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2025-06-19 24:21

#91-前編 子供を預けることの罪悪感を"体験型保育"で喜びに変える/株式会社あすいく 代表取締役 幸脇啓子さん

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あすいくさんは、一時保育のマッチングプラットフォームおよび体験型保育サービスを提供するスタートアップ👧 2025年6月、プレシリーズAラウンドの資金調達を発表されました!

▼トピック_前編
・出版社勤めの父の影響で読書に没頭する幼少期
・新卒では、NHKの記者として警察の取材
・文藝春秋で取材に熱中する日々
・子育てと仕事の両立で直面した深刻な課題
・育休中の孤独感と自由への渇望
・保育園の素晴らしさに感動、保育士へ抱く敬意
・友人の待機児童問題から着想した保育園シェア
・8割の母親が感じる子供を預ける罪悪感
・体験型保育で親の罪悪感を解消するアイデア

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-HP
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-採用情報
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-資金調達プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000083629.html
-幸脇さんX
https://x.com/keiko_asuiku
-あすいくX
https://x.com/asuiku55

▼パーソナリティ
-稲荷田和也 (StartPods代表/JobTales株式会社 代表取締役)
⁠https://x.com/oinariiisan⁠

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サマリー

株式会社あすいくの幸脇啓子さんが提供する体験型保育サービスは、親が子供を預けることに対する罪悪感を解消し、保育を楽しい体験に変えることを目指しています。このサービスは、一時保育のマッチングプラットフォームを通じて、親が簡単に子供を預けられる環境を整えています。お母さんたちの悩みを取り上げ、体験型保育の必要性についての著者の心情が語られます。保育士との出会いや、自分の時間を持つことから得られる自由さについての洞察が示されます。幸脇啓子さんは、体験型保育を通じて子供を預ける際の罪悪感を軽減し、保育の新たな可能性を探る過程を話します。

あすいくのサービス紹介
Startup Now-資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や事業を紐解くポッドキャスト、MCのお稲荷です。
本日は、株式会社あすいく代表取締役幸脇啓子さんにお越しいただきました。
あすいくさんは、一時保育のマッチングプラットフォーム及び保育の機会を子どもたちにかけがえのない時間に変える体験型保育サービスを提供されていらっしゃるスタートアップでして、
2025年の6月、プレシリーズAラウンドの資金調達を発表されました。幸脇さん、よろしくお願いします。
幸脇さんにご出演いただいた経緯を少しお話させていただきますと、
今、あすいくさんが、IBSさんとのコラボの企画を一つやられていらっしゃるのがあるかなと思っておりまして、
実はそこをもともと僕が個人的に認知をさせていただいておりました。
その上で、直近資金調達のプレスリリースが、今これ月曜日に撮ってるんですけど、
その前の週の木曜日曜日あたりにおそらく出されてらっしゃったのかなと思うんですけど、
それで拝見をしまして、あすいくさんが資金調達されたんだってところが僕の中でひも付いてですね、
これぜひお話聞いてみたいなと思った次第ですっていうのが一つですと。
そしてですね、実はキラボシコンサルティングでファンドのパートナーを務めていらっしゃいます岩田さんと最近僕よくやり取りさせていただいているんですけれども、
その出資者の一人に岩田さんもいらっしゃってですね、コメントされているのも拝見してたので、
岩田さんにぜひおつなぎくださいとお願いさせていただいた拝見でございました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
前編ではですね、冒頭で事業について触れさせていただきつつ、
以降は才能明さんの幼少期から企業に至るまでの人生そのものを決めておいていきたいと思っております。
まずは現在展開されていらっしゃる事業について1、2分程度で教えていただけますでしょうか。
はい、ありがとうございます。
あすいく大きく分けると2つサービスやっていて、
1つは自分の子供をちょっと預けたい、例えば明日の夜預けたいとか、
週末に例えば夫婦で出かけたいから誰か見てほしいなっていう時に、
LINEからすぐに1分足らずで預け先、それが保育園、ベビーシッターではなくて保育園がやっている一時保育サービスを検索予約ができるっていうサービスになってます。
私自身子供が3人いるんですけど、やっぱり子供をちょっと預けて大人の時間欲しいなっていう時に、
自分が使っている保育園以外だったらどう探していいか全然わからないっていうペインがあるなと思っていて、
それが簡単にレストランとかサロンみたいな感じで検索したいなっていうところから生まれたサービスです。
もう1つは同じ一時保育っていうのをキーワードにしてるんですけど、
単純に保育園で見てもらうだけではなくて、その元現場、リアルな喫茶店みたいな感じで駅とかデパートとかでお子様をお預かりして、
その間保育士はつくんですが、例えば駅だったら駅員さんとか、デパートだったら店員さんと一緒にそこのお仕事を体験したり、
まさに本物体験ができる時間に保育の時間を変えようという、そんな体験型の保育っていうサービスをこれは自社で運営をしています。
ありがとうございます。実は僕自身もですね、2人子供がおりまして、上の子が5歳半ぐらいで下の子がもうちょっと2歳になるようなタイミングなんですけど、
バタダキをしていて、自分も企業なんかしていて、まさに子供を預けたいタイミングがたくさんあるんですけれども、なかなかいいサービスが見つけられなくて利用できていない。
ないしは、これ多分よくある話だと思うんですけど、比較的子供を預けることへの申し訳なさというか、あんまりシッターとかそういうのも使いたくないみたいなところがあったりするんですけど、
預けることへの罪悪感
おそらくそのあたりもうまく組み取られたようなサービスの設計とかもされていらっしゃるんじゃないかなと想像するんですけど、そのあたり少し教えてもらえますか。
いや、まさにいい振りをありがとうございます。
ありがとうございます。
2つ目の体験型保育っていうのは、本当に預ける親の罪悪感を変えたいっていうふうに思っていて、実は最初のマッチングプラットフォームをリリースしたときに会員はすごいわーって増えたんですけど、半年間誰も使ってくれなかったんですよ。
半年ですか。
これどうしようと思って、でもユーザーは確実に宣伝していないのに増えていったんで、預けたいんだろうなっていうのはすごいわかったんですね。
そのときになんで使わないんだろうと思っていたら、たまたまちょっとコロナとかもあったので、ひたすらみんなにアンケートを投げたんですよ、グーグルフォームで。
世の中のお父さんお母さん答えてくださいって。
そしたらお母さんの8割が子供預けるのにすごい抵抗があるっていう答えがあって。
8割ですか。
そうなんですよ。8割かと思って。
普段の保育園は仕事のためだからしょうがないんだけど、例えば土曜日に夫婦でランチに行きたいから子供預けるとか、髪の毛切りに行きたいから平日数時間預けるっていうのは、これあんま良くないんじゃないかとか、周りからやっぱりお母さんが一番よって言われちゃうとか、
私もそうだったんですけど、なんとなく子供はお母さんがいいんじゃないかとか、預けるのってかわいそうなんじゃないかみたいな感覚が、たぶんなんとなくあって、それがその8割っていう数字につながってると思ったんですね。
この預ける罪悪感がある限り、預けようって言っても預けないだろうなって思って、ここをどう乗り越えるかだなっていうことを考えたときに、たまたま私最初その子供にプール習わせてたんですけど、別に子供がプールやりたいって言ったわけじゃなくて、やる?みたいな感じで、やるって言ったら何が嬉しいかっていうと、1時間お茶飲めるって思ったんですよ、土曜日に。
で、土曜日に通わせて、プール見学しててもいいんですけど、お母さんたち預けたら全員隣のカフェに行って、ほんとに全員ですよ、行ってて、お迎えの時間あるとまたゾロゾロプールに戻るんで、これだったらみんな預けるというか、別に子供手放すんだなと思ってたし、みんなカフェで結構のんびりいい顔してるので、こういうふうにこの預けてる間に子供が何かやってるっていうのができるといいんじゃないかっていうのが最初の始まりで、
試行錯誤して、最初はそれこそリトミックとかそういうのもやってたんですけど、音楽で遊ぶとか、あと英語とかと掛け合わせたんですけど、それあんまりうまくいかなくて、で、もう一個なんだろうと思ったときに、これまたすごい自分の子供の話で恐縮なんですけど、うちの子、コテツだったんですよ、電車がすごい大好きでしょ、で、3歳4歳の時に新幹線が大好きで、休みの日東京駅行こうみたいな、
私全然電車好きじゃなくてっていうか詳しくなくて、行っても楽しめない、まず子供が、お母さんあれ何?って書いてもちょっとわかんないみたいな感じだったりとか、見どころもよくわかんないし、駅員さんに聞いてごらんって言うんだけど、駅員さん忙しそうだし、で、どうやらそういう親がまたたくさんいたんですよ、東京駅には。
でも私これ多分子供にとっては、駅員さんと過ごした方が私と過ごすより絶対楽しいだろうと思って、だったらもうリアルなこういうものをそのコンテンツにできないかなって、英語とかは割とあるけど、駅で預かるって絶対ないなと思って、で、始めたっていうのは、これがあると多分罪悪感全然なくって、うちの子すんごい楽しんでるじゃんってなるので、これができるんじゃないかなって思ったのが本当に始まりですね。
幸脇啓子のバックグラウンド
最高ですね。
そうなんですよ。
僕も一応親としてもそうですし、子供だったらそんな機会あったら本当にいいだろうなっていう話聞いてて思いましたし、実際それを多分いろんな会社さんと提携されながらされてらっしゃるのかなと思うので、この辺りぜひ後編でより詳しく、どんなプログラムがあるかとかお聞きしたいなと思ってるんですけど、
その前段、才能湧さんが、ちなみに才能湧さんって僕結構ポッドキャストとか聞いてて、こういう名詞聞き取れないとき苦しいなと思ってて、才能湧さんって漢字でいくと幸せと湧きで才能湧さんですね。
そうなんですよ。
皆さん、才能湧さんでございます。
その才能湧さんがぜひ、老いたちだとか幼少期どんな子だったとか、それこそ昔から起業されようとしてたのからとか、学生時代どんなことされてたのかとか、その辺りもちょっと一通り1、2分ぐらいですかね、簡単に自己紹介いただいてもいいですか。
はい、ありがとうございます。
名字めちゃくちゃ珍しいんで、まずだいたいどこのご出身ですかって聞かれるんですけど、そこですごい面白い話があればいいんですけど、東京ですいませんみたいな話で、一応淡路島に大墓が昔あって、平家のお中戸だって言われて育ちました。
そこから東京に来てっていう感じで、うち親がサラリーマンだったので、全然起業とかイメージがなくて、たぶん周りの子どもみんなサラリーマンだったと思う友達。
だから大きくなったら会社に入るんだっていうふうに思っていて、うちは父親が出版社だったので、ずっとすごい家に本があって、ひたすら本読んでて、小学校の友達とかにも休み時間ずっと本読んでたよねって振り返って言われるみたいな感じの子どもで、小中高等で行って、中学校から大学までずっとバレーボールやっていて、そういう感じで普通に終わったら就職しようと思って。
最初に父親の影響を受けてメディアに行きたかったんですよ。周りもマスコミとか多かったので、どうしても親の友達が。取材っていうものがかっこいいんじゃないかと思って。
最初テレビ局、NHKに入って、仙台市局っていうところで、札回りっていうですね、夜打ち朝掛けって言って、朝すごい早く家で警察官のお家の前で待ってるとか、帰りずっと警察官のお家の前で待ってて、帰ってくるのを待って情報くださいっていうやつとかをやってたんですけど、それはそれすごい面白かったけど、なんかもうちょっと世の中に残る仕事がしたいなと思って、そっから文芸春秋っていう出版社に行きます。
それはテレビよりももうちょっと長い時間残るじゃないですか、文字として本とか雑誌っていうものが残るので、そういう仕事をしたいと思って出版社に行って、そこもひたすら楽しく取材をしていて、すごい仕事大好きだったんですよ。すごい仕事大好きで、海外との仕事があったら海外出張行くとか、土日でも面白い取材をやったら行くみたいな感じで、結婚しても全然その生活スタイルって変わらない。
結婚してもなおって結構。
そうなんですよ、でも結構多分同業者はそういう感じなのと、あんまり当時出産してる先輩女子もあんまりいなくて、結婚しててもそういう感じだよねっていう文化で育ち、で子供が生まれて、なんだこれはってなって、すごい大変だってなったのが企業のきっかけで、例えば当時、多分今は違うんですけど、当時は会議が夜6時からとか普通だったんですよ。
みんな昼間それぞれ取材でてるんで、編集部帰ってきて、そうですそうです、じゃあ6時から取材、会議ねってなると、私はもうお迎えがあるから。
罪悪感と育児の大変さ
だいたい早いところだと18時台で終わっちゃうし、延長しても頑張って7時台8時とか。
そうなんですよ、だからもうそもそも会議に出れないとか、でも私のために時間ずらしてくださいっていう勇気も当時はなく。
リーンも少ないわけですもんね。
そうなんですよ。で、同僚の男子たちは子供いるけど別にお迎えに行ってない、送ってるけどお迎えはいかないとかで、なんかいい仕事できないじゃんって思ったりとか、ちょっと前後するんですけど、自分が育休中になかなかこれ大変だなってやっぱり育児が思ったりして、これなんとかしたいなと思ったときに文芸春秋じゃできないなと思って、
で、まずは子育ての留置がほんと大変だったので、転職しようと思って普通のくじごじで働けるコーチングファームに転職をするんですけど、そのときにたまたまずっとこういうこと言ってたんですよ、なんか子育て大変だしとか、お母さんも自分の時間ないとおかしいよとか言いまくってたら、なんかそういうのがやれるように企業だけしたらっていうふうにアドバイスをしてくれる友達がいて、箱だけ、まず作ってやりたい仕事が見つかったらそこでやればいいじゃんみたいな。
感じがあってなんか創業したっていう、そんな感じです。
幼少期もすごく気になるんですけど、最後のところはちょっと忘れないうちに深掘りたいなって思うんですけど、それで子育てに課題を感じて何かしたいって思われるお母さんってかなりいらっしゃる気はして、何かするまでいかなくてもその課題感を通列に感じている方ってすごくいる気がするんですけど、その中でもやっぱり企業に一歩踏み出すかいなかってすごく大きな壁な気がしていて、
さやのわきさんはそこはなぜそこが人に比べと言いますか、結構強めに感じていらっしゃったのかとか、特に何が一番苦しかったのかとか、何に行き堂っていたのかとか、なんかそのあたり少し教えていただけませんか。
なんか産んで育休とっていて、当時コロナの前だったんでないし、夫は普通に仕事に行きますと。
何だったら会食とか帰ってきませんってなると、ひたすら子供と2人でしゃべらないこと、泣くけど、これ何だろうみたいな、誰ともしゃべんないっていう感じで、私とにかく毎日散歩に行ってたんですけど、それは子供をエルゴにいて寝てほしかったんですよ。
寝た瞬間にすぐカフェに入って、よし、みたいな。
起きたらすいませんとか言ってなきゃいけないから、もう寝るまで1万歩ぐらい歩くぞぐらいの気持ちで、ひたすら歩いてて、寝たみたいな感じぐらい、やっぱり自分の時間がすごくほしかったんですよね。
うちのかんまに寝なかったんで、なんかこう寝ないと、なんかこう自分で時間の予定ができない。
何時にこれしようと思ってても、寝ないと結局できないとか、出版社にいたんで、睡眠時間が短いのはわりといけるんですけど、逆に予定どおりにいろいろできないのはすごいつらくて、かといってどうにもならないじゃないですか、赤ちゃんだから。
っていうとこがすごいつらいなと思ったのが一個と、でもそのカフェに入ってるときとかも、もうすぐ泣いちゃったりするんで、1回うちの母親にあずけたんですよ、近くだったんで。
もうあずかるからって言われて、近くのカフェに行ったときに、ここエルボ、自分の抱っこひもに赤ちゃんいないし、ベビーカーもしてないから、どんな狭いとこも入れるし、なんかすごい自由だと思って。
ショーシャンクの空にって映画があるんですけど、そのポスターに、それ解放されたシキレッシュがわーって喜ぶ写真なんですけど、すっごいその心境になって、これ結構ママ頭がわかるとか言って。
自由だって思ったときに、でもじゃあ子供元気かなって思ったんですよね。自由になって初めて子供思いやれたっていうか、抱っこしてる間もなんか早く寝てくれとか、もうなんなのって思ったのが、離れると思いやれるみたいな感じが、これ結構大事なんじゃないかと思って。
だから、少なくとも私は子供とちょっと距離を置く時間が必要だなって思って、そのカフェでゆっくりしながら、こういうのいいわと思ったときに、これ、なんかみんなどうしてんだろうと思って。
で、わりと行政の一時保育とかすごい使うの大変で、もう挫折して、もっと簡単に、なんか1日1時間でもいいから、自分の時間があったら、私もっと子供に優しくできるのにって思ったっていう、こう行き通りっていうか感じですかね。
しかし、最後の行政のところとかも、そもそも潜入感として難しそうっていうのがある上に、本当に難しかったりもするじゃないですか。
体験型保育とお母さんの葛藤
難しいですよね。
あれ、無理ですよね。
無理なんですよ。
そう。
気づいたら夕方でもう電話終わってるとか。
うーん。
うち、結局1回も使えなくて、行政は。
あ、本当ですか。
はい。
確かに。
で、多分、大きな会社さんとか、ないしはメガベンチャーとかでね、すごく福利厚生がよかったりすると、そこの民間サービスを使うときの補助金を、なんか福利厚生出すとかそういうのもありますけど、
多くの方々はそこまでおそらくないわけですし、基本的には家庭でどうにかしてね、なんか放置されてるというか、それで苦しんでる人っていうのはすごく多そうですよね。
そうなんですよね。
で、やっぱり私自身も、ちょっと経って初めて子供を保育園に預けるときに、やっぱり結構葛藤があって、うち6ヶ月で復帰してるんですけど。
早いですね。
そう、8月生まれだったんで、ちょうど4月入院で。
でも、だから8ヶ月か、8ヶ月で復帰してるんですけど、なんかやっぱり葛藤があって、なぜか。
うん。
なんか、なんかかわいそうかしらみたいなのがあったりするんで、使っていいよって言っても、やっぱり使わないみたいなところもあったりして。
人事務の友達とかに聞いても、会社で福利厚生でチケット出してても、だいたい消化100%いかない。
あー。
なるほど、今のそのいわゆる葛藤というか、これなんか多分答えない、非常に哲学的な話になっちゃうと思うんですけど、それが何で、どこから来るのかみたいなところもちょっと話したいなって今思ってて。
ちなみに才能明さんは、先ほどお父様のお話いただきましたけど、お母様との関係性とか、それこそお母様どんな感じだったかとかでいくとどんな感じです?
うちは母は専業主婦で、バイト先で父親と出会って結婚して辞めたみたいな感じなんで、専業主婦で、ただすごいこう絶対働きなさいとは言われてたんですよね。
えっとー。
私に。
はい、そういうことですね。
大きくなったらちゃんと働いた方がいいよと言ってたんですけど、そう私も、何で子供預けるのが悪いって思うんだろうと思ったときに、やっぱり自分は、私は3歳まで多分母親に育てられてから幼稚園に行ったったので、何となくそのお母さんと一緒にいるみたいのが擦り込まれてるのかなと思ったりとか、本当謎で、私のDNAのどこにこの母性あったみたいな感じだったんですよね。
母親がもしかして、たとえばもう普通に仕事をしていたら違ったのかなと思うときもあるんですけど、謎です。
謎ですよね。
しかも、お母様は幼少期の才能沸きさんに対して将来働いた方がいいよってことをおっしゃってたわけですけど、それってある意味大人の視点だから、今自分が母になってみてやっていけばよかったみたいなのも多分あるし、あんま子供に縛られすぎずというか、気にしすぎずに自分の人生を歩んだ方がいいよ的なメッセージだったんじゃないかなと想像はするんですけど、
とはいえ、子供はどう思ってるかわからないとか、かわいそうとかそういう感情がみなさん湧くんですかね。
なんか結構印象的な話として、やっぱり8ヶ月で子供を預けて復帰したっていうと、仕事してる普通の女の人たち、でも男性上司も、えー早いねとか、たぶんなんの悪意もなく。
いや、僕もさっき言っちゃいましたもん。
そう、言うじゃないですか。絶対悪意ないし、なんだろう私も言っちゃうかもしれない、もはや今って思うんですけど、やっぱり当時はすごい敏感だったから、えー早いかなとか、かわいそうなのかなとか、そういう一言にも傷ついたりしてて、結構無意識じゃないですか、っていうのは積み重なって、さっきの8割の罪悪感とかにつながってるのかなって気がします。
確かに。さっきの早いなっていうのも、ちなみに一応自分の身を守るわけじゃないですけど、あの意図としてはですね、やっぱお母さんの母体みたいなところ、回復とかも考えたときとかって、やっぱ結構長らく休んだほうがいいみたいなところもあるじゃないですか、とかも考えたから、それもどっちかっていうとそこで僕は言ったつもりなんですけど、たぶんこの発言って多くの方からしたら、お母さん目線でいくと、やっぱもっとお子さんと一緒にいたほうがいいのかなってなる気もしていて、なんかそれはやっぱ感じられ方みたいなのもありそうだなって思って。
ただそれはたぶんみんなそういうふうに思うだろうなっていうのは確かに今の会話を通じてもちょっと思ったりもしましたね。
いや、ほんと難しいですよね。難しいと思って。
うちも3級とか1級に入る社員とかメンバーいるんですけど、なんかどう声かけるか、ちょっと悩むって、早く帰ってきてねって言っていいのか、なんかもっと休んでいいんだよなのか、やっぱ本人の意図がわからないで、こっちの判断で言うのも難しいなと思いますよね。
確かに、ゆっくり休んでねって言われることがプレッシャーの人とかもいますよね。
そうそう、たぶん。
必要ないのかなって思っちゃうとか。
なるほど。
で、まずさっきの話でお伺いしたところでいくと、まず箱を作ったってところがあって、それはもうほんとにまず箱だけ作って、そのときは事業案とかもそこまでいくつかあってとか、誰と一緒にやるとか、そこまで決まってたわけではなかったりするんですか?
そうですね、ほんとに当時はお母さんのこの大変さをなんとかしたいって思ってて、それにつながる何かをやりたいって思ってたんですよ。
なので、結構いろいろ手を出してて、例えば3級1級から復帰する女性向けのセミナーをやりたいとか、ちょっとBtoBですけど、みたいな形でできないかとか、あとは3級中に悩んでる女性のメンタリングみたいなサービスができないかとか思っていて、ちょっとやってたんですけど、
それなりにニーズはあるけど、別に私じゃなくてもいいんじゃないかなって思うものがあって、それすごい不思議な感じで。
で、ある日、ドラマチックになっちゃいましたけど、自分の子供がそれこそ保育園に行くようになっていたので、当時も。
保育園に行ってると、人生で保育士さんとしゃべったこととしなかったんですよ。
友達の保育士別にいなかったし、親戚にもいないし、人生で初めて保育士さんって、もちろん知ってるけど保育士さんと接して、なんだこの素晴らしい人たちはって、ほんとに感動。感動しません?
めちゃめちゃします。
しますよね。
めちゃめちゃもう尊敬でしかない。
尊敬でしかないですよね。
私の子供、私以上に大事にしてくれて、成長させてくれて、すごいと思って、ここにだったらずっと預けたいと思って。
安心できると思って。
体験型保育のアイデアとその背景
安心して働けるし、なんだったらこういうところが土日も使えたらいいなって思ったんですよ。
思いつつしかも、でも同時に保育士さんたちが忙しいというか、体力的につらいのも知ってるから、土日預ける申し訳なささんもなぜかありますよね。
ありますあります、そうそう。
でなって、さらに同時に私の周りに、当時待機児童がまだいたんで、保育園に入れなかった友達もいたんですよ。
で、うちの子供がインフルエンザとかになると1週間ぐらい休むじゃないですか。
その間に友達の子供を通わせてあげたいぐらい思ったんですよ。
すごい、たしかに。
席あるし、ベッドあるし、給食あるし、先生いるし、でもそれできないじゃないですか。
だから、空いてる席をシェアできないかなって思って、それがほんとアスリックの始まりで、
それだったらこの安心できる素晴らしい保育園をみんなで使えばいいじゃんって思ったんですよ。
で、これぐらいなんかあるかなと思って、検索したらなかった。
あるイメージないです。
そう、ベビーシッターもいっぱいあるんですけど、保育園の検索サービスがなくて、ないじゃんって、
絶対これあったらみんな嬉しいに違いないって思って、結構思い込む。
よし、やろうみたいな感じで、それがアスリックの最初のアイデアになって、
結構こういうのあったらどうかなって言ったら、とりあえずみんないいじゃんって言ってくれて、
それでまたよしとか言って、じゃあやりますみたいな感じで、
それはたぶん3つか4つ目のサービスで、これはなんかたぶんないし、
自分がやったほうがいいんじゃないかと思って、これをやることにしたっていう、そんな感じです。
保育業界の課題と資金調達
具体の中身はちょっと公平に聞きたいですけど、その最初の立ち上げでいくと、
さっきおっしゃっていただいた通り、絶対人数あるでもないわけじゃないですか。
で、ない理由ってたぶん圧倒的にハードルが高いかなと思った。
そうそう、後で知るんです。
それで実際どうだったんですか。
めっちゃ大変でしたね。
めっちゃ大変。
あれもう思い込むって大事だなと思った。
何が大変だったんですか。
まずやっぱり保育の世界って結構いろんな人が、もちろん認可保育園みたいな行政の管轄もあるし、
行政は管轄してない認可外保育園っていうのはたくさんあるけどリストもないとか、
もう営業も大変だし、システムなんか作ったことないから、
どうやってシステム作るのかも大変だし、
なんか編集者なので経歴が、思いつくのはすぐ思いつくんですよ。
なんだけどやっぱやるのが大変だって、思いつくと楽しいから、これ絶対やったら面白いと思って、やろうみたいな感じで、
大体いつもやろうとか言ってるんですけど、やってみたらすごい大変で、その後にコロナが来ちゃうし、もう大変でした。
とはいえですね、そこから今プレシリーズAの資金調達も実施されて、
かなり心強い投資家の方々だったり連携される企業さんとかも増えてるタイミングかなと思いますので、
今前編ではどちらかというと思いの部分を重点的に聞かせていただいたわけですけれども、
後編ではさゆるわきさんが今実際展開されているビジネスみたいなところの側面、
それを今回のラウンドの投資家さんを交えた形で深掘りしたいなと思っております。
前編ちょっとここまでとさせていただきますので、さゆるわきさん、そしてお聞きいただいたあなたもありがとうございました。
ありがとうございます。
24:21

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