1. なあなあ、最近何しよん?
  2. Ep-107:なあなあ、成長したい?
2023-04-29 32:07

Ep-107:なあなあ、成長したい?

世の中の当たり前に“違和感”を問いかけるインディペンデントマガジン「IWAKAN」のポッドキャストを聴いて、姉が「成長」について考えたようです。

成長って必要?/経済的成長と人間的成長/ゴール設定の罠/自分がなりたい人のように行動せよ/なぜ?に答えられるか否か/目的を決めるのは悪なのか/目的なき目的/好きこそものの上手なれ/2人のアンサー

なんかIWAKAN!Ep.31「成長って必要?それとも信仰?」
https://open.spotify.com/episode/7gTUu05OLtVJpYnzC87Sn0?si=HWPQyiCCTKmuTxy2dAr4bA&nd=1
IWAKAN Volume 06 特集 男性制
https://iwakanmagazine.com/items/6435079777bc6600292c090c
弟が寄稿した書簡集「未来の男性へーIWAKAN書簡集」
https://iwakanmagazine.com/items/643507ca14b0df002f3b0641

おたよりはこちらから(ステッカープレゼント中🎉)▷ https://forms.gle/HWfjj2D6RaEMuU7k9

Twitterコミュニティ▷ https://twitter.com/i/communities/1496838500947468288
姉のTwitter▷ https://mobile.twitter.com/OTASM9
弟のTwitter▷ https://mobile.twitter.com/bakaukeumai
弟のニュースレター> https://atsyktk.substack.com/
経済的成長 vs 内面的成長
スピーカー 2
なな、最近何してるの?
スピーカー 1
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
このポッドキャストは、フリーランスとして活動する実の姉と弟が、お互いの近況報告がてらゆるくおしゃべりするポッドキャストです。
なな、この間さ、毎回ね、私リリースを楽しみにしてる、いわかんっていう雑誌があるんだけど。
スピーカー 2
存じ上げております。
スピーカー 1
はい、あれのね、ポッドキャストがあることを初めて知ったんですよ。
スピーカー 2
あー、そうなんや、知らなかったやん。
スピーカー 1
そうそう、聞いたことなくて、で、次何号やけ出るのか。
次が6かな。
6号か、なんかその告知と一緒にポッドキャストがタイムライン流れてきて、で、しかもちょっと気になるテーマだったから聞いてみたのよね。
で、それが成長って必要?それとも進行?っていう。
聞きました。
あ、聞いた?
うん。
お、それはよかった。
なんかこう、エピソードを聞きながら、共感するところもありつつ、ちょっとなんか疑問も湧きつつという感じで聞いてて。
で、この話の中では、ビジネスの話をしてるっていうことがあるから、経済的な成長とか、規模拡大としての成長が語られてたように思ったのよね。
なんかただ、個人的に成長ってその、ゴリゴリ攻めるぜっていうタイプの成長だけじゃなくて、心の豊かさの成長とか、もう少し内面的なものでもある気がしたのよ。
スピーカー 2
そう、俺もね、タイトル見たときに、成長って必要って話のとき、人間的な成長の話かと思ってたら、結構ね、ビジネス、いわかん編集部とか、いわかんという雑誌の運営元の会社としての成長みたいな話が中心になってたから、
ちょっと自分がこう、タイトルを見たときに、心の中に思い浮かべてた成長と、若干違ったなって印象はね、俺もあった。
スピーカー 1
うんうん、たぶんなんかこの成長っていうワード自体がさ、こう、うちらが割と反応しやすいワードだったから、こう、自分たちの思った感じの内容かなと思ったら、
なるほど、確かに経済的成長にフォーカスすると、こういうディスカッション流れになるのかっていうのを、興味深く聞いてたんだけど、なんかこのエピソードを聞いて自分で考えたこともあったから、少しアンサーエピソード的な感じで、自分たちにとって成長は何なのかみたいな話を今日してみたくって、本日のテーマが、「なあなあ成長したい?」でいこうと思います。
で、まあ特に今回話したいのは、さっき言った内面的な成長について、で、うーん、まあなんかそのありのままでいいとか、無理をしないでいいっていう考え方はさ、なんかこう、最近ですごい広まってきてて、
そうね、うん。
そう、で、共感してるところもね、あるのよ。
うん。
そんな身を削って無理することなくないって思うこともあるし、
スピーカー 2
俺も結構そっち側やね。
スピーカー 1
うん、ただなんかこう、知識を増やしたりとか、なんかの理解が深まったことで、あ、なんか私ってこういう人たちとも喋れるようになったんやみたいな。
スピーカー 2
うん、あるよね。
スピーカー 1
そうそう、っていう時に、あ、なんか自分成長してるわって感じるのよ、ポジティブな意味でね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
なんかこういう成長って息苦しさはあんまりなくって、むしろ人生が豊かになってる感じがするから、
うん。
まあ自分としては結構必要じゃないかな、みたいな気持ちで、になってたんだけど。
成長する必要はあるのか
スピーカー 2
この間のあの服の服屋さんでさ、店員さんと話できるかみたいな、まあある種のね、成長みたいな感じやし。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。
成長みたいな感じやし。
あ、そうなの。
なんかまあ人によってね、この成長したいと思う気持ちも、あの成長の上限も違ってくるだろうから、
まあ一概に成長する必要はないとか、成長する必要があるっていうのは、少し暴力的な気もしたかな。
スピーカー 2
なるほど、なるほど。
なるほど。
俺はね、成長する必要はないとは思ってるよね。
うんうんうん。
その、いわかんのポッドキャストの題名に沿って言うと。
で、ちょっと成長から話が若干ずれるんだけど、
なんか成長っていうワードを聞いたときに、
うん。
俺結構ゴールみたいなものが頭に関連ワードとして思い浮かぶよね。
うんうんうん。
その、俺はゴールを設定すること自体は、諸刃の剣だと思ってるよね。
うんうんうん。
ゴール設定は必要か
スピーカー 2
で、例えばさっきお姉ちゃんの例で言うと、
今まで人と話せなかったことを話せるようになるとか、
今まで会ったことがない人と話せるようになるとかって言ったら、
未知の体験が成長を通してできるようになったっていうのは、
まあそのね、現実としてあるとして、
ただその、未知の体験をするために知識を増やそうみたいな話だと、
なんか一気に堅苦しくなる印象があって、
ゴールを設定すると、その道筋が作業みたいになるから、
俺あんま好きじゃないよね。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
で、ちょっと前に聞いたあるポッドキャストがあって、
それが、ストア派哲学についてのポッドキャストだよね。
スピーカー 1
なんかすごい、いろいろ聞いてるね、君は。
スピーカー 2
で、なんかその、いにしえのストア派哲学の教えを、
現代的に解釈するとどうだみたいな感じの話のポッドキャストで、
そのうちの一つで、ゴール設定することは必要じゃないみたいな話があって、
ゴールじゃなくて、自分がなりたい人のように行動せよみたいな話があったよね。
スピーカー 1
なるほど、それはいいね、確かに。
スピーカー 2
そう、だからつまりゴールに向かって進んでいくんじゃなくて、
自分がそのゴール地点にすでに立っているかのように日々を過ごそうみたいな話だよね。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
もう少し具体的な例で言うと、ライターになりたいから書く練習をするじゃなくて、
ライターだったら毎日書くんだから毎日書けみたいな話だよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
自己満足目的の継続性
スピーカー 2
だからこのゴールに習慣を置くか、
ゴール、自分のゴールに想定している人の姿にひも付いた習慣を作るかっていうのは、
同じようで若干違うなという印象だね。
スピーカー 1
確かに、なんかあれだね、ゴール設定すると、
なんかあれもやらなきゃ、これもやらなきゃってなるんだけど、
私はライターと思いながら生活してたら、
なんかライターたるもの、これはできた方がいいよねみたいな、
なんかちょっと枠の中を満たしていくみたいな感じがあるかもね。
スピーカー 2
そうだね。
まあ当然書くというか、というかまあ書くのがライターなのでみたいな、
習慣の一部だから、なんか作業というか生活の一部みたいなイメージ。
スピーカー 1
これはいい、いい話だね。
スピーカー 2
そう、だからその大きな、まあゴールとは俺は違うと認識してるんだけど、
なんかそのすごく遠くのぼやっとした、こういう存在で自分はありたいというところに、
スピーカー 1
日々の習慣を通じて近づけるみたいな感じ。
確かに、これはあれだわ、私は定期的にこうさんとしゃべってるのが、
これにあたるんだわきっと。
なんか毎回ね、その数年後、なんかどういうふうな生活をしてたいですかとか、
なんかその時にどういうものがあって欲しいですかという問いを投げかけられるんだけど、
その時に少し自分の中で空間とか、なんか場所とかのイメージができるから、
そうなるんだったら今これやっとこっかなとか、
なんかこれもう少し深くやってみようかなみたいな、きっかけになる印象はあるな。
スピーカー 2
でそのゴールを置かないという意味だと、
例えばさ、俺最近他の人が運営してるポッドキャストの収録に参加したりとか、
あとオンライン、オフライン、イベントでしゃべったりする機会がたまにあるんだけど、
自分でポッドキャストやっててよかったって思う瞬間って結構あるよね。
スピーカー 1
分かる分かる。
スピーカー 2
あるよね、なんかその相手の質問の仕方に関してもそうだし、
とある話題に触れた時に、
あ、そういえばこれポッドキャストで話したからあの話できるなとか、
たとえポッドキャスト収録中にしゃべらんかったことでも、
これ話そうかなって考えてたことを別のバディに来たりとかっていう場面があるよね。
でもそれってなんかもともと、
人前でしゃべるためにポッドキャストをやろうみたいなゴールを設定していたわけ、
目的を設定したわけじゃないよね。
で、ポッドキャストっていうなんとなくやりたいなと思ってたことをやり続けてた結果、
ポッドキャスト目的と自己満足目的のはざまでの成長
スピーカー 2
振り返った時に、なんかあ、成長してるかもみたいに思う瞬間が訪れてるよね。
うんうん。
で、たぶん最初から人前で話すことをうまくなるために、
ポッドキャスト始めようってなったらもう堅苦しくなってて、
修行みたいな感じで嫌になってたと思うよね。
スピーカー 1
だからあれよね、最初の頃さ、常に3本ストック作っとこうみたいな感じでやった時、
結構きつかったもんね。
スピーカー 2
そうなると仕事と変わらなくなっちゃうから、
なんかその、やりたいっていうこと柄が結果として自分の成長につながると、
だったらいいけど、すでに見据えてる結果があって、
それに向かってやらなきゃならないになると、
急になんかやる気もなそがれるし、
つまんなくなるよね、これは。
だからこそゴール設定ってなんか、
確かに自分を前進させたりとか、
方向を見失わないっていう利点もあるけど、
目的以外のものが手段になっちゃうから、
なんかそれってどうなんやろなっていう気持ちはあるよね。
スピーカー 1
なんか、例えばさ、目的の話でいくと、
ポッドキャストやってて、
初めはその習慣化することも続けることだけをさ、
目指してきたじゃん。
で、習慣化自体はだいたい出てきて、
そしたら徐々に欲が出てきて、
ステッカー作りたいなとか、イベントやってみたいなとか、
もうちょっと音質上げてみようみたいな、
改善をするようになってきたじゃない、2年ぐらい経ったら。
で、なんかそれ一つ一つ取れば、
手法の話だし、小さな改善ではあるんだけど、
なんかどこかには向かってる感じがするのよね。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
なんかそれって目的とは違うのかな?
スピーカー 2
確かに目的、目指す先があるという意味では目的っぽいんだけど、
俺の中での、俺が今まで話した目的とそうでないものの違いって、
多分、なぜに答えられるか否かだと思うね。
じゃあ、うまく話せるようになることを目標に置いて、
それはなぜ?って言ったら仕事に活かせる。
とかだったら、なんかそうやって、
俺が避けようとしている目的とかゴールの方面のことだよね。
で、俺らのポッドキャストの話で、
例えばステッカー作りたいとか、イラスト変えようとか、音楽つけようとかって、
ちょっとポッドキャストっぽくしたいよね、
番組っぽくしたいよね、みたいなことを2人で話してたやん。
で、なんでそうしたいかっていうと、別にお金のためでもなく、
自分の影響力をどうこうしたい、みたいな話でもなく、ただ単に、
スピーカー 1
自己満やな。
スピーカー 2
そうそう、自己目的的というか、やりたいからやってるんですけど、みたいな話で、
やりたいからやってるって、何かのためっていうのがないことで、大事だなと思う。
スピーカー 1
目的のない目的だね。
スピーカー 2
いや、ほんとにそう。
スピーカー 1
むず。
スピーカー 2
でね、なんか最近、これがね、ちょうどいいタイミングでして。
スピーカー 1
なになに?
スピーカー 2
2週間前ぐらいに出て、即買った、俺の好きな国文広一郎さんっていう哲学者の人がおって、
その人の新しい新書が出たんよ。
目的と自由の対比
スピーカー 1
で、タイトルがまさに目的への抵抗って言うけど。
今日、このエピソード撮るの知っとったよ。
スピーカー 2
ぐらいの。
で、この人さ、結構前の回で触れた、暇と退屈の倫理学を書いた人だよね。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
で、学生に向けた特別授業を文章化したような作りになってるよね、これは。
で、今まで俺が言ってたようなことを言ってて、ふむふむって思いながらずっと読んでたよね。
で、この人は目的と自由を対比させてて、目的からそれたところに人間の自由あるみたいなことを、この本の中で言ってるよね。
で、例えばちょっと引用すると、楽しんだり浪費したり贅沢を享受したりすることは、生存の必要を超える、あるいは目的からはみ出る経験であり、
我々は豊かさを感じて、人間らしく生きるためにそうした経験を必要としていると。
何かしらのたまたせ、ここの人間の目的を仮に生存と置いたときに、
そこからはみ出る経験とか行為とかが、実は人間らしさを作り出してるんじゃないかみたいな話をね。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
まあ、福和さん、例えば保温したりと、体のね、温度を保ったりとか身を守ったりするためにあるけど、
何かそれだけなの?みたいな。
完全食だけ食べてることが豊かな生活と言えるの?みたいな話とね、つながってきて、
で、あ、やっぱりそうですよねと。
もう結構その、ひまと退屈の倫理学でもそういう話が出てたから、
俺は何か、そうそうそうそうって思いながら読んでいたところだったんですよ。
スピーカー 1
そうね、何かこの寄り道とか余分にやることが人間らしいっていうのは確かになと思ってて、
何かただまだもうちょっと私が抵抗してみたいのは、
うち、ワークキャリアを受講する人たちって、
1ヶ月かけてね、キャリアマップっていうスライドを作るのよ。
で、何か数年後どういう風になってたいから、何か今こういうスキルが必要だとか、
何か来月はこういう風なことをやりたいなみたいなパスクリスト出したりするんだけど、
それって、作る理由を説明してないと、将来の夢を決められちゃうみたいに捉える人がいるので、
ただ何か、こっち側の意図としては、1回アメリカ行きのチケット取ろうっていう感じなのよ。
スピーカー 2
なるほど、はい。
スピーカー 1
とりあえずアメリカ行くぞって決めて、
で、乗り継ぎの空港で、やっぱインド行こうって思ってもいいっていうスタンスのキャリアマップ。
何かその目的を決めることが、アメリカに行こうという目的を決めることで、
日本から脱出はできるわけよ。
何かそれって大きな一歩かなと思ってて、
目的の設定っていうのは、目的を設定する、行った後留まるみたいな、
何かその交互にあった方が、何かヘルシーなんかなと思ったのよ。
それはどう思う?
スピーカー 2
まず目的の功用として、前進する力を生み出すっていうのは俺もあると思う。
っていうのは、目的を設定すると道筋が見えてくるから、
何をやらなきゃいけないっていうのがある程度明確になるから、
何かやりたいことがあったときに、目的を設定することでそれに向かえるっていうのは、
確かにあると思うし、そこは全然否定する気はないのと、
あと、例えば全くこれから進む方向がわからんっていう人に対して、
そういう、ある種一つの道を提示することっていうのが重要だなと思うんだけど、
スピーカー 1
やっぱり何かそれが何のためにあるのっていうところに行き着く。
スピーカー 2
あー、そっかそっか。
じゃあ、アメリカに来たら何でなの?ってなったときに、
何か最終的に、ただ自分がやりたいからに行き着いてほしいというか、
目的から成長に話を戻すと、成長の目的が何だろうな、成長が他者のため。
つまり、他者と比べて自分のステータスがどうか、
お金を稼ぐためみたいな話だと、何かそれはもう目的がある成長になっちゃう気がしてて、
結局その何でを問い直したときに、最終的に自分のもとに行き着くような成長というか、動きだと、
何かいいなって、俺は思う。
スピーカー 1
あー、そっか。だから、いいんだ。
うん。
スピーカー 2
いいんだ。
うん、と思うけどね。
目の前のことと中期的な目標
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
なんか、そこの中で多分やることによって、自分でやりたいことが見えてくるから、
じゃあアメリカじゃなくてインドっていうのは本当にあると思うし、
あと、この目的への抵抗の中で、この国分さんが言ってたのでいいなと思ったのが、
相手が、この講演の相手が学生だからさ、将来の質問とかよくされることがあるんですよね、みたいな話が出てくるわけよ。
うんうん。
で、彼が学生におすすめしてたのは、まず目の前にあることは、多分やんなきゃいけないことが多いから、
テストを受けるとか、就職活動の準備をするとか、なんかそのやらなきゃいけないことは、多分やったほうがいいと。
うんうん。
で、それをやることによって、結果的にできるようになることとか、人とのつながりが増えたりするから、それはそれでおろそかにしたいけないと。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
でも、中期的な話、例えば、どの会社に入りたいとか、どういう仕事に就きたいとかっていうのは、あんまりしっかり持たないほうがいいって言ってたよね。
スピーカー 1
あー、うんうんうん。
スピーカー 2
でも、その代わりに、めちゃくちゃ長い長期的な、例えば30年とか40年とかの作品を見たときに、自分はこうありたいっていう姿は、ぼんやり持っといたほうがいいですよっていうふうな言い方をしてたよね。
長期的な視点の重要性
スピーカー 1
あー、これは、確かに、実はね、来月か、5月の18日に、千ヶ崎にあるコワキングスペースで私、イベントに登壇するんだけど、
そのときにしゃべるのが、プロセスも楽しむ、寄り道できるキャリアみたいなテーマで話すんだけど、
その中期的なところをガッと固定しないっていうのは、そういうことだな。
スピーカー 2
そう、っていうのが、彼の論理としては、その中期的なことっていうのは、自分じゃどうもできないことに大きく左右されると。
例えば、経済危機があって、自分が入りたいと思ってた会社が新卒作業してないとかって、全然あり得るわけじゃん。
そこをきっちり決めちゃうと、発泡ふさがりな状況が生まれちゃうかもしれんけど、
それを完全に飛び越した、ものすごい先の姿を思い浮かべてたら、別にそこに至る道っていっぱいあるし、
だから、そういうふうに生きてると、なんか生きやすいんじゃないですかみたいな話を彼はしてて、
だから、それはね、ふうに落ちるとこがあったし、なんかさっき俺が言ってた習慣みたいな話とも近いんじゃないかなと思う。
スピーカー 1
確かにね、なんか私はさ、就職活動結構失敗したタイプだからさ、
接客業で新卒で入って、後から、少し後に考えたときに、
もっと就活を、こう、業界研究とかして、ここに行きたいっていう企業を、もっと見つけといたほうがよかったんじゃないかって、
えっとね、30ぐらいのときに思ったよね。
だけど、今、40手前になって、もう1回振り返ると、
やっぱ、とりあえずどっかの会社に入って、5年働いたことで、
だから、その業界の全体像も見えてくるし、なんかそのときの経験が、結局今につながっているものがめちゃくちゃ多いから、
なんかその若い子に、その就職しようと思うんですとか、その進路についての相談が来たときに、
なんか一旦入って、体壊すようなブラックじゃなかったら、そこで3年働けばっていう、
なんかちょっと古風なアドバイスをすることがあるんだけど、
目の前のことを一生懸命やるっていうことと、最後のところは固い意思を持っておくっていうのは、
確かにと思ったので、この本読んでみようかなと思いました。
スピーカー 2
これね、すごいね、高豪だし、ベースが。
すごい読みやすいし、面白いと思う。
それ関連で言うと、最近読んだ他のものがあって、
ちょっとその、それも結構ね、今回の話に関連するんだけど、
とあるブログで、前さ、休息するとは何かみたいな話をしたの、覚えてる?
それもなんか目的がない行動みたいな話だったんだけど、
そのブログの中で、今の自分を受け入れることと成長することについてみたいな、
まさにの話があったよね。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
たまたま。
スピーカー 1
よくそんな関連したものを読んでるね、君は。
スピーカー 2
たまたま。
その記事の中では、結局ありがちな結論なんだけど、バランスが大事だって言ってたね。
そらそれ。
でも、いいこと言ってたなと思うのが、
できなかったことをできるようになった時の気分の高揚ってさ、否定しがたいよね。
スピーカー 1
そうなのよ。それなんですよ、私が欲しいの。
スピーカー 2
それはね、それ間違いなくあるのよ。
過去の自分から変わったなっていうことをさ、好意的に捉えるのって、もうなんかもうそういうもんやん。
読めん本が読めるようになったとかさ、走れん距離を走れるようになったとかって、なんかこう、ええやんってなるやん。
っていうのは、否定しがたいよね。
じゃあ、それが気分が上がるからって、それを追求すると、変われない自分を否定することにつながる。
変わってることを絶対的な善としちゃうと、変われないとか、停滞してる自分に対して不満感を抱いたりとか、自分を責めたりするようになると。
それは健全ではないよね、というのが一方にあって、もう一方では、じゃあ今の自分を受け入れる。
これも大事だと。
でも、行き過ぎると、なんか自分がこう、全知全能の神みたいな感じに振る舞ってしまうと、それはそれで違うよね。
だから、それぞれに大事なところはあるし、それぞれの良さもあるけど、
行き過ぎると、どちらも、なんか豊かな生活にはつながらないんじゃない?みたいな話があって、
そのどっちも大事だよね、というふうに結論は書かれてたんだけど、
俺がこれを読んでって思ったのは、ちょっと繰り返しになるんだけど、
対象に没頭して、その結果ができるようになるのと、できることを目指して努力するのは違うって話をされて、チラッとしたと思うんだけど、
結局、それに近いなと思ってて、
自分を受け入れることと成長することのバランスについて
スピーカー 2
ここと、俺に関して言うと、好きでもないことをうまくならなきゃいかんから練習するみたいなのが、まあ苦手なのよ。
スピーカー 1
そうなのよね。勉強もできないんだよね、それ。
スピーカー 2
でも、好きこそものの上手になれたよう言うて話でさ、
過去を振り返ってみてもさ、バンドとかをやってたときにさ、ギターうまいやつって、やっぱギター好きだよね。
スピーカー 1
そうだよね。ずっと触ってるもんね。
スピーカー 2
そうそう、なんか飲み会で、人の家で飲んでてもギター触りだす感じなのよ。
で、じゃあギター弾けるようになりたいなって思ってる人と、ギターが好きな人って、やっぱ到達地点違うなって思うよね。
だから、まず好きになることが大事。だけど、でも好きになることを目的化すると、好きになれんくね?とも思うよね。
だからこそ、習慣を常に触れることで、単純接触効果的に好きになっていって、結果的に振り返ったら上手になってるよね、みたいなものが健全な成長の姿なんじゃないのかなと。
スピーカー 1
そうね、これはあれだね。
思っております。
この間の、推し活をしたいみたいな話あって。
スピーカー 2
あー、そう。はいはいはい。
推しの作り方
スピーカー 1
推しの科学の本は、推しを作るためのハウトゥー本ではなかったっていう話をしたけど、これ完全に目的にしてたね。
スピーカー 2
そうなのよ。推しを作ることを目的にしてたから、そりゃ。
スピーカー 1
そりゃならんよね。
スピーカー 2
性格的にできんわと。
だから、もっと自分の好きとか、興奮する気持ちにもうちょっと敏感になるとか、日常的に接してるもので、当たり前と思ってるものにもうちょい目を向けてみるとか、そういう営みの中から推しが生まれるのかもしれない。
スピーカー 1
あとはナビゲーターだね。
うん。
なんか小さい頃のさ、習い事で、ピアノってよくあると思うんだけど、あれ結構ね、私、先生との巡り合いってめっちゃ大事だと思ってて。
スピーカー 2
あー、そうかもね。
スピーカー 1
多分その先生の経歴によって、選ぶ曲も違うし、もっと歴史の話をしたりとか、なんか知識的なことをレッスンの中でする人もいるから、その時に相性が良くて、ズブズブってハマった人は好きになると思うんだよね。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
だからなんかそういう、自分の内側のピュアな好きという気持ちもそうだし、なんか外側からで言うと誰かと接して良いナビゲーターに出会って、沼に羽ばっていくとか、そういうことが結果、後ろを振り返った時に、自分成長したやんって思うきっかけというかカテゴリーになってくるんだろうね。
スピーカー 2
うん、と思うね。
成長の概念
スピーカー 1
なるほどね。なんかちょっといろいろ話してきて、成長ってもう少しいろんなもの含んでんじゃないっていうところから、ゴール設定とか目的の話をしてきたんだけど、最後せっかくあの違和感のエピソードを起点にこのエピソード撮ったから、それぞれのアンサーが欲しい。どう?成長って必要ですか?
スピーカー 2
必要ではありません。でも、したくなるんちゃうって感じ。では、あさみさん、成長って必要?
スピーカー 1
みんなにとってはどうか分からないけど、自分には必要なもの。
スピーカー 2
その心は。
スピーカー 1
ここでその成長が何を指すかっていうものになってくるんだけど、さっきの前を向いた成長、目的を決めた成長と目的、無き目的の後ろを見て気づく成長の、自分の場合は後者だね。後者の成長は絶対必要。
で、前を向いた成長もできれば器用ならやれるようになってみたいなと思うけど、今のところうまくできた試しがないね。
スピーカー 2
そうだね、目的のない、目的ではない目的に向かって成長を重視してるっていうのは、俺とも一緒だし、それゆえのしたくなるんちゃうっていうのは、
したくなるという、同じところにいたらつまらんから、他のことをやりだして、結果的に成長するよねみたいな、そういう意味合いなんよね。
だから、近いところにもあるのかなって感じするよね。
スピーカー 1
ただ、まあ、あの、元のエピソードからすると、あっちはね、そのビジネスの経済的成長の話をしてるから、
あの、全く違う成長の概念の話をして、そっちの成長が必要だって言ってるっていう、あの、実はアンサーになってないエピソードになっちゃったんだけど、まあいっか。
まあいいや。
うちらの考えたことってことで。
スピーカー 2
ちょっとですね、あの、締める前に告知がありまして、
スピーカー 1
珍しいやん。
スピーカー 2
スタンダード等で他人行儀に違和感存じ上げておりますとかって言ったんやけど、実はね、昔ね、オンラインイベント一緒にやったことがあって、書店で。
スピーカー 1
あ、スタンダード等ってこと?
スピーカー 2
そうそうそうそう。
で、編集部の人も知り合いがおって、で、実はですね、次号が、6号が、5月の半ばぐらいに出るんかな。
スピーカー 1
はい、予約いたしました。
スピーカー 2
で、まあそれにもちょこっとだけ参加してるのと、あと、6号と一緒に、未来の男性へっていう初刊集が出されるよね、絵札で。
そちらのほうにですね、寄稿しておりまして。
スピーカー 1
何やって?
スピーカー 2
お買い求めいただきたいなという告知で、まあその内容としては、より自由で健全な男性性を考えながら、
スピーカー 1
未来の男性に手紙を書くというお題やったよね。
スピーカー 2
新刊の6号のテーマも男性性なんだよね。
うんうん、そうだね。
それに合わせて、じゃあまあ現状、今現時点での男性性というものを見つつ、
じゃあ将来の男性にお手紙を書くとしたら、何を伝えますか?みたいなお題のもとですね。
面白そう。
2ページ分ぐらい文章書きましたので。
スピーカー 1
ちなみにさ、その未来の男性っていうのは、あんたが書いたのは、何か特定の人をイメージしながら書いたの?
自分の息子がもしいたとしたならば、みたいな気持ちは結構あったかも。
面白そう。
不思議だね、自分が買ってる雑誌に弟が寄稿すんの、不思議な気持ちだね。
ぜひ宣伝しておいてください。
ぜひ皆さんも今回の概要欄に違和感のURL貼っておきますので、気になるテーマでしたらぜひお買い求めください。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、ということで今週はこんなところで。
このポッドキャストでは、姉のあさみ、弟のあっちへの質問も大歓迎しています。
概要欄のお便りフォームからご連絡いただければ、次回以降にご紹介や題材の参考にさせていただきますということで。
スピーカー 2
ほんではまた次回。
スピーカー 1
ほいー。
スピーカー 2
ほいー、じゃねー。
スピーカー 1
じゃねー。
ばいばーい。
32:07

コメント

スクロール