シリーズとしては、【なんで投資したんですか】シリーズ。Coreline Ventures さんの具体な過去の投資先を触っていければいいなと思っておりますので
キャディ、累計で35億円くらいかな。 加藤由正さんというのがCEOなんですけど、投資するから会社を投機してもらったに近い。
アメリカでも、SaaSの領域であのスピード感で成長している会社はないと思いますね。
エメチェーンっていう会社です。電力の卸取引市場なんで。年間の取扱高が1兆円。
M2Xって会社が。やっぱそのベテランの方が今まで暗黙地としてやっていたことをツールに落とすというのが今やっている。
いろんなセグメントがあるわけですよね。どの順番でやるかとかすごく重要で。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ投資TVガズレルキャプテルの石橋です。
今回も前回に引き続きまして、コアラインベンチャーズ共同創業者、ジェネラルパートナーでいらっしゃる原さんにご質問いただいておりますのでよろしくお願いします。
今回の動画ではですね、コアラインベンチャーズさんの具体な過去の投資先をお伺いしてまいりまして、
それらのお話を伺いながら、どういう思想で投資しているのかとか、どういうスタンスなのかということをぜひニュアンスとしても伝わっていければいいなと思っておりますので、
シリーズとしてはなんで投資したんですかシリーズみたいなところでお伺いしていければと思うんですけれども、
早速まずは一社、どういったところに過去投資されているかとお伺いしたいんですけれども、
どういう社名でとか、こういう創業者の人とか、いつぐらい投資してとかお伺いしてもよろしいでしょうか。
ちょっとさっきの動画でも触れたんですけど、まずキャディっていうのは僕らの投資スタイルをよく表しているかなと思います。
キャディはですね、投資をしたのは2018年1月。
2018年の本当に最初に投資をしたんですけど、会社ができたのが実は2017年11月で。
2、3ヶ月後ってことですかね。
実質投資するから会社を登記してもらった近い。
なので投資する前には投資委員会とかやってるので、
それで言うと投資委員会しようと、でも会社ないとできないから。
なので11月に作って、加藤由秀さんっていうのがCEOなんですけど、
加藤さんと話をし始めたのはそれの1年半ぐらい前かな。
彼がまだ新卒2年目。
そんな頃からコミュニケーションしてたんですね。
その時に始めて、当時は彼の前職のマッキンゼにいて、
ちょっと企業興味あるって言ったんで、それで少しディスカッションを続けるようになって、
いよいよ始めようってことで投資をしてます。
ちなみにキャディさんって18年の1月に投資されてから、
今お話しいただけるのは事業規模を表すような数字とかってどのぐらいの規模のところまで今、
結果6年、7年ぐらいですかね。
7年経ちましたね。
成長されてるんですか。
1回これもオープンになってるんですけど、事業の転換を去年、戦略の転換をしていて、
この事業に投資しようといった事業ではない、今はAIのデータプラットフォームですね、
製造業向けのソフトウェアにより寄っている事業に転換しています。
それのAIのデータプラットフォームの事業自体は、実質本当に去年の終わりぐらい、今2025年なんで、
ちょうど4年の今日ぐらい前ですね。
まだですね、去年の今頃はそっちに転換をしてなくて、
本当に完全にそっちに移ってきてるのが最近なんですけど、
プロダクトのローンチは2年ぐらい前ですね。
それからよくSaaSでT2、D3って言うと思うんですけど、
本当に比較にならないぐらいのスピードで成長していて、
僕らもアメリカの投資家として、アメリカ、中国、日本って見る中で、
アメリカでもSaaSの領域であのスピード感で成長してる会社はないと思いますね。
今も本当に相当なARRの規模になってるので、
その規模で何倍、もう何倍ちょっと多分想像にお任せしますけれども、
T2、D3は遥かに超える何倍のペースで成長してる会社っていうのはCADDYぐらいじゃないかなと思います。
ぜひ今のそれであれば事業ベースでもお伺いしていければと思うんですけれども、
改めてCADDYさんの相対してるようなお客様の課題ですとか、市場の課題っていうのはどういう風な痛みになってらっしゃるんですか。
まさにその痛みっておっしゃったように、ペインポイントの深さっていうのがこの業界におけるCADDYに投資している。
他の会社もそうなんですけども、バリュープロポジションの強さっていうのが僕らのシードでおいては見れる唯一のことなんですよね。
プロダクトもなかったので当然。
創業してもらってるわけですよね。
これがバリュープロポジションなんだろうっていうのがある段階で投資をしてますから。
今のプロダクトはもちろん当時はなかったんですけど、今のプロダクトのペインポイントって、例えば日本で製造、彼らが対面してるお客様って製造業の、
もう日本って製造業の国なので、名だたる自動車メーカーだとか、半導体メーカーだとか、半導体装置メーカーですね。
すごく有名な会社がみんな並んでいて、実は結構似たペインポイントが書いていて、
何かっていうと、製造業って図面を書いて、それで部品を発注しますと。
それが本当に紙で書いて、ここにこういうふうなメモを書いたりとか、ここはこういう仕上げでっていうのを入れたりして、
FAXでやり取りすることもあるし、それを例えばPDFでやり取りすることもあるし、CADが増えてきたんで、CADもあるが、いろんなところで紙がすごくまだ残っていて、
どれぐらい残ってるかっていうと、そういうお客様って倉庫借りるぐらい残ってるんですよ。
紙を管理するために。 紙を管理するために。
キャビネットにとかいうレベルではなくて、なぜならば日本の製造業の方って規模も大きくて、歴史も長いんで、
ずっとその紙が当然たまり続けて、紙って貴重な資産、紙というかそこに載っている情報っていうのは貴重な資産なんで、
今後同じようなものを作るときに、じゃあ過去、いくらでどう作ったんだっけとか、過去何したんだっけ、
全ての情報がその図面っていうものに載ってるんですよ。
僕ら、例えばソフトウェアの世界のCRMのとか、Zaimのこのソフトウェアに載ってるとか言いますけど、
図面に載ってる情報って本当に価値がある。
それが例えば全部デジタルになって検索できるようになったらどうなるか。
結構似たようなものを作りますから、製造業の場面においては。
じゃあ前に作ったこういうものがどこで作ってて、いくらで、その時のボトルネックが何だったかとか、
それが分かるだけで会社の経営ってすごく変わる。
が、それがないと毎回毎回作らなきゃいけない。
そうですよね。
っていうのがあるので、それをデータプラットフォームとして今提供してるのがCaddyのDrawerっていうプロダクトです。
これがまた今のタイミングで相性良くて、本当にAIってデータが全てなんで、
Caddyのデータに乗っけることでこれからいろんなことができるようになる。
なるほど。
Caddyしかないデータが持っててるような状態になってるからこそ、とてつもないARRですし、
もう一つの特徴として、一社あたりの契約金額が僕は聞いたことないですね。
いくら大きいか。
そうなんだ。
ちゃんとスーパーエンタープライズ向けなのかわかんないですけど、
要はそれだけお金を払ってまでもの大きい痛みが存在するって感じですね。
っていうことですね。
効率化では取れないレベルの金額。
効率化だとだいたい何人使って、それがだいたいどれくらい時間が減るからってことはみたいな計算になるんですよ。
よくありますね。
それじゃ取れない金額だと思います。
それぐらいの価値がある。
それぐらいの価値がある情報だってことだと思うんですよね。
理解です。
ちなみにこれ使うかどうかわかんないですけど、
もともとCaddyさんに投資してた金額から累計すると何倍ぐらい、
最初の入り口はさっき4000万でおっしゃってました。
はい、4000万です。
が、累計するともうどのぐらいの金額、さっき追加投資、追加投資で入れてらっしゃるんですか。
僕らの特徴の一つでもあるんですけど、4000万のところはとんでもない倍率なんですよ。
一番大きく金額入れてるのは直金なんで。
さらに。
そうです。
Caddyは最初4000万で、累計で35億ぐらいかな、投資して。
直金が一番大きいので。
ただ僕らはCaddyってまだまだ大きくなると思ってますんで。
そうですよね。だからそうですよね。
すげえな。
というのが僕らのスタイルなので、そのときそのときって倍率見ると一番直金が大きい、投資金額大きい。
面白い。
今まさにお話しいただいたのは直金のプロダクトベースの話だと思うんですけど、改めて投資をした時点の投資仮説である。
内緒は人物評価みたいなところで、投資を決められた決め手っていうのは改めて振り返ると何だったんですか。
やはりそのシードっていうのは先ほど申し上げたようにプロダクトもないフェーズで、
ファウンダーとアイデア。
アイデアがちょっと進んでバリュープロポーションになってる。
そういうフェーズの中で、やっぱりキャディの加藤さんはそのラーニングのスピードがとにかく早いんですよ。
もうそのときそのときで何が一番大事な経営の課題なのかっていうのを本当にシンプルにこれとこれとこれというのにフォーカスして、
そこをどんどん深掘りしていくっていう。
やっぱりそれはその当時からですね、際立ってたなと思いますし、逆に言うと当時の加藤さんって新卒2年目から4年目にかけてのフェーズだったんで、
ずっとディスカッションしてたのは若いじゃないですか。
関係ないんだと思うんですよ、そのラーニングのスピードって。むしろ若い人の方がラーニングが早い。
経験がないかもしれないけど、もちろん製造業みたいなところで経験なくて大丈夫っていうのはあるかもしれないですけど、
そのラーニングさえあればいつかその傾きが急に成長していくんで、経験者をいつか超えることになるんだろうなっていうのが当時の加藤さんに対する、
僕らの考えで、それは多分本当にあってたなと思います。
事業に関してはですね、同じように製造業なんですけれども、その調達分野においてB2Bの調達。
B2Bの調達なんで、僕らが例えばコンピューターとか携帯とかではなく、もうちょっと多品種少量って言われる、
そんなにたくさん生産しないけど、たくさん部品が付いてるようなやつ。
で、もう部品が多いんでとにかく。なのでいっぱい発注をしなきゃいけない中で、
ちゃんと見積もりを取るのが難しいっていうのが一つの事業に対するペインのスタートだったんですよね。
元々ってことですね。
元々。で、実はそれを社内で発注をまとめたり、そういうのを管理するために作ってたのが今のドローワーである。
元々やっていたプロダクトを強化していくとか、その延長線上に今のドローワーっていうのがあったって感じだったんですね。
それがメインに今はなってるって感じですね。
理解です、理解です。
ぜひキャリーさんのお話、いろんなところにももちろんお話いただいてるところかなと思うので、
ぜひ2社目もお伺いしていければと思うんですが、次はどういう会社さんでしょうか。
2社目は確かにそんなに知る人ぞ知るという感じで、スタートアップ業界で知られてないのかもしれないですけど、
エネチェーンっていう会社です。
エネチェーンさん、どういう授業をやられてらっしゃるんですか。
エネチェーンはですね、これもB2Bの電力の卸し取引なんですよ。
ちょっとマニアックなんですけど、僕らって電力を契約するときで、今だったら東京テプコだけじゃなくて、
自由化されましたね。
そうそう、自由化されて、いろんな会社があると思うんですよね。
でも基本的にそういう僕らが契約できる、例えば携帯会社もそうだし、コンビニもそうだし、インターネット系の会社もそうだし、ガス会社もそうですけど、
だいたいみんな発電所持ってないんですよね。
確かに。
彼らは僕ら一般消費者に売るときだとかっていうのは、電力を発電してる人たちから買ってるんですよ。
仕入れてるってことなんですかね。
仕入れてるんです。仕入れてるっていうか契約を買ってる。
なのでここって、自由化って最近できたことなんですよ、20年ぐらいで。
この発電はずっとあって、かつて日本は発電する人と売る人がセットだったんですよね。
もう全国になんちゃら電力ってみんなが知ってるやつです。
それが切り離されて、どことでも契約できるようになったけど、発電を引き続きここでみんな買ってるんですよ、電力。
ここのマーケットがボカッてできたんですよね。
取引をするマーケットってことですかね。
なぜかというと電力の価格って、僕らが契約してる電力価格って値上げしましたってあると思うんですよね。
ありますね。
でも毎月だいたいそんなに変わらない、当たり前なんですけど。
でもこっちの、彼らが電力会社から買ってる電力って年に100倍ぐらいのボラティリティがあるんですよ。
そんなにあるんだ。
例えばじゃあ極端な話、今ものすごい、普通のタイミング、普通の季節で雪が降ったりするとみんな暖房つけると。
だから受給が合わなくなる。
あとはスーパーダイナミックなんです。
じゃないともう潰れちゃいますから。
でもそういう時にこっちの価格が固定されてると小売価格が。
この人たちはあらりがものすごくマイナスになったりする。
間違いない。
なのでこれをリスクエッジしなきゃいけないんですよね。
それでこのマーケットが必要なんですけど、日本ってまだ整備されてない。
ここの取引市場を作ってるのがNHMです。
わかりやすい。かつめちゃめちゃ大きそうというか。
なぜ大きいかというとここのボラティリティによって、この電力小売の自由化によって始めた事業者ってかなり潰れてるんですよ。
売れば売るほどその逆在になった時にリスクが増えちゃうということで。
どういう方がそういうマーケットで起業してるんですか。
これがですね、もう電力畑で15年やってる人。
ゴリゴリ憎わしいですね。プロ中のプロ。
でもこれ実は僕の留学時代のすごい仲良い同級生で。
そうなんですか。
そうなんです。本当に親友なんですけど。
彼も同じようにちょっと企業興味あるんだよねって時から、どれぐらいだろうな。
1年ぐらいは壁打ちして、いろんな事業アイデアやって。電力の中で。
でもスタートアップっていうのやるの初めてだし、テックっていうのも初めてなんで。
いろいろそういう意味で相談に乗ってて。
電気業界の人だったわけですかね。
そうです。完全に電力会社です。
で、それやる中でこのアイデアに行き着いたんですよ。
でも実はこのぽっかり空いた電力小売の業者と発電をしている発電事業者の間の取引マーケットって日本以外にあるんですよ。
海外のものがってことですかね。
それは海外の方が自由化が進んでたのが早かった。
アメリカも一部の州でそれが進んでいて、ヨーロッパでもあって。
アメリカでそれを作った電力卸取引マーケットを作った会社があるんですけど、
それって今ニューヨークストックゲイシェンジあるじゃないですか。
あれを買収してるんです。
あれを買収してます。アイスっていう。
大きいのは海外の人はみんな知ってるんですよ。
確実にこのマーケットが出てくるっていうのはみんな知ってるんです。
みんなっていうか知ってる人は知っている。
で、僕らもこれもしかしたら日本でも必要になるだろうし、大きくなるだろうっていうことで。
綺麗だな。
投資をしまして、ただ初期はですね、本当にCEOの野沢良さんが同僚と一緒に電話で取引をつなぐっていう。
昔の株の取引みたいな感じですね。
本当にそういうことをやってました。
MVPのMVPは。
MVPのMVPは電話とExcelです。
めっちゃ俗人的にやってるっていう。
で、テック化していこうってことで、僕らのお金を受けてテック化し始めたんですけど、
それまではもう完全に電話とExcel。
しまだに彼のMVPも何度も見たことありますけど、本当のExcelファイルですからね。
今となっては、そのポテンシャルのお話はすごく理解できたんですけど、
規模で言うと、投資をされてからどのぐらいの期間で、今どういう事業規模になってらっしゃるんですか。
なので、我々が投資して5年ぐらいですかね、2度にわたって投資をしていて、どちらもリードしてます。
今累計で30億ぐらいかな、過去の投資先とはなりますけど、投資をして。
2023年の電力の卸取引市場なんで、そこでのトランザクションっていうのがあって、
それでの年間の取扱高が1兆円。
もうですか。
やっぱ大きいんだよ、電力って。
大きいのレベルがやっぱ全然違うんですね。
やっぱりその、
1兆円?
1兆円。
電力って25兆円ありますから。
これから25兆円が全部この取引のプラットフォームに乗ってくるんですよね。
確かに。
すげえ。
そんな規模になってんの。
でも正直言うと僕も知らなくて、そんなのあるんだみたいな。
それを彼と話しする中で、やっぱり業界の人にとっての当たり前と、僕らスタートアップ会話にとっての当たり前のズレがある。
今とってつもりのこと言ってるよみたいな。
彼にとって当たり前だけど、これすごく大きいよとか。
あとは野澤さんの業界が本当に詳しいんですよ。
誰をどの順番で話していけばいいか、どういうふうにやれば、どのタイミングで、どの時点で、2020何年にどうなるかっていうのはすごく解像度が高い。
すごい。
あとは、彼アメリカで電力取引をするディーラーでもあったんで、
そのディーラー時代の経験からこういう機能がないとダメだみたいな、彼がアメリカで使ったものを日本で再現しようとしてるって感じです。
なるほどっすね。
なんかめちゃめちゃ、第1弾ではコアラインベンチャーさんの投資スタイルとかもお伺いしましたけど、
だからこういうふうな感じでとか、すごく整合性が取れたお話だなと思うんですけど、
1本目で、アトラスっていうプログラムについても触れていただいたと思うんですけど、
ぜひ3社目はアトラス出身の、採択されている企業家さんの例とかお話しいただけると思うんですが、いらっしゃいますでしょうか。
アトラス、もう1回プログラムの説明をさせていただくと、
例えばキャディで僕らが投資したやり方、1年間、1年半話しながら最初4000万投資して、
NHNもこういう電力業界で起業しようと思うんだよねってところから一緒にバリュープロポジション1年間やっていって、
それで投資をしてみたいなフェーズをちょっと前倒しして、
そのバリュープロポジションを一緒に考える期間の前に投資してしまうっていうのがアトラスプログラムです。
だいたい本当に一桁億円の半ばぐらいのバリエーションで投資をして、
そこからどんどんまたうちの本当に何十億と投資をしていくような投資先に育ってほしいというプラットフォームなんですけど、
今ちょうど2バッチやったところで、年にこれから2回やる予定なんですけど、まだ3社ずつぐらいなんですよね、毎回。
採択してるのがってことですね。
なので少ないというかかなり絞ってやるんですけど、そのうちの1社も一気メディアの会社なんですけど、M2Xっていう会社が。
M2X。
M2Xって会社で設備保全のSaaSの会社、これもマニアックなんですよ。
そうですよね、チーム操作業界ですね。
別にマニアックなこと以外もやるんですけど、僕らB2Cずっとやり続けてるんですけど、一旦ちょっと会社の説明をすると、工場の設備ですね。
確かにこれYouTubeで話して面白いのかって話がさっきから続いてるんですけど。
全然大丈夫です。
インチな番組やろうと思って。
工場の設備とかの、例えばじゃあペットボトル工場だと、飲料工場とかですよね。
想像するによくテレビとかでワーって流れるの見るじゃないですか。
あれどっかにちょっと故障じゃなくても怪しいところがあったら止まるわけですよね、止めてチェックすると。
その工場が止まってしまうと、工場の売り上げもその時間落ちますから。
結局稼働率っていう率ってすごく大事で、その中で設備をいかにうまく修繕して、ずっとそれをメンテナンスをみんなで共有し合うかって大事なんですけど、やはりそこがうまく共有されづらい。
なぜならば紙だったりとかしますし、紙がまとまって1日工場長まとまって翌日来て、止まってたのかいみたいなのがリアルタイムでわからないとかあるので、
それをデジタルツールとしてやると。これも今のAIとも相性がよくて、工場の方は例えば手袋とかつけてたりするので、携帯とかって触りづらいけど音声入力も今はできるし。
異音っていう、例えば工場の設備からの音がするときとかって、ベテランの方は音で判断したりするわけですよね。この音ちょっとおかしいぞみたいな。
でもそれって若い方はできない。まだないじゃないか。でも今、音声ってAIと相性いいですから、そこで音声を解析してこれ異音だっていうのが判断できるようになるとか、
やっぱそのベテランの方が今まで暗黙地としてやっていたことをツールに落とすというのが今やってることですね。
それはじゃあアトラス採択なので、どのリウドの段階で採択を投資してるんですか?
最初はですね、もちろんファンダーの方はそういうアイデアがあって、ただ入り口としてどういう機能がいいんだろうかとか、あとはどういうターゲットにするべきなのかとか。
例えば設備保全って今言ってもいろんなセグメントがあるわけですよね。製造業ってそれこそ価格品から車からいっぱいある。
いっぱいあるものを作ってますもんね。
なのでそこでどの順番でやるかとかすごく重要で、それがまだない段階。
バリュープロポジションといってもこういうことやりたいんだよねっていう粗いペインポイントの理解と製造業っていうターゲットしかない。
でも僕らが一緒にその半年ぐらいかけてその製造業っていうセグメントをより細かく分けていってここにしようとか、この順番にしようとか、
それはそのペインポイント深く理解しなきゃいけないし、あと売り方こうしていきましょうみたいなものを一緒に作り上げる。
ただプロダクトはない。
プロダクトはアトラスが終わったタイミングでもなかった気がしますね。
なるほどな。だからその流度感のタイミングぐらいでエントリーをして、場合によっては2,3社採択がされて投資もしてってことなんですね。
M2Xに関しては2回目の出資もシリーズAですね。リードもしまして。
めちゃめちゃ綺麗ですね。
僕らのスタイルはそういう感じで、最初にバリュープロポジションが荒めであって、でもプロダクトなくてこういう感じでやろうと思ってるファウンダー。
で、ラーニングが早くて解像度が高いようなファウンダーと一緒に事業の壁打ちをさせてもらって、で、できたらシリーズでもリードする。
1点すごく気になってしまったので、バイネットや企業間の方からも、僕らも既存産業でシードで当ててるファンドがガゼルなので、
よく聞かれる内容でもあるんですけど、今の原さんのお話だと業界経験者とか、
詳しい方が遠先に多いのかなっていう印象を持ってしまってるんですけど、実際どうなんですか?
そうですね、そうとも限らなくて、さっきのキャディもそうですし、もっと社会人経験2年目の方ですから。
あと、例えばアトラスで他に運送業とかでチャレンジしてる企業家もいて、彼も全然業界知見はなくて、
やっぱ重要なのってその時知ってるかじゃなくて、5年後に誰よりもその業界をデジタル、ソフトウェアの観点から見て詳しいかなんですよ。
その業界にいればいいってわけでもない。
はいはい、問題感だからこそ、どうってのもあるわけですね。
例えばキャディのさっきのドロワーとかも、データってこういう風に管理しないといけないし、こういうリードでデータを取ればこういうことができるっていう、
データベースのソフトウェアの知見があるからこそ製造業こういうアングルで見れるけど、
たぶん中の人は気づかないかもしれない。
そういう意味で業界経験は別にあればまあいいけど、あればいいってものではないなって気がします。
むしろやっぱその、成長のスピードだと思いますね。
学習能力と言いますかね。
ちなみに2Cも。
やってます。2Cは多分もうファンドのポリシーとして、僕らのポリシーとしてやり続けます。
あ、そうなんだ。
やり続ける。
それは例えば僕が一緒にやってる本田大介って、それこそ韓国のカカオ、メッセンジャポン。
カカオに投資してた人だし、全職ではグリーンに投資をしていた人だし、
2CM時代もゲーム会社とかかなり大きいゲーム会社に投資をしていたので、
僕らコンシューマーのほうが、コンシューマーのDNAはやっぱあるんですよね。
やっぱりコンシューマーは投資はし続けないといけないと思っていて、なので今後もし続けます。
面白い。
じゃあこれを見ていただいている、これから企業をしようという方は、
2B向けであれ、2C向けであれ、業界経験があることなかろうが、
アトラス内緒、普通にお問い合わせをするべしってことなんですね。
了解しました。
創業初期のスタートアップの資金調達なら、ガゼルキャピタルにお任せください。