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憧れるのをやめましょう。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。
これは大谷翔平があの場面で放った言葉として非常に有名だと思うんですけども、それ僕、リアルタイムで聞いてた時に、いいなぁとは思ったんですよね。
いいなぁとは思ったんだけども、今、あの場面でこの言葉を言えるっていうことが、すでに強いやつなんだなっていうのを改めて認識しました。
というのもね、もうすぐね、コクスポっていう大会があるんだけども、日本トップレベルの選手がいて、僕はプログラムを見るだけでワクワクするし、
その選手たちと肩を並べるのかと思うと、ものすごくドキドキ興奮するんですね。
ただ、ハッとされたのが、出る選手がね、「コーチ、どうやってやったら勝てると思う?」って。
何をしたらもっと上に行けると思うかという問いをしてきたんですね。
その瞬間に僕ね、最初に言った憧れるのをやめましょうが、頭の中でリピートされたんですね。
で、そのまま言いました。有名な選手やけど、今日は憧れる。今回の大会に関しては憧れるのをしっかりやめて、戦いで勝ちに行こうぜと。
そのためにお前に必要なのはな、という話をしました。
僕が滋賀に行って大会を見ることを楽しみにしているのは、彼を見ることも楽しみなんだけども、有名選手、いわゆる僕も好きな選手たちが出ている、本当に日本トップの選手たちが出ていることを見るのがすごい楽しみで。
で、それとうちの選手が肩を並べてくれたらなお良いなというふうな感覚でいたんだけど、いつも彼はね、僕にハッとする機会を与えてくれるんですね。
で、戦いに行くんだと。自分は戦いに行くんだと。だからどうすれば勝てるんだと、いう話をしているときに、そうだよなと。
勝ちに行かんとはあかんのに。憧れててもしょうがねえよなって思ったんですね。
で、そこで大谷翔平があの場面であれを言うことの意味で、そして周りがハッとして本気で勝ちに行こうとしたっていう雰囲気、空間を作ったっていうのは、やはりスポーツのジャンルは違えど偉大な選手なんだろうなと改めてね、再認識しました。
で、じゃあ勝つためにどうしたらいいかっていうのを考え出すと、やっぱりここはこうしてほしいとか、そこはこうしてほしいとか、具体的なアドバイスもできるし、具体的に勝つためのプランニングを立てることができるわけですよ。
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ほらねと。やっぱり勝ちに行かんと勝てねえよ。いやー一緒に泳げてよかったなとかじゃなくて、勝ちに行くぞという形を作ると。で、まあ別にこちら側には失うものは何もないので、もう挑戦してね、しっかりと勝ちに行くと。
で、振り返るのは後でいいと。で、なぜ選手はこうやって本気で勝ちに行こうって考えれるかっていうと、僕は時間軸だと思うんですね。例えば、保護者の人だったら、過去、その子の過去を知ってて、現在も見ながら未来も平行線で見ることができるんですよ。
つまり、こんな苦労をしたよね。今ここにたどり着いてて、将来的にはこうなってるだろうな。もしくはこの大会でもう最後なんだよなとかっていうのが分かって見てますよね。分かって見てる。となると、なんかいろんなところを見るんですよ。過去を見て、今を見つつ、先を見るみたいな。で、コーチは過去はあんま見ないですけども、まあ今とその先を見るんですね。
だから、ここでこれぐらいまで行っとけば、その後1年以内にここまで行けるであろう。まあその現在と未来を見るお仕事をしてるんですけども、選手はどうかっていうと、今に生きてるんですよ。この瞬間。だから、ここで勝ってくれたら将来的にこうなるなとかっていうよりも、今、隣にいるあいつに勝つ。
そのために何が必要なのかっていうのを考えているのが現役の選手なんですよね。で、その今にその子は何を考えてるのかっていうのは、コーチとしては想像するんだけども、時にね、その今っていうのを、もう今日で死ぬっていうと言い方悪いけど、まあその覚悟を持って今挑んでるんだっていう子に出会うと、こちら側、指導者側としてはハッとするんですよね。
ああ、そうかと。で、ちょっと自分をね、何やってんだよって、ちょっと自分を叱りたくなりながら、ちゃんと前に進ませてくれる。たまにそういう選手に出会えるんですね。だから僕も、憧れがね、やっぱり選手、現役の選手より僕は、やっぱり周りの選手たちを知ってるから、その人たちのヒストリーも知ってるわけですから。
いやまあ偉大だよなって。まあその、もっとなんかその、身長で言ったら、まあそれは180超えてるけど、僕の中では3メートルぐらいに見えるんですよ。3メートルぐらいに。だからそれぐらいの人たちに、じゃあどうやって勝とうかなっていうと、鼻から思考を諦めてしまいがちになるんです。これ無意識に、怖いことにね。
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だけども、今実際にやってるやつにしてみれば、まあ身長なんてね、5、6センチしか変わんねーよと。今なんだと。っていう話になってくるんですよね。だから、今を見てるその選手に、僕も会わせないといけない。
で、あんまり選手に出遅れることはないけども、彼はやっぱりその、まあパッとね、前を見てて、そこに対して純粋に勝ちにこだわってるっていうところが、なんか面白いなというふうに思いましたね。
だから、憧れてでも大事なんですよ。その人の背中を追いかけてきたとか、自分がまだまだ早くなかったときに第一線で活躍してる選手がいると、でもそれを過大評価せずぶっ倒すんだというふうになってるのが、やっぱ現役選手の強さなんですよね。
なんかそれをちょっと忘れてた。あまりにもなんか駆け足で日本のトップまでこう、登り詰めようと考えてるがゆえに、自分の想像をちょっとよりも早いスピードで、彼自身は彼のスタンダードを生きてるんですね。
だから彼のスタンダードのその先に行かないと、僕はコーチとして彼にコーチングをしていくのが難しくなるから、だったらもう誰が今日本で一番早いんだと、なんでそいつが早いんだっていうのを考えていかないと、なかなかアドバイスができなくなるよなって感じましたね。
だから選手の後ろをついてっていくのではなくて、やっぱり僕も思考をアップデートさせないといけないなっていうのをね、すごく感じました。で、時間軸の話はしたんですけども、これはね、あのスポーツをしてて、ある程度結果出した人って、その結果を周りから見れば凄まじい結果を出してるなっていう時も、本人はそれが当たり前の世界で生きてるんで何とも思ってないんですよ。
ただ、そういう人たちも一生懸命頑張って、自分が大人になって現役時代の自分を振り返る瞬間があれば、その時に、いや、あの時はよく頑張ったよなって思えると思うんですね。それぐらいでちょうどいいと思うので、選手としてはね、貪欲に、価値にこだわってほしいし、ビッグネームというふうに本人が感じてるかは知らないけども、
僕は、今も現役を続けてる日本トップレベルの選手たちにリスペクトは込めてるけど、やっぱそこでね、どう勝てるかって言われた時に、別に名前で勝負してるわけじゃねえもんなって思ったんですよ。
だから、過去にこれを成し遂げた人、この記録を出した人、でも、今現在それでいけるかどうかっていうのはまた別の話だから、やっぱり今強い奴がこの大会で勝つんだろうっていうごく当たり前のことをレベルが高くなると、なんか見れなくなってた自分がいたので、一つ成長したかなと思います。
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誰が相手であろうとぶっ倒す。この気持ちはもしかしたら、僕は若い時のコーチングの方がそれを持ってた気がする。レベルなんか関係ねえんだ。うちが勝つんだっていうね。でも、その時には技術、教えるだけの技術力は今とは比べ物にならないぐらい低かったと思うので、気持ちだけで持っていってたところはあると。
今は技術がそれなりに成長してくると、どこかで可能性の枠っていうのを狭くしてしまいがちになるんで、今こそね、若い時のあの気持ちをちゃんと持たないといけないなと。
なんかこの刹那とか、一瞬に生きるような、なんかその感じ。もう明日のことは知らねえぞと勝負をかけていくような、あんな気持ち。で、子供にはやっぱそういうストレートな表現。熱のこもったストレートな表現がね、伝わりやすいと思うので。
まあ今回ね、僕はもう大谷翔平のね、憧れるのをやめましょうと。勝ちに行きましょうっていう、その言葉をね、ちゃんと頭に叩き込んで現地に乗り込みたいなと思ってます。まあでも別に見るだけなんでね。特に何かっていうことはないけど、やっぱ不意に聞かれるんですよ。どうだったとか。
言われた時に、こうやったって言える材料はちゃんと持っとかんといかんので。まあまあ、一流どころと戦うことに変わりはないですけども。うちだって一流なんだという気持ちを持ってビビらず、本当に失うものはないので、ドカンと言ってほしい。
まあその点ね、インカレでちょっと決勝でビビっちゃったっていうのは、彼にとっても悔しいし、僕にとってもいやまだ彼が伸びるなと思う材料なので、悔しさをね、ちゃんと胸に秘めて、次こそはという気持ちで向かっていってほしいなというふうに思っております。
ということでね、今週末はね、たぶん会場に着いたら、わーすごいなー、あの人もこの人もいるってなるけど、その50m自由形の勝負だけは全員敵やと思って、一発やってきてほしいなと思っております。ということで終わります。それでは。