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こんにちは、すけです。 今日はですね
なぜフレンチ料理はコースの説明をするのかというテーマで、 マーケティングに絡めたお話ができればなと思っております。
今日は、 期待値コントロールの話をしたいと思います。
先に結論を言うとですね、 よくフレンチのレストランとかに行くと、ギャルソンの人が料理の説明
どんなこだわりの食材をとか、どのように調理をして何のポイントをお楽しみくださいとか そういったことをしますが、あれはなぜなのかという話ですね。
で、早速結論なんですけども それは
消費者の期待をこちらが注目させたいポイントに誘導しているということなんですね。 こちらというのはレストラン側が注目させたいポイントに誘導をしているということです。
言い換えると消費者にこちらの見てもらいたいポイント にフォーカスを当てているという話なんですね。
これがどういったことなのかということをいつも通り連日ご紹介をしております マーケターの森岡さんの確立思考の戦略論
どうすれば売上げは増えるのかという本の中から一部抜粋をしてご紹介をしたいなと思います。
で、今言った期待値とはそもそもどういったものなのかという前提から読み上げていきます。
期待値は脳が価値判断する時の文脈の一つです。
脳はこれはこんなものだろうという相場感のベンチマークを持っています。 それが期待値です。
脳は正直でシンプルです。 価値判断が期待値を超えると大いに喜び、期待値付近であればそこに満足し
期待値を顕著に下回ると落胆します。 ブランディングとは消費者の期待値マネージメントとも言えるでしょうというふうに書かれています。
まあよくお客さんに対して期待値コントロールよくした方がいいよねって話聞きますが、その期待値を言語化すると今言ったような言葉になってくるということですね。
もう少し読み上げます。フォーカスとは消費者の期待をこちらが注目させたい焦点に絞り込ませることで価値評価に有利なところに認識を誘導し、
見てほしくないところに認識がいかないように期待値を設定することで、 自らのブランドへの価値判断を有利にするテクニックです。
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レンズにピントを絞ることに似ているのでフォーカスと私が名付けました。森岡さんが名付けましたと書いてあります。
で、ここから具体的な例ですね。先ほどのレストランの話に移っていきます。 読み上げます。
わかりやすい例で言うと、先述したレストランのギャルソンやソムリエのトークはこのフォーカスのテクニックを用いていることが多いです。
どんなこだわりの食材をどのように調理をして何のポイントをお楽しみください。 というトークは注目してもらいたい評価ポイントに脳の注意を誘導し、そこに期待値を集中させているのです。
面白いですね。 もしも
その期待値を絞らさなければ 客は気づかずに食べてしまって、それらのこだわりポイントを認識せずに価値判断してしまうことになり、
ちゃんと強みに誘導できた場合に比べて顕著な差がつくことになります。 また脳はどこかに注目するとそれ以外への注意力が半自動的に下がります。
どこかに注意の焦点を引っ張ることは同時に隠したいことへの目隠しにもなります。 というふうに書かれているんですね。
でもうここから結論に入ってくるのでまとめに入っていきますが、 今日この放送でこれを聞いているあなたにどんなことを持ち帰ってほしいかということは
マーケティングコンセプト、このラジオではこの本をもとにいろいろマーケティングコンセプトは何かということをご紹介してきたんですけども
マーケティングコンセプトにおいては見せたいものにピントを絞って誘導して見せたくないものをぼかして隠す
消費者のレンズを調整して文脈を設定するということなんですね。 この話は今言ったレストランのギャルソンの説明におかれるとすごくわかりやすい事例だったので
ご紹介をさせていただきました。 フレンチ料理のコースの説明ってなんか僕なんかはめちゃくちゃ恥ずかしいんですけど
お酒を飲んで楽しい会話をしている時に料理の説明で割って入られるのって少し煩わしい気持ちになったこともあるんですが
もちろんお店のコンセプトとしてこういう食材のこだわりを知ってほしいという思いは当然あると思うんですけども
今日お話をしたこちらのアピールしたいポイントに目を向けさせるためのテクニックということを知っておくだけで
次からフレンチのレストランとかに行く時の視点も変わってくるんじゃないかなと思いました。
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なのでこれを聞いているあなたもですね日常のあちらこちらにこのようなマーケティングの仕掛けが隠されているってことを思うと
日々物事を見る目も変わってくるのかなと思ったのでそういったお話をご紹介をさせていただきました。
改めて今日の書籍のリンク、確立志向の戦略論どうすれば売上が増えるのかというマーケターの森岡さんの本なんですが
めちゃくちゃこれ面白いです。僕今までいろんなマーケティングの本読んできたんですけどもなんかこれが一番ワクワクするというか
森岡さんって普段こういったことを考えてマーケティングの施策を打ってるんだなってことだけでだいぶこれ本業の活用にもなりますし
皆さんがこれを副業とか自分のフォロワーを伸ばすことにも使えるんじゃないかと思うので
よろしければ是非チェックしてみてください。 今日の合わせで聞きたいなんですけども
ブランドコンセプト、マーケティングコンセプトの話をしたんですが、同じくこの本の中から練習問題として自分自身のマーケティングコンセプトを作ってみようという
スタイフの放送会がありますのでぜひそちらも聞いてみてください。 例えば転職活動されている方とか、あとは自分でSNSのフォロワー伸ばしたい方とか
その特定の目的に向かってどう自分自身をブランディングしていけばいいのか、マーケティングコンセプトを作っていけばいいのかという視点で
すごく参考になる内容なんじゃないかなと思うので、よろしければ聞いてみてください。
ということで、今日はマーケティング会ということで、なぜフレンチ料理はコースの説明をするのかというテーマでお話をしました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。 つけでした。