こんばんは、ミツノです。おはようございます、朝川です。スーパーナチュラルハイテンションズ第34回やってまいりました。やってまいりました。今日はちょっとおすすめブログの話をしたいと思います。
これ最近更新途絶えちゃってるんですけど、だいぶ趣味、僕の趣味強めなんで、相羽純一さんっていう方がいらっしゃって。初めて聞くことは聞きますね。
たぶんね、スリーやってない人は初めて聞くと思うんですよ。この人、もともとどういう人かっていうと、ブラックバスを吊る大会の日本最高峰のプロだった人だったんですよ。
2010年までバスプロの中で本当に最高峰の50人しか出れない大会をトップ50って言うんですけど、そのトップ50の中でも
トップオブトップ。年間でだいたいランク10以内には確実に入るみたいな人で。それでさ、日本のトップってこと?日本のトップです。日本のトップね。めちゃくちゃ釣りうまい人なんですよ。でも
スポンサーもいっぱいついて、おそらくその釣りだけで生計を立てることができる数少ないプロの釣り人だったんですけど。
例えば釣り具屋さんに売ってる釣竿をプロデュースしたりとか?そうですね。その頃、2009年とかその時って相場純一モデルみたいなのがちゃんと出てたり、シグネチャーで。
釣りしてる人はもうだいたい知ってるぐらい?ブラックバスとかルアーフィッシングしてる人は結構知ってる人多いと思うよ。
で、もうルアーとかもこの人が作ったルアーは超釣れるんです。完全に実力で言えば日本のトップオブトップの人だったんですけど、
ある出来事をきっかけに、2010年に永遠に釣り業界で生きていけなくなっちゃったんですよ。
それってさ、そんなに重い罰かせられるの?そうなんですよね。これは本当に業界の中でのルールというか、釣り人としての、釣りプロとしての
矜持に背いっちゃったっていう。どういうことをやってしまったかというと、トーナメント、バス釣りのトーナメントって基本ルアーしか使っちゃダメなんですよ。
基本的にもう絶対ルアーしか使っちゃダメなんですよ。ルアーっていうのってさ、僕釣りしてないからわかんないんだけど、モギー的な魚だったりするものだよね。
要はギジエ。ギジエ。ギジエの中にも2つタイプがあって、木とかプラスチックで作られているハードルアー、要は材質が硬いルアー。
よりちょっと餌に近いみたいな、ビニール素材で作られているワームっていうね、柔らかい素材のものがあるんですけど、バスプロの世界だと使えてもワームまで。
環境を考慮してエコ素材っていうのは再生する、分解される素材でしかトーナメントは釣ることができなかったり、結構厳しい縛りがあるんですけど。
要するに本物の餌を使うと臭いとか、いろんなもので魚が勝手に食いついちゃうんだけど、偽物の魚でいかに泳がせる?
そうですね。やっぱりサオを操って、ルアーをより餌に近い動きで、演技させる、ルアーを餌に近い動きで。
そこにやっぱり技術っていうのが開在するってことだよね。そこがスポーツフィッシングみたいな、醍醐味になるんだよね。
市販されているルアーを組み合わせて、戦略を立てて、その戦略の良し悪しで、調査、結果が変わるっていう、決まるっていうのが、バスプロの世界の一番基本中の基本、絶対に守らなきゃいけないラインなんです。
競技の優越っていうのは、それどれだけ大きいものを釣るかってこと?
基本、今どうなっているかわからないんですけど、僕の知っている限りだと、バスプロのトーナメントって、まず5匹釣れば、リミットが5匹まで決まっていて、その5匹の総重量でランキングが決まるんですよ。
じゃあ、釣れてしまったものは、カウントせざるを得ないってこと?
せざるを得ないんですけど、何グラム以下だったら、キープできない。もう結果として、数えない。
リリースのルールがあったり、あとはその5匹釣っても、その後に6尾目で、その5匹のうちの1匹よりも重い魚が釣れたら、入れ替えることができると。
なかなか、いろいろルールがあるんだね。
とりあえず、5匹というリミットが決まっていて、偽物のルアーを使って、それをどうにかしてうまく釣っていくっていうのが、バスプロの世界なんですね。
で、それって、やっぱり時間の猶予があるってこと?
そうですね。基本3日間行われるんですよ、トーナメントは。
3日間!?
3日間あるんですよ。で、それが毎年5試合くらいかな。5大会くらいあって、その5大会の得点で、総得点で年間チャンピオンが決まるみたいな話なんですよ。
じゃあ、そういった大会の中で、もう許されないことをしてしまったってこと?
そうですね。このiPA11 Proは、2010年にある大会で、餌を使ってしまったんです。
やっぱりさ、そんなに違うの?
違うんです。
ルアーと餌で食いつきが。
全然違うんですよ。で、ルアーで釣ることに意味があるんですよ、その中で戦略的に。
やっぱりスポーツフィッシングと言われるものなのね。
特にブラックバスも、例えば水面で操るルアーから、いわゆる底の方で操るルアーまで、いろんな水深でバスは食べることができるので、基本はすごい幅広いっていうか、使うルアーが。
その中で、じゃあ今日のこのフィールドの、この水温の、この季節のパターンにどれだけルアーをアジャストして、
その日のブラックバスの求めているものを引き出すことができるかっていうのが、そのトーナメントの醍醐味。
深いね。
めちゃくちゃ深いですよ。めちゃくちゃ深い世界なんですよ。
ほんとスポーツフィッシングって言われるゆえがあるね。
でもバスプロのトップオブトップは、もう例外なく、もう人生をバスに捧げて、もう釣ることに捧げて、もう当然めちゃくちゃ上手いんですよ。
相場純一プロはその中でも最高、最強のプロなんですよ。
ただ、重圧があるわけですよ。常に勝たないといけない。常にトップクラスにいないといけない。
おそらくそのプレッシャーから、ある大会、その、要は、見えないようにこうアルミ缶の容器に生き海老を入れて、ボートの上に持ち込んでしまったと。
持ち物検査でそれがバレてしまって。
でもその日を境に、もうバスプロとしては永遠に活動できない。
バスプロ界から永遠に追放されて、釣り業界では活動することを許されなくなっちゃった人なんですよ。
最初の電気工事関係で見習いをして、一から実績を積み上げていくまでの記事を読んで、
なんかすごい気が引き締まるというか、その人の人生をすごい覚悟で、また再び生き直すっていう人が、
リアルタイムの過程を追うことで、自分もすごいまた頑張ろうっていう気持ちになったり。
へー、全然知らなかったそういう方がいらっしゃるの。
結構ね、やっぱ釣り業界ってなかなか応用が効かないというか、
趣味の世界なんで、そこから一旦外れちゃうと、多分ね結構難しいんですよ。復帰するのが。
この人はそれをやり遂げて、なおかつまた結婚して、ちゃんと家庭を持って、自分で会社をやりながら、
実はですね、2015、16年ぐらいにまた釣り業界に復帰できたような。
すごっ。
もちろんバスプロとしてではないですけど、今度はより楽しみの竿、釣りを楽しむための竿とかルアを提案して、
ちゃんとその釣り業界の中にも、やっぱ相場純一さんってすごかったよねっていう記憶を持ってる人がいて、
その人が声をかけて、また自分の実績を釣りの製品作りに活用したりして、めちゃくちゃいいルア作ったり、面白い竿作ったりしてるんですよ。
なんかそういう人の一部主旨を見ると、すごいね、なんだか幸福感っていうか、勇気もらうところはあるんですよね。
でもさあさあ、すごい腕を持ってた釣り師さんなわけじゃないですか。
やっぱりその方たち、その方のノウハウみたいなものが道具に反映されることによって、やっぱりその性能の向上とかがある?
ありますあります。やっぱその、もちろん釣りの世界って万人にでも使える竿を結構大手に乗るメーカーさん。
島野とか大和さんっていう二大巨頭があるんですけど、そういう会社作ってるんですけど、こういったバスプロさんたちが自分のシグネチャーモデルとして作ってる竿って、本当に万人受けはしないんですよ。
その人の思想が凝縮されている竿が作られたり、ルアもそうですけど、
でもそういった人たちの最初は板に過ぎなかった竿作りの哲学とかルアとかが、いつの間にかこれすげえなってなって、今度は次の釣り業界のスタンダードになっていったりするんですよね。
そうやってムーブメントが移り変わっていくのが、釣り業界の製品の面白いところで。
もちろん二番煎じで作っている会社もたくさんあると思うんですけど、こういったバスプロが命をかけて注ぎ込むものづくりって、本当にちょっと狂気走ってる。
竿1本でも5万円とかするんですよ。すごい高いんですけど、それだけの価値があるんですよ。
この相場純一さんがバスプロを追放された2010年の時、中学生ぐらいだったんですけど、毎月バス釣りの雑誌を買って、表紙とかに相場純一さんが出てたりして、連載も持ってて、
めちゃくちゃ自分の青春時代みたいなのを相場純一さんの記事を読んだりして、色取ってもらったっていう。
そういった人が一回ゼロからゼロに戻って、また1からやり直しているのを見ると結構感動するっていうか。
やっぱりこの年になると、釣りが好きじゃなくても一つの世界で終わっちゃった人が、次の世界に行ってまたやり直すっていうことがどんだけすごいかっていうのが身に染みてわかるわけですよね。
そういった一部集中を見れるのがこの相場純一さんのブログなんですよね。