1. それでもメディアは面白い
  2. 朝日新聞は任天堂を目指すべき..
2025-08-18 16:40

朝日新聞は任天堂を目指すべき、なのでは?

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▶話した内容

一次情報を取れる人の囲い込み戦略 / theLetterアウトナウ買収の意味 / 本業赤字と不動産依存の構造問題 / AI時代における人間の役割再定義 / 支局という「場所」から「人」への資源配分転換 / 任天堂モデルの応用(ファーストパーティIP×サードパーティ展開) / プラットフォーム化による外部書き手の巻き込み / ワンソース・マルチユースによる収益基盤拡大 / ブランド毀損リスクとモデレーション体制 / 新聞会社から知のプラットフォームへの転換必要性 / UGCと国産短文プラットフォームの可能性 / 作り手と受け手のバランス重視

▶元にしたプレスリリース

プロ・専門家向けの執筆プラットフォーム「theLetter」運営のOutNow、朝日新聞社グループに参画

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000037666.html

▶松浦シゲキのプロフィール

⁠⁠⁠⁠https://my.prairie.cards/u/shigekixs⁠⁠⁠⁠


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サマリー

ポッドキャストでは、朝日新聞が今後のメディアビジネスで成功するためには、任天堂のような戦略が必要だと示されています。特に、朝日新聞社は外部の専門家や多様な書き手と連携を深め、コンテンツを充実させることが求められています。また、朝日新聞はプラットフォームに転換し、外部の情報を活用して新たな収益基盤を築くべきだと提唱されています。さらに、ユーザージェネレーティッドコンテンツの導入により、地域情報がリアルタイムで共有できる可能性についても議論されています。

ポッドキャストの紹介
松浦シゲキの、それでもメディアは面白い。
この番組、それでもメディアは面白いは、メディアコンサルタントで
コミュニケーションプランナーの松浦シゲキが、ありとあらゆるメディアの器をこねくり混ぜながら語り尽くします。
さて、今回のテーマは。
皆さんこんにちは、松浦シゲキです。
先週は夏休みをいただきまして、10日間ほど北海道へツーリングに行ってきました。
毎年夏にバイクで1週間から10日間ぐらいかけて、北海道を回るのが恒例なんですが、
今年も存分に走ってきました。
最後の2、2日間は、3年に1度と決めているライジングサウンドロックフェスティバルにも参加しまして、
音楽と自然にどっぷりと扱ってリフレッシュしてきました。
そんなわけで、気持ちも新たに、今週もこのポッドキャストをお届けしていきたいと思います。
さて、本題なんですが、今日のテーマはですね、
メディアビジネスのお仕事をしている身としては刺激的にという感じで、
朝日新聞は任天堂を目指すべき。
タイトルはここで区切ってますが、目指すべきなのでは、みたいな感じですね。
最初にお断りしておきますと、現時点で何一つ朝日新聞社とは関係ないです。
その昔、10年以上前にですね、ハーフポスト日本版が立ち上がった時に、
親会社の一つ、私の中の人として立ち上げた人ですが、親会社の一つではありましたが、
そこからの個人的な関係性はありますけど、お仕事においては現時点で改めて皆無です。
なので、好き勝手に妄想を話します。あくまで妄想ですよ。
何ていうのか、こうしたらみたいな提案というわけじゃなくて、
提案ではあるんだけど、現実論では厳しいかもしれないけど、
こうなったらいいな、みたいな妄想を今からちょっと話してみます。
はい、頭の体操みたいなもんです。
なんでそんな妄想を話すかというと、今月そんなきっかけがありました。
朝日新聞社絡みで面白い動きがあったんですが、
ニュースレターの配信サービス、ザ・レターを運営するアウト直し社の株式を100%取得して、
子会社化しました。このザ・レター、ニュースレター配信サービスですが、
私自身も書き手の一人だったりしますが、改めて説明すると、
専門家やフリーランスが自分のフォロワーに直接コンテンツを届けられる仕組みでございます。
すでに登録者数は50万人を超える大きなプラットフォームになっています。
私はこの配信を見まして、なるほどなぁと思った次第です。
何を思ってなるほどなぁなんですけど、理由としては一時情報を取れる人を囲い込む動きだからかなと思います。
一人しゃべりになってからリニューアルする前から言っていますが、
生成AIの時代になれば、記事を要約したり、記事を編集したり、情報を並べたりすることは、
生成AIさん、機械がいくらでもやってくれます。
人間の本質的な役割何か、働く人の本質的な役割何かというところだと、
それは一時情報を取りに行って分析して社会に投げ返すこと。
ここが人のファンクションとしてとっても重要なところなので、
だからこそ人を抑えるような動きというところは、いいな、なるほどなぁというふうに思いましたし、
決定的に重要な話だと思ったので、そう思った次第です。
そもそもそんな妄想の話の現実に立ち返ると、朝日新聞社の本業でいうと、
それはもうね、あちこちのメディアで書かれたりとか言及されたりとかありますけど、赤字です。
これを不動産の収益で補っているというのは実態ですね。
ただまあね、いろいろ言われますけど、他のメディアもそうだったりとかみたいな話もなかないですけど、
存続すればいいという発想だったら、極端な話、それでも構わないかなというふうには個人的には思います。
別の事業で稼いでね、メディア事業が赤字でも続けるというのは、それはそれで一つの形だと思うので、
いいんじゃないかなと思うんですけど、やっぱりメディアはメディアとしてね、
やっぱりいろんな部分があるんだったら、そこでなんで赤字なんだったっけっていう話があるかもしれませんので、
やっぱりメディア単体で食べられるかどうかというところは大事なポイントかなと思います。
ただ、もうこれもね、言わずの穴ではございますが、紙の部数は身形下がりですと。
復活することは何がどうなったってないと思います。
で、じゃあデジタルどうよみたいな話なんですけど、
有料会員というところが30万人ぐらいなのかなって頭打ちで、
広告収入自体もどうなっているのかなという話もあるかなと思います。
ってことを考えると、こうメディアビジネスとして、
もうね、紙もデジタルも一緒くたに考えるっていう話で言うと、
現時点でどうだったっけみたいな話になっちゃうんですよね、それで言うと。
持続可能性っていうところは大丈夫ですかみたいな話になってくるかなと思うんです。
で、なってきたときにこの持続可能性のところを上げるっていう話で、
任天堂の戦略の導入
さっきじゃあコンテンツのところで言うんであるんだったら、
やっぱりこれから生成AIっていうところで人資源だっていうところがあるんで、
一時情報のところを抑えましょうっていうところがあるんですけど、
じゃあこの一時情報を抑えるんですけど、これが多くの人にとってですよ、
ある程度価値を持つその他諸々みたいな話になってくるんですけど、
その上でで言うと朝日新聞社としての価値っていうところを
今一度考え直したほうがいいかなと思うんですよ。
だから従来のビジネスモデルで成立してたところをですね、
今一度現時点の目で見たほうがいいと思うんです。
その現時点の目で見るとですよ、全国の市局っていうところはどうでしょうと、
地域ニュース拾ってきましたっていうのはあったりとかするんですけど、
その昔やっぱり情報伝達においてですね、やっぱり距離っていうところが
非常にコストが高かった時代でそれが成立してたっていうのはあるんですけど、
今はですね、インターネットできる前からですね、テレビという存在がですね、
地域のハードルをやすやすと越えていくような形でですね、
リアルタイムで地域どころじゃないですよ。
それで言うと全世界の情報とかっていうのがですね、
リアルタイムに入ってくるような形になっちゃいましたっていう話でやっていく中で、
地域面が地域の人々に情報を届ける、いやいや、
それも素晴らしいことではござるんです。
ござるってなんだ。なんですけど、果たしてそこが朝日新聞たるゆえんなのかと言われたらどうなんでしょうね、
みたいな話だと思うんですよ。
自前でやっぱりつかむべき領域っていうところに話でなるんだったら、
例えば政治家の動きとか、在下トップの移行とかね、調査報道とか、
やっぱり一般人がアクセスできない領域っていうところが絶対あると思うんです。
全世界にも送り出せるような情報っていうところがあると思うんです。
それが朝日新聞社としての価値っていうところがあると思うんで、
資源配分、もうすでに四極減ってるって話ありますけど、
改めてそういうところで投資すべきところはどこかって言われたら、
情報をつかめる人に投資すべきだというふうに思うんですよね。
そうするとですよ、やっぱりここで冒頭のテーマに持ってくる
Nintendoのモデルを持ち出すわけですよ。
皆様ご存じの通り、Nintendoにはマリオとかゼルダとか強力なIPがありますと。
これがあるからこそNintendoのゲーム機っていうのも特別な価値を持つかなというふうに思います。
もちろんマリオもゼルダもやらなくて、スイッチやってる人もいると思うんですけど、
とはいえやっぱりご存じの通りだと思います。
ただ、ご存じの通りの半分の話で言うと、一方でそのプラットフォームを支えてるのはサードパーティーですね。
外部開発者が作る多様なソフトがあるからこそ、
プラットフォームとしての市場というところが価値というところが広がってるかなと。
なので、いまいちとその意味では新聞に置き換えると朝日新聞自体のプラットフォーム、
Nintendo Switchみたいな存在になり、ある意味IPとある調査報道や社説みたいなところが
マリオやゼルダみたいなファーストパーティーの意味合いを持ち、
ザ・レターなど外部の書き手とかがサードパーティーという形で
どんどんどんどん配信するような形にしていった方が
最終的にはコンテンツというところで、自分たちが朝日新聞とあるというところで
集中すべきところというところを決め、
かつ外部の多様な書き手を巻き込むプラットフォームというところを作る形で
デジタルの有料会員が今30万人ほどとなってて、
いろんなバリエーションを持つという話はあるかもしれないんですけど、
ここを開放する形で、もっともっといい作り手というところを巻き込むような形で
プラットフォームとある朝日新聞というところを強めていった方が
いいんじゃないのというふうに思うんですよね。
そのブランドの下に外部の専門家や記者、研究者というところがコンテンツ、
誰でもそういう専門の方々が発信できる仕組みを
整えていった方がいいと思うんですよ。例えばスポーツ分野、朝日新聞の
新聞社のスポーツ報道も強いと思うんですけど、
ナンバーの記事が朝日のアプリ内で読めるようになったらいいですよね。
いろんなスポーツ解説者というところが入ってくるような形になったらいいですよね。
全部が全部自前で持つ必要は今時ないかなというふうに思うんです。
コアなところ、マリオやゼルダにあたるところのコアな部分は自前では持っていって、
それ以外はサードパーティーから受け入れるという形で、
かつもちろんサードパーティーに使っていただいたら収益分配を行って、
外部かけても食べられる仕組みを整えればプラットフォーム全体が
持続的に強くなるかなと。
実際そのサードパーティーもやっぱり大きさもあると思うんです。
ある程度の大きさのところが配信して、
そこからプラットフォームからの収益配分というところで食えるという形にしないと
何でそのプラットフォームに配信してたんですかという話になると思うので、
そういうのも含めて、いわゆるテキストだけじゃなく、
今テキストだけみたいな話しましたけど、
動画も音声もリッチなコンテンツというところも
どんどん朝日新聞というプラットフォームで受け止めるような形に
プラットフォームへの転換
していくべきなんじゃないのというふうに思うんですよ。
さらにですよ、そこのワンソースマルチユースという形で
こういう一時情報とか、サードパーティーから来たような情報とかも
マッシュアップするような形も含めて、
音声、動画、イベントとか、あと教育コンテンツとかね、
いうところに展開することができると思うんですよ。
これがプラットフォームなりの強みみたいな形にして、
新たな収益基盤みたいな形で、
中々で稼ぐんじゃなくて、外も含めて稼いでいくっていうところは
大事だと思うんです。
動画はね、じゃんじゃんやるべきだと思います。
それで言うと。
はい、取材網があって、一時情報が取ってきて、
そこの加工その他も外部でいいんですよ。
極端な話すると。
最後の味付けとか朝日らしさっていうところにもちろん
ポイントがあるかなっていうふうに思いますし、
その朝日らしさっていうところが、
そのプラットフォームにおいてはですね、
課題でもあり大事なポイント。
誰でもね、サードパーティーが発信できれば、
ブランド寄贈のリスクはありますと。
先ほどあった通り、スイッチに誰も彼もはですね、
コンテンツ出せるかっていうと、
そこも含めてちゃんとコントロールできるかどうかっていうね、
モデュレーション、編成、こういう体制がめちゃめちゃ必要ですね。
かつ、その多種多様なコンテンツを受け止められるって話で言うと、
システム投資も欠かせないと思うんですけど、
でもこれで言うとね、
このちょっと前に発表があった朝日インタラクティブさんもですね、
いろいろと4社を2社にまとめるような形で、
システム部門っていうところをまとめて出してますから、
そういう形であるんだと、
システム投資っていう形においても、
やっぱ強いとこあるかなっていうふうに思いますし。
そうすると、人間と同じくスイッチっていうところをちゃんと自社開発。
でも、もちろん外のね、
いろんな開発会社と連動しながらやってるわけで、
であればブランド守れるかなと。
改めて、調査報道とかみたいな形でIP強化しつつ、
外部の書き手っていうところをプラットフォームに載せることで、
全体の価値っていうところをですね、きちい高めるっていうような流れを取っていく、
なんかね、最初のポイントになるのかななんて。
あとか、これまでのいろんな買収やら何やらかんやらとか見ていくと、
実際そんな流れを緩やかにやってるんじゃないかなっていうような、
妄想が私としては広がっているわけです。
結論で言うとね、妄想まとめではございますけど、
時局減ってってます。
一時情報を取れる人っていうところを投資する流れが来てるんじゃないかなと。
で、その上で外部の書き込みを巻き込んだ上で、
子会社再編とかも含めてシステム領域っていうところをカチッとするような形にするというところの流れがですね、
いろんな会社さんとの取り組みの流れを見ていると、
新聞作るという会社から地のプラットフォームみたいな形で転換していってるんじゃないかなというふうに、
妄想からすると見えたりとかするんですよね。
地域情報の共有
でも、いろんなメディアビジネスやってきた身からすると、
紙を印刷するっていうビジネスで言うんだったら縮小は止められないので、
であるんだったらやっぱりお仕事やってる身であるんだったら成長戦略、
メディアビジネス成長戦略で言うんだったらそういうやり方あるんじゃないかなと思いますし、
あともうちょっとね、打速的にちょっとだけ付け加えるんだったら、
その上で朝日新聞のアプリで誰でも投稿できるようにしましょう。
UGCやりましょう。UGC、ユーザージェネレテッドコンテンツやりましょう。
国産単文プラットフォームやりましょう。
Xに任せたらダメです。
ある意味最近ウェザーニュースさんのアプリとかで雨降ってるとか晴れてるよみたいな形で一つの情報みたいな、
ヤフーマップでも同じようなことできますけど、朝日新聞でもやってもいいと思うんですよ。
そしたらさっき地域の情報はみたいな話を一回そういうところですね、
もうすでに減ってきてるっていうのはあるかもしれませんけど、
そうすれば誰でも地域の情報とか海外の情報だってすごくリアルタイムの情報とかいうのを投稿できるし、
そのモデレーションコスト大変かもしれないですけど、
でもそのモデレーションモデレーション大変だ大変だ、お前らちゃんとやってるのかってXに言ってるんだったら、
ちゃんと国産プラットフォームとしてそこをきっちりやるっていう価値を出せるとすればですよ。
ユーザーが作っていくサードパーティーのコンテンツ、ファーストパーティーのしっかりとしたコンテンツっていう、
ちゃんとこれもバランスのところが取れるんだったら、
いいものになるんじゃないかなっていうような妄想をですね、私は感じた次第です。
はい、結局このところ前回も言いましたけど、
作り手と受け手のバランスかなというところで、
作るところで言うんだったら、
いまいちど知事情報をつかめる人材はどういうべきとして活用していくかっていうところですね。
もちろん自社採用とか諸々あるかもしれませんけどそのバランスですね。
あと読者や視聴者に対してどれだけフェーズに届けられるかっていうところも、
今までいろいろやってきたんですけど、
プラットフォーマーとして、パブリッシャーじゃなくて
プラットフォーマーとしてやっていくんだったらどうすればいいかっていうのをですね、
考えるっていうのも一つの手だと思うんですよね。
そこの両輪が噛み合うとプラットフォーマーとしての信頼性が生まれると思うし、
私もプラットフォーマーを何回もやってみた身からすると、
そういうのをいまいちどパブリッシャーからプラットフォーマーに分けるって手は、
ゼロじゃないと思うんですよね。
市の流通拠点みたいな形でやっていくっていうのも一つの手なんじゃないかなというふうになれば、
会員数もまだ増える目でもあると思いますし、
広告もやり方次第なんじゃないかなというふうには、
個人的には思います。動画盲点を巻き込むような形でやっていくのかなと思いますね。
こういうメディアの歌はどう作るかってね、
私もこの辺りをこれからも考え続けたいと思います。
今日は妄想回でございました。
それではまた次回お会いしましょう。松田刺激でした。
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