簡単なあらすじとかは、これ聞いていただいてる方にネタバレにならない範囲で、共有したいところはあるのですけれども、要するに架空の街で、どこかの西洋の都市で、桃っていう謎の女の子が現れて、その女の子に街の人たちが話を聞いてもらって癒されていって、いい感じで馴染んでいったんだけれども、そこに灰色の怪しい時間泥棒たちが。
やってきて、大人たちがどんどんどんどん効率化タイパコスパと言い出して、おかしくなって、ついには門は一人ぽっちになってしまってどうなるんじゃっていうお話だったんですけれども。これ理解あってますかね、すいちゃん、わたし。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。
はい、ということでね、読んだんですけども、感想を聞いていきましょう。どうでした?けいこさんどうでした?読んでみて。
わたしは普通に単行本で、紙で読んだんですけど、本屋さんに行くと、本屋で、わりと小さな本屋です。木の国屋とかではなくて。でも、絵本で売ってるんですよ、これ。でも、絵本でも文字がすごくちっちゃくて、わたしは嫌だなっていう感じで、そんな絵本は読みたくない。単行本で読みたいなっていう感じです。
あー、どっちかっていうとね。
そうです。
絵が、文字がたくさんある絵本嫌だってこと?
そうです。
このミヒャイル・エンデスは何か画家でもあるらしくて、この単行本の表紙とか、絵本の冊子とかもご自身で描いてたらしいんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよ。だから、絵本を手に取るのもね、一つありっちゃありですよね、っていうところがあるみたいですよ。
はい。
いや、多彩なんだなというところですね。
すいちゃんどうでした?読んでみて。
今のお話を伺って、僕はオーディブル、ほとんど最初から最後まで、コナンくんの声優の方ですかね、高橋みな美さん。
めちゃくちゃリアルな感じで、聞いて面白いなって思った。
素晴らしい声でしたね。
そうですね。特に何でしたっけ、もう名前忘れちゃいました。
藍色の人たち。
時間泥棒?
時間泥棒。時間泥棒といろんなキャラクターが会話するときのシリーズを。
演じ分けね。
なんかちょっと本も今調べてるんですけど、僕がイメージしたやつと全然違うなという絵が出てきたので、絵もちゃんと見ながら改めて想像してみたいなって今、と思った感想ですね。
コナンによってそうですね、イメージが。
めちゃくちゃよって。
いつ誰が死ぬんだっていうね。
本を読んだ感想としては確かに時間泥棒?すごく分かりやすいお話を、このキャラクターを描いて、特有の世界ですごくうまく伝えてるなっていう分かりやすいなって。
ハッとさせられてるところもあったなって思うんですけど、一方でよくよく考えると、これって子供にも人気な物語ですって言ってる割に深すぎて、
難しいなって一瞬回って持ち行っちゃいました。
そっちは大事なんだけれども、その灰色の時間泥棒たちがある意味この世の中の成長を支えてきた部分ってあるんだろうなって完全に否定はしきれない部分はあるかなと思って、
どっちか図なんですけど、そこが自分の中でグルグルしてる感じですね。
グルグルしちゃうってのは、正解がどっちなのかとか、あんのかないのかとか。
そうですね、正解はないんだろうなっていう感じなんですけど、
多分これも時代の流れによって、またこの桃がすごく今人気な背景もそこにあると思うんですけど、
逆にまた100年とか過ぎていくと、サイニック理論の話じゃないですけど、またグルグル回って、また桃と遠い世界が人気になる時代も来るのかなとかわからないですけど、
ちょっとその辺の解釈はぜひ興味ないですけど、どんな風に考えてらっしゃるのかなっていうのはお聞きできると嬉しいなっていうふうに思っていました。
聞いてみたいですね、確かにな。
僕はその関連でいくと、床屋のフージーさんのところに灰色の男たちが初登場して、時間銀行に入れませんかっていうふうにね、
誘う時に、じゃああなたが今まで無駄にしてきた時間をおさらいしてみましょうつって、睡眠4億4150トンで4000秒とか言って、
仕事が何億時間で、食事が何億秒でって言って、合計13兆みたいな感じで、とてつもない秒数をあなた無駄にしてきてますよみたいなことで追い込むときに、
たぶん現代だったらYouTubeをどれくらい見てたとか、TikTokをどれくらい見てたとか、そういうのが並ぶんだろうなと思いながらね、
お願いだから俺の時間はこうやって振り返らないでほしいなって思いながら、結構ちょっと読んでられないというか、辛いなって読みながら自分にどんどん刃が刺さっていく感じは正直あったので、
なんかこのタイパーとかコスパーとか言われていて、タイパーコスパーを意識しちゃっていること自体に対する後ろめたさというか、そういうのが呼び覚まされた感じがね、私はしましたねっていう感想でしたけども。
輝きさんはどうですか。輝きさん、昔読んだとか。
昔読んで、それこそコーチングとかを始めたぐらいのときに進められて読んだ気分なんですけど、あれですね、ポイントはやっぱりこれ、児童文学ってところですよね。
子どもが読んで、読むことを前提にしてるっていうところがあると思うんで、そういう目線で改めて、子どもをどう感じるんだろうなっていう気になりましたね。
なるほどなー。
子どもが、たぶん子ども目線だと、これってお父さんとお母さんが時間泥棒で時間を取られてるみたいな、そういうときってすごいなんか冷たいなーとか、遊んでくれないなーみたいな、それぐらいの視点で見てるのかなーとか。
だから、どれぐらいの深さで子どもはこれを読むんだろうっていうことをちょっと気になったりしましたね。
親になって、読み返してもらうと。
いやー、そうねー。まさにこの、今、この読書会21時15分スタートっていう時間設定もね、寝かしつけみたいな。
つまり、まだ寝ない子どもをほったらかして、私は実質にこもって準備をしているわけなんですけれども。
なので、今なおこう刃が刺さりながらこう聞いてる感じはするんだけれども。
なんか、輝くんのいう観点を聞くと、自動文学を自動のときに読んでおく大切さみたいなものを持ったね。
あー、そうだね。
たぶんこの、ももを取り扱う読書会の醍醐味って、子どもの頃に読んだのと違うっていう感想がさ、誰かから出てくるところだからさ。
それがどう違うのかっていうのを、ぜひどこかで聞いてみたいなと思うんだけど。
今日はみなさん、ごめんなさい。聞けないです。誰も子どもの頃に読まないからね。
だから想像してね、そこらへんは。
この差分は確かにめっちゃ気になりますね。
ね。なんか、そういう差分、なんだろうな。最近だとね、世界の中心で愛を叫ぶってあったじゃないですか。
懐かしい。
私が中学生の頃だったんで、それこそ20年、25年ぐらい前に流行ってたんですよ、確か。
で、あれの映画をね、4、5年前に見たときに、当時は完全にこう、中学生、高校生のサク太郎と、長澤まさみの方に感情移入して、恋人が死んでしまうなんてっていう風に見たんですけども。
その辺になってから見ると、大沢孝夫と柴崎幸の方に年齢が近くて、もう絶対に戻れない学生時代の愛にする人みたいな、そういう感覚で。
こう、やっぱ視点が変わると背負ってる経験も変わって、見るもの変わるよなっていうので。
だからこの桃に対してそういう感覚を持てないのはね、すごくない。
残念な気持ちがちょっと半分生じましたね、今ね。
まあ、読んでないものはしょうがないんですけれども。
ただ、読んでない前提で思いを馳せることはできるのでね、ちょっと今日迫っていければなと思いましたよ。
戦略的幸福論。
きえさんどうですか。
あの、今8割ぐらい、読んだ状態で参加してもらってると思うんですけど。
ここまで読んできて、どうですか。ちょっと面白くなってきたみたいなつぶやきも僕見た気がするんですけど。
そうですね。最初は、この物語の登場人物の説明みたいな、どんな人たちかみたいな説明が結構あったと思うんで、
なんかその段階では、それこそ、なんか久しぶりにこういう物語読むなと思って、
結果は何?みたいな、そんな気持ちになっちゃって。
ちょっとこう辛抱がいるっていうんですかね、最初のところって。
ちょっと物語にこう没入する、入り込んでいくのが久しぶりの感覚だったので、
で、この時間泥棒が出てきて、私もなんかそっち側になってきてると思って。
だから辛抱が言ったんだみたいな、なんかそんな気持ちになったりですね。
で、本当に刃が刺さるってのもすごい分かるなと思いますし、
今の小さい頃に読んでいたらっていうのも、
実はこれ、小学5年生とか、多分それぐらいに親が勧めて買ってくれてたんですよね。
だけど読んでなくて、ちょっと開いたんですけど、
その時はなんか電機とか、なんか全然違うギリシャ神話とか、
なんかそういうのに夢中だったので、全然これが自分に刺さってて読まなかったんですよね。
だから本当、今みなさんおっしゃったように、
当時これをもし読んでいたら、自分が何を思ったのかなっていうのもすごい気になりつつ、
今娘がちょうど小学5年生なので、娘の見えるところでこれを開いて、できるだけ読むようにしてたんですけど、
で、ちょっと進めてはみつつ、なかなかでも娘は今違うものに夢中だから、
なかなかちょっと読んでもらえないかもしれないなと思いつつ、
ちょっと面白さを母なりに伝えながら、本棚に見えるようには置いておきたいなみたいな、そんな気持ちではいます。
なるほどね。
小4のきえ、少女きえは読まなかったですからね。
うまくいかないと思った方がいいのかもしれないですけど、
そこも僕らがコントロールできることじゃないですからね。
そうですね。本人の触手が伸びれば、機会を少しでも作れればなという感じです。
いやでも、冒頭の人物紹介があえて冗長になっている可能性があるみたいな話は、ちょっと気づかなかったですね。
どうなんでしょうね。
いや、あるんじゃないですか。やっぱり僕も最初は少しだるいなって思いました。
思いました?
うん。なんか嵐の中の船の遊びとかね、子供の遊びをなんか追体験させられるとか、
これ何の時間ってずっと思ってた。思い返せばね。
思い返せばね。でもそれ、そういう構造なんじゃんって。
で、後の方に子供の遊びが奪われたみたいな話があって。
パンチカードゲームみたいなのやるでしょ。
何が面白いのって桃が言うのが痛快すぎて、やっぱりそういう後から後から聞いてくる構造になってんだなって。
なるほどね。面白いなっていうところで、まきこさん、来てくれましたんでちょっと。
こんばんは。
こんばんは。
やっと参加できました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
軽く自己紹介的なものをしていただいても。
はい。どうも、まきこと申します。よろしくお願いします。
自己紹介、そうですね。
今、東京在住で、子供が2人の4人家族です。
はい。
2人ともの保育園地で、やっと寝ました。
本当に頼んだんですけど、寝る直前に喋ることをして、また起こしたらダメだなと。
ちょっとしばらくしてから入ってまいりました。
なるほど。
そんな感じで、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
もともと関西人です。
関西人っていうことだね。ありがとうございます。
まきこさんは、僕は密かに、もも、昔読んだことあって、今回再読なんじゃないかって期待してるんですけど、どんな感じですか?
実は初めてでした。
初めてですね。そうですよね。今ちょうどね、ここまでの話でピックアップしてシェアしておくと、
このメンバーみんな、今回、本的に大人になってから初めて読んでるメンバーたちっていう感じですね。
だから小さい頃読みましたって人は残念ながらいなくて、輝きくんが数年前に手に取ってたというところだったんですけれども、
彼が言ってくれたのが、これ子供はどう読むんだろうと。
自動文学ということで、それは気になるなっていう話と、
もし僕らが子供の頃に読んでて、今読み返した時に何か変わってたりとか、
多分とかがもしかしたらあったんじゃないかなって、残念ながらないけどねという話を今していたところで。
なるほど。
それ私も読みながらすごい思いました。
これなんか、ちっちゃい頃友達が愛読書で持ってて、
なんかちょっと皮肉れてる私は友達が読んでるから読もうじゃなくて読まなかったんですけど、
読めばよかったなと思いながら。
でもさっき情緒っておっしゃってたじゃないですか、皆さんがなんかちょっと、なんか嵐のとこもそうだし、
あそことか私も自分で読んだ時に、多分今の自分が読むから、
ちょっとこう、この本に出てくる退屈っていうキーワードっていうか、
を少し感じてしまう部分だけど、
多分子供の時に読んでたら、逆だったのかなって思いながら読みましたね。
なんかあの、想像をすごいかきたてられたりとか、
いきなり場面が変わって意味がわからない感じとか、
逆に楽しかったかもしれないよな。
なんか今大人になっちゃって、ちょっとロジックとかなんか筋みたいなのとかを、
どうしても考える頭になって読んでるから、
急に場面が変わられて何の紹介もなく、
なんかバーって来られると、
空想の世界に入る準備ができてないから、
そういうところがちょっと引っかかっちゃう。
私は大人の味噌になっちゃったんだとか思いかけられてるんで。
僕それ聞きながら今反省したのが、
時事に再開して、
その帰り道にカシオペイヤ、カメのカシオペイヤがいなくなっちゃって、
探しに行くのって運転手さんに言うときに、
なんだいそれはって言われて、
カシオペイヤよ、30分先まで見通せるカメで背中に文字が出るのって言うから、
こいつは本当にメタ視点が欠けてるなと思っちゃったんですよね。
なんて説明するんだと思っちゃって。
でも、それでいいんだよなっていうのを聞きながら思いましたね。
大人になっちゃったんだなっていう。
そういう感じさせられました、この物語から。
ちょっと変わるっていう。
そういうのの積み重ねなのかなっていう風には思いまして。
え、具体的には?
具体的には。
具体的には。
最後の言ってた話はすごい綺麗な話だけどさ、
はいはいはいはい。
どんな場面で何を変えるって話してくれてるんだろう。
どんな場面で何を変える。
例えば、あるプロジェクトのミーティングだったとして、
プロジェクトのゴールがあるわけですよね。
6ヶ月後にこの状態に持っていくっていう。
それをみんなで作り上げていくために、
毎週ミーティングをして、
毎週こうみんなで宿題を持ち寄って、
ぶつけてぶつけてみたいなことをやるわけですけど、
ただそのゴールを達成するという、
例えばある資料を作りますっていう風になった時には、
資料が完成できればプロジェクト的にはいいわけですけれども、
果たしてそれが完成するだけじゃなくて、
自分の何か能力を引き伸ばすためのものと捉えるのか、
あとは何かその資料を使った上で、
お客さんとかいろんな人に対して、
社内でもいいですけど、
それを伝わった世界がどういう風に変わっていくのかみたいな、
ちょっと考えて捉える方をちょっとそういう風に変えていくと、
別に何か変わるわけじゃないですけど、
ちょっとだけ自分の心の持ちを、
実は能力も広がってるわけじゃないかもしれないんですけどね。
なるほどね。
今Aという目標に対して何かをやるっていう時に、
結果っていうのはAができた、Aができる、Aに近づく以上に、
その先の時間席でも何かが起こる、
そのベースになってるかもしれないし、
それ以外の影響もいろいろ広がってるかもしれないし、
何らかしらの意味を見出せるはずなので、
自分がその意味をちゃんと捉えられるように、
いろいろ視野を広げていってみようみたいな話をしてるのか、
それともそれは僕のただの拡大解釈なのか。
そういう感じです。
そんな感じの思いを見ながら思ったと。
思いました。
いや、振った甲斐がある話が聞けたなと思いましたけど。
マイクロさん、どうですか今の聞いてみて、
何か思ったことあります?スイちゃんの話聞きながら。
どの方向性のことも読みながらすごい自分も感じたんですけど、
私ちょっとスイちゃんさんと違う部分で、
MOMOから得たものがあったなと思ってて、
たぶんりちゃさんがメタ認知運転っておっしゃったことと
ちょっと関係してるような気がするんですけど、
MOMOの本来のメッセージなのかわかんないんですけど、
最後にMOMOがすごい大仕事をやりのけるじゃないですか。
それがMOMOが何でできたのかなっていうのが、
冒頭の方に親友のおじさんベッポがお掃除の話で、
同時の、ちゃんと正確じゃないかもしれないけど、
全部のプロセスを分かってやってしまうとすごい大変だけど、
一瞬一瞬に集中して、
目の前のことをやるぞっていうふうに決めていけば、
あんなにいっぱいやらなきゃいけないんだって思うより、
楽しく早く終わってるよみたいなことを、
最初の方で言うところが多分あったと思うんですけど、
あれとMOMOが最後に大仕事をやってのけれたことって、
つながってんじゃないかなってすごい思ったんですよ。
さっきのメタニッチもそうなんだけど、
あの大仕事がMOMOに本当に意味がわかってて、
全てを理解しきれていたら、
あれをMOMOはできなかったかもしれなくて、
MOMOがあれを最後にできたことは、
実はBEPPOが最初の方に言ってたこととかと本質的につながってて、
それももしかしたら作者のメッセージだったのかなって。
全部を考えすぎて恐れるんじゃなくて、
その時にこうだ、目の前でこれをしなきゃいけないとか、