2020-10-05 29:58

第153回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:弁護士②)

社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストも前回の続編で、弁護士の今井丈雄さんをお呼びし対談します。


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ  サニーデーフライデー
次の質問に行きたいんですけれども、今の今井さんの働き方とか考え方の中で、どなたか参考にした方とか、その方のエピソードだったとか、そういうのをもしあれば教えていただけたらなと思います。
はい、これもですね、直接特定の誰かを参考にしたとかいうことは、実はないんですよ。特定の誰かというよりも、やっぱりいろいろなこれまでの職場ですとか、あるいは案件に関わった人たちを見てきて、それで感じた結果ということだと思います。
あと、決定的になったのは何かと言われると、おそらくこれはやっぱり前に言った事務所のことが、多分根底にあるのかなと自分では思っていて、当時ですね、前の事務所にいるときに、その事務所の経営者というか、一番上の弁護士の先生が、事務所のことを奇跡の事務所だってよく言っていたんですよ。
それはまあいろんな意味があるんですけれども、それはまあ仕事の面でも、人間関係の面でも、本当に私も奇跡的な本当に事務所だなと思っていたんですよ。その大手と言いましたが、その弁護士が何百人もいるような本当の最大手ではないにもかかわらず、その大きい案件だったり、有名な案件だったりというような仕事がいただいていましたから、
その意味では仕事では非常に評価もされる事務所ですし、人間関係も本当にすごくみんな良い、人間関係が良い事務所でしたから、こんなことって本当にあるんだなと感じるぐらいの事務所だったんですね。
そういう事務所だったんですけれども、実はその事務所って今はもうないんですよ。ないというのはどうなったかというと、実はその事務所って分裂をして、それぞれ別の事務所と経営統合をしたんです。私はそのタイミングで千葉県に来たということなので、第三の選択肢を取ったということにはなるんですけれども、実はそういう状態になっているんですね。
分裂をして経営統合をしてというのは非常にショックだったんですけれども、他方で現実を思い知ったというか、たまたまその時に奇跡的な事務所でしたけれども、それが何十年もずっと続くかといったら、やっぱりそんなことはない。
それはいろいろな理由があると思いますけれども、経営上の理由だったり、あるいはどうしても大きい仕事をやるには、先ほどのお話ではないですけれども、事務所の規模を取らなければいけないこともやっぱり出てくるでしょうから、何かそれに対して私はネガティブな感情は別に持っていないんですけれども、そうは言うものの、自分にとって居心地のいい職場というのがずっと続くということはやっぱりないなというのは思いましたね。
03:23
それが思いましたし、その上でさらに、私業なので、やっぱり職場に依存するというのは良くないなとそれは思ったわけなんです。
しかも、こういう言い方をすると、人の事務所ですから、そこに入れてもらって共同で仕事をしているので、なおさらそこに依存して、居心地がいいとか悪いとか、それは悪いことはあるんですけれども、
あんまりそこに依存して、自分が幸せかどうかって、そこを中心に考えるっていうのは、やっぱり良くないだろうと、私業である以上は、きちんと自分で仕事をする、そこを原点に考えないといけないなということは思ったんですね。
ああ、あれですか、どんな奇跡の事務所、先ほどの人間関係もそうですし、大きな案件を受けてきて、人間としても成長できる、仕事としても成長できるっていう環境の中でも、やっぱりガラッと環境が変わるっていうところを自分自身で経験して、やっぱり後悔なく自分自身でやりたいことをやっていくっていうところが、
やっぱりまず今井さんの中に強まっていったというか、自分をやっぱり中心に考えていこうっていうところが強まったみたいな感じですか。
はい、そうなんです。つまり、良い職場を追い求めるっていうのではなくて、やっぱり自分で良い仕事をしていくっていう、そっちの方にちょっと頭が切り替わったなと思いますね。
先ほどの仕業だからこそ、職場に依存するんじゃなくて、自分自身の力でやっていくっていうところは、仕業っていうのがスペシャリストというか、自分自身の専門っていうのをお客さんに伝えるっていうところがあるので、
やっぱりメーカーとかだったら製品があって、それをお客さんに届けるってありますけど、自分自身が商品っていうところがあるので、やっぱり職場に依存しないというか、自分自身がいかにコストパフォーマンスですかね、パフォーマンス高くできるかっていうところが強まったみたいな感じですか。
そういうことですね。おっしゃるように、目に見える商品があるわけではないんですから、結局最後は自分の名前で、これは大手の事務所にいてもそうだと思うんですけど、
結局最後は自分の名前で仕事ができるかどうかということですから、やっぱりそこの原点に戻ったというか、ここ原点というか、そこはみんな本当は考えていなきゃいけないんでしょうけども、きちんとそこ、実感を伴ってやっぱり理解できたなと思いますね。
06:10
めっちゃ深いですね。自分自身が商品っていうところを、お客さんにとってそれがどういう自分自身の環境がいい環境であればこそ、自分自身という商品がお客さんに伝わるので、それはやっぱり職場にいた方がいいのか、それとも独立してやった方がいいのかっていうところって、やっぱり深く修行としてやる方っていうのは考えていくべきだなって、私自身もそうなんですけど、
今、今井さんの話を聞いて、そうだなってすごい思いましたね。
もちろん、前に行った事務所が悪いわけではなくて、そこですごく期待といただきましたから、それは非常に感謝していますし、最初から独立してたらできなかったのだと思います。もちろん、そこは。
期待してもらったからこそ、今があるわけなんですけども、いつか卒業の時が来るというのもまた事実だなという、そういうことですかね。
ありがとうございます。今、私業で独立する前とか、私業でこれから活躍される前に修行してる方だったりとか、どこかの事務所で勤務されてる方もリスナーの方でいると思うので、こういう話を聞くと、
私業として働いていくためには、いかに自分自身のサービス商品というのをお客さんに訴求していくっていうところを追い求めるためには、ちゃんと自分が働きやすい環境って何なんだろうって、自分の中で考えていく必要があるなって、今井さんの話を聞いてすごい思いました。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
今井さん、次の質問に行きたいんですけども、今までの大事にしてきた働き方とか、今井さんの中での働き方の価値観っていうものが、いつまで続く予定ですか。今後こういうふうな働き方に変えていきたいなとか、こんな働き方を目指してるみたいな予定っていうものがあれば教えていただきたいなと思います。
はい。
苦にならないような仕事を中心に続ける、つまりこの分野という意味ですけれども、それについてはもうできるところまで続けたいと思っています。
もう本当にできることなら、引退までずっとその分野でやっていきたいとは思っているんですね。
ただ、実際問題として、分野はそれでいいとしても、一つ一つの案件を見た場合に、一人でプレイングマネージャーのような形で仕事をしていくということに関しては、これは5年は続くと思っているんですけども、10年はちょっと難しいのかなとぼんやり思っているんですね。
これはつまり、その一人でやるのではなくて、チームを組んでですね、大きめの案件を自分が指揮をしていくような立場に、これはなっていかないといけないと思っています。
09:03
それは望むと望まざるとにかかわらずということなんですけれども、つまり一人ではやれることっていうのは、先ほども少し触れましたけど、どうしても限界があるんですよね。
あとは年をとって体力が落ちるというか、そういうこともあるんですけれども、いつかはそういう立場にならなければいけないなと思っています。
そうしないと結果的に続かないんじゃないかなと思うんですよね。
だからそこが5年は続くけれども、10年ぐらいをめどに少しずつ、自分の立ち位置というものを変えていく必要があると思っています。
その立ち位置というのが本当に自分にとって楽しいのかと言われると、それはもうちょっとやってみないとわからないですが、いたしかないかなと今の段階では思っていますね。
自分自身が商品、サービスだからこそプレイングマネージャーとしてやっていくというのはお客さんにとってメリットだけれども、
やっぱり先ほどおっしゃっていましたけれども、チームでやっていって、それを指揮していくというところがお客さんのメリットにもなるみたいな、
自分自身の高速というか限界というかそういうところもあるから、そういうふうな働き方をしていきたいなみたいな感じですか。
はい、そこはその通りで、おしゃれにお客さんのためにもなると思うんですよね。
自分が年を取ったときのことを考えると、やっぱり若い人にはパフォーマンスで勝てないことってたくさん出てくると思うんですよ。
知識や経験は勝てても、フットワーク軽くいろいろ動くとか、あるいは素早く何かに対応するとか、
あるいはその時々の流行っている考え方とか知識とか、そういったものっていつか追いつけなくなると思うんですよ。
それにもかかわらず、ずっと自分で握ってやっていくとなると、なかなかついていけないということはあるかなと。
そうするとお客さんにとっても良くないですから、やっぱりその時々で若い力を入れていくというのもお客さんのためになるだろうなと思っていますね。
あとはやっぱり一人だと大きい仕事が欲しい、いやいただけるようになればですけれども、大きい仕事ってどうしても対応できないですから、物理的に。
なのでそういう面も考えると一人では難しいなと。
そういうことですね。
じゃあ後輩だったり若い方に今までの今井さんの経験というのを伝えていって、物理的な時間的な制限だったりとか、体力的な制限というところをいかに排除していって、
チームとして今までの経験というのをまとめて、いい方向にお客さんに伝えていく意味では、
下の世代への教育だったりとか、そういうところがやっぱり大事ということで任せていくみたいな、今後やっていくみたいな感じですか。
12:09
はい、そうなんです。そこを任せるということがなかなか、我々修行ってどうしても自分でやりたい人が多いですから、
非常に難しいところではあるんですけれども、
それもある意味で、自分が弁護士として、あるいは修行として、人が向けるための大事な重要な壁なのかなと思っています。
そうですね。自分も5年、10年先の社道修行としてのプランというのを今井さんのお話を聞いて、まだまだ考えていないところもあったので、
それも考えなきゃいけないなというのをすごい思いました。
自分がやっている案件というのが他の方でもできるんじゃないかという視点で任せていって、
本当に自分しかできないことは何なんだろうというところは、もっと時間的な拘束とか体力的な拘束じゃなくて何か他に落とし込めないのかなとか、
そういうのを今お話を聞いてすごい思いました。
田村さんまだ若いですから、まだまだ先かもしれませんけど、
どうしてもいつかは考えなければいけないんだろうなと思っているので、
本当に最近ですけど考えられるようになりましたね。
ありがとうございます。
次の質問なんですけれども、今井さんの今後のお仕事の野望、目標とかあれば教えていただけたらなと思います。
これもちょっと抽象的ではあるんですが、本当に一人では手に余るような、
これも一人では無理ですというような大きい仕事をいただくことというのがやっぱり目標ですし目指すところかなと思っています。
それはある種の外部からの評価ということとイコールとは言いませんがやっぱり近いので、
この人ならこれだけの案件もできるだろうという信頼をしてもらっているということになりますから、
それがやっぱり目指すところですよね。
これは別に弁護士にも限らないと思いますが、
お客さんにとっては大きいとか小さいというとちょっとなかなか失礼な言い方になることもありますが、
それはちょっと今日は置いておいてですね。
普通は小さい案件からコツコツとやっていって、だんだん大きい仕事をということになると思うんですけど、
やっぱりそういうことですよね。
本当に手に余るような仕事をいただくというのが目指すところです。
それが野望ともちょっとつながるんですけれども、
野望というとちょっと変な言い方になるかもしれませんが、
手に余りすぎて、それこそ前に行った事務所の先輩たちに助けを求めると。
先輩たちに、先生ちょっとこれ私できないんで、一人ではできないんで、
15:03
一緒にやってくださいというふうに逆にこちらから行くというのが、
これがある種恩返しだと私は思っていて、
それはやっぱり一つの野望ですね。
先輩たちのおかげでこんな仕事を任せていただけるぐらいに成長しましたよという、
ある意味のご報告じゃないですけれども、立派に成長した姿を見せるというような
意味合いが私はあると思っているんですよ。
なので先輩たちからすると意味がよくかもしれませんが、
私はでもそれは一つの夢として持っていて、
いつかそれはやりたいなと思っているんですね。
いいですね。
大きな案件というと事業再生とか事業生計の大きな案件ですけども、
他の分野の大きな案件とか、どんな案件をやっていきたいなとかありますか?
それはやっぱり事業再生だったり事業生計だったりですね。
やっぱり先輩たちもその分野がメインで、
もちろんやっとこられた先輩たちですから、
それを一緒にやるというのは一つ夢ですね。
もう一個のは先ほどの以前勤務していた事務所の先輩方に、
こんな案件もやってきているのでそれをお願いしますというのが恩返しというところがあったんですけれども、
それは自分に育ててくれた方に対して、
自分はこんだけ成長したんだって見せる意味での恩返しですか?
それとも他のイメージでの恩返しとかそういうのってありますか?
まさに成長しましたよということですよね。
やっぱり当時って上の弁護士たちが仕事を取ってきて、
チームの中で一番下に入って、
そのうちの一部の仕事をこなしていくという、
そういう位置づけでしか仕事はできないんですよね。
能力的にもそれしかできないんですけれども、
おかげさまでこんなこともできましたと。
案件全体を見ることもできるし、
仕事を任せてもらえるようになりましたよと。
これはもう先輩たちの下で鍛えていただいておかげですと言いたいです。
本当にそうだと思っているんですが、
それをちょっと言いたいですよね。
それで先輩たちも喜んでくれるかなと思っているので。
先輩として今井さんに教えていただくことっていうのが、
やっぱり大きな案件として返ってきて、
俺は今井を育てたんだよみたいな感じで、
先輩方も思っているだろうし、
やっぱりそういうのっていいですよね。
本当に先輩が喜んでくれるかわかりませんけど、
それでもやっぱり姿を見せたいというのはありますね。
18:05
僕も独立する前に社路市事務所で勤務していたので、
今井さんのお話を聞いて、
自分自身で案件を取ってきて、
それを教えていただいた所長であったりとか、
先輩の方にいかに還元していくかという視点で働けたら、
それもやっぱり一つの自分が独立した経験だったりとか、
実績っていう別の軸ができるんだなと、
今井さんの話を聞いてすごい思いました。
はい、やっぱりそういうことなのかなと思うんですよね。
別に先輩たちが仕事に困っているなんてことは全然もちろんないので、
そういう意味では全然必要はないと思うんですけど、
とにかく自分の評価だったり経験実績を見せたいということですね。
ありがとうございます。
わかりました。
今井さん、最後の質問で、
ご自身のPRとか宣伝をお願いいたします。
あまり私個人というよりも、
弁護士全体のことなんですけれども、
私が日々千葉で思っていることなんですけれども、
やっぱり弁護士って、
皆さんのイメージってトラブルが起きた時にどうしようかと、
最後に行くところというイメージがどうしても強いと思うんですね。
そうではなくて、
もちろんそれもそうだし、
弁護士の仕事としてはそれが基本ではあるんですが、
それだけではなくて、
予防という観点から、
弁護士を活用してほしいと思っています。
例えばですけど、
典型的なもので言えば、
きちんと契約書を作るというのもその一つなんですよね。
たまに相談を受けるんですけれども、
相手が思った通りのことをしてくれないとか、
約束を持ってくれないという相談を受けたとしても、
じゃあ契約書ってありますかと聞くと、
なかったりするんですよね。
約束も何もないじゃないですかって、
私からすると思うこともあるんですが、
きちんと契約書を作っておけば、
少なくとも約束というのは明確になるし、
証拠もあるし、
だからそうすると相手だって、
一体言わないの問題は少なくともなくなるわけですから、
立派な予防の一つなんですよね。
あるいは契約書を作るのもそうだし、
あるいはいざという時に備えて、
日常的にその証拠固めというか、
どういう備えをきちんとしておけば、
いざという時にきちんと対応できる、
あるいは慌てずに済むのか、
そういう観点から弁護士を活用するということを、
ちょっと考えてほしいなと思っています。
これが一つですよね。
つまり弁護士はそういう観点からも、
弁護士って使えますよというのが、
まず一つです。
もう一つは予防とまではいかなくても、
21:02
早めに相談しようということを、
意識していただきたいなと思っているんですね。
何かというと、早めに、
先ほどトラブルが起きたからと申し上げましたけれども、
そこまでいかなくてもちょっと危ないなと思った時に、
それで早め早めに相談することで、
こちらが取り得る選択肢が増えることが多いんですよ。
特に事業再生案件ってやっぱりそうで、
いろいろ発泡手を尽くしたいっていう、
もちろんそれはその通りなんです。
経営者の方が何とか事業を維持するために、
いろんなことをできる手は全部打ちたいというふうに、
いろいろやってみて、
それはもちろんその通りで何も否定することはないんですが、
ただいろいろ発泡手を尽くした結果、
もう手持ち資金がありませんと、
全く尽きてしまってから相談にいらっしゃったとしても、
そうすると破産以外ないんですよね。
破産以外ないというか、もっと言うと、
破産すらできないということがやっぱりあるんです。
全くすっからかんないということになると、
じゃあどうしますかと言うと、
あとじゃ余に逃げしかありませんっていうことも、
本当にこれは冗談ではなく、
そういうことってあるんですよね。
でもそうではなくて、
ある程度資金に余裕があると言ったら語弊がありますが、
少し資金がまだ残っている状態で、
別に事業再生をメインの打ち手にする必要はなくて、
プランB、プランCとして今のうちから相談しておきますぐらいの
気持ちでいいと思うんですよ。
でもそれで相談していくことによって、
破産しなくて済むかもしれないんですよね。
専門用語になりますが、
私的整理ですとか、民事再生ですとか、
いろいろな制度というのはありますので、
資金があれば、
そういった手段も選択肢に出てきますから、
そういう選択肢が残っているところで、
早めに相談をするということを
ちょっと意識をしていただきたいなと思っています。
この2つが、
弁護士一般に関してですね、
ちょっと意識していただきたいなと、
日常的に思っているところなんですよ。
あともう一つだけ、
早めに相談すると言いますけれども、
いろいろな弁護士がいて、
どの人がいいかわからないって、
結構いろんな人から聞かれるんですね。
これって弁護士に限らないとは思うんですけれども、
これってやっぱり難しいなと思っていて、
結局、能力もそうですが、
相性っていうのもあると思うんですよね。
多分シャロイさんもそうだと思うんですけれども、
これって会ってみないとわからなくて、
どういう人がいいかですね。
相性まで言い出したら、
24:01
事前にそれをそこまで見抜くってことは、
もう私不可能だと思っているので、
だからやっぱり会ってみないとわからない。
そうするとどうするかというと、
セカンドオピニオンとかサードオピニオンとかって、
もう最近、今でこそその言葉って
普通になってきたと思うんですが、
もう積極的に、
そういうセカンドオピニオン、サードオピニオンということで、
いろんな弁護士と会って話をして、
どんどん比べてもらって構わないと思うんですね。
気にする人はいるかもしれませんが、
気にする人ってもうしょうがないと思っていて、
この人は気にする人なんだなっていうのも
一つの材料だと思うんですよ。
逆に私はあまり気にしないというか、
気にしないというのは、
自分がセカンド、サードでも気にしないし、
あるいは自分の相談を別の弁護士に、
セカンドオピニオン、サードオピニオンで聞いてみると、
今やこんなことを言っているかどうなんだというのも、
別にあまり私は気にしないので、
なので、やっぱり積極的に比べてもらうっていうのが、
大事かなと思っています。
いざ依頼をして、ある程度途中まで行ったところで、
やっぱりこの人は相性に合わないから、
今井先生辞めますって言われる方が、
やっぱりお互いにとって良くないので、
そうなるぐらいだったら、
やっぱり最初のところで、
いろんな人に会ってみて、
比べてほしいなと思います。
やっぱり弁護士もこの考え方って、
割と浸透してきているはずなので、
もともとは何ですかね、
医者の世界で出てきたんですかね、
セカンドオピニオンって、
共闘されるようになったのは、
それと全く同じだと思っていますので、
やっぱり弁護士もあると思うんですよ。
なので、どんどん比べてくださいと、
それは思いますね。
そうですよね。
よく弁護士さんって、相談者の方の右腕というか、
代わりに交渉したりとか、
いろいろ手続きをしたりっていう、
イメージってあると思うんですけども、
予防の観点で、大きなトラブルになる前に、
こういう形で、いろいろ対策を練っていきましょうとか、
基礎的なこういう書類が残っているんですか、
っていうところの事前の対策というか、
そういう視点でも、弁護士さんを活用してほしいな、
っていうのもありますし、
弁護士さんを選んで、
実際に一緒に相談者の方とやっていく前に、
どの人が自分に合うんだろうかとか、
選んでから、いろいろとか変えるんじゃなくて、
本当に自分と一緒に戦っていくというか、
一緒にやっていくっていう人を、
いろいろ当たってみて、
本当に肌の合う人を探していくっていうのが、
やっぱ大事かなっていう、そんな感じですか。
そうなんですよ。
特に最初の方の話で言うと、
こんな書類がありますかって言って、やっぱりないってことが多いので、
それよりは、一緒に作っていきましょうと、
27:01
普段からということですよね。
こういうのを作っておくと、
後々役に立ちますよっていうのが大事ですし、
あと、相性のことで言えば、
それこそ裁判をやることになれば、
長ければ本当に何年もかかるんですよね。
それで合わない人と何年も一緒にやるって、
やっぱりお互い苦痛だと思うんですよ。
それぐらいだったら、最初のうちに吟味してくださいって、
それはお互いのためですというのは思いますね。
そうですよね。
弁護士さんと一緒に活用するっていうところを考える前には、
いろんな対策も見れるし、
こんだけ可能性というか、
何か大きなことが起きる前には、
もっともっと小さいことからやるべきことがあるんじゃないかっていう、
こうされる担当として、活用も弁護士さんとして、
今後経営者の方もそうですけれども、
一般の方でもどんどん使っていってほしいなっていうのはありますよね。
そうなんです。
代理人というよりも、
コンサルタントとかアドバイザーとか、
そんなイメージの活用の仕方をもっとしていただきたいなと思っています。
わかりました。
ありがとうございます。
いろいろと今井さんからお話を聞かせていただいて、
今の事業再生とか、
事業承継を専門としてきた経緯も聞かせていただきましたし、
ご自身の働く上でのモチベーションだったりとか、
やりたいことをやっていくっていうところの、
考えに至った元々の根拠だったりとか、
そういうところも聞かせていただきましたし、
弁護士として、
相談者の方、経営者の方が依頼する時には、
もうちょっと心の心理的ハードルを低くして、
なおかつもうちょっと、
普段の相談事というか身近なことでも相談できる、
より身近なパートナーという意味でも、
リスナーの方もお話を聞かせていただいた中で、
考えが目から鱗だったという方も増えたのかなと思いますので。
そう言っていただけるとありがたいです。
やっぱり弁護士はハードルが高いとよく言われるので、
少しでもハードルを下げられれば、
何よりですね。
ありがとうございます。
今日はお時間いただきましてありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
それでは本日のゲストは弁護士の今井武雄さんでした。
今井さんありがとうございました。
ありがとうございました。
シャローシラフィオサニーレイフライデー、
DJの田村洋太でした。
それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。
いってらっしゃい。
29:58

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