1. スタートアップ投資TV
  2. 【なんで投資したの?】グ..

※2025年4月24日のYouTube動画を同時配信しています。

今回はグロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社のパートナー湯浅 エムレ 秀和さんにGCPの投資先を3社紹介いただき、「なぜ、投資したのか」を深掘りしていきます。


成功するスタートアップ起業を間近で見て支えてきたエムレさんが感じた、”事業成功の鍵”とは何なのか。

実際にどのような起業家や事業に投資をしているのか、事例とともに詳しく解説いただきました。


ぜひ最後までご覧ください!


【動画目次】

ダイジェスト

今回のテーマ

【株式会社estie】

事業内容

出資の決め手

投資できた根拠

【キャディ株式会社】

事業内容

CEO加藤さんとの出会い

投資を決めた根拠

想像の超え方

【株式会社Leaner Technologies】

ソリューション

投資を決めたポテンシャル

投資の判断

パートナーによる判断

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◯石橋孝太郎 Gazelle Capital株式会社-代表取締役/代表パートナー

X(Twitter)▶︎https://x.com/kbridgestone 

Facebook▶︎https://www.facebook.com/koutaro.ishibashi.25

2016.11 クルーズベンチャーズ株式会社を創業。

取締役として、コーポレートベンチャーキャピタルの設立と運用に従事。

同社にて創業初期の起業家を中心に投資活動を展開した。 

その後同社を親会社に合併させたのち、退職。

2019年5月にGazelle Capitalを創業。

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◯湯浅 エムレ 秀和 グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社 パートナー

X(Twitter)▶︎https://x.com/emreyuasa

公式HP▶︎https://www.globiscapital.co.jp/ja

2014年6月グロービス・キャピタル・パートナーズ入社。

主に産業変革(デジタルトランスフォーメーション)を目指す国内ITスタートアップへ投資。前職は、デロイトトーマツコンサルティングおよびKPMGマネジメントコンサルティング(創業メンバー)にて、企業の海外進出や経営統合(Post Merger Integration)に従事。

グロービス経営大学院(MBA)講師。

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#スタートアップ #ベンチャーキャピタル #資金調達 #ベンチャー投資 #起業家 #起業 #投資 #ファンド #gcp

00:00
なんで投資できたんですか?チームとマーケットとプロダクト、誰と一緒にこの10年間歩みたいの?というのは、ここにはもう年単位で時間をかけても僕はいいかなというふうに思います。
商業用不動産の規模が200兆円ぐらい。エスティは巨大なマーケットに対するプラットフォーマーになりたいと。
エラールで言うと当時から100倍以上になってますし、正しかったしなんだったら騒動以上だったの。彼らAIデータプラットフォームというふうに呼んでますが、累計で言うと数十億後半、我々のファンとからイタリー社一緒に投資してます。
サービスは調達勾配SaaS。ここ向けのSaaSでカテゴリーリーダーでないなと思ったので、ここはずっと狙ってて。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ投資TV、ガズレルキャピタルの石橋です。今回はですね、グロービスキャピタルパートナーズ、パートナーの湯浅恵夢さんに引き続きご出演をいただきまして、
今回は恵夢さんが実際投資をされている投資先、具体的な3社になんで投資したんでしたっけ、みたいなところを結構深掘ってですね、ご質問させていただきまして、
ぜひそのお話を通じて皆さんにはGCPさん、湯浅恵夢さんがどういう投資家なのか、VCなのかというところをぜひお伝えをしていきたいなと思っておりますので、改めて今回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さっそくなんですけれども、まずは1社。どういう会社さんで、いつぐらいに投資して、みたいなところから簡単にお話しいただければと思うんですけれども、お願いしてもよろしいでしょうか。
わかりました。そうですね、1社名はエスティという会社がありまして、これは商業用不動産向けのデータベースとかサースを作っている会社です。
商業用不動産ってオフィスとかホテルとか物流施設とかデータセンターとか、そういうプロ向けの不動産業界があるんですけど、そこ向けにいろんなサービスを提供している会社ですね。
創業が2018年だったと思いますが、我々が投資したのが2020年の6月ぐらいだったと思います。
創業2年目ぐらい。
そうですね、丸2年ぐらいだったかなと思います。そこからそれがプレーAラウンドでして、その後22年にシリーズAをやって、24年の末にシリーズBをやって、これ3回とも我々投資させてもらってます。
累計するといくらぐらいもうすでにSTさんで投資をGCBさんからはしてらっしゃるんですか?
我々でいうと10億ぐらいですかね。
もともとプレーAのタイミングというと、GCBさん的にはちょっと早いぐらいなんですか?
かなり早いです。プレーAはよくあるんですけど、STの場合はもともと創業時のビジネスからちょうどピボットし始めたみたいな。
我々このピボットした新しいこれがSaaSだったんですけど、こっちのストーリーに投資したいと思って。
投資した時点ではこっち側のお客さんがまだ一社。MRRも本当に一社からしか来てないぐらいのMRR。
タイミングで投資しました。これはだいぶ早い方だったなと思います。
具体でいうとどういうソリューションをやってらっしゃるかみたいなところをお願いします。
03:03
具体でいうと、例えばオフィスビルの南海にどういうテナントがいて、いくらで賃料を貸し出されているのかって、どこにも分からないんですよ。
何だったら自分が例えばオフィスを借りていて、同じフロアの隣の会社がいくらで借りているかも知らないじゃないですか。
基本知らないじゃないですか。
こういう情報って一つに集約された場所なくて、今までどうやってそれを確認するかというと、
仲介会社さん、いろんなところに話を聞いて何となく情報を集めて、それでシンセサイズしていくみたいなことが必要でした。
例えばこれがテナントさんももちろん困りますし、あとはビルオーナーの方が今度このビルのこのフロアが開くと、
いくらで貸し出せばいいのかっていうのも一元化されたデータベースがないので、
いろんな仲介会社さんに最近のこの辺のこういう条件の物件っていくらで貸し出されているのっていう情報を集めながら、
じゃあうちはこれフロアを一坪2万円で貸そうみたいな、そういうふうに決めていくんですね。
もともとそのプレーラウンドで平井さんたちが、STさんがピポッとして新しい事業の方にいって、
っていうふうにおっしゃってたのがまさに今ご説明いただいたサービスって感じなんですかね。
通常プレーもう何社かお客さんいるかな。
これがどういう規模感かというと、実はこれも僕はSTから聞いたんですけど、
東京の商業用不動産って世界一らしいんですよ。
2番目が確かニューヨークとか、3番目がロンドンとかなんですけど、
数が世界一なんですか。
その規模、日本全体で商業用不動産の確かストックの規模が200兆円ぐらいアセットがある。
ビルの価値を全部足したんですね。
200兆円ぐらいあると言われていて、
これが売買されたり賃貸されたりしている。
この規模が東京が実は世界一っていうのがあったりしますし、
ここで本当に何十万人も方々が働いているので巨大な産業ですね。
不動産全体でいうと日本のGDPの十数パーセント、
その中の一部が商業用不動産という感じです。
改めてSTさん、相対しているお客様の課題感だとかその規模感ですとか、
改めてデータベースサービスの一言では分かるんですけど、
ちなみにエムリーさん第1弾で結構早い段階からコミュニケーションされるみたいなお話もあったと思うんですけど、
STさんの代表の方とはいつぐらいから、
どういう経緯で出会われて、
どういうふうなコミュニケーションあった上で、
しかもそのプレイへのタイミングで出資したみたいな感じだったんですか。
そうですね、STとはその前の年の秋ぐらいからお話ししてました。
人のご紹介でお会いしたんですけど、
そこからまさに1,2週間に1回は会って議論してました。
ホワイトボードに色々書いたりだとか、
ご飯食べながら色々ディスカッションしたりだとか、
ある時は2月14日のバレンタインデーのランチで、
周りがカップルだらけのレストランで2人でご飯食べながら話すみたいな、
06:02
そんな形で下手したら10回以上ですね、議論をして、
何を議論してるかというと、
STは商業用不動産という巨大なマーケットに対するプラットフォーマーになりたいと、
色々やりたいことがあって、
でもどの順番からやっていったらいいのかっていうのが、
これ誰にも分からない。
もちろん僕らも分からないんですが、
我々って過去にユーザーベース、
これスピーダーっていうデータベースの会社に投資してたりだとか、
あとビジョナル、
これウィズリーチをやってる会社ですね。
ここに投資してるので、
データベースビジネスをどう立ち上げていくとか、
どういうふうにそこに難しさがあるのかみたいなのは、
一定程度近くで見てて理解はしているので、
じゃあそのアナロジーを使って、
この商業用不動産のデータベースを作ろうと思うと、
どういう山の登り方があるかねっていうのを結構2人で議論して、
私はそういう他の業界の見てきた経験を、
平井さんはこの業界についてめちゃくちゃ詳しい。
もともと三菱辞書の方なんですけど、
なのでこの業界の専門知識とビジネス一般知識みたいなところで議論しながら、
ある意味僕ら山の登り方って言うんですけど、
この大きな産業の山をどうやって登っていくのかっていう議論をしてました。
当時で言うとGCPさん、エムレットさんとしては早いラウンドだってお話でしたけど、
どういう市場仮説とか、
どういう可能性を見出して、
当時なんで投資できたんですかみたいなお話で言うと、
どんな感じなんですか?
我々見てるのは大きく3つで、
チームとマーケットとプロダクト。
基本的にこの順番で見てるんですけど、
チームに関して言うと、
三菱自所出身の方と、
あとはCTOの方がめちゃくちゃテクニカルに強いと。
僕このコンビネーションがやっぱ最強だなと思っていて、
あとはオフィス遊びに行ったりしても、
オフィスの雰囲気がすごく良くて、
みんなすごく優秀な方がめちゃくちゃハードワークで働いていて、
一緒に飲みに行ったりもしたんですけど、
まあ一人一人粒揃いが多いなって。
こういう仲間が初期の5人10人ぐらい入れると、
きっとその後入ってくる人たちもこのチームに惹かれて入ってくるなと思ったんで、
それはきっと良いチームになっていく種があるなっていうのが一つありました。
業界にすごく詳しい方と、
テクノロジーにすごく長けていて、
仲間集めもできるっていう。
ここが創業チームとしているとすごく良いなっていうのがまず一つあります。
まさにそんな感じでした。
マーケットで言うと先ほど申し上げた通り、
とにかく巨大。
実はアメリカに類似の会社があって、
アメリカの商業用不動産市場のデータベースとSaaSを作ってる会社なんですけど、
コースターっていう会社なんですけど、
この会社の今の時価総価はだいたい5兆円くらいなんですね。
なるほど。
ARRで言っても確か3000億くらいあります。
毎年20%成長してる。
これのアジア版を作ろうっていうので、
マーケットはもう十分にあると思ってました。
プロダクトに関して言うとまだ出来立てだったんで、
正直一社しか入ってないし、
ここはまだこれからかなっていう感じでしたけど、
でもやっぱりヒアリングをしているとお客さんの反応すごく良いし、
09:01
ここが出来たら導入したいっていうお客さんも多かったんで、
これはきっと良いものになっていくだろうなっていう風に思って、
この3つを見て投資したっていう感じです。
結果エムレさんのその投資仮説は今正しく検証され始めてるっていう。
多分3回に分けてもう追加投資し続けてるんですよね。
そうですね。
正しかったですし、
ARRで言うと当時から100倍以上になってますし、
もうこのカテゴリーは多分STが取りに行くのかなっていう風になってるので、
そういう意味では正しかったし何だったら想像以上だったなっていう風に思いますね。
ありがとうございます。
だいぶなんかその第一弾の話と合わせて、
STさんとかの投資背景もよく理解できたんですけど、
是非2社目もお伺いしていきたいと思ってるんですけど、
2社目で言うとどこの会社さんで何の方が操業されてるんでしょうか。
そうですね。
2社目で言うとキャディという会社で、
これは加藤雄四郎さんという方と小橋さんというこの2人で操業してる会社です。
GCPさんはいつ、どのぐらいの金額出資するところから始まってらっしゃるんですか。
我々は2018年の12月だったと思います。
そこでシリーズAラウンドかな。
最初の初回投資をして、その後B、Cとやってます。
累計で言うともう数十億後半という金額を我々のファンドからキャディ社1社に投資してます。
めちゃくちゃな金額投資してますね。
それで言うと改めて今キャディさんはどういう事業をやられてらっしゃって、
どういうお客さんの課題を解決してるっていう感じなんですか。
実はこれは僕ら最初初回投資した時と今ってちょっと違うんですけど、
初回投資した時はB2Bのトランザクションマーケットプレイスでして、
特定の部品を作ってほしいっていうクライアントと、
それを実際に作れる工場というものの間に入って、
そこのマッチングを適切に行うという授業をやってたんですが、
今は彼らAIデータプラットフォームという風に呼んでますが、
主には図面管理ができるSaaSを提供している会社になってます。
今後図面以外のいろんなもののデータも管理できるようにしていこうという。
それだけ聞くと結構同じおそらく製造業の業界でも全然違う課題感みたいな感じですよね。
そうですね。裏では繋がってるという感じでして、
実はトランザクションのマーケットプレイスをやってる時も、
社内向けに10個ぐらいプロダクト作ってたんですね。
CADDさんがCADDさん向けに行ってます。
ドロワーというプロダクトになってます。
例えばいろんなクライアントがいろんな部品情報、
注文が入ってきてこれをマネージするものだとか、
あとは実際いろんな何百かな、何百以上かなの工場と繋がってるので、
どの工場が何の加工に強みがあるかというものを管理したりだとか。
この受発注システムだとか、
あと実際CADDが間で納品を受けて、
在庫管理して検品して提供するってことをやるので、
これ1個1個にもなかなかいいプロダクトがないので自社向けに作ってたんですね。
実はこの図面管理サースというものはこの中の1つをプロダクト化したものでして、
12:04
もともと自分たち向けに作っていたらすごくいいものができて、
お客さんからも何かこれ使ってほしいみたいな話があったらしく、
これほど強いニーズがあるんだったらこれプロダクト化して切り出そうと。
ちなみに加藤さんとの出会いはいつぐらいから、
加藤さんってどういうご経歴の方だったんですか。
加藤さんとの出会いも2018年で、
私がCADDの話を聞いて、
自分からアポ取って、
浅草に当時会社があったんですけど、
浅草の町工場がいっぱいあるようなエリアに行って、
オフィスにお邪魔したのが最初です。
彼自身はもともとミュージシャンを目指しているみたいな感じの人だったんですけど、
そこから東大に行って、
そこからマッキンゼンに入って、
確か市場最年少マネージャーかな、
グローバルでなってそこから起業したと。
マッキンゼン時代にクライアントがほとんど製造業だったらしくて、
そこで製造業の調達という課題に向き合っている中で、
この会社を作ろうというふうになったみたいです。
エムルさんとしては当時、
シリーズAということはそこまで今ほどの規模感ではなかったのは当然だと思うんですけど、
どういうところが、いわゆる何で投資したんですかという観点でいうと、
市場仮説であるとか可能性とかでどういうふうに見立てていらっしゃったんですか。
そうですね。
まず市場でいうととにかく巨大な市場で、製造業って日本最大の産業ですし、
ここでなかなかDXがなされてこなかったというものかなと思っています。
実はもう一つあるのが、私の妻の家が製造業をやっていまして、
もう歴で言うと50年以上。
こちらの工場で私も少し見させてもらったことがあるんですけど、
すごくいい技術を持っていて、いいものを作っているのに、
新しい取引先の開拓というのが簡単ではない。
日本の場合多くの、特に町工場って営業機能が持っていなかったり、
そこが弱かったりするので、昔ながらのお客さんからずっと取引しているんですけど、
本来このいい技術こっち側にもつないだら、もっと取引増えるのにみたいなのを、
マッチングがうまくいっていないんですね。
しかもペットみたいな感じ。
まさにまさに。
逆もしかりで、大企業の方、注文する方も昔のつながりで注文しているけど、
本来もっと広く探索したら、さらに合うところあるはずなんです。
N対Nの巨大なマッチングはやっているんですけど、
今までなかなかそこは情報がきれいに流れないくて、
適切なマッチングができていなかった。
これをキャディというプレイヤーが間に入って、
ただもちろん右から左に流しているだけじゃなくて、
いただいた注文の部品を解析して、
これだったら何の材質が必要で、どういう加工が必要で、
それが誰が一番最適にできるのかというのまでピンポイントに特定して、
その工場に出すという。
15:00
これを相当なデータと技術使ってやっていたので、
今だからできるソリューションかなというふうに思ったというのがあります。
なるほどですね。ありがとうございます。
ちなみに投資した後の成長度合いでいうと、
MRESさんの想像をどういうふうに超えていったという感じだったので、
結果的に多分追加投資をされていらっしゃるので、
多分超えていっているんだろうと思うんですけど、どんなイメージだったんですか。
そうですね。トランザクションビジネスというマーケットプレイスの方は、
かなり乳球で伸びていまして、
特に半導体需要が世界中に高まったときに、
もうググッときてすごく成長していましたと。
面白かったのが、それをやりつつ先ほど申し上げた、
社内向けにもともと作っていた図面活用サース、管理サースを切り出してプロダクト化したら、
こっちがさらに伸びたみたいなのがあって、
それを一時期なので並行してこの2つの事業をやっていたんですが、
こっちの伸びが、サースの伸びがあまりにも強いので、
でもやっぱりこっちにリソースをフォーカスした方がいいよねとなり、
2024年の夏に正式にサース側に全ての事業を統合するというアナウンスをして、
そっちに振り切ったというのが今です。
もちろんトランザクションの方も伸びていたし、
これはこれでいい事業だったんですけど、
サース側の伸びというのは本当に想像を超えている感じで、
多分世界で見てもあの規模であのスピードで伸びているのって、
なかなかないんじゃないかなっていう。
よくあるスラックが2年目にここまで来ましたとか、
見かけますね。
あると思うんですけど、
あれに全然匹敵する伸びをしてますね。
ほぼ垂直に立ち上がっているような成長率になってますね。
そんな感じになってます。
どうしかさんとしてはその規模で、
さっきの話だとシリーズC以降に統合する、
シリーズCラウンド以降が終わった後に、
統合していくという意思決定を企業家さんがされた時って、
さすがにびっくりしなかったんですか。
そっち別に統合する必要なくないみたいな議論とかあっても、
違和感はない気がするんですけど。
私もボードに入っている、社外取締役に入っているので、
1年以上かな、
この2つの授業を今後どういうバランスでやっていくのかという議論はしてました。
やっぱり明らかに成長率が違って、
かたや元々ある省流をよりスムーズにしていくっていう。
もう1つのサースの方って今まで全くなかったプロダクト。
なのでやっぱりスタートアップの優位性がすごく生きやすいんですよね。
かつ最近だとAIの波とかもいろいろ来てますし、DXだとか。
大企業側の引き合いもすごく強くて、
この2つをどうするかっていうのを議論していくうちに、
最後は経営人、おそらく加藤さんを中心に考えて、
こういう方向でいきたいと思いますという風になり、
取締役会として正式に意思決定をしたという感じです。
びっくりはしましたが、
でもそれだけ長く議論してたんで、
方向性はすごく賛成だし、
とても大変で厳しくも正しい意思決定だったかなという風に思ってます。
18:00
面白いリアリティがあってめちゃめちゃいいですね。
ありがとうございます。
最後の3社目についてもご紹介いただきたいんですけど、
3社目はどちらになりますか?
3社目はリーナーテクノロジーズという。
リーナーテクノロジーズさん。
どんなサービスをやられている、どういう創業者の方なんですか?
サービスは調達購買サースというものでして、
海外だとクーパーとかっていう会社があるんですけど、
企業のお買い物をより簡単にする。
例えば見積もりを取りますとか、
社内の承認フローがありますとか、
あとはちょっとしたものであれば、
Amazon for Businessとかで買ったりすると思うんですけど、
そういうのも全部簡単にできるっていう、
そういうプロダクトを提供してまして、
社長の方は大平さんという方ですね。
彼はATカーニという会社にもともといて、
みんな優秀ですね。
そこで企業のまさにお買い物、
調達系のコスト削減とか、
そういうプロジェクトをしていたらしく、
やっぱりこれを当時はコンサル会社、
今どうやってるかわからないんですけど、
5、6年前はお客さんからいろんなデータをもらって、
それをすごい分析かけて、
ここの部分のコスト削減とか最適化しましょう、
みたいな提案をするらしいんですが、
大企業だったらその余力あるけど、
コンサルに発注する余力。
普通の会社ってそんなのできないじゃんっていう。
これやっぱりより広くやっていきたいと思って、
やっぱりやるためにはテクノロジーの力が必要だと、
いうことで起業したというふうに聞いてます。
それが確か2020年に起業されて、
その時からつながりはあったんですが、
初めて投資したのが2022年だったかなと。
2年越しぐらいってことなんですね。
ちなみにさっきのお話だと、
大企業であればコンサルさんとかでお願いして解決はできてるから、
中小中堅企業向けみたいなソリューションになってるんですか?
と思うじゃないですか。
そこもあるんですけど、
でも結果大企業にもすごく入ってて、
大企業もコンサルに発注したらすごいできるかもしれないけど、
でもそれって単発で終わること多いですし、
定常的に今自分たちがどこにお金を使っていて、
どこでコスト削減できるのかっていうのは知りたいっていうのもあると思いますし、
あと最近やっぱ規制も変わってトレーサビリティが求められる。
例えば特定のところから注文を出したら、
ちゃんと三つ盛り取ったのとか、
そういうトレーサビリティを残さなきゃいけないのがあるので、
そういうのもあって、
こういうシステムを導入しようっていう機運が高まってると思います。
元々リーナーさんって僕の印象で言うと製造業のイメージが勝手に強かったんですけど、
お客さんもそうで言うとさっきのお話だと、
すべからくどういう会社さんの調達、購買行動も
もうすべてカバレッジしてるっていう感じになるんですか?
そうですね、かなり広いです。
彼らはいわゆるホリゾンタルサースでして、
買い物をする企業であれば全部対象。
2割イコールほぼ全部の企業。
で、製造業もたくさんありますし、
あとは流通だとか、オスピタリティだとか、
21:02
ホテルとかですね、いろんな領域でありますね。
例えばホテルで言うと、
ホテルの朝食会場とかいろいろ並んでると思うんですけど、
ご飯とか、あれも全部購買してるものですし、
やっぱりああいうのを誰かが調達していて、
そのためにそういうシステムが必要っていう。
僕の想像してるよりも幅広く普通に使われてるって感じなんですね。
そうですね。
ちなみに投資した時点で言うと、
何で投資したんですかみたいな話になっていくんですけど、
どういう規模感の、まだリーナーさんの時代で、
どういうところに一番ポテンシャルとか、
ここやっぱ伸びるよねみたいな仮説を持って投資されたんですか。
見てる観点は先ほど申し上げたチームマーケットプロダクトなんですけど、
リーナーに関して言うと、
ホリゾンタルサースでまだ空いてる領域ってどこだろうっていうのは
ずっと見てたんですね。
やっぱり、例えば企業のバックオフィスを見て、
会計って言ったらもう何社か上場してる大きいところありますし、
人事って言ったら有名なスタートアップもありますし、
そういうふうに見ていくと、
でもここぽっかり空いてるなと思ったのが、
その調達とか購買活動。
調達部とか購買部っていうのは世の中にあると思うんですけど、
ここ向けのサースでカテゴリーリーダーでやったところはやっぱりいないなと。
なのでここはずっと狙ってて。
面白い。
なんかないかなと思って、
いろいろ探してるうちに大平さんと出会って、
それでご一緒したという感じですね。
やっぱり期待してるのは、
ここの業務効率化っていうのはもちろんですし、
あとはさっきのN対Nの話がここにも当てはまると思ってまして、
企業っていろんなサプライヤーから仕入れていて、
いろんなサプライヤーもいろんな企業にそれを売ってますと。
まずはこの既存の省流の中で業務効率化していこうなんですけど、
まだこれは今後の話なのでわかんないですが、
このN対Nのマッチングももっと効率的にできる方法あるんじゃないかと。
サプライヤーからすると新しいお客さんを探せるんじゃないかとか、
企業からすると新しいサプライヤーを探せるんじゃないかとか、
こんなところにも入っていけると、
本当に大きなビジネスになるんじゃないかなというふうに思ってます。
ちなみに見つけたときって、
もともとさっきの話だと、
エムレさんもこの調達、購買というところで、
カテゴリーリーダーになるところにないかなという、
探してる感じだったと思うんですけど、
見つけたらドーンって言って、すぐ投資するとかっていう感じじゃなかったんですか。
そうですね、結果2年かかってるんで。
すごくチームもいいと思ったし、
マーケットもいいなと思ったんですけど、
さっき言った山の登り方がまだ、
どうやったらこの山を登るのかみたいなところが、
当時は定まってなかったかなと。
試行錯誤してる段階だった。
そこから3ヶ月か半年置きぐらいに、
大平さんと2人で行くピザ屋さんがあるんですけど。
大体みんな何かしればありますよね。
そこでピザ食べながら、
最近どうですかみたいな話をお互いしてる中で、
いろいろ試行錯誤してきたら、
ブレイクスルーをし始めて、
そこから本格的に投資検討して、
一緒にしたという感じですね。
面白い。
24:01
印象的だったのが、
エムレさんの今のお話だと、
どこの投資先の人とも、
ちゃんと投資前から、
エピソードっていうのもいいんですけど、
ちゃんとお話しいただけるような、
ご一緒してるストーリーというか、
歴史がちゃんとあられて、
そこがあったからこそ、
結果的にGCPさんを、
企業家さんも、
GCPさんというよりかは、
こしゃこしゃで言うと、
エムレさんという単位なんでしょうね。
それぞれがGCPのキャピタリストの方々って、
GCPさんだからというよりかは、
そのキャピタリストとか、
そのパートナーの人だから、
引き受け元として選ぶという感じが、
やっぱり強いんですかね、きっと。
そうですね。
シリーズAのリードであれば、
シリーズA以降のリードであれば、
基本的にはそうなるかなと思ってて、
もちろんファンドからお金は入ってますし、
ファンドの様々なリソース使えますけど、
でも普段社外取締役で来る人というと、
一人だと思いますし、
何かあった時にコミュニケーションを取る人は、
その人なので、
本当に企業家側も、
しっかり投資家のデューデリをした方がいい。
特にシリーズA以降でリードで入る人に関しては。
ただ楽しみ出してくれるとか、
バリエーションが高いとかではなくて、
今後10年間いろんなアップダウンがある中で、
誰と一緒にこの10年間を歩みたいのかというのは、
心ゆくまでデューデリをするのが、
本来あるべき姿かなと。
ここにはもう年単位で時間をかけても、
僕はいいかなというふうに思ってますね。
逆に言うと、
我々シリーズAで投資して、
Bとかでも投資しますけど、
C、Dとかに対しては、
僕らが投資家を紹介したりするんですね。
どのタイミングで投資家を紹介しているかというと、
相当早くて。
2、3年後にこのラウンドの調達考えてるけど、
今からちょっと話してみないみたいな感じで、
投資家をつないで話したりしてます。
リーナーも去年の2024年の秋、
Bessemer Venture Partnersという、
アメリカの超有名なサース系企業から、
VCから調達を受けたんですけど、
これも結構前から実は紹介してて、
Bessemerって4ビリオン運用してる、
巨大なファンドなんですけど、
彼らも10年とか長いスパンでご一緒していく上で、
まずはここからという形で、
ご一緒してくれてますね。
だいぶ今日のお話聞いていただくと、
どういうふうにGCPさんとかMDさんたちと、
企業さん自身も相対していくと、
結果としてご縁がすぐ、
すぐではないですね、
つながっていくのかというのは、
やっぱ伝わったんじゃないかなと思いますので、
改めていろいろと教えていただいてありがとうございます。
ありがとうございます。
僕自身も多分、
遠つ先とかは引き続き、
いろいろご縁はつなげていければなと思いますので、
よろしくお願いします。
ガズレレキャプテルの石橋です。
資金調達の相談をいつすればいいのか、
というご質問をよくいただくんですけれども、
その気持ちがあれば、
ぜひすぐにご相談いただければと思っております。
概要欄のURLからお問い合わせをいただければ、
100%ご連絡を開始しておりますので、
お気軽にご連絡お待ちしております。
最後に改めて、
起業家の方向けにですね、
ヘムレさんから、
今日の話を通じてでもいいですし、
こういう起業家さんであれば、
ぜひご連絡をすぐください、
27:00
みたいなメッセージを最後に一言いただいて
締めていければと思いますが、
簡単にお願いしてもよろしいでしょうか。
そうですね。
ファンドとして、
ご一緒していきたいと思っている起業家は、
やっぱり大きな市場で、
大きな会社を作っていきたいと思っている起業家と、
長い時間かけてご一緒していきたいというふうに思っています。
同じくらい重要かなと思うのは、
やっぱり起業家の方も、
それだけ長い時間をご一緒する投資家と、
しっかりタッグが組めるといいかなというふうに思っているので、
基本的に投資家に話し始めるのに、
早すぎることってあまりないかなというふうに思います。
特にシリーズA以降のリードで張る投資家であれば。
なので、早い段階からぜひ話していただいて、
自分にとってベストだなと思える投資家と
出会っていただきたいと思いますし、
それが私だったりGCPのメンバーだと、
とても嬉しいなというふうに思います。
今日はありがとうございました。
ありがとうございます。
改めてM.Aさん、日本にまたご出演ありがとうございます。
ありがとうございました。
皆さんも次回以降も、
なんでこういうふうにVCさんが、
それぞれの起業家に投資をしたのか、
なんで投資したんだっけみたいなお話は、
引き続きお伺いしてまいりますので、
ぜひお見逃しのないように、
チャンネル登録としてお待ちください。
それでは次回もお会いしましょう。
さよなら。
28:25

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