2020-08-18 15:20

第110回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:クリエイティブディレクター①)

社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストはクリエイティブディレクター・認定心理士の栗原沙和子さんをお呼びし対談します。


「楽しい」「成長できる」が仕事を選ぶ基準


記念すべき第1回のゲストは、クリエイティブディレクターであり認定心理師の栗原沙和子さん。会社員時代を経て2016年に独立し、現在はWebやグラフィックのコンテンツ制作、ブランディング支援など幅広い分野で活躍されています。働くうえで大切にしているのは、「自分の価値観に沿った仕事ができているかどうか」。その仕事が楽しいか、成長につながるか、自分の芯を大事にできるかという観点を持ち、たとえ報酬が発生しても「やりたくない」「自分にプラスにならない」と感じる仕事は断るという姿勢を貫いているとのことでした。


「断る勇気」と「目先の利益に流されない覚悟」


「最初の1回は受けてみることもある。でも合わなければ次は受けない」。栗原さんの仕事観には、一貫した軸があります。世間では「フリーランスは仕事を断れない」と言われがちですが、合わない相手や価値観のずれた仕事を続けると、結果的にモチベーションが下がり、自分らしい働き方ができなくなると語ります。むしろ、自分の価値観に誠実であることで、共感するクライアントとの長期的な関係性が築けたり、自己肯定感を高めたりといった「好循環」が生まれるのだそうです。


モチベーションの源は「自己肯定感」


仕事のやりがいや充実感を支えているのは、「誰かに認められること」。自分のやり方・信念を曲げずに取り組んだ結果として評価されると、心から嬉しくなるし、もっと頑張ろうという気持ちが湧いてくると話す栗原さん。逆に、自分が納得していない仕事を無理にこなして褒められても、それは「自分の本来の力」ではないため嬉しくないというのも印象的でした。周囲の評価を“エキス”のように吸収して自己肯定感を育て、それをまた次の仕事につなげていく。そんな循環を大切にしているそうです。


独立がもたらした「自分でコントロールできる働き方」


価値観を重視する今の働き方に至ったきっかけは「独立」でした。会社員時代は、歯車のように役割をこなすことが求められ、「自分らしさ」は後回しにせざるを得なかったと語る栗原さん。しかし独立後は、自分という人間そのものが“商品”となり、働き方を自分で選べるようになりました。クライアントが古原さん自身を信頼し、価値を感じて仕事を依頼してくれるため、結果的に「自分らしく働ける」環境が整ったと言います。独立によって「個性を殺さなくてよくなった」ことは、まさに転機だったのです。


会社員時代の“ある一言”が、今の価値観をつくった


印象的だったのは、会社員時代に先輩からかけられた言葉。「会社は“誰でもできる仕事”を回せる仕組みであるべき。だから『私じゃなきゃできない』という考えは求めない方がいい」。当時は納得しようとしたものの、独立後の経験から「その考え方は組織には必要でも、個人には必ずしも当てはまらない」と気づいたと栗原さんは言います。自分の個性を活かし、唯一無二の働き方を選んだ今、あの時の言葉に対して「私は違う道を歩んだ」と胸を張って言えるようになったのだと話します。


自分の価値観に忠実に働くというのは、簡単なようでとても難しいことです。しかし栗原さんの言葉からは、迷いながらも勇気をもって選んできた道への確かな自信と、日々の仕事に対する誠実な姿勢が伝わってきました。「教えて、あなたの働き方!」第1回は、働くことに悩んでいるすべての人に向けて、自分らしい選択をするヒントを与えてくれる回となりました。次回のエピソードもどうぞお楽しみに。


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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この番組は、国内・海外問わず、放浪が大好きな国際派社労士DJのポッドキャストです。
明日から週末だ!とウキウキするような、そんな昼下がりの金曜日の気持ちになれるトーク番組を作っていきます。
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この番組は、社会保険労務省田村が様々な業種で活躍する社長の働き方や心情、哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組です。
名付けて、「教えて、あなたの働き方!」
本日は記念すべき第1回です。素敵なゲストをお呼びしております。私から簡単にご紹介させていただきます。
商品・サービスの隠れた魅力を発掘、顧客ニーズにマッチしたマーケティングを行い、
ウェブやグラフィックデザインへの活用指導とコンテンツ制作を行う、クリエイティブディレクター・認定心理師の古原沢子さんです。古原さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。お世話になります。
いつもサミーデイ・フライデーに参加いただいて、ありがとうございます。
いえいえ、3度目の登場ということで。
ありがとうございます。
教えて、あなたの働き方ということでやらせていただきたいんですけども、何個か2つお願いが古原さんにはあります。
1つ目はですね、普段私が車道士のお仕事をしていまして、すごい悩んでいるのはですね、相手に分かりやすく説明する力。
心の中とか頭の中をしっかりと解説する力が足りないなと思っています。
それで私がピアリングさせてもらいまして、私にはそれができませんとか、こういう感覚が分かりませんっていうことがあったら、
古原さん、それどういう意味ですか?という質問が入ります。
はい。
ちょっとそれお願いしたいということと、もう1つは、普段いろんな初先輩方から自分が知らない知識や人生訓を教えてもらって、日々勉強させていただいております。
今後もですね、まだまだいろんなことを知りたいなというのは思っています。
ですので、私が古原さんにピアリングさせてもらいまして、今の段階ではできないんですけど、
いつかその能力を身につけたいな、できるようになりたいなということが出てくる。
古原さん、なんでそれができるんですか?という質問が入ります。
はい。
この2つちょっとお願いしたいなと思います。
はい、かしこまりました。
03:01
よろしいでしょうか。
はい、大丈夫です。
古原さん、何個か質問事項がありますので、ちょっとお聞きしていきたいなと思います。よろしくお願いします。
今までにないこの硬さで、ちょっと緊張しております。
そうですね。僕の硬さは第1回目ということでですね、すごい緊張して。
サニフラトークとはちょっと雰囲気がまた違いますけど。
そうですね。
古原さん、まず1つ目の質問なんですけども、古原さんが今までお仕事をいろんな経験されてきているかと思うんですけども、
働くことで一番大事にしていることは何ですか?
はいはい。
例えば、自分の働く時のモチベーションの維持であったりとか、お客さんとの対応の仕方でこんなことを気をつけるとか、働く上で大事にしていること、そういうことをお聞きしたいなと思います。
はい。
よろしいでしょうか。
はい。
そうですね。やっぱりその会社員だった時と、独立してからってまた結構マインドが違うんですけど。
なんで敬語なんだろう。
違うんだけど。
私が独立したのが2016年で、4年ぐらい経ったのかな。
はい。
で、やっぱり今独立してからっていうことに特にフォーカスして言うとすると、やっぱり大事にしているというか、
していることっていうと、自分の価値観に沿った仕事ができているかどうかみたいなところがあって、
例えば私だったら、そもそもその仕事が楽しいと思えるのかどうかとか、
自分にとって成長できるのかなみたいな、それが悪いことであっても今後につながるのかとか、
自分が成長をやることでできるのかどうかみたいなのを結構価値観としていて、
つまらなくて、なおかつ自分も成長できないっていうことは、
仮にそこでお金がもらえる仕事だったとしてもやらないっていうのはすごいあるかな。
それはやっぱり、自分の中の核となるところ、仕事ではちゃんと上げられないところを、
その延長感に客さんをつなげられるような仕事。
だから、いくら自分ができそうな仕事でお金ももらえてだとしても、
それが自分的に楽しんでやれないとか、自分にとってプラスにならないなと思ったら、
それはもうやらないことにしている。
いろんなお客さんいるじゃないですか。
例えばこの仕事、本当は自分はやりたくないんだけれども、
このお客さんと付き合いたいみたいな。
そのお客さんとか、栗原流に自分の価値観で持ってその仕事をやっていこうと思ったら、
どのようなコツとか、わからないのに教えていただけますか?
06:01
逆に質問返しになっちゃうんだけどさ、
仕事はやりたくないんだけど、でもこの人と付き合いたいという感情が私にはわからなくて、
やりたくない仕事をくれる人となんで付き合いたいんだろうって思っちゃう。
その先に自分のやりたい仕事が待ってるんだとしたら、私はやるかもしれない。
つまらない仕事しかくれないような人だったら、
基本的に独立して言われたことというか、しようとしているときに言われたのは、
基本的に仕事は断れないと。
個人でやる限り仕事を断るっていうのは、婚輪際そこから仕事が来ないと思った方がいいみたいな。
よく言われることだと思うんだけど。
でも、この人からは自分にとってプラスになる、楽しいと思えない、成長もできないような仕事しか来ないんだとしたら、
断ることにしていて。
フィーリングというか、何回かお話をしていく中で、
お客さんとかを判断するというか。
一回は受けちゃうかもね、最初はどうなるかわからないから。
そこで痛い目を見るわけじゃないけど、違ったなみたいな。
その次はないなっていう。
そこら辺はあんまり目先の利益にとらわれないというか、
でもちょっとお金も稼ぎたいから受けとこうみたいなのはしないようにしている。
モチベーションの維持みたいなのとつながってくると思うんだけど、
自分の価値観に沿って仕事をしているということで、
私が何をモチベーションにしているかというと、
一緒に仕事で絡んだ人とか周りの人から褒められたりとか、
認められたりするっていうのが私の中ですごいモチベーションになっていて、
その時に我慢して仕事をしていたりとか、
自分の価値観に合わない仕事の仕方をしていたとしても、
それを褒められても多分あんまり嬉しくないんだと思うんだよね。
無理してやっている自分に対して褒められても、
多分それってあんまりモチベーションにならなくて、
自分の正義感というか、私はこういうふうにやっていくんだっていうのを決めて、
それに沿ってやっている上で、
あなたのその仕事いいですねとかなんとかとかって褒めてもらえると、
なんか自己肯定感がアップするから。
それはありますよね。
それを結構モチベーションにしているところはあるかもしれない。
それはね、今までの堀原さんの生き方というか、
働き方の大事にしてきたことがお客さんに認められる。
それが自己肯定感につながっている。
そうね、やっぱり自己肯定感を上げるっていうのが
モチベーションかもしれない、私の場合は。
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そういう自己肯定感が高い方っていうのは、
やっぱり仕事に対しても熱を持って、
もっとお客さんに褒められたいみたいな。
いいよね。
なんか自己肯定感が高い人ってさ、
いいよね。
それが羨ましい。
私はやっぱり元がそんなに高くないので、
周りから評価されることで補充しているみたいな。
エキスにしていくというか。
エキスにして、吸って。
相手からの評価を吸って生きている。
それが自分の成長につながっているってことは、
さらに大きなね、
お仕事につながったりとかってことも
つながってきますしね。
ありがとうございます。
悔やまさんを大事にしているところは
すごいわかりました。
ありがとうございます。
このね、さっきの今まで働いてきて、
今まで生きてきて、
そういう価値観を培ってきたと思うんですけども、
2つ目の質問なんですけど、
そういう考えになったきっかけ、経緯、
経緯ができる人とかあれば、
ちょっと教えていただきたいなと。
なるほど。
元々、基本的にそういう考え方の人間ではあるんだけど、
やっぱり会社員の時って、
そうもいかないことがあって、
自分が楽しいと思える仕事だけができるかって言ったら、
会社員の場合はそうでないことの方が多くて、
そうすると、結果的に認めてもらったり、
褒められることっていうのも、
あまり刺さらなかったり、
そもそもそういう機会がなかったり、
できて当たり前みたいなところがあったり、
あと、自分という人間を全面に出して仕事をするっていうのを、
会社員としては求められていなかったりするじゃないか、
そのパーツじゃないけど、
歯車の一つとして働くことが、
良しとされてたりする場合もあるじゃない?
あります。
だから、この価値観で仕事ができるかっていうと、
なかなかできなくて、
それが独立したことで、
自分で働き方っていうのがコントロールできるようになったし、
自分の人間性っていうのも、
個人事業主としては一つの商品なわけじゃん。
自分でいう人間にこの仕事を頼みたいっていうので、
クライアントさんがいたりするから、
そうすると、私がさっき言ってた大事にしてること、
楽しいと思えるとか、自分にとって成長できるとか、
そういう価値観みたいなのを、
利用して仕事ができるようになったというか。
きっかけって言うと、独立したことっていうのがきっかけなのかもしれない。
今の会社員としての現状っていうのも、
自分の個性というか、
そういうところを出せていけるのが、
どこなのかって考えると、
それが独立だと。
そうなのかもね、結果的に。
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独立して自分の個性を出せるっていうのは、
サラリーマンと比べては、そっちの方が働き方が違う。
それはやっぱりあるよね、すごい。
それはあります。僕も共感できます、そういうところが。
僕の個人的な考えなんですけども、
サラリーマンだと、
同じ仕事をする人もどの人でも別にできることかもしれないんですけども、
栗原さんでしかできないことっていうのは、
今、独立されて。
会社員の時に言われて、すごい残っているのが、
本当に私がまだ23歳ぐらいの時に、
あんまり部署内でウェブデザインの仕事をしてたんだけど、
これって私がやる意味あるのかなっていうのを、
すごい悩んでた時期があって。
他の人は、この人だからこの仕事ができてるみたいな感じがすごくしてて、
そういうふうに見えてて、
でも私の仕事って私じゃなくてもできるんじゃないかみたいなので、
すごいなんか、もやもやしてた時期があって。
その話を別の部署のもう10何個上の女性の方に相談したら、
自分じゃなきゃできない仕事っていうのはないって言われて、
会社っていうのはそういうところじゃないって言われて。
むしろ会社としてそれは良くなくて、
辞めてもその人と同じ仕事ができるっていう、
そういう体制が組織として正しい姿だから、
だからその考えはおこがましいまでは言われてないけど、
自分だからとかそういうのは求めない方がいいみたいなことを言われて、
なんかショックじゃないけど、そういうもんなんだと思って。
先輩の方がそういうふうにおっしゃる。
でもなんかやっぱ独立して思うのは、
それは会社員だったからそうだったのかなと思うよね、やっぱり。
その立場でしか言うことができないとか、
自分の働いた役割がそういうふうな。
そんななんか自分の個性を殺してじゃないと働けないのかって言ったら、
全然その働き方によってはそんなことないんだろうなっていうのは、
今になったらそう思うかな。
一歩踏み出してクヤラさんという名前でお仕事されてきて、
その当時40歳だった方にやっぱり一言やりたいですよね。
その人はね、今も変わらず同じ会社で働き続けてるけどね。
本当ですか。でもいいな、そういう考え方が好きです。
これ個人的にお話になっちゃうんですけど、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
教えて!あなたの働き方。
次回もこのお話の続編をお送りします。
魅力的なお話たっぷりです。お楽しみに。
15:00
シャローシラキオサニーレイフライデー。
DJの田村洋太でした。
それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。
いってらっしゃい。
15:20

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