今週は「いちきゅっぱ」の正体である端数効果と,1,000円の壁や30歳の節目といった閾値効果についてお話しします.体重をストーンで測る工夫や,年齢を16進数で考えるヒントもご紹介します.数字の見方を変えれば,生き急がなくてもよいかもしれません.
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サマリー
このエピソードでは、「いちきゅっぱ」に代表される端数効果と、1000円や30歳といった区切りの良い数字が持つ閾値効果について解説します。価格設定だけでなく、体重測定をストーン単位で行う工夫や、年齢を16進数で捉え直すことで、数字の見方が変わり、人生を急がずに済む可能性を示唆しています。身近な心理効果を通して、数字との付き合い方を見つめ直す内容です。
オープニングとテーマ紹介
いちです。おはようございます。今回のエピソードの音は、端数効果と閾値効果についてお届けをします。
今回のエピソード、2026年6月の科学系ポッドキャストの日企画に乗っかってお送りをしています。
科学系ポッドキャストの日というのは、毎月1回、科学系ポッドキャスターたちが共通テーマに乗っかって、そのテーマに沿った話題をお届けするという企画でして、
ホストも月替わりでお送りをしています。2026年6月のホストは、ポッドサイエンティストの佐藤さんです。佐藤さん、本当に企画ありがとうございます。
この僕たちSteamFMからは、共通テーマ効果に乗っかって、端数効果と閾値効果についてお届けをしていきます。
今回もおよそ25分間、最後までお付き合いください。
改めまして、いちです。このエピソードは2026年6月5日に収録しています。
今回のテーマ、科学系ポッドキャストの日、2026年6月のテーマ、効果に乗っかって、
端数効果と閾値効果、身近な効果、エフェクトなんですね。この身近な効果についてお話を進めていきたいと思います。
SteamFM、そしてニュースレターSteamニュースはSteamVoteの取り組みのご協力でお送りしています。
端数効果とは何か
まず、端数効果と閾値効果、何なの?という話から始めていきたいと思うんですが、皆さん、1キュッパーって聞いたことありますでしょうかね?
ある程度の年齢以上の方だと、お店の値段で1キュッパーとか2キュッパーとか覚えていらっしゃるかなと思います。
最近ちょっと減っちゃったんですけれどもね、1キュッパーというとやっぱりピンとくる方いらっしゃるかなと思います。
1980円とか19800円とかですね、これを端数効果と言いまして、この端数が好まれるという効果ですね。
一方、この敷地効果というのは、例えば1万円の大台とか1000円の大台とか、大台と言いますよね。
その大台であるとか、あるいは30歳、40歳という大台、節目を超えたということ、こういったものを感じることを敷地効果というふうに呼んでいます。
身近な効果というと、他にニュースでよく聞く温室効果、これ地球温暖化につながるんじゃないかと言われている温室効果。
二酸化炭素とかメタンとかが地球の気温を上げているんじゃないかという温室効果ガスと言われているものですね。
他に偽のお薬、偽のお薬と言っても、痩せますよとかそういうお薬ではなくて、これは実際に新しいお薬が本当に効いているかどうかを確認するために、
実際にお薬を飲んでもらうときに、片方のグループには効果がない偽のお薬、プラセボを飲ませて、本当にこのお薬の効果があるかどうかを調べるのですが、
この偽のお薬、プラセボでもそこそこ効いちゃうことがあるらしくて、これをプラセボ効果というふうに読んだりもします。
他に効果というと、カクテルパーティー効果という楽しげな効果もあって、これは何かというと雑踏の中、あるいは周りの人が騒がしい中でも
会話相手の声だけは聞こえているという効果です。本当は後で録音とか聞くと聞き分けられないはずなのに、目の前に人がいるとちゃんと聞けているという、それをカクテルパーティー効果と呼びますが、
このSteamFMのエピソードでは、その中でも波数効果と色位置効果についてお話をしていきたいと思います。
まずは1キュッパー、19,800円とか、1キュッパーなんて略して呼んだりしたわけですね。
これがもし、江戸っ子だったら、普段はそんなことないと思うんですけれども、お正月とか晴れの日だったりするとお値段が19,800円という札がついてたりすると、
江戸っ子だったら、これ中途半端いけねえや、釣りはとっときな、みたいな感じで2万円ポンと気前よく払っちゃうとかもあったりとか、逆に僕は東京・大阪ハイブリッドなのでそこ見え張って2万円出すかとかちょっと思っちゃうんですよね。
育ちは大阪なのでどんな風にするかなと思って想像してみたら、19,800円って書いてあったとしたら、そんな中途半端あかんわ、15,000円にしとこうか、逆に低い方にきっちりと握ったりとかすることもあったかなと思います。
実際やったこともあります。この1キュッパなんですが、これ波数効果を狙った行為の知恵なんですね。波数効果っていうのは、価格などの数値を霧の良い数字ではなくて、まさに1キュッパ、1980円とか19,800円といった波数のある数字に設定することで、
消費者に安く感じさせる心理的効果のことなんです。2000円よりも1980円とか、ひょっとしたら1990円の方がわずかな差にもかかわらず、消費者にお得だと感じさせ安くなります。
このために多くの店舗や通販サイトで波数を使った価格設定というのが行われています。
波数効果は商品の値段だけではなく、数量や重さにも応用されることがあります。これは身近な心理学的テクニックとも言えるかもしれないです。
日本だと1キュッパ、2キュッパ、3キュッパみたいに、上から3桁目の桁が8になることがかつては好まれていたんですが、アメリカではもう昔から19.99ドルとか29.99ドルとか、一番小さい桁が9になることが好まれていました。
最近なんですが、日本でもユニクロとか無印良品とかをよく使うんですけれども、値段の付け方を見ていると、一番大きい桁から3番目の桁、従来1キュッパのパーだった部分が9になっていることが多いようです。19,900円とか29,900円とかですね。
ひょっとしたらこれもアメリカナイズの影響なのかなとかちょっと思ったり、ひょっとしたら昔と違って税率が違いますから、消費税の税率も違いますし、
大昔消費税なかった時代も物品税の時代もありましたから、そんな理由もあって、一重に心理学的効果とだけは言えない、心理学的効果だけとは言えない可能性もあるんですが、それでも大台に載せないというところは日米共通かなと思います。
閾値効果と大台
一方の大台の方、例えば980円のラーメンがもし1000円になったとしたら、やっぱり大台に載ったって思うと思うんですよ。
今どうでしょう、東京だと1000円以下のラーメンってなかなかないのかもしれないですが、どうなんでしょうね。
僕の住む九州だとまだ1000円以下のラーメンって割とあるんですけれども、やっぱり1000円載ると大台に載ったなという気はすると思うんですよね。
年齢でいうと29歳が30歳になった時ってやっぱり大台に載ったなって思うと思うんですよ。
19から20は大台って言わないかもしれませんが、30代40代50代、大台感があるかなと思います。
大台に載るという言い回し、これ波数効果の裏返しで敷地効果あるいは左桁効果というふうにも言います。
年齢の場合はマイルストーン年齢効果というふうにも言います。
特に東予、東アジアでは、孔子の影響が強いので、どうしても30、40、50、60というふうに10歳ごとの区切りが、つまり大台が重視されているような気がします。
もう一つ気になるのが体重だと思うんですよ。
何十キロって10キロおきの刻みってあるじゃないですか。
僕もDBだった頃、つまりデブだった頃があるんですね。
体重が80キロが見えてた時に、80の大台に乗るかと思ったんです。実際乗ったんですけれども、80超えたよと思ったら、僕の先輩が体重は0.1トンからが大台だと慰めてくれたんですけれども、
彼は90キロ台だったので、大台には乗ってなかったんですが、0.1トンって言うと、やっぱりちょっと大台感はありますよね。
僕は身長が173センチなので、80はやっぱり多いかなと思うんですけれども、今逆に痩せちゃって、体重60キロ切ってるんですよね。
切ることが多くというふうにニュースレターで書かせてもらったんですが、それちょっと見え張ってて、60切ってます。かなり薄いです。
ボディマスインデックス、BMIってありますよね。これBMI信じていいかどうかわかんないんですけれども、このBMI使って理想体重を求めると、理想体重66キロ前後なんですよ。
ただ、一度デブ経験した人間というのは、いつまで経っても体重増加って怖いんですよね。恐怖心があるんですよね。
なので、体重60キロの大台に乗ると、これを大台って呼ぶのかどうかわかんないですけど、0.1トンからが大台ですからね。
60キロ全然大台じゃないんですが、60代になると太っちゃったって、太ってないのに太っちゃったと思っちゃうんですよ。
で、気づいたんです。体重をキログラムで測るから59.99と60.00が違う気がするんですよね。
もし違う単位で測っていれば、違うところで線引きをするはずです。当たり前ですよね。
例えばイギリスでは体重をストーンで測るんですよ。イギリスだけだと思うんですけれども、ストーン。
1ストーンというのは14ポンド。体重の場合はパウンドで発音しますからね。14パウンド。
どのぐらいかというと10ストーンで63.5キログラムになります。
というわけで、僕ね体重をストーンで測って、ということは63.5キロまでは大台じゃないぞと。
これ心理的な壁なので、9.99ストーン、63.4キロまではOKだというふうに思うことで、ちょっと体重を増やそうかなと思っています。
体重計がストーンで出てくるといいんですが、イギリス向けの体重計でないとストーンのメモリがないので、
もし次イギリス行く機会があったら、体重計買って帰ろうかなと思っています。
日本の場合、軽量法の関係でキログラム以外の単位をつけられないので、アナログ体重計だと自分で一回バラして、メモリにテプラか何か貼ってストーンにしようかなとかもちょっと思いますけれども。
そんな感じで、体重はストーンで測るといいよとかね、あと腰回り、ベストなんかもセンチメートルじゃなくてインチで測ると2.54センチメートル刻みですから、ちょっと大雑把に測れるかなとか思います。
ジーンズとかね、アメリカ由来の服だとインチ表記があったりしますから、そういうのもありかもしれません。
人間、歳いくとですね、多少太ってる方が健康っていう説もありますよね、あるそうなんです。
ここはね、日本ですし、僕ぐらいの身長だと、170前後だと、20冠目、75キロぐらいあってもいいかもしれないなと思って、体重はひょっとしたらね、冠、冠目で測ってもいいかもしれない、1冠目がだいたい3.5キロぐらいですかね、測ってもいいかなとかね、思います。
年齢の捉え方と16進数
年齢についても、これね、単位がないから年齢も大台って区切れないと思いがちなんですが、実は違うんです。
僕たちコンピューターサイエンティストっていうのは、10進数じゃなくて16進数の方が好きなんですね。
16進数っていうのは、16で桁が1つ上がります。
なので、数字も10進数の0、1、2、3、4、5、6、7、8、9だけじゃなくて、16個、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、Fの16個使います。
なので、計算機科学者、コンピューターサイエンティストが君年齢いくつって聞かれて、F歳って答えたら15歳のことなんです。
1桁だけど、Fで15を表します。
10歳っていうと、2桁10って書いてたら10に見えるんだけれども、コンピューターサイエンスの用語では16歳を意味します。
これ、実らがね、わかりづらいので、丁寧に書くときは10歳と書いて10Hと書きます。
何か言い方間違ってますね。10歳って書かずに10H歳というふうに書きます。
10H歳と書いてあったら、10進数の16歳のことになります。
ということは、大台、10歳、20歳、30歳、40歳、50歳、60歳って書いてあったら、コンピューターサイエンティストにとってはそれぞれ16歳、32歳、48歳、64歳、80歳、96歳の意味なんですね。
10っていうのが16歳の意味で、20っていうのが32歳の意味だから。
ということは、論語、孔子による論語の言葉の中に、我十有五にして学に志し、
三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳従う、七十にして心のほっするところに従えども、のりを越えず、というふうにあるんですが、
これ、翻訳すると、15歳ちょっとで学問を志して、三十歳で独立して、四十歳で迷わなくなって、つまり迷いを捨てて、五十歳で天命をわきまえるというふうに続いていくんですが、
これ、十六神数だと解釈すると、21歳で学問を志します、48歳で独立をします、64歳で迷いを捨てます、80歳で天命をわきまえます、96歳で他人の言葉を謙虚に受け止めるようになります。
そして、112歳で人の道を踏み外すことなく、自由に行動できるようになります。
これ、めっちゃいい教えじゃないですか。
21歳というと、多くの理工系だと研究室に配属されて、学問というのを初めてやることになるわけですし、
そのまま学問の道に進んだとすると、48歳前後で自分の研究室を持つということを30H歳ですね。
そして、定年を迎える64歳前後、40H歳、64歳ごろようやく迷いを捨てられて、80歳、平均寿命を超えたぐらいで天命をわきまえるというところですかね。
96歳まで生きたら他人の言葉を謙虚に受け止めるようになり、112歳まで生きたらもう人の道を踏み外さないと。
いやーこれね、ちょっと僕には救いですね。
112まで生きたら人の道を踏み外さないということは、112歳までは踏み外すこともあるんだというふうに。
これもし講師先生が来ていらっしゃったらお怒りになるかもしれないですが、そんなふうに一人のコンピューターサイエンティストとして解釈をさせていただきました。
ニュースレターとエンディング
というわけで、このニュースレター、スティームニュース第286号から、ハス効果と敷地効果についてお送りをしてきました。
この286号、週1回お送りしているんですけれども、毎週読んでくださっている方から、もうすぐ300号の大台ですねみたいなふうに言っていただけたんですけれども、コンピューターサイエンティストとしては300は全然大台じゃないんですね。
256号の段階で一つ大台を超えたかなと思っています。
次は512号になりますかね。
あるいは1024号というのが、16申数そして10申数ともども、なる程度区切りになるのかなというふうに思っているんですが。
ちょっと気の遠くなるような話なので、一歩一歩目の前の数字を積み重ねていければなと思っています。
ニュースレター、スティームニュースの方では、今週のTEDトークというコーナーもありまして、
こちらはアメリカのTEDから毎週お勧めのトークをご紹介しています。
今週の286号のTEDトーク、ちょっと趣向を変えまして、映像越しにマジックが見せられるという、これもちょっと心理的なトリックを利用したトークです。
ぜひご覧になっていただければと思います。
というわけで、科学系ポッドキャストの日、2026年6月の特集に合わせて、波数効果、色位置効果についてお届けをしていきました。
科学系ポッドキャストの日、概要欄の方に企画のページとプレイリスト、他の科学系ポッドキャスターさんたちのトークをご紹介していますので、そちらもぜひお聴きになってください。
ニュースレター、実は別冊もお送りしています。
こちらは乗組員の皆様限定でお送りをしているんですが、そこではもう一つの効果、膝効果についてもお話を書かせてもらっています。
どんな効果なのかについては、ぜひ皆さんも乗組員になっていただいて随時募集しています。
読んでいただければと思います。
最後まで聴いてくださってありがとうございました。
SteamFMのイチでした。
24:58
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