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2025-08-20 23:20

【イグジット実績多数】グロービスのVC "GCP"、パートナーの湯浅エムレ氏がその全貌を徹底解説【グロービス・キャピタル・パートナーズ 湯浅 エムレ 秀和 vol.1】

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※2025年4月21日のYouTube動画を同時配信しています。

今回はファンドの総運用額1400億を超えるグロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社のパートナー湯浅 エムレ 秀和さんにお越しいただき、

”ここでしか聞けない”GCPがどのような起業家を求めているのか、どういう基準で投資判断をしているのか詳しくお伺いしました。


ぜひ最後までご覧ください!


【動画目次】

ダイジェスト

今回のテーマ

経歴・企業概要

投資後のアプローチ

取り組み・サポート体制

投資検討

アンチポートフォリオ

起業家を見極める視座

GCPの強み

注目する企業

今後の展望


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◯石橋孝太郎 Gazelle Capital株式会社-代表取締役/代表パートナー

X(Twitter)▶︎https://x.com/kbridgestone 

Facebook▶︎https://www.facebook.com/koutaro.ishibashi.25

2016.11 クルーズベンチャーズ株式会社を創業。

取締役として、コーポレートベンチャーキャピタルの設立と運用に従事。

同社にて創業初期の起業家を中心に投資活動を展開した。 

その後同社を親会社に合併させたのち、退職。

2019年5月にGazelle Capitalを創業。

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◯湯浅 エムレ 秀和 グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社 パートナー

X(Twitter)▶︎https://x.com/emreyuasa

公式HP▶︎https://www.globiscapital.co.jp/ja

2014年6月グロービス・キャピタル・パートナーズ入社。

主に産業変革(デジタルトランスフォーメーション)を目指す国内ITスタートアップへ投資。前職は、デロイトトーマツコンサルティングおよびKPMGマネジメントコンサルティング(創業メンバー)にて、企業の海外進出や経営統合(Post Merger Integration)に従事。

グロービス経営大学院(MBA)講師。

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#スタートアップ #ベンチャーキャピタル #資金調達 #ベンチャー投資 #起業家 #起業 #投資 #ファンド #gcp 

00:00
トータルすると、会社全体で何億円のお金を運用している?
これが727億円。
727億円。
自分はこの大好きな日本という国に対して、何か良い影響を与えたい。
GCPさんを選ぶ強み。
我々はパートナーだけではなくて、全メンバーが投資できる。
誰でもオーナーになれるので。
すごい。
投資先の成長だとか支援の専門チーム。
基本的に全員人材のエキスパートです。
いいですね。こういう企業家には投資したいよね。
どういうふうなお考えがあるんでしょう?
数字で言うと、立調円という市場規模感を作れるか。
とにかく大きなことをやりたいという。
はい、みなさんこんにちは。
スタートアップ投資TV、ガズレルキャピタルの石橋です。
今回はですね、グロービス・キャピタル・パートナーズ
パートナーの湯浅・エムレさんにご出演いただきますので、
今回からよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
これからGCPさんからファイナンス受けたい企業家さんが、
これを見とけば、とりあえず全部わかるよねってところを目指して、
いろいろ深掘ってお伺いをしていきたいと思っておりますので、
よろしくお願いいたします。
何でも話すようにしたいと思います。
ありがとうございます。
早速なんですけど、まずはエムレさん。
すいません、僕エムレさんって普段呼んでるので、
湯浅さんではなくエムレさんですね。
エムレさんの簡単に自己紹介だけ、
最初にしていただいて、
どういう背景でGCPさんに参画されたかというところまで、
ちょっとお伺いしても大丈夫でしょうか?
はい、わかりました。
湯浅・エムレと申しまして、
私、2014年からGCPに入社して、
10年強、今VCをやっています。
その前はアメリカのハーバードに留学をしていて、
その前は日本でコンサル会社をやっていました。
ちょっと特徴的かなと思うのが、
生まれがトルコで、
父はトルコ人、母は日本人という家庭に生まれて、
幼少期は父の仕事の関係で、
トルコにいたり、日本にいたり、
あとはスイスとアメリカの学校に行ったりという形で、
アイデンティティは日本人なんですけど、
海外に長く住んでいたというようなのが、
私のバックグラウンドかなと思っています。
なるほど。
で、三角した経緯にもまさに繋がるんですが、
海外で育っている中で、
当然向こうからは日本人として見られて、
日本企業ってすごいよねと、
トヨタがあったり、ホンダがあったり、
ソニーがあったり、素晴らしい会社、
たくさん見出してるよねっていうのが、
私の幼稚園とか小学校とかの思い出なんですけど、
高校大学になるにつれて全く何も聞かなくなると。
で、あれって自分の国ってなんかそんなに、
最近は流行ってないのかなみたいなのを、
ちょっと感じながら育っていて。
で、その後にMBAにハーバードに行った時に、
そこってすごい教育を知ってまして、
ハーバードの教育のビジョンみたいなのが、
エデュケイティングリーダース
Who Can Make A Difference In The World
かっこいいっすね。
世界に影響を与えるリーダーを育てると。
本当に毎日のように、
じゃあお前はどうやってこの世界に影響を与えるんだっていうのを、
みんなに問い続けるんですけど、
これを2年間受けると、
自分はどうやって世界に影響を与えようかと、
本当に自分ごとのように考えるようになって、
03:01
その時にこの老いたちのことも思い出したりしながら、
やっぱり自分はこの大好きな日本という国に対して、
何かいい影響を与えたいと。
日本でやっぱ一番足りないのが、
新しくスタートアップが生まれてくる部分だなと、
いうふうに思って、そこに関わりたいと思って、
2014年に卒業と同時に入ってきたというのが経緯です。
もうじゃあ丸10年前ぐらいってことなんですね。
そうですね、もう10年ちょっと経ちましたね。
これ撮影時点が25年なので、
そうなるとおそらく以前もエムレさんには、
この番組に出ていただいたこともあると思いますし、
エムレさんがGCPさんに入ってきたタイミングとは、
足元のファンドってもちろん状況が全然違うのかなと思うんですけど、
近近の足元だと南郷ファンドで、
トータルすると会社全体で何億円のお金を運用しているっていうのは、
今GCPさんの規模感なんでしょうか。
はい、我々今一番新しいファンドが南郷ファンドで、
これが727億円。
727億。
飛行機みたいなんですけど。
727でやってまして、
これ我々としても過去最大のファンドになってます。
今アクティブなファンドが4つありまして、
4号、5号、6号、7号って全てアクティブなんですが、
この4つ合わせて今1200億円ぐらいを運用しているという状態。
7号相当大きいですね。
大きいですね。
全体1200億の727億が南郷ファンド単体なんですね。
それぐらいありますね。
ただファンドサイズはここ最近はどんどん大きくしてるんですけど、
実はファンドの投資ストラテジーってのは変わってなくて、
基本的には1ファンド35社ぐらい。
ほぼ全てリード投資。
投資用のエントリーでいうと、
大体プレAからAっていうのはずっと昔から変わってなくて、
大きく変わったところはファンドが大きくなった分、
大きな金額が投資できるということで、
それこそシリーズAの投資額も、
私が入った時は1億とかだったのが、
最近だとシリーズAで10億ぐらい投資するみたいなこともありますし、
この後ろのラウンドでB、Cでフォローする時に、
1社20億、30億っていう、
そういう投資もできるようになってきたっていうのは
大きな変化かなと思ってます。
社数と投資ステージが変わらない中で、
ファンドサイズが大きくなっていってるってことは、
フォロー投資金額がどんどん増えていってるってことなんですか?
それともさっきのお話で、
一番最初のエントリーの規模が、
マーケットの変化のせいで、
必要額が大きくなってるから、
ファンドも大きくなってるっていう感じなんですか?
両方かなと思ってて、
累計でフォローして投資していく投資額も大きくなってますし、
エントリーも大きくなってるっていうのもあるんですけど、
両方に左右してるのは、
ここ5年ぐらいで、
日本のスタートアップがより大きな規模を目指している。
200億、300億の上場ではなくて、
1000億を超えていこうとか、
世界に出て1兆円を超えていこうとか、
実際それを目指しているスタートアップも増えているし、
やっぱりそういう企業であればあるほど、
大きな資金が必要ということで、
我々の投資額のエントリー時も、
フォローも大きくなってるかなと思います。
なるほどですね。
ちなみに投資した後のコミュニケーションだと、
企業家の方ってGCPさんのような、
06:00
どういうコミュニケーションですとか、
どういう支援体制みたいなものを期待してると、
イメージとしてはバッチリなんでしょうか?
先ほど我々ほぼリードしかやらないというふうに申し上げた通り、
特にシリーズA以降でリード投資すると、
まず誰か社外取締役として、
うちのメンバーをその会社にアサインします。
ちゃんと入っていかれるんですね。
多くの場合、外部のVCから初めて、
社外取締役を受け入れるラウンドになるかなと思ってて、
それこそ我々が投資したタイミングで、
今までなかった取締役界みたいなものを作ったりするところから入っていきます。
日本の場合、取締役界が大体月に1回あるので、
これがある意味1つのペースメークになっていて、
毎月その会社の状況の議論したりだとか、
その時の課題というのをいろいろ議論したりとかしています。
これが月1の取締役界なんですが、
多くの場合スタートアップってペースがすごい早いんで、
これだけだと間に合わず、
必要に応じて何か2週間に1回だとか、
もしくは特別なアジェンドを切り出して、
例えば我々でよくやるのが採用とかがすごく投資先の成長において重要なので、
採用というテーマだけ切り出した採用ミーティングみたいな、
そういうものをやったりするっていうこともありますね。
なので頻繁な会社だと、
下手したら2,3日に1回は何かしらのコミュニケーションを取ってるぐらい近い距離感でやってます。
今、担当者の方がおそらく社外取りとして、
しっかり深くハンズオンというか、
深く本当に関わっていくというお話は聞けたと思うんですけど、
GCPさんとして他の部分で投資先をサポートする機能とかってお持ちなんですか?
実は我々3つのレイヤーで考えてまして、
1つ目のレイヤーがまさにGCPキャピタリスト、
投資チームがボードに入ったりだとか、
日々いろんなコミュニケーションしたり、
顧客の紹介したり人材の紹介したりして支援するというところですね。
場合によっては1対1で飲みに行くみたいなものも含めて、
とても密にやってるのが1つ目。
2つ目が我々GCPXというチームを持ってまして、
これは海外だとプラットフォームチームって呼ばれたりするんですけど、
投資先の成長だとか支援のための専門チームです。
いいですね。
我々今ここが5人いまして、基本的に全員人材のエキスパート、
もう本当にエグゼキティブレベルの採用を支援する人もいたりだとか、
エンジニアの採用だとか、いろんな採用、もしくは採用体制を作るため、
今まで月1人2人採用だったのを、
どっかのフェーズから月10人採用しなきゃいけないみたいな
フェーズが投資先に来るので、そこの採用体制作りをするメンバーがいたり、
ここが僕らの2つ目のレイヤーですね。
3つ目がコミュニティを通じたサポートなんですけど、
GCPってGlobisグループの1つのメンバー企業でして、
Globisグループには他にもG1カンファレンスという、
ありますね。
日本版ダボスって言われたりもするんですが、
前回やった時は大臣が2人お越しいただいたりだとか、
09:01
本当に大臣クラスの政治家の方とか、大企業のCEOとか、
あとは教授とか、いろんな方が集まるコミュニティがあるんですけど、
そこに僕らの投資先の社長も行ってもらったりとか、
あとはGlobisが経済学院をやってるので、
ここの経済学院とコラボして一緒にイベントして、
場合によってはここから採用が決まったりだとか、
経済学院に行ってる方ってどっかの企業で働いている方が多いので、
場合によってはその会社と授業が進んだりだとか。
経済学院の受講生がハブになってくださるみたいな感じ。
そうなんですよ。
そんなことあるんだ。
大体おそらくボリュームゾーンが30代なのかなという方々で、
どっかの企業に所属しながら夜7時から学校に来るという方が多くて、
新しいことがやっぱり好きな方々なので、
DXとかスタートアップとかっていうのをつないでいただけるっていう。
あともう一つが企業研修をやってるチームがありまして、
ここはもうほとんど日本の大企業であればお客さんなんじゃないかなというふうに思うので、
ここのたまにネットワークも使わせてもらって、
投資先を紹介するみたいなこともやってます。
このコミュニティっていうのが一番外側のプレイヤーっていう感じですね。
この3つで基本的にできることは何でもするという形で、
投資先がしっかり大きな会社になるような支援っていうのをやってます。
今の投資先支援チームみたいな機能で、
大型のシリーズA前後ラウンドを主戦場としているVCさんであれば、
結構持っていらっしゃる方も多いのかなと思うんですけど、
僕の勝手なイメージ、バイネームで言っちゃうと、
例えばグローバルブレインさんとかって、
必ずしも全部の投資先に今GCPXさんたちが関わってるわけじゃないっていう認識をしてまして、
GCPさんの場合はすべからく投資先であれば、
すべて皆さん活用することができるっていう感じなんですか?
2種類ありまして、全投資先に提供している、
これなんかイベントだったりだとか、
スラックのコミュニティがあったりだとかっていうものと、
我々ディープダイブって言うんですけど、
特定の投資先に特定の期間だけ、
この5人のうちの何人かが深く入っていく。
多くの場合、これってその会社が非連続な局面に入っているとき、
それこそさっき申し上げた月1人採用から10人採用まで持っていかなきゃいけないとか、
分かりやすいですね。
なんか今新しいマーケットを、例えばアメリカを攻めるので、
アメリカの最初のチームを作らなきゃいけないとか、
なんかそういうここのとこグイッと支援できると、
企業価値が大きく上がるよねっていうタイミングで、
特殊部隊的に入っていき、
で3ヶ月後にまた引くみたいな、
そんな動き方をしたりもします。
なのでこの2種類でやってます。
もう一つ、我々2019年かなにGCPX立ち上げたんですが、
立ち上げる前の1年間で、私が結構アメリカに行って、
向こうのVC20社ぐらいと話してきたんですね。
でセコイアとかアンドリーセンとか、
そういう有名なVC話して、
アメリカだともう10年ぐらい前から、
そういうチームっていたんで、
何がうまくいってて、何がうまくいってなくて、
これを日本で我々がやるんだったら、
12:01
どういう特徴を持たせたいかっていうのを、
結構いろいろヒアリングしたりだとか、
向こうの人たちとディスカッションして、
作ったのがGCPXでして、
僕らがすごく大切にしているのは、
GCPの投資チームとGCPXはイコールだと。
これどっちが偉い、どっちが偉くないっていうのは全くなくて、
それぞれ専門性が異なるチーム。
GCPは投資全般だったり経営だったり、
GCPXはこの人の部分、物のエキスパート。
なのですごく対等な立場で情報も共有し合いながらやるってことは、
すごく気をつけて設計したところです。
ありがとうございます。
ちなみに今の年間35社ぐらいで、
727億円って、
さっきのGCPXさんは5人っていうメンバーだと思うんですけど、
キャピタリストの方々って何人いらっしゃるんですか、チームでいうと。
キャピタリストは今10人ですね。
年間がだいたい10から12社投資してて、
ファンド全体で35社。
なるほど。年間10から12社ぐらいは10人ぐらいでやってるってことですよね。
なんて言えばいいんだろう、選抜して投資していってるっていう言い方が正しいんですかね。
そうですね、しかも我々はパートナーだけではなくて、
全メンバーが投資できる。
すごい。
誰でもオーナーになれるので、
そういう意味で本当に10人で年間10から12社投資してるんで、
1人当たりに直すと1多くて2社、
それぐらいのペースで投資してます。
なので先ほど申し上げた、1社に対してたくさん時間が使えるっていう。
ちなみにそうなると企業家の方々とかって、
パートナー、キャピタリストの方々との関係構築って、
いつぐらいからしてれば適切なのかちょっと想像がつかないというか。
基本早ければ早いほど良くて、
例えば私のケースで言うと、
おそらく平均を取ると1、2年なんじゃないかなと思って。
平均でですよね。
平均でです。長いところはもっと長い。
それこそ起業する前からって方々ですし。
逆にないのはピッチイベントとかで初めましてで、
実は3ヶ月後にラウンドするんですよ。
で、そこから用意どんで、流出りして投資検討するっていうのはほぼ、
ゼロではないけどほぼないかな。
これはエムレスさんに限らず、
GCPさん全体としてもその傾向は取ってみれるって感じなんですね。
基本的には同じだと思いますね。
これはなぜかというと、我々がシリーズAが多くて、
リードで入るから、
ボードとして入る、社外取締役として入る。
これは僕らにとってもすごく大きな、
年に1社、2社しか投資しないのでとても大きなコミットメントですし、
あと同じくスタートアップにとっても、
誰がボードに入ってくるのかってものすごいクリティカルで、
これが全く相性が合わない人だったら、
もうこれほどの悲劇ってなかなかないと思うんですよ。
首にできない人を誰か雇ってしまったみたいな感じになっちゃうので、
お互いの相性がまず合うことがとても重要だと思うので、
やっぱりそこには一定の時間が必要だよねということで、
我々投資するのはプレーAが多いですけど、
大体そのもう1個か2個前のラウンドから、
もう創業期だったりシードぐらいからお話しすることが多いかなと思います。
その流れでいうと、
そういう検討プロセス、コミュニケーションフローだからこそ、
15:03
いわゆるアンチポートフォリオというか、
エムレスさんがこの10年強キャピタリストをやられている中、
投資業をやられている中で、
あの企業家さんは見逃しちゃったけど、
やっぱめちゃめちゃ投資するべきだったよねみたいな、
振り返るとスルーしちゃった人ってどんな会社さんがいらっしゃるんですか。
いい質問ですね。
ファンドとしては、まず我々も1996年からやってて、
シリーズAでリード取れるVCってそんなに日本数多くないんで、
基本的には上場しているスタートアップは、
どこかしらでお話したことあるかなというふうに思って。
さすがのリーチ力とブランド力って感じですね。
逆に言うとそれだけたくさん見逃してて、
上場している会社で我々が投資してない、できてなかったところは、
僕らいつもそこは悔やんでという感じですね。
なんで過去にサースの初期の会社というんですか、
そのサンサンとかフリーとかマニフォワードとか、
トランザクション系だとラクスルとか、
先日上場したタイミーとか、
あとはコンテンツ系だとVTuber系の、
エニーカラーさんとかカバーさんとか。
あと新しいカテゴリで宇宙の会社が何社か最近上場していますけど、
そこも我々入れてないので、
向こうが選んでくれるかは別として、
少なくとも自分たちとしては投資できてなかったので、
これは常に悔やんでますね。
ありがとうございます。逆に何か、
だからこそエムレさん、ないしはJCPさんが、
こういう企業家には投資したいよね、
ないしはこういう事業でも構わないですし、
ないしはこういう人はちょっとなかなかどうしても難しいかな、
みたいな観点とかってどういうふうなお考えがあるでしょう。
そうですね。一つあるのは、
とにかく大きなことをやりたいという方に投資したいというのがあって、
で、もう僕らはこのファンドのサイズの制約から、
基本的に1000億円以上の時価総額を上場なりのタイミングで付けれるかっていうのが、
僕らの投資の一つのクライテリアになっています。
それをしないと700億のファンドを、
僕はだいたい3倍にしなきゃいけないビジネスなんですけど、
2000億ってのは作れないんですよね。
まずはどれだけ大きな市場に対して、
どれだけ大きなことをやろうとしているのかっていうのが、
一つ重視しているポイントです。
逆に投資できないのはすごくいいチームで、
すごい良いプロダクトなんだけど、
どう考えても市場が小さいよねっていうところは、
上場してもファンドにインパクト与えるリターンにはならないかなってところで
見送ったっていうのは多いですね。
この動画の第2弾後編の方では、
エムレさんたちが具体でどういう会社さんに投資しているのかというと、
かなり深掘りをしていくので、
より具体的なイメージも企業側さんには伝わるのかなと思うんですけど、
こういう規模感以下だと、
なかなか小さなマーケットで難しいよね。
数字で言うとどんなものなんですか?
数字で言うと積み上げで、
1兆円という市場規模感を作れるかですね。
よくマーケットサイズ、タムの議論とかって、
トップダウンとボトムアップの話があると思うんで、
トップダウンで日本のGDPの5%だから30兆ですみたいなのは、
あんまり意味がない数字だと思ってるんですけど、
18:02
逆に対象顧客が、
このぐらいの規模感のお客さんで、
1社あたりこのぐらい払ってくれるから、
かけることの日本には何社あるから、
いくらぐらいで積み上げで売り上げになると思いますっていう。
僕らはこっちの見方の方が好きで、
この見方で1兆円を例えば作れるかっていうのは、
一つのクライテリアかなと思って。
これが日本国内で1兆でもいいですし、
グローバルにも展開していける可能性があるんだったら、
グローバル市場入れて、
1兆でもどちらでもいいなと。
ありがとうございます。
ぜひその規模感を目指している企業側さんとかは、
しかも早いうちからコミュニケーションしていただくのが、
いいのかなと思うんですけれども、
改めて総括に入っていければと思うんですけど、
GCPさん、企業家さん目線で言うと、
GCPさんを選ぶ、株主として選ぶべき強みとか特徴とかって、
どのあたりに整理されるんですかね。
企業家目線だと、
とにかく長い時間をかけてでも、
大きなことをやりたいという方は、
我々そういう方にとって一番いいファンドでありたいという風に目指して、
いろいろ設計しています。
時間軸で言うと、ファンドは10年ですし、
場合によってはエクステンションというのもありますし、
あとは追加投資もできるキャパシティを持っているファンドだし、
先ほど申し上げた人材の支援とかもできるので、
2,3年でクイックに何か成功を作りたいではなく、
10年かかっても20年かかってもいいから、
とにかく大きなことをやりたいという方に
と組みたいなという風に思っているのが一つ。
もう一つが、やっぱり心と心を通わせるっていうのが、
VCという企業家においては重要かなと思っていて、
事業計画通り行くことなんて基本的にないじゃないですか。
そんな簡単な世界じゃないんで。
当然それはVCも分かっていますという中で、
いい時も大変な時もいろんなことを相談して話し合って、
ある意味兄弟というか仲間というか、
そういう関係になれる方と我々ご一緒していきたいし、
向こうからもそう思っていただけるといいなと。
なのでよくワンオンとかで話す話題も、
必ずしも仕事だけじゃなくて、
結局家族とかプライベートとか、
もうそこを含めた。
その距離感なんですね。
その距離感で10年一緒にやっていきたいという方と
組めるといいなと思います。
そうなると年間1社多くても2社いかないよねっていうのは、
すごく結果論としては伝わるような気がしますし、
そういう中でもGCPさんとして、
修練すると大きいマーケットって話になるんでしょうけど、
注目しているような技術要件ですとか、
業界とかサービスとか。
エムレさん個人の話でも構わないですし、
どういうところを今探しているとかってあるんですか。
2つの軸があって、
1つがやっぱり日本で巨大なビジネスになるかどうかですね。
日本って世界的に見てGDPが割合というと小さくなってきているとはいえ、
まだ世界の4%のGDPありますし、
経済規模で言っても今4位とか5位とか、
大きい国なんですよ、実はすごく。
だから日本市場でまだ全然アップデートされてないだとか、
もしくはアメリカとか中国で流行ってるけど日本にないもの、
でも日本市場取れればかなりのビジネスになると思ってまして、
21:02
こういうところに投資していきたいなと思っています。
これファンドはもうジェネラルファンドなので、
どんな領域でもやります。
中でも私はB2Bが多いので、
私はやっぱりDXとか、
そういうところで大きな産業でまだ変革が十分になってないところ、
っていうのを投資していきたい。
これ1つの軸ですね。
もう1個がグローバルに出てきるところ。
これはやっぱり日本が強みとしている領域。
ロボットだったり、コンテンツだったり、
もしかしたらゲノム編集だったり、
そういう特定の領域で、
日本が世界に誇るテクノロジーってまだまだあるので、
そういうところで世界に羽ばたいていくっていう会社に
投資したいなと思っています。
ありがとうございます。
最後にGCPさん、内緒はEmreさんとして、
GCPのパートナーでもいらっしゃると思うので、
今後成し遂げたいこととか、
今後の展望について是非、
起業家の方向けにカメラ目線で
メッセージをいただければと思いますが、
お願いしてもいいでしょうか。
はい、わかりました。
私としてもしくはGCPとして成し遂げたいこととしては、
日本を次のステージに進めたいっていうのはあります。
日本の今のスタートアップエコシステム、
約30年の歴史があって、
それぞれの世代で徐々に大きな大きなことが
できるようになってきてるんですけど、
今でいうと1兆円の壁だとか、
もしくは世界展開の壁ってのがまだあるかなと思うので、
これを我々の世代で乗り越えて、
より強いスタートアップエコシステムを
次の世代に託していきたいっていうのを、
私とかファンドとしてはやっていきたいと思うので、
そこに共感する方と
是非ご一緒できると嬉しく思います。
創業初期のスタートアップの資金調達なら、
ガゼルキャピタルにお任せください。
投資、融資、補助金、助成金、
何でも相談できる資金調達の窓口、
公式LINEからご相談いただけます。
概要欄のURLから是非お問い合わせください。
是非第2弾後編の方では、
かなり突っ込んだ投資先の
なんで投資したんですかシリーズみたいな感じで
今言っているので、
お伺いして3者深掘りをしていければと思っておりますので、
是非ミノガさんもお見逃しのないように
チャンネル登録を通してお待ちいただければと思います。
それでは皆さん次回もお会いしましょう。
さよなら。
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