2021-07-02 38:10

第235回 【対談】シニア活用から読み解く日本の雇用の未来(後編)

前回の続きで、会社が高齢者雇用において取り組まなければならない事や厚生労働省等の施策を利用したシニア社員の活用や高年齢者雇用安定法改正から見える企業が人材を雇用する上での方針、日本が迎えるであろう未来について若手実務家社労士と語りました。 


【ハイライト】 

・高齢社員活用が進む業種、進まない業種 

・高齢者雇用と同一労働同一賃金 

・シニア社員活用に役立つ助成金とは? 

・高齢社員と他社員の関わり方のポイント 

・70歳までの努力確保義務の真の意味 

・私達の「こんな高齢者になりたい!」を語る


本エピソードの前編のリンクはこちらです。

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000527255397


~お知らせ~ 

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。 

人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。 

話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。 


パーソナリティー:田村陽太 

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。 


カバーアート制作:小野寺玲奈 


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【社労士ラジオ  サニーデーフライデー】
大田田のコンモのお客さんで、高齢者を活用している会社さんでありますか?
活用…。そうだね、活用…。
活用っていうかね、高年齢の人が働いているところっていうのは、
活用とかいう話じゃなくて、単純に普通に主戦力になっている会社っていうのは多いかな。
特別活用っていう話もあんまり難しいよな。
高年齢の人がいる会社って、すごく大きな決断をしたり、
すごく大きなことを狙って高年齢の人を雇ってるわけじゃなくて、
普通にいるわけよ。普通に高年齢の人がいっぱいいるわけよ。
求職市場として?仕事探す市場として?
いや、さっき僕が言ったような、経験値を積んでるからこそ雇ってるんだとか、
若い人を教育してもらうために雇ってるんだとか、
そういった話は全く関係なく普通にいる。
年齢関係なく会社を採用してるってことですか?
必要な人材だから採用してるっていうことか?
そういう感じします。
確かにそれはあるかもしれないですね。
会社の風土にあった人だから採用したけど、たまたま年齢が高かったとか。
会社ととっては結構当たり前な風景になってきてるのかもしれないですね。
業種によっては、例えば清掃業とか、
第一線を引いた人がやってるんだなっていうお仕事って結構あるね。
警備員さんとか。
警備員さんってそんなに若い人いないじゃん。
警備員さんの会社とかに話を聞いてみると、
その人のセカンドキャリアを充実させたいんだみたいなことをおっしゃるわけですよ。
セカンドマリンキャリア。
第一線を引いて、
第一回目に最初、自分の人生のメインとしてのキャリアは一旦終わったけれども、
まだ生活もしていかないといけないし、
それでも働く場所を提供するっていうのが、
結果的には高年齢の人たちが主戦力になってる。
03:03
なるほど。
確かにそういうふうなモットーによって働かせる会社さんは、
自然と高齢者が集まってくるって感じなんですね。
逆に言うと、
逆に言うとってわけじゃないけれども、
高年齢の人が頻繁に雇用されているというか、
高年齢の人がたくさん雇用されている業種と、
そうでない業種が分かれちゃってるような気がする。
それは深いかもしれないですね。
自然と集まってくる業界もあれば、集まらない業界もあるというか。
その業種が分かれちゃってるっていう一番の要因とは何なんだろうね。
なんだろうね。イメージかな。
働きやすさとか仕事のイメージなのかな。
業務量とか、業務の難易度とかそっちかな。
逆に若い人しかいない仕事ってなんだと思う?
僕イメージはIT関連とか、
ウェブ業界、ホームページ検索とかかな。
確かにIT関連に高年齢の人少ないかもね。
それはやっぱり高年齢の人でパソコン使える人とか
ITに強い人が少ないのかな。
それもあるね。
あとは放送業界とかイベント業界とか。
時間が遅い時間とか、深夜とかまたぐような時間働くかとか。
結構仕事的にきついとか。
あとはもうそこまでスキルが上がってくるともう自分で独立してやった方がいいなとか。
そういう業界。結構実力主義な業界じゃん。放送業界とかイベント業界。
そこらへんとかはあんま高齢者いないようなイメージはあるかもね。
そうか。
そういうのあるよね。高齢者だからこそ集まる業界と集まらない業界ということで。
だからそういう高齢者が集まる業界であればなおこそ定着してほしいというのもありますし。
活用していない業界であればちょっと新しい風というかね。
そういう意味でも雇用していくっていうのは一つメリットなのかもしれないですね。
そうですね。
なるほど。
あともう一個はあれですね。高齢者雇用することによって体の健康的なところも影響してくると。
若い時に比べて目だったりとか耳だったりとか、あとは足腰とか体の体力の低下とか。
そういうのもありますので、そういう業務内容をどうするかとか、働かせ方をどうするかっていうところがちょっと難しいなと。
よく会社さんとかで役職定年というか、課長とか部長とか職は解いたんだけども、やってる業務は一緒ですよっていう会社さん多いじゃないですか。
06:08
本当に定年じゃなくて役職だけなくなるやつね。
そういうのがあるけれども、同じ業務量をこなせるかっていうと、やっぱり現役の時に比べるとちょっと難しいのかなっていうところもあって、
その生産性が払ってるお金に対して見合ってるのかどうかとか。
そういうのが結構会社さんから聞きますね。
そこら辺どうですか?
どうでしょうね。
事情は本当に会社によるよね。
もういいお年なのにさ、一番のエースですみたいなさ、会社もあるはあると思うんだよね。
若い人は育たなくてと。
うちのエースは65歳です。この人がいないと成り立ちません。
みたいなこともあるはあるのかなと思うし。
逆に今田村が言ったように、この人65歳で結構給料高いんだけど、実際上げてる業務量っていうのはそんなに高くないんだよねっていう会社もあるはあるのかな。
そうですね。そういうのは結構聞きますね。
それとちょっと関わりがあるのがこの同じ4月からまた始まりました。
同一労働同一賃金。
これこの前太田さんと話しましたけど、一応60歳以上の継続雇用の方。
1年更新とか半年後しかわかんないけど、正社員と比べて職宅社員として働くような方であっても、
一応この同一労働同一賃金っていうのは適用されますと。
だけど判例とかを見てると、60歳まで定年で60歳以降継続雇用の方に関しては、今まで退職金とかボーナスとかちゃんとその働きた分はちょっともらってきて、
60歳以降に関しては本当に保障的な仕事とか、そういう業務とかであれば、もう同一労働同一賃金対象じゃないと。
という判例も出てるけれども、先ほどの役職定年制とかの話になってすると、じゃあ本当に同じ業務をやってますけど、
給料が著しく下がったりとか、役職が置かれてしまうというのはどうなんですか?というのは、
同一労働同一賃金と定職してしまうところがあるのかなと、ありかなと思うんですけど。
小田さん相談どうですか。
それはしょうがないのかなって思うけどね。
どっちも同一労働同一賃金もあり、結局は最終的には裁判してみないとわからない話だし、
09:03
あんまりガチガチに考えなくてもいいのかなとは思っている。
この前も結論で言いましたけど、従業員さんと会社が納得して、
お給与体系とか福利構成に関して納得していればここまで問題になることはそこまでないのかなと思うので、
事前の対策ですよね。
そういうところも高齢者の雇用に関してはあるのかなとは思いますね。
お昼の払い方とか業務の内容に関してとか、ちょっと納得性を持って事前事前に定年迎える前とか、
定則雇用のときのお対策の面談のときとかにちゃんと合意を取っておくとか、
そういうのが大事なのかなと思いますね。
そうですね。
来年の4月なんですけど、2022年の法改正で年金をもらいながら働いている方っていると思うんですよ。
60歳以上で。それを在職労働年金って言うんですけど。
ちょっと分かりづらいですが、年金をもらいながら働くと年金調整される制度なんですね。
そういう制度のことなんですけど、今は60歳から65歳未満。
明日は28万円まで。制度を言うと複雑になるので簡単に言いますけど、
働いた給料ともらっている年金の額が28万円超えてしまうと年金がちょっと減っちゃいますよということなんですけど、
来年の4月からは47万円に引き上げると。
そうなんだ。
そういう法改正の予定です。
じゃあ今までは28万円に抑えなければいけなかったっていう人が抑えなくて良くなったんだ。
だからもらっている毎月の給料ともらっている年金の額が47万円超えなければ調整されませんよ。
という風になってきているので、こういう65歳まで雇用確保義務がありますけど、
どの会社さんも職宅というよりかは手製社員まで働かせてもいいんじゃないかっていうところまで、
国は今、なんとか景気づけようとしているんじゃないかなと思いますね。
はいはい。これは良いことですね。
カットされちゃうとなると働く気がなくなっちゃうこともあるかなと思うので。
そうなんですよ。
これは良い法改正だね。
そうなんですよ。年金を調整するっていう方もやっぱり中にいますからね、働き方で。
本当はガッツリ働きたいけど、やっぱり週30時間未満で社会保険入りたくないとか、調整する人絶対いるから。
あらかじめそういうのをちゃんと国の法律としてやってあげることによって、
12:05
従業員さん本人が働きたいなっていうところを、もっとモチベーション上げていけるのかなと思いますね。
人間、貰えないものを貰うとかよりも、今貰えるって既に決まってるものが削られるってすごい嫌だよね。
そうですね。既存の権益というか。
既得の権益を削られるってすごい嫌だと思うんだよね。
はいはい。
だからこの在職労働年金っていうのはちょっと厄介な制度だよねと思ってたけど、それがボーダーが上がるっていうのはすごくいいことだと思います。
そうですね。これはすごい良いニュースかなと思います。
そういう高齢者雇用の現状だったりとか課題について今お話しさせてもらったんですけれども、
4月から70歳まで雇用することが努力義務になりましたと。
その法改正に向けて、会社はどうしていったらいいのかと。
どうしていったらいいのかって言ったら別に今すぐこれしろっていう話じゃないんですけど、
少なくとも国としては70歳まで雇用することによって会社に対して、そこまでデメリットになることはしないよっていう風なメッセージだと思うんですよ。
それに対して会社どうやって取り組んでいくべきなのかっていう話をしたいんですけども、
高齢者雇用に関して結構助成金あるんですよね。
ありますね。
代表的には2つあるかなと思うんですけど、
特定求職者雇用開発助成金の障害現役コース。
65歳以上の方をハローワーク経由で雇用した場合には助成金もらえますよとか。
65歳じゃなくても60歳以上の方とか、雇用したら助成金もらえますよというのがあるので、
こういうことをすることによって、ちょっとまだ高齢者に関して雇用したことないなとか、
一応新しい風を吹き起こしてみようかなとか思っている会社さんにとってはちょっと使いやすいのかなと思いますね。
これは特会金はハローワーク経由じゃない人はダメだからね。
そうですね。
厳密にはハローワークまたは有料職業紹介の許可を持っている職業紹介事業主でも確か良かったはずなんですが、
パッと適当に入ってきた人はダメなんですね。
フラッと会社のホームページ見てきましたとかね。
そういうことは対処になりませんので、条件に合えば使ってほしいなと思いますね。
今一つ目言いました、もう一つもありまして、65歳超雇用推進助成金というのがあります。
これはどちらかというと採用というよりかは定着の方ですかね。
雇用してるんですけども、65歳迎えるにあたって会社が働いてる人に対していい制度にしてあげる。
15:00
そういう助成金なんですけども。
これね、僕この4月の助成金見てびっくりしたんですけど、すごい横断振る舞いですね。
今年はこの65歳超雇用推進助成金。
僕この助成金実は全然詳しくなくて、どんなものか教えてもらえますか。
これはコース3つあるんですけど、1つは向き転換。
1年ずつじゃなくて向き雇用。その人が辞めたいというまではずっと働かせますよという雇用にする。
向き雇用にしたら助成金をもらえるという向き転換コースと、
高齢者が働きやすい環境を作るという確保措置のコースとあるんですけど、
もう1個が65歳超継続雇用促進コース。
要は本当は65歳までしか働けないなと思ったけども、
制度を変えることによって70歳とか定年亡くなったとか、
より長く働けるような環境にした会社さんには助成金を出すよというものなんですけど、
65歳超継続雇用促進コース。これが結構大盤ブームになったなと思います。
要は今60歳から65歳の人。今って65歳まで何とかして雇用確保してくださいという制度なので、
60歳から65歳の中にいる方が、例えば65歳定年の会社が70歳まで定年になったとしたら、
60歳から65歳の間の方ってハッピーじゃないですか。
この60歳から65歳の方が何人すでにこの会社にいて、
その状態からその制度を何かして変えましたと。
60歳から65歳までの雇用保険入っている方がまず何人いて、
どの制度を導入したかによって助成金が変わるんですけど、
最大で120万もらえると。
すごいね。
去年までは雇用保険が3人以上入ってて、
65歳までの継続雇用だったところを70歳までにしたら、
80万だったんですよ。
これが今60歳から65歳の間が1人以上いて、
65歳から70歳までにしたら、
80万。1人でもいいんですよ、1人で。
60歳から65歳まで1人誰かしらいて、
65歳までの継続雇用、70歳までの継続雇用にしたら、
80万もらえると。
本当は3人1人だったけど、1人でもいいと。
これが結構緩和されましたと。
とてもいい助成金かなと思いますね。
こういうの使って70歳までの雇用を確保してみようかなみたいな、
18:01
ちょっと使っていただけたらいいのかなと思いますね。
こういう助成金もありますよと。
詳しくは労働局とかこの高齢者雇用機構、
独立行政法人雇用障害求職者雇用支援機構というか、
私の事務所にお問い合わせください。
太田さんに聞いてください。
田村さんに聞いてください。
助成金のスポットは受けておりません、弊社では。
ポイントになっておりますのでまた。
ハローワークとか、労働局の人にサロン氏がいることも結構あって、
その人たちが一番詳しいよね、正直。
そうですね。詳しいですね。
毎日助成金の業務しかやってないからそういう人たち。
その人たちに聞くのが一番いいと思うんだよね。
そうですね。
問い合わせしてみたら優しく答えてくれる方もいますので、
聞いてみてもらってください。
本当にこれはそう思います。
8時半から5時15分までと、平日の時間ですけども、
わからなかったら聞いてもらったらいいと思いますね。
あと僕一つ脱線しますけど、助成金の担当の方に電話したら、
何かしらの担当者の名前を聞いた方がいいですね。
そうだね。
一体言わないみたいなのがあるので、
3月何日の何時に担当者のことから聞きましたのでとか、
そういうエビデンスを持っていた方がいいかなと思いますね。
そうですね。
という感じですね。
会社で取り組むべきこと、もう一つはあれですかね、
高齢者の業務内容の必要性。
さっき言いましたけども、60歳以上の方、
低社員に比べてどんな業務を任せるんですかというところの、
言わなくてもわかるだろうというところがあると思うんですけど、
こういう業務を任せますよというところは、
高齢者に対して伝えておく必要があるのかなと思いますね。
これは体調的な問題もそうですし、
お給与的な面ももちろんそうです。
やっぱり突発的に健康が悪くなって、
今まで同じ仕事を任せたけれども急に体が悪くなっちゃって、
他の人に任せなきゃいけなくなっちゃうという環境も、
年齢が重なってきちゃうと増えてくるので、
棚卸し、何に任されているのかという業務はちゃんと明らかにして、
みんなで共有職というのが大事だなと僕は思います。
これね、実際起こってみないと、
あまり現実の問題として時間がわからないんだけど、
実際起きてみると結構大変な問題だよ。
具体的にそういうのはあったりしますか?
俺の上司がそうだわ。
21:01
年を取ると、
役職に就いている人が年を取ると、
病気になるわけですよ。
役職に就いているということは、
仕事量が結構あるわけですよ、たくさん。
その人じゃないと決済できないことがたくさんあったり、
その人じゃないと判断できないことがたくさんあるのにもかかわらず、
その人が病気で会社を時々休むわけです。
そうすると、いろんな営業が出てくるわけで、
その中でもやっぱりうまくやっていくっていうのは、
一言では語らない、かなり深い話題だと思う。
突発的な病気もあるしね。
仕事回らないからね。
回らなかったりもすると思うし、
回らないから、
あなたは親子ごめんねっていう言い方が、
そう簡単にできないと思うんだよね。
平社員じゃないわけじゃん。
僕の上司は。
平社員じゃなくて、
やっぱり会社に何年も何年も貢献してきた人だから、
会社の代表からしても、
いろんな思いがあるわけなんだよ。
その中で、
仕事が病気でいけないとか、
あとはその人の配偶者とかね、家族とか。
この歳になってくると、65歳とか70歳になってくると、
その人の配偶者、家族、親族といった人が病気になって、
それこそ緊急事態みたいなことも時々あるわけよ。
あるんだ。
急遽病院に駆けつけなくちゃいけないことになったとか、
在宅介護が必要になったとかね。
週2日は家で在宅介護をしながら、
残り週3日はテレパーさん呼ぶ、
みたいな調整を図っていったりとか、
せざるを得ない状況になって、
会社の中でこの人だけ週2日テレワーク。
他の人は認められてないけど、この人だけテレワークみたいなこととかね。
そういう制度を考えないといけなくなってくるわけよ。
あるよね。
急に突発的に制度を変えられる会社だったらいいけど、
急に言われても無理だよっていう会社もあるからね。
今まで通りにやるっていうのは無理だと思うんだよ。
だからどこまで許容する気持ちを持てるのかっていうのは、
24:06
難しい深い問題だと思う。
そうですね。確かに確かに。
お給料も高く払ってる分、会社はその従業員さんに期待してるところもあるしね。
それに対して無理にその仕事を高い難易度のものは与え続けて、
与えなさすぎてもやっぱりダメだしね。
この辺の塩梅が難しいですね。
与えなさすぎた時に下からどう見られるかっていうのもあるよね。
なるほど。
役職がついててさ、給料1000万以上もらってるとかだとさ、
あの人1000万以上給料もらってるっていうのを部下が知ってた時にさ、
なんかその上司がさ、みんな週5で会社来てるのに、
その人だけ週3でいいみたいな。許せるかっていう問題?
確かにそれあるよね。
それによって部下たちのモチベーションの問題も出てくると思うんだよ。
はいはいはい。それあるよね確かに。
こんだけ頑張ってるのになんであの人の給料が高いんだってところで不満に思ってきてしまうところもあるしね。
確かにそれはあるよね。
それだけでは語れない、なかなか難しい問題だと思うし、なかなか正解もわからない。
難しいね。それはめっちゃ難しいわ。
僕もそれ今太田の話聞いて思ったんだけど、
70歳までの雇用確保義務、努力義務なんだけど、
60歳の点で迎える前、50歳から60歳の間とか、
それくらいの間にだいたいこの従業員さんはどういう働き方がまず好きで、
どういうことが働きがいがあって、
どういうことをしてあげたらその従業員さんが満足して会社を辞めれるんだろうみたいな、
移行期間みたいな形で考えておく必要がある。
っていう風な気持ちで思ってもらったらいいのかなって今聞いて思いました。
70歳まで雇用していいんだけど、雇用しなくても全然いいんだけど、
その人の人にとってもしかしたら生活として70歳まで働かなきゃいけないっていう人もいるじゃないですか。
だけどそこまで仕事に対して愛情というか熱意をあまり持ってない方もいたら、
それから70歳まで雇用しますよと。
その代わり業務内容とかお給料に対してはそこまでちゃんとしたものではなくて、
これぐらいの金額で提出させてもらいますのでどうですかとか。
逆にやりがいがあって働きがある仕事をしたいのであればこの給料でやらせていただきますよと。
その代わり仕事に対してはすごい難易度高いものを求めますので、
それが達成できなかった場合は継続業に関しては継続契約を切るかもしれませんよとか。
27:04
人によってそういうのをちゃんと考えるような期間というのを60歳前までにやっておいて、
あとは人にそれぞれによって70歳まで雇用するか、65歳まで雇用するかというのを決めていくみたいな。
そういう期間にするという意味でこれがあるんじゃないかなって聞いて思いました。
そうだね。それは本当に老子それぞれがちゃんと考えないといけない問題だよね。
会社側はもちろん考えないといけないと思うけれど、働き手側としても本当にこれをちゃんと考えないと、
例えば、年金を6スプを収めていないような50代後半のおじさんとか、
そういう人というのは65歳を超えても何らかの収入がないと生きていけないわけよ。
その人が大したスキルもなかったりとか、会社でみんなに大切にされている存在がなかったりするケースもあるじゃん。
ありますね。
なんか話聞いてて、むしろ煙たがられてるみたいな。
っていう人がいるとき、会社はどうすりゃいいのよみたいな。
同居に陥るじゃん。
会社だけの問題じゃなく本人としても、本当に60歳、70歳になるっていうことは、
日本の社会で生きていく上でさ、どうやらなければならないのかっていうのは本当にちゃんと考えないといけないよね。
これ自分もそうだよね。
そうだよね。
一律に70歳まで雇用しなきゃいけないんですよっていう会社の責任っていう単純な話じゃなくて、
その従業者の働き方とかキャリアとか、そこまで踏み込んで会社はやってあげてくださいと。
やってあげて、そこまでキャリアに興味ないんだったら、そこまでお金に対しても、それは労働契約ですから、ちゃんと雇用取ってやってあげてもいいっていう。
そういう、そこまで踏み込んでもいいと思うんですよね。
思考停止に一律にこれやりましょうとか言っちゃうとダメだから、そういうところまで逆に踏み込んでいった方が会社としてはうまくいくんじゃないかなと思うんですね。キャリアとかについて考えないと。
そうですね。ありがとうございます。
あとは僕、僕が今若いので30歳なのであれですけど、こういう高齢者になりたいなっていう僕もちょっと思いがありまして。
それはちょっと語りたいんですけど。やっぱりあれですね。
30:02
一般的に短くお願いします。
自分の経験っていうのを相手に押し付けるような人にはなりたくないなと僕は日頃思ってまして。
それは良いことだね。
自分がされたこと、上司からすごい嫌なことされましたと。
このストレスを後輩にぶつけたいと。
自分がされたことを相手にも後輩にもするとか。
そういうのは嫌だなと思ってます。
それがすごい大事だと思って。
年を重ねていくとやっぱりそれなりに叱られることもなくなるし、自分が命令も高いから命令する立場になると思うんですよ。
だけどそういう時に対してもやっぱり自分がされたことは人にさせたくないなとか、自分がされたらどんなことが嫌なんだろうなとか。
ということはしないような高齢社員にご携わってほしいなと思うんですよね。全体も。
高齢社員としてどういうことが求められるかというと、やっぱり仕事のスキルとかの問題もそうなんですけど、人としての指導ですよね。
社員さんという意識じゃなくて、生きていく人間として見習うべき先輩なのかと。
そういう視点で働いてほしいなと思ってます。僕自身も働かなきゃいけないと思ってますし。
そういう高齢社員を増やしていきたいです。
そういう風な理想を僕は考えてるんですけど、太田さんはどうですか?
そうだね。
どうだね。難しい問題だけど。
どっちしろ社会から必要とされる存在にならないといけないなというのは思ってて。
誰もが周りからの環境から学ぶじゃん。
周りからきつく当たられたら、周りにきつく当たっちゃうと思うのよ。連鎖していっちゃうと思うから。
怒りをもらったら怒りで返してしまうと。
人に対して厳しく当たりがちだなっていう人は厳しくされてきた人だと思う。
それはいたしかたがないと思う。本人の努力でなんとかならない部分も結構あると思う。
田村が言うやつは。
それはしょうがないかなと思うんだけど。
周りに対してめっちゃ厳しいけど、この人は会社に必要だよねっていう存在にならなきゃいけないと思う。
33:05
深いな、それ。
今言った通り、この人は人当たりは良いかというと微妙だけど、ちょっと怖いけどみたいな。
この人はちょっと怖いけどっていう存在になっちゃいけないけどね。
怖いけどすごいよねっていう人に最低限にならないといけないと思う。
筋は通ってるっていう人ですね。
実力がある人。
実力がない人はわがままだなっていう人になったら、今の法令の今後の流れを見ててもマイナス要素にしかならないじゃん。
そうですね。
2006年に65歳までの雇用継続の義務がされて、2021年に70歳に伸びたわけだよね。
15年で5年伸びたわけじゃん。
ということは2036年には65歳までは65歳定年になってて、70歳までの就業一味だったり75歳までの就業確保が義務化されている可能性があると思うの。
2036年よりももっと手前かもしれないもしかしたら。
僕は今、実は今日で31歳になったんだけど。
おめでとうございます。
31歳になっちゃったんです。
65歳になる時っていうのは、計算するとたす34だから、2055年か。
2055年は間違いなくそうなってるよね。
多分65歳までの定年とかになってて。
多分70歳75歳まで継続雇用してねみたいなのは、高年齢雇用安定法で義務付けられてるはずなんですよ。
この頃には。
この時に、大したスキルもない。
でも会社は明るくできるよねっていう人。
まだ生きる場所はあると思う。
この人、上手いけど、でもすごい知識あるよねとか、仕事できるよねっていう人もまだ生きていけると思う。
この人、怖いし頑固だし、かといって仕事もできないよねっていう人は、果たして65歳まで定年が義務付けられている日本社会、生きていけるのか。
っていうさ、身も蓋もない話なんだけどさ。
ほんとこれちゃんと考えないといけないと思います。
これ65歳じゃなくて、僕が35歳になるまでにどうならなきゃいけない、40歳になるまでにどうなきゃいけないっていうのもちゃんと考えないといけないと思う。
36:06
そうですね。その先を見越していろいろ考えていかなきゃいけないってことね。
確かにそうだわ。
分かるわ。仕事もできないし、すごい頑固で性格悪いみたいな。
いるじゃないですか。歳の高度を帯びた先輩。人生の先輩みたいな。年齢のマウント取ってくるような人いるじゃないですか。
そういう奴らは絶対ダメですね。
亡くなっていく風な制度にしていかなきゃいけない。会社として雇用していかなきゃいけないってことだから。
そうだね。
そうですね。そういう形で高齢者の雇用ということで、後退制のいろいろ動きがありますけれども、70歳までと。
そういう中で各会社さんで雇用義務化になっていくっていう流れはありますけれども、
従業員さん、これから今働いている従業員さんとか、今後60歳を迎えていくような社員さんに向けて、
もうちょっと密に考えていくような、コミュニケーションを取るような機会にしていただきたいなと僕は思います。
はい、ありがとうございます。
ご発売はありますか?最後。
大丈夫です。
わかりました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
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はい。
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お願いします。
それでは本日のゲストは社会保険労務士の太田さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
シャローシラジオサニーデイフライデー、DJの田村洋太でした。
それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。
今日も気をつけて、いってらっしゃい。
38:10

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