹節の原型っていうのは
奈良時代とか
奈良古事記に載ってるぐらいだから
奈良古いんですけど
原型はね
その時はまだ鰹を切って
天日干しするだけとか
煮て煮たやつを
干すだけってやつなんだけど
鎌倉から
室町時代くらいになってくると
焙煎
焙煎をしながら
乾かすっていう技術が登場するんですよ
ああはいはいはい
鉛節ぐらい固くなるのね
まだカビ付けしないんだけどだいぶ固くなるじゃん
固くなるね
これになると長期保存が
できるようになる上に輸送が
楽になるわけじゃん
しかもこの中世の時期って
ちょっとずつ市場経済が
動き出す時
省円から物運んでっていうのが
行われてた時代なんで
流通が確立されてきて
若干貨幣経済が動き出して
6×1とか市場が動き出して
お酒のシリーズ聞いてもらうとわかるんですけど
そういう時期なのでそのルートに
かつお節乗っかるのよ
ああそうなんだ
植物性タンパク質の
豆腐に
かつお節のイノシン酸加えられた
より肉っぽい味に近づくでしょ
旨味バージョンアップするんですよ
確かに
ここにまだ来るよ
もう一発同じ時期に醤油の登場
ああここで醤油なんだ
あの日曽貿易の
時代に
曽に留学をしたお坊さんが
とあるお寺に行きます
有名なお寺なんですけど
そこのお寺から
そのお寺独自の味噌の
18:01
製法を持って帰ってきて
今の和歌山県で生産します
和歌山なんだ
たまたまね
その行った中国の
お寺の名前が金山寺と
言います
この間聞かんかったっけ
あの金山寺味噌が
和歌山に来ますね
金山寺味噌作った時にできる
駅がたまり醤油の原型
ああ
これ海じゃんってなってワーッと広がってる
しかもこの和歌山県ってところが
絶妙なところで
あそこ船いっぱい持ってるキー団で
キーの国
お寿司の時とかも散々
出てきましたよね
境の港を出入りしてた船の半分以上は
キーの国から
やってきた
タル海線かな
県有地の
一箇所だよね そうなんです
あの辺海運強いっすよ
そこに醤油がドーンって来る
なんなら
鰹節の生産工場キーにある
ああそうなの
当時の初期の
和歌山技術を持った
工場とか生産場所
書いてあったんでざっと読みましょうか
後藤 長崎か
平戸
九州のね
長崎の平戸
長崎県平戸市ですね
あとキー島
伊勢島の島
島ねと
鰹節
この辺で鰹節の原型みたいなのを
作るようになって
瀬戸内海を中心に流通をして
なんなら若干中国とか海外に
鰹節輸出してるらしくて
これいいぜみたいなので
売れてたっぽいよ
平戸から輸出してたらしいんだよね
さすが長崎
これで醤油が出てきたじゃん
見て見ていくよ
ペースト状になった味噌油
鰹節醤油
昆布はもともとある
酒も
これありますよね
日本酒のシリーズ聞いてもらったら
分かるんですけど
京都中心に酒できてますよね
あとね今の日本料理に
必須の調味料で足りないのみりんだけ
そうねみりんだね
もうほぼ全て揃った状態
これで料理が自由に
できるようになるんですよ
これが室町時代に
京都の
町衆だったりとか
武家
区下化した武士だよね
金閣寺銀閣寺思い出したら分かるけど
若干区下っぽくなってるでしょ
将軍なのになんか
お茎さんですかみたいになってるじゃん
全部お茶シリーズ言ってるわ
あの世界観の中にこれらの技術が
全部入ってると思ってください
町の商人たちが
合唱化するわけですよ
徳良酒屋ってお酒のシリーズ出てきましたけど
一部の商人が金持ちになってきますね
余裕が出ますね
そうすると余裕が出た商人は
食とかお茶とか
21:01
そういったものに
遊びの方に手を出していきますね
花の稼働の方に投資をするとか
パトロンになったりとかそういったことをしますよね
これでもって
徐々に徐々に武家と
区下が融合して作られた
新たな文化をさらに
庶民が持ってくんすよ
受け取ってくんすね
でこの後戦国時代
入りますね
戦国時代になると反農反物って
農民が兵士を
兼務するようになるわけじゃないですか
ああ習った習った
あから春と秋は
戦やらないみたいな
だからいう時代来ますよね
武士と農民の距離が
めっちゃ近くなるんす
足軽頭とか
牙隊長が目の前に居んだもん
まだクソヤンキーだけど
でもある程度
武士の文化を受け入れてるとかもあるし
一歩で都から来る流通もあるんで
ここら辺りでね
庶民と武士の文化が
ぐちゃぐちゃぐちゃって混ざり始める初期
ああ
こっから混ざり始めるんだ
徐々にですよ
徐々に混じっていくようになるんですよ
でもう一つ
この戦国時代期に
農業の
技術が大きな発展を
遂げるタイミングなんですよ
これはねクワとかスキとか
そういう話ではなくてもっとでかい
土地開発の話
戦国時代の武士ってさ
それぞれが国持ちの
王様みたいな状態な訳でしょ
政治の
トップをそれぞれがやってる感じですよ
いわゆる両国経営ってやつね
これ信長の野望
とかゲームやった人は分かると思うけど
戦い以外にやることって言ったら
訓練と開墾と治水ぐらいなんですよ
ああそうなんだ
特に農業経営で大事なのは
開墾と治水ですね
開墾と治水
そうかそうか
電波塔を増やして暴れないように
川を整備して
ちゃんと水が届くようにしてあげる
こういったことを一生懸命やるわけですよ
水ないと農業も難しいしね
そうなんです
これまでの水田っていうのは
結構山に近いところにあった
確かに山の入り水を
使ったりするから湧き水みたいなもんだもんね
山の間を例えば
ちょろちょろと川が流れてきます
川っていうのはほっとくとそこからだーっと
下に行けば行くほど広がっていくわけですよね
水の流れに当たり前なんで
だから平地の
海に近い方ではなかなか水田できないんですよ
広がりすぎるとか
広がりすぎちゃう
水がバーっと広がっちゃうと
水浸しになるか水が吸収されて
まともに活用できないとか
多すぎても難しいしね
少なすぎても難しいから
中間を取ったってことか
なのでできるだけ根元の方に行ったら
水もある程度まとまってるし
根元から順番に治水やるわけですよ
当たり前だけど
下からやるばかりいないわけですよ
下からはちょっと難しいね
今でも地名とかで
24:01
分かるところあるんだけど
例えばこの掛川だと掛川の方が下手
太平洋側になるわけ
比較的なるわけですね
水源地から見ると
掛川よりもすぐ真北に
遠州森町という街がありますね
あるね
あっちの方が水源に近いわけですよ
山の湧き水あるし川もあるし
だからあっちは古都小京都みたいな
言い方して今の東海道が
整備される前は向こうの方を通ってた
戦国以前はこの辺は
貧しい土地で水があんまり
確保できなかったんで山側の方に
メインの街道が来る
人が住んでるから
こういう土地って全国
あちこちにあるんですね
これが戦国期に
平野部で農業できるぜ
っていう状態になる
これ作ったのが各国の武士
これちょっと余談だけど
織田信長とか豊臣秀吉が
対抗検知とか検知やり始めるじゃん
検知聞いたな
お前の土地ここからここまでな
って測ってじゃあこのぐらい取れるはず
だから年がこのぐらいなって
分かった分かった
そういう調べようもするんでしょ
農民側からすると早く来て早く検知
してくれの状態なの
税金を納めたいわけじゃないよ
新しく平地開墾しちゃってるから
これ早く俺の土地だって
認めてほしい
そういうことか
原力者がこれお前の土地だって言ってくれたら安泰じゃん
守ってくれるから
早く来て早く来てみたいな
早い者勝ちだね
これでどんどん生産量が上がる
平地で作ってるから流通よくなる
米で生きていけるようになる
そこそこ庶民自体も
だんだん食生活が豊かなって
裕福とまでは
言わないけど不安定な
狩猟採取をしなくても
農業で食っていける世の中が
ほぼ確定してくる
ああそうか
だからこっから国田河川に行くんだけど
庶民の側から見ても
安定生活に入る
大興建地っていつぐらいだっけ
1500年代
後半くらいだね
そのぐらいから安定するんだね
ちょっとずつねここからもう安定の方に
向かって足を一歩どーんと
踏み出した感じ
もう本当に社会の仕組みとか
文明としてやっとこう
食という基盤を
手に入れ始める
基盤を手に入れた感じ
庶民の側がね
だからこの後
これお寿司の回で散々話したんですけど
だからこの後に流通がとか
加工産業がっていう話になってく
国田河川になって年古取って
っていう動きになって
米市場が動き始めて経済が活性化して
って流れになるわけですよね
経済とかを考えるというか
実装できる社会に変わってくるんだ
ここから
ここまでの話を聞いてからお寿司の回も
頭に入れつつ
初回の話に戻るわけですよ
この地盤があったところに
印刷技術製本技術が
27:01
出てきて
料理物語が出ますね
料理三回収が出ますね
っていう流れでの
豆腐百智に
行き着くわけです
そういう流れか
豆腐百智をゴールに据えた
時には
その前の段階で豆腐が
大胆にいくとして食べられるくらい
旨味をバージョンアップさせる
ステップが必要だったんです
薄口すぎたんで
仏教と
お坊さんとかクゲさんとかは
慣れてるしいいんだけど
一般人が食べるにはちょっと
味が物足りない
めちゃくちゃ労働してるしね
味が物足りないけど
そういったものが心当たりで
準備がされてくる
庶民もしばらくの間は
別にそんな無理して
本当は良くないけど肉食して
まあいいよって言われてたわけじゃないですか
とはいえ
日本国全体としては
でもやっぱり肉は食わん方が
いいよねっていう考え方が
もう西暦500年頃から
ずっとあるわけですよ1000年間ぐらい
染み付いてるじゃないですか
俺たちだって余裕があったら
そりゃあんたらみたいに
そういう生活してみたいもんだよ
だけどできないから
この生活してるの
できるんだったらちゃんとやって
ちょうどにいきたいよね
のベースの上にできる環境が
だんだん募ってくるわけ
じゃあ豊かになってきた
どうしたらいいの
俺本出てきたけどこれ見れば載ってる
おもろこれおもろって
なって
ピークの時にバンって
そういうことか
なのでこれで本で見て
うわそうだったんだと思ったのが
実はこの豆腐百珍が
発売される前後ですねちょうど
1700年代に入った後に
日本の菜食文化
肉食近畿が
達成された文化の
ピークを迎えるんですよ
この辺りでピークを迎えるんですね
ここから文化分製の
にぎり寿司が出てくる辺りまでの間が
ピークです
面白いのが肉食禁止みたいなこと
言ってるけど魚はオッケーだから
そうなんだよね魚
さっきも気になったんだけど鰹節はオッケーじゃん
そうあのねどういうわけかね
ほら肉食ダメ
だけど魚は肉として
捉えてないんだよね
でこれはどこを見ても
そこを言及してる人がいなくて
困ったなー
って思ったんだけど
一つ僕が個人的に思い当たったのが
うん
神道の概念における
穢れってあったじゃないですか
これが発展して
食肉になったよみたいな
あの時さ
路上で転がってたのって獣だよね
獣か
鯉とかカツオとか路上で
転がってるわけないよね
そういうのがあるのかな
どうなんだろうな
とかちょっと思ったりは
したけどね
30:01
ヤマクラ時代くらいには
その漁業圏みたいなのが
ある程度確立されてたらしくて
ああそうなんだ
うんこの浜はこの州の
みたいなのがあったみたいなね
ああじゃあもともとその
誰でも捕れる環境にもなかったから
専業として認められたのかな
だっぽい
まあウサギとかねそれこそスズメとかさ
あれのってなんかみんな
家の周りで捕ったりさしてたって話が
ね割と最近まであったから
そうですね
で考えると割と簡単にできちゃうのが
あの山の狩猟で
海の狩猟って船持ってないといけないとか
確かに確かにそうかもしれない
釣りも道具がないといけないとか
いろんな制限あるから
そうなるとそれは専業職として
認められてしまえば
制限すること
できない
かもしれないねそういう産業で確立しちゃってたら
動きも取れないだろうしね
なのかなって
思いながらここら辺の
どっかで肉と
魚が分岐したのかな
って気はするよね
精進料理ダメなのにね
謎だね
いずれどっかで詳しくやりますけど
精進料理を元にして本善料理とかが出てきて
おもてなしの
強欧料理っていうのが出てきて
強欧料理ね
武士が武士をもてなすみたいなね
接待料理っていうのが登場してきて
これが現在の宴会席料理の方に
通じていく道なんだけど
その強欧料理見てると
食材がほんと滝に及んでいて
船木殿内の
武士の金盾のね
ああいうの見てもらうとわかるけど鶴だとかさ
鶴ね
鯉も出てくるし兎も出てくるし
みたいなそういう世界観なので
全集を元にしたとはいえ
やっぱりいろんなとこに
及ぶんですね食はね
だから料理物語もちゃんと
肉食が出てくる
ということなんだろうと思います
肉食興味深いね
何だろう
みんなの
食べたいという欲求とさ
汚れだっていうさ
精神的な感覚とさ
すごい揺れ動いてる
感じはするよね
例えば食べないと
栄養価として足りなくなるっていう
死との繋がりもあるし
そのバランスをね
いろいろみんながバランスを
取ろうと取ろうと頑張ろうとしてる感じが
よく見えたよね
これちょっとまだ最終回じゃないけど
今回勉強して感想を言うとね
今大体ミート
フェイクミートとか大体肉
流行ってるっていうか一生懸命皆さん
開発されてるじゃないですか
肉の代わりだから結構苦しんでる感じが
ある気がしていて
この今日の
エピソードでいくと
もう鎌倉から
室町江戸に入るあたりには
もう大体肉じゃなくなってきてるんですよ
まあ早い段階でね
もう豆腐は豆腐として
肉とは別物の扱いになってるんで
今回触れなかったですけど
武士のコンデってのねああいうのとかだと
33:01
豆腐は豆腐で別立てなわけです
だし豆腐百地の
時点でもう大体肉じゃなくなってるわけですよね
ああ確かに
それが単体で
うまいものとしてただ足りない
栄養を補ってく足りない味を補ってく
っていう現実に合わせた
食べられるための現実に合わせた
努力をしただけであって
大体肉っていうのを取っちゃった後に流行ってくる
うーん
これが面白いなと思って
だからこれ多分
前々回か何かどっかで言いましたけど
僕は今の大体肉の
開発に関しては
牛豚鳥羊
なんちゃらなんちゃらなんちゃら豆腐って
このタンパク質のシリーズの中の
横浦ナビの一個に入れるのが
僕はいいと思ってるんです
ああそうね
豚の代わりに大豆ではなくて
大豆っていうタンパク質だよっていうので
並列で置く方が
幸せだろうなって
確かにね
日本人の感覚的にはもう
大体肉って言われてもさ
戻れないってことでしょ
元々一回その
ステージちょっと踏もうとしてる
節があったってことでしょ
結局大体肉としては
役立たなかったっていう
ただ豆腐があったおかげで
肉の消費が上がらなくて
バランスずっと取ってたみたいな感じ
魚と日本だと
豚と犬と鳥とか
これを綺麗にバランス取ったまま
行って北から
ヨーロッパの人たちみたいに牛肉に
偏るみたいなことをしなかった
均等に上手くバランス取っていく
最高の料理が出てきたら
それ一食だけは
永遠に食っていくみたいな発想すると危険なので
僕の
すみません最終回じゃないのに
すげえ話してるけど
僕はこのタンパク質のバリエーションを増やして
いいバランスを取っていく
その中で
ちょっと大豆多いとかちょっと牛が多いとか
こういう凸凹は
その時代ごとに変化していけばいい話で
多様性を持ってることで
総合的な環境負荷を
減らせるんじゃないかなっていう
風に思うようになった豆腐を
勉強してて
そうね
大豆をさ
豆腐料理を
今加工品って少ないじゃん
豆腐ハンバーグとかってあるけど
豆腐をベースに使った
何か新しい
普通の料理として美味しいものを
作ればそれでいいんじゃね
だと思いますよ 今ラインナップ
少ないじゃん豆腐って
なんか魚肉とかは使われてるけど
豆腐を使った
もうちょっとその
美味しいものっていうのが少ない
いいですね
じゃあ今回シリーズ
入れるかどうか迷ってたけど
豆腐百珍の料理紹介やる?
ちょっと興味深いよね
少なくとも300種類くらい
江戸時代にあるわけだからさ
皆さん聞いてる皆さんも
多分僕も足りてないと思うんだけど
300種類も豆腐のレシピ言えないもん
言えないそんなあんのって感じ
ねえ100も言えないから
36:01
100もないね
ほんと数える程度だと思うよ
これで50くらいかな
言っても
普段使うのって
20くらいに収まるんじゃない?
これすごいことだと思うので
じゃあ次回になるか
その次になるか分かんないですけど
ちょっと準備して
豆腐百珍に学ぶ豆腐料理シリーズの
回を一回やりましょうかね
やりたいね
1話伸びたな
ちょっと豆腐百珍は気になるよ
そうだよね
なんだろうライブ配信の読みながらやるってのもあるかも
確かに確かに
ちょっと遠いけど収録しながらとね
本が一冊しかないからさ
こうやって見るみたいな難しいけど
読み上げながら
読み上げながらやってみましょうか
だらだらと2時間くらい飲みながらやるってのも
ちょっと面白いかもしれない
いいねいいね
それ俺原稿書くんでいい?
いいんじゃないだってレシピ見るだけだからさ言っても
料理人が料理レシピ見てるだけだからね
そうそう別に
事前に何とかなくて
その場で見たインスピレーションしかないからさ
まとめようも何も
その中でこれ面白かったよねとか言うかもしれないけど
ざっと見てね
一個つ見るのも面白いかもしれない
それはちょっと楽しみですね
単純に自分ら勉強会ね
本当だね
豆腐の勉強会
じゃあちょっとyoutubeライブ配信を企画して
何時にやるかが
いつやるか決めてないけど
本編にも入れるでしょそれ
もちろんちょっと編集してね
そうするとやっぱり1時間ぐらい
縮めてもらわないと俺もしんどい
3時間とかちょっと俺も
もしかしたらそのまま編集せず出すパターンもある
確かに
前もやったけど
ごめん3時間言っちゃった3時間は無理だけど逆で3時間はきつい逆に
逆にね
でもちょっと面白そうと思っちゃった
じゃあぜひ準備しましょう
ということで今回はこの辺で
終わりたいと思いますありがとうございました
ありがとうございました
38:44

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