はい、こんにちは、田村陽太です。 今日のテーマはですね、「修復のプロは壊れ方も知っている?専門家が持つべき前提と知識」というテーマでお話をしたいなと思います。
皆さんは何かを直したりとか、自分の体を治療したりっていうする経験はありますでしょうか?
治療する時とか、直したりする時って、できるだけもうこれ以上壊れないようにっていう形で、
さらにより良いクオリティになるための手段は何なのかっていうのを考えると思うんですよ。
ただ、修理する側とか治療する側としては、決してそのものが壊れないってことが最低ラインで、
その絶対やってはいけないことを意識しながら、修理したりとか治療したりとか、
そういうどうしたらいいのかっていうのを膨大な知識とか、何をしなきゃいけないかっていう前提をもとに仕事してるんですよね。
だからこそ、頼られる専門家になると私は言えると思うんですよ。
今日はですね、専門家が理解しておくべき前提と知識は何なのかとか、そして重要なマインドについてお話ししたいなと思います。
今日のテーマにしたきっかけなんですけど、以前もお話ししたかと思うんですけど、私は定期的にカイロプラスチックに通ってまして、
体の歪みを整えたりとか、体の痛みっていうのを和らげたりとか、自分の定期的な体のメンテナンスとして大事にしてる習慣があるんですね。
前日、いつものように先生に手術してもらって何気なく会話をしたときに、ある言葉がやっぱり印象に残ったんですよ。
私たちって体を治す方法だけじゃなくて、壊し方の勉強を常にしてるんですよって言ったんですよ。
その時に、ああーって思ったんですよね。
体の骨格であったりとか、筋肉とか、そこに繋がってる神経とかっていう構造をしっかり学んで、学ばれて、
ここをこうやって動かすと壊れちゃうんだとか、この角度で圧をかけると危ないですっていうような、
そういうところのタブーっていうのはまず頭に徹底的に叩き込んで、
それを避けてどうやったら安全にその人の状態に合わせて治すことができるかっていうのを考えてるっていうのを聞いて、
これはすごいなっていうのを思ったし、これ私たちのような仕事にも共通する視点だなっていうふうに思ったんですよね。
私たちもこう、社労士業務であったりとか、その人事労務のコンサルティングをしている中で、
その企業さんの課題に対して、こうやったらいいですよっていう提案をするわけなんですが、
治す方法だけじゃなくて、こうやったら壊れますよっていうメカニズムを知っておくべきだと私は思うんですよね。
例えばその企業さんの、じゃあ離職率を下げたいですっていう課題に対して、
それだったらもう社に負けないような給与額を上げましょうとか、
やりがいを持つために評価制度を整えましょうっていうような感じで提案することがあったりすると思うんですよ。
これだけだとやっぱ不十分なんですね。
給与を上げたとしても、なぜ給与が上がったんですかっていう説明がなかったりとか、
これをする前の給与を上げるためのあれの評価がどんな感じだったのかっていう面談があったのかなかったのかによっても、
あ、これってなんかただ単に自然と上がっていくもんだな、じゃあ別に頑張らなくてもいいじゃんっていう感じで逆にこう逆効果になってしまうことってあったりするんですね。
会社としては給与を上げたら絶対もう従業員さんとかとってはいいし、めちゃくちゃいいじゃんって思っているような全員のやっていることであったとしても、
このやり方を間違えちゃうと悪感してしまうようなスイッチを押してしまうことってあるんですよね。
だからこそこれは絶対治りますよっていう方法だけじゃなくて、
これをすると治るけれどもこれをすると壊れちゃうので、これをちゃんと押さえといたほうがいいですよって形で説明するっていうのは大事だなと思っています。
私たちのお仕事ってやっぱり無形のサービスを扱っているので、
やっぱりそのアドバイスをする企業さんが良くなってほしいと思いますし、こうすれば良くなりますよっていう何かこういい提案をしたがり地だと思うんですよ。
でも一方でこうしちゃうと悪くなっちゃいますからねとか、これは絶対NGですよっていうようなラインを持ってそれも合わせて説明するってことはやっぱり大事だと思うし、
これって法律上何か問題があるわけじゃないんですけども、これは周りの従業員さんにも迷惑をかけるし、会社の組織として弱くなっていきますよっていうような、そういうタブーっていうのを絶対に伝えておくっていうのが大事だと思うんですね。
いいことをいっぱい提案していたとしても、これちょっと抑えてないんで、まずこれを直していきましょうかっていうようなタブーっていうのを常にお客さんからのお話を聞きながらヒアリングしながら、
常にお客さんに目の前に課題として出していくっていうのは大事だと私は思っています。
やっぱり私も常々思うんですけども、やっぱりどんなにいいアドバイス、どんなに上手い企業をしてあげたとしても、その企業さんが壊れてしまったらやっぱり終わりだと思うんですよね。
私たちシャローシー事務所だったりとかコンサルティング会社さんにお願いしたのに、余計に会社の社員さんが辞めちゃったとか、会社が働きにくい部屋になっちゃったって思われたら信頼がなくなっていくじゃないですか。
だからより良い会社になっていくことも提案するけれども、これを最低限したら良くない会社になっちゃいますよっていうのを常に頭の中でシミュレーションして、それをお客さんの前に出していくっていうのはやっぱり大事だと思います。
これだけはやらない方がいいですよとか、これ今やっちゃうとダメですねとか、それ今やっちゃダメですねとか、そういうちゃんと私たちと変わってくる方に対して、
そういう課題というのを目の前に出していって、常にブレーキをちゃんと踏みさせられるようなアドバイスをしていきたいなと私は思いました。
今日のテーマは、修復のプロは壊れ方も知っている。専門家が持つべき前提と知識というテーマでお話をしてきました。
やっぱり良いことを伝えがちになるんですよね。アドバイスを従ってしまうところがあると思うんですけど、一方でこれはやっちゃダメですよっていうようなこと。
お客さんにとってもうんって思うような、お客さんにとっては聞き心地が悪いこともちゃんと伝えていくっていうのはやっぱり大事だと思うんですよ。
壊れる前兆というのは、私たちが職場を見て、会社の経営者とか従業員さんを見て思ったことにやっぱり現れていると思うんで、
そういう時にちゃんとお客さんに対して、このままだと会社が良くない方向になっていくんで、こうした方がいいですよっていうのを、
ちゃんとなぜそうなっているのかっていうのを知っておくっていうのはやっぱり大事ですし、
いろんな会社さんを見ていた中で、こういう会社さんだとここが抑えてないと会社が悪くなっていくんだなっていうのを、
自分の中でいっぱい知識として持っておくっていうのはやっぱり大事だなと思います。
なので私はこうやってコモンをさせていただくだけじゃなくて、いろんなポッドキャストを聞いたりとかYouTubeを見たりとか、
本を読んだりとか、いろんな企業さん事例とか読ませていただくんですけど、
こういうきっかけで良くなったんだなとか、こういうきっかけで悪くなったんだなというような、そういういろんな傾向というのを知っておくようにしてるんですよね。
だからこそ前向きな提案もしつつも、やっちゃいけないよっていうタブーを知って、
それをお客さんの前でも見せていくっていうのをこれからも大事にしていきたいなと思いました。
本日のテーマは以上となります。ありがとうございました。