1. Startup Now
  2. #21-前編 ゲームのハックが原..

ゲスト:Cloudbase株式会社 代表取締役 岩佐晃也さん

Cloudbaseさんは、クラウドセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」を開発・提供されているスタートアップ💻

2024年3月にシリーズAラウンドにて12.5億円の資金調達を実施されました。エンジニア出身の岩佐さんがなぜこの領域で起業されたのか、その理由や将来の構想をアレコレ伺いました🎧

▼トピック

<前編-岩佐さんのキャリアと創業の経緯>

・小学生の頃からプログラミングへ関心

・ゲームのレアアイテム獲得のためのバイナリ操作

・大学時代に芽生えた「日本から偉大なサービスを作りたい」思い

・開発会社でのアルバイトを通じた起業仲間との出会い

・East Ventures金子さんからの出資を受けて学生起業

・ARアプリ開発などを通じた失敗の連続

・セキュリティ分野に可能性を感じハッキング学習環境の提供

・事業アイデアを練る上で学んだ課題リサーチの重要性

<後編-Cloudbaseの事業と今後の展望>

・企業のクラウド化に伴い深刻化するセキュリティリスク

・設定ミスによる重要データの流出やサービス管理の複雑化

・日本企業のセキュリティ対策に割けるリソース不足

・新入社員や専門外の人材がセキュリティ対策を担当するケースも

・クラウド上のリソースを自動スキャンし脆弱性を検知

・専門知識がなくても理解できる「健康診断」レポートを提供

・誰もがクラウドを安全に活用できる環境づくり

・セキュリティ対策の民主化によるDX推進

・「With」と「Unlock」の価値観を体現する人材を募集中

・ユニコーンを目指し、日本のスタートアップエコシステムに貢献

▼ご出演者様/企業様の各種リンク

⁠⁠HP⁠⁠⁠⁠採用情報⁠⁠⁠⁠資金調達プレスリリース⁠⁠⁠⁠岩佐さんX⁠⁠⁠⁠FastGrow取材記事⁠⁠⁠⁠note『Cloudbaseが目指す未来』

--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/1p8ro37si0g/message
00:02
Startup Now、資金調達を実施したばかりの企業家の人生や事業を紐解くポッドキャスト、パーソナリティの ジェブ・テイルズ 稲荷田です。
同じくパーソナリティのアニマルスピリッツ 中山です。本日は、第21回目の放送となりまして、
Cloudbase株式会社代表取締役 岩佐晃也さんにお越しいただきました。
Cloudbaseさんは、クラウドセキュリティ・プラットフォーム Cloudbaseを開発・提供されているスタートアップでして、
2024年3月、シリーズAラウンドにて12.5億円の資金調達を実施されました。
岩佐さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
今回、岩佐さんは過去にご出演いただいた方からのご紹介でございます。
18回目ですかね、ご登場いただきました矢森の藤沢さんでございまして、
矢森さんの回も非常に盛り上がったので、ぜひ聞いていただきたいなと思ってるんですけれども、
岩佐さん、今回藤沢さんにお声掛けいただいて、藤沢さんとのお声、共通点ってどんなところにあられるんでしょうか。
ちょうど矢森さんも10億円の資金調達発表されましたが、僕らも同じ時期にですね、
DNXベンチャーズさんを中心にお話しいただいておりまして、
その株主が一緒というところで共通点がございます。
一見難しく見えるような事業に、かなりの規模でチャレンジされている業者かなと思いますので、
今回は岩佐さんにいろいろ聞いていきたいなというふうに思っております。
非常に楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
そうしましたら前編はまず、岩佐さんの起業に至るまでのプロセスだった人生観をお伺いしていきたいなというふうに思っております。
まずはご経歴なども含めまして、簡単な自己紹介からお願いできますでしょうか。
はい、わかりました。
そうですね、私はですね、小学校ぐらいからプログラミングしてたみたいなタイプなんですけど、
10歳ですね、ゲーム大好き少年がですね、どうしてもレアアイテムをゲットしたい。
10歳ぐらいの時に思ったんですけど、パソコンで調べるとバイナリって呼ばれるものをいじると、
例えば稲荷田さんから僕への攻撃が跳ね返っていくみたいな。
落としたアイテムも疲労処理を書いておくと。
学校行く前にギリギリにワーって書いて、家に帰ってきたらレアアイテムが999個になっていると。
なんて面白いんだっていうのが僕のプログラミングの入りでして、
なかなか珍しいんですけど、機械語って呼ばれる0101の世界のところから入って、
あとはいうもののどんどんどんどんそれを自動化するの楽しいとか、
毎朝やってると遅刻しちゃうので自動化したりだとか、
あとはゲームの攻略サイトに飛べるポータルサイト作るとか、
ものづくりの方にどんどん行きまして、大学でもコンピューターサイエンスを学びながら、
日本から偉大なサービスを作りたいって思いで、
実は大学4年生の時にですね、京都の大学生だった時に企業を決意して、
東京のVCであるイストベンチャーズ、金子さんにですね、
明日からでも東京に来るなら1000万出資するよと言っていただいて、
行きますって言って始まったのがこの会社になっています。
今から5年ぐらい前ですかね。
03:01
五年前ということは今おいくつですか?
今27歳ですね。
27歳でこの規模の調達とかもされてる方、周り見渡してもほとんどいない。
たいところで行くとタイミングは何とかあるんですかね。
そうですね。
あとはそれこそDNXの投資先のレジリアの津田君とか、
あとはこの会にも出られていたアルムーノート中澤さんとかも同世代みたいな感じで仲が良かったりはしますね。
そうなんですね。
実は僕も96年生まれなので27歳で。
そうなんですね。
そうなんですけれども。
皆さん絵が見えてないと思うのであれなんですけど、
稲荷さんすごい年上かとすごい錯覚するような風格がありましたね。
ありがとうございます。
ちょっともう老いたちから全然違うなって僕は思ってしまっていてですね。
稲荷さんすごいなって思ってるんですけれども。
まずゲーム好きから、僕もゲームとか当時やってましたけど、
やっても攻略本読んでとか、そういうレベルかな、友達に聞いてとか、
それをハックしに行くのをプログラミング言語を使ってっていう発想がまずすごいなって思ってたんですけど、
そこっていうのはなぜできたのなんでしょうか。
もうなんか全部やり尽くした感はあってですね。
例えばポケモンのルビーとかの世代なんですけど、
冒頭のやった時間って999時間までしか記録されなくて、
もうそれはもう優に超えていて、
なんかカセットの電池みたいなのもなくなっちゃって、
ゲーム内の時間が動かなくなって、
木の実を育てるっていうシステムがあるんですけど、
木の実は育たないみたいな。
そんなになるんですね。
はい。
とか電動入りしすぎて200何十回したら、
メモリの上限で電動入りのポケモンが表示されないみたいな。
とかポケモンの鳴き声で全部わかるとか、
もう攻略情報も全部見てもらったりしたし、
やることなくなっちゃったみたいな。
はい。
だった時に、でもこうネットで調べてると、
なんかバイナリをいじるといいことできるらしいよみたいなのも見つけて、
あ、僕の知らない情報だみたいな。
なんかプログラムでいう、
全パターン試してみるみたいなのを出会ってたというか、
もう本当にゲームしかしてなかったから故に、
全部やってみたらたどり着いたみたいな。
そんな感じはありますね。
すごい。
なんかその没頭力とか情報収集力とか含めて、
多分何やってもうまくいくんだろうなっていう感覚はあったんですけど、
逆にビジネスに無事にたどり着いていただいたのは非常に嬉しいなっていう感じが、
スタートアップを盛り上げたい身からすると思っておるんですけれども、
スタートアップやってこうっていうのはなぜそういった経緯になられたんでしょうか。
ボトムアップな人間だったりはしてまして、
これができるようになったからそこから見える視界で、
いい方向があればそっちに進んでいくみたいな。
何を言いたいかというとですね、
エンジニアとして物を作れるようになったってなると、
周りにサービス作ってる人たちもいるぞとか、
大学時代にバイトしてたところがですね、
大学の博士課程の人が社長の会社だったりして、
開発会社の子でアルバイトで、
学生でも社長できるんだとか、
06:01
僕も起業したいですとかって言ってたら、
起業してる人にたくさん会えたりとか、
VCから調達受けてる人もいるんだみたいな、
とかいろいろ広がっていってですね、
見えてる範囲が広がった先に起業があった、
VCからの調達があったっていう、そんな感じでしたね。
最初お金子さんに会った時は、
エンジニアです、ボードが書けます、
スタートアップやりたいです、ぐらいだったんですけど、
その時のビジネスアイディアとかは結構お持ちだったりしたんですか?
なかったですね。
どちらかというと、僕が小学校の頃って、
開発のエディターって言うんですけど、
開発するためのツールがですね、
さくらエディターとかひでまるって呼ばれる、
日本人が作ったものが、
デファクトスタンダードみたいな感じだったんですけど、
10年たって大学の頃になるとですね、
ホームとかビジュアルスタジオみたいな、
海外のプレイヤーが作ったものが、
デファクトスタンダードになってたみたいな。
というかもう、皆さんも使ってるiPhoneとかAndroidのアプリとかも、
ほぼ海外製品だとか。
てかそもそも最近新しいアプリ入れてないねっていうので、
すごい悲しくなっちゃってですね、悲しい悔しいと。
日本から偉大なサービス作りたいぞというので、
もうその思い一心に、
ピュアなエンジニアが起業するっていう、
そんな状態の僕を金子さんは見ていたっていう感じですね。
キーボッドもたくさん重ねていらっしゃるって話があったと思うんですけれども、
全部じゃなくてもいいです。
例えばどんなことをやられたとか、
どんな失敗があったのかみたいな話も聞いてもいいですか?
そうですね。
クラウドベースとそれまでの事業が全く異なるなって感じで、
ロックサービスやって失敗したっていうのが結論なんですけど、
ざっくり言うとビジネスが全然わかんない、
単なるエンジニアがアーティストのようにアプリをいっぱい出してたという感じで、
こんな世界になったら面白いだろうなって思いついた当日には開発を始めた。
最初の授業とかまさに顕著なんですけど、
金子さん、EV金子さんから、
これいいんじゃないとやっていただいた。
やりますって言って、
初めて触るんですけど、いろいろ勉強する中で、
机の上におにぎりをたくさん表示するっていうアプリを作ったんですね。
これは意味がわかんないじゃないですか。
当時の僕は革命だって思ってたんですね。
机の上におにぎりが100個くらい表示することができて、
これが莫大な授業になるに違いないって思ってたんですよね。
これどうやって儲けるのとかって言われるんですけど、
そんなことは今論点じゃないと。
これがとんでもない姿になるんだからって。
謎の自信みたいな。
今思えばどうビジネスにするんだろうかみたいな思いますけど、
でもこんなのがあったら面白いっていう直感的に思ったものを作ってみて、
出してみて、こうやったらビジネスになるとかって、
イノシシのように壁にぶち当たりながら、
ビジネス、スタートアップみたいなのを学んでいったような気はしてまして、
ただ1個前の2年半くらい僕失敗続きの日々が続くんですが、
09:00
あんまり学べてなかったなって感じは正直してますね。
カバラのクラウドベースってすごい飛躍を感じますけれども、
これは何か大きな出来事があったのか、
なんでこんな手堅くビジネスをやれるようになったんでしょうか。
そうですね。僕の中ではすごい流れがあってですね、
次はコロナになったので人狼ゲームができるビデオチャット作ろうとかって言って、
2,3週間で作ってパーって出したら結構使ってくれてですね、
でもどうやって儲けるのって分かんないですって言ってたんですけど、
そっから音声のSNSだとかクローズドなSNSだとかってやっていく中で、
何らかの課題を解決したいなとも思っていき始めまして、
使われても何かいいねで終わっちゃってたので、
じゃあ僕昔の経験からもですね、バイナリを触るみたいなところから、
システムの深いところとかすごい好きだったんですけど、
周りのウェブエンジニアとかとお話ししてると、
意外とそういったところとか、あるいはセキュリティみたいなところって、
ハッキングはしてみたいけれどあんまり分かんないみたいな、
っていう状況だったので、じゃあハッキングできる環境を用意するから、
ハッキングしたら学べる環境を用意するね、どう?って言ったらですね、
初週で100万ぐらい売り上げることができまして、
みんなセキュリティすごい求めてるんだみたいなことと、
僕の中ではすごい面白いことなのでセキュリティって、
あとたまたま法人にそれを買っていただくことができて、
スタートアップとか人生で初めてスーツというかスーツ持ってなかったので、
ジャケットを着てその会社さんに行って、
ハッキングをしながら学んでもらって講師として説明したらですね、
めちゃくちゃ最高でしたと、別の支社でもやってほしいと、
ちょっと申し込み多すぎるのでデイツーに分けてやってほしいみたいなことを言われまして、
セキュリティってこんなに困ってることなんだっていうのを実感して、
そんな中でAWSのセキュリティ見てくれないのみたいな話もありながら、
それがクラウドベースにつながるっていうような感じだったりはしてます。
またクラウドベースに行き着くまでは、
ちょっと事業アイデアの見つけ方っていうのを変えたっていうのもあったりはしてます。
いくつも事業を立ち上げている中で、
中には使ってもらっているようなサービスもある中、
これはダメだ、ピボットしようって思うタイミングとか、
基準みたいなのっていうのは自分の中にあったんですか。
そうですね。他の企業家経営者の方だと明確に持っていたりするとは思うんですけど、
結構やっぱり僕ベースは右脳タイプというか感覚的になので、
例えばC向けなら、じわじわ使われていたとしても、
驚異的な伸びを見せたかとか、で言うとそうじゃないなとか、
この延長線上での成長は僕はワクワクできないなって思って、
よりワクワクするものを見つけてそっちに行くっていう、そんなところがありましたかね。
クラウドベースの手応えっていうのはいつぐらいに感じたんですか。
クラウドベースの事業の作り方にちょっと絡めてなんですけど、
思いついてすぐ開発するっていうのを全くやめたのがありまして、
12:02
さすがに2年半失敗しているとですね、もう自分はセンスがないんだって思い始めるんですが、
人生の意味とはって、今日頑張る理由とはみたいなのを考え続ける日々もあったんですけど、
北斗っていうスタートアップがあるんですけどの北斗さんっていう代表の方がですね、
夜イーストベンチャーズシェアオフィスに来ていただいて、
お前ずっと何やってんのと、事業作ってますとか言うんですけど、
開発することが事業を成長させることではないというような話をいただいて、
ちょうどピボットしようと思ってたタイミングだったので、
Yahoo!小澤三流の事業の作り方っていうのを教えてやると、
深夜11時ぐらいから2時、3時ぐらいまでずっとホワイトボードに書いていただいて、
まず大きな問いを立てろと、そっからたくさんリサーチをして、
リサーチし続けて分かんないところはヒアリングをしに行けと専門家に、
専門家にヒアリングしに行けと。
で、それでも残った論理の飛躍が仮説だと、そこを解くために事業を進めろと。
それまでは開発とかはしないと。開発すると産句コストが溜まって、
その事業がうまくいく情報だけを集めちゃうということで、
エディターを開くのとその日やめまして、3ヶ月間ひたすらにリサーチをして、
セキュリティ領域で一番いい事業は何かと問いを立ててですね、
あらゆる領域を列挙して、分かんない領域は専門家に聞いて、
ビザスクでお金払ったりとかして。
で、たどり着いたのがクラウドセキュリティっていう領域だったっていうのが、
この事業の作り方だったりはしてまして、なので産句コストをいかに積まないか。
今回、事前登録っていう形で、あまり開発してない段階で、
3月、来月リリースするので、事前登録申し込み募集してますっていうプレスリリースを打ったらですね、
20社ぐらいから問い合わせが来てですね。
で、プロダクトがない中で面談をするとですね、
7割8割ぐらいのお客さんが契約しますと言っていただいたこともあって、
じゃあ作らないとということで、先にニーズであったりだとか、
事業がうまくいくかっていうのを検証しながら開発だったりとか、
時間がかかるものは後に回していった、そんな背景があったりしますね。
で、やっぱり20社申し込みがあって、8割ぐらいの、1社1割が契約してくれたことに対して、
今までの事業とは全然違うなと、ことはすごく思いましたね。
ちょうど事業の話に移ってきそうなところになりましたので、前編はここまでとさせていただきまして、
後編はその相場さんが展開される事業について詳しくお伺いしていきたいというふうに思っております。
まずは前編ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
14:37

コメント

スクロール