よろしくお願いします。
早速ですが、芹澤さんにプランティオってどういう会社ですかというのを
自己紹介とともに簡単に教えていただいてもよろしいですか。
改めましてプランティオ株式会社のCEOの芹澤でございます。
今日はよろしくお願いします。
どんな事業をやっているかというところなんですけれども、
グローっていうブランド名なんですけど野菜栽培のガイドシステム
IoTアグリセンサーを使った野菜栽培ガイドシステムと
そのアーバンファーミングにおけるコミュニティシステム
それと振り返るとどれくらい環境にいいことをしているかっていう環境可視化
環境貢献可視化ができる総合的なシステムなんですけれども
そういうグローシステムって僕ら呼んでるんですけどそういったものを作っています。
それともう一つが皆さんが食と農に触れるバト機械を作るべく
ビルの上に農園を作ったり屋内でインダーファーミングユニットを作ったり
ベランダのプランター型のIoTスマートプラントを作ったり
そういう事業をしております。
都市農園っていうことですね。
そうですね。都市農園ですね。
ビルの屋上であったりとか、あるいは東京でもたくさん公園があったり
いろんなある種使われていないスペースというのがたくさんあるわけなんですけれども
そういうところを都市農園にしていく。
実はこれって以前に清澤さんがおっしゃっていたのは
ヨーロッパだと割とよくやられていることだというふうにお聞きしたんですが
ヨーロッパだと普通のことなんですかね。こういう都市農園っていうのは。
そうですね。もう20年ぐらい前から始まっていて割と普通ですね。
ヨーロッパだけではなくてアメリカと一昨年見に行ったオーストラリアも世界中でやってますね。
それっていうのはどういう背景があるんですか。
まずアメリカブルックリン双方で発生しているアーバンファーミングは貧困が起因です。
いわゆるフレッシュフードと呼ばれる生鮮食品がめちゃめちゃ高いんですよね。
ですので低所得者層を中心にアスファルトをひっぺがしてアーバンファーミングするぞっていうロックな動きが始まりだったりですね。
かと思えばイギリスの方とかヨーロッパの方ではやっぱり環境意識がすごく高いので
フードマイレージをかけてその食べ物を運ぶ大量生産大量消費して捨てちゃうではなくて
やっぱり部分最適と言いますかもう自分たちが必要なものを必要な時に必要な分だけ作ると。
なおかつイギリスとかはイングリッシュガーデンみたいなカルチャーと相まって
そうやってアーバンファーミングをするのがあるしおしゃれなファッションカルチャーみたいな
いう風になるというところですね。
こんな感じで世界中ではものすごい急加速で広がってますね。
アーバンファーミングっていうのはどんな感じの農業というか。
ありがとうございます。
いわゆる普通の農業を世界的にはマクロファーミング巨大なファーミングっていうふうに定義していまして
誰でもできる民主的なちっちゃいファーミングをマイクロファーミングというかですね。
でそのマイクロファーミングを都市部が行うことをアーバンファーミングというのが世界的な整理です。
そういうことなんですね。
でマクロファーミングはあくまで産業の農業であり
マイクロファーミングは非産業の農的活動
あえて農業と言わず農的活動であるという区分ですね。
家庭菜園っていうところに近い話かもしれないですよね。
それをもう少し大きくしたような。
ウィキペディアとかで調べるとアーバンファーミングとは
家庭菜園の個人の趣味を超えて地域の人たちと一緒にコミュニケーションしながら育てたり
フードロスをなくす環境意識を高めたり食農教育をしたり
そういう要素が生ゴミをコンポストしたり種を取ったりするという
そういうライフスタイルであるというふうに定義されていますね。
つまりアーバンファーミングっていうのは非産業の農業であり
ライフスタイルでもあるというところです。
面白いですね。
そんな名前の定義があったとは全然知りませんでした。
最近やっとウィキができたんですよ。
気がついたらウィキペディアがありまして。
関澤さんが作ったわけではない?
違います。
それを支えるテクノロジーっていうのがあるってことですよね。
その通りです。それをDX化していると言いますか。
それがIoTセンサーとあとは?
グロウというアプリですね。コミュニティアプリです。
コミュニティアプリね。
これ面白いですね。
ちょっと僕も今歴史のことを思い浮かべながら聞いてたんですけど
今マイクロファーミングイコール非産業って話あったじゃないですか。
食の栽培が産業化されたタイミングっていうのは結構
特に欧米圏だとリアルに分かっているタイミングがあって
産業革命直前の農業革命っていうのが起きたあたりから
食品でお金を儲けるっていうスタイルが急に出てくるんですよね。
これ歴史の教科書にも載ってたんですけど
それ以前の社会ってまさにライフスタイルなので
地域で食べる分を自分たちで作って自分たちで食べるだけなので
それでお金を儲けをしようという意識自体が
数世紀にわたってなかったらしいんですよ。
ある意味先祖返りをしてるんだけど
そこに新しい技術によってコミュニケーションをより良くしましょうとか
小粋でやりましょうとか今までなかった
都市型っていうのかなこれは都市型どころか
大都市のど真ん中でやってるわけですもんね。
それはすごい新しい世界な気がしましたね。なんか面白いです。
ちょっとその企業の背景みたいなところもお聞きしたいなと思うんですけれども
なぜこのプランティオを立ち上げようと思ったのか
きっとそういったところもお話いただけますか。
僕自身はもともとプロのジャジシャンを目指していまして
で、その後
何シャン?
プロのジャジシャン
ジャズサックス
ミュージシャン目指してたんですよね。
なんですけど大学4年の時に初めて立ったステージで5000円しかもらえなくて
これ食っていけないんだって気づいて
慌てて着信メロディを作る会社に入ったんですけど
着信メロディ
耳コピができたので
曲を打ち込んで着信メロディにするってお仕事が山穂がありまして
そこから入ってサウンドデリクターからエンターテイメントプロデューサーになったんですけど
ただ2008年に家業を継ぎまして
その家業がたまたまプランターを発明した会社だったんですよ。
プランターを発明した会社?
プランターっていうものありますよね。
血を入れて野菜を育てる
私の祖父がプランターって言葉自体を発案発明した人間でして
1949年にそのプランターって言葉を思いつきまして
商標と特許を取って今全世界に広がってるんですよね。
日本初なんですね。
そうなんですよ。日本初ここ道元坂渋谷で実は生まれた言葉です。
すごいプランターってことは英語でどう思ってた?
アーバンファーミングの元祖なんですよね。うちのおじいさんが実は。
元祖も元祖すぎますけどね。
そうですね。そこに僕がたまたま得意だったテクノロジー
IT、IoT、ICTを掛け算してるっていう背景ですね。
なるほど。
ちょっとセリザーさんご自身じゃなくておじい様の話になっちゃうんですけど
そのプランターをやろうと思ったきっかけってお聞きになってますか?
もちろんです。生前に根掘り葉掘り聞いてます。
ちなみにどういった感じですかね?
祖父は戦時下に友達をほとんど特攻で亡くしまして
その時ほんのり恋心があったばあさんを腕つかんで
リアカーで静岡だったんですけどそこからリアカーで渋谷まで来まして
静岡から渋谷までリアカー?
歩いてきまして。
途中調布で滞在したりとかいろいろあったんですけど
渋谷の道元坂上に来た時ここでもう今日構えようという風になりまして
田舎育ちだった祖父はこの渋谷の街をどんどん高いビルが建って
緑がなくなることを相当憂いたんですね。
ですのでせめてベランダだけにも一部の望みとして
能に触れる場と機械をということでプランターを開発しようと思い立ったんですね。
そんな背景です。
静岡なんだそうなんですね。
やっぱりセリザワさんっていうお苗字自体が
静岡県東部地方に集中して多いんですよ。
そうですよねめちゃくちゃいますよね。
あと埼玉の一部ですね。
同級生にめっちゃいるセリザワさんって。
やっぱり東の方そうでしょ。
沼津にいたから。
沼津静岡が一番多いですもんね。
そうですね。
なんかすごく急に同級の親近感を覚えました。
やっぱりあれなんですね。
都市化が進む過程で食品生産、
土との距離が離れていくこと自体には懸念点を持たれたんですね。
そうですね。
土に触る機械がなくなるのをめっぽう心配したと生前言ってましたね。
それぐらい東京の経済復興というか、
ビルの開発って早かったんですよねきっとね。
渋谷は早かったでしょうね特に渋谷は。
今でも早いじゃないですか。
確かに。
でも相当なというか、先見の目と言いますか、
そういう未来が来てしまうかもしれない。
その時も既に実感しておられたんだと思うんですけども、
それでプランターを作るっていうのは、
すごい企業化精神と言いますか、
すごいパッションだなと本当にお聞きして思うんですけど、
そのプランターにも結構工夫がされていたという話も聞いたんですが。
研究肌でこだわり屋の祖父、僕もそうなんですけど、
開発に6年もかけてまして。
6年。
当時では珍しい東京農大と逆田の種とセロン工業、
セロンという会社の3社で実は研究開発をしまして。
底面給水っていうプランターよく売ってると思うんですけど、
実は今ホームセンターで売ってる底面給水はほとんど底面給水じゃないんですけど、
祖父が考えた底面給水は、
本当に地層と水脈の割合と同じぐらいの水と土の割合にして、
上から水を排水パイプというパイプがあるんですけど、
そこから入れると雨が降って水が濡れちゃうんですよ。
入れると雨が降って水が抜けるようにするという循環の仕組みを作ったんですね。
簡単に言うと、地層をゴソって取ったような感じの、
自然環境を小さく再現するところにこだわったんですよ。
それが実は本物のプランターですね。
この機能を実装しているのは、いまだに我が社のプランターしかないんですけど。
そうなんですか。
てことは他のメーカーさんが作ってるプランターっぽいものは、
プランターじゃないんですね。
我々から言わせていただくと、これは育たない箱だねっていう。
そうなんだ、知らなかった。
水と空気が循環して初めてプランターですね。
植物にとってコンディションが良いものってそういうものなので。
確かに今のプランターは置き場所を間違えたりすると、
すぐ下の方から腐ったりとかしちゃいますからね。
だからホームセンター行くとプランターって書いてないのは、
セリザーさんに配慮してプランターっていうものを使ってないってことなんですかね。
全然そんなことはないですね。
特許も商標もとっくのとに切れてるので。
あとそもそもプランターって言葉が造語であるってことも
皆さんもご認識もないぐらいだと思いますね。
確かに。
あまりにも身近にあって普通にあるものだっていう感覚ですよね。
そうですね。
コップとか箸とかそういうレベルで普通にプランターと思ってたので、
何も考えてなかったっていう感じですね。
アーバンファーミング、今やってらっしゃる事業のイメージ
もうちょっと知らない方のために詳しく教えていただきたいんですけど、
よくテレビ番組とかで屋上で農業をやりますっていうと
すごい大きい畑みたいなのを作っちゃったりして、
僕一部の人に聞いたんですけど、
下手にビルの屋上で土入れるとビルが壊れるからやめた方がいいとか
いう話聞いてるんですけど、
実際プランティオさんでされてるのはそういうのも配慮されて
どっちかというとプランターの延長上にあるようなイメージでいいんですか?
そうですね。プランターの延長上にありますし、
ビルの上でそういうのをすると壊れるとかは全くないですね。
僕らはちょっと特殊な工法でもあるんですけど、
枠を作りまして、そこに不織布を敷いて水が抜けがいい状態で土を入れる
そういうレイズドベッドを作るんですけど、細長い。
一見畑に見えるようなプランターを作ってビルの上に置いてますね。
当然耐火重計算ですとか、屋上栽培用の軽い土とかもゼロから開発していますので、
問題はないと言いますか、問題がないようにやってるっていうところですね。
なんとなく取手付けでやってるのとはわけが違くて、
屋上栽培専用に新しいテクノロジーが多分に詰め込まれてるっていう感じなんですね。
そうですね。やっぱり何にも考えないでやるとコーキングが穴が開いたりとかしてなっちゃうんですけど、
我々はそういうのを百も承知ですから、そこはちゃんとケアしながら作ってますね。
僕、セリザーさんのことは、というか、プランティオさんのことは
わりと何年か前から注目して見てみさせてもらってまして、
とてもとても興味深いなと思うのが、このコミュニティの形成の仕組みですよね。
以前僕、食べ物ラジオの方でも勝手ながらプランティオさんの活動を紹介したことがちらっとあってですね。
ありがとうございます。
やっぱり僕は当時から感銘を受けているのは、
インターネットとアプリを使った仲間作りというか、
これどういった思いで始められたとか、実際今どういう仕組みで稼働されているのかも詳しくお聞かせ願えればと思いますが、いかがでしょうか。
ありがとうございます。
ヒントはやっぱり江戸時代の寺小屋を中心とした、後とか後とか呼ばれたコミュニティシステムでして、
かつて日本の場合だと米を育てて、米を年貢として、
家庭経済、法定家庭経済ができるまではそうしていましたよね。
で、あとエジプトとかだと小麦を育てる、5000年前に小麦を育ててファラオに献上していたっていう。
みんなでやっぱり食を担保する、小さい村々が各々にコミュニティで食を担保するっていうのがやっぱりあるべき姿なのかなと勝手に思ってまして。
で、やっぱり野菜栽培、やっぱり僕らもずっと祖父の代から見てますけど、野菜栽培って必ずコミュニケーションのハブになるんですね。
で、あの花芽すごくよくできたよねとか、今回の芽かきよくできてトマトがいっぱいになったよねとか、そういう会話になるんですよ。
生きるために皆さんやられてるので、そこがやっぱりそういう人間の根本的なデザインなんじゃないですかね。
それをテクノロジーで僕らは、僕らの場合農園がフォロワーとメンバーっていうグラデーションがあるんですけど、
この農園は好きだからフォローだけしよう、でイベントのお知らせが来たらイベントだけ行こうとか、
でもここは家が近いからちゃんとメンバーになってお手入れと収穫をしようっていう、農との関わりってグラデーションがあるんですよ。
農業ってなっちゃうと、もう俺知らねえ、私知らねえ、農家がやるんでしょ、お金出せばいいじゃんってなるんですけど、
いざ農ってみんなでやろうとすると一生懸命やられる方と、ちょっと遠くから見ててサポートしてる方ってグラデーションがあるんですよね。
でその制御がテクノロジーがないとできないんですよ。
もちろんアナログでやれればいいんですけどやりきれないので、
そういうところとかもやっぱり昔の古い江戸時代の本とか図書館とか行って紐解くと、
やっぱり関わりのトーンを制御できる技術っていいなと思ってデザインしてますね。
実際どう?今地域コミュニティで畑やってるじゃない?
やってるね。
実際田舎サイドで、アーバンじゃないけど田舎サイドでやってる側から見て。
畑はね、エコロジーライフ研究会っていうところの中で農業体験っていう事業として、
近所の農家さんとかそういった方と、農業体験にずっと参加されてた方と一緒に運営をしてるんですけど、
やっぱり農業に関わろうというか初めてやるって人が結構多くてですね。
で、垣川のこの田舎であっても土に触るタイミングがないから入ったっていう方が大多数いらっしゃって、
その方たちと一緒にやろうってなると何をしていいかわからないので、
草刈り指定の一つでもなかなか情報共有ができなかったりとか。
で、今思ったのが今年の夏、今の時期から初めて今回取り組みとしているのが、
各々に自分の苗を植えて管理しようみたいなことをやってるんですけど、
それでコミュニケーションは今LINEでその生育状況を上げていったらいいんじゃないっていうのを一緒に考えてやったんですけど、
多分僕どっかでふわっとやっぱプランティオさんのGLOWのアプリをなんとなく想像して、
こういうコミュニティじゃないといけないんだなって思いながらやったので、
実際子供たちのやっている姿がLINEに上がってくると、過去ないぐらい盛り上がってます。
そうですよね。その一連の動作が自動でできるのがGLOWシステムなので。
ちょっと入れてみようかなと思いつつ、ちょっとオープンな回ではないので、
なかなかその辺がちょっと違うのでどうしようかなっていうところですけど、
実際アプリケーション、僕もさっきインストールして色々触ってみたんですけど、
やっぱ仕組みとしてすごい面白いなと思って、これなんか田舎こそこれから必要になるのではないかなって思いつつ、
全然都会関係なくても意味あるなって思いながら見てました。
そうですね。おかげさまで今日本中で僕らのシステムが入っている農園が出てまして、
みんなで作るアーバンファーミングマップって検索していただくと、GLOWシェアってサイトが出るんですけど、
そこに僕らが運営しているアーバンファーミングマップがあるんですけど、
そこに僕らが運営している農園もあればしていなくて、
そうやって見える化して伝えたいっていう農園もどんどん登録していただいてまして、
すごい数伸びてるんですよね。農園自体も公開と限定公開と非公開ってできますので、
例えば限定だとしても限定公開していただければ、
ここに農園があることは伝えられるんですけれども、
現地に行ってQRコードをスキャンしないとメンバーにもフォロワーにもなれないみたいなそういう制御ができます。
そうなんですね。
ちゃんとうちにも対応していただいてるんですね。うちのタイプでも。
めっちゃ食いついてる。
本当にどうしようかなと思ってたので。
っていうのも実はここ数年、別に父の代祖父の代からそうなんですけど、
アナログな農園って結構辛辣なことを言って、
3年から5年ぐらい頑張って運営するんですけど、
それ以降急速に盛り上がらなくなるんですよ。
私の父の時代にはヒッピー文化があってめちゃめちゃ流行ったんですね、コミュニティ農園って。
じいさんの時代には戦後の食料なんで、うむも言わさずみんなやってたわけですけど、
でもあの時代にできたコミュニティ農園って一つも残ってないんですよ。
そうなんですね。
やっぱり僕らが紐解いていくと野菜栽培を教える人がいない。
いたとしてもその方が高齢化してコミュニティと共に老化し、
その人のフィロソフィーについてこれる人しか最後は残らなくなって、
パラパライベントしか来ないと。
あとは1年間の農の営みがどれだけ有意義だったものが
デジタルレコーディングして数値化して示すことができない。
じゃあその農園何人来ました?とか、
どれくらいのコミュニケーション活性度ありました?とか、
イベント何回開催されました?とか、
CO2年間でどれくらい削減しました?生ゴミどれくらい削減しました?
っていう振り返られるものがないと、
行政の人もある時担当が勝手、
なんでこの営みやってるんだろうって言って、
いきなりバシャってしまったりするんですよ。
なのでアナログのコミュニティ農園やってる方からの相談も多くいただいてます。
で、グロウのシステムを入れて1年間どうだったかっていうのを
ちゃんと数字を示して行政に伝えたいと。
そういう感じです。
確かにこういうコミュニティで回していくってなると、
やっぱり誰が水でやったかとかそういう話とか、
草刈りいつ誰がやったかって、
自分でやったよって言わない限りは分からなかったりするんですけど、
これをLINEグループでやろうと思うと、
自分頑張ったよみたいな感じで上げづらいっていうのもあったりとか、
コミュニティでやってるといろんな言いづらさっていうのはどうしても出てくるので、
こういったアプリで報告しないと他の方も見ないといけないからっていう
建前があったほうが、
それはそれでコミュニケーションのハードル低いのかなと思いました。
もう時間ありだけど一つ最後もう1個聞いていいですか。
その農作業に関わるナレッジって、
今までのアナログだったらベテランの方がいて、
人から人へみたいな感じだと思うんですけど、
これはGLOWのコミュニケーションの中ではどんなふうに体現されてるんですか。
そこがIoTアグリセンサーGLOWコネクトの中核のミソなんですけど、
GLOWコネクトこういうヘラみたいな形してるんですけど、
土壌の温度センサーがついてまして、
土壌の温度の積算を計算してるんですね。
例えば今日土の中の温度が15度でした。
明日も15度でした。
明後日も15度でした。
15足す15足す15です。45度ですよね。
こういうのを積算温度って言いまして、
例えばバジルの場合だと積算温度が100度に達すると発芽するんですよ。
トマトの場合だと1000度に達すると赤くなるんですね。
ゴーヤは1800度で黄色くなります。
っていう植物は絶対アルゴリズムがありまして、
なので僕らのGLOWコネクトはその水位をモニタリングしてるんですね。
なので北海道みたく積算スピードが遅いところでは、
コミュニティに対して、
あと7日でメガで回すって言いますし、
逆に積算スピードが速い沖縄では3日でメガで回すっていう通知がいくっていう仕組みなんですね。
なので指した場所に的確にガイドができるっていう仕組みなんです。
それが数日前に来るので、
数日前に何か間引きしてくれって来てると。
じゃあ今日僕やりますね。
明日水やりお願いしますっていうのをコミュニケーションでやり取りしながら、
みんなで野菜栽培、食を担保していくっていう仕組みですね。
すげえ。
僕さっきのお話をね、
タクとセリザさんのやり取りを聞いていて、
一つ懸念点を感じたのが、
みんなでやっていると、
ナレッジの差分がどうしても出るじゃないですか。
本当に仲が良ければいいんでしょうけど、
ちょっと距離感のあるコミュニティだと、
なんでこんな時に水やりやがって寝腐れしまうじゃねえかって怒る人が出てきたりとか、