Startup Now、資金調達を実施されたばかりの起業家の人生や事業日も解くポッドキャスト、パーソナリティーのスタートポッツ稲荷田です。
同じくパーソナリティーのアニマルスピリッツ中山です。本日は、株式会社immedio代表取締役 浜田英揮さんにお越しいただきました。
immedioさんは、インバウンドショーダンサースimmedioを提供されているスタートアップでして、2024年7月にシリーズAラウンドにて3.5億円の資金調達を実施されました。
浜田さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。株式会社immedioの浜田です。
浜田さん、ようこそお越しくださいました。
実は私、稲荷田と浜田さんは全職が一緒でございまして、私、稲荷田は新卒で33に入っておりまして、インサイドセールス部門とフィードセールスの部分に両方おりまして、
そこで特にエンタープライズの領域におりまして、浜田さんがそこでの7名上の上司という形で、
浜田さんはインサイドセールス部門の部長とかもされていらっしゃいましたし、というところですね。
なので、今回お越しいただけてとても嬉しい気持ちがございます。
そして、このスタートアップNOWをやり始めてからも、浜田さんすごく聞いてくださっていてですね、
今回資金調達のリリースが出たばかりのタイミングではなるんですけれども、
事前に調整させていただいて、なるべく今クイックに出そうというところでございます。
ありがたいです。
いや、本当にありがたいです。
私、業界屈指のポッドキャストマニアだと思ったんですが、実は出るのは初めてで。
うわぁ、めちゃくちゃ嬉しいです。
おいしいわね、ポッドキャスト初めてなので、とても嬉しいです。
しかし、33時代から浜田さんはグローバル含めたポッドキャストをずっと聞いているイメージがすごくあって、
スタートアップNOWを聞いてくれていたことも嬉しいですし、
しかもその初めての出演がここでいただけるというのはとっても嬉しいです。
かなり深掘っていきたいなと思っております。
前編では浜田さんのご経歴だったり、創業までのプロセス人生観に迫っていきながら、
後編では事業やファイナンス組織採用についても伺いますので、
ぜひ併せてお聞きいただければと思います。
それでは本編に移ってまいります。
まずは浜田さん、簡単な自己紹介を1、2分程度でお願いできますでしょうか。
はい、ありがとうございます。
株式会社イメディオ代表の浜田と申します。
現在の会社を2022年の4月に創業いたしまして、今3期目。
この間の調達が2回目で累計5億円の調達をしたんですが、
ミルカリスマニウムもだいぶポジション決まってるなっていうところで、
本当にアメリカ拠点を1から任せたいみたいなポジションが、
たまたまビットフライヤーであったっていうところと、
あと一応やっぱビットコインかと思って、
佐藤氏仲本の論文ちゃんと読んだんですけど、
そこにやっぱ面白さとか可能性を感じたんですよね。
なんでちょっと思い切って飛び込んでみたっていう感じですね。
いいですね。僕の勝手な偏見でいくと、
勝者マンの方ってもう佐藤氏仲本の論文というかあれを見ても、
全然そういう世界があるのでって終わっちゃうんじゃないかなと思ったんですけど、
そこになんか青い感情というかなんか夢を抱かれたって、
濱田さんが個人的にすごくエモーショナルでいいなって思うんですけど、
ちなみに当時はどういった点に惹かれて良さそうって思ったんですか?
お金って結局なんなんだっけとか、なんで国がするんだっけとか、
国が印刷したものがなんでこんな価値があるんだっけって結構本質的な問いじゃないですか。
だからお金って国が刷らなくてもいいよねみたいな、
国じゃないお金って価値があるよねっていうことで、
佐藤氏仲本の論文って技術的なところは一部で、
ほんと10ページくらいその金とは何かっていう話なんですよ。
そこにビットコインの意味があるっていう話で、
僕はこれはなんかビットコインはなんかスキャムじゃないなと思って、
本質をついた人が誰かわかんないけど作ったもんだなと思って、
なんかそれの広がりに欠ける意味はあるなっていうふうに思ったんですよね。
今の話は本当に濱田さんらしいなと言いますか、
本質っていうところに惹かれたって話かなと思っておりまして、
より解像度が上がりました。ありがとうございます。
そしてリッドフライヤーで、
USの拠点町でここを本当に深掘りしたいぐらいすごい功績だなと思いつつ、
そこから2019年で3.3っていうところですけれども、
ここもある意味異業種の参入だったのかなっていうふうには思っております。
FintechからゴリゴリのSaaS、ビジネス、B2Bのところですね。
入社のきっかけとかそのあたりお伺いできますか?
本当ご縁のところで仮想通貨業界がバブルが弾けて、
ハッキングもあってっていう中でも非常にその規制が厳しくなってきて、
あまり正直攻められる時期じゃなかったんですよね。
アメリカで毎週のようにいろんなニューヨークとかテキサスの当局の監査ばっかり受けてるみたいなのを1年間やって、
取得したライセンスを全部刺繍したんですけど、
さすがに次に行こうって思っていろいろ探してるときに、
それこそあれです。三井物産の最後の部署の先輩で、
寺田さんじゃなくてSaaSの役員だった方が、
どっかで浜田がそろそろ帰ってくるらしいってことを鍵付けて、
SaaSもやっぱ当時海外やりたいんだよねみたいな。
もうやれる人いないからやってよみたいな感じで声かけてもらって、
本当にそこもピンポイントで選んでSaaSにっていうよりも声かけてもらったのと、
あと1回物産自体に寺田さんが公演に来てくれて、
すげえなっていうの、そこでもうシンプルに決めちゃった感じではありましたね。
この人すごいなっていう感覚はどのあたりで感じられたところでしたか?
プロダクトへの圧倒的なこだわりみたいな感じで、
多分寺田さんが物産に来られた2014とか15とかで、
CM始められたくらいの頃とかだったと思うんですけど、
でもCMやってる企業の何百人の企業の社長が、
プロダクトの一個一個にすごいこだわり、
モバイルスクロールしたらこの位置で止まるっしょみたいな、
そのレベルのこだわりを持って、
やっぱりこうコミットしてるみたいな話を聞いて、
あ、経営者って、いわゆる私がイメージした経営者と全然違うなって思ったんですよね。
なんかその時の印象はすごく鮮烈でしたね。
寺田さんって本当に今プライム上場した後も、
今もなプロダクトのオーナーされてるって本当に異常なレベルだなって思っていて、
惹かれますよね。
僕も実はSaaSに入社したきっかけは寺田さんの講演を聞いて、
40過ぎぐらいの大人が本当に夢を見て青臭いことを堂々と言っていて、
僕はそれが本当にかっこいいなって思ったんですよね。
しかもそれが寺田さんだけじゃなくて、
その後に出てきた役員の方だったり部長の方だったり、
あるいは新卒のエースの方だったりっていうのも同じぐらいの熱量で話されていて、
これやっぱり寺田さんの圧倒的な信念があってこそ伝播していれば、
カルチャーの力、ミッションドリーブンの会社ですけれども、
お互いそこに惹かれて今スタートアップエコシステムにいるというふうに理解をいたしました。
3.3でその後の話は事業につながるので、また後編でも深掘ろうとは思うんですけれども、
3.3が終わり、Delight VenturesさんのバンドさんからなんとVizReachでスカウトをもらったところから、
やり合いが大きく動いたという話なんですけど、この辺りもう少しお伺いできますか。
そうですね、本当にVizReachのスカウトで起業しませんかみたいな、
ちょうど今から3年くらい前に来て、なかなか斬新だなと思ったんですよね。
ちょうど私、ビットフライヤーでUSやってる時、別の責任者だった渡辺大さんと結構お世話になってて、
大さんがDelight Venturesのファンだというか、ナンバーさんと一緒に始めたんですよ。
そうなんですね。
さすがにVizReachで起業しませんか。やや怪しいじゃないですか。
大さんにこんな風に来たんですけど、バンなんですかって、すごい面白いから話してよみたいな感じで、
バンドさんに話しに行って、そしたらグループとして、その辺フルコミットしてお金だけじゃなくてエンジニアもつけるんだと。
エンジニアに元CTOの川崎さんもいるんだみたいな話を聞いて、これは確かに全然知らなかったっていうか想定してなかったパターンだなと思って、
そこから結構グッと話すようになったって感じですね。
いわゆるこのアントレプレナインレジデンスって呼ばれる制度だと思うんですけど、
Delightさんも先駆けですし、最近だとジャフコさんとか、いろんなところもそういうのを考えてるのかなと思うんですけど、
Delightさん以外にもそういうEIRのプログラムとかアクセラとかっていうのは検討したりしたんですか?
これが2021年の時点だと、そんなにいわゆるフルで開発リソースまで含めてやってくれるような、かつオープンなスタートアップスタッフたちってまだあんまり多くなかったですね。
そもそも私の出身の三井物産もMOONっていうのがあって、その時点では社員限定だったんですよ。
最近結構オープンになったりしたので、この2,3年急に増えてますけど、3年前は特殊なアクセラとも違うし、なんだろうこれみたいな感じではありましたね。
いろいろ支援してくれるプログラムだと思うんですけど、一番ありがたかったのって何ですか?
やっぱりエンジニアで、アメリカの情報とか聞いてもやっぱりその企業って2人以上が大事で、ビジネスとテクニカル両方必要だっていう話を言う中で、
私はやっぱり法学部出身の商社って感じで基本的にエンジニア知り合いってほぼいないっていう中で、そこがすごくボトルネックだと思ってたんですよね。
デライトベンチャーズの場合エンジニアプールしててMVPは作ってくれるし、それもDNAグループのエンジニアが作るので質に関して妥協がないっていうところが見えていたので、これだったら始められるなって思ったっていうところですね。
僕の個人的な視点でいくと、濱田さんは別にEIRを使わずとも企業を自らして、エンジニアの知り合いがいなかったとしてもプロダクト開発に出資するようなこともこれまでされてきている中で、巻き込み力も安心力もあり、自力でできたんじゃないかなって思う気もあったりするんですけど、それでもなおEIRを活用した理由っていうのは他にもしあられたら教えてほしいです。
で言うとやっぱり家族とか人生のステージみたいなところがあって、私その時点でだから3人目の子供がもうなんか臨月くらいの感じでこの会話を始めてるわけですよね。もうすぐ3人目生まれるわみたいなところで、リスク取って年収ゼロとかにしてやるかっていうとまあまあ厳しいなっていうところの中で、
で、デライトのスタートアップスタジオはちょっといろいろプログラムが変わっているんですけど、今だとだいたい最初に2500万までデライトがコミットするみたいな感じで、そこからファンダーの給与も取るみたいな仕組みなんですよね。で、バンドーさんと話す中で私もまあとはいえ33の頃の半分くらいで始めようと思いますって話をしたんですけど、
いややっぱちゃんと生活が安定してできるレベルでやんないと逆に集中できないからもうちょっと取ってくださいって感じで7掛けくらいに採集したんですよ。そうするとまあキャッシュフローもトントンくらいで始められるので、なんかあんまりこう自分の心配も少ないし家族に心配かけることもない。その要素は結構大きかったですね。
ちょうど家族の話も出ましたけど、濱田さんが起業するってなった時のご家族の反応とかそういうのっていかがでしたか。
ありがたい話で、奥さんに話すときにずっと33にいることもないんだろうなとは思ってたとは言ってくれましたね。もちろん全部ねそういうちゃんと給与もあるとかDNAグループのバック受けてるみたいなの全部含めて説明したんですけど、それも含めてあんまりこうよく考えてほしいとか正直なかったのでありがたかったですね。
なるほど。実際にプログラムが始まっていて、デライトベンチャーズさんのEIRって他ももしかしたらそうかもしれないですけど、他以上にいわゆる事業リスト、事業案が本当にすごいボリュームでリストアップされてて、その中でディスカッションしながら選んでいくプロセスがあるんじゃないかなっていうふうに聞いてたりして、割と濱田さんはインサイダーセールスオートメーションっていう項目があり、そこがどんぴしゃでハマったっていうところをお伺いしていたんですけど、他の選択肢っていうのはなかったのかとか改めてここの領域だった理由っていうのはどんな感じでしょうか。
あったんですよ。私最初はそれこそ今のNストックみたいなやりたかったんですよ。
ストックオプションマネージメントとかアメリカめっちゃ儲かってるし絶対いいやと思ったら、でもいろいろあるよ。スマートランドもあるしいろいろあるし本当にやるみたいな話で、ちょっと考えますときに2番目にこのインサイドセールスの効率化とか自動化っていうところで考えてたテーマがあって、それは逆にデライト、彼らもやっぱりリストの中で特に注目感みたいなのがあるんですけど、
かぶってて、これやる人探したんだよねみたいな感じだったんで、結構もう壁打ち2回目で方針決まっちゃったって感じではあったんですよね。
めちゃくちゃ面白いですね。僕今質問しながらこれって本当に予定してた回答が返ってきそうだなって思って、なんかそうインサイドセールス1本でしたみたいな話かと思ったらまさかの2番手だったんですね。
2番手そうそう。でもやらなくてよかったです。これやってたらNストック絶対もう大変なことになっちゃうんで。
確かに調合が強すぎるっていうのはありますね。
だからなんですね、濱田さんってもともと投資をされてたっていうのもあるし、ビットフライヤーでCFOもされてたっていうのもありますし、
で、なぜあって、君バックグラウンド強かったからと思いつつ、そのノートもたくさん書かれていて、今エリアさんがそのKIXでスタートコプション発行しましたみたいなかなり詳しい解説も書かれていらっしゃって、
さっき方だなって思ったんですけど、やっぱそこにそもそも興味とか強みっていうのもあったからっていうのもあるんですね。
なるほど。ありがとうございます。あとここ絶対に前編で聞かなきゃいけないなって思ってた質問があるんですけれども、
濱田さんは前職さんさんにいらっしゃった際も、今の企業家としてもですね、The Adventuresさんの方々からも変わらずMrストイックと呼ばれていると。
本当に僕から見てもストイックで地道で、しかもなのにめちゃくちゃ賢くてというか戦略性もあって、そのバランス力がえげつないなってふうに思ってるんですけど、
濱田さんっていつからストイックなんだろうっていうのはすごく気になってまして、これは思い出に残ってる限りいつぐらいからなんですか。もしかしたら幼少期なのかとか、社会人になってからなのかとか。
難しいのは別にあんまりストイックにやろうと思ってやってるわけではないんですけど、すごく自分の中の人生を形作ってるのって、さっきそのキャリアがいいみたいな話で、
学校も割と筑波台、駒場って学校とか東大とか行ったりしてるんですけど、そうすると何が起こるかっていうと、小学校の時は自分が一番でも、中学に入ると学年の下半分から始まるんですよ。
結構根が真面目なんですごい真面目に、みんなが塾とか行っても私期末テストとかすごい真面目に勉強して、ずっとやることやってるんですよ。
やることやると最後結構上の方にいるんですよ。筑波の分系では2番目でしたみたいな感じになって。
これは結局、何かでも最近見たんですけど、やるべきことをやってるかどうかっていうところが最大の分かれ目であるみたいな話じゃないですか。
そう思っていて、それを愚直にやり続ける、それをしてるだけっていう感じですね。
なんでそう、やることはたくさんあるし、寝てる時間と家族の時間以外は別に仕事以外に使う理由もないし、ただただやってるっていう、なんかそれだけっていう感じですね。
すごいなんか、当たったというかもはやえぐられるぐらいの気持ちに、すごいパンチラインをいただいた気がしております。ありがとうございます。