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2025-08-19 24:23

#111-前編 「声を出さずに電話する」20以上のサービス開発を経て辿り着いた本当にやりたいこと/株式会社穴熊 代表取締役 西村成城さん

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【Startup Nowよりお知らせ】
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【今回の配信】
穴熊さんは、テキスト通話アプリ『Jiffcy(ジフシー)』を提供されているスタートアップでして、2025年7月シリーズAラウンドの資金調達を発表されました📞

▼トピック_前編
・「穴熊」「Jiffcy(ジフシー)」の由来
・埼玉生まれで幼少期はシンガポール・タイに在住
・冒険家の夢から祖父の影響で起業志向へ
・創業メンバー探しのため大学で複数サークルに加入
・COO小嶋さんとの出会いは茶道部
・20〜30個のサービスを次々と立ち上げ
・メモ帳アプリで400万DL、多言語対応が奏功
・社会人より稼ぐことに成功し、就職回避
・コロナ禍で「電話」の限界を実感
・LINEでのルール実験からJiffcyの原形を着想
・音声通話より低ハードルで価値ある新体験

▼ご出演者様の各種リンク
株式会社穴熊 西村さん
-HP
https://anaguma.co.jp/
-採用情報
https://career-anaguma.notion.site/80a2f6ac2dc949e2a46610cee60aa4a8
-資金調達プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000036471.html
-西村さんX
https://x.com/realMasaNishi
-note『僕がつくって失敗したサービスのまとめ』
https://note.com/masaki_nishimura/n/n0090eab7d434

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サマリー

株式会社穴熊の西村成城氏は、テキスト通話アプリ「ジフシー」を開発し、声を出さずに電話ができる新しいコミュニケーション方法を提供することを目指しています。彼の起業に至るストーリーや社名の由来についての興味深いエピソードが語られています。西村氏は大学時代に起業の道を探求し、創業メンバーとの出会いや様々なサービス開発を経て、最終的に「ジフシー」という新しいコミュニケーションサービスを生み出しました。彼の開発の原点は、相手の気持ちを考慮した新しい形の会話方法にあります。株式会社穴熊が提供する新しい音声通話サービスは、心理的な安全性を重視し、ユーザー同士のコミュニケーションの質を高めています。このサービスは特に学生や社会人に人気で、従来のテキストメッセージングや音声通話の代替として機能しています。

西村さんの紹介とジフシーの概要
声で届ける起業家の物語 Startup Now-MCのお稲荷です。
本日のゲストは、株式会社穴熊 代表取締役 西村成城さんです。
穴熊さんは、テキスト通話のアプリジフシーを提供されているスタートアップでして、
2025年の7月、シリーズAラウンドの資金調達を発表されたばかりとなります。
西村さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
西村さんと僕の接点は、2023年の12月ぐらいに遡るんですけれども、
実は僕が一時期、サイバーエージェントキャピタルさんで、
投資先のPR支援だったり、いろいろお手伝いさせていただいておりまして、
そのタイミングでお会いさせていただきました。
当時まだ公開されて、積極的にはメディアにはギリギリ出てないぐらいだったかなと思っていて、
僕もちょっとそのタイミングでデモとかも見せてもらって、
なんだこれは新しすぎるっていうのが正直な感想でございまして、
逆に言えば可能性はすごく感じるけど、
どうビジネス的にスケールしていくかっていうのは、
正直まだわからないなって感覚でいたんですけれども、
ただ2024年になっていって、
本当にあらゆるメディアとかをガンガン出ていらっしゃって、
アップストアとかでも上位を独占しているようなところをお見受けしていて、
すごいなというところで、
今回改めてお話聞きたいなと思ってお招きをさせていただいた背景です。
ありがとうございます。
前編では西村さんの人生の物語そのものを引き求めていきたいと考えています。
この番組は決まる商談が増えるイメディオの提供でお送りします。
問い合わせ直後や資料を読んでいるホットな顧客と、
画面上で商談を自動で設定、
リードの商談転換率がグッと改善する有効商談オートメーション、
レイヤーX、箱物、アイブリーといった成長企業が活用中です。
33時代の先輩濱田さんが、
インサイドセールスの課題を解決するために始めた事業です。
ぜひイメディオのウェブサイトで資料請求して、
様々な商談設定を体験してみてください。
まずは事業について1分程度で教えていただけないでしょうか。
はい。テキストツーアプリジフシーというものを提供しています。
ジフシーの使用体験
これはiPhoneとAndroid両方で使うことができるんですけれども、
声を出さずに電話をすることができるっていうアプリになっています。
機能としては、そもそもトークする時に相手に電話みたいなものをかけるんですね。
電話をかけて応答したら、
普通だったらもしもしって声が聞こえてくると思うんですけど、
そうならずにトーク画面に移動するんですね。
トーク画面で入力された文字が1問ずつ変換される前から表示されるっていう、
これ見てみないとよくわかんないと思うんですけど、
そういった感じで会話して、
本当に電話してるかのような感じをテキストでできるってものになってます。
ありがとうございます。
結構SNSだったり、最近だとTikTokとかもやられていらっしゃって、
実際にユーザー画面でユーザーが使ってるようなものとか、
ちょっと面白いものとかも配信されてるかなと思いますので、
ぜひそのあたりも、確かに1回見たほうが感覚値は早いかなっていうのはあります。
とはいえ、Cといえばでいくと電話以外のものでいくと、
どういうツールでのやり取りに体験が近いとか、
よく例示されるものとかってあったりします?
電話以外で?
電話以外です。
対面での会話が近いですね。
なので、メッセージングだと結構他人行儀な感じになる場合でも、
実施をすると、普通に笑いみたいなやつとか、
Wとかを送ったりとかして、
めちゃくちゃフランクな感じで仲良くなれるっていうのが、
対面のコミュニケーションに結構近いです。
メッセンジャーとかそういうメッセージツールだと、
文章をちゃんと一回頭の中で整理して、
加工したものを送っちゃうけれども、
GIFCだとタイプしてるそのままがどんどん出てくるんですよね。
そうですね。
そういうのもあるから、あんまりお化粧しすぎないとか、
そういう感じってことですか?
そうです。
だから、文章だとよろしくお願いいたしますみたいな、
対面の言葉でわざわざ毎回つけないでしょみたいなやつがついたりするんですけど、
GIFCの場合は相手が言ってることに対して、
なるほどとか、そうなんですねみたいな。
そういった合図値のコミュニケーションがあったりします。
しかもリアルで話してるときみたいに、
一定文脈が読めると途中から重ねるじゃないですけど、
そういうこともできたりするっていう感じですね。
そうですね。
なるほど。ありがとうございます。
この辺りはまた画面とかも是非見ていただきつつ、
後編でなんでこの授業なのかみたいなところも深く、
それこそ電話との違いじゃないですけど、
またギクシーもあるかもしれないですけど、
社名の由来と西村さんの経歴
一旦前編は他のところフォーカスしますね。
はい。
すごく気になって事前に調べてて面白かったのが、
この社名だったりサービスだったりって、
それぞれ何か由来とか思いって込められてると思っていて、
社名でいくとこれはアナグマ囲いっていうんですかね。
そうです。
将棋のものでやられてらっしゃって、
よかったら教えてもらえますか。
はい。将棋のアナグマ囲いから来てるんですけど、
私が将棋が別に強いとかいうわけじゃなくて、
共同創業者の方が将棋めちゃくちゃ強くて、
それで社名何にしようかっていう話をしてた時に、
母音で始まる会社が投資家にとって
投資対効果が高く見られるっていう論文がアメリカにあって、
絶対母音で始まるものにしようっていう風に思って、
かつ意味が結構素晴らしいもの。
で、カタカナのスタートアップとかが多いので、
あえて漢字でおも苦しい漢字にしたら面白いんじゃない?
っていうのでアナグマ囲いがドンピシャだったっていう感じです。
確かにめちゃめちゃインパクトありますもんね。
分からないゆえの魅力じゃないですか。
気になりすぎちゃうっていうのはありますね。
あとジフシーもすごくオシャレだなって思ったんですけど、
由来の部分が。これもちょっと教えてもらえますか。
はい。ジフシーのジフ、J-I-F-F-C-Yっていうのが
ジフシーのアルファベット、ジフシーの文字なんですけど、
J-I-F-F-C-Yっていうのがアメリカのスラングで
瞬間っていう風に使われてて、
その瞬間の性質っていう意味で性質を表すC-Yを付けて
ジフシーにしてます。
なので瞬間的なやつっていう、そういった感じになってます。
これは日本人からすると聞いたことない単語だから、
インパクトあるけどちょっと分かりづらい部分も
場合によってはあるかもしれないですけど、
逆に海外に行くと受け入れやすい単語だったりもしたりするんですか?
いや、分かんないです。
でも結構ご了承できるかなっていう、
今までにある単語だったら自分たちが与えた影響とかが
分かんないと思うんですけど、
ジフシーは完全に造語なので、
ジフシーで検索するとテキストツアーアプリ
ジフシーしか出ないんですよね。
なのでそこら辺のメリットとかもあって
ご了承していこうと思ってます。
いいですね、確かに。
そうしましたらぜひ西村さんご自身についても
伺っていきたいなと思うんですけれども、
幼少期だったり学生時代だったり、
ご経歴などを中心とした自己紹介を
改めて1、2分くらいいただきたいなと思っております。
まずは幼少期とか学生時代、そんなところを教えてください。
日本の埼玉で生まれて、
その後すぐに点々と引っ越しばっかりし始めて、
小学校でシンガポールに行って、
小中でタイに行って、
合計9年間くらい小中時代を過ごしてました。
その後日本に帰ってきて、
タイに行ったときに将来の夢っていうか、
そういったのを考えたときに
冒険家になりたかったんですね。
冒険家になろうと思ったんですけど、
結構いろいろと調べていくと冒険家っていう職業が
結構なんかもうないらしいみたいな。
冒険家って本当に頭の中に思い描いてる冒険家でいいんですか?
なんか探検家みたいなリアルな。
インディー・ジョーンズみたいなイメージで、
でも大抵のところがもう探検され尽くされてるみたいなことが分かって、
落ち込んでたときに、
落ち込んでたんですね。
その夢が継いだっていう。
祖父の話を聞いたんですね。
祖父がなんか会社経営してるっぽいみたいな。
その話を聞いていると、
結構自分が追い求めてたような、
ワクワクみたいな、
誰もやったことがないようなシチュエーションがあって、
その中で何か決断していくみたいな。
それって冒険じゃない?みたいなことを思って、
そこから自分も起業して何かやろうって思って、
それが中学生ぐらいですね。
冒険家になりたい気持ちって、
本当に自分が誰よりもワクワクしたいとか、
アドレナリンとか、
そういう目的というかそういう感じなんですか?
そこまでちゃんと分析できてなかったんですけど、
職業一覧をばーってひたすら見たときがあって、
そのときにすごく大抵のことがつまんないなっていう中で、
唯一興味を持ったのが冒険家だったっていう。
なるほど。進めてください。ぜひ。
そして起業しようと思って、
起業するなら一緒にやる人が必要だなと思って、
創業メンバーを探そう。
大学に行けばいるんじゃないかっていうので、
起業のきっかけ
大学に行って創業メンバー探しをしたっていう。
大学に入る前からじゃ起業決めていて、
けど一人だとなんかちょっと違うというか、
どういう感覚ですか?やっぱり足りない。
多分一人でできることにも限界あるなっていうのは思っていて、
なので創業メンバー探しに行ったっていう感じです。
なのでその大学の生活も、
めちゃくちゃサークルとか入りまくって、
いろんな人に会いまくるみたいなことやってました。
それはいわゆる起業サークルとか、
そういうビジネス系の意識高いサークルにいっぱい入ったってわけでもないんですか?
いいわけではなくて、本当に運動系のやつとか、
茶道とかそういうのも入ってましたし、
結構経営研究するみたいなやつにも入ってましたし、
幅広くやってました。
ちなみにその中で一番いい出会いがあったとか、
ここのサークル入っていてよかったなとかってありますか?
茶道ですね。
なんでですか?
COOの小島さんが茶道部の後輩なんですよね。
そこで一緒にやる人に出会えたっていうのは大きかったなと思います。
共同創業のメンバーではないんですけど、
途中から入ってずっとやってるので、
目的は達成されたかなっていう。
すごい意外ですね。
茶道部の仲間と起業して、
しかも今みたいなIT系の採物やってるイメージがそんなにわからなかった。
ちなみに小島さんはどういう部分で重なりがあったとか、
一緒にやっていこうっていうのあったんですか?
茶道部でも一緒だったんですけど、
私が経営戦略論のゼミに入ってて、
そのゼミの後輩でもあったんですね。
そこで自分でいろんなサービスをやっていく中で
手伝ってよみたいな話をして、
一緒にやっていく中で仕事できるみたいな。
感じになってたっていう感じです。
いいですね。
最初は本当に起業主体で、
結果的にあらゆる20とか30とか超えるぐらいのサービスが
立ち上げられたんじゃないかなって思うんですけれども、
最初からビジネス的なスケールを求めてやったのか、
まずはちょっといろんなもの実験してみようみたいな、
点々する前提でやったのかでいくと、
変力でいくとどんな感じなんですか?
最初は自分が欲しいものとか、
自分がこれ面白いんじゃないって思ったものを
ただ作ることにすごく興味があって。
なので、最初作ったのは大学の授業の口コミサイトと、
あと大学で取ったノートを売買できるプラットフォームみたいなものを作って、
そこで稼いだりはしてました。
そのサービスはクローズしちゃったというか、あれですよね。
学校から。
そうですね。そのサービスは呼び出しがあって、
学校を辞めるか、そのサービスを辞めるかっていう感じになって、
そのサービスにそこまで思い入れがなかったので、
じゃあサービス辞めますっていう。
サービスの開発経緯
で、その後も、
家政府の個人契約専用のマッチングサイトとか、
あとはジョーク的なもので言うと、
IQテストのアプリとかいろいろ出して、
で、もう楽しんでたっていう感じですね。
楽しんでたって感じですね。
楽しんでたっていう感じです。
あと、大学を卒業した後に就職するか、起業するかっていうか、
自分の会社をそのままやるかっていう中で、
自分の会社をそのままやるために、
大学生のうちに就職する以上に稼げるようになるっていうのが、
親との話であって、
で、たまたまそれを達成することができたので、
就職せずに今やってるっていう感じになってます。
ちなみにそれが達成できたっていうのは、
たぶん遊びの延長じゃなかなか稼げない額な気がしますけど、
どのサービスだったんですか?
それはメモ帳アプリとか、
家政府の個人契約のやつでも結構稼げてたんですけど、
いろいろなサービスがあって、
で、一つが400万ダウンロードとかいって、
広告収入がたくさん入ってきてみたいな。
大学生なのでそこまで考えてるわけでもなくて、
たまたまなんかやりまくってたら、
当たりのものがあったみたいな。
そういった感じです。
メモ帳のアプリが400万ダウンロードのやつですよね。
そうですね。
かなりの多言語を対応してみたいな仕様だったんでしたっけ?
はい。
フリカーヌス語とか、
なんかそういったあらゆる言語、
ほぼ全ての言語に対応させた結果、
結構その、
共合がいない地域でダウンロードされまくったりとかして、
ダウンロード数が膨増して、
先進国でもダウンロードされるみたいな感じになりました。
めっちゃ面白いですね。
この辺りもっといっぱいサービスあって気になる方は、
専用のノートを書かれてらっしゃるかと思いますので、
ぜひそこもリンク貼っておくので、
ご覧いただけたらなと思ってます。
その前提ではあるんですけど、
もう一個その件で聞きたいのは、
たぶん2,30ぐらいサービスやると、
今2,3個ぐらいおっしゃっていただいたんですけど、
ビジネス的に成功したっていうのを一旦置いといて、
西村さん的にあの挑戦できて一番面白かったなとか、
あれはみんなに評価されたわけじゃないけど、
自分的にはすごいワクワクしたなとか、
そういうのってあります?
自分的にすごくワクワクしたもの、
いやワクワクしてないからサービス終了したっていうのがあって、
はいはいはい、全部。
なので、今思えばワクワクしたものないですね。
続けられなかったってことなんですかね、最終は。
そうですね、モチベが続かないとか、
これに人生をかけられるほどじゃないなっていう。
とはいえその一歩踏み出してやってみるっていうのは、
それはなんかもう実験的な感じなんですか?
なんでやれたのかとか、
やる気なかったらそもそもやれもしないんじゃないかなって、
僕なんか思ったりもしちゃうんですけど。
そこは一種の実験みたいな感じで、
このビジネスモデルがこの業界にないから持ってきてみようとか、
あとは自分の周りの人はこういうの欲しがってたから、
作ってみようっていう感じでやってるわけであって、
作ることにモチベがすごいんですよね。
その作ったもので世界をどうするかとかのモチベーションがあるわけじゃないので、
っていう感じです。
そこから今のジフシーに着想をして、
そこでもうどんどん他の事業も閉じつつ専念されたということだと思うんですけど、
これ着想自体はコロナ禍ぐらいに出てきたんでしたっけ?
その辺りのエピソードも少しいただけますか?
着想は2021年末ぐらいで、
いろいろなサービスをやって、
サービスを終了して、
何もなくなったみたいなタイミングの時にしましたね。
どこから着想というか、降ってきたというか?
そうですね。
それまでは新ビジネスのアイディアとかって、
アメリカのスタートアップとか、
アメリカで大きくなったけど日本にないものとか、
ビジネスモデルの類型みたいなものから、
いろいろ考えたりとかしてたんですけど、
ジフシーの場合は全然違って、
自分がこういうの欲しいっていうふうに思ったものなんですよね。
こういうの欲しいって思ったっていうのは、
いろいろなサービスを失敗して、
終了して何もない中で、
仲の良い人と親密に話すっていうか、
結構深く話したいっていう中で、
コロナで会うこともできないし、
コロナで電話しても相手家にいる。
家にいる時に電話かかってきたら嫌だなっていう、
その相手の気持ちとかも考えて、
かといってテキストだと、
今話せるっていう感じで、話すような感じじゃないし、
返事は返ってくるのも遅いみたいな感じがあって、
ちょうどいいのがないって思ったんですね。
その時に思ったアイデアが、
じゃあテキストで絶対そこにいなきゃいけないっていうルールで会話したらどうなんだろうっていう。
だからキリがいいとこまで話すまで、
このルームを出ちゃダメっていうルールで会話してみようよっていうのを、
まずLINEでやったんですね。
そういうスタートだったんですね。
そうすると、同じLINEなのに、
LINEと全然違う感覚がすごくあって、
すごく盛り上がったんですよ。
しかも1回トークすると、
1時間ぐらいひたすらやってるみたいなものがあって、
これってLINEであってLINEじゃないねみたいな。
ところで、
その時はビジネス目線とか何も考えずに、
なんか新しいコミュニケーションの存在を見つけたみたいな感じで、
じゃあそれを作ってみようっていう感じで、
このGCプロジェクトがスタートしました。
LINEの中でそういうルールでやるだけじゃやっぱり違うっていうか、
やっぱ専用のサービスアプリが必要だったんですね。
LINEの中でそのルールを一般の人っていうか、
普通のユーザーが許容することはできないじゃないですか。
新しいコミュニケーションの可能性
今からキリがいいとこまで話すっていうので話そうぜみたいな、
そういう文化を作るのは無理だと思ったんですけど、
でもその先にある体験は絶対価値があるって思ったので、
それを前提としたものを作りたいなっていう感じです。
価値があるっていうのは、さっきおっしゃってたのはビジネス的な話じゃなかったんで、
本当に人と人とのつながりとか、
この状況でしか起きえないコミュニケーションがあるんじゃなかろうかとか、
そういう話なんですか?
そうですね。
実際にそれを体験したので、これはあるって思って。
難しいと思うんですけど、そこの体験をもうちょっと言語化すると、
どういう違いがあったんですか?
LINEで返信されるとかとまた違う。
相手がそこにいるっていう保証があるだけで、
気軽な冗談とかも言えたりするんですよね。
LINEとかで悪口を言ったとすると、
そのまま相手が返信しなかったら、
ガチ感が出るじゃないですか。
でも切り替えとこまで話すっていうルールだったら、
悪口とか言っても対面で悪口を言うみたいな感じで、
冗談っていうのがすごく伝わるんですよね。
同じテキストを使ってるのに伝わるものが違うみたいな。
そういうのを感じたっていう感じです。
心理的な安全性みたいなものもあるし、
ゆえどそういうちょっと踏み込んだというか、
ちょっと躊躇したようなことも言えるし、
受け取ってもらえた時の喜びがあるしとかで、
より深い関係性ができていくとかそういうことなんですか?
そうですね。で、終わった後に仲良くなってるっていう。
これはすごいなっていうふうに思いました。
それまでもいろいろ思いついたことがあったら、
既存のツールでそのシチュエーションを試してみるみたいなことはやってたんですけど、
このジュッシーの原型のテキスト×リアルタイムっていうところは、
全く違って明らかに価値があるし、
既存のやり方だと自然には実現できないものって思ったんですよね。
なんかそのあたりの今のコミュニケーションで、
多分初めてこのサービス聞いた人とか、
僕も最初そう思ったんですけど、
中高生、特に高校生とか大学生ぐらいがやっぱり一番使いそうだなと思うんですけど、
西村さんの場合は社会人になってからだったけど、
コロナ禍で強制的に夜外出的な時間があったからみたいなイメージだと思っていて、
今コロナ禍はある意味終わってきたというか、
外にも出られるようになってきたわけじゃないですか。
それいくと誰がどう使ってるかみたいな変化っていうのはあるんですか?
今はどんな感じですか?
単純に音声通話よりハードルが低い音声通話みたいな、
そういった扱いになってるなっていうのがあって、
なので今音声通話をするようなタイミングで、
実施を使ってる人は代わりに実施を使うようになってきてるんです。
あとは、音声通話をするまでに至らないけれども、
結構早めに返事欲しいとか、
なんかこれ話し合っておきたいみたいなときに、
今までだったら何もせずに悶々としてたんですけど、
実施で通話的なやつのハードルが下がったことによって、
音声通話しないけど実施かけるみたいな。
受け取る側も電話とは全く違う体験って分かってて、
ストレスがほぼないって分かってるので、
音声通話だったら出ないけど実施なら出るとか。
あとは単純に家にいるときに、
家族が家にいるときに音声通話できないけど実施ならできるとか。
そういったので、音声通話の一部を控えていくっていうニーズと、
あとは音声通話に至らなかったけどテキストだ、
既存のメッセージングだと不十分みたいなところで実施がつかれてて、
既存のニーズを満たしてるのと新たなニーズを発掘してるみたいな、
両方の側面があります。
確かに今の説明を聞いてて、僕も妻がいて、
特に子供も実はいたりするんですけど、
そういう系だと仕事中とか電車乗ってるときに妻から突発的に電話かかってくることがよくあって、
僕も電話取るの結構苦手なんですよ。
しかも出れない環境とかもあったりするから、
何?って思うわけですよ。
結構ドキってするし、なんかすごい大変なことあったのかなとか思うけど出れなかったりして、
仕方なく切って、でもそっからLINEはまだ来てなかったりすると、
この謎の時間というか、何なんだろうこれみたいな思ってて、
ハラハラしちゃう自分とかもいて、
まさにそういうところとかでフィットしたりするんですかね。
そうですね、まさにフィットすると思います。
あと卵買ってきてみたいなこととか、何時に帰ってくるのみたいな。
本当にそうっていうか、我が家のケースで言っても緊急なんだろうなって思って、
無理矢理電話取ったけど、全然意味わかってないような何でもない日常の会話だったりも。
緊急性はあるけど重要性かなり低いみたいなこととかよくありますよね、毎日。
確かに、社会人とか大人になっても年齢問わずありそうなニーズですね。
はい。
なるほど。
なので今、学生のユーザーが多いんですけれども、社会人のユーザーもいて、
社会人のユーザーも学生と同じくらい長く使い続けるっていう風になってますね。
面白いですね。
そっか、じゃあ別に夜ダラダラと例えば恋人同士で電話つなげるみたいなニーズだけじゃないんですね。
はい。
結構広くて。
はい。
ありがとうございます。
創業の経緯から結構サービスの話も詳しく聞いてしまいましたけれども、
一旦前編はこんなところにしようかなと思います。
後編ではまたこの授業について豊塚さんを交えながら、その魅力より深く迫っていきたいなと思っております。
新しい音声通話サービスの利用
西村、そしてお聞きいただいたあなたもありがとうございました。
ありがとうございました。
24:23

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