新たな京町家プロジェクトの始動
お聴きの皆様、お運ばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
去年の9月から今年の2月まで、京都にずっと滞在しながら、京マチアの工事をして、そのあたりは詳しく配信でもお話ししたんですけれど、
この物件の後、また新たに京マチアを回収したいというお客様との出会いがあって、
最近はこれの準備というか、どのようにしていくかということで、いろいろ話し合いがあって、
いよいよこのプロジェクトがようやく本格的に動くかなというところまで来てるんですよね。
前回の京町家改修の経験と学び
今回はですね、前回もめちゃくちゃ大変だったんですけれども、今回の案件はね、これもしやるとなると、またさらにハードルが上がるんですよね。
でも始まる前から、これはちょっと心してかからないと大変だなということで、ちょっといろいろね、私も考えてたんですね、ここ最近ね。
前回の2月に引き渡した案件の時もですね、初めて全く京都に縁もゆかりもなくて、しかも京マチアを手がけるということで、すごい苦労したわけですよね。
でも運がいいことに知り合いの紹介で、京マチアの再生保存をやっているNPO法人の理事長さんを紹介してもらえたんですよね。
その方に工事が本当に始まって、直後、内部を解体した段階で中を見ていただいて、
私たちがちょうど工事しようと思っている計画に無理がないかとか、ここに気をつけなさいとかっていうアドバイスをもらってから工事ができたんですよね。
それで非常に助かったんですけれども、それと合わせてこのNPO法人が運営しているマチア塾に私は入会したんですよね。
本当に大した金額、ただ同然みたいな会費でこの塾に入ったんですけれど、これは3月に一旦終わったんですね。
半年かけて京マチアの基本を学ぶみたいな、そういう塾だったんですけれど、
これ自体は月に2回ぐらいの講義で、京マチアの改修をたくさんやっておられるほとんどが兄弟の建築学科出た一級建築士の先生とかが、
これ全部講座の授業をやってくださってたんですけれども、この講義の内容自体も大変勉強になったのは言うまでもないんですけれど、
それ以外にこのNPO法人のところにいろんな相談案件が持ち込まれるんですよね。
というのも、まず京都にはたくさん親の代から京マチアを相続して、その家をどうしたものかって悩んで、
空き家の状態で所有している人とか、親がずっと住んでいたのが恒例になって、住めなくなって、その後どうするとかね、
そういう相談案件がいっぱい京都市に相談に来られるんですよ、いろんな人が。
そうすると、この京都市がこのNPO法人を紹介するんですよね、そういういろんな相談者に。
私が今この塾で入ったこのNPO法人の人たちが、無料でちゃんと現地を見に行って調査しするんですよね。
全部採寸して、図面化したり、場合によっては。
この状態だと、これではもう人が住めないとか、ここを直さないとダメだとか、いろんなアドバイスをしてあげて、
そこからいよいよ、やっぱりここどうするかとかね、いうことを判断する材料として、そういった活動もしているんですよね。
だからそういう相談案件が来ると、私たち塾生も召集してくれて、
私もこの講座以外に何件も京町屋の調査に同行させてもらえたんですよ。
これがすっごい勉強になったんですよね。当たり前ですけども。
だっていろんな町屋を見て、京町屋を何件も今までに改修したことがある、そういう経験者とかプロの人たちが一緒にいて、
そこでこういうところに注意しなきゃいけないんだとか、これは時代的にはこの時代のやつだよとかね、
この作り方はこうで、ああでとか、そういう技術的なことから京都の歴史的なこととか文化とか、そういったことも全部実地で学ぶことができたんで、
これもうただ同然の講座題だったんですけども、本当に入ってよかったと思っているんですね。
さらに勉強になったということだけじゃなくて、こうした京都の京町屋に関わっているこのコミュニティに自分もそこに参加できたということで、
人脈も、人脈ゼロだったんでね、私ね、前回。ある意味無謀ですよね。全く経験のない私に、自分の大切な住む家を任せてくれた前のお客様には感謝しかないんですけども、
本当にやりながら、えっちらおっちら、よちよち歩きでね、やりながら学んでいったっていう状態だったんですよ。
今回のプロジェクトの課題と協力体制
ところがね、今回はさらにハードルが上がるのが、今回の京町屋はですね、新しい京町屋を購入した方はですね、ここを住むためじゃなくてゲストハウスにするために購入されてるんですよね。
ゲストハウスにするっていうことと、さらには今回の家はロジに面してるんです。ロジの中にある建物なんですよ。
なので、さらなるハードルというか、いろいろ規制が大変なんですよね。まずゲストハウスにするっていうこと、あとロジに面してるっていうことで、すごく規制も厳しくなるし、できないことがいっぱいあったりするわけですね。
これはやばいと思って、もう花からね、今回はこのNPO法人に積極的に関わってもらって、共同でね、共同プロジェクトにしないと、とても私一人では無理だっていうのは、もう初めから分かってたんで、
ゴールデンウィーク前ぐらいから、ちょっと恐る恐るね、ぜひね、こういう案件がもしかしてやることになりそうなんで、一緒にやっていただけないでしょうかっていうのでね、いろいろ相談してたんですよね。
心よく、とりあえず調査とかいつも無料でやってくれるんでね、とりあえずじゃあ見に行くよって言って、何人か選抜してくれて、メンバーがね、何人か。
先週、4人で来てくれたんですよね。畳を上げて、下地というか基礎の状態とかも見てくれたりとか、いろいろね、全部現地調査してもらったんですね。
ちなみにね、私ももちろんやってるんですよ、すでに。この案件が、いつだったかな、最初に相談受けたのが、3月末だったですかね。
その辺りで一度、もちろん私と社長で見に行ってて、その時はもうぎっしり前の持ち主が残していっている火災道具とかが全部ぎっしりある状態での現地調査だったんでね。
本当にもう肉眼で見えるところしか調査できない状態で、とりあえず縦、横、奥行きとかね、高さとか全部その辺は採寸して、仮の図面は作って、前回の工事の実績があるんでね、
だいたいこういう感じだろうとか、あと同じぐらいの年代に立てられてるんじゃないかとか、その辺の推測はある程度立てることはできるぐらいにはね、多少知識がついてるんで、それでちょっと仮で概算見積もりとプランは作ってるんですよね。
それでだいたいこれぐらいの規模感だったらこれぐらいの値段になるんだろうなっていうことは目星をつけて、基本的にはもうお願いしますということで、だからゴールデンウィーク前からもうほぼ確約はいただいている状態ではあったんですけれども、そこから実際にお客様の方でもすごい迷われてて、
一層親族がここに住むのもありかなとかね、ゲストハウスが今本当に法律の規制が厳しくなってるんですよね。もうあれもしちゃダメ、これもしちゃダメ、でもこれはこの設備はちゃんとつけておかなければダメとかね、段差がどうだとか、バリアフリーにしないとダメだとか、いろんな規制がとにかく今年の4月から厳しくなってるんですよね。
でも一方で行政がね、私が今所属しているNPO法人の働きかけもあって、今年からね、その共町屋の改修に関してはすごくね、緩和措置がね増えたんですよ。そして緩和措置プラスあとあれだ、補助金の金額がねガバーンと増えたんですね。
だからその規制も厳しい一方で、ある程度この共町屋を保存するためにはもうちょっと行政も協力しなきゃっていう気運が高まってるんですよね。なのでチャンスはチャンスだっていうのがあって、いろいろね、だから今新たな物件の方のクライアントの方でもね、いろいろ家族間で協議して、やっぱり一旦はゲストハウスにしようと。
あとあとね、もしかしてその親族が住むことになったとしても一旦はゲストハウスにして、宿泊料からね、ある程度改修に支払った費用をペイできたらみたいなね、そういうこともいろいろ協議して、ようやくちょっとこれからこの話が進みつつあるというところだったんですね、このゴールデンウィーク明けぐらいから。
で、これはもういよいよだっていうことでね、このNPO法人の人たちに見てもらって、ある程度現状把握をしてもらって、この物件に協力できるかどうかということも見てもらうために来てもらったんですよね。
で、昨日が幹事会っていうね、この今日町屋再生研究のこのNPO法人の幹部の人たちだけが集まるミーティングに来て、そこで報告あげてくださいって言われてて、すごい緊張して昨日行ったんですけども、この理事長さんはもうすごい喜んでくれてですね、いやもうそう願ってもないよと、ぜひとも私たち協力しますよって喜んでくれて、
でも協力するからにはね、ちゃんと行政も巻き込んで、ちゃんとした回収しましょうねっていうね、だからぶっちゃけて言うとね、結構潜りの工事って言ったら言葉悪いんですけども、だからあんまり行政には内緒で規制無視してるようなリフォームとかっていうのは実際すごい多いらしいんですね。
だけどなるべくそういうことはしない。かといって成功法では通らないこともいっぱいあるんでね、その辺はある程度行政と通通の間柄であるNPO法人を通しておけば、すごくその辺りのやり取りとかスムーズになるだろうということで、これはお互い協力してやっていきましょうということでね、閣躍を頂けたんで、すごいほっとして。
京都事務所探しの難航
これでね、ある程度自信を持ってね、今回のプロジェクトにお客様にもこれはすごい安心材料になるんでね、早速報告して、一緒に頑張って始めましょうかっていう、いよいよスタートラインにこれから立とうというところまでようやく来たんですよね。
それでね、面白かったのがですね、なんか気がついたら、私はこのNPO法人のなんと、漢字会のメンバーに加えてもらったんですよ。びっくりしちゃって、単に相談してただけだったつもりなんですけども、なんか気がついたら、あなたもこれから漢字会に入ってくださいって言われて、なんかメンバーになっちゃったんですよね。
昨日は、だからその漢字会でこのプロジェクトがあって、これぜひ一緒にやりましょうっていう話した後もね、結局漢字会のお手伝いとかね、スタッフ側に回っていろいろ役割振り分けられて、早速こき使われたりとかして、だからこのNPO法人の活動までね、これから月に何回かは参加しなきゃいけなくなっちゃったんですよね。
それは喜ばしいことなんですよ。全く京都に次元がなかったね、私がこうやって心強い味方ができてるんでね、非常にありがたいし、嬉しいことなんですよ。
なんかもう京都のフリーメイスンのメンバーに秘密結社に入れてもらえたくらいの感動があるんですけども、でね、今日社長に連絡してね、私京都の某活動の漢字になったわって言ったら爆笑されて、何なりやがってるんですかって言われて、
すっげーね、社長めったに笑わないんですけど、めっちゃ受けてましたね。とにかくそれはすごい良いことだけども、早くね、とっとと京都事務所見つけてくれって言われて、
それはね色々ね調べてもらってるし、実際何件かはもう今社長とも見に行ってるんですけど、なかなかね、こちらの条件と向こうのオーナーさんとの利害が一致する案件がなかなかないんですよ。
どうしてもね、京町屋をね、できたら京町屋で自分たちで改修、リフォームをさせていじらせてくれる賃貸がベストなんですよね。できたら京町屋がいいじゃないですか、オフィスビルの一室とかじゃなくてね。
で、京町屋を自分たちの事例としつつ、事務所にできたらっていうのでも、ずっと私と社長は早く京都支部を出そうと、一生懸命今社長は何もちなみにやってないんですけど、金を出させないといけないんで、結局私が一人で動いてるんですけども。
思いはあれど、なかなかないんですよ。今このNPO法人に私、人脈ができたんでね、そこからも紹介してもらった案件とかも見てるんですけども、やっぱりこの京町屋を所有していると、大抵みんないい場所なんですね。市場の駅近いとか、アクセスがしやすいところとかね。
こういうところは固定資産税がめっちゃ高いらしくて、これを商業目的、店舗や事務所仕様とかにしちゃうと、すごく固定資産税上がっちゃうんで、みんな住宅扱いに従がるんですよ。
だから住む人のための賃貸にしたいという人がほとんどなんで、住むのが条件になっちゃうんですよ。
さすがにね、私は京都に移住したいという密かなる野望があるのはあるんですけども、とは言っても、京町屋にね、しかも事務所兼住宅みたいな形で私が住みながら、
県、私の今所属している会社の事務所っていうのは無理がいくらなんでもあるでしょうって。私が社長ならまだしも、私社長じゃないのに、一社員にも関わらず社員が住んでて、それで住宅扱いしてくれるのかっていう問題もありますしね。
立地も最高だし、京町屋もこれは明治に建てられた京町屋だとかっていうね、有所正しい物件とかもあったんですけども、この住みながらっていう条件がどうしてもちょっと難しいなってなったんですよね。
だからちょっと今のところまだ良い物件にまだ巡り合えてないんです。そんな感じでね。だからさっさと京都事務所を早く見つけろって言われてるんですけど、ちょっとまだそこはこれからかなっていうところなんですけどね。
京町家コミュニティとの繋がり
あとこれ、真っ先に報告するもう一人の人が、かのマドモアゼルなんですけどもね。私がもう半年近く、ただでね、寝泊まりした上に手料理を振る舞ってくれたあのマドモアゼルにね、報告したんですよ。
マドモアゼルもめっちゃ笑ってて、「あんた大丈夫?」みたいな笑い転げてましたね。とにかく自分は非常識な外人だっていうね、気持ちを決して忘れるなっていうね、言われました。
相手はもうみんなだから京都人なんで、もうあんたはね、もうくれくれも自分が蛮族だっていうね、自覚を片時も忘れんなっていうね、非常にありがたいお言葉をいただきました。
今ね、この京都のこの京町屋のコミュニティっていうのは、確かに本当にね、すごい会だなと思ってね、いろんな年代の人がいるんですよ。年配の超ベテランの70代の方やね、あとは私ぐらいの年の人、そして若手もいるんですよね。
30代や20代の人とかもいて、だからいろんな年代の人たちが京町屋っていう共通項だけでつながっていて、とってもね、なんか刺激的な場なんですよね。
若い人たちはフットワークも軽いし、そして京町屋オタクなんでね、みんなね、すごい知識もあるし、私もいっぱいいろいろ教えてもらってるんですよね。
ですけども、やはり年配の人っていうのは、それだけ自分たちが子供だった頃とか、本当に古い京町屋をもちろん見てるし、京町屋に限らずですね、京都の文化や伝統とか歴史とかに精通してるわけですよね。
だからこれはあんた、これはこの時代こういうことがあったから、だからこういうふうにできてるのよとか、そういったことがさらっと教養としてっていうよりは普通に一般常識としてね、スルッと出てくるんですよね。
そうなんだということで、それを若い人たちね、私は別に若くはないですけども、でもそれを知らない人たちに生きた知識が継承されていくっていう場なんでね、素晴らしいなと思うんですよね。
でも今日の配信はね、私が京都の秘密結社に入会を許されたっていう自慢の配信なわけなんですけども、これなんていうか私ってね、本当にどうしようもないなと。
マドモアゼルにもすごい警告というかね、忠告と言うか、なんか言われましたけどね、万俗だって。
でもマドモアゼルの言う通りで、まるでね、もう才能も額もない、私がね、なんかもう、なんかコミュ力というかね、口先八丁というかね、なんかもうそのやる気があるのはいいんですけども、
ただただなんかこう前のめりでね、やっていってたら、なぜかね、こういう新児系統というかね、このフリーメイソンに入れてもらえるというね幸運に巡り会えたんで本当に感謝ですよね。
今後の展望
とにかく、この今日待ち屋の新たなるプロジェクトがそろそろ始動しそうだというお話なんですけれどもね、また続きというか、経過がどうなっていくかは、またおいおい配信でご報告しようと思います。
はい、それではごきげんよう。