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2022-04-25 19:47

起業家のセカンドキャリアとしてのVC

Mai
Mai
Host

今回は、リスナー質問「起業家のセカンドキャリアとしてのVC」をテーマにお話します。

START/FMは、"はじめる"を応援するPodcastです!連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽と、起業家でTOKYOFMパーソナリティの関口舞が一緒にお届けします。

番組への質問はこちらからお寄せください。番組ハッシュタグ #STARTFM で感想お待ちしています!

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はじめるを応援するポッドキャスト、START FM。おはようございます。起業家でラジオパーソナリティの関口舞です。連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽さんと、起業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
今日は、起業家がベンチャーキャピタリストになったらうまくいくのかについて語ります。それではお楽しみください。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
どうですか、最近。元気ですか?
めちゃくちゃ雑な振りをありがとうございます。
なんかすごいあったかくなってきたんで、サウナとか、陽さん家にあると噂のサウナとか入ってるのかなと。
サウナ、冬は温まるまで1時間半かかってたんですけど。
うわー、そっか。
でも、最近1時間未満になり、春を実感しております。
春の実感の仕方がすごいね、特殊的で。
サウナの待ち時間も45分になり、春を感じる今日この頃です。
すごい、フィンランドにしか通じないかもしれない。
フィンランドはそういうこと言ってるかもしれないですね。
いや、言ってないと思いますけどね。
ご自宅にサウナがあって非常に羨ましいんですけれども。
テントサウナですけどね。
いや、いいな。
全く関係ないんですけど、今日はまた全然今の話と関係ないお便りが届いております。
ありがたいですね。
最近でお便りがたくさん届いております。
ラジオネーム、とくめいきぼうさんです。
スモールイグジットした元起業家です。
おめでとうございます。
先日、起業家のセカンドキャリアの話をなさっていましたが、VCの設立に興味があります。
しばたさんは連続起業家としてだけでなく、東京ファウンダーズファンドやエンジェル投資家としてもご活躍ですが、起業家は投資家に向いていると思いますか?
また、日本でもVCが乱立している中、新しいVCが参入する余地はあるとお考えでしょうか?
どういった要素があれば差別化につながると思われますか?
とのことです。
はい、ご活躍はしていないんですけど、素晴らしいですね。
すごいレベルの高いメッセージで、イグジットした元起業家さんということですけど。
すみません、お耳汚しを聞いていただいてありがとうございます。
この番組、いろんな層の人が聞いてくれてますよね。
ありがたいですね。
ありがたい。
いいですよね、起業家出身のVCは。
アメリカだとスタンダードなキャリアパスですし、日本だとあんまり多くないんで。
なんかね、個人的にはスポーツ選手がその後コーチをやってるみたいな。
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確かに、古田みたいなね。
そういうロマンを感じるのですごくいいなと思ってるんですけれども。
確かに最近VCすごい増えてるんですかね。
VC増えてますね。
なんかね、いろいろ活性化してて。
去年の国内におけるスタートアップの資金調達額、前年比46%アップの8000億円超えにというニュースもね。
すごい、8000億すごいですね。
去年っていうのは2021年。
すごいですね。
8500億円、1兆円。
今年は下がったと思う。
今年は下がりそうですけどね。
でも素晴らしいですね。
そんな世の中なわけですけれども、今回いただいたご質問3つありますので、一つ一つ見ていけたらと思います。
一つ目、ズバリ企業家は投資家に向いていると思いますか?
ズバリ向いてないと思いますけど。
そうなんですか?うそ?
これもよくあるウィルスキルマトリックスというか、キャン、ウォンとキャン、シュドゥみたいなところで言うと、まずキャンは多分かなり高くやれると思いますね。
つまり能力的にはいける。
なぜなら自分が向こう側のテーブルに座っていたことがあるので、これはそのどの職種でもそうですけど、人材会社で働いてた人は採用担当になればすごく実力発揮できると思うし、
なんでしょうね、そういうふうになっているじゃないですか。だから向こう側にいた人っていうのは基本的にはこっち側に座るとすごくパフォーマンスするケースは当然あるんじゃないかなと思うので、
特にVCにとって大事なスキルの一つである、企業家にこの人にボードメンバー役員になってもらいたいとか、この人に株主になってもらいたいという感情に寄り添うというスキルに関しては非常に高い可能性が高いと思うので、キャンはOK、キャンは丸でしょ。
で、シュドゥも僕はすごくstrongly丸だと思っていて、つまりなるべきである。なぜなら企業家出身の本当の企業家出身のベンチャーキャピタリストパートナーをやっている人って多分日本にいないんじゃないかな。
ちょろっとどっちかかじってましたみたいなのがいるかもしれないけど、いわゆるアンドリューセンさんとか、僕ネットスケープ作って上場させましたけど何かみたいな、すいませんでしたみたいなレベル感の人は今のところいないですね、間違いなく。
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一部に上場させたことありますけど何かみたいな人っていないので、それはなるべきでしょうね。そういう人はいるべきでしょうね。やっぱりゲームチェンジングだと思います。そういう人が何人か現れたら、アンドリューセン・ホロウィッツがアメリカのベンチャーキャピタリスト業界を変えたように、日本のベンチャーキャピタリスト業界も大きく変えられる可能性があると僕は思います。
はい。
だから問題は、ウィルですよね。やりたいと思うか、ワントっていうか。やりたくないんじゃないですかね。この人でもやりたいって言ってますよね。
なんでそう思ってるかというと、周りの起業家出身のエンジェル投資家を見ると、みんなエンジェル投資、エグジェットしてお金があると、次の世代にバトンを渡すとかっていう意味でもやるんですけど、多くの人は30件ぐらいで飽きてるなって感じがすごいして。
へーそうなんですか。
30件なのか50件なのかも人によってちょっと違うんですけど、もうこいつ飽きてんなって思ってて、僕も結構飽きてるんですけど。
へー飽きちゃうな。
起業の方が面白いからね圧倒的に。
そっかー。
ちょっと申し訳ないけど。
つまり起業家っていう性格、性価値だったり、自分の肌触り感が好きとか、リスクを取りたいみたいな、そういう思考性の人からすると、トゥーボーリングだから長いこと続かないんじゃんって思いますけどね。
へーそういう意味で向いてないっていう風に最初に言ったんですね。
そうですね。
そっかまぁただそのやりたいと思っているんであれば、さっき言ったその能力的なところとかやるべきかどうかっていうところでは是非っていうところなので、やりたいんだったらいいのかなっていう話。
でもVCってそのなんかちょろっとやるような、正直起業家もちょろっとやるような職業じゃないんですけど、一方でこの方のようにスモールエグジットってご自身で書いてて、それはちょっと謙遜されて書いてるのか本当にスモールなのかわかんないんですけど、
いずれにせよその売却して一旦終了するみたいな抜け方があるわけじゃないですか。ちょっと違うなと思ったら。
VCってそういう話じゃないんですよ。これ意外かもしれないですけど、さっきちょっとボガリングって言っちゃったんですけど、一方でファンドって7年プラス2年とか8年プラス2年とかになって10年ぐらいコミットしなきゃいけないんです。
GPとして参加するんだったら、ファンド途中で辞めるっていうことはできないですし、VCの事業の性質上、一業ファンドを作って最初の3年とかで投資をしていって、それのパフォーマンスがファンドの半分ぐらいに立った時にわかってくるので、
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それの実績を引き下げて次のファンドを蘇生してっていうのをずっとちょっとずつ重ねながらずっとやっていくっていうビジネスモデルなんで、辞め時がないんですよね。
たしかに。なのでちょろっとやってみたいなっていうコミットメントじゃおそらくその全然お金集められなくて、要するに投資するお金預ける側からするとそのいや飽きるでしょあなたってなるので、そこが多分難しいと思ってて、本当に一生やんのみたいな質問がVCは結構でかいかなと。
そこ結構ね、まあ当然起業家もね、だからといってちょろっとできるわけじゃないですけど。
より一層時間軸長い。
そうですね、そこ結構違いますね。なるほど。ではではここで2つ目の質問でございます。
日本でもVCが乱立している中、新しいVCが参入する余地はあるとお考えでしょうか。
まああるんじゃないですかね。単純に市場規模というか投資バジェットが大きくなっているので、普通に考えるとあるということになると思います。
まあね、乱立しているというふうに書いてありますけどね、起業家にとっては結構たくさんVCがいるというのは選択肢も増えるしいいことだなぁなんて感じてたりしますけれども。
結構その、まずVCって結果がわかるまですごい時間がかかる産業なのでPDCAがすごい長いんですよね。
さっき言ったように10年経たないとファンド満期にならなくて本当のパフォーマンスってわからないので、そこの問題が一つありますと。
だからそのCVCがあんまりうまくいかない理由なんですけど、サラリーマンがやっている場合ですね。10年後の結果というので評価されても困っちゃうので、普通の人事制度のもとではですね。
なのでそこはちょっとプライベートエクイティ特有の事情があるのかなと思ってて。
なのでそのVC、そもそもわからないといった範囲、長く経たないとパフォーマンスわかんないよっていう背景は、つまりそのVCのどういう投資戦略を取ったらいいのかっていうのに新しくちょっと発明を持ち込んだとするじゃないですか。
例えば最近エンジェルリストが始めたファンドで、単に採用した人数という指標のみで投資をしますっていう結構ラディカルな投資ファンドがあって、エンジェルリストがやってるんですけど。
なんか斬新ですね。A社は今年採用した人数を、組織の人数を10%伸ばしました。B社は30%伸ばしました。はい、B社に投資しますっていうファンドがあって。
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いい気もするし、若干適当すぎる気もするんですけど、それがワークしてるかどうかっていうのを証明するのって本当の意味では10年後にならないとわかんないですよね。
例えばビジョンファンドとかも出た当時はみんなすげー馬鹿にしてたけど、タイガーグローバルとかが出てきて、ある種そのスタイル、とりあえずノーデューデリーででっかい金額突っ込むみたいなスタイルっていうのって、少なくとも2021年までは勝ちパターンの一つとして存在してたので。
アンドリューセンも新しいスタイル持ち込んでるし、結構その投資戦略ってイノベーションを証明するのに時間がかかるから、新しいVC参入する余地全然あると思いますよ。まだ誰も試してないアングルって絶対あると思うし。
今流行ってるスタイルの方がいいという保証はどこにもないので、そもそもファンド事業ってそういう事業で、必ずその流行りしたりっていうか、このタイミングだとこのストラテジーがワークするっていうストラテジーが必ずあって、
結構その本当に何十年にも渡ってハイパフォーマンスを維持し続けているファンドって、これはヘッジファンドもプライベートエクイティもそんなに多くなく、そんなに多くないというかもちろん少なくて、ハイパフォーマンス維持できるのって、その創設者の人が現役で投資を、投資戦略を決めている、15年とか20年ぐらいのスパンに過ぎないという調査結果も研究結果もあるぐらいなんで。
なので全然あると思いますね。いくらでも3人余地あると思います。
いいですね。では、さっきの話とも一部重なってくると思うんですけど、この方から来た最後の質問で、この相談者さんVCを設立したいなというふうに思っている節があるっぽいですけど、どういった要素があったら差別化につながるでしょうかということですけれども。
まさに今の話だとちょっと違ったアングルで投資戦略を立てるっていうのも一つ。
そうですね。これはVCじゃないんで、僕わかんないので、VCの人にぜひインタビューしてみたいんですけど。
でも、VCの差別化ってステージによっても違うかもしれないんですけど、ソーシングにすごい強いか、それともファンドレイジングにすごく強くて大きいファンドを作れて、大きいファンドが作れるから、これはと思う会社にたくさん張れるか。
あとは選挙感が人よりめちゃくちゃいいかってことなんですけど、そこは結構、持続的な差別化ってあるのかなっていうのはちょっと、僕の中では疑問不明なので、その2つが大事なのかなって思っているっていうのも一つあるのと。
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あとYコンビネーターみたいなのを見てると、Yコンビネーターを卒業したからすごいはずだ、だからお金も集まる、だからうまくいくみたいな、そういうその美人投票的構造に、自己成就的予言みたいになってるんで、そういうブランドを手にすることができればかなり有利なゲームになる。
極端に言うとイーロンマスクが株買うとツイッターの株価が25%上がるみたいな感じで、そんなだったら絶対投資負けないじゃないですか、自分が勝ったら必ず上がるみたいな。
そういうブランド力が特にプライベートマーケット、プライベート上場してない、非上場の領域だと別にそれでインサイダーとか風舌のルフとか株価操縦みたいなのにならないので、そういう意味ではYC卒業するとバリエーションが跳ね上がるっていう構造が作れてれば別にYCは何も悪いことはしてないんですけど、投資するだけで株価が上がる。
もちろん一定の質を担保できてないとだんだんブランドとしての信頼度が下がっていくと思うんですけど、一方で同じアベレージぐらいの会社に投資してて、YCが選べばより価値が上がって成功しやすくなるっていう構造になってるんだったら、別に平均的なところにバラ撒いてても成功するっていう構造になるので、そういったものが作れるっていうのが最終的には目指すところなのかなっていうふうに思うんですけどね。
そうですね。そんなふうに慣れたら一番いいですよね。なかなか設立してすぐにそれは相当難しいとは思うんですけど、ソーシングってどうしてるんですかねみんな。とにかく知り合いがめっちゃ多いみたいなことなんですかね。
基本的にはそれに尽きるんじゃないですかね。人の採用みたいなもんで、ちょっと顔が広くってみんな相談したいなって思える感じで、みんな紹介したいなって思える感じで、ふっかるでみたいなのが一つ。特にシードとかプレシードの段階だとそういう感じですよね。
最近はもうそこから結構、何ですかね。やっぱり競争が激化する中で、シードから上がってきた会社にKPIで投資しようっていう戦略だけだとソーシングで差別化できなくって、結局早い段階で捕まえないといけないっていうゲームにどんどんなってきているので、そういう意味では若いとか、例えば。
で、一つの武器になるんでしょうねと。ソーシングっていう意味で言うとね。
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確かに。
そういう意味では、ジャンルに特化するとか、それの意味では有利な方法なんでしょうね。
SaaSにめっちゃ強いってなってれば、SaaS起業しますってなったら、そこの人に相談に行くみたいになってるんで、そうすると自然に情報が集まりやすいっていうのもあるかもしれないですよね。
では、そういうわけでまとめると、このVCUを設立しようかなと考えているスモールイグジットした元企業家の相談者さんは、どうするのが洋産的にお勧めでしょうか。
そうですね。だからよくよく、本当に一生をかけてVCUをやるのかどうかっていうのを考えて、それでやりたいんだっていうことであれば、それはぜひすごい歓迎すべきことだと思うので、
日本版アンドリュー・センホロイツみたいな感じを目指してほしいなっていうふうにすごい思うし、ちょっとやってみたいなぐらいだったらエンジェル投資的なとか、最近スカウトファンド的なのも少しあるので、そういうやつをやるとかの方が試してみるならいいのかなって思ったりもします。
はい、ありがとうございます。ぜひぜひ質問者さん、参考にしてみてくださいませ。
スタートFMでは引き続きあなたからの質問やメッセージを募集しています。ポッドキャストの概要欄から送ってください。そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは、素敵な1日をお過ごしください。
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