資金調達を実施されたばかりの企業家の人生や事業の裏側に迫るStartup Now🦄、株式会社Oyraa代表取締役社⻑コチュ・オヤさんへのインタビューの続きをお送りいたします。
コチュさんは幼少期から非常に好奇心が強く、その好奇心の穂先が半導体に向き、そして半導体への興味・関心から滋賀県にあるオモロにダマインタイムされるというところから、日本への関心というのも強まっていて、いつしか国籍を日本にされるところまでその愛が育まれていったというところを伺いました。
そして、ボストンコンサルティンググループで仕事されている佐中で、海外の国籍で日本にいらっしゃるご友人の方々から結構ヘルプの電話がたくさんいただいたと、その中でスポットでも安く使えるような通訳のサービスというのがビジネスとしても可能性があるんじゃないかというところで立ち上げたというようなお話をいただいたところでございます。
さらにその裏側であったりだとか今後の展望だったり迫ってまいりたいというふうに思っております。
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それでは小池さん改めてよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
ちょっと前半の最後の部分で事業の紹介もいただいているところではありまして、
1分単位で即時で予約不要で使える通訳サービスというところなんですけれども、
もう少しオイラーさんがどんな事業をされているのかというところをご紹介いただけますでしょうか。
はい、ありがとうございます。
オイラーではメインプロダクトが2700人の通訳者がいて、
この通訳者も実は日本だけではなくてグローバルなあらゆるところに住んでいる通訳者で、
通訳者を即時に呼び出せるアプリになっています。
もちろんご希望の必要な言語とか必要な専門分野を細かく設定することはでき、
そのフィルタリング結果に条件にマッチした通訳者が出てくるので、
プロフィールを拝見することもできるので、
安心してぜひこの人にお願いしたいという安心感で通訳者をすぐに電話で呼び出して、
電話に出てもらって通訳していただけるサービスです。
対面で例えば外国人が日本で病院に行った時に、
日本人の先生とコミュニケーションできなかった時にでも使えますし、
逆に例えば東京電力とか何かユーティリティカンパニーに電話をして、
重症変更の手続きをお願いしたい時の電話での通訳っていうこともできますし、
逆に日本企業が海外の企業と商談したいから、
オンライン会議、ZoomとかMicrosoft Teamsみたいなツールを使って、
オンラインに通訳者が入ってほしい時の予約もできますし、
いやいやちょっとオンライン難しいから現場に来てほしいとか、
市役所に一緒に行ってほしい、病院に一緒に行ってほしい、
現場での通訳の予約もできる柔軟に使えるサービスになっています。
最後1点だけお伝えしたいのが、実は我々が今8歳の企業で、
そこまで新しくはないんですけれども、最初本当に個人を助けるために作った、
個人向けのサービスだったんですけど、今ですね、
多くの法人様にもサービスを提供していて、
to be and to seeっていうことが一つの特徴になっているかもしれないですね。
外国人を受け入れている企業だったり、外国人にサービスを提供している、
例えば家賃保証だったり、不動産だったり、
そういった企業様にもご利用いただいているっていう、はい、そんなサービスになっています。
ありがとうございます。後半でいろいろ聞こうと思ってたことを全部いろいろと
おりこんでいただいて、大変素晴らしい説明だなと思ったんですけれども、
これ通訳をお願いできるサービスっていうところで、
日本に住んでいる外国人の方が主にターゲットになってくるのかなと思っているんですけれども、
まずじゃあ日本における外国人にまつわる環境の変化っていうのもちょっと捉えたいなというふうに思っておりまして、
なんとなく感覚的にはコロナ後、インバウンドの観光客増えたなーなんていうのも実感あるかなっていうところはあるんですけれども、
観光客以外の、例えば永住される方とか、永住しなくても短期的でも在留される外国人っていうのが、
どんなふうに増えているのか、変化しているのか、このあたりのマーケットの環境っていうのをちょっと良ければ教えてください。
ありがとうございます。実はですね、外国人の数が非常に増えてきておりまして、
現在400万人近くの外国人が日本に滞在しているっていうことだと思うんですけれども、
もちろん労働者が多いっていうこともあり、日本はやっぱり少子高齢化に伴って人手不足っていうのが本当に毎年毎年悪化してきているんですね。
もちろん国としても技術をうまく使って物事を自動化したり、できるだけAIなりロボットなり、そういったものに任せたらコスト削減にもなりますし、
もっと生産性が上がっていいと思うんですけれども、やっぱり人間が入らないとまだ難しいところもたくさんあって、日本人も働きたくない業界みたいなのは実はいくつかあるので、
やっぱり人手不足が悪化していて、外国人に外国人が必要になる企業って非常に速いスピードで数が増えているっていう事実があって、
外国人受け入れも加速してますし、日本政府もビザ回りだったり規制回りだったり、そういったのを緩和したり改善しているっていうところで、今後ももっともっと多くの外国人が日本に来てここで働くことになると思います。
それでいうと2040年に1,000万人から1,500万人の間の方がもう外国人、在留外国人になるっていう見込みもあったりしますね。
今の2.5倍から3倍ぐらいになっていくんじゃないかというところで、多くの人がやっぱり日本語がそんなに上手じゃない方が入ってきてるっていう感じなんでしょうか。
そうですね。日本語できる方ももちろんいらっしゃるんですけれども、日本語できないあるいはちょっとしかできない方々がほとんどっていう背景はありますね。
ありがとうございます。前半でも今まで通訳みたいなサービスって確かにありましたけれども、そこと比較するとオイラーさんの違いっていうのは、1分単位で使えるよとか予約が必要ないよとか支払いが楽だよとか、
そういったユーザビリティのところが、UXのところが非常に使いやすくなっているっていうのが従来のサービスとの違いだなっていうのはよく理解できたところなんですけれども、
もう1個気になるのはやっぱり今AIの進化がとても目覚ましくて、少し前まではGoogle翻訳だったのがちょっとDeepLみたいな感じで進化してきて、
何ならここ1,2年でオープンAIだとか、ジェミナイだとか、あとはアンソロピックなんか、もうなんかすごい勢いで言語の壁がなくなってきてるなっていう感じもあるんですけれども、
もはや人が介在する価値ってこの言語の部分においてどれぐらい残っていくのかな、今はまだ少しあるとしてこの先行くのかなっていうのもあるんですけれども、
こういったものとの住み分けなのか、もしくはオイラさん自身のAIの展開なのか、こういったジャイアント汎用LLMみたいなプレイヤーとの戦い方みたいなところ、もしあれば教えてください。
ありがとうございます。おっしゃる通り技術の変化がすごくて、我々もワクワクしながらいろいろ見たり使ったり検討したりとかはしてます。
我々オイラとしては技術を規制するとかいうことではなくて、我々の目的が誰でも世の中に好きなところに住んだり、好きなところで仕事したり、好きな人とコミュニケーションできる、
必要なときにコミュニケーションしたくて言語の問題でコミュニケーションできないっていう悪い体験をビジョンでやっているので、このAIの進化に実はすごくポジティブに我々が解釈していて、
今までいろんな技術をやっぱり我々も技術を導入してもっとAIにあるいは機械翻訳とか機械通訳に頼ってサービスしようかなっていう検討がもちろん数年前、
ChatGPとかAIがここまで発達してなかった時もあったんですけど、やっぱり何をやっても信頼して安心して使えるレベルになってなかったんですね。
なので人間が入ることでまずインプット、アウトプットベースの通訳とか翻訳ではなくて、人間がそこの文化の違いとか常識の違いとかをしっかり理解した上でのコミュニケーションをブリッジさせるっていうことが人間の価値なんですね。
今でも例えば外国人が家帰れるときに需要事項を説明するときに、当たり前が例えばベトナムの当たり前、ネパールの当たり前と日本の当たり前が全然違うので、そこの内容をしっかり理解できない方が多かったりとかするんですね。
そこは文化の違い、常識の違いなんで、今までの機械翻訳機械通訳を入れてもすごくスムーズな正確な翻訳をしたとしても文化の違いのブリッジがなかったので使えるものになってなかったんです、多くの場合は。
すごく簡単な文化が入ってない会話だったら、ここどうやって行けるんですか、レベルのものだったらいいんですけど、そういった人間の才能というか能力だったり、あと問題解決力もかなりこういった通訳案件に入ってお互いのコミュニケーション、お互いがやりたいことをスムーズに本当にできるような工夫をされているのが人間なんですね。
なのでこういった違いがあったので、我々がずっと人間による通訳がベストでそれを提供してきたんですけれども、おっしゃるようにAIの進化が非常に素晴らしくて、我々もAIを活用することで実は人間の事業で困難になってたことが実は複数あるんですね。それが逆に解決できるということで非常にポジティブにとっています。
ありがとうございます。ボイラーさんとしても、今後人が入らないといけないところはもちろん人が介在しつつ、AIを活用していく余地みたいなところも考えていらっしゃるんでしょうか。
おっしゃる通りですね。今年からアプリを更新して、ハイブリッドで人間の通訳者も使える、AIも使えるハイブリッドのサービスを提定していく予定です。
ありがとうございます。本当にいっぱい聞きたいことがあるんですけど、もうちょっと重要な1つのトピックに行きたいなと思っていて、資金調達のところもお伺いさせていただければなというふうに思っております。
2024年の6月の資金調達のリリースの中だと、アドリブテックさんとかジネシアさん、千葉道場さんと、私からするともうバキバキの早々たるベンチャーキャピタルから調達されているなというところを拝見してまして、ちょっと前にこっちさんと話したとき、そもそもVCからの調達しなくてもいいビジネスかもしれないなみたいなこともお話しした記憶があって、
このあたりどうスイッチが切り替わったのかな、どんな背景で調達することになったのかなっていうのがここだけの話で言えるところがあったら嬉しいなというふうに思っています。
ありがとうございます。おっしゃるようにそういったビジネスだったんですけど、やっぱりAIが、AIの進化に衝撃を受けていて、これがより良いサービス、いつでもアクセスできる完璧な通訳をいつでも使える、しかも安価で1分ごとの料金よりは安く使えるっていうより良いサービスが提供できる未来が、その未来がもっと実は近いっていうことをわかった後にですね、
やっぱり今のチャットGPTだけで実はできることが難しくて、ちょっとここの説明がいろいろ時間かかりそうなんで省略するんですけど、エージェントが必要っていうことが実はすごくあって、そこも領域ごと不動産領域と医療とかいろいろあるので通訳とはいえ、こういった領域に特化した対応していかないといけないので、
こういった開発ができるために、実は初期投資があの日なんで、ここにしっかりガスペダル踏んで開発したいっていう背景がございます。
なるほど、やっぱり人の予算も活用しながら、やっぱりAIの部分っていうのも活用していくには大きな資本が必要だよねというところで、そこにコチュさんの気合が入った事業展開が始まったんだなっていうふうに感じました。
ということは、この先もやっぱりどんどん、今回のラウンドだけじゃなくて、この先も資金調達のラウンドって積み重ねていくのかななんていうふうにも思うんですけれども、この先の展開といいますか、この先の資本政策の思いとか予定なんかありましたら教えてください。
ありがとうございます。まさにですね、実は前回はPre-Aっていうラウンドだったんですけど、今回実はシリーズAを準備しております。
なるほど、ありがとうございます。ちょっと聞いているベンチャーキャピタルさんはみんなちょっとソワソワしてるんじゃないかなと思いますけれども。
今、2025年1月時点でホームページとか拝見すると採用の募集がそこまでされていらっしゃらないのかなっていうのを見受けしてたんですけど、こことAI領域に関しては、これはもしこの領域に興味があって、AIも実は成立してますよって方とかいらっしゃったら、そこはご一緒していきたい思いとかはあられるわけですか。
そうですね、AI領域の優秀な方々にぜひ声かけていただきたいなというふうに思っていて、ウェブサイトに記載はしてないんですけれども、AIエンジニアを積極的に実は今募集しています。
ありがとうございます。本当にちょっと聞きたいことがいっぱいありすぎて、ちょっとまた別で飲みに行こうと思ったんですけれども、ちょっとあっという間にお時間が来てしまいまして、最後にこのポッドキャストのリスナーさんに向けて届けたいメッセージなどありましたらお願いできますでしょうか。
はい、それだけですね。
完全に日本人の立場として語っていただいてて感動しますね。ありがとうございます。加えてもし周りに外国の方と一緒に仕事されてる方だったりご友人とかがいらっしゃったら、ウェアさんのこういうサービスがあるというのを教えてあげると、これも素敵な関係性にもなると思います。
概要欄にホームページや資金調達のプレスリリース、そしてコチュさんのXのリンクなんかも記載しますので、ぜひご確認いただいたり、ご関心ある方はコンタクトとかいただければなと思っております。最後にパーソナリティからのお知らせです。スタートアップナウでは番組に出演いただく企業家さんを募集しております。
資金調達を発表する1、2ヶ月前ぐらいからそろそろだよというところでお聞きいただけたりしますと、スムーズにご案内もできたりしますし、ラジオのタイミングでよりフレッシュに思いが乗ったタイミングでお伺いするなんてこともできますので、ぜひともご相談ください。お聞きの皆様に関してはですね、番組のフォローや評価を、そして今回の配信、コチュさん、オイラさん、今後楽しみという方がいらっしゃいましたら、ぜひSNSでも拡散いただいたりしますと励みになります。よろしくお願いいたします。
コチュさんご視聴いただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。