植えていくプレイヤーの課題を解決する、【ALPHA 正人 vol.02】の、「なんで投資したの?」シリーズというところで。
アチルダが目指しているものっていうのは、家庭の幸せをすごく考えてるんですよね。経営人の柔軟な発想、試行錯誤、経営に対するすごいコミット、この辺りはすごいな。
移動手段としての車っていうのは、ほぼ近い将来、自動運転の車に変わっていく、個人として注目しているのが、東洋医学の領域っていうんですよ。
東洋、漢方とか? そうですね、新旧とか。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ投資TV、ガズレレキャピタルの石橋です。
今回もですね、前回に引き続き、【ALPHA 正人 vol.02】の田中さんにご視聴いただいておりますので、今回もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回はですね、【ALPHA 田中さんのなんで投資したの?】シリーズというところで、いわゆるカッコつけてインベストメントハイライトとか呼びますが、
ALPHAさんまだ言うて、先週先々週ぐらいに200億円ファンドの1号ファンドのファイナルクローズを終わりましたというプレスリリースを出したばかりだと思うので、
田中さんの御前職時代の投資先のなんで投資したの?っていうところも踏まえて、田中さんのイズムとか、ALPHAさんの投資思想みたいなところが企業家の皆さんに伝わればなと思っておりますので、
ぜひ合計3社かな、おそらく取り上げることになると思いますので、最後までご覧いただければなと思います。
じゃあまずは1社、社名とどんな事業をやっている会社さんなのかみたいなところから触れていただければと思いますが、いかがでしょう。
1社目は、2年ちょっと前に出生させまったマチルダさんというですね、
何やってる会社なんですか?
夕食のテイクアウトサービスをやっている会社で、主には共働きの世帯向けに最寄りの駅で事前に注文した夕飯のおかず類を自宅に持って帰れるというサービスをやっている会社です。
それだけ聞くとお惣菜屋さんやんて、なんか1本目でプロVCの田中さんからすると、なんでお惣菜屋さんに光を感じたんだみたいなところはなんか素朴に思うところではあるんですけど、
改めて、どんな創業者さんでみたいな話もそうですし、出資した当時の田中さんの持たれていたマーケットの仮説とか課題とかちょっとそういうところを教えていただいても大丈夫ですか?
もともと注目していたのは、共働き世帯のこの夕食作りの夫みたいなところを注目していて、やっぱりその保育園に向かいに行って、材料を買って作って片付けてみたいなところがどうしてもこう、普通にはもうできない無理ゲーな感覚があります。
自分も妻と一緒に子供2人育てていて、なかなかオペレーション的に難しいなというところ。
で、もちろんコンビニのお弁当とかスーパーのそういうところとか、ホットモットさんみたいな大体人があるんですけど、夫婦がそれを子供に食べさせると、なんかこう罪悪感が生じているみたいなところもあって、
あともう一つは、結構その宅配サービスっていうんですかね。冷凍のおそぞいが来るみたいなサービスが。
スタートアップでもそういうプレイヤー多いですね。
そうですね。いってこう増えてきていて、大変失礼ながら私的にはいくつか頼んだんですけど、正直そんな美味しくなかった。
シンプルに。大事ですけど。
にもかかわらずすごい業績じゃん。伸びてるっていうのを当たりにして、そのやっぱ府の大きさとマーケットの大きさと、あとまだまだビジネスの余地があるんじゃないかなと思っていたところ、
まだ当時シードファイナンス終えたばかりぐらいのマチルダの丸山社長とお会いさせていただいて、マーケットとしてまずすごい面白いなと。
僕の仮説としては10年後に10年後ぐらいは特に友渡駅の世帯のお忙しい方々にとって、平日は夕食作りというのは結構アウトソースするみたいな世の中になっているんじゃないかなと。
そうなっていくとマーケットってものすごく大きいなと。今のプレイヤーだとなかなか対応しづらいんじゃないかなと思ったので、そこを評価させていただいた。
マチルダさんはその当時から田中さんの一番の差別、強豪優位性みたいなものは美味しかったっていうところに修練されていくんですか。
3つありまして、1つは美味しかったってところですね。美味しいの種類も家庭的な美味しさで、毎日普段使いしても飽きない美味しさっていうんですかね。
高級レストランの料理とか、高品量入ってる中華料理とか、美味しいけど毎日食べたいかって言うとそうじゃないじゃないですか。
だからすごく健全な美味しさがしっかりあったっていうのが1つ。すごい面白い話ですけど。
あともう1つは、これなかなか言葉で表現しないですけど、やっぱ世界観がすごいってですね。
結局マチルダが目指しているものは、僕の理解としては、もちろん食事を提供してるんですけど、どっちかっていうとその家庭の幸せ。
をすごく考えてるんですよね。
で、やっぱママ、パパの気持ちとか、あとは子供が食べて楽しいと思えるかとか、そういうのがすごく大事だっていうのが分かってるんで、
ステーションっていう駅の近くでお惣菜を受け取るところも、世界観づくりっていうのはすごくて、ハロウィンの時はイベントしたり、わたなばたの時もそうだし、
あと僕もそのステーションに何度か通話した人もあったんだけど、子供がですね、毎日マチルダに食事を問いに行くのをすごい楽しみにしてるんですよ。
すごいウキウキしてるってすごい伝わってきて。
なんでなんですか?
なんでなんですかね。ホームページ見てもらえば、ロゴとかサイトづくりとかでも伝わってくるんですけど、やっぱそのステーションでお弁当を配る人もそういうことを大事に教育されているので。
そのマチルダで100回以上食事を受け取ると、なんか特別なバッジがもらえるんですよ。
はいはいはい、すごい。
みんなその子供がそのバッジを持って、QRコードをピッてやってるのを見てるのがすごいなと。
熱狂的に愛してるんですね。
そうですね。で、まあその世界観づくりにすごく魅了されて、あとはこれちょっと細かい話なんですけど、
僕マチルダっていう名前を聞いたときに、ロワールド・ダールっていう小説家のマチルダは大天才っていう本がありまして、
私も好きだし、子供も大好きだったんですけど、チャーリーとチョコレート工場とかを描いた作家、ヨーロッパの作家なんですけども、
僕はそのマチルダ・マドリアムさんと会ったときに、このマチルダってもしかしてロワールド・ダールのマチルダですかって聞いたらそうだって言ってて、
そのマチルダっていう小説は、ちょっと不遇な家庭に生まれた少女が、知恵思考を絞っていって、嫌な家族をギャフンといわしたり、先生をギャフンといわしたりしたから、
自分の才能を開花していくっていう痛快な物語なんですけども、その小説ともオーバーラップしてきて、
表面的に見ると単純な食事のレカートのサービスなんですけど、目指している世界観とか、今消費者が感じている価値っていうのは違うところにあるのかなと思って、
これはちょっと大きな企業ブランドになるんじゃないかなという感覚もありました。
単純な、すみません、僕が入り口でお惣菜屋さんでは決してないって感じですね。
一見それはそうなんですけど、あとは細かいUXっていうんですか、スマートフォンで毎週にいついる、いらないとかできたりとか、
結局それでフードロスがほぼなくなっているとか、そういう経営陣もユーザーベースがDN出身のメンバーで、
そういったスマートフォンを活用したやり取りの効率化みたいなことをすごくやられていらっしゃって、近代的なサービスに仕上がっていると。
出資されたのはシードに近い頃で、もうだいぶ大きくもなられているんですかね。
そうですね。時価総額で言うと一桁多くの後半ぐらいではあったんですけど、まだまだそこまで大きな会社ではなかったかなと思うんですが、今も日々成長していると聞いています。
ありがとうございます。ぜひ2社目、ここも多分過去の田中さんの御前職時代のとおりの事例になるかと思いますが、どちらになるでしょうか。
私っぽいのはファクタリング事業をやっているペイトナーさんですけど、
いかつさんも坂井さんとよく仲良いというのは聞いているんですけど。
そうですね。存じ上げていますし、よくビジネスエクスラーというのも変かもしれないですけど、よく坂井さんもSNSめちゃめちゃ使っていらっしゃるので、よくそっちでも見かけますし、
当然僕はよく知っているところのサービス会社なんですけど、簡単に何やっている会社なんですかね。
フリーランスさんとか零細個人事業主の資金ユーズの仕組みみたいな形ですかね。
その請求書とかをベースにお金が簡単に借りれるみたいな価値を提供している会社です。
2回です。ちなみに、もちろんペートラーさんの領域で言うと、既存のクラシックな消費者金融のプレイヤーの方も当然競合にはなってくると思うんですけど、様々なスタートアップとしても競合をいらっしゃる中、
何で田中さんとしては、ペートラーさんだったらやり切れるじゃないですけど、勝ち切れると思われたのかとか、投資したタイミングは改めてどんなタイミングでいらっしゃったんでしょうか?
そうですね、シリーズA、Bぐらいのタイミングだったかなとは思っていますね。
なぜ勝ち切れるかなっていうところなんですけど、まだちょっと一部不安なところはあるんですけど、やっぱり坂井社長を含めて経営陣の柔軟な発想、試行錯誤系に対するすごいコミット、この辺りはすごいなと。
特に関心をしたのが、そのIBS京都の時だったかな。
だいたいもうあれみんな6時を過ぎたら、近くの界隈でみんな飲み歩いたりとかオフタイムになるじゃないですか。
そういうイベントのイメージがあります。
なんですけど、そんな中坂井さんはいいのか悪いかを置いておいて、夜中の2時ぐらいに会ったんですよ。
そうしたらまだ自社の達比を着て、ペイトナーの新サービスの宣伝をもって、いろんな企業家とか大企業の方に営業をしていたんですよね。
すごいなと。やっぱりそういうところも本当に尊敬してますね。
理解です。
社長自らそこまでやっていると。
確かに確かに。
ちなみにアルファーさんとして、過去のお二方の投資先とかに投資をすることってあるんですか。
あると思ってますし、実際に検討させていただいている経験者さんもあります。
それはそうですよね。別に投資するお財布が変わったとしても、そもそもその投資仮説が変わっているわけではないかも分からないですし、
そこがむしろ順調に検証が進んでいて大きなリターンが見込めるのであれば、全然そこはアルファーとしての新規投資先になるって感じですね。
もちろん一定全職の方とかには人形を切ったり配慮したり、上で株主も企業様も良いと思ってくれるのであればという前提条件付きでありますけれども。
とんでもないです。ありがとうございます。
今二社のところは過去の投資先の話でしたけれども、なんとなく田中さんとか何を大事にしているか、エッセンスはあのキーはやっぱり共通するところがあるのかなと思いつつ、
3社目は9月かな。プレスリリースを新規投資先として出していらっしゃったランデブーさん。
ぜひこちらの会社さんについても取り上げていきたいと思ってるんですが、簡単に田中さんから何やってる会社でどういう企業家さんかってご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
ランデブーはスーパーカーの共同所有サービスを展開している会社で、
フェラーリとかポリシェとか、そういった趣味志向性の高い高級カーを6人とかで分割所有できるようなサービスを提供している会社です。
分割所有って聞くと、なんとなくスタートアップ業界だと、やっぱりノットワホテルとかがどうしても頭に浮かんでくるんですけど、
すごく平易に例えてしまうとノットワホテルのスーパーカー版みたいな感じなんですか。
まさにその通りですね。
さっきの観点で言うと、なんでこのタイミングで、アルファーさんとしてはシリーズAで4億円の資金調達のうちの一部を引き受けてらっしゃるのかなと思うんですけど、
なんでここには絶対いけるなみたいな、マーケットに対する仮説、課題ですとか、課題ってあるのかちょっとわかんないですけど、どんな感じになるんですか。
これは辰岡がメインにちょっとやってる案件ではあるんですけども、一つあるのは、そういった高級カーっていわゆるセカンドカーの需要にあたるんですね。
要は2代目、3代目持ちってことですかね。
そうですね。個人的にはそこのビジネスがすごく面白いなと、やっぱり日常使いするものではないので、共同で所有したり、もちろんレンタルもあると思うんですけど、
そういった利用形態が望ましいのに、なかなかおふさわしいサービスがなかったっていうところと、
あとニーズが高い割にないので、すごく収益性の高いミニスになり得るっていうところ。
あと個人的に注目してるのは、自動運転の広がり。
やはり私もロサンゼルスに行ってWaymoとか持って思ったんですけど、いわゆる移動手段としての車っていうのは、ほぼ近い将来、自動運転の車に変わっていくと思ってるんですよね。
ちょっとした買い物に行くとか、子供の送り迎えするとか、ただ一方で土日楽しみたいとか、気分転換をしたいとか、運転する喜びを楽しみたいってなったときに、
いわゆるセカンド化的な需要っていうのはむしろ今後増えていく。
なるほど。
もうちょっというと、移動手段としての車と趣味・趣向性の高い車の購入、極化がどんどん広がっていく世界線かなと思ったので、
5年後、10年後、こういったマーケットはより大きくなっていく、求められるんじゃないかなと。
あともう一つは、経営人、ランデブーの社員の皆さんがものすごくいい世界観というか、めちゃくちゃいい雰囲気なんですよね。
やっぱり、便利なサービス、物事を効率化するサービス、世の中にありますけど、人を幸せにしたりとか、気分を良くしたりするサービスってなかなかないんじゃないかなと思っていて、
ランデブーはそういった、今後長期的に求められる価値を提供できる数少ない企業様なんじゃないかなと思っているというところがありますね。