社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは前回の話の続きでクリエイティブディレクター・認定心理士の栗原沙和子さんをお呼びし対談します。
子育てと両立できる「働き方の自由」が独立の魅力
今回の「教えて、あなたの働き方!」第2回では、前回に引き続きクリエイティブディレクター・栗原沙和子さんをお迎えしました。2015年に出産し、2016年に独立開業。子どもが生後半年という時期に起業した栗原さんは、「自分で働く量を調整できる」「時間の融通が効く」という独立の利点を活かしながら、家庭と仕事を両立してきました。会社員として働いていた当時は、時短勤務になると責任ある仕事が任されにくくなることや、部署異動などによりモチベーションが下がるといった難しさを経験。そういった背景から、「自分の裁量で仕事量を選べる働き方は、特に女性にこそ勧めたい」と語ります。
「自由」は怖い。でも“自分で選びたい人”には向いている
独立は「自由であること」が魅力である一方、その自由さが辛くなる人もいます。「これをやってください」と指示される方が楽なタイプにとっては、自由すぎる働き方はかえって負担になることもあると栗原さん。一方で、「組織の中にいても自分のやり方を出してしまうタイプの人には、独立は向いているかもしれない」とも。誰に命じられたわけでもなく、自分の判断で働くスタイルが合っている人にとっては、ストレスが少なく、充実感が得られる働き方になると話します。
独立ってどんな感覚?「趣味」に近い働き方かもしれない
独立未経験の人に対し「自分で働く感覚」をどう伝えるかという問いに、栗原さんは「ちょっと語弊があるかもしれないけど、趣味みたいなもの」と表現します。余裕のあるときには仕事に熱中できるし、何か事情があれば量を減らすこともできる。生活状況に応じて“仕事の見方”や“関わり方”を調節できるのが、独立の大きな特長。特に子育て中の女性には、最小限の収入を確保しつつ、家庭優先で働けるスタイルは大きな支えになると感じているとのことでした。
「夢は口に出すもの」思い切って伝える勇気が道をひらく
最後のテーマは「夢や理想の働き方を実現するために意識していること」。栗原さんが大切にしているのは、「自分のやりたいことを周囲に話しておくこと」です。過去に、「恥ずかしがらずに夢は周囲に言った方がいいよ」という先輩の助言を受けて以来、どんな些細なことでも「いつか○○がしたい」「こんな風になりたい」と発信するように意識してきました。その結果、偶然の縁からチャンスが舞い込んだことも多く、「言葉にすることで、自分を追い込むきっかけにもなる」とのこと。ただし、「仕事がほしいから話す」のではなく、「知りたい」「学びたい」という姿勢で人に会うことが大事だとも補足してくれました。
ガツガツしない。でも“流されない”
独立後に必要なスタンスとして、「自分から仕事をもらおうとガツガツしすぎるのではなく、自分のやりたいことや価値観を自然に伝えること」の重要性が語られました。栗原さんは、自らのビジョンを「伝える」ことには積極的でも、「相手に取り入って仕事を得よう」という考え方には違和感を持つそうです。「結果的に知り合いから仕事をもらうことはあるけれど、それは信頼や共感があってこそ」。仕事を通じて自然につながる関係性を大切にしたいという姿勢が伝わってきました。
自由に働くということは、「すべてを自分で決める」という責任と向き合うこと。その中で“自分の価値観”を大切にし、他人任せにせず、自ら動いていく姿勢が、栗原さんの働き方を支えています。今回の対談では、「自由な働き方=なんでもアリ」ではなく、自分で選び、自分でコントロールする厳しさと面白さの両方を学ばせてもらいました。次回も引き続き、魅力的な働き方を探るインタビューをお届けします。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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