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2025-08-27 22:57

なぜこの起業家が選ばれた?投資事例から学ぶ”選ばれる理由”とは 【グリーベンチャーズ 相川真太郎 vol.01 】

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※2025年7月28日のYouTube動画を同時配信しています。

本動画では、グリーベンチャーズ代表・相川真太郎氏にご登場いただき、創業初期のスタートアップに向けた投資方針・強み・事例などを徹底解説!


✅ どんな起業家に出資している?

✅ シード〜アーリー期で重視しているポイントは?

✅ 実際の投資事例(小売DX・物流DX)の詳細

✅ グリーグループとしてのVCネットワークの活かし方

✅ 今後の注力領域と、第3号ファンドの構想とは?


など、これから資金調達を考えている起業家にとって役立つリアルな情報が詰まっています。


「グリーベンチャーズってどんなVC?」

「自分のスタートアップは対象になるのか?」

そんな疑問をお持ちの方は、まずこの動画をご覧ください。


【動画目次】

ダイジェスト

今回のテーマ

ご経歴・事業内容

投資ラウンド・規模

投資領域・市場

投資後のサポート

投資先①株式会社Stack

投資先②株式会社Univearth

アーリー期に投資する理由

起業家へメッセージ


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◯石橋孝太郎 Gazelle Capital株式会社-代表取締役/代表パートナー

X(Twitter)▶︎https://x.com/kbridgestone  

Facebook▶︎https://www.facebook.com/koutaro.ishibashi.25

2016.11 クルーズベンチャーズ株式会社を創業。

取締役として、コーポレートベンチャーキャピタルの設立と運用に従事。

同社にて創業初期の起業家を中心に投資活動を展開した。 

その後同社を親会社に合併させたのち、退職。

2019年5月にGazelle Capitalを創業。

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◯相川 真太郎 グリーベンチャーズ株式会社 代表取締役社長

X(Twitter)▶︎https://x.com/shintaroaikawa

公式HP▶︎https://gree.vc/

早稲田大学卒業後、アンダーセンコンサルティングにてITコンサルティングに従事。

2000年、B2Bマーケットプレイスを運営するプロトレードに参画後、M&Aにより楽天に入社。

楽天では執行役員として開発部門、経営企画部門を担当。

2010年グリー株式会社(現 グリーホールディングス株式会社)に入社し、GREE Platform事業の立ち上げ、社長室等を担当。

2020年にグリーベンチャーズ株式会社を設立、代表取締役就任。

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#スタートアップ #ベンチャーキャピタル #資金調達 #ベンチャー投資 #起業家 #起業 #投資 #GREE #グリー

サマリー

グリーベンチャーズが取り組む日本発のユニコーン企業の育成とベンチャーエコシステムの発展について、相川慎太郎氏が自身の経験を基に語ります。スタートアップ投資の戦略や具体的な投資先の事例が紹介され、投資家と起業家の関係性にも触れられます。今回のエピソードでは、ユニバースというトラック運送業向けの受発注管理システムを提供する企業について、その特徴が語られています。相川慎太郎氏は、スタートアップの投資家としての視点から、特に中小企業をサポートする視点の重要性を強調しています。また、日本発のユニコーン企業を生み出すための投資戦略についても語ります。特に、野心ある若者や特定の業界での経験を持つ人材への投資の重要性が強調されています。

グリーベンチャーズの理念
日本発ユニコーンを作るということとですね、あとベンチャーエコシステムを発展させていきたい、これをしっかりと実現していきたいなというふうに思っています。
ブリーベンチャーズを起業家さんが選ぶべき強み。
ブリーグループとして、たぶんですね、ベンチャーが来たら本当に長く投資の方をさせていただく。共同的な形で投資をさせていただく。
実際にどういう投資先がいらっしゃるのか。
非常にですね、魅力的な方がいるので、写真家を目指していってですね、
その後ですね、職人トラックの運転手などですね。
だいぶ変わってきた。
そうですね。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ投資TV、ガズレレキャピタルの石橋です。
今回はですね、グリーベンチャーズ株式会社代表取締役社長の相川さんにご出演いただいておりますので、相川さん今後からよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
今回の動画はですね、この動画さえ見れば、グリーベンチャーズさんから今後出資を受けたい企業家さんがですね、
まあ全部わかるだろうみたいな動画にしっかり仕上げていきたいと思っておりますので、
具体的な投資事例ですとか、どういうスキームでどういうサイズでやってるみたいなところも全部、
お伺いしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
早速なんですけど、まず簡単にだけ相川さんに自己紹介というか、触れていただければと思うんですけれども、
簡単にご経歴を伺っていいですか。
グリーベンチャーズの相川慎太郎と申します。よろしくお願いいたします。
私はですね、新卒でコンサルティングの会社アクセンチャーのほうに入りまして、その後ですね、スタートアップのほうで仕事をしています。
2000年からですね、ITベンチャーのほうで仕事をさせていただいているということになります。
その会社ではですね、サーバーデータベースの構築からですね、
ウェブアプリケーションの構築まで私のほうでやっていたということがあります。
その後ですね、その会社については楽天さんに買収してもらいまして、楽天さんにはですね、10年間お世話になりまして、最初の5年はですね、開発の部門におりました。
開発の部門で楽天の会員システムであるとか、検索エンジン、あとはアフィリエット事業のですね、プロダクトマネージャー的な仕事のほうをしていました。
後半5年はですね、経営企画の部門でBPR担当の執行役員という立場でですね、管理会計の導入であるとか、情報システムの責任者、そういう役割のほうをやっていました。
グリーにはですね、2020年から在籍しておりまして、グリープラットフォームという新規事業ですとか、ロビー活動で業界団体の立ち上げなどですね、そういうことをやっておりまして、
投資事業にはですね、2014年くらいから関わっているという形になります。
2020年からですね、グリーベンチャーズという法人を立ち上げまして、そちらでファンド形式でですね、ベンチャーキャピタルへの投資ですとか、スタートアップへの投資、そちらのほうを行っているということになります。
投資戦略と具体例
今、ファンド形式でグリーベンチャーズさんとしてやってらっしゃるという話がありましたけれども、今まででいうと累積、いくらぐらい運用されていらっしゃるんでしょうか。
そうですね、スタートアップ投資に関しましては、1号ファンド、2号ファンド、今までやっておりまして、合計で45件という形になります。
直近だと3号ファンドを作られるというところなんですかね。
そうですね、今年の後半以降ですね、3号ファンドの立ち上げに向けて準備、ファンドレイズの方も進めていきたいと思っています。
今回から3号からですね、今まではグリー株式会社の資金でやってきたわけなんですけども、今後は外部の投資家様からもですね、資金の方を集めさせていただきまして、
ファンド活動の方を強化していきたいというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
じゃあ相川さんご自身もそれこそファンドレイズをしていくという感じなんですね。
そうですね、そういう形になります。
ありがとうございます。ちなみに今までとこれからみたいなお伺いの仕方になるかもわからないんですけれども、
このグリーベンチャーズさんとしてのファンドの投資戦略でお伝えするならば、どういうラウンドでどういう規模感の投資をされることが基本的には多いイメージなんでしょうか。
そうですね、この辺についてはこれまでとあまり変わらないというふうに考えているんですけども、基本的にはシードアリーを中心に投資の方をさせていただきたいと思っています。
バリエーションとしてはだいたい5億円から15億円ぐらいを中心にですね、おおよそ持ち分としては5%程度ということでやらせていただいてますので、数千万から1億円前後で投資をさせていただくことが多いです。
めちゃめちゃ具体的だなと思うんですけど、なんでそういうバリエーション間で5%前後みたいな戦略が落ち着いた理由とかって何かあったんですか。
そうですね、我々の特徴としてはファンドオブファンズ、他のVCベンチャーキャピタルさんにも投資をさせていただいておりまして、そちらの皆さんと連携をさせていただきながら投資をさせていただくことが多いです。
そういう中でですね、あまりにもリードにこだわりすぎるとなかなかうまくいかないという部分もありまして、持ち分についてはある程度抑えながらですね、皆さんと連携しながらやらせていただくと、今のところそういうスタンスで投資の方をさせていただいてます。
具体的に第2弾の動画で、まさにグリーベンチャーズさんのFOFですとかファンド投資の戦略というところも具体ではまた別の中尾さんと高橋さんで別の方にご出演いただきながらお伺いもしていければと思っているので、そちらはそちらでまたご覧いただければと思っております。
はい、ぜひよろしくお願いいたします。
もうちょっとグリーベンチャーズさんの直接投資というかスタートアップ投資の方にお伺いしていければと思いますが、領域とかいわゆる市場ですね、そういったところってこだわりとかってあられるんですか。
そうですね、基本的にはIT領域を中心にやらせていただいてます。それは他の領域がダメっていうよりはですね、我々のキャピタリストがそちらの方に通じている人間というのは多いので、そうなっているというのは実際のところかなというふうに思っております。
ちなみにグリーさんが当然親会社にいらっしゃると思うんですけど、これは関係ないというか普通に考えれば2C向けのビジネスをイメージすごくやってらっしゃる会社のイメージなので、そちらと相性がいいエンタメとかコンシューマー向けビジネスの方が投資しやすいとかっていうのがあるのかなと勝手にイメージ持ってしまうんですけど、それは全然違うって感じなんですかね。
そうですね、我々としては準投資で投資の方をさせていただいておりますので、グリーの本業そういうところとのシナジーを目的とした投資というのはやっていないというのが実際のところです。しかしながらですね、我々としてはとにかく優秀なスタートアップの方に投資の方をさせていただいて、結果としてですね、グリーやその他のIT企業の皆さんと連携をしていくと、そういうことについてはしっかりとお手伝いしていきたいと思ってますので、
グリーとの連携自体もですね、近い領域で行く方であれば全力でですね、バックアップの方をさせていただきたいと、そのように考えてます。
理解です。逆になんかこれ見ていただいている企業家の方、実際グリーベンチャーさんから出資受けられた場合とかだと、何でしょう、追加投資についてとか、その投資を受けた後のコミュニケーションってどういうところを期待していると、なんかイメージギャップなかったりするんでしょうか。
そうですね、我々としては必ずしもですね、ハンズオンでサポートの方をさせていただくというわけではなくて、必要に応じてサポートさせていただくということをやらせていただいてます。
基本的にはですね、営業であるとか、営業のお客さんの紹介であるとか、人材の紹介であるとか、そういうところについてサポートをさせていただくことというのが多いかなというふうに思ってます。
我々とご一緒させていただいて、非常に顕著な成長をされている会社さんに関してはですね、フォロー投資、追加投資の方もさせていただいているという形になります。
その場合は先ほどお伝えいただいた5億から15億というのは、少し既存投資先の追加投資であればまた違ったレギュレーションがあるという認識だったらしいですね。
初回投資に関して5億円から15億円を中心とさせていただいておりまして、その後ですね、に関してはバリエーションについては特に制限なくというかですね、そういう形でやらせていただいてます。
最大投資額を誇っているような投資先の方って累積でいくらぐらい投資されているとかってわかります?
まあでも我々はですね、ファンドサイズっていうのは限定的でありますので、一番多いところで2億円ちょっとというところかなと思います。
そのファンドのサイズ間で2億ってなると相当気合の入っている投資先ってことですよね。
そうですね。非常に期待しているところになりますので。
ありがとうございます。実際にどういう投資先がいらっしゃるのかっていうところの具体のお話もちょっと踏み込んでお伺いしていきたいと思っているんですけれども、
早速まず一社、愛川さんの方からいろんな投資先の方いらっしゃると思うんですが、具体の投資先の社名といつぐらいに投資されていくらぐらい投資してみたいなところをまずは教えていただいてもよろしいでしょうか。
そうですね。まずSTACKという会社さん、福田さんという通称というかゆずしおっていうのに呼ばれているんですけれども、
基本的にはですね、小売向けのクラウドでの基幹システムとそういうものを提供しています。
重たそうですね。
そうですね。非常に大きな会社さんにもですね、ご採用いただいているという形になっています。本当にエンタープライズ向けの会社さんにもご利用いただいています。
ってなると、そういう業界にむちゃんこ詳しい創業者がゆずしおさんって感じになるんですか。
今はですね、詳しいですね。
もちろん。
ただですね、実際我々が初期に投資したときは、事業内容もちょっと違ったんですね。
受発注管理システムの重要性
もともとはですね、ノーコードでスマホ向けのネイティブアプリを提供する。
全然違いました。
EC事業者さん向けにですね、ベースさんであるとかショッピファイさんであるとか、それぞれのEC事業者さんがマーケットプレイスではなく個別のECサイトを立ち上げると。
そういう文脈の中で、ノーティフィケーションなどが可能なネイティブアプリを作ることによって、
顧客との接点っていうのを強化、継続的にしていこうと。
そういうトレンドの中でですね、この会社さんは非常にいいなというふうに思って投資をさせていただいたというところがあります。
ただですね、ゆずしおさんの方でですね、お客様の課題って何なのっていうのを深掘りをしていく中で、
それ以外にもですね、もうちょっと大きい課題があるよねということで気づいたところが機関システムである。
そういうところに気づいて、彼としてはそこを深掘りをしていくということになったのかなというふうに思っています。
実際ですね、そういう大手の小売さんとかっていうのは、もう30年とかですね、使っているような機関システム。
そういうものをやられていて、しかもEC事業だけではなくて、実店舗。
そういうところでPOSシステムなどとも連携しながらですね、事業の方を進めていただいているわけなんですけども、
そちらに関してやっぱりこうシステムが古くなってくると、やっぱりその柔軟性であるとかコスト、
そういうところで課題が出てくるというのが実際のところかなと思います。
特にですね、ECであるとかそういう領域になってくると、言ってみるとですね、
ライバルっていうのはAmazonであり楽天でありZOZOさんなわけですよ。
そういう会社さんと競争していかなければいけないのに、やっぱりそこで重厚長大な既存のSIRさんが作ったようなシステムだと、
なかなか柔軟性。そういうところで追いついていかないというところがあってですね、
そこのところを解消できるというふうにやられているのがSTACKさんが提供しているサービスかなというふうに思っています。
ユニバースとその経営者
今のお話だと最初に投資されてからある意味ピポッとされて、さらにその上で追加投資したっていう感じなんですか?
そうですね。もともとですね、やってる事業って今もやられていて、
それをやることによって非常にカジュアルな形でお客さんの機関システムのお客様のリードが増えてるんですよ。
その中で特に売上規模が大きかったりペインが大きいところ、そこからお声掛けをして、
クラウドの機関システムの方を導入をお願いしているというか、そういうコミュニケーションをしているということかなと思っています。
先ほどゆずしおさん、今となっては業界に詳しいみたいなお話もいただきましたけど、もともとはそれこそ、
先ほど相川さんからお話があったように、ファンド投資をしていらっしゃるLP投資先のVCさんからのご紹介だったりとか、
どういったところでご縁いただいて、どういうプロフィールの方だったんでしたっけ?
そうですね、ゆずしおさんはですね、我々が投資した時は年齢が22とか23だったと思います。
もともとはメルカリなどでもお仕事をしていて、
企業したタイミングでイーストベンチャーズさんからの資金を受けていて、
我々もイーストさんからのご紹介で、本当に最初はランチなど行く関係からですね、
コミュニケーションの方を開始させていただきまして、非常にプロダクト開発能力がある人だなと思ってですね、
投資の方をさせていただいたという流れになります。
非常にある意味スタートアップライクな方というか、そういうコミュニティの中にいらっしゃった方ってイメージなんですね。
そういうことになるかと思います。
ありがとうございます。
ちなみにぜひ第2社というか、2社目の事例についてもお伺いしていければと思うんですが、
今ゆずしおさんがだいぶスタートアップライクな、フレンドリーな業界の方だったので、
ぜひちょっと違う業界の方も、もしいらっしゃれば。
そうですね、非常にですね、魅力的な方がいるので、そちらについてお話しできればと思うんですけども。
一旦社名とか、どんなラウンドでとか。
ユニバースっていう、これは大阪にある会社なんですけども、そちらの谷口さんという社長がやられている会社です。
こちらの方はですね、ウェブのホームページ制作会社みたいな会社の方を立ち上げまして、
ご自身もエンジニアをやられているという方になります。
ちょっとよくわかんないんですけども、写真家を目指していてですね。
その後ですね、長距離トラックの運転手などですね、そういうご経歴を持っている方です。
だいぶ変わっている。
そうですね、だいぶ変わっている方ですね。
こちらの方はですね、去年2024年の春ぐらいに登場させていただきまして、
トラック運送業向けのですね、受発注管理システム、そういうものを提供している会社になります。
本当にもう小規模なところからですね、中規模ぐらいのところのトラック運送会社さんをサポートしたいと、
そういう思いで立ち上げられた会社さんでして、
これまではですね、やっぱり大企業さん向けのシステムであるとか、
そういう視点に基づく受発注管理システムなどっていうのは、かなり昔からあったりします。
それだとなかなか中小企業さんをサポートすることになりづらいんじゃないか。
そういう考えに基づいてですね、今回のユニバースさんという会社を谷口さんが立ち上げられたと。
そういう形になります。
ある意味プロフィールの中でも触れていらっしゃると、だいぶ変わったところである。
トラック運転手さんを自分でやっていたからこそ、気づいているというか、業界の詳しさがあるっていうタイプの人なんですかね。
そうですね、それがすごくあるなと思っています。
やっぱりその業界の知識っていうのも、いろいろなレイヤー、いろいろな見方っていうのがあると思います。
やっぱりその大企業であるとか、コンサルタント企業が入るような、コンサルティング企業が入るようなクライアントから見た大企業目線での見方っていうのはありますし。
あとはその本当に小さな中小企業から見た目線っていうのもあると思います。
今回のユニバースについては、中小企業をサポートできるような、そういう視点でやられているのはですね、一つの特色としてはあるのかなというふうに思っています。
こちらのコンセプトとしては、誰も置いてけぼりにしない物流のDXを進めると。
投資の基準と特徴
そういうコンセプトが非常にいいなと思って投資をさせていただいた次第です。
ありがとうございます。
ちなみにやはり投資をされるということは、投資委員会だとか、おそらくグリーベンチャーズさんとしての投資仮説みたいなところも当然あられるのかなと思うんですけど。
グリーベンチャーズさんとしては今後どういう課題感なのか、どういうふうな成長仮説みたいなところがあって、
アーリーフェーズで投資の意思決定されたっていう感じだったんでしょうか。
そうですね。まずですね、やっぱり市場規模が極めて大きいですよねというところと、
あとはその事業主体っていうのがかなり分散していると。
ロングテールですよというのが非常にあるので、
誰か大型のプレイヤーであったとしても、その人たちが入れたからといって業界全体が変わるものでもない。
そういうのが特色としてはあるかなというふうに思っています。
ですので、こういう領域においてはプラットフォーマー事業というのを取れる人っていうのがかなり難易度は高いんですけども、
そういうものをやれる人っていうのが必要だと思っていて、
それが実現し得る技術的な創業と中小企業の人たちを巻き込めるようなキャラクター、人柄、人間関係、
そういうのは非常にあるんじゃないかなと思っています。
この谷口さんっていう経営者が本当に魅力的で、非常にチャーミングなんですね。
この人はいろいろな業界の重鎮であるとか、そういう人たちにちゃんとコミュニケーションできて動かし得るんじゃないか、
そういう仮説に基づいて投資をさせていただきました。
結構谷口さん努力作、顧客検証というかニーズ検証もされてらっしゃったんですよね。
チャーミングで開発できるだけじゃ全然ない人って感じなんですもんね。
そうですね、ちょっと象徴的な事例としてはですね、やっぱりこのサービスってどうかな、いけてるかなっていうのはですね、
やっぱりそのユーザーインタビューっていうかですね、お客様の声に耳を傾ける必要があると思うんですよ。
これがですね、当然のことながら、ウェブによるサーベイとかではないわけですよ。
じゃあね、ズーム会議で人を集めてやるとかですね、ウェビナーでどうとかってそういう話でもないわけですよ。
彼はどうやってそのトラック運転手さんの声を集めたかっていうとですね、
例えばその高速道路のサービスエリアとかですね、あとは倉庫に入庫するためにトラックが待ってる。
そういうところにですね、彼は現れまして、トラックの近くに近づいてですね、運転手さんにドアコンコンって叩いて、
ちょっと僕最近こういうことやってるんですけども、これってどう思います?っていうですね、そんな感じで意見を集めていったっていうですね。
めちゃめちゃいいですね。
そういうエピソードもあったりしますので、非常にこう他の人ではなかなかできないというのがあるかなと思います。
改めて今どんな会社さんに投資をしていらっしゃるっていうのをだいぶ理解ができたんですけれども、
グリーベンチャーズを企業家さんが選ぶべき強みとか特徴みたいなところって相川さんから見るとどんなところになったりするんですか?
そうですね。他社と異なる我々の特徴とか強みとしてはですね、
一つは私自身がプロダクト開発であるとか情報システム含めたインターネット事業会社での経験っていうのは非常に長くありますので、
そちらをしっかりと生かすことが可能かなというふうに思っています。これが一つです。
もう一つがグリーベンチャーズ、グリーグループとして、他のベンチャーキャピタルさんに本当に長く投資をさせていただいています。
投資戦略の強調
もう15年くらい投資をさせていただいていますので、そちらの関係性っていうのは非常にありますので、
そちらをうまく使って共同的な形で投資をさせていただく、そういうのは非常に効率的に事業をやらせていただいているなというふうに思っています。
講談で愛川さんから、ぜひ今後ちょうどサンゴーファンドも作られるタイミングだと思いますので、
注目している領域ですとか市場とか、こんな企業から投資したいよねみたいなところをぜひお話しいただければと思うんですけど、どんなファンドですか。
技術サービスっていうのも非常に重要だなと思っているんですけども、あとはやっぱり誰に投資をしたいのかっていうところかなと思っています。
これは2つあるなと思っていて、1つは非常に野心を持った若者、それでいていろんな価値観であるとか、そういうのが合う人にしっかりと投資をしていきたいなというふうに思っています。
これは本当に先ほど話した福田さんのパターンですね。
もう1つは長く事業会社で仕事されていて、特定の業界における深い知識であるとか経験、人間関係、そういうものをお持ちの方とご一緒したいなと思っています。
先ほどのユニバースの谷口さんなどにも共通する点かなというふうに思っています。
すごく課題意識としては優秀な若者に対しての企業であるとかスタートアップ、そういうものの浸透っていうのは一定のレベルまで来たのかなというふうに思っています。
この20数年かけてうまく社会が良くなってきたかなというふうに思っているところです。
ただ事業会社にお勤めの方で、日本とか世界を変えるポテンシャルっていうのを持っている優秀な30代とか40代の方、こういう方がまだこの企業であるとかスタートアップ、そういうところにまだまだ入ってきてくれていないなというふうに思っているので、
ここを何とか変えたいなと思っていますし、そういう方をうまく発掘していきたいなというふうに考えています。
ありがとうございます。ぜひ最後に企業家の方とかこれ見ていただいている方向けんですね。
グリーベンチャーズとして、それこそ今後、さっきお伺いしたところだと個人GP制度みたいなのが入ってくる中で、より相川さんとかチームの皆さんのコミットメントとか角度も上がってくるところなのかな、覚悟も上がってくるところなのかなと思いますので、
どういうところを達成していきたいよねとか、こういうところを成し遂げていきたいよね、だからこういう企業家ぜひ連絡くださいみたいなところをちょっとメッセージを最後、ぜひカメラ目線でいただければと思います。
そうですね。まずグリーベンチャーズのお題なんですけども、日本発ユニコーンを作るということと、あとベンチャーエコシステムを発展させていきたいと、そういうのがお題だと思っておりまして、これをしっかりと実現していきたいなというふうに思っています。
この後、これまではグリーの資金だけでやってきたわけなんですけども、今後外部の投資家さんからも資金を受け入れて活動のほうを強化していきたいというふうに思っています。
この資金もしっかりと活用しながらスタートアップの皆さんをしっかりとサポートしていきたいなと思いますので、ぜひ野心を持った若者ですとか、あとは特定の事業領域に対してしっかりとした見識をお持ちの方は、そういうことについてはぜひご視聴したいと思いますので、お声掛けのほどよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。ぜひですね、第2話の方も見ていただければと思いますが、2話目の方はグリーベンチャーズさんが戦略的にも15年間もやられてきていらっしゃるLP投資ですとか、それこそそこから進化したFOFファンドについてお伺いをしていきたいと思っておりますので、特に事業会社の方ですとか、内緒はどういう仕組みでどういうふうにこのVC産業成り立っているのかということを知りたいような企業家の方、日誌かもしれないですけど、ぜひ見ていただければなと思っております。
それでは相川さん、第1弾のご視聴ありがとうございます。
どうもありがとうございました。
ぜひ皆さんも次回にお見逃しのないようにチャンネル登録とグッドボタンも押しておいていただけるとありがたいなと思っております。
それでは次回もお会いしましょう。さよなら。
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