社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは前回の話の続きでクリエイティブディレクター・認定心理士の栗原沙和子さんをお呼びし対談します。
制作は手段、目的は“価値の発掘”──変わりゆく仕事観
シリーズ第3回では、クリエイティブディレクター・栗原沙和子さんが今後目指す働き方にフォーカス。もともとはウェブデザイナーとして独立し、制作業務を中心に活動していたものの、近年では「作ることそのもの」ではなく、「誰かの思いや価値を引き出すこと」に面白さを感じるようになったという栗原さん。「物を作りたくてデザイナーになったわけではない」という率直な言葉からも、自分の本質的な役割を見つめ直してきた過程がうかがえます。今後は、クライアントの中にある見えづらいニーズや本質的な魅力を見出し、それを構造化・提案したうえで最終的に制作につなげるという、「上流から下流まで一気通貫」の伴走型スタイルへと軸足を移す構想を描いています。
「やってみる精神」で広がるスキルと自信
栗原さんは「自分にはできないかも」と決めつける前に、「一度やってみる」ことを大切にしていると語ります。制作領域に限らず、依頼される内容に柔軟に対応することで、「実はこれも向いていた」「思ったより楽しかった」という発見に何度も出会ってきたといいます。自分にできることの幅は、“やってみて初めてわかる”ことが多く、その積み重ねが結果的に仕事の信頼や幅を広げてくれたとも。「エリを好まず、臨機応変に」という働き方の柔軟性は、これからの不確実な時代における大きなヒントになるはずです。
「デザイナー」より「価値の翻訳者」に
今後の目標として栗原さんが掲げたのは、“制作”の手前にある「コンサル的な役割」へのシフト。クライアントが自覚していない事業の可能性や強みを掘り起こし、適切に言語化・構造化し、価値に変換する──そうした「価値の翻訳者」としての機能を果たしたいと考えているそうです。成果物の完成度だけで勝負するのではなく、そもそもその制作の「理由」や「背景」にこそ自分の強みがある。この視点は、仕事を“アウトプットの質”だけでなく、“プロセスの深さ”で評価する新しい価値観を示してくれます。
情報は完璧より「発信すること」に意味がある
また今回の対談では、栗原さんが新しく始めようとしている「ラジオ配信」についても話が及びました。過去には「クオリティを上げすぎて続かない」ことが多かったという栗原さんですが、今回田村のフットワークの軽さを目の当たりにし、「完成度より継続」「整ってなくてもまず出す」の大切さに気づいたといいます。テーマは「ちょっとやる気が出る」「新しいことを始めたい人の背中を押す」ような自己啓発系。情報を整えるよりも、「今届けたい」という熱を優先するスタイルに転換することで、栗原さん自身の発信にも変化が生まれそうです。
「夢は声に出してこそ現実になる」
さらに印象的だったのは、「夢ややりたいことは、恥ずかしがらずに人に言ったほうがいい」という栗原さんの言葉。「いきなりジャンプで連載したい!」といった夢であっても、口にすることで誰かが覚えていてくれたり、思わぬ機会につながる可能性があるといいます。もちろん“人を頼って得をしよう”という姿勢ではなく、あくまで“自分への宣言”や“学びのきっかけ”として発信することが大切。これは「働き方の広げ方」におけるリアルな戦略でもあり、誠実に夢を語ることの重要性を改めて教えてくれました。
「デザイナー」という肩書きの裏にある、“価値を見出し、翻訳する人”としての視点。そして、“仕事はやってみてから考える”という柔らかなスタンス。栗原沙和子さんの働き方には、これからの時代を生きる私たちが取り入れたいヒントが詰まっていました。9月から始まるという新たなラジオも含め、栗原さんの今後の活躍に目が離せません。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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