1. Startup Now-スタートアップ起業家の物語
  2. #117-後編 信頼を価値に変え、..

【今回の配信】
コミューンさんは、ビジョン「あらゆる組織とひとが融け合う未来をつくる」を掲げ、コミュニティサクセスプラットフォーム「Commune」および「信頼起点経営」を実現するプラットフォームの開発・提供をされているスタートアップ🤝 2025年9月、シリーズCラウンドにおいて、総額55億円の資金調達を発表されたばかりです。

▼トピック_後編
・ファーストライトキャピタル/岩澤さんの紹介
・初期ファイナンスからの投資した理由
・破壊と創造を繰り返す自己進化力の高い経営スタイル
・顧客の声から生まれた社内・パートナーコミュニティ展開
・BtoCからBtoB、海外展開まで広がる多面的ソリューション
・信頼起点経営サイクル:可視化・理解・育成・創造の4段階
・キメラではなく一つの課題解決を複数プロダクトで実現
・SaaS市場変化とコミュニティニーズの同時成長を捉えた戦略
・ファンだけでない多様な顧客価値を重視する独自アプローチ
・バリューギャップ解消による焼き畑の回避、人口減少時代の経営
・いい会社と儲かる会社の一致を目指す社会的使命
・日本から世界へ、コミュニティから信頼経営へと広がる展開
・第二創業として挑む新たなビジョンと組織変革
・ARR100億円達成への道筋と価値創造による自然な成長
・信頼投資の経済効率性を定量的に証明する社会的役割

▼ご出演者様の各種リンク
コミューン株式会社
-HP
https://commune.co.jp/
-採用情報
https://open.talentio.com/r/1/c/commune/homes/4404
-資金調達プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000342.000036356.html
-高田さんX
https://x.com/belgrou

ファーストライト・キャピタル株式会社
-HP
https://firstlight-cap.com/
-岩澤さんX
https://x.com/osamuiwa
-Podcast『VIVA VC』
https://open.spotify.com/show/1N09ncPULQ5VB4prBuBSVx?si=4edd42cffc2e49ea

▼スポンサー
-決まる商談が増える 有効商談オートメーションSaaS「イメディオ」
https://www.immedio.io/
-immedio浜田さんX
https://x.com/hamahi

▼Startup Now運営の各種リンク
-おいなり(稲荷田和也)X
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-StartPods公式X
https://x.com/StartPodcasts
-Startup Now特設サイト
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サマリー

ポッドキャストでは、コミューン株式会社の高田優哉氏とファーストライト・キャピタル株式会社の岩澤脩氏が、信頼に基づく企業経営の重要性や起業家としての経験について語ります。また、顧客とのコミュニティを通じた新しい価値の創造についても議論されています。信頼を基にした経営スタイルが企業の成長に寄与する重要性や、コミュニティの価値が強調されています。多様なソリューションの展開やプロダクトの進化を行いながら、信頼を育むプロセスが事業にどのように結びつくかも言及されています。高田氏と岩澤氏は、信頼を経営の中心に置き、良い会社と儲かる会社の関係性を探ります。信頼起点経営に基づくビジネスモデルの重要性や、コミュニティの変化が企業成長に与える影響についても議論が展開されます。信頼を基盤とした経営の重要性を強調し、コミューン株式会社の新たなビジョンや変化を探求しています。また、高田社長と岩澤氏は、"いい会社"と"儲かる会社"の両立のための取り組みについても語ります。

信頼に基づく企業経営
声で届ける起業家の物語 Startup Now-コミューンの高田さんへの インタビューの続きをお送りいたします。
後編では、投資家でいらっしゃいます ファーストライト・キャピタル株式会社代表取締役 マネージング・パートナー 岩澤 脩さんを交えて、コミューンさんの魅力に迫っていきたいと思います。
この番組は、決まる商談が増える イメディオの提供でお送りします。
問い合わせ直後や、資料を読んでいるホットな顧客と 画面上で商談を自動で設定。
リードの商談展開率がグッと改善する 有効商談オートメーション。
LayerX、箱物、アイブリーといった 成長企業が活用中です。
33時代の先輩浜田さんが、インサイドセールスの 課題を解決するために始めた事業です。
ぜひ、イメディオのウェブサイトで資料請求して スムーズな商談設定を体験してみてください。
それではまず、岩澤さんご自身の自己紹介だったり ファーストライトさんのファンドのご紹介。
こちら1、2分ぐらいでお願いできますでしょうか。
はい、皆さんこんにちは。 ファーストライトキャピタルの岩澤治宗です。
ファーストライトキャピタルは、 アーリーステージに投資しているベンチャーキャピタルでして、
領域としてはAIであったり、DXだったり、SaaSだったり、 最近だとヒューマノイドみたいな領域も
リサーチを始めていたりしているんですけど、 投資テーマがですね、
人口減少社会をチャンスに捉えて、 イノベーションを起こしていくような
スタートアップへの投資成長支援を させていただいています。
私自身は、もともとユーザベースの 創業権に参画をしまして、
まだSaaSという言葉が一切なくてですね、 ASPだったり、月額課金のビジネスみたいな、
そういう例明記ですよね。 その時代にスタートアップに飛び込んでですね、
ユーザベースが当時10人の時代からIPOを経験して、
1000人になるまでっていうのを間近に見てきたっていう、 そういう経歴ですね。
ありがとうございます。 岩澤さんのキャリアおよびファーストライトさんについて
気になる方は、とっておきの番組がVivaVCと。
VivaVC。
VivaVCという伝説のポッドキャストがございます。
伝説ではないですけど。
伝説ですよ。
私のベンチャーキャピタリストとしてのプライベートを 切り売りするという番組なんですけどね。
ぜひご興味ある方は聞いていただければなと思います。
ありがとうございます。
前編もご同席いただいておったんですけど、 ご感想とかありましたら、ぜひ支援いただけますか。
まず、長いっていう話が止まらないっていうのは、
これはもう創業以来の高田さんの強みですね。
もう今、投資させていただいて6年、7年近いですよね、 最初にお会いしてからは。
そうですね。初めてお会いしたのが2019年の初め頃。
そうですよね。
6年半ぐらいだと。
そうですよね。
年を減るごとに話の尺が長くなっていくっていう、 これやっぱり素晴らしいですよね。
素晴らしい。
事業の解像度が上がっていくからこその、 伝えなければいけないことが増えていく。
使命感が。
前段でさんさんのOBがたくさんいますんで、 実は今度高田さんと撮るんですって言ったら、
全員が全員、高田さん話長いんで気をつけてって 釘を刺してもらって、
僕もかなり意識して望んだんですけど、 見事に聞き続けてしまいました。
すいません。
っていうぐらい深い話をいただいたのかなと 思っております。
私は結構強みだと思ってまして、
私の強みの一つが、
人によってどういう人かという印象が 変わらないっていうことだと思ってるんですよ。
この人は自分は何を価値観として 大事にしてるのかっていうのを、
トランプみたいな中から5枚選ぶっていう、 バリューズカードっていう、知ってます?
知ってます。
を、自己役員だったり経営チームでやって、
それを誰かというのを明かさずに、 この5枚は誰でしょうみたいなやつを、
社員にクイズを出したんですね。
したら他の人のやつは、ちょっと意見が違うというか、 答えが違う。
この人なんじゃないか、やっぱりこの人なんじゃないか みたいになったんですけど、
私のやつだけ全員がこれ絶対高田さんだ っていうふうになるぐらい、
どういう人間かが分かりやすいっていうのは 非常にいいことかなと思ってるので、
全員が話が長いって言ってるのは、
一貫性っていう意味で強みかなと。
プロモーション戦略。
ちょっと奇弁をどうしますけれども、 かなと思っております。
確かに採用候補者さんとかが面談に来ても、 ギャップがないとかね。
そうです。
そういうところがありそうですね。
ありがとうございます。
岩澤さん、SEEDからでしたっけ? 投資をされてらっしゃるのは。
第1回目のファイナンスからですね。
第1回からですね。
はい。
当時、たぶんファーストライトさんが まだUBEさんでいらっしゃって、
割と早い段階での投資ですか?
そうですね。
立ち上げて1年経ってないぐらいのタイミングで、
コミュニティと会ったんですね。
そこでリードも取られてみたいな話とかも お伺いしたんですけど、
コミュニティさん及び高田さんを信頼して ベッドしていこうみたいな思われた、
当時の理由と言いますか。
その辺りも少し教えてもらえますか?
高田さん、今のイメージでいくと、
よくご存じない方って、
すごく東大BCG、しかも体もすごく大きくいらっしゃって、
お話もお上手なんで、
結構固いイメージを持たれる方が 多いんじゃないかなって思うんですよね。
ありがとうございます。
なんですけど、前半のところのお話をお伺いして、
まさに私が投資を当時決断した理由に つながるんですけど、
高田さんって本当に周りの環境に流されずに、
それに抗いながら、
自分で変化を勝ち取っていくっていうのが 高田さんの勝ちパターンなんですよね。
当時も、当時デイワンでしたよね。
まだコミューンという社名になる前で。
私が当時、大歓山の一軒家にオフィス圏、 自宅みたいなところがあったんですけど、
そこに入ったら、まだ健康食品が わーっと置いてあるみたいな、
そういう時代だったんですよね。
その時に感じたのは、
これ今でも変わらないんですけど、
3つあって、
1つは、自己破壊から進化していく。
デイワンでやってた健康食品から ピボットされてるじゃないですか。
そのピボットをなぜしたのか。
ピボットの失敗ですよね。
失敗から何を学んだかっていうところが、
かなり当時の高田さんはじめ経営チームの方の 解像度が高かったんですよね。
なので、ある意味産区コストもある中で、
それを一旦壊してコミュニティで 新しいものを立ち上げるっていう、
その創造力みたいなところが、
1点目すごく印象的だったなっていうことと、
あとは修正力ですよね。
破壊して新しいものを作っていって、
それでどんどん突き抜けていくっていうよりも、
先ほどの高田さんのこの人生の、
じゃあ国連を目指すがOECDってやっぱり違ったよねって、
ここの修正力だと思うんですよね。
確かに人によったらもう立ち止まっちゃって どうしようってなっちゃいそうですね。
か、もう疑問に思っても、
もう一回戻らないっていうのもあるじゃないですか。
自己暗示してじゃないですか。
そのままいっちゃうかと。
それをまたゼロベースから戻って、
差分を細かく戦略的に見ていって、
それを埋めていくっていう能力が やっぱりすごく高かった。
最後はもうやりきる力っていう。
もう弾力ですよね。
もうやると決めて高田さんがやらなかったことを、
最初この6年間見たことがないので、
そういう意味では、
それがコミューンの信頼・起点経営みたいなところにも
やっぱりつながってくるところではありますよね。
顧客コミュニティの価値
ありがとうございます。
大分高田さんの、
だったりコミューンさんのコアの部分 聞けたかなと思ってまして、
またちょっとグッと事業のところも戻って お伺いしたいなとも思います。
まさにその修正力みたいなところもいただいて、
すごい気になってたのは、
当時こういう仮説を持ってたけど、
こういうふうに修正してきたみたいなものとかがあったら、
裸から見るとコミューンさん、
すごくうまくいってるイメージがあって、
だからその辺りもちょっと気になったりするんですけど、
教えてもらえたりしますか。
ありがとうございます。
我々はうまくいくように、
もちろん一生懸命頑張っているんですけれども、
いろんなステークホルダー、
特にお客さんにすごく支えてもらって、
教えてもらって、
それこそ修正ができているから、
なんとか頑張れているところがすごくあるなというふうに思っています。
例えば最初コミュニティというものの価値とか可能性を感じたのって、
自分たちのサプリメント事業がきっかけなので、
一番最初のお客様が今でも活用いただいてますけれども、
ベースフードさん、
完全栄養食のベースブレッドとか、
説明不要かもしれないですけれど、
のところで、
本当にベースフードさんまだ小さかったタイミングで、
ご一緒させていただいていて、
その後も例えばシャープさんだったりとか、
基本的にはもうB2Cの企業で、
お客様と一緒に新しい価値をつくる、
未来をつくるっていうところのために、
深まれるっていうのに、
我々の仮説の域がとどまっていた。
最初はもうそこだけ?
そうです、完全にそこだけだったんですけれども、
それがシードラウンド経ってシリーズAぐらいのタイミングから、
ちょっとコミュのことをコミュニティっていうワードで、
顧客コミュニティというよりはコミュニティっていうワードで、
知っていただく機会が増えてきて、
例えば社内で、社内コミュニティ強化のために使いたいんだとか、
あとはパートナーアライアンスをより良くするために使いたいんだ、
っていうようなお声をいただくようになったんですね。
我々はその時は、
自分たちの元々の創業のきっかけともちょっと違うし、
あんまりピンときてなかった。
ですけれども、そこまで言うならみたいな。
使いたいのであればどうぞみたいな感じのところから始まって、
実際にそのコミュニティがすごく価値あるものに育っていく様を、
当然お客様なので我々も頑張って支援はするんですけれども、
お客様がそのコミュニティの価値を高めていかれる中で、
信頼基点経営の重要性
我々自身が、例えば社内コミュニティとか、
パートナーコミュニティの魅力に気づいたっていうところもありますし、
また今、信頼を事業の成長の力に変える、
信頼基点経営っていうものを掲げていますけれども、
こちらについても、
何かいきなりお風呂入ってる時にパッと頭に出てきたとかっていう話ではなくて、
やっぱりお客さんとお話しする中で、
何でそのコミュニティに投資するのかとか、
お客さんは別にコミュニティ以外もたくさんいろんな、
例えばマーケティングのコミュニケーションの取り組みとか、
カスタマーエクスペリエンス施策ってたくさんやられてらっしゃるので、
どういった思いでやられてるのかっていうのをお伺いする中で、
一つ信頼っていうキーワードが出てきたんですよね。
我々はたくさん素晴らしい会社が世の中にあるっていうことを、
お客様との関係性の中で知っているので、
その信頼を得ている会社がよりうまくいくというか、
より多くの人にそれを知ってもらって、
より選ばれる会社になっていくっていうのが、
社会にとってすごくいいことだなっていうふうに、
本当にピュアに思ったので、
だとすると自分たちはそこを支えられる会社にならなきゃいけないっていうことも、
お客様から教えていただきました。
また、今コミュニティはある種柱としながらも、
多面的にソリューションを展開し始めているんですけれども、
それらについても急にどこかから出てきたっていう話ではなくて、
お客さんから言われるんですよね。
コミュニティはいいんだけど、
ここをやってコミュニティで何かできないのかとか、
こういうところで困ってるんだけどっていうふうに言われたりとか、
あとは我々は日本だけではなくて、
多言語化をしてまして、
英語を中心として展開もしてるんですけど、
それもやっぱり日本の企業でも、
今大手の企業様だと結構海外展開頑張ってらっしゃって、
なんならそっちの方が売り上げ大きいですっていう会社さんも珍しくない中で、
日本はいいんだけどこっちでできないのって言われて、
ちょっとそこはやってないんですみたいな、
やっぱりそういった形で、
お客様の期待とか、
もっとこうしてほしいっていうものに、
真正面から答えようっていうふうに考えると、
自分たちがやってきた、
日本でコミュニティのソフトウェアを提供するっていうアイデンティティは、
一つ核としては変わらないんですけれども、
その周辺にしっかり自分たちの役割を広げていかなきゃいけないっていうのも、
教えていただきながら修正してきたっていうのが経緯になります。
多様なプロダクトの展開
ありがとうございます。
こことプロダクトの話でいくと、
最初BtoC向けに作っていて、
それがBtoBにもあるってことに気づかれて、
かつそれがパートナーアライアンス系だったり、
従業員向けだったり、いろんな用途があって、
けど本来はそれらって、
それぞれにプロダクトがあっていいぐらい仕様が違ったりだとか、
あと今の言えば海外版とかもまたガッと変わるんじゃないかなって思うんですけど、
かなり大きな壁あるんじゃないかなと思ってます。
そこはどういうふうに乗り越えてらっしゃるんですか。
そこについては、
そんなことないかなっていうのが、
私が思っていることで、
なんでかっていうと、
人と組織の間の信頼とか、
人と人の間の信頼っていうものを培う、育む、
そしてそれが事業に何らかの形で貢献するようにする、
お金にするっていうそのプロセスは、
必ずしもお客様向けだから、
従業員向けとは全然違うとか、
みたいなものでもないかなって思ったんですよね。
例えばさらに言うと、
お客様向けって言っても、
B2Cの企業、
ウェスウッドさんのファンコミュニティと、
我々、例えば333でも活用いただいてますけれども、
33のユーザーコミュニティで、
そこに関わっていらっしゃるB2Bの33ユーザーの方、
法人に所属している方が、
それぞれ同じユーザーコミュニティだから、
ファンコミュニティだからってくくりで一緒ですかって言うと、
たぶんそんなことないと思うんですよね。
場合によっては33のコミュニティって、
他でご支援しているところで言うと、
例えば鳥取ホールディングスさんの丸亀製麺の、
従業員の方のコミュニティの方がちょっと近いところあるかもしれないみたいに、
あんまりパキッと分けられないんじゃないかなっていうふうに、
あくまで個人なので思っていて、
今は分けるよりも、
1個の場所であることによるメリットの方が、
大きいなというふうに考えてます。
特に創業当初はというか、
撹拌し始めた当初は仮説でしかなかったんですけど、
直近はやっぱりデータが見えるようになってきているので、
こうなったらうまくいくとか、
こうなったら微妙だなとか、
これぐらい信頼度が上がると、
その後の行動変容、
例えば購買がもう1個買っていただけるようになる、
LTVが上がるみたいな顧客コミュニティで言うと、
ですし従業員コミュニティの場合は、
ENPSの結果が上がるとか、
みたいな結果資料とのつながりも、
割とその共通性があるので、
データが共通化される、
体験のレベルアップも共通でできるという観点でも、
今はそのメリットの方が大きいかなと思ってます。
信頼の育成とその価値
そのところに加えて、
コミュニティを育成していく、
信頼を積み重ねていくというところの、
いわゆるファンネルというか段階みたいなものは、
今回の新プロダクトのリリースも含めて、
言語化され直した部分があると思うんですけど、
そのあたりを新しいプロダクトとなぞらえながら、
どんな感じで今捉えていらっしゃるのか、
というところも教えてもらえますか。
ありがとうございます。
信頼は大事。
その信頼が事業の成長につながるというのもその通り。
そのためにコミュニティが果たす役割も非常に大きい、
というのを我々は信じていて、
やっぱりコミュニティの価値ってすごくあるなというのを、
本当に毎日お客様のコミュニティを見たりとか、
その中での動きを見たりする中で、
毎日実感しているんですね。
ただ、コミュニティが別に全てではないっていうのも、
リアリティとして向き合わなきゃいけないものかな、
というふうに思ってます。
我々は信頼起点経営のサイクルというふうな形の定義をしてるんですけれども、
可視化、理解、育成、創造っていうサイクルを
一つ一つピースとして定義してるんですね。
それはそもそも、
例えばお客様で言えば、お客様の可視化がされてないと、
信頼運の話じゃないじゃないですか。
例えば高田商店みたいな路面店やってるとして、
一日100人来てるっていうのは何となく分かるけど、
どこの誰か分かってなかったら、
それ可視化してできてないんで、
その可視化をしましょうよっていうのがまずあって、
その上でどうやったら高田商店に来てる100人の方々が
信頼してくれるんだろう、
もっと我々のこと好きになってくれるんだろうっていうのを理解する、
っていうのがその理解ステップ。
それが何となくそういうことかと、
その時の接客こうな感じだったらよかったんだとか、
これを買ってくれた人の満足度高いな、
だったらこれもうちょっと店舗の前の方で押そうとかっていうのを踏まえて、
信頼を上げるっていうのが育成のステップ。
育成のステップでロイヤリティが上がって、
信頼が高まった方々がハッピーになるのは、
もちろんそれはそれでいいんですけど、
そこから次のチャンス、
高田商店にとっての次のチャンス欲しいじゃないですか。
例えば友達紹介してくださるとか、
その方がすごいいいよって言ってくれたのも、
いや私に言ってくれてもいいんだけど、
ちょっと商店街で他の人にしゃべってくんねえかなみたいな、
そうじゃないとうちにお客さん来ないんだからっていうのがあると思うので、
そのいわゆるデジタルな話でいうとUGCって言われたりしますけど、
それをしっかり外にどうやって出すかみたいな、
そこの面で工夫をするというのが創造、
作る方の創造ですね。
このサイクルをするとまた新たにお客様が増えて、
可視化の必要性が出るっていう、
こういったサイクルを今定義しています。
コミュニティはその中でも特に育成の部分ですね、
に対して非常に大きく貢献するものかなと思っています。
ありがとうございます。
信頼基点経営に昇華された部分と、
それぞれのプロダクトの話もいただきましたけども、
こうやってとはいえ新プロダクトを一気に、
同時多発的に提供していくってかなり大変なのかなと、
ことを思っておりまして、
この辺りじゃことは投資家目線とかでいきますと、
岩澤さんはどんなふうに捉えてらっしゃるのかとか、
教えてもらえますか?
最近、以前のようなマルチプロダクト志向が
全員否定されてますよね。
うん、なんか1回ガッて広がって、
ちょっとまたね、収まってきた感じがしますよね。
AI自体はシングルプロダクトだ、
みたいな論調に多分なってると思うんですけど、
高田さんのご説明にもあったように、
これなんかマルチプロダクトをやるべしみたいなとこから、
発想になってないと思うんですよね。
結構その信頼起点経営っていう、
その実現に向けてやらなきゃいけないことなんで、
実はこれなんか全部つながって、
1つのソリューションとかプロダクトであるっていう、
そういう位置づけじゃないかなって私思ってるんですけど、
間違ってます?
おっしゃる通りです。
創業期にあるエンジェル投資家の方に
フィードバックいただいたもので、
すごい印象に残ってるのが、
プロダクトの進化は絶対していきたいし、
していくんだけれども、
キメラになっちゃいけないって言われたことがあって、
どういうことですか?
キメラって怪物というか、
想像上の生き物ですけど、
いろんな動物のその強い部分が組み合わさった、
架空の生物なんですよね。
例えばトラのように速いのに、
ワシのようなでっかい翼を持っていてみたいな。
信頼の重要性
で、プロダクト作ってると、
気づいたら自分たちそうなっていく方向に、
なんか、いきそうになるんですよ。
いろんな人のいろんなニーズに答えたいって思って、
それ自然なことだし、
そうあるべきだと思うんですけど、
欲求としては。
ただ、それを一つのソフトウェアで
全部やるべきかっていうと、答えはそうじゃない。
で、お客さんは課題解決を求めているのであって、
一ソフトウェアであることを求めているわけじゃない。
買ったりするので、
自分たちにとって解決しようとしている課題は一つ、
究極的にはなんだけれども、
それをうまくデリバリーするために区切ると、
複数のプロダクトになっている。
っていうのが我々の中での整理です。
この創業してから6年、7年かけて、
市場も大きく変わってると思ってて、
コミュンとコミュニティサクセスとか、
信頼起点経営みたいなのって、
実は会社の成長と市場の成長が同時に起こってるんですよね。
なので一番始めて、SaaS企業が、
まさに33もそうだと思いますけど、
コミュニティって始めたじゃないですか。
B2B SaaSはマーケティングをするために
コミュニティが必要であるっていうのが、
多分いろんな産業の中で先行して起こったと思うんですよね。
それが2Cにも派生をして、
今はEX、従業員の領域にも派生をして、
進化をしていっていて、
その市場の変化に伴ってコミュニティが提供するものっていうのも
必然変わってきたっていう、
そういうことかなっていうふうには私は捉えてますけどね。
顧客との関係構築
サーフでいくと、プラットフォーム戦略的に
一つのプロダクトでいろんな機能を搭載していくっていうよりかは、
他社のサービスとうまく組み合わせて使えるようにしていくって方向性もある気がしていて、
そういうやり方もあるんじゃないかなと思うんですけど、
今回コミュニティさんの場合だとどちらかというとコミュニティさんの機能というか、
どんどん別のプロダクトをくっつけていってって話なのかなと思っていて、
この辺りでどういうふうに理解したらいいんでしょうか。
そうですね。
やっぱ思想かなと思ってまして、
ピースとして、
例えばコミュニティを捉えたときに、
うまくフィットするような他の役割を持っているソリューションって
世の中に全然あるかなっていうふうに思うんですけど、
何のためにそれをやるのかっていう最終指標の部分が、
信頼起点経営っていう、
全く同じ言葉を使っている会社さんでいないので、
全く同じ言葉でなくてもいいんですけど、
同じような方向性であるっていうのは、
そんなにやっぱりいなくて、
もちろん、
コミュニティの中での例えば価値をより提供、
価値をレベルアップするために、
パートナー企業様、今何十社もいらっしゃって、
それは営業販売パートナーさんじゃなくて、
ソリューションのほうのパートナーさんですね。
ポイントの部分で、
例えばコミュニティの中でグッズが欲しいってなったときに、
でもうち別にグッズ作ってないじゃないですか、
福屋さんじゃないので、
グッズを作っていただけるような会社さんとそこは連携してたりとか、
そういう意味合いでのパートナーシップはあるんですけれども、
コとソフトウェアっていう部分で言うと、
ある種、何のために作ってるかっていう点で、
自分たちががんばったほうがいいかなと思っているという感じですね。
ありがとうございます。
あとこれ、すごく個人的な感想というか質問なんですけど、
サーフ系の会社って結構、
お客さんを育成するみたいな、
引っ張り上げるみたいなニュアンスがすごい強いなって思ってたんですけど、
コミュニティの中でお客さんを育成するというか、
現代を育成するというのが、
視点の巻き方がより人らしくていいなというか、
エラそうぶってなくていいなみたいなことを個人的に思っていて、
これもはやただの感想に近しいんですけど、
この辺りどんなところから来てるんだろうなとか。
ありがとうございます。
よくマーケティングでナーチャリングするって言うじゃないですか、
ナーチャリングされたことあります?って思って、
企業がそんな上手いことできないのかなっていう、
感覚があるっていうのが自分の中でありますね。
それから、
コミュニティ領域だと、
よくファンコミュニティっていう言葉が使われるんですよね。
我々は、
あらゆる組織と人が溶け合うっていう風に、
ビジョンを掲げているっていうのもあるんですけど、
冷静に考えて、
お客様100人いたら、
ファンって数人じゃないですか。
5人10人いたらすごいブランドだと思う。
化け物ブランドだと思うんですけど、
っていうような中で、
ファンコミュニティって、
95人ぐらいを無視することになるじゃないですか。
ファンであるかどうかっていうのは、
どちらかというと感情的な部分なんですよね。
でも、
機能的には別にそういう感じじゃないけど、
機能的にすごく評価をしていて、
何か足りなくなったら迷わずそこの製品を買うよ、
みたいな人ってたくさんいると思うんですよ。
でも、その人たちにあなたってファンですよねって言ったら、
いや違いますってなると思うんですね。
お客さんっていうのは100人いたら、
100人多様な方々がいて、
多様な形で企業と関わっていて、
ある種、
旗立つ役割もちょっと違かったりすると思うんですよ。
例えばあるメーカーさんの、
BtoBのメーカーさんの例ですけど、
複雑性がテクニカルなプロダクトの事例なんで、
ファンの方が超知見があるわけじゃないんですよ。
だけど、
そこのスペシャリストみたいな、
ギークみたいな人は、
めちゃめちゃ知見があって、
上手くその方の力をお借りできると、
めちゃめちゃカスタマーサクセスサポートのクオリティ上がるんですよね。
ファンコミュニティやってたら、
その人の知見って多分活かせない。
ファンじゃないから。
その方にも上手く乗っていただけるような、
やることをやらなきゃいけないよね、みたいに。
ある種、我々は、
当時のメインストリームとはちょっと外れたこととかを、
信念持ってやっている。
結果としてそれが今は普通になっている。
ところはよく多くあるかなと思いますね。
コンシューマー向けサービスのコミュニティも、
今お話ありましたけど、その一つかなと思います。
サスケの会社さんだと、
先行モデルがありすぎて、
大抵それに習っていくみたいなところがありますけど、
ちゃんと否定するところもあって、
独自性なのかなと思いますけど、
岩澤さんの視点でもどういうふうに捉えていらっしゃるかとかありましたら、
ぜひ教えてください。
今回のリリースで、信頼っていうキーワードが上がってきていると思うんですけど、
ちょっとわかりにくいなっていうリスナーさんもいらっしゃる気もしていて、
私なりの理解をお伝えさせていただくと、
サース的なところでいくと、
バリューギャップっていうんですけど、
もっとわかりづらくなっちゃった。
もっと難しくなっちゃった。
簡単に言うと、
何か物を買いたいとか言ったときの期待値ってあるじゃないですか。
この商品とかこの商材ってこれだけの価値があるかなと思って買ってみたら、
全然価値が違うっていう。
これがバリューギャップって言われたりするんですけど、
アメリカのデータを見ると、そこのギャップが生まれた瞬間に
みんな離脱するじゃないですか。
信じたのに裏切られたみたいな。
ある意味焼き旗になっちゃうわけですよね。
日本って人も減ってるし、
企業も減ってってるじゃないですか。
そんな焼き旗やっちゃったら、
経済活動になりたたないっていうところまで追い込まれてるわけですよね。
そこのギャップを埋めていくために、
このコミューンがさまざまな
プロダクトを提供して
支えていくっていう、そういう世界観を実現していくという
メッセージだと思うんですよね。
確かに2Cでもそうですし、こと2Bでいっても、
お客さん、見込み顧客のターゲット限られてるのに
雑な営業してっちゃったらまたに焼き旗みたいになっちゃう。
どんなにプロダクトリリースしても見向きもしてくれないみたいな状態なのかなと思って。
これ海外だといいと思うんですよね。
アメリカとか未だに人口伸びてるじゃないですか。
アジアも伸びてるじゃないですか。
1個1個それを丁寧にやっていかなきゃいけないっていう環境だと思いますし、
実際いろんな株主だったり従業員だったりに対する
信頼を損なってしまうっていうことが
企業としての活動が止まってしまう
1つの要因にもなっていると思うので、
ある意味その信頼っていうのが今後経営においても
大きなキーワードになってきそうですよね。
と我々は思っていますね。
もちろん売上を伸ばします、利益を伸ばします、
良い会社と儲かる会社の関係
当然結果としては出すべきだと思うんですけれども、
我々が果たすべき社会的役割って何かっていうと、
お客さんとか従業員に誠実に向き合って
信頼を得ている会社ってあるじゃないですか。
そういう会社って
いい会社って言われるじゃないですか。
今っていい会社であるっていうことと
めちゃめちゃ儲かってる会社であるっていうのが
ゴールじゃないと思ってるんですよ。
もちろん両立してる会社もいると思うんですけど、
いい会社だからって儲かるわけじゃないし、
いい会社じゃなくたって儲かってたりもするっていうのが
現実かなと思っていて、
それが変わってきていると私は思ってるんですよ。
マクロの変化もあって変わってきていると思うんですけど、
なんとなく変わっているっていうそのこととか、
なんとなくそういうのって大事だよねっていうのを
考えて、そこに投資しなきゃいけない。
信頼に投資をすることが経済合理的なんだっていう風に
全ての経営者が思うようになるべきだと私は思っていて、
そのためには証明が必要だと思うんですよね。
信頼に投資することが経済合理的だと。
信頼基点経営の重要性
あるいはすごくインパクトがあるものなんだっていうのを
みんなが思えるような定量的な証明を
我々がすることができると
本当に社会において
果たす役割が大きいのかなと思っています。
ありがとうございます。ちょうどもう終わりの時間にもなってきまして、
かなり今もう本当に未来への先制といいますかという部分を
伺ったと思うんですけど、まだある気もしてますが、
追加でお話ししたいメッセージとかありましたら
ぜひ最後お願いできますか。
そうですね。ありがとうございます。
我々は今回資金調達をするにあたって、
社内では我々これ第二創業ですっていう話を
しています。
それはある種、自分たちがこれまで積み上げてきた
日本のコミュニティ屋さんっていう
アイデンティティというか、実績も
それなりに作ってきているので、
それを否定はせずとも
そこのコンフォートゾーンから抜けて
より大きな社会的役割を
果たしに行くのである。具体的には
コミュニティだけではなくて、信頼規定経営
全体を実現できるパートナー、支援できる
パートナーになるっていう変化と、それから
日本だけではなくて、日本国外
での信頼規定経営の実現も
支援できるパートナーになる
っていうところ。この2つのすごく大きな変化を
しに行くって、もはやこれ新しい会社作るのと
一緒だよねっていう風に社内では話しています。
これまで我々が積み上げてきたものは
もちろん誇らしく思うところも
あるんですけれども、生かせるところ
たくさんあるとは思いながらも、この我々が
新しく目指していくことに対しては
もしかしたらちょっとフィットしないところとか
アンラウンしなきゃいけないところとか、自分たちが
持っている強みが必ずしもそのまま生きなかったりする
ところもあると思っていますので、新たに
我々が掲げているビジョンや目指す姿に向けて
より共感してくださる方とか
力を貸していただける方にぜひ仲間になって
いただきたいなと思っておりますので、お気軽に
カジュアル面談からお声掛けいただければと思います。
新たなビジョンと取り組み
採用のPR。
採用のPR、はい。最後ぜひ岩澤さんからも
高田さん及び小宮さんへのエール、何か聞いてくださっている方への
メッセージとか、そんなあたりいただけますでしょうか。
そうですね、私はちょっと否定したいことがありまして
何でしょう。
SaaS っていうキーワードがちょっと今ダウントレンドになっているので
SaaS じゃなくて
信頼規定経営に変えたんじゃないかって
思わないでいただきたいと思っておりまして
あるじゃないですか。
安易にキーワードを下げたっていうことじゃなくて
ある意味今回市場の大きな変化が確実にあって
実際前回のラウンドから今回にかけて
コミューン自体がもう1 SaaS 企業ではなくなってきているんですよね。
なのでそれを後付けで
言語化していっているっていう位置付けなので
そこはぜひリスナーの皆さんにも
今回のポッドキャストでご理解いただけるといいかな
というふうに思ってますし
まさに今回コミューンが
ARR 100億を目指していく分岐点であることは
間違いないので
前半にもありました通り高田さんは絶対に有言実行で
達成いただいてますので
コミューンの従業員の皆さんも
ステックホルダーの皆さんも
ぜひ期待していいですよね。
そうですね。
従業員については一緒にやる立場ですから
一緒に頑張っていきましょうという話ですけど
わかりやすいマイルストーとしての
ARR 売上100億円というのはあると思うんですけれども
やっぱり我々自身としては
結果として自分たちが
価値があると思っているものが
価値があると証明されれば
自ずとその価値に対しての感謝として売上を頂戴できる
と思っていて自ずと自分たちの
今広げていっているような価値提供の幅が
証明されればそのマイルストーも
あるいはその先もついてくるものかなと思っておりますので
信頼基点経営の意義や価値を
広めていきたいなと思っています。
ありがとうございます。概要欄に各種リンクを記載しますので
ぜひご確認ください。この配信気に入っていただいた方は
ぜひ番組のフォローや評価やSNSの拡散をよろしくお願いいたします。
高田さん、宇和沢さん、そしてお聞きいただいた
あなたもありがとうございました。ありがとうございました。
かなり短めに
合計1時間
35:12

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