1. それでもメディアは面白い
  2. ID取得が目的になっていません..
2025-09-08 16:49

ID取得が目的になっていませんか? 10年変わらない課題と新たな解決策

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▶話した内容

Piano Academyカンファレンスに参加 / ページビュー×広告マッチングモデルの限界 / ID管理による収益化への転換 / 営業に編集長・プロデューサーの同行が必須 / コンテンツ制作者のビジネス意識改革が急務 / プレゼント企画でのID取得は本質的でない / ユーザーエンゲージメントに基づく真のID獲得が重要 / CPA・LTV重視の愚直なマーケティングが必要 / メディアの独自文脈・信頼構築が差別化の鍵 / 独自コンテンツは生成AI学習データとしても価値 / Netflix10周年に見る人に依存しない文脈作り / 量的拡大から質的転換への構造変化 / 個人クリエイターのマルチプラットフォーム展開 / インプレッション稼ぎビジネスは下降トレンド


▶松浦シゲキのプロフィール

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サマリー

メディア業界における収益化やID管理の課題について深く掘り下げられています。特に、ユーザーに本質的なエンゲージメントを感じてもらうことが重要であり、単なるID取得が目的化することの問題点が指摘されています。このエピソードでは、メディアビジネスにおけるクリエイティビティとビジネスの両立の重要性について議論されています。特に、独自のIPやテキストクリエイターとの連携が、効果的なメディアビジネスの構築に寄与する視点が強調されています。

松浦シゲキの近況
松浦シゲキの、それでもメディアは面白い。
この番組、それでもメディアは面白いは、メディアコンサルタントで
コミュニケーションプランナーの松浦シゲキが、ありとあらゆるメディアの器を
こねくり回しながら語り尽くします。さて、今回のテーマは
はい、みなさんこんにちは、松浦シゲキです。
まずは近況からお話ししたいなと思うのですが、
先週もお伝えしました、肺炎の件なんですけど、
おかげさまで95%程度まで回復してきたかな、と。
あと5%、まだね、石炭が残っているんですが、
完全に100%といけない状況ではございますが、
ほぼほぼ元に戻ってきたかな、という感じです。
先週は、夜の予定は基本的に全てキャンセルしましたし、
私が担当している宣伝会議の編集長要請講座シーズン7の
第3回目がですね、先週の木曜日の夜7時からありまして、
それだけはやっぱりやらなきゃいけないというところで
2時間喋ってきましたが、それ以外は基本的に
おとなしく自宅でしておりました。
土曜日にはね、スクービードゥというバンドの
30周年記念ライブがLINE CUBE渋谷であったので、
ただチケット的には2階席でゆったり見れるなと思って、
椅子に座って聞ける範囲で参加してきたという感じです。
ダブルアンコールだけでさすがに立って騒いじゃったりとかしましたけどね。
それと別にですね、体調の件とは別に、
もともと予定していた白外症の手術が実はありまして、
それが先週金曜日の午後。
そもそものきっかけで言いますと、
ICL、眼内コンタクトレンズですね、入れて
視力を改善したいなともともと考えてたんですけど、
そうなんですよ。
ずっとコンタクトレンズを使用してるんですけど、
老眼も済んできて、ここ1年半ほど
遠近両用のコンタクトレンズを使ってました。
ただ、目の調子、かすみというのがですね、
ちょっと気になってきたかなというのもありまして、
病院で検査を受けまして、
で、もともとは先ほど言った通りICLを入れたいなと思って
検査を受けたんですけど、
左目に経路の白内症が見つかりまして、
右目は健康だったんですけど、
どうせだったらおめとも白内症の手術を受けることにしちゃえ、という形で。
ICLは健康な水晶体にレンズを追加するという手術ですが、
白内症の手術は濁った水晶体を取り除いて
人工レンズを入れるという手術なので、
それを行いましたと。
で、これまでね、白内症といえば
単焦点レンズを入れるのが一般的なんですけど、
かつこれ保険適用だったりとかするんですが、
私的にはですね、目的は総合的な視力改善というところもありますので、
単焦点レンズではなくて、多焦点レンズを選択しました。
結果として、被害手術で翌日にはですね、
両目とも1.0の視力が出るようになりまして、
手元も遠方も1.0。
いいですね、良好ですね、みたいな感じになってます。
今もですね、目薬などのケアを続けてるんですけど、
問題なく回復してますという感じです。
この白内症手術までの詳しい経緯については、
メディアビジネスとは関係ない個人的な内容になりますので、
ノートで詳しく書こうというふうに思っております。
ピアノアカデミーの参加
さてさて、本編でございますが、
体調はまだ完全ではない中でしたが、
9月2日にピアノアカデミーというカンファレンスに参加してきました。
午前中は別の用事があったため、午後からの参加になったんですけどね。
で、ピアノについて説明しますと、
メディアビジネスやってる方だったら大体ご存知かなというところもありますが、
デジタルメディアの収益化とオーディエンス拡大を支援するプラットフォームを提供する企業さんですよね。
メディアが会員登録や有料コンテンツ、ソーシャルメディア広告などを通じて、
データを活用してコンバージョン率を高めてですね、
LTBを最大化するためのSaaSを提供しています。
年に1回ぐらいのペースでピアノアカデミーというカンファレンスを開催してまして、
去年もいたんですけど、今年もそれに参加してきましたという感じです。
直接私のクライアントで今ピアノを使用している企業はなかったりとかするんですが、
過去はあったんですけどね、多くのメディア企業が利用しているというところもあるので、
情報収集の観点からも参加してきたという感じです。
カンファレンスの具体的な内容については、有料イベントじゃないんですけど、
とはいえ無料で招待された方々が行くイベントだったりとかするので書籍変えますけど、
ここでは全体的な感想をお伝えしたいなというふうに思います。
登壇者の皆様も含めまして、あといろんなメディアビジネス関係者が来たので、
懇親会とかでもいろいろ話したんですけど、当たり前ですけど、全員そこにいらっしゃる皆様方はですね、
メディアビジネスの課題というところに常日頃取り組んでいる皆様方。
ID管理の課題
茶化に切法ですが、従来の広告ビジネス、つまりページビューを大量に集めて広告をマッチングするモデルというのはですね、
口酸っぱく、もうこのシーズン1から、それでもメディアは面白いのでシーズン1から口酸っぱく言ってますけど、厳しいと。
で、こういう状況下で収益性が低すぎる中でどうすんの?みたいな話で、ユーザーさんを可視化する。
ピアノのようなツールを使ってですね、ユーザーさんを可視化して、適切なターゲティングで広告を配信する取り組みというのが自由になってきますと。
これ自体は以前からある考え方ですが、実際に販売するための営業チームの教育とか、複雑な仕組みの説明に苦労している話、みたいなのも聞きましたね。
私の考えではですね、この問題自体はもうすでに10年以上前からありますし、解決策も10年以上前から変わらないかなと。
営業担当者にですね、編集長なりプロデューサーなりディレクターなど、コンテンツ制作案の責任者がね、濃厚することがもうとにかく大事。
制作案の人間がですね、直接説明して一緒に販売活動を行うっていう営業開発っていうのがとにかく重要なので、こればっかりはね、たとえ生成AIの波が来ようが何が来ようが変わらないかなというふうに思うんですよね。
こここそある意味、人の仕事かなというふうに思いますし。
メディアのコンテンツ制作者もですね、良いコンテンツを作れば十分って、これまた使い古されたフレーズではございますけど、
先週ライタービジネスみたいな話をしましたけど、ライターが取材できれば良いなんて世界観はですね、もう遠の昔にみたいな終わっているところがあるので、それに対してぐちぐち言うんですかみたいな世界観でもありますからね。
もう時代遅れでございます。いろんなメディアがビジネスとして縮小している現状において、ビジネス面を理解しないという姿勢は10年15年前からそもそも問題視されていたし、デジタルメディア自体が成長していた時期でさえ、本当にこの後人位が10分の1になってもメディアが成立するかどうかみたいな話とかもですね、実践してましたからね、それで言うと。
ちゃんと後継者育てたんですか?って言うと、そうでもないみたいな事実もあったりとかするので、本当10年前から焼き畑農業みたいな側面があったのは事実ですし、その責任の一端をですね、私が追っていると言えばまさにそれもそうかなというところもあります。
そのユーザー可視化の課題解決として、ID管理によるというのがあるんですけど、これもまた効果の限界があるみたいなユーザー情報を集めても、そのユーザー情報自体が結局はテレタンカーの広告しかマッチしないケースばっかりだったらどうなりするんですか?みたいな話があります。
これもですね、IDを取得されるためのインセンティブとしてプレゼント企画とかね、やったりとかすると思うんですけど、
ありますけど、これ本質的じゃないですからね。自由なのはそのメディアに対してユーザーさんが真のエンゲージメントを感じて、ブランドなり何なりを感じて、利便性を実感して、態度変容を起こすようなメディアなのであるというふうに実感して、IDを登録することでいいわけで。
メディアの文脈に合わない方法でですね、IDを増やしたところで意味がないかなと私は思います。
推奨しているメディアさんも多い。メディアというかコンサルタントみたいな人も多いんで、一概に私も否定はしませんよ。否定はしませんけど、
否定まではしないけど、お勧めはしないかなという感じですね。 無料会員を増やすこと自体は悪くないと思うんですけど、そうするとですね、大抵IDの総数を増やすことが目的になってしまうかなと、これ本末転倒なんですよね。
IDあたりの単価みたいなのもありますので、実際のところそういうふうに考えればIDは手段であって、最終的な目的はビジネスとしての売り上げ向上だったりとかするので、
イコール課金だったら本当に会員数×課金で売り上げバツンと分かるというところはあるんですけど、少なくとも無料IDだったら広告で見た時に一人あたりのIDあたりでいくら売り上げがあるんですかというところをちゃんと計算した具合で
言わないと無料会員数が何万人って言われてもそれがどれだけの価値あるのよみたいな話になってくるんですよ。
一人あたりの金額みたいなところ分からない限り。
そういうことを考えるとですね、コンテンツ製作もですね、そのIDを取るためのコンバージョンがCPA、LTVといったマーケティングな指標を意識する必要が絶対にあるんです。
これまた激しく当たるコンテンツによるホームランに頼るのではなく、確実にコンバージョンするヒットを打つ方法っていうところを考えるのが大事ですし、こういうのに愚直なマーケティング施策っていうところをですね、ちゃんと編集長やプロデューサーが主体的になって実行すべき話だと思いますし、その愚直なマーケティング施策っていうところをちゃんとですね、クリエイター陣にも伝えるべき話だと思うんですよ。
メディアビジネスの重要な要素
だってそれやらないとご飯食べれなくなっちゃうんだもん。はい。でね、私そのコミュニケーションプランナーとして、その顔を持って3つの軸のコミュニケーション、ブランドコミュニケーション、ソーシャルコミュニケーション、サーチコミュニケーション、ぜひですね、検索していただけるとですね、ニュースレター出してますので、そのニュースレターでブランドソーシャルサーチっていう説明してるんで、ぜひそっちもご覧いただければというふうに思うんですけど、これ私なりの提起ですが、そのサイトがどのような価値観でユーザーにね、信頼されているかが重要だという話で
言うと、そのブランドコミュニケーション、信頼の文脈、分量と文脈がどれだけくらいあるか、それが果たしてそのサイトに何本あるんですか?
みたいなことがとても大事だったりとかしますと。で、ちょっとだけ話ずらすとですね、日本のねIPビジネスってあるじゃないですか、強い強いIPビジネス
独自のIPが重要視されていて、アニメや小説、クリエイターが生み出した独自のIPが今グローバルに展開されて強いですというような話がありますと
これね、学ぶべきですね。というようにメディアにおいてもですよ、独自の文脈を作れる編集者、クリエイターをいかに確保しメディアとしての人格をですね
形成していくかが私は重要だと思うんですよね。メディアことですけども、ことに対してちゃんと人をですね
人をですね、ちゃんと結びつけるような形でやっていかなきゃいけないというふうに思うんです。はい。さらにそういうふうに独自に形成されたですねコンテンツが
方法にあれば、それがSSAIのですね学習データとして販売することができるんですよ
そうすると、これまた新たなメディアビジネスの手段としても考えられるかなというふうに思う次第です。はい。
なんで、もう本当にページビューが何億とかもう関係ない、もう大量生産による量的拡大の時代じゃないんですよね
ピアノさんはじめとしたですね、SaaSツール、MAツール使ってID適切に集め、それに基づいたメディアビジネスを展開していく必要があるかなと
こういう仕組みもですね、実際にその広告を出稿していただく企業さんにもですね
こういうアプローチの効果を実感してもらうことが大事だというのがあると思うので、そういう実感で言うとですよ
データだけじゃダメだと思うんですよね。データだけじゃなくてそういうリアルなID
IDの人がちゃんとリアルなイベントによって実際の購買、探検などもですね
組み合わせることでより効果的なメディアビジネスが構築できるって話もこれまた別に直近の話じゃないと思う
これ自体も全然新しい手法ではなく、以前からね
メディアによってはもうやってますからね。私在籍してたメディアでやってるの目の当たりにしては、おぉなるほどそうかっていうふうに思ったのももう10年以上前の話ですし
以前からある手段をね組み合わせてやっていくっていうのもですね改めて大事なんだなというふうに思う次第ですよ
そうそう、あのネットフリックス日本参入10周年のイベントね最近ありまして
ネットフリックスこの10年間でインタビューでもありましたけど人に依存しない文脈とクオリティの高いクリエイティブで構築してきたかなぁみたいなね
ところあるかなと思います。日本のドラマだと誰それが出るみたいな形で視聴率に引っ張られるっていうところ
特定の俳優に依存するのとは対照的に、ネットフリックスはこととしての文脈をねしっかりとね
作り上げてきたっていうところがあるかなと思います。もちろん人で引っ張ってるところも若干あると思うんですけど
そうするとネットフリックスに限らずこととしての魅力のところを磨き上げると何が起こるか
最近のアニメ映画の工業収入が実写映画を上回る傾向っていうのもあると思うんですけどこういう
クリエイティビティが極まった結果かなというふうに私は思ったりとかするんですよ
そこから逆算するとですよ、メディアビジネスに関わる人々はより優秀な今テキストに限って言ってもテキストクリエイターとの連携
もう大体と言っちゃいけないんじゃないかなって気がするんですよね。本当優秀なテキストクリエイターっていうところにはですね
メディアビジネスの側面もちゃんと理解した活動を期待するし逆に言うとそういう人しか生き残れないかなっていう
ふうには思っています。こういうテキストクリエイターはね今でも個人で収益を上げられる環境を整っていると
ノートなどのプラットフォームでもいいですしガーレターでもいいと思うんですよ 発信活動を行うことで個人でも稼げますしそういう個人で稼いでる人
方が実際にそのメディアさんと再度コラボレーションしてみたいな話もあると思いますし
今で言うんだったらねユーチューバーがまさにそうですよねユーチューバーがパワーを持ってもちろん自分でも 稼げるんだけど地上波みたいなところに出てちょっと地面で売ってそれが逆流して戻ってくる
みたいなのもあると思うんですよねそうするとお互い行ってこいみたいな形になってきて
まあよろしくなってくるスポンサーシップとかねPR案件とかでマネタイズできるかなと
本当ねあのそういうところから言った言ってる感じで言うと思う単純にね インプレッションを稼ぐだけの youtube ビジネスとか
tiktok ビジネスとか基本的にまあ加工トレンドにあるしテキストも同様に単純にインプレッション だけで何とかするみたいなのはもうつらい
もうね最近大ショックなのはねヤフーさんがですよ えっと記事開いたヤフーニュースさんがですよ
記事開いた時にここがバーンと出るようにしたじゃないですか どこまでお困りですかとそのUIで果たして本当にいいんだったっけ
ヤフーニュースすら嫌われるような形なんだったらもう焼き畑農業の極みですよみたいな 結構な危機感が私にはあったりとかします
はいまあそんなこんなピアノ赤ネビーのですねイベント通じてですね まあ本当改めてメディアビジネス向けるクリエイティブとビジネスのね
両立の重要性というところははい実感しました 課金モデルとかね国語モデルみたいに単体の話じゃないんですよ
クリエイティビティと連携の必要性
いろんなハイブリッドなアプローチが求められている現在でもあったりとかするので だからことより優れた
ゲストクリエイターとメディアビジネス側の連携が不可欠であるという結論にですね なんか先週も似たようなこと言ったよなっていう気持ちしますけど
大事なポイントかなというふうに思ったりとかします何かしらの参考になれば幸いです
はいそれでは今日もお聞きいただきありがとうございました松浦志祐でした また来週もこの時間にお会いしましょう
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