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昔からね、ごくたまにだけどふと思うことがあって、あれ?これ勝ちたいのは俺だけだったっけなぁ?みたいな感覚。
で、これは例えば自分がやってきたことと、実際にじゃあ選手が今体現していることの中にズレがあったりとかしたりとかしてね。
あれ?なんか、うーんって自分の中でモヤモヤというかね、なんかこう一瞬虚しい気持ちになる瞬間っていうのはあったりするんですよ。
これがない方がいいとは僕は思わないんですよ。やっぱりその危機感というかね、熱量とかズレをキャッチする能力としては絶対的に必要なんだけど、
この気分になった時ってね、なんかテンションが上がらんのですよね。
ああ、なんか違うなぁとかって思っている時に、大概その気分を変えてくれるのは前向きな選手の一言だったりするわけなんですよね。
で、昨日もやっぱその、なんだろうな、なんかちょっと違うよなとか、なんか違うよなとかって感じている時に、
ある選手が、自分はコクスポの県代表になりたいんですって、そこに行きたいんですって、標準記録はこうで、何年以内に行きたいんですとかっていうのを大学生が言ってくれて、
ああ、分かったと。じゃあそこに向けてやれることをしっかりやろうと。
で、目標っていうものをちゃんと口に出してくれるのは、もちろん指導者としては非常に嬉しいですし、
自分の思いっていうのを伝えてこれるようになったなっていうのをすごく感じているんですね。
で、この子自体は高校生までは本当に練習が嫌いで、練習に来なくて、逃亡して前の所属クラブを辞めてたりとか、
練習あまりしなくてもそんなタイム落ちないからって言って、練習をしないまま高3で戦って、
で、引退入ってね、地区で3番までに入ればいけるんだけど、四国だったら四国で3番とかね。
それを0.1秒で4番とかね、そんな感じで終えたような子なんです。
もともとポテンシャルはあるけど、なんかこう、火がつかないというかね。
そんな子。で、練習しなくても自分はそこそこ泳げるんだって、そこに満足してた子が4月ぐらいかな、なんかちょっと変わってきて。
で、練習し始めて。で、タイム上がってきて、チームの中でも、あ、こいついいなって思うような存在になってきて。
気づいたら、僕自身もね、彼やったらこの流れしっかり変えてくれるかなとかって思って、
重要な順番で練習中に置いてみたりとか、そしたら周りの雰囲気は少し変わったりとか。
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で、一番感じてるのは、昔から知ってる子たちは、え、どうしたと。なんでこんなに変わったのっていうぐらい変わってると。
だからその子が自分がやりたい目標っていうのを、本当に突然言ってくる子なんで、突然ポンって言ってきて。
で、僕はそれでね、まあやっぱそうだよなと。やっぱなんか違うな、なんか違うなって思ってても何も解決しないし、
じゃあこうやって、僕のことを信用してくれて、信頼してくれて、自分がやりたい目標っていうのを伝えてくれるような選手もいる中で、
自分が思っていることもやっぱしっかりこいつらに伝えるかというふうに思って、
練習のメインセットの前にちょっと話をして、で、このままじゃまずいぞと。どうすれば勝てるかっていうのを考えたときに、
20数年勝てなかったものを変えようとしてるんだぞ。このままダラッとした雰囲気で入ると、変わるものは変わらないし、
1年間しっかり準備してきたものの結果っていうものに対して非常に無駄になってしまう。
俺はそれは嫌だと。君たちはどうなんだと。まあいう話をして、ちょっと厳しめの、辛めのコメントを言いつつね。
で、最後にはね、今週までは俺は口うるさく言うぞと。お前ら油断すんなよと。こんなんじゃ勝てねえぞって言うぞ。
ただ来週からはもう勝つことだけを考えて、その発言を変えていく。しかしながら、今週のこの準備は油断してできるようなレベルでもなければ、
そんなことしてる場合じゃないんだよって。泥臭くっていうことがわかるか。これを体現して戦わなきゃいけないんだよっていうのをね、
そっから先の練習は非常に満足度の高いトレーニングができたかなというふうに思ってます。
やっぱり、思ってても伝えないっていうのは良くないし、思った瞬間に伝えても良くないんですよね。
今っていう機運っていうのはもう僕は自分の直感を信じてるんですけど、今回はずっと放送を聞いてくれた人は思ってると思うんですけど、
僕は違和感というかね、危機感というか、そういったものを感じてるという話をしてたんですけど、
いつ言うかってすごい大事だったんですよね。そのタイミングを全体を見ながらやってたんだけど、
不意に横から強烈なエネルギーで向かってくる子がいて、そのエネルギーで僕はある種充電されたというか、
ニューンと元気になってね。そして昨日バッと全体に向かって案内をしました。
やっぱり言ってることを理解してくれたら一番いいんだけど、なかなか言うタイミングであったりとか言う言葉っていうのは、
どんなに選んでも全員が100%理解してくれるっていうのは難しいなというふうに思うんですよ。
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ただ、ただですよ。スポーツを真剣にやってきた子たちだから、熱の高い本気の言葉っていうのは、
もしかしたらその言葉全体の理解度っていうのは、100に満たない子もたくさんいるかもしれないけど、
熱量だけは絶対に受け取れるんで、よしって思って一発持ってくる力っていうのは、
ただ言葉を何か羅列して伝えるだけではなくて、そこに熱量がどれだけあるのかっていうのは必要なんだろうなというふうに思ってます。
だから火を注ぐみたいなのってすごいエネルギーを使うんですよね。
僕も話した後、やっぱテンションを上げて話してるんで、感情の乱れもあるし、そうなるとやっぱ疲労感はあるんですけども、
ただ、頑張ってやってくれる。そこに応えたいと思ってやってくれるのを見ると、
なんかやっぱ言ってよかったなとは思います。本当に難しいんですよね、このタイミングがね。
もちろん長くやってるんで聞かせる力っていうのも多少なりとあると思うんですけど、
全員にハマる瞬間っていうのは、僕はやっぱ危機感を持って最大の準備をして、
準備が終えたら、あとはどれだけリラックスして自分の力を発揮できるか、それがちゃんとできれば結果を出せると思ってるので、
そこに至るまでの準備っていうのは、本当に一つの巨大な生き物に対して対応していくような感覚ですよ。
なんか大きな生き物がいてね、そいつらが全体的に元気なのかどうかっていうのを見ながら、
都度餌をやったりとか、舌毛切れしたり散歩させたりして気分変えたりとかね、いろんなことをしながら、
最終的にその一つの生き物がドーンと爆発していく瞬間みたいなのを作り出すのが僕のやるべきことですよね。
なかなか難しいなとすごい思ってるんですけど、諦めずにやっていこうと思っております。
モヤモヤが出てくるのも子どもたちのことを見て思ってたし、
活力が出てくるのも子どもたちからですので、やっぱり子どもが、選手が目の前にいないとコーチっていうのは存在できないので、
難しいけどそれを繰り返して少しでも上に行きたいと心から思っています。