1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
  2. #247【緊急告知 前編】横断す..
2025-01-08 41:44

#247【緊急告知 前編】横断する食のコミュニティ 〜掛川ガストロノミーシンポジウム〜

掛川ガストロノミーシンポジウム

〜ローカルから考える食の未来〜

2025年2月23日(日) -

@掛茶料理むとう+オンライン配信

▼登壇者:登壇順

武藤 太郎(掛茶料理むとう)/武藤 拓郎(掛茶料理むとう)/佐藤 洋一郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)/戸塚 和美(掛川市)/柴田 佳寛(柴田牧場)/松浦 直矢(農園むすび)/西谷 文紀(NORI and ERI)/赤堀 和博(赤ずきんちゃんのおもしろ農園)/武藤 一夫(掛茶料理むとう)/小倉 ヒラク(発酵デザイナー)/岩澤 敏幸(ふじのくにの旬を食べ尽くす会)/田中宏隆(株式会社UnlocX CEO)/岡田亜希子(株式会社UnlocX 取締役)

▼協力企業

株式会社Unlocx/掛川観光協会/ふじのくにガストロノミーツーリズムフォーラム/株式会社あらまほし

▼協賛企業

カーマインワークス合同会社/ポートカケガワ/とろろの丁子屋/株式会社DriveD

▼掛川ガストロノミーシンポジウム

https://kakegawa-gastronomy.studio.site/

▼協賛企業募集

https://bit.ly/kakegawa-g

▼掛川ガストロノミーシンポジウムを語る!

https://note.com/mutotaro/n/n800cb122eda1?sub_rt=share_sb


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サマリー

このエピソードでは、掛川ガストロノミーシンポジウムを通じて、食のコミュニティの重要性とその影響について論じられます。さまざまな文脈に基づく食の価値やガストロノミーの理解が深められることを目指しています。掛川ガストロノミーシンポジウムでは、食に関する学びやコミュニティの重要性が語られ、その面白さの再発見が試みられています。また、農業や小売の関係者が一堂に会し、お互いの事情を理解し、交流を深める場が設けられています。掛川ガストロノミーシンポジウムでは、食のコミュニティを越境しながら新たなイノベーションの可能性を探ることがテーマです。参加者間で生まれるアイデアや情報交換が、新しい食の体験やツーリズムの発展につながることが期待されています。掛川ガストロノミーシンポジウムでは、参加者とのインタラクティブな交流が重視され、小規模なグループでの楽しい体験が提供されています。

ガストロノミーの重要性
横断する食のコミュニティ 〜掛川ガストロノミーシンポジウム〜、です。
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文脈と文化の理解
世界の中のアジア、アジアの中の東アジア、東アジアの中の日本、日本の中の静岡県、静岡県の中の掛川市、掛川市の中のカチャレオリムト、みたいなこういうレイヤーがあるわけでしょ。
それぞれって全部ちゃんと繋がってるわけじゃない。
社会情勢とか気候のこととかがよくわかってると、今温暖化してるのはこういう理由でこういう風になっていて、どの辺に原因があるのか。
原因とはまではないけど因果関係があるのかっていうのがだんだん見えてきたりとか、今小麦が上がってるのはどういう理由で。
我々の生活にどのように影響して最終的に自分たちのビジネスにどう影響してくるのかみたいなので、ひも付けがだんだん出てくると自分がどこにいるか。
だから何かの回で言ったね、それのそれ性みたいなのを担保するにはっていうのがあったよね。
それのそれ性を担保するにはそれ以外のものがわかると、それ以外のもの以外っていう扱いになるわけだよね。
すごい哲学だけどね。
そういう周りがわかるとそうじゃないものが私であるみたいな感覚だよね。
そういうのを物理並行世界っていうのかな、現在のこの世界との関係でも見れるし、XY軸で取ったら縦軸に時間の流れっていうのがあって、
昔と今っていうのがわかると自分がどのポジションにいるかっていうので、XとY軸の交点で今自分がわかるみたいな感覚があって。
一つにはビジネスをやるとかで考えると、ガストロノミーってのはそういう効果があるのかなっていう、ちょっと思想哲学系だけどね。
いうのが一つで、その関係性を見ていくっていうのはまさにガストロノミーだなというふうに思うわけですよ。
そうだね、お店とかやってるとさ、僕らは料理を出しているっていう状況で、
じゃあ今のお客さんは外が暑いからこういう料理が好むのよねっていうのもあるんだけど、意外と違う方面からお客さんが訪れたりするときに、
あ、そうか観光の要素もあるのかとか、暑いっていうのはこの地域は意外と暑くない方だったりするっていうのは全体を見ないとわからなくて、
意外と秘書的な、秘書地的な扱いをされているっていうこともあったりするわけっていうのを、それは全部を見ないとわかんないよねっていう、
だから僕らはこういう料理を作るんだっていう落とし込みができるよねっていう、なんとなくじゃなくてもう少し論理的にも見えてくるものがあるんじゃないかなっていうのと、
あと過去を見ることによって、昔同じことやって失敗した人いたよねっていうのはすごく参考にはなるよね。
あとね、今ちょっと観光的な話が出てきたので、乗っかって言っちゃうとね、観光でどっか旅に行ったときにさ、やっぱり地元のものを楽しみたいわけですよ。
参加者の期待
興味ない人は、そうじゃなくてもうずっとファミレスでいいって人もいるんだけど実際。僕らなんかはね、京都行ったら京都っぽいもの食べたいし。
山の中入ってってマグロとか出されても悪くはないですよ。悪くはないですけどちょっと寂しい気持ちになるんですよね。もうちょっとおいしい山菜とか山のもの食べさせてほしいなとか思うわけじゃないですか。
でね、文脈がないのはちょっと気持ち悪いんですよね。何も知らずに例えば山梨に行きました。で、おすすめされたのが寿司屋でした。うんって思いますよね。
海梨県じゃん。だけど山梨県って歴史的なストーリーがあって日本で一番寿司屋が多い県なんですよ。そのストーリーを全部知ってるとじゃあ寿司屋行ってみようって気持ちになりますよね。
でちょっと独特でシャリがやたらとでかかったりするわけ。海側とは違う文化があるから。そういう文脈があると違和感なくそこに入っていってちゃんと楽しめるっていうのがあって、例えばねこれファッションなんかで言われるんだけど
特に男性の方は女性のファッションと違って装飾を嫌う傾向にあるからね。 装飾を嫌う。 角の装飾を嫌う。 ああ飾りね。 そう。もともと機能的であったはずのものの名残っていうのは許されるの。
おしゃれだねってことになるんだけど真っ暗な中でサングラスかけてるとなんだこいつってなるわけ。 これ世界的にどこ行ってもヨーロッパ行ってもアメリカ行っても同じこと言われるの。
流れがあってそれぞれの自然なポイントにすっとはまっていておしゃれっていうのがあるんですよね。 これって観光でも同じことが言えると思ってて、例えば崖川で急に何の脈略もなくこれを名産にしたいんだとかってやりだしたとするじゃない。
なんか違和感ないですかみたいな。 まあいきなりやるとね。 売れてるからマンゴー作ります。いや気候的に合わないんで急にビニールハウス作りましたみたいになってもなんですか急にとかなったりするわけですよ。 まあいろいろあるよねこの辺にもそういう話あったしね。
あんま言わない方がいいね。あんま言わない方がいいですけどいくつかそういうの日本全国あちこちにあってちょっと違和感を持ってると地元の産業としてはいいんですよ。多様性があってそれが食卓に昇ること自体はいいと思うんですけど観光という目線で見て観光客の目線で見たらそれはいらないんです。
熱帯の植物はあったかいところで食べたらいいのでその時に観光の楽しみとしてとっておくからここではいりません。まさに静岡だったらカツを食わせろとかね夏場だと。そういう話になるんですよね。その土地の持ってる文脈っていうのをきちんと見つめ直す。
なんとなく勢いでやった情熱があるからいいってそれはいいんですけど一つ自分たちの持っている好むと好まざるとその土地そのものが持ってる文脈っていうのを一度学び直したらいいと思う。
たしかにねこの辺かけがで言うとやっぱお茶の工作放棄がやっぱ問題にはなったんじゃない?高齢化とともにいろんな作物はそうなんだけど他のものを作るのはもちろんいいんだけどお茶を全くやらずに全部放棄して丸投げして観光頑張ろうっていうのはちょっと違うんじゃないみたいな話かなと思ったりもする。
今栗でも盛り上げようとかしてるけどそれはそれでやっぱり中世の硝煙で栗が作られていたっていうストーリーの上にあって細々とだけど一応名産品としてピックアップされ続けてきたそれを復興させようっていう物語があるとかねそういう文脈っていうのを学んで産業に生かしていくっていう意味ではまさにガストロノミーなのかなというふうに思うわけですよ。
そうだね新しいものを作る上でも過去のその文脈がわかっていればこの辺は相性がこれがいいんだっていうのは割とわかるよね人っていうのはそこまで人類ってそんなに変わってないっていうのはよくわかるからそうなんだよ結局ねガストロノミーってノモスなんで学問なんで学問だね学びがないと面白くないわけですよ。
でこれで日本語の難しいとこだなと思うんだけど学問とか社会課題を知りましょうとか多様な職の価値を再発見しましょうとかって言うとなんかすごく固く聞こえちゃうんだと思うんだよね。
めちゃくちゃホームページ書いてあるよね。
それ俺書いたんだけどさ。
職に関する社会課題を知りかけがの多様な職の価値を再発見するっていう。
でもね集約して短くしていったらこうなっちゃったんだよ。
僕がこの言葉に集約させた多様な職の価値っていうのはそういう歴史とか土壌とか人々の動きだとか文化とか芸術とかいろんなものが組み合わさった職の価値これをもう一回見直しましょうっていう意味なんだけど
これね文字にすると5000文字いっちゃうからなかなか書けなくてトップページはこういうふうになっちゃったんですよね。
このシンポジウムに参加する人たちはどういう人が参加したら面白いと思うのかどういう人たちこそ参加してほしいのか。
まず一つはですねガストロノミーってなんだかよくわかんないなと思ってる人ですよ。
職に関わってるにも関わらず例えば居酒屋さんとかでもいいですし流通の人でもいいですし一応業界にいる以上はガストロノミーという単語自体は聞いたことがあると思うんです。
僕らもそうでしたよね。
だけどよくわかんないなんとなく音の響きで職なんだなとは思ってるけど難しそうとかよくわかんねえなってなってそのままスルーしちゃうことありますよね。
めちゃくちゃ横文字だからね。
実際にガストロノミーのツーリズムに参加しますとか企画に加わってる人とかでも案外ちゃんと知らない。
まあ俺も書こうと思ったら書けなかったからね。
ガストロノミーという言葉の概念もちゃんと把握をしてない人もいますし把握してても今度は地元の職の文脈を知らない。
だからなんとなく時間軸じゃなくて現在時点での並行世界だけを見てあの人が作ってる野菜とこの人が作ってるキノコとかっていう組み合わせ料理を作ってはいガストロノミーですって言っちゃってるっていう感じになってて。
まあそれでいいんですけど学になってますかっていうと微妙だったりする。
学びの部分ね。
一回みんな集まってちゃんと学ぼっか。
食べ物ラジオがやってるのは研究で僕ら在野の研究者みたいなところあるし一時資料があってそれを掘り起こしてつなぎ合わせるだけなんだけど。
ガストロノミーの学び
なかなか難しいのでそういうのに長けてる人に来ていただいて一緒に定談をすることでトークセッションの中で深掘っていけるっていうと学びが深いんじゃないかなというふうに思ってるんですね。
学びっていうのはエンタメなんで。
学びはエンタメ。
これほんとね僕の知り合いとかでもまた出た出たタロウがうるせえよ真面目くんみたいなこと言うやついるんだけどでもよく考えてほしいんだけどちょっと木をてらったような笑いとかって流れて消えてっちゃうんだよね。
YouTubeがそうだったりするじゃん。
どんどん新しいもの再生産し続けないと古びてって使い物にならないネタが古いよとか言われちゃう。
だけど考えてみ俺が生まれてる前からクイズ番組は大人気なの。
今でもクイズ番組は人気なの。
テストがあるよっていうのが嫌いなだけで知るとか学ぶっていうこと自体はほとんどの人はおもろっと思うはずなんだよ。
なんでそういう面白いなおもろって思えるような仕掛けでガストロノミーを提供することが大事だと思う。
提供する側にとってはちょっと大変だけど深いところまで一回潜ってみようって。
潜水しろとまで言わないけどちょっと潜ってみようって。
潜水するには体力も技術もいるんだけどそれを専門家の力借りよう。
今回はなんとびっくりすることに佐藤陽一郎先生がトップバッターで出ていただけることになったんで。
すごいよ。
すごいね内容の話はねまた後で後半の部分でちょっとシンポジウムの中身は紹介してもらおうかなと思うんだけど。
佐藤陽一郎先生が出てる時点でちょっとどうしたこの回っていう感じにはなるんだよね。
こんなスモールでやってるイベントこんなスモールのイベントに呼んでいい人じゃないかもしれない。
あの食べ物ラジオのリスナーの方はだいぶ前ですけど佐藤陽一郎先生の本を紹介しているっていうちょっと変わったエピソードが一本あるので
それを聞いてもらったらその方のすごさがわかります。
あとねこのガストラノミーの観光的な視点でいくとねこれはもう歴史にも共通することなんですけど
例えば僕ら中学高校ぐらいで一応歴史学ぶじゃないですか。
もう覚えてる覚えてるあるけどでもふわーとなんとなく断片的に記憶があった状態で旅に出ますよね。
旅に行くとここの建物ってあの時小野田信長がいたところなんだとかそういうのでふわーって気持ちよくなったり楽しくなったりしますよね。
そういうのって歴史が詳しくない人でも感じることあると思うんですよ。
でねこれを食に置き換えるとですよ毎日それが起きるのすごくないそれって。
そうだねまあ食は身近ですから。
もう食べラジオを聞いてる方がジャガイモを見てマクドナルド行ってマックフライポテト見てラセットバーバンクかーってしみじみしてるなんてすごいことだと思うんだよ。
あのだいぶ盛り上がったからねラセットバーバンクで。
もう愛おしくなるじゃんアインベックビルズ。
宗教改革みたいなねなぜかそこに話がつながるとかっての結構面白いよね。
だから僕は持論だけど教養っていうのは世界を面白がるためのツールだと思っててでガストロノミーは食を面白がるための一つのツールなんだろうなと思ってるのね。
一方ではこの面白がるっていうのがあって一方ではビジネスとかにも使えるっていうのがあってどっちかだけじゃいけないというか面白がるところがなくなると無味乾燥な算数のようになってしまうし。
かといってただ面白がってるだけでももったいないなと思うので。
あの俺RPGじゃ言えないけどさなんとなくそのRPGの世界観をちゃんと知るための勉強会って感じだね。
FFシリーズもそうだしドラゴンクエストもそうだけど3とか10から始めてもいいんだけどそれが面白かったら1からやってもらったらめっちゃもっとおもろいよっていう感じで
今の世界観は例えば10だとしたらじゃあ1をちょっと1回やってみましょうみんなでみたいなその世界観ってどんな感じだったのかなっていうのを知ると
それがつながって今そこの1からずっと始まってFF10とかあたりでこういう新しい場面を迎えるんだとか
こういう新しい世界観に変わっていくんだみたいなのだからきっとRPGはわかってる人だったら多分よくわかると思う。
あのね今RPGでふと思いついたのがねドラゴンクエストシリーズで空前絶後の大ヒット作品といえばドラゴンクエスト3なわけですよね。
コミュニティの形成
あれ1,2が続きもので3は1の前の時代なんだあれ。
スターウォーズみたいだねそれ。
1の時ってもともと勇者がいてそれのずっと後の時代にまた魔物が出てきたので倒しますって勇者が出てくるの伝説の勇者がいるの。
その伝説の勇者の物語が3なんだよね。
そうなんだ。
だから1,2やってる人も3に飛びついたわけ。
それは飛びつく。
最近だともう10年くらい前かなガンダムジオリジンっていうシリーズが配信されたんだよね。
あれシャアが子供の時やるんだよね。
そうなんだ。
もうねガンダムのファーストガンダムとかゼータとかを知ってる人たちはオリジンすごい楽しいわけ。
そうなんだ。
セイラ子供みたいな。
そういうのでワクワクしたりするのを食べ物でやってる感じだよね。
それ知らないでなんとなく想像でやってるといやそんな物語ないから勝手に捏造しないでねとかなるじゃん。
そういう不具合とまではないけどなんかすれ違い的なことが現代社会起きてるなって思いますよ。
僕らは今その時代の最後の当事者なので前を見るしかないんだけどどうしても。
見れないからね。
けど未来を想像するためにも今自分たちがそこの真ん中にいるよっていう分かればなんとなく文脈ってそんなに大きく変わらないんだなっていう転換期はもちろんあるけどね。
でもそれが機構変動だったりっていうのは過去にも例がいろいろあるからある程度想像してどうしたらいいかなっていうのは考えられしやすくなるよねっていう。
それが1回ここで学ぶということでまた新たな展開を見せるかもしれない。
今回ガストロノミーシンポジウムで目指すところは1つのガストロノミーそのものをみんなで1回勉強してみようか仲間作ろっかみたいな感じなんですよ。
それが1つとあとは今後参加者の中からガストロノミーツーリズムを仕掛けていく人たちが出てくるといいなとは思ってるんですね。
ツーリズム。
僕が目指してるのは今回の勉強会でゆるっとしたコミュニティができます。
コミュニティの中からガストロノミーを主題にした旅行だったりとか体験会だったりとか新しい産業のコラボレーションだったりとかが生まれてくるといいなっていうふうに思ってるんですね。
コミュニティから話をしますね。
コミュニティがなぜ必要か。
実は食の業界って非常に多岐にわたってるわけです。
かなり広いね。
僕たちが野菜を手に入れるとしたらパッと思い浮かぶプレイヤーといえば農家さんだよね。
だけど農家さんの使っている農耕器具を作ってる人も関係者なわけじゃない。
そこから運んでくる人もそうだし、肥料作ってる人もそうだし、関係人口ってものすごくたくさんいて、これがどのように影響しあっていて、
例えばそれがコストにどう反映されているのかとか、味にどういうふうに反映されていて、結局自分の手元に来るときにはどうなってきている、どういう道をたどってきているのか意外と知らない。
困ったことに昇竜の川上から川下までの間でプレイヤーの皆さん自身が隣接領域のことあまりわかってないことが多いらしい。
かなり食って細分化されてるんだよね。専業化されすぎてるからさ。大量生産のために。
そうなんですよ。農家さんは例えばJAと付き合ってたら、JAとは付き合いがあるんだけど小売店との付き合いがない。
小売店との付き合いがないから当然一般生活者との付き合いもないわけじゃない。何が起こるかっていうと、
例えばあくまでもサンプルですよ。小売店の人たちは、農家さんもうちょっとこういうの作ってくればいいのにこんなのばっかり作っちゃって偏るよ。
品目もっといっぱいばらけたほうが売りやすいのに全部同じ種類にしちゃって困っちゃうんだよねっていうことを言うわけですよ。
だけど農家さんからするとちゃんと売れよとかね。違いあるだろうがよとか言う人もいますし、そんな情報が行き届いてないお互いの見てる視点が違いすぎてちょっと文句言い合いになりかねない。
それを間の問屋さんみたいなところが吸収しきれていないし、ずばりと伝えきるわけにもいかないと思うんですよ。
なので一回集まってみようかと。お互い文句言うんじゃなくてお互いの事情を聞いてみよう。やろうと思ったけどこれうまくいかんかったんだよねっていうのをあらゆるあらゆる話してもらう。
それを聞いたら、確かにそれ言われたらきついかもな、ごめん俺ちょっと言い過ぎたかもってなるかもしれないじゃん。
もうちょっとこうした方がいいと思うんだよねって言ったら、もしかしたら物流の人がうちその仕組みできるかもしれません。ちょっと考えてみますねって言ってくるかもしれないじゃん。
コミュニティを作るっていうのはお友達を作りたいわけじゃないんですよ。ここで言うお友達っていうのは学生時代の友達みたいに利害関係のない友達を作るつもりはないんです。
利害関係がないっていうことはイコールで共通目的がないということでもあるから。
僕らが必要なのは友達じゃなくて仲間なんです。同じ共通目的を持った仲間を作るようなそういう関係が生まれるようなコミュニティを作りたい。
それもがっちり何々何とかの会とかって言って会議とってやりますとかそういうんじゃないんだよ。
とにかく顔が見える村をゆるっとふわっと大きくしたい。で、その薄い嫌な感じのモワモワした壁をちょっと穴開けていきたい。
で、そこから新しい産業につながっていく。さっき言ったみたいなニューコラボレーション、ニューコミュニケーションが生まれていく。
そうするとそれがイノベーションになっていくみたいなことが生まれるといいな。これあの経済学の話していい?ちょっとだけ。
経済学。 シュンペーターって知ってる? シュンペーター。名前は聞くけど。
イノベーションの理論
ね。ヨハン・シュンペーター。イノベーション理論っていうのを、イノベーションっていう単語を作った人だよね。そもそもね。
で、経済学の中には労働によって産業が成長するパターンとイノベーションによって産業が成長するパターンの2つの軸がありますよみたいなことを言うわけ。
で、実際今の日本とかを含めた西側諸国では基本的にはイノベーションが産業を成長させるんだよね。
で、このシュンペーターという人はイノベーションという単語を生み出す前はニューコミュニケーションっていう言い方をしてる。
ニューコミュニケーション? ニューコミュニケーションっていうのは基本的にビジネス上のコミュニケーションっていうのは自分と同じ領域か近接領域まででまとまっています。
だからなんとなく分かっちゃってる。でもコミュニケーションがしっかり取れてないから分かったつもりになってることも結構多いですよね。
でも例えば本当は業界を広く見たら関わってるはずなのに全く接点のない人、例えば金融業界とか造船とかって全然関わってないように見えるんだけど、
でも例えば食品の物流考えたら船は海運業は必須なわけですよね。
冷蔵庫を作ってるメーカーさん、パナソニックさんとかひたしさんとかああいうところも関連してるはずなんです。
だけどコミュニケーション取れてないよね。こういうコミュニケーションが今断絶してるところで新しいコミュニケーションを作ってお互いのいいところと悪いところを持ち寄って一回並べて再構築するとイノベーションが生まれますよって言ってる。
だから競争のコミュニティを作ろうって僕はホームページに書いたんだけど、共に作るね。このコミュニティっていうのはイノベーションの種となる土壌を耕しましょうって意味です。
イノベーション自体は何にあたるの?
長くなるからやめとくね。新しい仕組みとか新しい商品とか、これ他の番組だけど吉安さんがね、そんなエリカの時間の吉安さんがこんな表現してましたけど、そのイノベーションによって生まれたもの、システム、サービスでも何でもいいんだけど、のない時代に戻ることができなくなるような革新的なもの。
コンピューターができました、インターネットができましたっていうイノベーションが起きたらもう僕らはスマートフォンのない時代に戻れないみたいないうぐらい革新的に世界を変えていくもの、それが定着化して、革新なんだけど定着化していくものっていうイメージだけどね、僕個人的には。
そういったイノベーションが起きると産業がグッとステージが上がって伸びていくよ。それはゼロから1にするんじゃなくて、ニューコミュニケーション、越境して手をつなぐことで生まれるんだよっていうのが旬ペーターの理論ね。
コミュニティの形成
たしかに他の分野では得意なというか業界的に当たり前にやってることっていっぱいあるもんね。でもそれを隣の分野に持ってったら革新的とか言われてびっくりされることも多いもんね今も。
これ僕らの両輪の世界の例え話をします。僕らの業界、今ではほとんどないですけど、少し前の時代までは親方の元を旅するように渡り歩いていく、いわゆる転職が状態化してる業界だったんです。
だからお前そろそろいいな次のステップ行くかって言って自分の親方が親方同士のネットワークで他の人に紹介するんですよ。受け取ってくれって。わかった受け取ってくるって。パスされていくんですね。これ何がすごいかっていうとバイアスを全部1回受け取り切るっていうところに凄みがあるんです。
親方のバイアスね 親方Aのバイアスもう偏ってるわけですよ。完全に返帳してるんだけど1回全部受け取りますって言うと偏った人間できちゃうので他の親方にパスすることによってその返帳が強制されていくんですね。
5カ所あたり歩くと自分が返帳したいバイアスをかけて残しておきたいものが残るんです。これが新しいオリジナリティになるんです。完全にイノベーションの仕組みが実はできてたんですね昔。これは古い慣習だから良くないねって言って今の社会構造サラリーマン的な仕組みに切り替わりましたよね平成以降。
だから料理のイノベーションが減っちゃったんです。だけど今僕らの世代からしたタクローぐらいのゆとり教育がプラスに働いた面で彼らの個人の能力で突出した人間がイノベーション的な料理を作り出して世界に出るようになりましたっていう構造になってるように見えるんですね。
だから元々あった仕組みの良きところっていうのはあるのでそれって学ぼうよ。他の業界で使えるじゃん。僕らの業界だけで留めてももったいないしもう過去にもあったことだし。同じ仕組みをまんま使えるとは言わないけど自動車産業でやってみてもいいし他の商社の中で使ってみてもいいし。
自分に置き換えるとみたいなことを考えたりとか実践するためには情報が必要ですよね。その情報はどこから得ますかっていうと本から座学で学んでもいいですし実際に越境して違う領域の方と直接コミュニケーションして。
それでさうちだったらこうやってやるけどどうなのって一声かけてもらうだけでなになにそれちょっと教えてくんないみたいな話になるわけじゃん。そういうところでイノベーションの火種になってく土壌になってくっていうのが一つです。
たしかにそういうさちょっとしたアドバイスじゃないけど問題を聞いて聞いた側が解決策としてこういうのどうっていう時って別にそのわざわざメールとか電話する内容でもないくらい些細なことが結構多いよね。
実際の場に集まっていろんな人の問題を一遍に同時に聞くっていうのが一番その生まれやすいなとは思う。
結局昔で言うとさノミニケーションってやゆされたりとかさ喫煙所コミュニケーションみたいなこと言われてたけどさあれ案外機能してていやタバコ吸えてってわけじゃないよ。
今タクが言ったようなふわっとどうでもいい感じでそういえばさこんなことあってさうちの部だったらこんなことやってんだけどマジでそれうちでも使えるかなちょっとナイスナイスでちょっと後で教えてメールしておいてみたいな会話したりするんだよね。
そういうのがいいよね。
そうだね普通のさなんか友達付き合いと違うのはさ一本こういうガストロノミーという軸で集まってるという頭があるからその話題を振ること自体のハードルは下がるよね。
確かに。
道端でたまたま会ってガストロノミーどうだみたいな話にならないから。
間違いない怖い怖い怖い。
どうみたいな感じでねそれ何回もやらなきゃいけないけどこういうシンポジウムみたいなとこで同じ近い人たちが一応に集まって1回の場所に集まってくれればそういう会話がいろんなとこで成立するよねっていうのは始めましてでもできるからねこれはね。
ちょっと難しいことを並べてしまったんだけどふわーっと一つのテーマで集まってキャッキャウフフで喋ってると自然とそれが生まれるんじゃねえのって話。
まあそうだね。
で生まれてきたら1回目だとすぐ実現するとは思わないけど2年3年4年としていくうちにだんだんと醸成されてくるだろうし。
ツーリズムの可能性
でその中からガストラミーを学んだ人がツーリズムを作ってねなんとなく売れそうなツアーを作る団体旅行とかもういらないと思うんだ僕は正直。
うち団体旅行受け入れはしてますけどあんまり好きではなくて受け入れも結構絞らせてもらってるんですよ。
旅行をすられるお客様にとって本当にいいのかどうか変なところで無理やり買い物させられるとかって僕あんまり好きではないので受け入れはなるべくしてないんですね。
本当に食の文脈とかその土地の多様な食を学べるとか学ぶまでいかなくても1回感じてみてでそこから1年後か2年後かわかんないけど何かの本とかテレビで見たときに
あの時食べたあれってこの文脈から出てきたやつだったんだ先に知っとけばよかったって思うことあるじゃないですかそういうきっかけでもいいと思うんですよ。
そういうのをアレンジするツーリストがツアーをコーディネートする人が必要だと思うんですねコーディネートする側は分かってないといけないから。
明後日の方向行っちゃダメだからね。お客様が感じる側はライトに入ってもいいし学んだことを修学旅行みたいに体験しに行くでもいいしどっちでもいいと思うんです。
もちろん楽しくなきゃダメだけど。作る側は分かってて欲しいなと思う。分かってる人だったら自然反省的に生まれてくる可能性があるのでやっぱりこのコミュニティーからいずれ生まれてくるんじゃないかなっていうふうに思ってるんですよ。
そうだねこれあの食べ物ラジオも今サポーター制度がありますけど法人サポーターをこれから募集を始めようかなというところできっとその食べラジオの法人サポーターの方はこういう競争のコミュニティーみたいな形になるんじゃないかなっていうのはよく感じているところだね。
結構雑談ベースでいろんなアイデア出るからね。
とっても面白いですし実際そのサポーター制度みたいなのを作ったりとかも僕らあんまり大尊敬してますけどコテンラジオさんの冠コピになるつもりもなかったんだよね。
なんだけど結局いろんな方々からこうして見て明日はどうっていうことを言っていただいてそのアイディアがだんだんと形になっていった結果今の形になってる。
もちろんこの先変わってくると思いますけどそういうふうに雑談ベースで流れが変わっていく人があるからね。
ちなみに2月の24日シンポジウム自体は2月23日の富士山の日という日にやるんですけども24日翌日にオプショナルツアーを今計画してまして先着8名。
参加費は1万6000円ランチ付きということで10時から16時で架け川市内の登壇される方を含めた場所のツアーを僕らがアテンドしたから行こうかなというツアーを今企画しています。
店員が笑うよね。
店員8名なのね。
店員8名なんです。
うちのキャラバンという車があってそれが10人乗りだと運転手含めて僕とタロウが話しながらね車で運転していくので2人は乗れないので8人が限界だということで
本当は分散してでっかいバスでも借りようかって言ったんだけどそれはそれで小回り効かなくて面白くないだろうということで今回はね小人数本当の小人数目一杯8人で開戦してみようかなと。
シンポジウムの形式と参加人数
これさ自分で言うのもなんだけどうちらしいよね発想がねもう資本主義の原理からいえばもう少し母数多くしてさ利益出した方がいいわけ経済的にはだってバス借りてもその方が売り上げ上がるんだもん。
なんだけどその分楽しみの濃度とかコミュニケーションの濃度が下がるの嫌だよねってこのぐらいの最小傾向人数だったら突発的に目についた景色の中に急にハンドル切れるじゃんみたいなことを考えていった結果まあバス借りるのやめちゃったよね。
計画したけどねこれバスで行ったら面白くないってなっちゃった絶対面白いのは車1台で行って絶対面白い小さいのでっていう。
ガイドもさバスガイドみたいにマイク持ってしゃべるのもいいんですけどこのぐらいの8名ぐらいの人数だったらインタラクティブに要は相互交流ができるわけですよいわゆるオフ会みたいな感じでしゃべれるのね。
しかも閉じ込められた密室の中でね。 僕だけがしゃべらなくてもいいしさ参加者同士も結構楽しめると思うんです。
そうだね全員とコミュニケーション取れるね。 っていうのを考えて10名までってなったらドライバーと僕を除いたら8になっちゃった。
そういうことです8名です。 2月23日のシンポジウム駆け川ガストロノミーシンポジウムの参加費で会場が8000円の税込み。
これランチができます。 オンラインは4000円の税込みになります。
ホームページのリンクはまたこの概要欄にも貼っておきますのでそちらからチケットの購入をしていただけますのでよろしくお願いします。
ということで今回は駆け川ガストロノミーシンポジウムって何なんだっていう話をして次回はちょっとセッションの内容を簡単に触れていこうかなと思います。
ということで今日はこの辺で終わりたいと思いますありがとうございました。 ありがとうございました。
41:44

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