古民家改修プロジェクトの概要
この番組は、つながりの場をつくる建築設計事務所の代表が、日々の設計やまちづくり活動についてお話をしています。
今、広町の新しいプロジェクトが始まってしまいまして、兵庫の真ん中あたりの上川町というところなんですけど、
そこである建物の外観を改修しようと、見た目を変えようというプロジェクトなんですね。
もともとは、古民家の住宅だったものが空き家になっていて、これからはギャラリーとか、物販とかお店とか、そういったものに形を変えるので、
外から見たら、今だとそのまま、もちろん住宅だなというふうに、古い建物だなというふうにしか見えないので、
ここがお店だということが分かるような、出来にしたいというところのプロジェクトになっています。
この前、先方のクライアントとも会って、その時のお話なんですけどね、キックオフミーティングを。
私の方からも、学生たちにはプロジェクトの概要は説明はしているんですけど、
改めて、こういうのって私から間接的に言うよりも、クライアント本人から聞いた方が、いろいろ誤解もないし、いろいろ伝わることがいっぱいあるので、
改めてちょっと喋ってもらったりとか、その場で思いついた疑問点とか、そういったところをミーティングをしてきたんですね。
ただ、初回なんで、こっちが提案するというよりも、ざっこばらんに、お互いがどんな人かどうか知り合えるというところと、
何を求められているかということが一番大事なので、その辺りをしてきたんですよ。
クライアントさんは今、シェアオフィスで、梅田のグラングリーン大阪という新しい建物があるんです。
そこでオフィス借りられていたので、めちゃめちゃ綺麗な場所なんですね。かっこいいし。
学生たちはもうそれでめちゃめちゃテンション上がってましたよね。
そういうところでヒアリングできるとテンション上がりますよね。
学校でミーティングするよりも、そういう刺激って大事ですね。
先方のクライアントの方も気さくな方で、ざっこばらんに面白おかしくお話してもらったので、
終始、和やかな感じで談笑が交えつつ話して良かった。
学生たち自身は面白そうということで取り組めそうだし、
先方のクライアントは個別に聞いていないので、どんな印象かはわからないんですけどね。
学生たちにとってはある程度モチベーションを保ったままで今のところ進めそうだなと思っています。
私が考えているところが、今やっているベンチを作るとか、地域サロンの内装を変えるというプロジェクトと同じような進み方をすると、
時間的にはなかなか厳しそうなんですよね。
一番の問題はマンパワーが足りない。
今回のプロジェクトの参加の一部は他のプロジェクトにも参加しているので、
いろんなものが同時にやってくれているんですね。
やってくれるのは本当にありがたいことだし、やってくれないと進まないので本当に感謝なんですね。
ただ、その分ちょっと心配なんですよね。
すごい頑張っているのに、結局得られることが少ないとか、ただただしんどいだけだったという風にはならないように
フォローをしたいなという風に考えると、やり方を変えた方がいいのかなという感じで考えています。
今考えているのはコンペ形式というか、アイデアコンペ的な形で、
こんなのだったらいいなというようなアイデアを募る方式ですね。
アイデアのレベルって解像度の差はあると思うんですけど、
とにかく、具体的にどんな材料を使うとか、木を使うのは分かったけど、木の樹脂は何かとかね、そんなのは問わない。
色を塗るって言うけど、色ってどういう塗料なのか、ペンキなのか、もしくはまた違う光沢のある塗料なのか、
そんなのは問わない。これはどうやって取り付けるんだみたいなね。
解像度の高い話はちょっと置いておいて、こんなのあったらいいなと。
ただ形は明確に出してもらうと、こういう寸法でこういう形になっているというのは、
はっきりと出してもらうようなコンペ形式にして進めていこうかなと思っています。
今はまあまあ人数いるんですけど、一人一案出すのか、グループで一案出して、
合計チームとしては3案出すとか、どうするかちょっとまだ何も出てきてないので分からないので、
まずはそれぞれ一人一人がこんなのだったらいいなみたいなのを募集して、
やり方もレクチャーしながら、大喜利みたいな感じで始めようかなと思っているんですね。
こういう困り事があるからこんなのどうか、そしてこんな形ですという、
最初は落書きみたいなスケッチを書いて出していく。
それをいくつもいくつも出して、そこで話したり、もちろん先方のクライアントとも一緒に話しながら、
これがいいとかね、ここはもっとこうした方がいい、ここが難しいとかもあるでしょうしね、
こんなのは想定外だなとか、そういったことを進めながら進んできたら楽しくできるんじゃないんだろうかと、
そんな感じで進めていこうというような感じで、
今日は新しい広町のプロジェクトの進め方というところのお話でした。
相談会の開催
最後に2つお知らせをさせてください。
1つ目は建築や町づくりのことで話してほしいテーマを募集しています。
概要欄のところにホームのリンクを貼っていますので、そこからメッセージをいたします。
もう1つは大阪の梅田のカフェで設計の個別相談をやっています。
最初の段階で予算のこと、工程のこととか、法律的なところで分からないことがあるとか、
設計を頼まないといけない、建物を建てたい、お店を作りたい、リロベーションしたいというところが始まったんだけど、
最初で分からないところが出てくると思うんです。
そういったときに専門家の立場からいろいろ解決できたらなと思っていて、
そういったザクバラに気軽に話せる会を作っています。
相談料はかからずにカフェでやるので、相談者さんのドリンク代のみのご負担になります。
こちらも概要欄のところに申し込みのリンクを貼っていますので、そこからお申し込みをお願いいたします。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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ではまた次回もよろしくお願いします。