日系企業の海外営業部、海外事業部で勤務する上での1つの目標となる海外駐在員。海外駐在員はどのような業務をやっているのか、やりがい、苦労した事、それを乗り越えるコツ等、今回は最近まで日系企業の商社の海外駐在員として勤務し、現在はベトナムの縫製工場で衣料品の製造を請け負う業務を行っている大学の同期の方にお話を聞き、東京外大を卒業し、商社勤務に至り、さらに海外駐在員となるまでのキャリアをお聞きします。サプライズゲストも登場!
*このご時世ですので、ソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。
【ハイライト】
・東京外国語大学を目指したきっかけ
・外大合格の為の勉強方法
・東京外大の経験から培ったもの
・将来の外大生へのメッセージ
・学歴のプライドを捨てる事
本エピソードの後編のリンクはこちらです。
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000528243435
1. 【再会トーク】バスケ部から始まった外大の友情とキャリアの交差点
番組の冒頭は、東京外国語大学(通称・外大)の同期である田村と水野さんの再会トークからスタート。大学ではバスケで汗を流した間柄で、今回は約8年ぶりの対面収録となりました。
水野さんは卒業後、商社勤務を経て中国駐在を経験し、現在は海外貿易の実務に従事。ゲストとして参加したハルトさんも元外大生で、こちらも中国駐在経験あり。3人による駐在・語学・キャリアをめぐるクロストークが繰り広げられました。
2. 【語学と戦略】なぜ“フィリピン語科”を選んだのか?言語選びに宿る人生設計
水野さんは高校時代から「将来は海外と日本の架け橋になる仕事をしたい」と決めており、「中国語+日本語+英語」の三本柱を極める構想を持っていました。第一志望は英語科でしたが受験で失敗し、フィリピン語科(タガログ語)に志願。そこから英語環境を求めてフィリピンへの渡航も視野に入れたとのこと。
学部の専門性よりも「語学は手段」と捉え、「行く場所」と「将来のビジョン」で言語選択を決めたという話は、外大志望者にも新しい示唆を与えてくれます。
3. 【外大受験】突破する人の勉強法とは?――“暗記派”と“独学派”のリアル
外大の受験対策について、水野さんは「世界史と英語に全振りした」と明かします。特に世界史は、自作ノートに小さな文字で書き込み、地図や年代を可視化しながら覚えたとのこと。暗記効率を高めるため、あえて小さいノートを使うなど工夫もしていたそうです。
一方、ハルトさんは偏差値40未満の高校から外大に合格した異色の経歴の持ち主。「先生の指示に従わず、自分のやり方を信じる力(独学力)と精神力が鍵だった」と振り返ります。
2人のアプローチは違えど、「自分のやり方を確立すること」が受験突破の共通項として見えてきました。
4. 【外大の価値】“言い訳しない姿勢”と“人間関係の積み重ね”が財産になる
外大生活を通じて得た一番の学びは「言い訳をしないこと」だと水野さんは語ります。学生時代、部活と勉強の両立が難しい中で「テストが忙しくて手が回らなかった」と発言した際、先輩に「言い訳するな」と強く諭された経験が印象に残っているとのこと。
社会人になってもこの考え方は活きており、「呼ばれたら断らない」「任されたことはきちんとやる」という姿勢が信頼を呼び、仕事の幅を広げる結果に繋がっているそうです。
外大で学んだ語学知識以上に、「人との向き合い方」や「小さな信頼の積み重ね」が人生の土台を作ったという振り返りが印象的です。
5. 【社会人のリアル】学歴より大事な“謙虚さと対応力”を忘れるな
社会人になって最も痛感したのは、「プライドだけでは何もできない」という現実。入社初日にビジネスメールすら書けなかった自分に衝撃を受け、「自分はまだ何者でもない」と気づいた水野さん。その体験から「プライドは心の中に、口には出さない」と語ります。
また、企業の中では学歴よりも“人に好かれる力”や“頼られる誠実さ”が仕事を左右すると実感。「どんな大学を出たかより、どう働くか」が最終的にキャリアの明暗を分ける――その気づきは、今の就活生や若手社会人にとっても極めてリアルなメッセージです。
6. 【外大生へのメッセージ】プライドよりも挑戦と対話を
最後に水野さんは、今の外大生や外大志望者に向けて「留学を必ず経験すべき」と強調。「1年社会人になるのが遅れてもいい。違う文化、違う価値観に触れて、自分の限界を壊してほしい」とメッセージを送りました。
そして「大学名に誇りを持つのはいい。でもそれを口にせず、実力で信頼される存在になることが本当の意味での“いい社会人”」と締めくくりました。
この対談を通して浮かび上がったのは、「言語力」や「外大ブランド」ではなく、「人としてどうあるか」に尽きるということ。プライドを捨て、謙虚に学び、誰かの期待に応え続ける――その地道な姿勢が、商社マン・海外駐在員として活躍する水野さんの強さの源でした。
外大を目指す人も、今まさに悩みながら働く人も、このエピソードには“生き方のヒント”が詰まっています。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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