1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. ストレンジャー・イン・パラダ..
2025-08-27 16:54

ストレンジャー・イン・パラダイス #432

京都に滞在中。元遊郭建築をリノベーションしているホテルに泊まっています。

https://x.com/sunshakukanna/status/1960701708746498414?s=46&t=QE-f5Qk4g1g4oSxbuE_l0Q

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サマリー

京都の有格建築に宿泊したリフォームプランナーが、その魅力や歴史、宿泊施設の特徴について詳しく語ります。特に、古い建物の維持とリノベーションの重要性や、外国人観光客に人気のカフェ建築について言及します。このエピソードでは、京都の歓楽街の歴史や再利用について話す中で、古い建物の保存や現代的な改良に焦点を当てた内容が印象的です。

京都の有格建築の魅力
お聞きの皆さま、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。いつもより小さな声で話しております。
というのもですね、今日は民泊というか、一応ホテルなんですけれども、京都のですね、元有格建築をホテルにしたというか、民泊ですね、ここはね、どちらかというとね、に泊まってるんですよ。
素晴らしいですね。私はね、何度もお話ししているように、古い建物が大大大好きなんですけれどもね、こういう有格建築が大好きな人っていうのは今たくさんいらっしゃってですね、
これでYouTubeとかね、ブロガーとかね、いろいろ有名な人たちいらっしゃるんですけれど、偉いんですよね、女性一人でいろんな地方も巡ってね、泊まれる有格には泊まったりとかしてレポートされている人とかいらっしゃるんですけれども、私なんかはね、建物が好きと言っても、実はなんだかんだね、アメリカ育ちなもので、照明が、蛍光灯はまずダメなんですね。
パルクとか、ナショナルのナショとかね、ピッと見えただけで、う゛っ、う゛っってもう呼吸ができなくなるんですね。もうダメなんですよ。もうそこの空間にわずか10分いただけで、もう死んでしまうっていうくらいね。
蛍光灯とはね、とにかく相性が悪いですので、ちょっとそういった宿には泊まれないんですよ。なので、まあ以前高野さんにね、5月でしたかね、5月に高野さんのとても素晴らしい宿泊に泊まったんですが、ここがパルクだったために、大変な鎮動中があったということをね、配信したことがあったんですけれども、今回の宿はですね、やはりね、ちゃんと元のこの古いテープで、
この古い建物を活かして、最小限のリノベでしてるんですよね。なんですけれどね、私がここね、作りとしてはね、かなり大掛かりな2階建ての木造建築で、1階はですね、広々としたスペースに入ってすぐに受付があって、
奥の部屋は、以前は多分座敷とかだったと思うんですが、ここをね、全部ワーキングスペースとして開放してるんですね。なので、24時間ここは自由に使えるというスペースにして、大きなテーブルと、あとはこのソファーセットがあったり、あと壁面にはずらずらっと6席ぐらいですね、パソコンができる長いカウンターデスクみたいなのがあって、
ここにね、イームズチェアとかね、そういったものが多分中古だと思うんですけれど、そういったものを並べて、かなり広いスペースを用意してますね。だからここは宿泊だけじゃなくて、ミーティング用とか、このシェアオフィスの部分ね、コーワーキングスペースだけの利用とか、いろんなことができるようになっています。
そしていよいよ2階が、かつてここで客を取るための部屋ですよね。これがね、今私見てるとね、6部屋かな、6部屋あります。
2人で泊まれる部屋とか、もうちょっと人数が多くても泊まれる部屋とかがあって、私は1人で泊まれる部屋にいるんですけれども、非常に天井が高くてですね、傾斜天井になってるんでね、屋根の、ちょうどこの入り口に付近の部屋なんだろうなと思うんですがね、
ここにですね、イサム野口のペンダントライトをポンと、いい感じで垂らしていて、であとこの枕元のね、ベッドサイドにはステンドグラスのね、非常にレトロなかわいいスタンド照明が置いてあります。
そして一応ね、床の間があるんですね。床の間には間接照明が仕込まれてるんですけれど、ちゃんと電球色ですね。素晴らしいですね。
で、壁は全部ね、上の方の手が届きにくいところは全部元の土壁をそのまま、ほとんどね、手直ししないで、多分ね、ひび割れて砂が落ちてくるようなところだけ埋めてるような感じですね。
あとはね、全部塗り壁になってます。なのでこれを見たらですね、これ今日なぜここにいるかというと、私の今やっている小民館ですね、このリフォームのすぐそばで、今日はね、ちょっとした集まりがあったんですね、会合があって、
自分の今の現場のすぐそばで集まることになっていたのでね、せっかくだったらゆっくり泊まってね、行こうということで、ここをちょっと見たんですよね。
ここはですね、実はうちの先月辞めていった雑という、雑な元社員がね、私がこの現場にいる間、長期滞在用の民宿みたいなところを探すように指示していて、ここも実は彼女がピックアップしてくれていたリストの中に入ってた宿なんですよね。
ここはこういうふうにいい感じのホテル風になっているんですけれども、長期滞在にもできるところになっているんですよね。1回がね、だってコーワーキングなんで、仕事とかね、出張とか、長期、1ヶ月以上とかね、そういったスパンでも借りられるホテルになっているんですよ。
1泊がですね、部屋によるんですけれど、5000円から7000円ぐらいですね。バスタオルとフェイスタオルが借りられて、部屋はね、一式ドライヤーとか置いてあったりとかして、それ以上に何かアメニティとかね、そういったものが欲しい人は500円払ってとかね、そういうふうになっているんですけど、非常にいいですね、ここはね。
リフォームの勉強にもすごくなるんで、今のだから、私がやっている現場もね、クロスよりなるべく塗り壁でいきたいなって、塗り壁はね、お金かかるんですけどもね、お金はかかるんですけれど、やっぱりね、これに代わるものというかね、やはり風情が違いますよね。
外国人観光客と歴史
壁紙でね、これはなかなか表現できないなと思ったりしてね、しみじみとうっとりと眺めているっていうところなんですけれど、ちなみにね、今ここ、私が滞在しているところはね、実はあまり意識せず、たまたま現場から近いからというだけでね、
取った宿というかね、雑が、そういえばここを見てたなーなんて思って、そして有格建築とかが大好きなんで、もともとね、職人のために長期滞在できる宿を探していて、私はね、自分が泊まるときは、知人のお家にね、泊めてもらうつもりだったんで、自分用にはあまり宿を見てなかったね。
ここ、今私が泊まっている有格建築はね、ちょっとね、無骨な職人さんたちがね、泊まるにはどうかなと思ってやめたわけなんですよね。やっぱり確かに職人さんたち向きな感じではなかったですね。非常に、なんていうかな、やはり女性受けする感じになってますね。
ここはね、五条楽園という場所ですね。駅でいうと京阪の五条、ごめんなさい、清水五条という駅の、わりと徒歩数分圏内のエリアなんですよ。
ここがね、こういった有格エリアだっていうことを私はね、全く知らなくて、この宿をね、早めにここに入ってきて、現地入りして、ホテルにチェックイン先にして、荷物預けてから会合場所に移ろうと思ってね、歩いていたらね、もうだーっとここら一帯ね、このホテルだけじゃなくて、もうこの並び全部がカフェ建築なんですよね。
カフェ建築っていうのがこの有格なんですよね。有格の建物で、カフェって、あのコーヒーを飲むカフェって言ったんですね。昔はね、カフェ建築で素晴らしい建物がいっぱい残ってるんですけれど、今は多分全部民泊か、あとはオーナーがそのまま住居として住んでるかのどっちかだと思うんですよね。
うわーと思って、であの鴨川からね、あの枝分かれしている細いあの高瀬川っていうね、あの川のふもとはですね、ざっとここも沖谷がね、おそらく沖谷っていうかね、カフェ建築というかこの有格がずらっと並んでいたエリアだと思われるんですよね。だからとても風情のあるね、独特のタイル張りのね、あの家がざっと並んでるんですよ。
で柳の木がね、あのあって、でこの辺りはね、日本人よりも外国人観光客がね、すごく歩いてますね。おそらく京都にしては安くて、あの気さくに泊まれるところが多いんじゃないでしょうかね。あとなんて言ったってもこのとてもね、この街並みが風情があるんでね、これは外国人が多分好きだろうなと思ってね。
でもすぐにね、私もうわぁここだから狙ってなくてね、こういったところ来るつもりなく花町に来たんだと思ってね、感動して思わずね、あのこの京都の親しいね、あのマドマーゼルと呼んでいるあの人のとこに電話してね。
でねねねって言って、あのこの清水五条の辺りってわかるって、ここって遊覚街だったんだよねって言って電話したら、そうよって言って、もう京都の人はそんなとこ寄りつかないのよって言ってね、あんたも外国人だからそういうとこが楽しいんでしょうけどねって私たちはそういうとこ行きませんよって言ってね、まあ言われたんですけれど。
まあだから大阪のね、飛び出し道はもちろん男性のためのね、街で私もかなり大人になるまでそういった街が今もね、大阪のあの中心街の中に現存してるってことを知らなかったんで、まあ同じようなもんですけれど、よりね京都の方がやはり奥ゆかしい、えーとまあなんていうかな、その性質の土地だと思うんでね。
まああのここはね、絶対にあの普通の人たち、あの良識があったりとか、あのまあある程度、あの一般的な人はね、絶対にもうタブーで、あのもう触れたりしてはいけないようなね、そういうエリアみたいですね。
会合でね、会った人にもワンワン私もここってどういうとこなんですかって言ってね、いろいろ聞いて、あのいろいろ教えてもらったんですけれどもね、まあ実はね、私も本当に驚いたんですけれど、えーと2010年ぐらいまでね、ずっと通常通りこの辺は置き屋として売春をね、していたエリアだったそうですね。
歓楽街の歴史と変遷
うん、で、えーとまあもう警察も暗黙の了解というかね、まあ多めに見るというか目をつぶってずっと営業をさせていたエリアだそうです。うん、で、まあね、だからまあすごいですよね。
で、歴史をたどるとね、平安時代ぐらいからずっとこの辺はこういう歓楽街としてずっとあった場所だったみたいなんですよね。
それはまあ2010年ぐらいまであったんですが、実はこの辺りにはね、あの大物のね、あのもう名前を聞けば誰でもわかるようなヤクザの組長の自宅があったそうなんですよね。
そういったこともあって、発砲騒ぎがあったり、いろいろね、そういうヤクザの構想とかね、そういったまあ物騒なエリアにもなっていたので、ついに2010年頃に警察からあのまあ、あのなんていうかな、あの捜査が入ってですね、で営業を停止させられて廃業に追い込まれるという風になって、現在はもう完全にこの色町としては使われていない場所なんですよね。
ただ、今それまでね、沖谷営業されていたオーナーさんたちがそのまま住んでいるケースもあるでしょうし、さっき言ったようにほとんどはね、民宿としてね、使ってるみたいなんですけど、いいですね。
こういった形でね、やはり歴史的な場所をね、残して再利用するというのは素晴らしいなと思いましたね。
たとえそれがまあこういうタブーな場所であったとしてもね、あのね、かつての赤線とかね、青線っていうまあこういう売春街っていうかね、花町街っていうのはね、やはりなかなかね、いろいろ歴史的価値はやはりどうしてもあると思いますよね。
で、京都はね、戦争の時に空襲にあってないんでね、こういうまとまってね、あの古い建物がしっかり残ってるというのはとても貴重ですよね。
だからもうあのちょっとね、会合に行く前にあのこのね、高瀬川のほとりを一人でぶわーっと歩いて、このカフェ建築とかも写真撮りまくってきたんですけども、なんかね、やっぱりポツッポツッとね、残ってるんじゃなくて、もうずーっと通り一帯がこのカフェ建築だっていうのはやはりね、壮観ですよね。
あの大阪にも実はこの富田新地っていうよりはね、この町のね、至るところにかつての赤線、青線エリアっていうのはね、残ってるんですよ。
ですけれど、やはりね、空襲で焼かれてるんでね、ポツッポツッとしか残ってないんですよね。
でもしかもそれも京都みたいにね、景観を大事にしようっていう場所じゃないんでね、ボロボロだったり、オーナーさんがね、もう打ち捨てたまま空き家になっているか、あとはね中途半端なリフォームをしてね、何かトタン屋根とかに吹き替えたりとかして、すごく汚い、ただもう古いだけの建物として残っていたりとかっていうのがあるので、京都はね、素晴らしいなと思ったりしましたね。
2階ね、このだから遊女たちがね、お客を取っていたね、このそれぞれの個室なんですけれど、このうまいことね、この2階に昔ながらのタイル張りのね、手洗いがあるんですよね。
この洗面というかね、2カ所、お湯と水が出るカランがついていてね、これ全部タイル張りのシンクでね、懐かしいなと思ってね、昔の校舎とかね、古い建物によくありますよね。これそのまま上手に再利用してました。
トイレとね、シャワールームだけが近代的に新しいものにユニットになっていてね、東東のね、シャワーユニットが2つ入っているので、6部屋分のお客さんなんで、それなりにね、そんなに今、とりあえず私はあまり人と会わずにね、使うことができました。
で、トイレも3カ所綺麗な、これも東東のね、タンクレスのトイレが入っていて、非常に設備は近代的で、綺麗でね、泊まりやすいですね。これ本物のね、地方の遊覚建築で泊まれるところ行くと、本当の和式便所だったりとかね、そういったところもあるんで、そういったところはね、ちゃんと外国人にも泊まりやすいようにね、改良されていてね、なかなかこれ快適だなと思います。
だから工事中にね、時々これは着てもいいかなと思いました。これ連泊とかだとね、ちょっと割引になったりとかね、しますんで、なかなかいいですね。
再利用と改良の工夫
あとこの場所もね、全く初めて来たんですけれど、なかなか穴場な場所だなと思いましたね。
今日会合で会ってた人から聞いたら、やはりこの辺は京都の人たちからすればあまり触れられたくないような場所なので、不動産とかもそんなに高くないらしいですね。
だからそういう意味じゃ、穴場ですね。なんか面白いとこあるなと思ってね、やはりいろいろ仕事に加工つけてね、こうやっていろんなところに行くのって本当に楽しいですよね。
また明日の朝ね、ちょっといろいろ探索してね。
そして私はまた次はね、神戸の方でも別の案件を抱えてるんで、京都から神戸の方に移動して、またね、本当はね、もうくどいですが、水曜日は私は本当だったら休みなんですけどね、
こうやって京都から神戸とね、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてね、仕事しているっていうね、またぼやきをさせていただきながらもう寝ようと思います。
はい、それではごきげんよう。
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