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まだ本人から連絡は来てないんだけども、ある大学のキャプテンが言ってたのが、「○○くんはコーチのところで泳ぎたいって言ってるので、よろしくお願いします。」みたいな話をもらったんですよ。
大学の1回生で、うちに入ろうというふうに決めてくれた子がいるみたいですね。
その子は、この間直接会ったんですけども、パッと見た感じ、あんまりうまくコミュニケーションが取れないんだろうなと、一人で頭の中でよく考えている子なんだろうなというふうな印象を受けたんですね。
実際に彼の動いている動作を見たときに、あまりにも技術力が低くてびっくりしたんですよ。ただね、競泳なんでタイムは記録として残ってるんで、記録を見るとものすごく早い。
まあ今の本当に中四国の大学生を引っ張る、リードするようなレベルのタイムを持ってるんだけども、全然そんなタイムが出そうな雰囲気は全くなかったんですね。
それで僕はね、なんか不思議に思ったんですよ。なぜ彼はこれぐらいの実力を持ちながら技術力が低いんであろうかっていうところと、なんかそのスイマーの雰囲気みたいなのを持っていない点はなぜなんだろう、この2点が気になったんで、彼をちょっと質問責めしてみたんですよ。
その時に言ったのが、中学校2年生から始めたんだというところで、クロールしか泳げない。他の種目は泳げないって言ってもそれは一般の人より泳げるけど、パッと僕は見た感じ、あれ全然これ技術低いなと思ったんですね。
で、その時僕は思わず笑っちゃったんですよね。どうしたら本人はね、え?みたいな。なんかなんで?って思ったと思うんで、いや違うんだよと。君をバカにしたわけじゃないから勘違いしないでほしいけど、うちにも全く同じ奴がいてねって。
中二の時にクロールしか泳げなくてやってきた奴がいて、そいつが今高校3年生なんだ。君と全く同じ経歴を持っている子がうちにいるっていうことがすごく面白いと。だから僕はこういうちょっと変わった経歴を持った子が伸びていく過程っていうのを作るのが上手いから、うちとは合ってるんじゃないのかなっていう話はその時したんですね。
で、「コーチ、僕の泳ぎを見てください。」と言ってきたんですよ。口数も少ないけど、水泳のことになると喋れるみたいな。で、「ああ、わかった。見るよ。」って言って見たら、なんかね、うまい動きはするところもあるけど、君ここが足りないよねっていう話をしたら、それはコーチにも言われました。
ここを修正すればもっと伸びるよって言われて、今それに取り組んでいる途中ですって言って、じゃあどうやって取り組んでいるのって聞くと、こういうふうなのって。それもだいたい合ってたんですね。
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で、「ちょうど僕が今チームに課している内容とぴったりだったから、こんな練習方法があるよ。これをするとそのキックを覚えることができて、結果足首の柔軟性の向上も望めるから、キックによって体を動かして上半身の君のいいリズムをとれる上半身の動きと合わさると確かに伸びるでしょう。」っていうね。
で、「それはコーチ、だいたいそれをやれば何秒でいけるんだと。君のタイムが100mの自由形が50秒8か6かだって言ってたけど、僕はそれをちゃんと合わせれば49秒前半までは端スイロだったら出せるよと思う。」と。
で、「そして君の泳ぎは端スイロ向きではなく長スイロ向きだから、このキックを長スイロで連発して打てるようになってくると、長スイロで勝負ができるようになる。そうなると面白いよ。」っていう話をしたんですね。
もちろんこれは、僕、普通の子にはあんま言わないんですよ。君は何秒になるからどうとかっていうの。
それで勧誘することは簡単なんだけど、それって嘘でも言えちゃうからね。
だけど、この子はここまでいけなければ、僕がちゃんと育てれなかったんだっていうふうに思う責任の範囲内だったから伝えたんです。
でも本人は、「え?そこまでいけるかな?」みたいな感じではあったんですね。
だけど、見ててもらったらきっと伸びてくる。
ただ、この子でも直接僕に連絡は来てないんですよ。
その水泳部のキャプテンに、僕はコーチの元でやります、みたいなことをどうやら言ってたみたいなんですね。
だから、来るか来ないか確定するまではその子はうちの子ではないということで、あんまり考えはしないけど。
でも来た時のようにプランニングはある程度立てておかないといけないですので、そういった形でやっていこうかなというふうに思ってます。
なかなか大学生で、僕、興味はあるんですよ。
大学生が何をすれば、どんなトレーニングをすれば早くなるか。
本当に大学生を教えたいなという気持ちもあるんですよね。
ただ、それとメンツであったりとかカテゴリー的なレベル感が揃わないことが多々あったので、
なんかそうだね、すごく言い方に語弊はあるけど、
中学生の途中ぐらいから始めて、水泳が楽しいまま高3を終えて、大学生でもうちょっと成長したいなって思う子の方が、
例えば突き詰めて小さい時からずっと水泳をやっていることよりも、水泳に関する固定概念みたいなのがないんですよ。
だから、俺はこれぐらいだろうじゃなくて、僕はここまで行きたいんだけどどうすればいけるんだろうという思考に近いので、
そういった子の方が伸びやすいと。だからこの子は結構面白いんじゃないのかなって感じがしてます。
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もう一人今入っている大学生の男の子は、やっぱり国立大学一生懸命勉強して受験してましたので、
ブランクがあるんですよ。だから練習はものすごいしんどそう。もうなんかヨレヨレになりながら、
昨日も泳いでて、お前大丈夫かって話をしてましたけども、いやめっちゃきついっすって言ってて、
でもうちのチームすれば試合前だからちょっと軽めの練習をしてるんですけども、それがしんどいなって思うぐらい、
高校生ではそんな泳ぐチームではなかったので、うちも決して泳ぐチームではないんですけども、
慣れてもらえたら早い段階でいい結果が出るんじゃないのかなと思ってます。
僕は大学生入るときに所属クラブと専門種目とかベストタイムとかっていう、
所属クラブは会う機会があればそのコーチとお話はしてみたいなとか思うし、
ベストタイムとかは参考値としてね、もちろん押さえられるけど本人にも書いてもらうと。
あとは今年の目標と大学卒業するまでの目標は書いてもらってます。
これは今の段階じゃあんまりよくわかんないと思うんですよ。大学で何したいってよくわかんないけど、
ある程度書いてもらってる。これは年間契約で組んでいくんですけども、
もし次の年やるってなったときに、とりあえず夏までやってみたけど、ここから先君はどうやって伸びていきたいんだいっていう話をしていきたいので、
大学生の感覚に徐々にスタートしていく、まだ本当に高校生に毛が生えたぐらいの感覚ではあるんですけども、
そうやってだんだん大学生の後半になったらね、成長していくような姿を見れるといいなと思ってます。
最初はね、でも僕本当にあんまり入れたくないなと思ってたんですよ。やっぱり今ここにいる子たちが非常に大切で、
だけどやっぱ本人と会ってしまうとね、その本人の思いをちょっと聞くと、
なんとかしてあげれるんじゃないのかなっていう思いも出てくるんで、そこがね、やっぱ会うまでは結構ネガティブ的な
もういいやいいや、そんな入れるというよりは、って思ってたけど、会うとね、よしみんなでやろう、みたいな、なんか単純なんですけどね。
そんな風な思いになったので、非常にレベルの高い大学生が徐々に入ってきているので、そこをどう生かすかっていうのをね、またちょっと次の話にしてみようかなと思ってます。
ということで終わります。それではまた。